JPH08280619A - 簡易型内視鏡装置 - Google Patents

簡易型内視鏡装置

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Publication number
JPH08280619A
JPH08280619A JP7094625A JP9462595A JPH08280619A JP H08280619 A JPH08280619 A JP H08280619A JP 7094625 A JP7094625 A JP 7094625A JP 9462595 A JP9462595 A JP 9462595A JP H08280619 A JPH08280619 A JP H08280619A
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JP
Japan
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illumination light
supply unit
unit
light supply
ring
Prior art date
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Pending
Application number
JP7094625A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Sano
浩 佐野
Riyuusuke Adachi
滝介 安達
Hirohisa Ueda
裕久 植田
Kunitoshi Ikeda
邦利 池田
Kunikiyo Kaneko
邦清 金子
Takashi Koeda
隆司 小枝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE1995124366 priority patent/DE19524366B4/de
Publication of JPH08280619A publication Critical patent/JPH08280619A/ja
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Priority to US09/435,815 priority patent/US6270454B1/en
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Abstract

(57)【要約】 【目的】操作部と照明光供給ユニットとの螺合接続部に
おいて、着脱の際にシール部材がネジによって損傷され
ず、接続部のシール性が損なわれない簡易型内視鏡装置
を提供することを目的とする。 【構成】照明光供給ユニット30を螺合接続するために
操作部2に筒状のユニット受け口金27を設け、そのユ
ニット受け口金27に差し込まれる照明光供給ユニット
30の先端近傍に、ユニット受け口金27の内周面に密
着して接続部をシールするための環状のシール部材41
を装着すると共に、そのシール部材41よりさらに照明
光供給ユニット30の先端側に、ユニット受け口金27
側と螺合する雄ネジ35sを形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ライトガイドに照明
光を供給するための照明光供給ユニットが操作部に対し
て着脱自在に取り付けられた簡易型内視鏡装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】操作部に照明用の発光体を設けたいわゆ
る簡易型の内視鏡装置は、従来は、豆電球と乾電池を内
蔵した照明光供給ユニットが、内視鏡の操作部に設けら
れた口金に対して、螺合により着脱可能に取り付けられ
た構造になっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】内視鏡を介しての患者
間感染の可能性を無くすために、内視鏡は使用後に完全
に洗浄、消毒できることが必要とされている。
【0004】しかし、簡易型の内視鏡装置は、照明光供
給ユニットが操作部に対して螺合により着脱自在に取り
付けられていただけなので、洗浄液中に漬けると液が内
部に侵入して、電気的及び機械的な故障を引き起こして
しまう。
【0005】そこで、簡易型内視鏡装置を防水構造にす
るために、操作部と照明光供給ユニットとの接続部を含
