JPH0454077Y2 - - Google Patents

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JPH0454077Y2
JPH0454077Y2 JP1984099275U JP9927584U JPH0454077Y2 JP H0454077 Y2 JPH0454077 Y2 JP H0454077Y2 JP 1984099275 U JP1984099275 U JP 1984099275U JP 9927584 U JP9927584 U JP 9927584U JP H0454077 Y2 JPH0454077 Y2 JP H0454077Y2
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packing
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、艙口蓋用パツキンに関する。
〔従来の技術〕
従来、この種のパツキンMは、第5図に示すよ
うに、横断面矩形のスポンジ部sとその3面を被
うゴム板部gとからなるものであつて、艙口蓋G
の下面のリテーナGr内に嵌合保持され、艙口蓋
Gを閉じる際に、艙口F上端のコンプレツシヨン
バー1を押圧することによりシールするようにな
つている。
しかし、このスポンジ製パツキンMは、第6図
に示すように、圧縮反力(Kg/200mm)がたわみ
量(mm)と正相関を呈するため、たわみ量が小さ
い間は圧縮反力が不足してシールが不完全になる
きらいがあり、逆に、たわみ量が大きくなると、
圧縮反力が大幅に増大するため、閉艙不能となる
ことがある。
ところで、第6図において、実線Aはパツキン
Mの下辺部中央にコンプレツシヨンバー1を当接
して加圧した場合の反力特性曲線、点線Bはパツ
キンMの下辺部中央から7.5mmづれた位置にコン
プレツシヨンバー1を当接して加圧した場合の反
力特性曲線、一点鎖線CはパツキンMの下辺部中
央から15mmづれた位置にコンプレツシヨンバー1
を当接して加圧した場合の反力特性曲線である
が、閉艙時にパツキンMの下辺部中央がコンプレ
ツシヨンバー1に当接する所謂センター圧縮時
(実線A参照)に比してパツキンMの下辺部中央
からづれた位置にコンプレツシヨンバー1が当接
する所謂オフセンター時(点線B及び一点鎖線C
参照)における圧縮反力が大きいため、閉艙時に
おけるパツキンMとコンプレツシヨンバー1との
当接位置許容範囲が殆どない。
ここで、第6図は、リテーナGr内に装着した
高さ50mm、幅92mm、長さ200mmのパツキンMに、
幅22mm、先端曲率半径11mm、長さ200mmのコンプ
レツシヨンバー1を当接したあと、リテーナGr
側から加圧してパツキンMのたわみ量(mm)と圧
縮反力(Kg/200mm)との関係を実験により得た
結果であり、実線AはパツキンMの下面中央にコ
ンプレツシヨンバー1を当接させた場合、破線B
はパツキンMの下面中央から7.5mmずらした位置
にコンプレツシヨンバー1を当接させた場合、一
点鎖線CはパツキンMの下面中央から15mmずらし
た位置にコンプレツシヨンバー1を当接させた場
合である。
一方、第7図に示すように、角筒体2と、その
上下壁3,4を連結する2枚の中央部補強壁5,
5と、これらの各側方にて上下壁3,4を連結す
る2枚の両側部補強壁6,6とからなり、かつ上
記補強壁5,5によつて中央部に逆二等辺三角形
の中央空洞7を形成すると共に、その両側に二等
辺三角形の両側部空洞8,8およびその両側に両
端部空洞9,9を形成させたパツキンNがある。
しかし、第8図に示すように、パツキンNは、
たわみ量が5〜13mmの範囲で反力特性曲線が平坦
になるが、たわみ量が14mm以上になると、圧縮反
力が急激に増大し、閉艙不能になる。
さらに、閉艙時にパツキンNの下壁中央にコン
プレツシヨンバーが接触する所謂センター圧縮時
(実線A参照)に対してオフセンター時(点線B、
一点鎖線C参照)における圧縮反力の変動が大き
いため、閉艙時におけるパツキンNとコンプレツ
シヨンバーとの当接位置許容範囲が極めて狭い。
なお、第8図も第6図の場合と同じ条件下で実
験した結果を示している。
〔考案の目的〕
本考案は、係る従来の欠点を克服するためにな
されたものであり、その目的は、艙口蓋用パツキ
ンの圧縮反力を従来のパツキンに比して全艙的に
低減させるとともに、艙口蓋用パツキンのたわみ
量が5〜20mmに及ぶ広い範囲で略一定の圧縮反力
が得られ、かつ、センター圧縮時に対してオフセ
