JPH0418855Y2 - - Google Patents

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JPH0418855Y2
JPH0418855Y2 JP1985094224U JP9422485U JPH0418855Y2 JP H0418855 Y2 JPH0418855 Y2 JP H0418855Y2 JP 1985094224 U JP1985094224 U JP 1985094224U JP 9422485 U JP9422485 U JP 9422485U JP H0418855 Y2 JPH0418855 Y2 JP H0418855Y2
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plate
plate winding
lever
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winding shaft
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  • Supply, Installation And Extraction Of Printed Sheets Or Plates (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、オフセツト輪転印刷機における版の
巻込装置に関するもので、特にその操作性を向上
させた版の巻込装置に関するものである。
[従来の技術] オフセツト輪転印刷機の版巻込装置には種々の
ものがあるが、一般的に操作手順が多く、また、
版の巻込み過ぎによる版の破断や印刷中の版のゆ
るみによる印刷ズレなどの多くの欠点をもつてい
いる。版を版胴に取り付けるには、第6図に示す
ように、版17はそのトレーリングエツジ18を
版巻込軸1のスリツト19に差し込み、矢印で示
すように反時計方向に版巻込軸1を回転して版胴
20の表面に版17を取り付け密着させるもので
ある。このようにするため、従来の第7図に示す
版巻込装置では、版巻込軸1の端部に六角シヤン
ク1aが設けてあり、その外周にはラチエツトホ
イール3が設けてある。一方、このラチエツトホ
イール3と噛み合う逆止爪34は板状部材32に
枢軸35で取り付けられており、その板状部材3
2の一端には押ボルト23が螺合するねじ部23
aが設けられている。また、版胴20の枠には板
ばね36が上記逆止爪34を押圧してラチエツト
ホイール3の歯に常に噛み合うように取り付けら
れている。
したがつて、版巻込軸1の端部の六角シヤンク
1aにスパナを挟着して版巻込軸1を版巻込み方
向に回転させると、版巻込軸1に固着したラチエ
ツトホイール3の歯に逆止爪34が係合し、逆方
向に版巻込軸1が戻らないように作用する。適度
に版巻込軸1を回し版17が版胴20に密着した
ところで、次に押ボルト23を締め込んで固定す
ることにより版取付け作業が完了する。ここにお
いて、押ボルト23は頭部に六角穴がある穴付ボ
ルトであるので、工具としては六角棒スパナを使
用する必要がある。
次に、版を取外すときは、押ボルト23をゆる
め、逆止爪34が外れ易いように版巻込軸1をわ
ずかに片方の手で版巻込方向に回すと同時に、別
の工具を他方の手に持つて逆止爪34をラチエツ
トホイール3から外し、次に版巻込軸1を版巻込
方向と逆向きに回転して版取外しを行なうもので
あり、このようにして何種類かの工具を使用して
版の取り付け、取り外しには多くの手順を必要と
していた。また、上記のような従来の技術におい
ては、押ボルト23の調整範囲は小さいので、ラ
チエツトホイール3の歯数を多くし、例えば50枚
以上必要としていた。したがつて、ラチエツトホ
イール3の歯の厚さが非常に小さくなるので歯の
強度が弱く、最強の鋼を使用してもしばしば歯の
欠損事故を発生しており、また、印刷中に版17
がゆるんで印刷ズレを発生するので、さらに押ボ
ルト23を締め込むと版17の破断を起こすなど
の問題が多かつた。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は、上述のような従来の版巻込装置の不
具合を解消するようになされたもので、簡単な機
構ながらその操作性を向上させるために工具は一
種類で間に合うようにし、従来の押ボルトを廃止
し、スプリングを設けて一定の力で版巻込軸に回
転力を付与して版の巻込みのゆるみによる印刷の
ズレを防止するものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、版巻込軸に固着したラチエツトホイ
ールと版巻込軸の周りに回動可能に取り付けたレ