め各部を防水構造にすることが考えられる。そのため
に、接続部にはOリングのような環状のシール部材を装
着する必要がある。
【0006】しかし、螺合接続部にOリングを装着する
と、ネジの頭部は尖っているので、操作部に対して照明
光供給ユニットを着脱する際に、ゴム製のOリングがネ
ジの頭部に触れて、Oリングに傷が付いてしまうことが
ある。すると、洗浄時に液が内部に侵入してしまうこと
になる。
【0007】そこで本発明は、操作部と照明光供給ユニ
ットとの螺合接続部において、着脱の際にシール部材が
ネジによって損傷されず、接続部のシール性が損なわれ
ない簡易型内視鏡装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の簡易型内視鏡装置は、被写体を照明する照
明光を伝達するためのライトガイドの入射端部を操作部
に配置すると共に、上記ライトガイドに照明光を供給す
るための照明光供給ユニットを上記操作部に対して着脱
自在に取り付けた簡易型内視鏡装置において、上記照明
光供給ユニットを螺合接続するために上記操作部に筒状
のユニット受け口金を設け、そのユニット受け口金に差
し込まれる上記照明光供給ユニットの先端近傍に、上記
ユニット受け口金の内周面に密着して接続部をシールす
るための環状のシール部材を装着すると共に、そのシー
ル部材よりさらに上記照明光供給ユニットの先端側に、
上記ユニット受け口金側と螺合する雄ネジを形成したこ
とを特徴とする。
【0009】
【実施例】図面を参照して実施例を説明する。図6は、
内視鏡の操作部2部分の側面図、図7は背面図であり、
操作部2の下端部には、可撓管によって外装された挿入
部1の基端が連結されている。
【0010】操作部2の下側約4分の3の部分は握り部
2aであり、その握り部2aと挿入部1との間に、鉗子
挿入口部4が斜め前方に向けて突出して設けられてい
る。3は、気密に構成された内視鏡の内部の圧力を調整
するための圧力調整弁である。
【0011】操作部2の握り部2aより上方の操作機構
部5には、挿入部1内に挿通された鉗子チャンネル(図
示せず)を通して吸引操作を行うための吸引操作弁6
と、挿入部1の先端部分に形成された湾曲部(図示せ
ず)を遠隔的に屈曲操作するための湾曲操作レバー7と
が前面と後面に配置され、接眼部8が上面に突設されて
いる。
【0012】被写体を照明する照明光を伝達するための
照明用ライトガイドファイババンドル9は、入射端部が
操作機構部5内に配置されていて、挿入部1内と操作部
2の握り部2a内を通って、射出端部は挿入部1の先端
に配置されている。
【0013】そして、ライトガイドファイババンドル9
に対して照明光を供給するための照明光供給ユニット3
0が、操作機構部5の側面部分に着脱自在に取り付けら
れている。
【0014】図7に示されるように、照明光供給ユニッ
ト30には、ライトガイドファイババンドル9に供給す
るための照明光を放射する光源ランプ32と、その光源
ランプ32を点灯させるための電源である電池100等
が内蔵されている。電池100としては、乾電池または
充電可能なニッケルカドミウム電池等どのような電池を
用いてもよい。
【0015】電池100は、照明光供給ユニット30の
端部に着脱自在に取り付けられたキャップ部50を外す
ことにより交換自在であり、電池100に代えて、図8
に示されるように、交流/直流アダプタ80を接続する
こともできる。
【0016】交流/直流アダプタ80には、一般家庭に
配電されている100ボルト又は200ボルトの商用交
流電源のコンセントに差し込み可能な差し込みプラグ8
2が付いており、商用交流電圧を例えば3ボルトの直流
電圧に変換して、光源ランプ32を点灯させることがで
きる。
【0017】図1は、操作部2と照明光供給ユニット3
0との接続部付近を示しており、操作部2の操作機構部
5部分を外装する本体ケース11は、電気絶縁性のプラ
スチック製である。
【0018】湾曲操作レバー7を支持する軸受筒12と
吸引操作弁6は、本体ケース11に穿設された別々の孔
に嵌挿されて、各部分で水密にシールされている。軸受
筒12と吸引操作弁6の基部は、各々操作部2内の金属
又はカーボン樹脂などのように強度があって導電性のあ
るフレーム13(以下、単に「金属フレーム13」とい
う)に固定されている。
【0019】本体ケース11に大きく形成された側面開
口には、電気絶縁性のプラスチックからなる蓋体15が
嵌め込まれ、その嵌合面にはシール用のOリング16が
