JP2517106Y2 - 刷版装着装置 - Google Patents

刷版装着装置

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JP2517106Y2 JP1991081673U JP8167391U JP2517106Y2 JP 2517106 Y2 JP2517106 Y2 JP 2517106Y2 JP 1991081673 U JP1991081673 U JP 1991081673U JP 8167391 U JP8167391 U JP 8167391U JP 2517106 Y2 JP2517106 Y2 JP 2517106Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、印刷機の版胴に刷版
を装着する刷版装着装置、特にフイルムベースの樹脂刷
版を装着することができる刷版装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術における刷版装着装置には、
例えば次のような実開昭60−62942号公報に開示
されているようなものがある。版胴の最外層がアルミニ
ウム製の板材であり、この板材に版胴の中心に向うほど
内側に食い込む切欠溝と内側が断面円形の室となってい
る切欠溝とが対向し、且つ版胴の軸線と平行に形成され
ていると共に、断面円形の室内に回動自在な軸が設けら
れている。そして、版胴の外周面に巻き付けられた樹脂
版の一方の端縁部が前記内側に食い込む切欠溝内に差し
込まれ、切欠溝内に設けられた突条の突起部に係合さ
れ、他方の端縁部が前記軸に設けられた溝に挿し込ま
れ、後者が前者に接近する方向に軸が回動されることに
より、樹脂版が版胴に装着されるのである。
【0003】この樹脂版の装着において、前記軸は、軸
の外周面に形成された平坦面がばねにより軸の設けられ
ている室内に突出した突子と押圧されることにより位置
決め静止されるのである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記の刷版装着装置
は、版胴の最外層にアルミニウム製の板材が設けられて
おり、アルミニウム製の板材は強度的に不十分で破損が
多発し、加えて、版胴の最外層にアルミニウム製の板材
を設けられているためにその分だけ版胴本体の径が小さ
くなり、そのことによる強度の低下が生じている。
【0005】又、刷版を緊張させる軸は、刷版を緊張さ
せる位置に静止されているので、印刷稼動のときに圧胴
のしごきにより発生する刷版の咥え尻側への寄りを吸収
して刷版の緊張を維持することができず、刷版が円周方
向に往復したり、版胴周面から浮いたりして、印刷品質
を損い、且つ刷版が破損する恐れがある。
【0006】この考案は、版胴及び刷版装着装置に十分
な強度を与えて破損の発生をなくすと共に、印刷稼動の
ときに発生する刷版の咥え尻側への寄りを吸収して刷版
を常時緊張状態に維持して、印刷品質を高く維持すると
共に、刷版の破損が発生しないようにすることを目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案の刷版装着装置
は、一端縁に咥え側の顎部を有するフイルムベースの樹
脂刷版を装着する版胴に用いられるのであり、該刷版装
着装置は、該版胴の外周面に軸線と平行に且つ版胴端側
の端部が塞がれた状態に設けられた溝、該溝の版胴端側
に若干の空域を残して着脱自在に装着されたブロックで
あり、該溝に装着された状態で前記版胴の外周面と整合
する円弧面及び円弧面に開口した長手方向の刷版装着溝
が形成されたブロック、該ブロックの刷版装着溝の開口
部の一方の側縁部に長手方向に形成され、前記刷版の顎
部が着脱自在に係合する段部から成る刷版保持手段、及
び長手方向に互に分離可能に結合された装着軸と補助軸
との2つの部分から成るロックアップ軸から構成されて
いる。 そして、前記装着軸は、刷版の他端縁である咥え
