JPH06330914A - ターンバックル - Google Patents

ターンバックル

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Publication number
JPH06330914A
JPH06330914A JP11972793A JP11972793A JPH06330914A JP H06330914 A JPH06330914 A JP H06330914A JP 11972793 A JP11972793 A JP 11972793A JP 11972793 A JP11972793 A JP 11972793A JP H06330914 A JPH06330914 A JP H06330914A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rod
pipe
pocket
recess
cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11972793A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Takaguchi
博行 高口
Minoru Miyahara
稔 宮原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Seiki Iron Works Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Seiki Iron Works Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiyo Seiki Iron Works Co Ltd filed Critical Taiyo Seiki Iron Works Co Ltd
Priority to JP11972793A priority Critical patent/JPH06330914A/ja
Publication of JPH06330914A publication Critical patent/JPH06330914A/ja
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  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 長さ調整が短時間に能率よく行なうことがで
きるターンバックルを提供する。 【構成】 連結具6を有するパイプ2内に連結具10を
有するロッド3をスライド自在に挿入する。パイプ2の
ロッド挿入側の端部に操作筒12を回転自在に取付け
る。パイプ2の操作筒12が嵌合された部分にポケット
16を形成し、ボールから成る係合子17を収納する。
ロッド3の外周に上記係合子17が係合可能な係合凹部
18を軸方向に所要の間隔をおいて形成する。操作筒1
2の内径面には、その操作筒12の回転によってポケッ
ト16と対向する窪みを形成する。操作筒12の回転に
より窪みをポケット16に対向させ、パイプ2とロッド
3とに軸方向の力を付与して係合子17を外径方向に移
動させ、係合子17と係合凹部18の係合解除によりパ
イプ2とロッド3とを相対的に軸方向に移動させてター
ンバックルの長さを調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、輸送物の固縛に用い
るターンバックルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記ターンバックルとして、一対の側板
を有する角枠状の操作枠の両端部に一対のねじ孔を形成
し、その一対のねじ孔を逆ねじとし、各ねじ孔にフック
等の連結具を端部に有するねじ棒をねじ係合し、前記操
作枠の回転により一対のねじ棒を相反する方向に移動さ
せるようにしたものが従来から知られている。
【0003】上記ターンバックルにおいては、両端の連
結具間の長さを予め調整したのち、各連結具を被係合部
に係合して締付け作業を行なうようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ターンバックルにおいては、操作枠の1回転当りのねじ
棒の移動量が小さいため、両端の連結具間の大幅な長さ
調整に際し、操作枠を数多く回転させる必要があり、長
さ調整に非常に手間がかかり、締付け作業に時間を要す
る問題がある。
【0005】この発明は上記の問題点を解決し、連結具
間の大幅な長さ調整を短時間に能率よく行なえるように
することを技術的課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明においては、パイプ内にロッドをスライ
ド自在に挿入した伸縮軸と、上記パイプのロッド挿入側
の端部に嵌合されて回転自在に支持された操作筒と、そ
の操作筒の回転角を規制する回転量制限手段とから成
り、上記伸縮軸の一方の端部に軸方向のねじ孔を形成
し、そのねじ孔にねじ係合したねじ棒の外端部と伸縮軸
の他方の端部とに連結具を取付け、前記パイプの操作筒
が嵌合された部分に外径面から内径面に貫通するポケッ
トを形成し、そのポケットに球面を有する係合子を収納
し、前記ロッドの外径面には上記係合子の一部が係合可
能な半球状の係合凹部を軸方向に所要の間隔をおいて設
け、前記操作筒の内径面には係合子の外径方向への移動
を許容する窪みを形成し、その窪みがポケットに対して
周方向に位置がずれる方向に操作筒に回転力を付与する
回転手段を設けた構成を採用したのである。
【0007】
【作用】上記の構成から成るターンバックルにおいて、
一対の連結具間の大幅な長さ調整に際しては、操作筒を
回転し、凹部をポケットに位置合わせしたのち、パイプ
とロッドとに軸方向の力を付与する。その力の付与によ
って係合子は係合凹部で押され、係合子は外径方向に移
動して操作筒の窪み内に侵入し、係合子と係合凹部の係
合が解除される。
【0008】このため、パイプとロッドとを相対的に軸
方向に移動させることができ、その移動によって一対の
連結具間の長さを調整することができる。
【0009】一対の連結具間の長さ調整後に、操作筒か
ら手を離すと、その操作筒は回転手段の作用により戻り
方向の回転力が付与され、係合子は内径方向に押圧され
る。このため、パイプとロッドとを軸方向に相対的に少
し移動させると、係合凹部がポケットと対向する位置に
おいて、係合子は内径方向に移動して係合凹部に係合
し、その係合によってパイプとロッドは長さ調整状態に
保持される。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0011】図1乃至図4に示すように、伸縮軸1はパ
イプ2と、そのパイプ2内にスライド自在に挿入された
ロッド3とから成る。
【0012】パイプ2の外端部にはねじ孔4が形成さ
れ、そのねじ孔4にねじ棒5の一方の端部に形成したね
じ5aがねじ込まれている。また、ねじ棒5の他方の端
部に形成したねじ5bに連結具としてのフック6がねじ