装着されていて、隙間から操作部2の内部に水が侵入し
ないようになっている。
【0020】また、蓋体15と本体ケース11との嵌合
部には、両者の相対的回転を規制するための回転止め2
1が形成されている。なお、Oリング16は装着される
ことによって潰されるが、図には潰される前の自然状態
の断面が示されている(以下、同じ)。
【0021】蓋体15の中央部分に穿設された貫通孔の
中心軸位置には、基部が操作部2内の金属フレーム13
に固定された支持筒17が配置されている。そして、支
持筒17にネジ止め連結されたライトガイド取付筒18
が、外方に向けて支持筒17の突端から突出している。
【0022】ライトガイド取付筒18の中心軸位置に
は、ライトガイドファイババンドル9の入射端部がネジ
止め固定されており、ライトガイド取付筒18の突端部
分には、ライトガイドファイババンドル9の入射端面に
対向して凸メニスカスレンズ20が水密に接合されてい
る。
【0023】蓋体15に形成された貫通孔には、操作部
2に着脱される照明光供給ユニット30を受ける(接続
する)ための例えばステンレス鋼製の筒状のユニット受
け口金27が、外方に向けて突出するように嵌め込まれ
ており、支持筒17に螺合する金属製の締め環28によ
って、内方に押し付けられて固定されている。
【0024】ただし、ユニット受け口金27と締め環2
8との間には、ユニット受け口金27と締め環28が接
触しないように、電気絶縁性のプラスチックからなる筒
状の絶縁筒29が介装されており、それによって、ユニ
ット受け口金27と締め環28との間が電気的に絶縁さ
れている。
【0025】このように、操作部2側でユニット受け口
金27に接触している蓋体15と絶縁筒29はいずれも
電気絶縁性なので、操作部2から外方に突出するユニッ
ト受け口金27に外部からの漏洩電流等が流れても、操
作部2の他の部材にはその漏洩電流が伝わらない。
【0026】なお、蓋体15の孔の内側に配置された各
部材間の嵌合部には、シール用のOリングが装着されて
いて、操作部2は、全ての部分において外部から水が侵
入しない水密構造に構成されている。挿入部1が同様に
水密構造に形成されていることは勿論である。
【0027】照明光供給ユニット30は、全体として真
っ直ぐな筒状に形成されていて、操作部2との接続部に
近いランプ室部30aと、操作部2との接続部から離れ
た側の電池室部30bとに分かれており、図1にはラン
プ室部30aの全体が示されている。
【0028】電池室部30bの外壁は、耐蝕性(耐薬品
性)のよい例えばステンレス鋼や耐薬表面処理を施した
金属又はプラスチック等からなる外側ケース31bによ
って形成されていて、その内側に、導電性のよい例えば
銅又はリン青銅のような銅合金等からなる筒状の内側ケ
ース31aが内接して配置されている。
【0029】ランプ室部30aと電池室部30bとの境
界部分において、光源ランプ32が着脱自在に差し込ん
で取り付けられたランプソケット33は、幾つかの部品
を介して内側ケース31aに固定されている。その固定
部分の構造については後述する。
【0030】ランプ室部30aの外壁を構成する筒状の
ランプ室ケース35aは、強度のある例えばステンレス
鋼によって形成されていて、外側ケース31bに連結固
定されている。
【0031】ランプ室ケース35aと外側ケース31b
との間の回転は、ランプ室ケース35aに突設された回
転規制ピン37が外側ケース31bに形成された溝36
に係合することによって規制されている。
【0032】また、回転規制ピン37によってランプ室
ケース35aに固定された固定環38が、ランプ室ケー
ス35aの外周に嵌装されて外側ケース31bと螺合す
る押さえ環35bと外側ケース31bとの間に挟み付け
られて、ランプ室ケース35aと外側ケース31bとの
軸方向の固定が行われている。39は、ランプ室ケース
35aと外側ケース31bとの接続部をシールするため
のOリングである。
【0033】ランプ室ケース35aの先端部分には、光
源ランプ32から放射された照明光をライトガイドファ
イババンドル9の入射端面に向けて収束させるための反
射鏡34が、光源ランプ32を囲むように接着固定され
ている。
【0034】そして、その反射鏡34の前端面には、透
明なカバーガラス49が押さえナット40によって固定
されている。カバーガラス49の外周面にはシール剤が
塗布されていて、外部からランプ室ケース35a内に水
が侵入しないように封止されている。
【0035】ランプ室ケース35aの先端近傍の外周面