ンター時の圧縮反力の変動の少ない艙口蓋用パツ
キンを提供することにある。
〔考案の構成〕
すなわち、本考案の艙口蓋用パツキンは、弾撥
性を有するゴム状弾性体からなり、かつ被圧縮方
向に向けて配置した複数の仕切壁によつて奇数個
の部屋を形成してなる艙口蓋用パツキンにおい
て、前記部屋のうちパツキン中央部に位置する部
屋を倒立台形状に成すと共に、前記仕切壁の上端
部の肉厚を下端部の肉厚と同等かそれ以上にした
ことを特徴とする。
〔実施例〕
以下、図面により本考案を説明する。
第1図において、E1は艙口蓋用パツキンであ
り、艙口蓋用パツキンE1は、角筒体11と、そ
の上下壁12,13を連結する2枚の仕切壁2
0,20とによつて構成されている。そして、2
つの仕切壁20,20によつてパツキン中央部に
倒立台形状の部屋101が形成されるとともに、
その両側に台形状の両側部部屋102,102が形
成されている。
上記仕切壁20,20は、実線で示すように直
線状であるが、二点鎖線で示すように、中間部を
外側に向かつてやや湾曲させてもよい。
また、各仕切壁20の圧縮方向に対する傾斜角
度θは、5〜15°の範囲内に設定することが望ま
しい。
すなわち、仕切壁20の傾斜角度θが5°未満の
ときは、艙口蓋用パツキンE1に圧縮力が加わつ
た時、仕切壁20,20の中間部が中央の部屋1
1側に湾曲し、つまり、X状に湾曲してしまう
関係上、圧縮反力の増加が著しくなり、第4図に
示すような、圧縮反力の平坦性を維持できなくな
る。
また、仕切壁20の傾斜角度θが15°を超える
と、艙口蓋用パツキンE1に圧縮力が加わつた時
における圧縮反力が低下し、所期の効果を得るこ
とができなくなるからである。
また、各仕切壁20の肉厚は、その下端部の肉
厚をaとし、上端部の肉厚をbとすると、 a≦b の関係に設定することが好ましい。
これは、a>bの関係であると、各仕切壁20
の座屈が撓みの初期段階で起き、所定の圧縮反力
が得られないからである。
本考案は、特に、パツキンE1の中央部に位置
する部屋101を倒立台形状に形成したから、使
用に際して艙口蓋用パツキンE1に圧力が加わる
と、第4図に示すように、たわみ量に対する圧縮
反力を従来のパツキンNに比して低減できる一
方、たわみ量が5〜20mmに及ぶ広い範囲で略一定
の圧縮応力を得ることができる。
しかも、倒立台形状に形成した部屋101の下
部の幅Wを適宜、選択することにより、艙口Fや
その艙口蓋G等の製作誤差等によつて閉艙時にお
けるパツキンE1とコンプレツシヨンバー1との
当接位置が相違しても圧縮反力の変動が非常に少
ない(実線A、点線B及び一点鎖線C参照)。そ
の結果、閉艙時におけるパツキンE1とコンプレ
ツシヨンバー1との当接位置許容範囲を大きく設
定できることになる。
なお、この考案におけるパツキンE1が、第4
図に示すように、たわみ量が5〜20mmに及ぶ広い
範囲で平坦部を有する曲線を生ずる理由は、パツ
キン中央部の部屋101の形状に起因するものと
考えられる。
すなわち、第3図に示すように、パツキンE1
の下壁中央にコンプレツシヨンバー1が当接する
と、当初はコンプレツシヨンバー1が当接する下
壁13の中央が歪み、この歪み反力以上の力が加
わると、仕切壁20,20が座屈を起こしながら
O脚状に変形する。この座屈現象により、たわみ
量に対する圧縮反力がたわみ量が5〜20mmに及ぶ
広い範囲で平坦性を示すことになるものと推察さ
れる。
第1図において、30は、中央の部屋101
左右両側に位置する台形状の部屋102の外側下
部に形成された凹部であり、パツキンE1に圧縮
力が加わつた時、パツキンE1がリテーナGrから
離脱するのを防止するようになつている。
第2図は、本考案の他の実施例に係る艙口蓋用
パツキンE2を示し、パツキンE2の中央部に位置
する倒立台形状の部屋101の左右両側にそれぞ
れ2つの部屋102を形成した例である。なお、
第2図において、20は仕切壁、30は凹部であ
る。
この艙口蓋用パツキンE2も上述した艙口蓋用
パツキンE1と同様の効果を奏するのは言うまで
もない。
以下、本考案に係る艙口蓋用パツキンE1の効
果を確認するため行つた実験例の結果について説
明する。
〔実施例 1〕 リテーナGr内に装着した高さ50mm、幅92mm、
長さ200mmのパツキンE1に、幅22mm、先端曲率半
径11mm、長さ200mmのコンプレツシヨンバー1を
当接したあと、リテーナGr側から加圧してパツ
キンE1のたわみ量(mm)と圧縮反力(Kg/200
mm)との関係を調べたところ、第4図に示す結果