尻側が着脱自在に挿入される長手方向のスリットを有
し、前記刷版装着溝に回動自在に配設されると共に端部
が前記版胴の溝の空域に突出しており、前記補助軸は、
版胴端に回動自在に支持されていると共に、一端が前記
版胴の溝の空域で前記装着軸と互に分離可能に結合され
ており、更に該補助軸は、ロックアップ軸を一方向に回
するように付勢する例えばばね等の付勢手段及び該付
勢手段に抗してロックアップ軸を回動操作する例えば操
作棒の操作手段を具備していると共に、ロックアップ軸
の回動位置を規制する回動方向位置決め手段と連係して
いる。
【0008】
【作用】上記の刷版装着装置において、フイルムベース
の樹脂刷版の刷版への装着に際しては、先ず、ロックア
ップ軸の補助軸は付勢手段により回動され、回動方向位
置決め手段により解放回動位置に位置決めされている。
即ち、ロックアップ軸の装着軸も同様に解放回動位置に
ある。樹脂刷版の咥え側を刷版装着溝の一端から差し込
み、軸線方向に移動させる。このとき、咥え側の顎部が
刷版装着溝の開口部の一方の側縁部の段部に係合される
ようにする。樹脂刷版は、可撓体であるから、刷版装着
溝への差し込まれるのに際して湾曲するので支障はな
い。続いて、版胴を回転させて、版胴の外周面へ樹脂刷
版を巻き付ける。
【0009】次いで、回動方向位置決め手段を解放し
て、操作手段により付勢手段の付勢力に抗して補助軸、
即ち装着軸を回動し、回動方向位置決め手段により装着
回動位置に位置決めする。そのとき、装着軸の刷版端縁
保持手段は、刷版装着溝の開口部に露出する。そこで、
樹脂刷版の他端縁を保持手段に保持させる。
【0010】それから、回動方向位置決め手段を解放す
ると、補助軸、即ち装着軸は、付勢手段の付勢力で回動
されて樹脂刷版の他端縁を刷版装着溝内に巻き込み、樹
脂刷版は、付勢手段の付勢力で版胴の外周面に固定され
る。印刷稼動において生じる樹脂刷版の他端縁側への寄
りは、付勢手段の付勢力による装着軸の回動で吸収され
る。樹脂刷版を版胴から取り外す場合には、上記の装着
とは逆の手順の操作を行う。
【0011】
【実施例】この考案の実施例における刷版装着装置を図
面に従って説明する。薄板状の軽量な印刷版、特にフイ
ルムベースの樹脂刷版を使用する印刷においては、版胴
PCの外周面には、軸線と平行な角溝Sが設けられ、更に
角溝Sには、後に説明するような刷版牽引手段Rが配設
され、刷版牽引手段Rによって樹脂刷版Pが版胴PCに固
定される。
【0012】刷版牽引手段Rは、版胴PCの外周面の角溝
Sの少なくとも一方端を残して、角溝Sに長手方向に亘
って装着され、角溝Sに装着された状態で版胴PCの一部
となり得る円弧面1a 及び円弧面1a に開口(開口部2
a )した長手方向の刷版装着溝2が形成されたブロック
1を備えている。両側端縁の第1エッジ2b 及び第2エ
ッジ2c で画定される開口部2a をもつ刷版装着溝2に
は、ロックアップ軸3が図示しない支持手段によって軸
線方向には拘束されると共に回動自在に配設されてい
る。ブロック1は、刷版装着溝2の溝底に穿設されたボ
ルト孔1b にあって、角溝Sに穿設されたねじ穴に螺入
されるボルト4により角溝Sに着脱自在に装着される。
【0013】ロックアップ軸3は、刷版Pの端縁である
咥え尻側Pbの保持手段として、外周面に開口した軸線
方向のスリット3cが形成され、刷版装着溝2に配設さ
れた装着軸3aと、角溝Sにあって、刷版装着溝2から
突出した装着軸3aの一端と同軸線関係に雄雌嵌合の継
手部5及びボルト6を介して着脱自在に連結され、外端
が版胴PCの端板PCaから突出している補助軸3bと
から構成されている。補助軸3bに巻回されたねじりコ
イルばね7は、一端が継手部5、他端が版胴PCの端板
PCaに固定され、ロックアップ軸3を常に図2で反時
計回りに付勢する付勢手段となっている。
【0014】版胴PCの端板PCa の外側面において、補助
軸3b の突出端には、外周面に円周方向に適宜の間隔を