には、ユニット受け口金27の内周面に密着して、接続
部(即ち、ユニット受け口金27の内周面とランプ室ケ
ース35aの外周面との間)をシールするためのOリン
グ41(環状シール部材)が装着されている。
【0036】そして、そのOリング41よりさらにラン
プ室ケース35aの先端側の部分には、ユニット受け口
金27の内周面に形成された雌ネジ27sと螺合する雄
ネジ35sが形成されており、その両ネジ27s,35
sを結合させることにより照明光供給ユニット30が操
作部2に連結された状態になる。
【0037】すると、光源ランプ32から放射された照
明光が、反射鏡34で反射されたあと、カバーガラス4
9及び凸メニスカスレンズ20を通過して、ライトガイ
ドファイババンドル9の入射端面に収束、入射する。
【0038】このようにして、照明光供給ユニット30
が操作部2に接続された状態では、ランプ室ケース35
aとユニット受け口金27との嵌合部がOリング41に
よってシールされる。
【0039】そして、図9に示されるように、ユニット
受け口金27の雌ネジ27sとランプ室ケース35aの
雄ネジ35sとの結合を解くことにより、照明光供給ユ
ニット30が操作部2から取り外される。
【0040】本実施例のランプ室ケース35aの先端に
は、Oリング41の装着部位より先側に雄ネジ35sが
形成されているので、照明光供給ユニット30を操作部
2に対して着脱する際には、Oリング41がユニット受
け口金27側の雌ネジ27sに触れない。したがって、
照明光供給ユニット30着脱時にOリング41が損傷さ
れることがない。
【0041】図1に戻って、光源ランプ32から後方に
突出する2本の電極は、ソケット33内に挿入されてそ
の後方の接続ピン42a,42bに電気的に接続されて
いる。各接続ピン42a,42bの基端は、絶縁板44
を間に挟んで配置された二つの電極板43a,43bに
分かれて固定されている。
【0042】その一方の電極板43aには電池100の
プラス電極が常時接触しており、もう一方の電極板43
bには、良導電性金属からなる押さえ筒46を介して、
内側ケース31aが電気的に接続されている。
【0043】そしてこれらの部材が、電気絶縁性の筒体
45で囲まれて、内側ケース31aに螺合された押さえ
ナット47によって、ソケット33と共にまとめて内側
ケース31aに押圧固定されている。
【0044】図2は、電池室部30bを示している。電
池100を収容した筒状の内側ケース31aの端部に
は、キャップ部50が着脱自在に螺合されており、この
キャップ部50には、電池100と光源ランプ32との
間の通電をオン、オフさせるためのスイッチが組み込ま
れている。
【0045】51bは、耐蝕性のよい材料からなる外側
筒体であり、キャップ部50の外壁を形成している。そ
してその内側には、内側ケース31aに対して着脱自在
に螺合される良導電性の金属からなる内側筒体51aが
内接して配置され、外側筒体51bと内側筒体51aと
が螺合及びビス止め固定により一体的化されている。5
2はシール用のOリングである。
【0046】そして、電池室部30b側の外側ケース3
1bの端部外周面とキャップ部50側の外側筒体51b
の内周面との嵌合部には、シール用のOリング(キャッ
プ部Oリング)53が装着されていて、そこから内部に
水が入らないようになっている。
【0047】キャップ部50の内側筒体51aの他端側
には、外側筒体51bの内側に、良導電性金属からなる
キャップ部本体54が螺合接着されて一体的に連結され
ている。そして、キャップ部本体54に一端が受けられ
た第1の圧縮コイルスプリング55が、軸方向に移動自
在に内側筒体51a内に嵌合する押し環56を介して、
電池100をランプ室部30a側に付勢している。これ
によって、電池100のプラス電極と電極板43aとの
接触が確保されている。
【0048】なお、第1の圧縮コイルスプリング55は
電池100と同軸に配置されていて、押し環56は、電
池100のマイナス電極に接触しないように、電池10
0の周縁部に当接している。57は、滑りのよいリング
状の座金である。
【0049】58は、電池100のマイナス電極に接触
する可動接点部材であり、良導電性金属からなる剛体に
よって底部を有する筒状に形成されていて、軸方向に進
退自在にキャップ部本体54内に嵌挿されている。
【0050】そして、可動接点部材58の底面の中央部
分に形成された接点58aが、第2の圧縮コイルスプリ
