JP3017304B2 - ターンバックル - Google Patents
ターンバックルInfo
- Publication number
- JP3017304B2 JP3017304B2 JP3064845A JP6484591A JP3017304B2 JP 3017304 B2 JP3017304 B2 JP 3017304B2 JP 3064845 A JP3064845 A JP 3064845A JP 6484591 A JP6484591 A JP 6484591A JP 3017304 B2 JP3017304 B2 JP 3017304B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rod
- screw
- turnbuckle
- engaged
- insertion hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンテナ等の輸送物
の固縛に用いるターンバックルに関するものである。
の固縛に用いるターンバックルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、多数のコンテナを船舶輸送する
場合、これらコンテナをデッキ上に多段に積み重ね、各
段のコンテナのコーナー金具とデッキ上に設けたデッキ
金具とをラッシングバーおよびターンバックルで連結
し、そのターンバックルを操作してラッシングバーを引
締め、コンテナを固定している。
場合、これらコンテナをデッキ上に多段に積み重ね、各
段のコンテナのコーナー金具とデッキ上に設けたデッキ
金具とをラッシングバーおよびターンバックルで連結
し、そのターンバックルを操作してラッシングバーを引
締め、コンテナを固定している。
【0003】上記ターンバックルとして、一対の帯状側
板を両側に有する角枠状ナット部材の両端の端板に一対
のねじ孔を設け、その一対のねじ孔を逆ねじとし、各ね
じ孔にフック等の連結具を端部に有するねじ棒をねじ係
合し、前記ナット部材の回転により一対のねじ棒を相反
する方向に移動させるようにしたものが従来から知られ
ている。
板を両側に有する角枠状ナット部材の両端の端板に一対
のねじ孔を設け、その一対のねじ孔を逆ねじとし、各ね
じ孔にフック等の連結具を端部に有するねじ棒をねじ係
合し、前記ナット部材の回転により一対のねじ棒を相反
する方向に移動させるようにしたものが従来から知られ
ている。
【0004】上記ターンバックルにおいては、普通両端
の連結具間の長さを調整したのち、各連結具を被係合部
に係合して引締め作業を行なうようにしている。
の連結具間の長さを調整したのち、各連結具を被係合部
に係合して引締め作業を行なうようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ターンバックルにおいては、ナット部材の1回転あたり
のねじ棒の移動量が小さいため、両端の連結具の大幅な
長さ調整に際し、ナット部材を数多く回転させる必要が
あり、長さ調整に非常に手間がかかり、引締め作業に時
間を要する問題がある。
ターンバックルにおいては、ナット部材の1回転あたり
のねじ棒の移動量が小さいため、両端の連結具の大幅な
長さ調整に際し、ナット部材を数多く回転させる必要が
あり、長さ調整に非常に手間がかかり、引締め作業に時
間を要する問題がある。
【0006】この発明は上記の問題点を解決し、連結具
間の大幅な長さ調整を短時間に能率よく行なうことを技
術的課題としている。
間の大幅な長さ調整を短時間に能率よく行なうことを技
術的課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明においては、ねじ孔を一端部に有するナ
ット部材の他端部に係合板を設け、上記ねじ孔にねじ係
合したねじ棒の先端部に連結具を取付け、係合板にはロ
ッド挿入孔を形成し、そのロッド挿入孔の内周に切欠部
を設け、上記ロッド挿入孔にスライド自在に挿入され、
係合板から外側に臨む端部に連結具を設けたロッドの外
周に上記切欠部に挿通可能な複数の突部を軸方向に所要
の間隔をおいて形成した構成を採用したのである。
めに、この発明においては、ねじ孔を一端部に有するナ
ット部材の他端部に係合板を設け、上記ねじ孔にねじ係
合したねじ棒の先端部に連結具を取付け、係合板にはロ
ッド挿入孔を形成し、そのロッド挿入孔の内周に切欠部
を設け、上記ロッド挿入孔にスライド自在に挿入され、
係合板から外側に臨む端部に連結具を設けたロッドの外
周に上記切欠部に挿通可能な複数の突部を軸方向に所要
の間隔をおいて形成した構成を採用したのである。
【0008】
【作用】締付けに際し、両端の連結具間の長さを大幅に
調整する必要がある場合は、ロッドを回転し、突部を切
欠部に位置合わせしたのち、ロッドを軸方向に移動し、
両端の連結具間の長さを、各連結具が係合される一対の
被係合部間の寸法に略等しくなるよう長さ調整する。
調整する必要がある場合は、ロッドを回転し、突部を切
欠部に位置合わせしたのち、ロッドを軸方向に移動し、
両端の連結具間の長さを、各連結具が係合される一対の
被係合部間の寸法に略等しくなるよう長さ調整する。
【0009】また、締付けに際しては、係合板の内面に
突部を係合してロッドの外方向への移動を阻止する状態
において、両端の連結具を一対の被係合部に係合し、ナ
ット部材とねじ棒との相対的な回転によって、両部材を
相対的に軸方向に移動させる。
突部を係合してロッドの外方向への移動を阻止する状態
において、両端の連結具を一対の被係合部に係合し、ナ
ット部材とねじ棒との相対的な回転によって、両部材を