あけて第1位置決め溝8a 、第2位置決め溝8b 及び操
作棒穴8c が形成された位置決め板8が装着され、版胴
PCの端板PCa の外側面に回動自在に枢着された係止爪片
9は、ねじりコイルばね10により先端部9a が位置決め
板8の外周面に圧接されるように図4で時計回りに付勢
されている。従って、ロックアップ軸3、即ち位置決め
板8の回動により第1位置決め溝8a 又は第2位置決め
溝8b が係止爪片9の先端部9a に合致すると、先端部
9a が第1位置決め溝8a 又は第2位置決め溝8b に係
合するようになっている。
【0015】操作棒穴8cには、ロックアップ軸3の回
動操作時に操作棒11の先端部が差込まれ、ロックアッ
プ軸3を回動操作する手段となっている。刷版装着溝2
の開口部2aの第1エッジ部2bの内面に対し隙間12
をあけるように補助板13が刷版装着溝2の内面に軸線
方向に亘って固着されている。補助板13には、隙間1
2の隙間間隔が奥が広くなるような段部13aが形成さ
、刷版Pの端縁である咥え側の顎部Paを着脱自在に
保持する保持手段となっている。
【0016】上記の刷版装着装置の操作・作用について
述べると、先ず、樹脂刷版Pの咥え側の顎部Paをブロ
ック1の側面側から隙間12に差し込み、軸線方向に移
動させる。このとき、咥え側の顎部Paが補助板13の
段部13aに係合されるようにする。樹脂刷版P及びそ
の支持体は、フイルム等の可撓体であるから、隙間12
へ差し込まれるのに際して湾曲するので支障はない。
【0017】続いて、版胴PCを回転させて、版胴PCの外
周面へ樹脂刷版Pを巻き付ける。次いで、版胴PCに樹脂
刷版Pが装着されていない状態では、ロックアップ軸3
はねじりコイルばね7のばね力により回動され、係止爪
片9の先端部9a が位置決め板8の第2位置決め溝8b
と係合した回動位置にあるので、操作棒11を位置決め板
8の操作棒穴8c に差し込み、係止爪片9をねじりコイ
ルばね10のばね力に抗して回動し、先端部9a の位置決
め板8の第2位置決め溝8b との係合を外すと共に、操
作棒11を手動操作して位置決め板8をねじりコイルばね
7のばね力に抗して図2及び図4で時計回りに回動す
る。
【0018】そして、第1位置決め溝8a が位置決め板
8の外周面にコイルばね10のばね力で圧接されている係
止爪片9の先端部9a の位置に達すると、係止爪片9が
コイルばね10のばね力により図4で時計回りに回動し
て、先端部9a は第1位置決め溝8a に係合し、位置決
め板8、即ち装着軸3a は、所定の回動位置(図2に示
す位置)に位置決めされる。そのとき、装着軸3a のス
リット3c は、刷版装着溝2の第2エッジ部2c に沿っ
て開口部2a に露出する。そこで、樹脂刷版Pの咥え尻
側Pb をスリット3c に挿入する。
【0019】それから、係止爪片9をねじりコイルばね
10のばね力に抗して回動し、先端部9a の位置決め板8
の第1位置決め溝8a との係合を外すと、位置決め板
8、即ち装着軸3a は、ねじりコイルばね7のばね力に
より図2及び図4で反時計回りに図2の破線で示す位置
に回動し、樹脂刷版Pの咥え尻側Pb を刷版装着溝2内
に巻き込み、樹脂刷版Pは、ねじりコイルばね7のばね
力による張力をもって版胴PCの外周面に固定される。こ
の装着軸3a の回動は、操作棒11及び位置決め板8を介
して速度を調整しつつ行い、上記樹脂刷版Pの固定が終
了した後、操作棒11を位置決め板8の操作棒穴8c から
抜く。
【0020】印刷稼動において生じる樹脂刷版Pの咥え
尻側Pb への寄りは、ねじりコイルばね7のばね力によ
る装着軸3a の回動で吸収される。
【0021】万一何らかの事故で樹脂刷版Pが切断した
ような場合には、ロックアップ軸3はねじりコイルばね
7のばね力により図2及び図4で反時計回りに更に回動
するが、第2位置決め溝8b が位置決め板8の外周面に
圧接されている係止爪片9の先端部9a の位置に達する