ング66によって電池100のマイナス電極の中央部分
に押し付けられている。
【0051】可動接点部材58の外周面に突設されたガ
イドピン59は、キャップ部本体54に軸方向に形成さ
れた案内溝60内に係合して、可動接点部材58が軸線
回りに回転するのを規制している。また、基部がキャッ
プ部本体54に固定された板バネ61が、ガイドピン5
9の頭部に外側から押し付けられている。
【0052】このガイドピン59と板バネ61も良導電
性金属によって形成されており、電池100のマイナス
電極は、可動接点部材58、ガイドピン59、板バネ6
1、内側筒体51a、内側ケース31aなど照明光供給
ユニット30内に密封されて外部から隔離されて互いに
接触する良導電性金属を介して、マイナス側電極板43
bに電気的に導通している。
【0053】したがって、電池100が電源となって、
導電路での電圧降下がほとんどない状態で光源ランプ3
2が点灯する。そして、照明光供給ユニット30を薬液
等に漬けても、各導電部材は薬液に触れないので腐食せ
ず、良好な導電性を維持することができる。
【0054】筒状の可動接点部材58の内側には、キャ
ップ部50の軸線を中心に回転自在な回転軸体63が嵌
合しており、キャップ部50の突端側に突出する回転軸
体63の頭部には、スイッチ操作環64が螺合接着され
て一体的に連結されている。
【0055】スイッチ操作環64は、ほぼ椀状に形成さ
れてキャップ部50の端部を囲むように配置されてお
り、その外縁角部には、スイッチ操作環64とその内側
の外側筒体51bとの間の空間に洗浄消毒時に入ってく
る水を排出するための水抜き孔64aが穿設されてい
る。
【0056】この水抜き孔64aは、一個でもよいが、
複数設けた方が排水性がよいので、180度対称の位置
に2個設けるとよく、さらに3個以上設ければさらに排
水性がよくなる。
【0057】このように、スイッチ操作環64の外縁角
部に水抜き孔64aを穿設したので、洗浄消毒時にスイ
ッチ操作環64とその内側の外側筒体51bとの間の空
間に入った水がスムーズに排出され、スイッチ操作環6
4の裏側に溜まらない。65は飾り板である。
【0058】可動接点部材58の頭部部分は外側筒体5
1bの端部内周面に回転自在に嵌合しており、その嵌合
部にはシール用のOリング(スイッチ部Oリング)67
が装着されていて、内部への水の侵入を防いでいる。こ
のようにして、照明光供給ユニット30は、全ての部分
において外部から水が侵入しない水密構造に構成されて
いる。
【0059】なお、スイッチ部Oリング67とキャップ
部Oリング53とを比較すると、線径にはあまり差がな
いが、リング径はキャップ部Oリング53の方が遙かに
大きい。したがって、嵌合部における回転運動に対する
摺動抵抗は、スイッチ部Oリング67部分よりキャップ
部Oリング53部分のほうが大きい。
【0060】この実施例においては、キャップ部Oリン
グ53のリング径が、スイッチ部Oリング67のリング
径の約3倍になっている。ただし、リング径に2倍以上
の差を設ければ、回転運動に対する摺動抵抗にはっきり
とした差が生じる。
【0061】III-III断面を示す図3にも示されるよう
に、回転軸体63の外周面には、リードピン69が軸線
に対して垂直に外方に向けて突設されている。70は、
リードピン69が回転軸体63の軸中心に回動してその
両端位置にきたときに抵抗を与えるための板バネであ
る。
【0062】リードピン69が貫通する可動接点部材5
8及びキャップ部本体54の側壁には、カム溝71と逃
げのための周方向溝72とが穿設されている。したがっ
て、回転軸体63の軸線を中心にリードピン69を回動
させると、可動接点部材58がカム溝71によって、第
2の圧縮コイルスプリング66の付勢力に抗して軸方向
に強制的に移動させられて、接点58aが電池100の
マイナス電極から離れ、光源ランプ32が消灯する。
【0063】図4は、そのようにしてスイッチ操作環6
4を回転させてスイッチをオフにした状態を示し、図5
はそのV−V断面を示している。この実施例では、オン
の状態からスイッチ操作環64を90度回転させること
により、それと一体的に回転する回転軸体63を介して
リードピン69が回動し、可動接点部材58がカム溝7
1に導かれて軸方向に移動して、その接点58aが電池
100のマイナス電極から離される。
【0064】スイッチ操作環64の回転中心軸は、電池
室部30bの内側ケース31aと螺合するキャップ部5
0の内側筒体51aの回転中心軸と一致している。しか
