JPH025136Y2 - - Google Patents

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JPH025136Y2
JPH025136Y2 JP1983128062U JP12806283U JPH025136Y2 JP H025136 Y2 JPH025136 Y2 JP H025136Y2 JP 1983128062 U JP1983128062 U JP 1983128062U JP 12806283 U JP12806283 U JP 12806283U JP H025136 Y2 JPH025136 Y2 JP H025136Y2
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JP
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valley
center
wall thickness
stop rubber
bellows
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JP1983128062U
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JPS6035938U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、サスペンシヨンのストツプラバー構
造に関する。
〈従来の技術〉 一般にストラツト式サスペンシヨン等のストロ
ークを制限するためにストツプラバーが使用され
ており、このストツプラバーの1つとして蛇腹形
状のものが知られている。
ところが、上記従来のストツプラバーは、一般
的には蛇腹の肉厚及びピツチがそれぞれ全長に亘
つて同一であるため、圧縮されたとき、座屈と呼
ばれる不規則な変形をし、このことによりラバー
の局部的な歪が大きなものとなり、耐久性が悪い
という問題があつた。
本考案者等は、かかる問題を解決するものとし
て実願昭56−130032号(実開昭58−35029号)に
開示の技術を提案している。しかしながら上記先
行技術にあつては、ストツプラバー端部に最も近
い山部が圧縮に伴つて斜め上方に折れたり、斜め
下方に折れたりしてその方向が一定ではない。そ
れ故、例えばストツプラバー上端に近い山部が圧
縮開始時斜め下方へ折れることも起こり得る。こ
の場合圧縮力が更に増大すると、この上方の谷部
は最終的に上向きに揃うこととなり、この山部に
は方向の変化により引張力と圧縮力とが順に加わ
ることとなり、耐久性劣化という問題を生じる。
実際に耐久性試験(600Kgの荷重繰り返し試験)
では、約3万回で破れを生じた。
〈考案の目的〉 本考案は、このような問題点を解決し、上記先
行技術より更に耐久性に優れたストツプラバー構
造を実現したものである。即ち本考案は、蛇腹形
状のストツプラバーが圧縮されたとき、各山部は
予め定められた一定方向へ折れ曲がりかつ中央部
分から圧縮され、その圧縮変形を常に一定の形状
に保つことにより、圧縮時の歪を均一化して耐久
性の向上を図つたものである。
〈考案の構成〉 本考案にかかるストツブラバー構造は、サスペ
ンシヨンのストロークを制限する蛇腹状のストツ
プラバーにおいて、蛇腹部分は、偶数個の山部と
奇数個の谷部とを有し、その略中央において蛇腹
中心軸に対し直交する基準面に面対称に構成され
かつ各谷部において谷部中央の肉厚を谷部両端の
肉厚より厚く形成するとともに、隣接する谷部の
端同士において中央に近い方の谷部の端をこれよ
り遠い谷部の端より小さい肉厚に形成し、かつ各
谷部中央の肉厚が中央からストツプラバー両端へ
向かうに従つて順次厚くなるよう構成されたもの
である。
〈実施例〉 第1図は、本考案に係るストツプラバーが組み
込まれるストラツト式サスペンシヨンの上部を示
し、1はストラツトであつて、該ストラツト1の
シリンダ1aの下部は、図示していないがサスペ
ンシヨンアームを介して車体に取りつけられてい
る。一方ストラツト1のピストン1b上端には車
体(図示せず)に接続するマウンテイングブロツ
ク2が取りつけられているとともに、該マウンテ
イングブロツク2直下のストラツト1外周にはコ
イルスプリング3が設けられている。