相対的に軸方向に移動させる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【0011】図1および図2に示すように、ナット部材
1は筒体から成り、その一端部は縮径されて小径部2が
設けられている。また、筒体1の他端部には係合板3が
溶接等の手段によって固定されている。
1は筒体から成り、その一端部は縮径されて小径部2が
設けられている。また、筒体1の他端部には係合板3が
溶接等の手段によって固定されている。
【0012】上記小径部2の内側は図3に示すように、
ねじ孔4とされ、そのねじ孔4にねじ係合されるねじ棒
5の両端部外周に逆ねじ6、7が設けられ、一方ねじ6
が上記ねじ孔4にねじ係合されている。また、他方ねじ
7にはフック8がねじ係合されている。
ねじ孔4とされ、そのねじ孔4にねじ係合されるねじ棒
5の両端部外周に逆ねじ6、7が設けられ、一方ねじ6
が上記ねじ孔4にねじ係合されている。また、他方ねじ
7にはフック8がねじ係合されている。
【0013】ねじ棒5の長さ方向中央部には角軸部9が
設けられ、その角軸部9に一側面から他側面に貫通する
挿入孔10が形成されている。ねじ棒5は挿入孔10に
挿入する棒の操作によって回転される。その回転によっ
てねじ棒5はナット部材1に対して相対的に軸方向に移
動すると共に、フック8がねじ棒5に対して相対的に移
動する。このねじ棒5は、一方ねじ6にねじ係合したロ
ックナット11の締付けによって固定される。
設けられ、その角軸部9に一側面から他側面に貫通する
挿入孔10が形成されている。ねじ棒5は挿入孔10に
挿入する棒の操作によって回転される。その回転によっ
てねじ棒5はナット部材1に対して相対的に軸方向に移
動すると共に、フック8がねじ棒5に対して相対的に移
動する。このねじ棒5は、一方ねじ6にねじ係合したロ
ックナット11の締付けによって固定される。
【0014】図4乃至図6は、前記係合板3の詳細を示
す。この係合板3にはロッド挿入孔12が形成され、そ
のロッド挿入孔12の内周対向位置に一対の切欠部13
が設けられている。また、係合板3の上面には、上記切
欠部13から90°位置ずれした部分に一対の係合凹部
14が形成されている。
す。この係合板3にはロッド挿入孔12が形成され、そ
のロッド挿入孔12の内周対向位置に一対の切欠部13
が設けられている。また、係合板3の上面には、上記切
欠部13から90°位置ずれした部分に一対の係合凹部
14が形成されている。
【0015】ロッド挿入孔12にはロッド15がスライ
ド自在に挿入され、そのロッド15の係合板3から外側
に位置する端部に連結具としてのシャックル16が取付
けられている。
ド自在に挿入され、そのロッド15の係合板3から外側
に位置する端部に連結具としてのシャックル16が取付
けられている。
【0016】また、ロッド15の外周には、周方向に1
80°の間隔をおいて設けた一対の突部17が軸方向に
所要の間隔をおいて設けられている。この突部17は、
係合板3に形成された前記切欠部13に対して挿通可能
な大きさとされ、また、係合凹部14に係合可能な大き
さとされている。
80°の間隔をおいて設けた一対の突部17が軸方向に
所要の間隔をおいて設けられている。この突部17は、
係合板3に形成された前記切欠部13に対して挿通可能
な大きさとされ、また、係合凹部14に係合可能な大き
さとされている。
【0017】実施例で示すターンバックルは上記の構造
から成り、図8は、ターンバックルのシャックル16を
デッキ金具20に連結し、フック8をラッシングバー2
1の端部のフック22に係合して上記ラッシングバー2
1を引締めた状態を示す。
から成り、図8は、ターンバックルのシャックル16を
デッキ金具20に連結し、フック8をラッシングバー2
1の端部のフック22に係合して上記ラッシングバー2
1を引締めた状態を示す。
【0018】上記のようなラッシングバー21の引締め
に際しては、ターンバックルのフック8とシャックル1
6の係合部位間の長さがデッキ金具20とラッシングバ
ー21のフック22の係合部位間の長さLに略等しくな
るようにターンバックルの長さを予め調整する必要があ
る。
に際しては、ターンバックルのフック8とシャックル1
6の係合部位間の長さがデッキ金具20とラッシングバ
ー21のフック22の係合部位間の長さLに略等しくな
るようにターンバックルの長さを予め調整する必要があ
る。
【0019】ターンバックルの長さの大幅な調整に際し
ては、ロッド15をナット部材1の内側に向けて移動し
て、図7に示すように、突部17と係合凹部14の係合
を解除し、その状態でロッド15を軸心を中心に90°
回転して突部17を切欠部13に対向させる。そして、
ロッド15を軸方向に移動させ、切欠部13に突部17
を通過させてフック8とシャックル16間の長さを調整
する。
ては、ロッド15をナット部材1の内側に向けて移動し
て、図7に示すように、突部17と係合凹部14の係合
を解除し、その状態でロッド15を軸心を中心に90°
回転して突部17を切欠部13に対向させる。そして、
ロッド15を軸方向に移動させ、切欠部13に突部17
を通過させてフック8とシャックル16間の長さを調整
する。
【0020】ラッシングバー21の引締めに際しては、
ターンバックルの長さ調整後、ロッド15を90°回転
して突部17を係合凹部14に対向させ、そのロッド1
5を外方向に移動して突部17を係合凹部14に係合さ
せたのち、シャックル16をデッキ金具20に係合し、
フック8をラッシングバー21のフック22に係合して
ねじ棒5を回転し、そのねじ棒5をナット部材1の内側
に向けて移動させる。
