JPS5830818Y2 - ゴム支承片 - Google Patents

ゴム支承片

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Publication number
JPS5830818Y2
JPS5830818Y2 JP4075579U JP4075579U JPS5830818Y2 JP S5830818 Y2 JPS5830818 Y2 JP S5830818Y2 JP 4075579 U JP4075579 U JP 4075579U JP 4075579 U JP4075579 U JP 4075579U JP S5830818 Y2 JPS5830818 Y2 JP S5830818Y2
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JP
Japan
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elastic body
rubber
rubber elastic
bearing piece
reinforcing steel
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Expired
Application number
JP4075579U
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English (en)
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JPS55140509U (ja
Inventor
亘 安部
恵三 石川
賢治 福入
Original Assignee
オイレス工業株式会社
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Publication date
Application filed by オイレス工業株式会社 filed Critical オイレス工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、橋梁、高架などに使用されるゴム弾性体の上
下面を補強鋼板で挟持して一体に結合せしめたゴム支承
片の改良に関するものである。
一般に橋梁などに用いられるこれらのゴム支承片は第2
図に示すようにゴム弾性体1と該ゴム弾性体1の上下面
を補強鋼板2,2で挟持して加硫あるいは接着などで一
体に結合せしめたゴム支承片3を単層もしくは第1図に
示すように複数個重層せしめて、橋脚などの下部構造B
と橋桁などの上部構造0間に配し、上部構造Gの荷重お
よび該上部構造Gの伸縮なわびにたわみなどの変位を該
ゴム弾性体1の変形で逃がすものである。
なお、第1図においては下部構造Bの上面に下部構は部
材4を、また上部構造Gの下面に上部受は部材5を配し
てゴム支承片3を支持せしめた態様を示す。
ここで、ゴム支承片3は上下部構造G、Bの上下面が平
滑に仕上げられた場合、上下部受は部材4゜5を介する
ことなく直接該上下部構造G、Hに配することができる
ものである。
ところで、該構成のゴム支承片3は上部構造Gの自重な
らびに車輛などの通行によって鉛直方向の圧縮力が作用
すると、ゴム弾性体1がその変形量(沈下量)分だけ補
強鋼板2,2の周縁より膨出する(第3図参照)。
なお、図は側面で示したが係る場合水平方向いわゆる平
面では辺の中心を対称軸とする円弧状に膨出するもので
゛ある。
このような現象が繰り返し生じると、ゴム弾性体1の補
強鋼板2との接合面周縁部に応力が集中し、該ゴム弾性
体1が応力集中を受けた個所から破壊する不具合が発生
する。
詳述すれば鉛直方向の圧縮力によってゴム弾性体1が膨
出すると該部分には周縁部より外向きの引張り力が作用
しく図中矢印Z)、その反力として周縁部いわゆる補強
鋼板2との接合面周縁部に弓張り力Zと逆方向の力(応
力)(図中矢印Y)が集中し、また圧縮力に対し7ても
鉛直方向の反力(応力)、(図中矢印X)が生じる。
よって、膨出による応力Yと圧縮による鉛直方向の応力
Xが繰り返し補強鋼板2とゴム弾性体1の接合面周縁部
に集中すると、ゴム弾性体1に応力が集中した個所より
破壊が図中記号Tのごとく発生する。
また、第4図に示すように上部構造Gの伸縮ならびにた
わみなどの変位によって水平方向の剪断力が作用した場
合でも、圧縮力が作用した場合と同様に補強鋼板2とゴ
ム弾性体1の接合面周縁部に応力が集中し、該部分から
破壊を生じる。
詳述すれば水平方向の変形によってゴム弾性体1が膨出
すると該部分には周縁部より外向きの引張り力が作用し
く図中矢印Z)、その反力として周縁部に応力(図中矢
印Y)が集中し、かつ鉛直方向にも変形による応力(図
中矢印X)が生じるため破壊が図中記号Tのごとく発生
する。
このように、繰り返し作用する鉛直方向ならびに水平方
向の力を支持するゴム支承片3のゴム弾性体1に破壊が
生じることは、上部構造Gの支持ならびに該上部構造G
の伸縮、たわみを逃がす機能が損なわれ、該ゴム支承片
3の交換を行なわなければならない問題をも誘発せしめ
るため、破壊を緩和したゴム支承片3の出現が望まれて
いる。
本考案は上記の要望を満すべくなされたもので、ゴム支
承片の補強鋼板の周縁部に傾斜面を設け、またゴム弾性
体の側面には凹曲面をなす凹部を形成せしめて鉛直方向
ならびに水平方向の力が作用しても該ゴム弾性体に膨出
による応力集中が生じるのを緩和せしめ耐久性にすぐれ
るゴム支承片を得るものである。
すなわち、ゴム弾性体と接する補強鋼板の周縁部には、
該補強鋼板の肉厚tsに対して肉厚方向の一辺taをt
a二tsX4−4両方向の一辺tbをtb=24
3゛ tSx丁〜百とした傾斜面を形成せしめ、かつ補強鋼板
間に挟持されるゴム弾性体の側面にはその中心部の最大
深さCを、支承片の一辺aと他と一辺すで積で表わされ
る支圧面積Aとしたとき、C=−(、/A −(iヌ■
い−5−0,9Eわ/2とした凹曲面をなす凹部を形成
せしめたことを特徴とするゴム支承片を提供するもので
ある。
以下、本考案の実施例を図面において詳細に説明する。
なお、従来のゴム支承片と同一構成部分は同一符号を用
いるものとする。
6は補強鋼板2,2の周縁部に形成された傾斜面で、該
傾斜面6はゴム弾性体1との接合面側に設けられるもの
である。
7はゴム弾性体1の側面に形成された縦断面形状が凹曲