を得た。
第4図において、実線Aは、パツキンE1の下
面中央にコンプレツシヨンバー1を当接させた場
合の反力特性曲線、破線BはパツキンE1の下面
中央から7.5mmずらした位置にコンプレツシヨン
バー1を当接させた場合の反力特性曲線、一点鎖
線CはパツキンE1の下面中央から15mmずらした
位置にコンプレツシヨンバー1を当接させた場合
の反力特性曲線を示している。
第4図から本考案の艙口蓋用パツキンE1は、
たわみ量が5〜20mmに及ぶ広い範囲で圧縮反力が
従来のパツキンNに比して低くなつているととも
に、たわみ量が5〜20mmに及ぶ広い範囲で略一定
の圧縮反力が得られることが分かる。さらに、セ
ンター圧縮時に対し、オフセンター時の圧縮反力
の変動が非常に少ないことが分かる。
〔考案の効果〕
上記のように、本考案は、弾撥性を有するゴム
状弾性体からなり、かつ被圧縮方向に向けて配置
した複数の仕切壁によつて奇数個の部屋を形成し
てなる艙口蓋用パツキンにおいて、前記部屋のう
ちパツキン中央部に位置する部屋を倒立台形状に
成すと共に、前記仕切壁の上端部の肉厚を下端部
の肉厚と同等かそれ以上にしたので、たわみ量に
対する圧縮反力を従来に比べて全般的に低くでき
るとともに、たわみ量が5〜20mmに及ぶ広い範囲
において略一定の圧縮反力が得られる。その結
果、艙口蓋の閉蓋装置を小形化、省力化できるよ
うになつた。
さらに、センター圧縮時に対し、オフセンター
時の圧縮反力の変動が少ないので、艙口蓋用パツ
キンとコンプレツシヨンバーとの当接位置許容範
囲が大幅に拡大し、閉蓋不能に陥る虞れがなくな
つた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る艙口蓋用パツキンの一実
施例を示す断面図、第2図は本考案に係る艙口蓋
用パツキンの他の一実施例を示す断面図、第3図
は第1図の艙口蓋用パツキンの使用状態を示す説
明図、第4図は第1図の艙口蓋用パツキンのたわ
み量と圧縮反力との関係を示す図、第5図はスポ
ンジ製の艙口蓋用パツキンの使用状態を示す説明
図、第6図は第5図の艙口蓋用パツキンのたわみ
量と圧縮反力との関係を示す図、第7図はパツキ
ン中央の部屋が2等辺三角形である従来の艙口蓋
用パツキンの断面図、第8図は第7図の艙口蓋用
パツキンのたわみ量と圧縮反力との関係を示す図
である。 101……パツキン中央部に位置する部屋、a
……仕切壁下端部の肉厚、b……仕切壁上端部の
肉厚。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弾撥性を有するゴム状弾性体からなり、かつ被
    圧縮方向に向けた配置した複数の仕切壁によつて
    奇数個の部屋を形成してなる艙口蓋用パツキンに
    おいて、前記部屋のうちパツキン中央部に位置す
    る部屋を倒立台形状に成すと共に、前記仕切壁の
    上端部の肉厚を下端部の肉厚と同等かそれ以上に
    したことを特徴とする艙口蓋用パツキン。
JP9927584U 1984-06-30 1984-06-30 艙口蓋用パツキン Granted JPS6114190U (ja)

Priority Applications (1)

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JP9927584U JPS6114190U (ja) 1984-06-30 1984-06-30 艙口蓋用パツキン

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JP9927584U JPS6114190U (ja) 1984-06-30 1984-06-30 艙口蓋用パツキン

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JPS6114190U JPS6114190U (ja) 1986-01-27
JPH0454077Y2 true JPH0454077Y2 (ja) 1992-12-18

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS643325U (ja) * 1987-06-25 1989-01-10
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JPS6114190U (ja) 1986-01-27

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