係合されている。
【0013】ここで、ねじ棒5の両端部に形成した一対
のねじ5a、5bは逆ねじとされ、その一対のねじ5
a、5b間に設けた角軸部7に一側面から他側面に貫通
する挿入孔8が形成されている。
【0014】ねじ棒5は、挿入孔8に挿入する棒の操作
により回転される。その回転によってパイプ2とフック
6とが軸方向に相対的に移動される。このねじ棒5は一
方のねじ5aにねじ係合したロックナット9の締付けに
より固定される。
【0015】前記ロッド3の外端部には連結具としての
シャックル10が取付けられている。このシャックル1
0はロッド3に固定してもよく、あるいは、フック6と
同様に、逆ねじを有するねじ棒によってロッド3に対し
て相対的に移動自在に取付けてもよい。この場合、フッ
ク6はねじ棒5に固定してもよい。
【0016】パイプ2のロッド挿入側の端部外周には一
対のリング11a、11bがねじ止め等の手段を介して
パイプ2に固定されている。この一対のリング11a、
11b間には操作筒12が設けられ、その操作筒12は
パイプ2に対して回転自在に支持されている。
【0017】操作筒12の両端面には図4に示すピン1
3が固定され、そのピン13はリング11a、11bの
内端面に設けた弧状の長孔14内に挿入されている。ま
た、長孔14にはピン13を周方向に押圧するスプリン
グ15が組込まれている。
【0018】操作筒12は、ピン13が長孔14の一端
部に当接する位置と、ピン13がスプリング15を最小
に収縮させる位置との間で回転し得るようになってい
る。
【0019】実施例では、操作筒12の回転角を規制す
る回転量制限機構と、操作筒12に一方向の回転力を付
与する回転機構とを同位置に設けてあるが、それぞれの
機構を周方向に離れた位置に設けるようにしてもよい。
【0020】前記パイプ2の操作筒12が嵌合された部
分には、外径面から内径面に貫通する複数のポケット1
6が周方向に等間隔に形成され、各ポケット16に係合
子17が収納されている。
【0021】ここで、係合子17はボールから形成され
ているが、両端を半球状に丸めたピンであってもよい。
【0022】前記ロッド3の外周には、係合子17が係
合可能な半球状の係合凹部18が軸方向と周方向とに等
間隔に形成されている。係合凹部18の周方向の間隔
は、ポケット16の周方向の間隔と等しくなっている。
【0023】操作筒12の内周には、ポケット16と同
数の窪み19が周方向に等間隔に形成されている。
【0024】窪み19は、係合子17の外端部が挿入可
能な大きさとされ、その内面は周方向に傾斜するカム面
20とされている。この窪み19は操作筒12をスプリ
ング15の弾性に抗して回転し、スプリング15をピン
13で最も収縮させた位置においてポケット16と対向
するようになっており、ピン13が長孔14の一方の端
部に当接する状態ではポケット16に対して周方向に位
置がずれている。
【0025】図1および図2は、パイプ2とロッド3と
がロックされた状態を示し、ポケット10内に収納され
た係合子17は係合凹部18に係合している。また、操
作筒12の内径面はポケット16と対向して係合子17
が外径方向に移動するのを防止している。
【0026】上記のような状態において、フック6とシ
ャックル10間の長さの大幅な調整に際しては、操作筒
12をスプリング15の弾力に抗して回転し、図5に示
すように、窪み20をポケット16に対向させた状態に
おいて、パイプ2とロッド3とに軸方向の力を付与す
る。
【0027】パイプ2およびロッド3の軸方向への力の
付与によって、係合子17は係合凹部18で押されて外
径方向に移動し、係合子17の外端部が窪み19内に侵
入して係合子17と係合凹部18の係合が解除され、パ
イプ2とロッド3とは相対的に軸方向に移動し、その移
動によってフック6とシャックル10間の長さを任意に
調整することができる。
【0028】フック6とシャックル10の長さ調整後に
おいて、操作筒12を回転させる操作力を解除すると、
スプリング15の弾力により操作筒12に回転力が付与
され、係合子17はカム面20により内方向に押圧され
る。
【0029】このとき、ロッド3に形成された係合凹部
18の1つがポケット16と対向していると、係合子1
7は係合凹部18に係合する。ポケット16と係合凹部
18が軸方向に位置がずれている場合は、パイプ2とロ
ッド3とを軸方向に少し移動させ、ポケット16に係合
凹部18を対向させる。
【0030】係合子17が係合凹部18に係合すると、
操作筒12は長孔14の一端部にピン13が当接する位
置まで回転し、その操作筒12の回転によってポケット
16と窪み20とは周方向に位置がずれ、係合子17は
操作筒12の内径面によって外径方向に移動するのが防
止される。
【0031】このため、係合子17は係合凹部18に係
合する状態に保持され、パイプ2とロッド3とは軸方向
に相対的に移動するのが防止される。
【0032】ターンバックルを用いる締付け作業は、上
記のように、パイプ2とロッド3の相対的な軸方向の移
動によってフック6とシャックル10の中心間の寸法を
調整したのち、そのフック6およびシャックル10を被
係合部に係合し、ねじ棒5の回転により本締めを行なう
ようにする。
【0033】なお、パイプ2とロッド3の相対的な移動
時に、パイプ2とロッド3とが周方向に相対的に回転す
ると、ポケット16に対する係合凹部16の位置合わせ
に手間がかかるため、パイプ2とロッド3とは相対的に
回り止めしておくのが好ましい。
【0034】回り止めとして、実施例では、図1に示す
ようにロッド3の軸方向に係合子17が係合可能な溝2
1を形成しているが、内周を角孔としたパイプ内に角軸
から成るロッドを挿入してパイプとロッドとを回り止め
してもよい。
【0035】実施例では、窪み19の内面にカム面20
を形成したが、カム面20を省略し、窪み19を半球状
としてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上のように、この発明に係るターンバ
ックルにおいては、操作筒の窪みをポケットに対向させ
ることにより、パイプとロッドとを相対的に軸方向に移
動させることができるため、一対の連結具間の大幅な長
さ調整が簡単であり、締付け作業を能率よく行なうこと
ができる。
【0037】また、窪みがポケットに対して周方向に位
置がずれる方向に操作筒に回転力を付与したため、パイ
プとロッドとは常にロック状態に保持され、弛みの発生
を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るターンバックルの一実施例を示
す一部切欠正面図
【図2】同上の操作筒の部分を拡大して示す断面図
【図3】図2のIII −III 線に沿った断面図
【図4】図2のIV−IV線に沿った断面図
【図5】同上の作動状態を示す断面図
【符号の説明】 1 伸縮軸 2 パイプ 3 ロッド 4 ねじ孔 5 ねじ棒 6 フック 10 シャックル 12 操作筒 13 ピン 14 長孔 15 スプリング 16 ポケット 17 係合子 18 係合凹部 19 窪み