さらに、4はストラツト1のピストン1aの露
出部分を被覆する伸縮自在なラバー製蛇腹材より
なるダストブーツであつて、該ダストブーツ4の
上部には蛇腹形状のストツプラバー5がダストブ
ーツ4と一体に形成されており、バンプ時にスト
ラツト1のシリンダ1a上端面に衝合してシリン
ダ1aの上方移動即ちサスペンシヨンのストロー
クを制限するよう構成されている。6はスプリン
グコイル3を支持するラバーシートである。
第2図は、ストツプラバー5部分の構造を示
し、奇数個例えば5つの谷部7,8,9,8′,
7′と、偶数個例えば4つの山部10…10
からなる、山部10…10の幅aは全て同一
値をとり、他方谷部7,8,9,8′,7′の幅は
中央の谷部9の幅b1が最も小さく、次いでこの
谷部に隣接する谷部8,8′の幅b2は、これよ
りやや大きく、さらに最も外側の谷部7,7′の
幅b3が幅b2よりも僅か大きいという関係に設
定されている。即ち、幅b1,b2,b3の大小
関係は、b1<b2<b3である。これら谷部
7,8,9,8′,7′及び山部10…10に
て形成される蛇腹部分はその中央において、蛇腹
中心軸に対し直交する基準面Pに面対称に形成さ
れかつ各谷部において谷部中央の肉厚を谷部両端
の肉厚より厚く設定されている。
第3図は、前述の構造をより詳細に示すもので
面対称の位置を示す基準面Pは、中央の谷部9の
中央を横切る。ここで中央の谷部9の幅b1につ
き説明する。谷部9の表面は略円形であり、これ
が山部10…10の頂部に達する点の接線
(図中破線で示す)を引く。一方円形表面最底部
において、同様に接線を引くと、この線は、前記
2つの接線に交差する。この交差点間の距離が谷
部9の幅b1として定義される。同様にして隣接
する谷部8,8′の幅b2も決定される。尚、谷
部7,8,8′,7′の表面は、谷部9より大きい
円形とするか若しくは非円形でもよい。山部10
…10の幅aは谷部7,8間の距離として定
義される。また各谷部7,8,9,8′,7′の肉
厚は次のような条件を満たしている。即ち、谷部
9を例にとるとその中央(最底部)の肉厚c1
は、谷部9両端の肉厚c2より厚く(c1>c
2)設定されている。同様に隣接する谷部8,
8′においても、中央の肉厚d1は、両端の肉厚
より厚く(d1>d2,d1>d3)設定され、
また肉厚c1とd1の関係はc1<d1に、肉厚
d2とd3の関係は、d2>d3となる如く設定
されている。さらに、隣接する谷部の端同士にお
いて中央に近い方の谷部の端をこれより遠い谷部
の端より小さい肉厚に形成されている。例えば谷
部8,9についていえば、肉厚c2は肉厚d2よ
り小さく(c2<d2)設定されているのであ
る。さらにまた、基準面Pが通る谷部9の中央肉
厚が最も小さく、この中央谷部9から上下に離れ
るに従つて、谷部中央の肉厚は次第に厚くなつて
いく。各谷部両端における肉厚もこれと同様の関
係を有している。
次に上記実施例の作用を第4図及び第5図を用
いて説明するに、バンプ時のようにストツプラバ
ー5に圧縮力が作用する場合には、谷部8,9の
肉厚c1<d1、山部10の肉厚c2<d2な
る関係より、第4図に示す如く山部10,10
から変形開始する。このときc2<d2より薄
い肉厚c2部分が膨張し、外方へ押し出され、山
部10は矢印eの如く斜め上方へ、山部10
は矢印fの如く斜め下方へ膨出する。これに続い
て山部10,10においてもその肉厚の差に
より、それぞれ斜め上方(矢印g方向)及び斜め
下方(矢印h方向)へ膨出する。さらに、圧縮力
が増大すると、第5図に示すように山部10が
山部10に、また山部10が山部10にそ
れぞれ覆い被さる如く重合する。
このように肉厚c1>c2なる関係は、圧縮力
が加わつたとき山部10,10側から変形さ
せる作用をなし、また肉厚c1<d1なる関係は
中央の谷部9から圧縮変形させる作用をなす。さ
らに、山部10…10における肉厚の差、例
えば山部10においてc2<d2なる関係は、
山部10を斜め上方向に膨出させる作用をな
し、同様の関係から山部10は斜め上方に、山
部10,10は斜め下方に膨出する。さらに
また、基準面に対し面対称となつていることから
蛇腹部分の上半分と下半分とは動作が同一にな
る。かかる作用の組合せから、各山部は常に一定
方向へ膨出し、かつ中央の谷部から外方へ膨み始