面8をなす凹部で、該凹部8は補強鋼板の傾斜面6を覆
うように設けられるものである。
本考案のゴム支承片3は、補強鋼板2の周縁部に傾斜面
6を形成し、かつ該補強鋼板2間に挟持されるゴム弾性
体1の側面には縦断面形状が凹曲面8をなす凹部7に設
けることにより鉛直方向および水平方向の力が作用して
も該ゴム弾性体1が周縁部から膨出しないため応力集中
がなくゴム弾性体1の破壊を緩和できるものである(第
7図および゛第8図参照)。
詳述すれば、ゴム支承片3に鉛直方向ならびに水平方向
の力が作用した場合、ゴム弾性体1の凹部7には周縁部
方向に引張り力が作用するように変形し、(図中矢印Z
)、その反力として中心方向に応力(図中矢印Y)が発
生する。
しかしながら、該応力Yは鉛直方向ならびに水平方向の
変形によって生じる鉛直方向の反力(応力)、(図中矢
印X)で緩和され、また該応力Xに補強鋼板2の周縁部
に傾斜面6を形成せしめてなるため、その作用位置が周
縁部より内側に移動する。
このためゴム弾性体1の補強鋼板2との接合面周縁部に
該ゴム弾性体1に破壊を生じるような応力が集中するの
を緩和できるものである。
ここで、第9図および第10図を用いて補強鋼板2の傾
斜面6ならびにゴム弾性体1の凹部7について詳述する
補強鋼板2の周縁部に形成せしめる傾斜面6は、該補強
鋼板2の肉厚をtsとした場合、肉厚方向の−辺taを
ta=tsXC+〜T就中ta=tsX+、面方4 向の一辺tbをtb=tsX−y 〜、就中tb =
tsとなるように形成することが望ましく、肉厚方向の
一辺taをta = ts x+以下、面方向の一辺t
bをtb−tSXT以下とすることは応力の作用位置が
周縁部に近くなるためその効果が減小し、かつ補強鋼板
2の傾斜面6でゴム弾性体1が剥離を生じるようになる
また、肉厚方向の一辺taをta = ts x−L以
上、面方3 向の一辺tbをtb−tSxSx上とすることは、応力
が傾斜面6の面方向の始点部に作用し該部分より破壊が
生じるようになる。
さらに、ゴム弾性体1の側面に形成せしめる縦断面形状
が凹曲面8をなす凹部7は、ゴム支承片3の一方の一辺
(橋軸直角方向もしくは橋軸方向の一辺)をa、他方の
一辺(橋軸方向もしくは橋軸直角方向の一辺)をbとし
、その積(axl))で表わされる支圧面積Aとしたと
き、側面よりの最大深さCを C= (y’A −i<o、pa−c2ss )/2と
なるように形成することによって鉛直方向ならびに水平
方向の力が作用しても応力は中心方向に作用し、該応力
が周縁部に集中するのを避けられるものである。
なお、凹部7の最大深さCを決定するに際し、支圧面積
Aに対する割合は本考案者らが実験値より求めたもので
、該割り合を0.96以下とすること、ゴム支承片3の
支持荷重が低下しいわゆる所定荷重を支持できず、かつ
その割合を0.98以上とすることゴム弾性体1が周縁
部より膨出して、応力集中による該ゴム弾性体1に破壊
を生ずるようになるものである。
本考案は上述の構成よりなり、ゴム支承片を構成する補
強鋼板の周縁部に傾斜面を設けるとともにゴム弾性体の
側面に縦断面形状が凹曲面をなす凹部を形成することに
よって、鉛直方向ならびに水平方向の力が作用しても周
縁部に応力集中が生じるような該ゴム弾性体の膨出を緩
和できるため、ゴム弾性体が破壊せずゴム支承片として
の耐久性を増大させる多大な効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来のゴム支承片の使用状態を示す断面図、
第2図は、従来のゴム支承片の断面図、第3図および第
4図は、従来のゴム支承片の力に対する作用説明図、第
5図は、本考案のゴム支承片の使用状態を示す断面図、
第6図は、本考案のゴム支承片の断面図、第7図および
第8図は、本考案のゴム支承片の力に対する作用説明図
、第9図は、本考案のゴム支承片の周縁部断面拡大説明
図、第10図は、その平面説明図である。 1:ゴム弾性体、2:補強鋼板、3:ゴム支承片、6:
傾斜面、7:凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ゴム弾性体の上下面を補強鋼板で挾持して一体に結合せ
    しめたゴム支承片において、ゴム弾性体と接する補強鋼
    板の周縁部には傾斜面を形成せしめ、かつ該補強鋼板間
    に挾持されるゴム弾性体の側面には縦断面形状が凹曲面
    をなす凹部を前記傾斜面を覆って形成せしめたことを特
    徴とするゴム支承片。
JP4075579U 1979-03-30 1979-03-30 ゴム支承片 Expired JPS5830818Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4075579U JPS5830818Y2 (ja) 1979-03-30 1979-03-30 ゴム支承片

Applications Claiming Priority (1)

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JP4075579U JPS5830818Y2 (ja) 1979-03-30 1979-03-30 ゴム支承片

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Publication Number Publication Date
JPS55140509U JPS55140509U (ja) 1980-10-07
JPS5830818Y2 true JPS5830818Y2 (ja) 1983-07-07

Family

ID=28910064

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JP4075579U Expired JPS5830818Y2 (ja) 1979-03-30 1979-03-30 ゴム支承片

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JPH0784814B2 (ja) * 1986-04-10 1995-09-13 株式会社ブリヂストン 免震ゴム

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JPS55140509U (ja) 1980-10-07

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