と、係止爪片9がコイルばね10のばね力により図4で時
計回りに回動して、先端部9a は第2位置決め溝8b に
係合し、ロックアップ軸3の回動は阻止される。従っ
て、このようなときでも樹脂刷版Pの交換に何らの支障
も生じない。
【0022】樹脂刷版Pを版胴PCから取り外す場合に
は、上記の装着とは逆の手順の操作を行う。
【0023】版胴PCの角溝Sからブロック1を取り外
す場合には、版胴PCに樹脂刷版Pが装着されていない
状態であり、既述のようにロックアップ軸3は係止爪片
9の先端部9aが位置決め板8の第2位置決め溝8bと
係合した回動位置にあるので、操作棒11を位置決め板
8の操作棒穴8cに差し込み、係止爪片9をねじりコイ
ルばね10のばね力に抗して回動し、先端部9aの位置
決め板8の第2位置決め溝8bとの係合を外すと共に、
操作棒11を手動操作して位置決め板8、即ちロックア
ップ軸3をねじりコイルばね7のばね力に抗して図2及
び図4で時計回りに継手部5のボルト6が抜き取り得る
位置になるまで回動してから、継手部5からボルト6を
抜き取る。それにより、継手部5において、装着軸3a
は補助軸3bから取り外され得る仮係合状態となる。
【0024】それから更に、操作棒11を手動操作して
位置決め板8をねじりコイルばね7のばね力に抗して既
述の樹脂刷版Pの咥え尻側Pbをスリット3cに挿入す
る位置にまで、図2及び図4で時計回りに更に回動す
る。その位置は、既述のように係止爪片9の先端部9a
の第1位置決め溝8aとの係合により維持され、そのと
き、装着軸3aの直径方向に貫通している貫通孔(図示
しない)がブロック1を版胴PCの角溝Sに固着してい
るボルト4と合致するので、貫通孔からの工具操作によ
りボルト4を抜き取ることができる。 そこで、ボルト4
を抜き取ると、ブロック1は、版胴PCの角溝Sから取
り外され得る状態となる。そして、既に装着軸3aは、
版胴PCに取り付けられたままの補助軸3bから取り外
し得る状態となっているので、ブロック1は、装着軸3
aを嵌装したまま、版胴PCの角溝Sから取り外され得
る。
【0025】ブロック1を版胴PCの角溝Sに装着する
場合には、上記の取り外しとは逆の手順の操作を行う。
即ち、装着軸3aの貫通孔(図示しない)がブロック1
のボルト4と合致する状態に装着軸3aを嵌装したまま
のブロック1を版胴PCの角溝Sに嵌装し、工具操作に
よりボルト4を締め付けてブロック1を版胴PCの角溝
Sに固着する。そのとき、継手部5において、係止爪片
9の先端部9aの第1位置決め溝8aとの係合により所
定の回転位相に位置決めされている補助軸3bに対し
て、装着軸3aは仮係合状態になる。 それから、操作棒
11を位置決め板8の操作棒穴8cに差し込み、係止爪
片9をねじりコイルばね10のばね力に抗して回動し、
先端部9aの位置決め板8の第1位置決め溝8aとの係
合を外し、操作棒11を手動操作して位置決め板8、即
ちロックアップ軸3をねじりコイルばね7のばね力に従
って図2及び図4で反時計回りに継手部5のボルト6を
挿入し得る位置になるまで回動してから、継手部5にボ
ルト6を挿入して、装着軸3aを補助軸3bに結合す
る。 そして、操作棒11を手動操作して位置決め板8、
即ちロックアップ軸3をねじりコイルばね7のばね力に
従って図2及び図4で反時計回りに回動すると、係止爪
片9がコイルばね10のばね力で回動して、その先端部
9aが位置決め板8の第2位置決め溝8bに係合する。
かくして、装着軸3aは、樹脂刷版Pの元の装着位置に
保持される。
【0026】
【考案の効果】この考案による刷版装着装置は、次のよ
うな利点がある。樹脂刷版を版胴に装着する従来の技術
においては、実開昭60−62942号公報に示されて
いるように、樹脂刷版が直接版胴に着脱自在に装着され
るようになっていないので、版胴に対し着脱自在のアル
ミニウム製の板材に刷版装着装置を設け、刷版装着装置
によりアルミニウム製の板材に予め樹脂刷版を緊張状態