し、前述のように、キャップ部Oリング53の方がスイ
ッチ部Oリング67よりリング径が大きくて摺動抵抗が
大きい。
【0065】したがって、スイッチ操作環64を回転操
作したとき、キャップ部50の外側筒体51bは電池室
部30bの外側ケース31bに対して回転せず、キャッ
プ部50の内側筒体51aと電池室部30bの内側ケー
ス31aとの螺合が緩むようなことはない。
【0066】また電池100は、スイッチ操作によって
可動接点部材58が電池100から離れる方向とは逆の
方向に、第1の圧縮コイルスプリング55によって付勢
されていて、その第1の圧縮コイルスプリング55と、
電池100、接点58a及び第2の圧縮コイルスプリン
グ66等とが同軸に配置されているので、オン、オフの
いずれの状態でも、電池100が、がたついたりするこ
となく電池室部30b内に安定した状態に保持される。
【0067】電池100を交換するために照明光供給ユ
ニット30からキャップ部50を外すときは、外側筒体
51bを直接指で挟んで回転させ、内側筒体51aと内
側ケース31aとの螺合を解けばよい。
【0068】なお、図4に示されるように、ガイドピン
59の頭部を押圧する板バネ61は、スイッチオフ位置
でちょうどガイドピン59を押圧する状態から外れかか
るように曲げられている。したがって、その位置でいわ
ゆるクリックが作用して、安定した静止状態が得られ
る。
【0069】
【発明の効果】本発明によれば、操作部に設けられた筒
状のユニット受け口金に着脱自在に差し込まれる照明光
供給ユニットの先端近傍に環状のシール部材を装着する
と共に、そのシール部材よりさらに照明光供給ユニット
の先端側に、ユニット受け口金側と螺合する雄ネジを形
成したことにより、照明光供給ユニットを操作部に対し
て着脱する際に、シール部材がユニット受け口金側の雌
ネジ27に触れないので、照明光供給ユニット着脱時に
シール部材が損傷されず、洗浄、消毒時の水漏れ事故の
発生が防がれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の内視鏡操作部と照明光供給ユニットと
の接続部の断面図である。
【図2】実施例の照明光供給ユニットの電池室部とキャ
ップ部の断面図である。
【図3】実施例のIII-III断面図である。
【図4】実施例のオフ状態の照明光供給ユニットのキャ
ップ部の断面図である。
【図5】実施例のV−V断面図である。
【図6】実施例の簡易型内視鏡装置の側面図である。
【図7】実施例の簡易型内視鏡装置の背面図である。
【図8】実施例のAC/DCアダプタが接続された状態
の簡易型内視鏡装置の背面図である。
【図9】実施例の内視鏡操作部から照明光供給ユニット
が取り外された状態の接続部の断面図である。
【符号の説明】
2 操作部 9 ライトガイドファイババンドル 27 ユニット受け口金 27s 雌ネジ 30 照明光供給ユニット 35a ランプ室ケース 35s 雄ネジ 41 Oリング(環状シール部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 邦利 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 (72)発明者 金子 邦清 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 (72)発明者 小枝 隆司 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体を照明する照明光を伝達するための
    ライトガイドの入射端部を操作部に配置すると共に、上
    記ライトガイドに照明光を供給するための照明光供給ユ
    ニットを上記操作部に対して着脱自在に取り付けた簡易
    型内視鏡装置において、 上記照明光供給ユニットを螺合接続するために上記操作
    部に筒状のユニット受け口金を設け、そのユニット受け
    口金に差し込まれる上記照明光供給ユニットの先端近傍
    に、上記ユニット受け口金の内周面に密着して接続部を
    シールするための環状のシール部材を装着すると共に、
    そのシール部材よりさらに上記照明光供給ユニットの先
    端側に、上記ユニット受け口金側と螺合する雄ネジを形
    成したことを特徴とする簡易型内視鏡装置。
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