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプ内にロッドをスライド自在に挿入
    した伸縮軸と、上記パイプのロッド挿入側の端部に嵌合
    されて回転自在に支持された操作筒と、その操作筒の回
    転角を規制する回転量制限手段とから成り、上記伸縮軸
    の一方の端部に軸方向のねじ孔を形成し、そのねじ孔に
    ねじ係合したねじ棒の外端部と伸縮軸の他方の端部とに
    連結具を取付け、前記パイプの操作筒が嵌合された部分
    に外径面から内径面に貫通するポケットを形成し、その
    ポケットに球面を有する係合子を収納し、前記ロッドの
    外径面には上記係合子の一部が係合可能な半球状の係合
    凹部を軸方向に所要の間隔をおいて設け、前記操作筒の
    内径面には係合子の外径方向への移動を許容する窪みを
    形成し、その窪みがポケットに対して周方向に位置がず
    れる方向に操作筒に回転力を付与する回転手段を設けた
    ターンバックル。
JP11972793A 1993-05-21 1993-05-21 ターンバックル Pending JPH06330914A (ja)

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JP11972793A JPH06330914A (ja) 1993-05-21 1993-05-21 ターンバックル

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JP11972793A JPH06330914A (ja) 1993-05-21 1993-05-21 ターンバックル

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ID=14768635

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JP11972793A Pending JPH06330914A (ja) 1993-05-21 1993-05-21 ターンバックル

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004358119A (ja) * 2003-06-09 2004-12-24 Taiyo Seiki Kogyo Kk 親綱張設用係止具
JP2007022728A (ja) * 2005-07-14 2007-02-01 Samii Kk パレット連結固定用の治具
JP2019211077A (ja) * 2018-05-31 2019-12-12 富國興業股▲ふん▼有限公司 係合装置
CN110977846A (zh) * 2019-12-19 2020-04-10 临沂矿业集团菏泽煤电有限公司 手持助力型钢丝绳插套机

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