JPH0454323Y2 - - Google Patents

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JPH0454323Y2
JPH0454323Y2 JP16329886U JP16329886U JPH0454323Y2 JP H0454323 Y2 JPH0454323 Y2 JP H0454323Y2 JP 16329886 U JP16329886 U JP 16329886U JP 16329886 U JP16329886 U JP 16329886U JP H0454323 Y2 JPH0454323 Y2 JP H0454323Y2
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flat plate
shaft
metal
flattened
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  • Standing Axle, Rod, Or Tube Structures Coupled By Welding, Adhesion, Or Deposition (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、平板とシヤフトの連結機構に係り、
とくに、連結後の両者の離間防止を図つた平板の
シヤフトの相互連結機構に関する。
〔従来の技術〕
第7図ないし第8図に従来例を示す。この従来
例は、金属平板20に金属シヤフト21を固定す
る場合を示すものである。金属シヤフト21は、
一端部に外径b′なるエンボス部21Aが形成され
ている。このエンボス部21Aの外周には幅a′の
平取り加工部21B(但し、b′>a′)が設けられ、
その中心部に取付用ねじ穴21Cが形成されてい
る。
一方、金属平板20は、同じく第7図に示すよ
うに外径b′のエンボス部21Aが嵌合するための
直径bの固定穴20Aを有し、この固定穴20A
に金属シヤフト21側の幅a′の平取り加工部21
Bが通過する幅a(但し、a≧a′)の切欠き部2
0Bが形成された構造となつている。
そして、金属シヤフト21のエンボス部21A
と金属平板20の固定穴20Aとを嵌合させたの
ち、第8図に示すように金属シヤフト21を90°
回転させてその位相を保持する。次に固定ねじ2
2をねじ穴21Cに螺合せしめ、これによつて全
体が一体化されるようになつている。
この場合、a′<b′であることから、金属シヤフ
ト21が第8図の矢示B方向に抜けるのが防止さ
れる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来例においては、固定ね
じ22を締め込む際に、固定ねじ22の右回転と
同時に金属シヤフト20も同時に右回転(すなわ
ち第8図の矢示R方向に回転)する場合がしばし
ば生じ、エンボス部21Aと固定穴20AとのB
方向への係合が解かれてしまうという欠点があつ
た。
このため、実際の連結作業にあつては、金属シ
ヤフト21を他の固定具によつて固定してその回
転を抑え、しかるのち固定ねじ22の締め付け作
業に入るという煩わしさを常に伴つていた。
〔考案の目的〕 本考案は、かかる従来例の有する不都合を改善
し、シヤフトを何ら別の固定具を用いて固定する
ことなく、当該シヤフトに対する固定ねじの螺合
作用を極く容易に行うことができ、これによつて
平板とシヤフトとを円滑に且つ確実に連結せしめ
ることのできる平板のシヤフトの相互連結機構を
提供することを、その目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案では、上記目的を達成するため、両側の
一部が平行に平取り加工されたエンボス部を有す
るシヤフトと、前記エンボス部に係合される固定
穴を備えた平板とを有している。この平板に形成
された固定穴の一部に、前記エンボス部の平取り
加工部分の通過を許容する切欠き部が形成されて
いる。エンボス部が嵌合される固定穴部分には、
このエンボス部を所定角度回転せしめた場合の回
転方向先に、エンボス部の平取り加工部分を係止
する突起部を設けるという構成を採つている。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図ないし第5図
に基づいて説明する。ここで、前述した従来例と
同一の構成部材については同一の符号を用いるこ
ととする。
これらの図において、平板のシヤフトの相互連
結機構は、両側の一部が平行に平取り加工された
エンボス部21Aを有する金属シヤフト21と、
このエンボス部21Aに係合される固定穴1Aを
備えた金属平板1とを有している。金属平板1に
形成された固定穴1Aの一端部には、エンボス部
21Aの平取り加工部分21Bの通過を許容する
切欠き部1Bが設けられている。金属平板1の固
定穴1A部分には、金属シヤフト21のエンボス
部21Bが挿入されてほぼ90°回転された場合の
回転方向先に、エンボス部21Aの平取り加工部
21Bを係止する係止用突起部1Eが設けられて
いる。
これを更に詳述すると、第3図において、金属
平板1には、直径bなる固定穴1Aの一端部に幅
aなる切欠き部1Bが設けられている。さらに、
この金属平板1には、固定穴1Aの内周上に、中
心に向かつて第3図に示す如く、係止用突出部1
Eが設けられている。