め最終的には中央の谷部が隣接する谷部へ折重な
る如く圧縮される。これにより極めて高い圧縮率
(約70%)が得られる。また山部10…10
の変形方向は常に一定であり、引張荷重のみがこ
れに加わることとなる。それ故、疲労は最小限に
抑制され、実際耐久試験(600Kg荷重繰り返し印
加)においても約10万回という結果が得られた。
〈考案の効果〉 本考案にかかるストツプラバー構造は、ストツ
プラバー蛇腹部分が偶数個の山部と奇数個の谷部
とを有し、基準面において面対称であり、かつ各
谷部において谷部中央の肉厚が谷部両端の肉厚よ
り厚く形成されている。さらに、隣接する谷部の
端同士において中央に近い方の谷部の端をこれよ
り遠い谷部の端より小さい肉厚に形成されてい
る。これより圧縮力が加わつたとき山部から変形
開始し、かつこの山部は肉厚部分側に膨出する。
また本考案によれば、各谷部中央の肉厚が中央か
らストツプラバー両端へ向かうに従つて順次厚く
なるよう形成されている。これにより、蛇腹部分
は中央より圧縮変形が開始することとなる。以上
のような圧縮変形力の組合せにより、ストツプラ
バーは中央部から変形開始し、かつ上半分の山部
は斜め上方へ、下半分の山部は斜め下方へ膨出
し、中央の山部が側部の山部に折り重なる如く変
形し、かかる変形は上下対称であり、かつ常に一
定である。これより従来のものに比較し格段の耐
久性向上と高い圧縮率を同時に実現することがで
きる。さらに各谷部は中央に向かうに従つて谷部
の幅が小さくかつ肉厚も薄く設計されているか
ら、中央部に近い程、応答性はよく、比較的小さ
い衝撃であつても効率よくこれを吸収する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例に係るストツプラバーが
組み込まれるストラツト式サスペンシヨンの上部
構造を示す断面図、第2図は、実施例ストツプラ
バーの要部断面図、第3図は、実施例構造を説明
するための断面図、第4図は、圧縮開始時の状態
を示す断面図、第5図は、圧縮最終段階の状態を
示す断面図である。 1……ストラツト、1a……シリンダ、1b…
…ピストン、2……マウンテイングブロツク、3
……コイルスプリング、4……ダストブーツ、5
……ストツプラバー、、6……ラバーシート、7,
8,9,8′,7′……谷部、10…10……
山部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) サスペンシヨンのストロークを制限する蛇腹
    状のストツプラバーにおいて、蛇腹部分は、偶
    数個の山部と奇数個の谷部とを有し、その略中
    央において蛇腹中心軸に対し直交する基準面に
    面対称に構成されかつ各谷部において谷部中央
    の肉厚を谷部両端の肉厚より厚く形成するとと
    もに、隣接する谷部の端同士において中央に近
    い方の谷部の端をこれより遠い谷部の端より小
    さい肉厚に形成し、かつ各谷部中央の肉厚が中
    央からストツプラバー両端へ向かうに従つて順
    次厚くなるよう構成されたことを特徴とするサ
    スペンシヨンのストツプラバー構造。 (2) 上記谷部の幅は、蛇腹中央において最も小さ
    く、ストツプラバー両端へ向かうに従つて大き
    くなるよう構成されたことを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項記載のサスペンシヨン
    のストツプラバー構造。
JP12806283U 1983-08-18 1983-08-18 サスペンションのストップラバ−構造 Granted JPS6035938U (ja)

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JPS6035938U JPS6035938U (ja) 1985-03-12
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KR20130093620A (ko) * 2010-08-12 2013-08-22 이 아이 듀폰 디 네모아 앤드 캄파니 열가소성 자운스 범퍼

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