JPH044016Y2 - - Google Patents

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JPH044016Y2
JPH044016Y2 JP19348487U JP19348487U JPH044016Y2 JP H044016 Y2 JPH044016 Y2 JP H044016Y2 JP 19348487 U JP19348487 U JP 19348487U JP 19348487 U JP19348487 U JP 19348487U JP H044016 Y2 JPH044016 Y2 JP H044016Y2
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JP
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main tower
leaf spring
vibration
brace
hat
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JP19348487U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は橋梁主塔模型におけるブレース部の構
造に関するものである。
(従来技術) 従来の橋梁主塔模型に於けるブレース部の処理
としては第11図に示すように、たこ糸、ナイロ
ン糸、ピアノ線a等を使用する方法と、第12図
〜第13図の如くハツト形に成形された平面型の
板ばねbを使用する方法とがあつた。前者の方法
では張力の導入状態により振動数が変わること、
又実際の部材は圧縮に対しても作用するが、この
方法ではそれが再現されない等の欠点をもつてい
た。後者の方法では、ブレース部のトラスとして
の作用が主塔面内振動モードだけに限られ、他の
振動モードが再現できないという欠点をもつてい
た。
(考案の解決しようとする問題点) 吊橋、斜張橋のブレースタイプの主塔の振動実
験用模型を製作するときは、振動数・振動モード
を相似させる必要がある。相似させるためには、
ブレース部のモデル化が重要な要因である。
本考案はモデル化の性能を向上させ、3次振動
モード(主塔面内・面外・捩れ振動モード)まで
相似させることを可能にするブレース部の構造を
提供しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) 両側部にボルトで固定可能な取付部を、これら
取付部間にハツト部を備え、取付部とハツト部の
接続部を90°捩つて可動部としたことを特徴とす
る板ばねをブレース部に使用し、引張・圧縮、平
面・側面2方向への曲げ、並びに捩れにも対応で
きるようにした。
(実施例) 主塔ブレース部は第7図〜第8図に示す如く、
トラス構造となつている。トラス構造は第8図の
如く付け根はヒンジ構造Hで、圧縮力Cと引張力
Tに抵抗しうる部材である。
このような部材であるから、従来技術の如く糸
やピアノ線を用いる方法では圧縮力に抵抗でき
ず、又従来型の平面板ばねでは第9図に示す振動
方向の内、橋軸直角方向(第9図a)即ち主塔面
内振動は相似するものの、他の2つの振動モード
即ち橋軸方向(第9図b)と捩れ方向(第9図
c)の相似条件を満足させるには不適である。
さて、第1図は本考案を施した主塔1を示し、
第2図にその詳細を示す。ブレース部2に用いる
板ばね3は引張と圧縮両方向への変形が可能で、
平面方向と側面方向の2方向へ曲がることができ
る構造となつている。
板ばね3は第3図a及び第3図bに示す構造と
なつている。即ち、板ばね3は左右対称で両側部
に取付部4を備え、この部分で夫々1個のねじ5
により相手部材6にとりつけられる。取付部4は
その内側で90°捩られ、この捩り部が可動部7と
なり、ここから内側はハツト形に成形されてい
る。ハツト形に成形されたハツト部8の頂部は前
記取付部4の面と直交している。
(作用) 第4図は本考案を実施した主塔1の主塔面内振
動を示し、板ばね3の存在により引張力にも圧縮
力にも対応し、変形して剛性をもたせ乍ら振動が
発生することを示す。即ち板ばね3のハツト部8
が引張力に対しては点線で示す元の状態から第4
図cの如く変形し、圧縮力に対しては同じくハツ
ト部8が第4図dの如く変形している。
第5図は主塔面外振動を示す。この振動の場合
には主塔1は第5図bの如くわん曲するが、この
とき第5図cの如く板ばね3はその可動部7が曲
がることができる。
第6図は主塔1の捩れの場合で、第6図bの如
く主塔1は捩られるが、この場合には第6図cの
如く、板ばね3の可動部が捩れるので、この主塔
の捩れ振動に対応可能である。
(効果) 両側部にボルトで固定可能な取付部を、これら
取付部間にハツト部を備え、取付部とハツト部の
接続部を90°捩つて可動部とした板ばねを使用し
たことにより、引張・圧縮はもとより、平面・側
面2方向への曲げ、並びに捩れにも対応可能であ
る。これにより、3次振動モードまで相似させる
ことができるので、モデル化性能の向上に寄与す
るところ極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が実施される主塔正面図。第2
図は第1図の矢視部詳細図。第3図aは第2図
の矢視部の詳細で、板ばねの側面図。第3図b
は同じく平面図。第4図は主塔面内振動の説明図
で、第4図aは主塔全体図、第4図bは第4図a
のA矢視部詳細図、第4図c及び第4図dはハツ
ト部の変形状態を示す。第5図は主塔面外振動の
説明図で、第5図aは主塔の面外振動の態様を、
第5図bは第5図aのA矢視部詳細図で、主塔面
外振動時の各部の変形の態様を、第5図cは板ば
ねの変形状態を示す。第6図は主塔の捩れ時の態
様を示し、第6図aは全体正面図、第6図bは第
6図aのA−A矢視図、第6図cは捩れ時の板ば
ねの変形の態様を示す。第7図は主塔の全体正面
図。第8図は第7図の矢視部詳細図。第9図
a,b,cは主塔の3つの変形態様を示す。第1
0図は従来型板ばねを示し、第10図aは側面
図、第10図bは平面図。第11図〜第12図は
従来型ブレース部の処理例を示す。第13図は第
12図の矢視部詳細図。 図において;1……主塔、2……ブレース部、
3……板ばね、4……取付部、5……ねじ、6…
…相手部材、7……可動部、8……ハツト部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両側部にボルトで固定可能な取付部4を有し、
    これら取付部4,4間にハツト部8を備え、取付
    部4とハツト部8の接続部を90°捩つて可動部7
    としたことを特徴とする板ばね3をブレース部に
    使用したことを特徴とする橋梁主塔模型における
    ブレース部の構造。
JP19348487U 1987-12-22 1987-12-22 Expired JPH044016Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP19348487U JPH044016Y2 (ja) 1987-12-22 1987-12-22

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JP19348487U JPH044016Y2 (ja) 1987-12-22 1987-12-22

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Publication Number Publication Date
JPH0198217U JPH0198217U (ja) 1989-06-30
JPH044016Y2 true JPH044016Y2 (ja) 1992-02-06

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