に装着し、しかる後にそのアルミニウム製の板材を版胴
に装着せざるを得なかった。それに対して、この考案に
おいては、樹脂刷版を版胴に装着するのに際し、版胴に
設けられた刷版装着装置により樹脂刷版を直接版胴に着
脱自在に緊張状態に装着されるようになっているので、
版胴の最外層に着脱自在の板材を設けることがなく、そ
の結果、その分だけ版胴本体の径が細くならないので
度の低下が生じない。
【0027】又、可撓性の大きいフイルムベースの樹脂
刷版を刷胴の所定位置に確実に装着することができる
上、印刷稼動のときに圧胴が版胴に装着された刷版に作
用して生じる版胴回転下流側に向かうしごき力による刷
版のずれ動きは、ロックアップ軸が巻き込み吸収するの
で、刷版の緊張を維持することができ、印刷品質を高め
ることができる。更にロックアップ軸が装着軸と補助軸
とに分離可能に構成されているので、装着軸をブロック
に取り付けたまま一緒に版胴に対し着脱可能であり、そ
の取外し時においても補助軸の回動位置が保持されてい
る。従って、刷版装着溝や装着軸の保守・修理における
装着軸の着脱及び保守・修理自体は、極めて容易であ
り、しかも、装着軸に伝達される付勢手段による付勢力
が、装着前と装着後とにおいて変化しないから、付勢手
段の付勢力の再設定を必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例における刷版装着装置を装着
した版胴の斜視部分図である。
【図2】図1のII−II線における断面図である。
【図3】この考案の実施例における刷版装着装置を装着
した版胴の拡大平面部分図である。
【図4】この考案の実施例における刷版装着装置を装着
した版胴の拡大側面部分図である。
【符号の説明】
1 ブロック 1a 円弧面 1b ボルト孔 2 刷版装着溝 2a 開口部 2b 第1エッジ部 2c 第2エッジ部 3 ロックアップ軸 3a 装着軸 3b 補助軸 3c スリット 4,6 ボルト 5 継手部 7,10 ねじりコイルばね 8 位置決め板 8a 第1位置決め溝 8b 第2位置決め溝 8c 操作棒穴 9 係止爪片 9a 先端部 11 操作棒 12 隙間 13 補助板 13a 段部 PC 版胴 PCa 端板 S 角溝 R 刷版牽引手段 P 樹脂刷版Pa 咥え側の顎部 Pb 咥え尻側

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端縁に顎部を有するフイルムベースの
    樹脂刷版を装着する版胴において、 該版胴の外周面に軸線と平行に且つ版胴端側の端部が塞
    がれた状態に設けられた溝、 該溝の版胴端側に若干の空域を残して着脱自在に装着
    れたブロックであり、該溝に装着された状態で前記版胴
    の外周面と整合する円弧面及び円弧面に開口した長手方
    向の刷版装着溝が形成されたブロック、 該ブロックの刷版装着溝の開口部の一方の側縁部に長手
    方向に形成された段部を有し、該段部で前記刷版の顎部
    を着脱自在に保持する保持手段、 及び長手方向に互に分離可能に結合された装着軸と補助
    軸との2つの部分から成るロックアップ軸から構成さ
    れ; 該装着軸は、刷版の他端縁を着脱自在に保持する保持手
    段を長手方向に形成し、前記刷版装着溝に回動自在に配
    設されると共に端部が前記版胴の溝の空域に突出してお
    り、 該補助軸は、版胴端に回動自在に支持されいると共に、
    一端が前記版胴の溝の空域で前記装着軸と互に分離可能
    に結合されており、更に該補助軸は、ロックアップ軸を
    一方向に回動するように付勢する付勢手段及び該付勢手
    段に抗してロックアップ軸を回動操作する操作手段を具
    備していると共に、ロックアップ軸の回動位置を規制す
    回動方向位置決め手段と連係している刷版装着装置。
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