バーを設け、同レバーには支持ピンを固着して支
承する爪部材と、版胴のジヤーナル部に取り付け
られたブラケツトと、上記レバーを版巻込み方向
に押圧するバネと、上記レバーに取り付けられた
切欠きを有するピンとから構成され、爪部材のラ
チエツトホイールへの係脱とレバーへのバネ付勢
力の加除とを上記切欠きを有するピンの同一回動
操作で行なうように構成したものである。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は、本考案のレバー式は版巻込装置の一
部を断面で示した要部の側面図で、この装置は版
胴20の両側面(ベアラー側面)に取り付けられ
ている。版胴外周14に巻回されて支持される版
17は、その両端を版胴20のスリツト15に嵌
挿されて支持されるようになつており、このスリ
ツト15に対応する部分に版17を咬え込むため
の溝をもつ版巻込軸1が図面において紙面に垂直
方向に版胴20を貫いて配設されている。この版
巻込軸1の端面には六角シヤンク1aを有し、外
周にはラチエツトホイール3を固着している。ま
た、この版巻込軸1にはレバー2が取り付けら
れ、これに固着された支持ピン5に上記ラチエツ
トホイール3と係合する爪部材4が回動自在に支
承されている。この爪部材4は上記レバー2に設
けられた溝穴内に嵌挿されたバネ6によつてラチ
エツトホイール3に常に係合するように押圧され
ている。また、レバー2には爪部材4の係脱装置
としての切欠き部を有するピン7が取り付けられ
ている。
ピン7の詳細を示す第2図のおいて、爪部材4
の一端部4a(第1図参照)に係合する切欠き部
8aが第2図Aに示されるように設けられてお
り、また、この部分の断面を示す第2図Cに示さ
れるように、このピン7の周面上に位置をずらし
てクリツク用ノツチ9aが配設されていて、ピン
7の位相を定位置に設定できるようになつてい
る。また、第2図Bに示すように、ピン7には切
欠き部24aを有するフランジ24と、端面には
版巻込軸1の端面に設けられている六角シヤンク
1aと同径の六角シヤンク7aが配設されてい
る。
第1図に戻り、ピン7のノツチ9aにはバネ1
0で押圧されたクリツクストツプ用のスチールボ
ール9が嵌合できるようにレバー2にはバネ挿入
用の穴があり、同穴にはバネ受止めねじ12を螺
合してピン7の回動位置の位相を特定するクリツ
ク作用を行なうようになつている。
また、第3図Aに示すように、版胴20のジヤ
ーナル部16にはピン7のフランジ24の周面に
係合する突起21を有するブラケツト22が取り
付けられ、この中に第3図Bに示すようにレバー
2の突出部2aに設けられた穴グリ部2bと版胴
20のジヤーナル部16との間にコイル状のバネ
11が嵌挿されていて、レバー2を反時計方向に
付勢して版巻込軸1に一定の版巻込み力を作用さ
せるようになつている。
このように構成された本考案の版巻込装置は、
版を巻込軸1の溝に挿入する状態、または取り外
すときの状態である第3図A,Bにおいて、ピン
7のフランジ24はブラケツト22の突起21と
係合しており、一方、ピン7の切欠きのない部分
8が爪部材4の端部4aと当接している。したが
つて、レバー2はバネ11の付勢力を受けず、爪
部材4はその端部4aが押されてラチエツトホイ
ール3から外れるので、版巻込軸1の六角シヤン
ク1aにスパナを挿入して図示しない版巻込軸1
を回動しその溝に版を挿入または取り外すことが
自由にできる。
次に、版を版巻込軸1の溝に挿入後、版を巻き
込むときの状態を第4図A,Bを使つて説明す
る。この状態は即ち、ピン7が第3図A,Bの状
態から反時計方向に回動された位置になる。ピン
7のフランジ24はブラケツト22の突起21に
対して依然として当接したままであるので、レバ
ー2はバネ11の付勢力を受けない。また、ピン
7の切欠き部8aは爪部材4の端部4aとの間に
上記切欠き部だけの隙間ができるので、爪部材4
はバネ12により時計方向に付勢され、ラチエツ
トホイール3と噛合い版巻込軸1の逆転を防止し
ている。この状態で版巻込軸1の六角シヤンク1
aにスパナを挿入して反時計方向に回動させて版
を巻き込めばよい。
次に、版装着完了状態を第5図A,Bを使つて
説明する。この状態はピン7がさらに反時計方向
に回動した状態である。ピン7のフランジ24の
切欠き部24aがブラケツト22の突起21と体
面する位置に来て、同突起21とピン7とは接触
しない状態となる。一方、ピン7の切欠き部8a
も爪部材4の端部4aと接触しない状態にある。
したがつて、爪部材4はバネ12で反時計方向に
回動してラチエツトホイール3と当接し、かつバ
ネ11の力がレバー2を付勢するようになるの
で、このバネ力が一定の版巻き込み力として版巻