これに対し、金属シヤフト21は、第4図ない
し第5図に示すように前述した従来例における金
属シヤフト21と全く同一に形成されている。こ
の第4図ないし第5図において、直径b′のエンボ
ス部21Aは、直径bの固定穴1Aに嵌合した際
に回転自在となるようにbとb′の寸法が決められ
ている。また、幅aの切欠き部1Bは、金属シヤ
フト21のエンボス部21Aに設けられた幅a′の
平取り加工部21Bが円滑に通過し得るように寸
法aとa′とが決められている。ここで、a<b′,
a′<b′となつている。
次に、上記実施例の組立手順を説明する。ま
ず、第1図において、金属シヤフト21は金属平
板1にA方向に挿入される。次に第2図におい
て、固定用ねじ22が金属シヤフト21のねじ穴
21Cに螺合する際に固定用ねじ22の矢印R方
向の締め込みトルクによつて金属シヤフト21も
矢示R方向に回転する。この金属シヤフト21
は、略90°前後回転すると金属平板1の突起部1
Eに係止される。この状態になると金属シヤフト
21は第2図に示す如くB方向への抜けが抑えら
れ、同時にR方向(固定ねじ22の進行方向から
みて右回り方向)への回転も抑えられる。そし
て、固定ねじ22を更に締め付けることにより金
属シヤフト21と金属平板1との固定が完了す
る。
ここで、上記実施例では、シヤフト及び平板を
金属製のものを用いた場合を例示したが、非金属
製のものであつてもよい。また、本考案は、シヤ
フト21の両端を支承する平板1を軸方向へ移動
できない構造のもの(例えばプリンタ等における
部材支承板)に対して特に有効に実施し得るもの
である。さらに、上記実施例では、平板1の固定
穴1Aに形成された係止用突起部1Eの位置につ
いては、他の場所、例えば第3図の中心点Oに対
し点対称の位置に第6図の如く設けたものであつ
てもよい。この係止用突起部1Eの形状は特に角
形に限定するものではない。また、この係止用突
起1Eの大きさ又は位置によつてはシヤフト21
の回転は90°以上又は90°未満に構成したものであ
つてもよい。
〔考案の効果〕
本考案は以上のように構成され機能するので、
これによると、固定ねじを締め込む際の締め込み
トルクによるシヤフトの回転を自動的に防止する
ことができ、そのために従来必要としていたシヤ
フト固定用の固定具が不用となり、従つて保守及
び組立作業を迅速且つ円滑に行うことができ、こ
れがため組立工程の自動化を容易になし得るとい
う従来にない実用的な平板のシヤフトの相互連結
機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は各々本考案の一実施例を示
す分解斜視図、第3図は第1図の平板側の固定穴
部分を示す正面図、第4図はシヤフトのエンボス
部を示す正面図、第5図は第4図の一部切り欠い
た右側面図、第6図は第3図の他の実施例を示す
説明図、第7図ないし第8図は各々従来例を示す
分解斜視図である。 1……平板、1A……固定穴、1B……切欠き
部、1E……係止用突起部、21……シヤフト、
21A……エンボス部、21B……平取り加工
部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 両側の一部が平行に平取り加工されたエンボス
    部を有するシヤフトと、前記エンボス部に係合さ
    れる固定穴を備えた平板とを有し、この平板に形
    成された固定穴の一部に、前記エンボス部の平取
    り加工部分の通過を許容する切欠き部が形成され
    て成る平板のシヤフトの相互連結機構において、 前記エンボス部が嵌合される固定穴部分に、当
    該エンボス部を所定角度回転せしめた場合の回転
    方向先に、前記エンボス部の平取り加工部分を係
    止する突起部を設けたことを特徴とする平板のシ
    ヤフトの相互連結機構。
JP16329886U 1986-10-24 1986-10-24 Expired JPH0454323Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP16329886U JPH0454323Y2 (ja) 1986-10-24 1986-10-24

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JP16329886U JPH0454323Y2 (ja) 1986-10-24 1986-10-24

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Publication Number Publication Date
JPS6368503U JPS6368503U (ja) 1988-05-09
JPH0454323Y2 true JPH0454323Y2 (ja) 1992-12-21

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JP16329886U Expired JPH0454323Y2 (ja) 1986-10-24 1986-10-24

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JPS6368503U (ja) 1988-05-09

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