JP3195619B2 - 可撓性継手 - Google Patents

可撓性継手

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JP3195619B2
JP3195619B2 JP22125391A JP22125391A JP3195619B2 JP 3195619 B2 JP3195619 B2 JP 3195619B2 JP 22125391 A JP22125391 A JP 22125391A JP 22125391 A JP22125391 A JP 22125391A JP 3195619 B2 JP3195619 B2 JP 3195619B2
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rubber
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信康 生駒
雅弘 真下
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Shibata Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート函や鋼構
造函を水中や土中に埋設して連続した管路とした構造に
用いる可撓性継手に関する。
【0002】
【従来の技術】海底トンネルや大型取水管等の敷設で使
用される沈埋工法において、図5に示すようなジーナ型
ガスケットと呼ばれる可撓性継手が使用されている。図
面は断面図であり、一次止水効果を得るためのソフトノ
ーズ1とそれに続く圧接時に機能する本体部2と函体に
取り付ける係止部3がゴム等の弾性材で一体に構成され
ており、ソフトノーズ1は本体部2より硬度の小さいゴ
ムで形成され、函体の接合に際して、ソフトノーズ1が
先ず変形して一次止水時に集中的に機能するようになっ
ている。また、本体部2は水圧や函体同志の当接力によ
り横倒れすることがないように剪断方向に充分な厚みを
持たせてある。さらに、図6に示す如く、本体部2内に
中空部4を形成した継手があり、この中空部4の座屈変
形によりバネ特性を変化させて一次止水効果を得てお
り、さらに一次止水効果を向上させるために接触表面に
止水溝を設けて応力集中を増進させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術に
よると、応力集中現象による一次止水作用と圧接時の横
抵抗(剪断)力が作用した時の摩擦現象に問題がある。
また、ソフトノーズによる止水を行う場合は、応力の集
中現象を発生させることが必要であり、確実にその現象
を発生させるには、少なくともその特定個所の直下部は
本体部よりも剛性の高いことが必要であるが、しかし、
弾性体の硬度差により得られる見掛けの剛性の差は、力
が作用した場合には同種の変位形態が必要であることか
ら、顕著な差として認められるほどに到らないものであ
り、このことは応力が分散する結果となり、効果的な応
力集中による止水が期待できないという問題がある。ま
た、中空部を持つ継手の場合は、作用した荷重に対して
座屈変形が優先して発生するために継手の表面全体に座
屈変形による引張方向の伸び変位(引張力)が作用し、
そのため止水溝が開く傾向となり、応力集中現象が損な
われていくことになり、より安定したしかも効果的な応
力集中による止水性が期待できないという問題がある。
一方、この様に挟まれた状態の継手に軸方向の圧縮力が
作用し、かつ剪断方向の荷重が作用した場合は、ゴム状
物質の表面が疑似滑面となってミクロン単位の振動が発
生することになり、より滑動現象が加速化され、動摩擦
状態となって横抵抗力が喪失され、止水効果も損なわれ
るという問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、ソフト
ノーズとそれに続く圧接時に機能する本体部と函体に取
り付ける係止部がゴム等の弾性材で一体に構成され、係
止部内に補強体が埋設されている可撓性継手において、
本体部の中程に凹部を形成した弾性材による変位部とす
ると共にこの変位部を挟む前後に繊維や金属等による積
層材を弾性材と接着、積層して埋設させたことを特徴と
する。
【0005】
【作用】以上の構成によると、積層材の剛性や積層数お
よび間隔を選択して所望の反力壁を得ることができ、ソ
フトノーズの直下部に限定した応力集中現象が持続・促
進されるために確実な止水効果を得ることになる。
た、横抵抗力に対しても、積層材を埋設したことにより
ゴム状物質の疑似滑面による滑動現象が防止され、安定
した摩擦路気による対応が可能となる。
【0006】
【実施例】以下に本発明の実施の形態例を図面を用いて
説明する。図1は一部断面側面図、図2は函体に取り付
けた状態の説明図、図3は固定状態を示す部分拡大断面
図であり、図において、5は一個もしくは複数個形成し
たソフトノーズであり、複数個形成した場合には中央部
のソフトノーズは他のソフトノーズより高さを高くして
おく。6はこのソフトノーズ5に続く本体部であり、こ
の本体部6の中程にはゴム等の弾性体だけによる変位部
6aがあり、この変位部6aには凹部6bを形成する等
して表面積を大きくすることによってばね特性を変化さ
せることができ、函体間が平行でない場合には反力壁部
よりも剛性が低く、かつ変位が大きいために弾性ヒンジ
の役割も果たし、曲げモーメントが作用することを防止
することも可能となる。6c、6dは上記変位部6aを
挟んで形成した積層部であり、この積層部の積層材は繊
維やメッシュを含めた金属材等をゴムと接着、積層して
埋設させた構造であり、特に積層部6cは、変位部6a
の自由度を拘束して見掛けの圧縮剛性を向上させ変位部
6aよりも高いばね特性とし、全体として軸圧縮方向の
ばね特性を顕著に変化させることを可能としている。上
記ソフトノーズ5はこの積層部6cに連続していること
になり、また、積層部6dには鋼板7aを埋設した係止
部7が連続して形成されている。このような積層部6
c、6dは、変位部6aの材料よりヤング率が高く、か
つ層状であればよく、また、その材料は単独でも組み合
わせの複合材料でもよい。なお、上記構造において、積
層部6dはその積層状態が積層部6cと同じである必要
はない。以上の構成によると、そのばね特性は図4に示
す通りであり、初期のばね特性の低い部分が函体のジャ
ッキによる引き寄せ力と有効ストロークに関係する部分
であり、この部分のばね特性はゴムの硬度によって改質
が可能となる。
【0007】
【発明の効果】以上詳細に説明した本発明によると、ソ
フトノーズとそれに続く圧接時に機能する本体部と函体
に取り付ける係止部がゴム等の弾性材で一体に構成さ
、係止部内に補強体が埋設されている可撓性継手にお
いて、本体部の中程に凹部を形成した弾性材による変
部とすると共にこの変位部を挟む前後に繊維や金属等に
よる積層材を弾性材と接着、積層して埋設させたことに
より、この積層材の剛性や積層数および間隔を選択して
所望の反力壁を得ることができ、ソフトノーズの直下部
に限定した応力集中現象が持続・促進させるために確実
な止水効果を得ることができる。また、横抵抗力に対し
ても、積層材を埋設したことによりゴム状物質の疑似滑
面による滑動現象が防止され、安定した摩擦力による対
応が可能となる効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部断面側面図である。
【図2】函体に取り付けた状態の説明図である。
【図3】固定状態を示す部分拡大図である。
【図4】ばね特性を示すグラフである。
【図5】従来例を示す函体に取り付けた状態の断面図で
ある。
【図6】他の従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
5 ソフトノーズ 6 本体部 6a 初期変位部 6c,6d 積層部 7 係止部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−200276(JP,A) 実公 昭48−22090(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソフトノーズとそれに続く圧接時に機能
    する本体部と函体に取り付ける係止部がゴム等の弾性材
    で一体に構成され、係止部内に補強体が埋設されている
    可撓性継手において、本体部の中程に凹部を形成した
    性材による変位部とすると共にこの変位部を挟む前後に
    繊維や金属等による積層材を弾性材と接着、積層して埋
    設させたことを特徴とする可撓性継手。
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