込軸1に作用することになる。
[考案の効果] 以上のように、版巻込軸のシヤンクとラチエツ
トホイールへの爪の着脱およびレバーへのバネ付
勢力の加除とを行なう切欠き部を有するピンのシ
ヤンクとを同一形状とし、同一工具を使用して版
の取り付け取り外しを行なうようにしたので、そ
の操作が一段と向上するとともに、版巻込軸には
常に一定の版巻込み力がバネによつて付与されて
いるので印刷中の版のゆるみによる印刷ズレを防
止することができ、また、この版巻込み力はバネ
力によるものなので締め込み力が従来例のような
押ボルトによる過大になるようなこともなく版の
切断事故を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例のレバー式版巻込
装置を示す一部を断面で示した側面図、第2図
は、切欠き部を有するピンの構造を示し、第2図
Aは側面図、第2図Bは正面図、第2図Cは第2
図AのA−A線に沿う断面図、第3図A,Bは、
本考案の一実施例の版巻込装置において、版を版
巻込軸の溝に挿入する状態または取り外すときの
状態を示す側断面図、第4図A,Bは、本考案の
一実施例の版巻込装置おいて、版を版巻込軸の溝
に挿入後、版を巻き込むときの状態を示す側断面
図、第5図A,Bは、本考案の一実施例の版巻込
装置において、版装着完了状態を示す側断面図、
第6図は、版巻込状態を示す側面図、第7図は、
従来の版巻込装置の側面図である。 1……版巻込軸、2……レバー、3……ラチエ
ツトホイール、4……爪部材、7……切欠きを有
するピン、11……バネ、16……版胴のジヤー
ナル部、22……ブラケツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 オフセツト印刷機の版巻込装置において、 版巻込軸の端部に固着したラチエツトホイール
    と、上記版巻込軸に取り付けられ同軸の周りに回
    動可能なレバーに支持ピンを固着して支承された
    上記ラチエツトホイールに係脱する爪部材と、版
    胴のジヤーナル部に取り付けられたブラケツト
    と、上記レバーを版巻込み方向に押圧するバネ
    と、上記レバーに取り付けられた切欠きを有する
    ピンとを具備し、 上記爪部材のラチエツトホイールへの係脱と上
    記レバーへのバネ付勢力の加除とを上記切欠きを
    有するピンの同一回動操作で行なうように構成し
    たことを特徴とするレバー式版巻込装置。
JP1985094224U 1985-06-21 1985-06-21 Expired JPH0418855Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985094224U JPH0418855Y2 (ja) 1985-06-21 1985-06-21

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JP1985094224U JPH0418855Y2 (ja) 1985-06-21 1985-06-21

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JPS623730U JPS623730U (ja) 1987-01-10
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JP1985094224U Expired JPH0418855Y2 (ja) 1985-06-21 1985-06-21

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4694281B2 (ja) * 2005-06-23 2011-06-08 レンゴー株式会社 版締め装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58164449A (ja) * 1982-03-16 1983-09-29 エクスパンダブル・バン・トツプス・リミテツド 伸縮自在なバン天井テント装置を備えた自動車

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JPS58164449A (ja) * 1982-03-16 1983-09-29 エクスパンダブル・バン・トツプス・リミテツド 伸縮自在なバン天井テント装置を備えた自動車

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JPS623730U (ja) 1987-01-10

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