ターンバックルの長さ調整後、ロッド15を90°回転
して突部17を係合凹部14に対向させ、そのロッド1
5を外方向に移動して突部17を係合凹部14に係合さ
せたのち、シャックル16をデッキ金具20に係合し、
フック8をラッシングバー21のフック22に係合して
ねじ棒5を回転し、そのねじ棒5をナット部材1の内側
に向けて移動させる。
【0021】引締め後は、ロックナット11を締付けて
ねじ棒5を回り止めする。
ねじ棒5を回り止めする。
【0022】なお、係合凹部14と突部17の係合は外
部より確認することができないため、実施例ではシャッ
クル16と係合板3とに位置合わせ突部18、19を形
成し、その位置合せ突部18、19の位置合わせによっ
て係合状態と確認し得るようにしてある。
部より確認することができないため、実施例ではシャッ
クル16と係合板3とに位置合わせ突部18、19を形
成し、その位置合せ突部18、19の位置合わせによっ
て係合状態と確認し得るようにしてある。
【0023】実施例の場合は、ねじ棒5に逆ねじ6、7
を形成し、一方のねじ7をフック8にねじ係合したが、
ねじ棒5とフック8とを回転可能に連結してもよい。
を形成し、一方のねじ7をフック8にねじ係合したが、
ねじ棒5とフック8とを回転可能に連結してもよい。
【0024】また、実施例では、連結具としてフック8
およびシャックル16を示したが、連結具はこれに限定
されるものではなく、また、ナット部材1の形状も筒状
に限定されるものではない。
およびシャックル16を示したが、連結具はこれに限定
されるものではなく、また、ナット部材1の形状も筒状
に限定されるものではない。
【0025】
【発明の効果】以上のように、この発明に係るターンバ
ックルによれば、ロッドの突部と係合板の切欠部を位置
合わせすることによってロッドを軸方向にスライドさせ
ることができるため、ターンバックルの両端の連結具間
の大幅な長さ調整を簡単に行なうことができ、締付作業
の能率向上を図ることができる。
ックルによれば、ロッドの突部と係合板の切欠部を位置
合わせすることによってロッドを軸方向にスライドさせ
ることができるため、ターンバックルの両端の連結具間
の大幅な長さ調整を簡単に行なうことができ、締付作業
の能率向上を図ることができる。
【図1】この発明に係るターンバックルの一実施例を示
す正面図
す正面図
【図2】同上の側面図
【図3】同上のねじ棒の部分を示す断面図
【図4】同上の係合板の部分を示す断面図
【図5】図4の縦断側面図
【図6】図4のVI-VI 線に沿った断面図
【図7】同上の係合凹部と突部の係合を解除した状態の
縦断正面図
縦断正面図
【図8】同上ターンバックルの使用の一例を示す正面図
1 ナット部材 3 係合板 4 ねじ孔 5 ねじ棒 8 フック 12 ロッド挿入孔 13 切欠部 15 ロッド 16 シャックル 17 突部
Claims (1)
- 【請求項1】 ねじ孔を一端部に有するナット部材の他
端部に係合板を設け、上記ねじ孔にねじ係合したねじ棒
の先端部に連結具を取付け、係合板にはロッド挿入孔を
形成し、そのロッド挿入孔の内周に切欠部を設け、上記
ロッド挿入孔にスライド自在に挿入され、係合板から外
側に臨む端部に連結具を設けたロッドの外周に上記切欠
部に挿通可能な複数の突部を軸方向に所要の間隔をおい
て形成したターンバックル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3064845A JP3017304B2 (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | ターンバックル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3064845A JP3017304B2 (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | ターンバックル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04300408A JPH04300408A (ja) | 1992-10-23 |
JP3017304B2 true JP3017304B2 (ja) | 2000-03-06 |
Family
ID=13269965
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3064845A Expired - Lifetime JP3017304B2 (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | ターンバックル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3017304B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010055141A (ko) * | 1999-12-09 | 2001-07-04 | 임원식 | 턴 버클 |
WO2013069081A1 (ja) * | 2011-11-07 | 2013-05-16 | TERANISHI Ryouhei | 緊張具 |
-
1991
- 1991-03-28 JP JP3064845A patent/JP3017304B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04300408A (ja) | 1992-10-23 |
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