JPH0454064Y2 - - Google Patents

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JPH0454064Y2
JPH0454064Y2 JP7610888U JP7610888U JPH0454064Y2 JP H0454064 Y2 JPH0454064 Y2 JP H0454064Y2 JP 7610888 U JP7610888 U JP 7610888U JP 7610888 U JP7610888 U JP 7610888U JP H0454064 Y2 JPH0454064 Y2 JP H0454064Y2
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JP
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cross member
cross
section
closed
floor panel
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JP7610888U
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  • Seal Device For Vehicle (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、車両の車体下部構造に関し、詳しく
はワンボツクスカーのバツクドア開口下部におけ
る車体下部構造に関する。
「従来の技術」 第2図に示すようなワンボツクスカーのバツク
ドア開口下部における車体下部構造の従来例につ
いて、第3図を参照して説明する。
車体床面を構成するフロアパネル39の後方下
部において、車幅方向に配設されたテールクロス
メンバ33に、同じく車幅方向に配設された第1
クロスメンバ31の下端が接合され、前記テール
クロスメンバ33の上端と第1クロスメンバ31
の上端とがそれぞれフロアパネル39の下面に接
合されて、第1の閉断面3aが形成されていた。
次に、第1クロスメンバの前方において車幅方
向に配設された、逆ハツト型断面を有する第2ク
ロスメンバ32は、その前後のフランジ部をフロ
アパネル39の下面に接合されて、第2の閉断面
3bが形成されていた。
そして、第2クロスメンバ32の略中央部に
は、フユーエルタンク取付用リテーナ34が接合
され、フユーエルタンク38が取付けられてい
た。
また、フロアパネル39の後端およびこれに接
合されたテールクロスメンバ33の端部は、共に
ウエザーストリツプ37を支持し、バツクドア3
6を閉めた際に密着するようになつていた。
さらにステツプ35が、テールクロスメンバ3
3の後方に近接して、車幅方向に配設されてい
た。
「考案が解決しようとする課題」 上記構成による従来の車体下部構造では、第1
の閉断面3aが、ステツプ35とフユーエルタン
ク38とによつてスペースの制約を受けるために
大きくできないことと、第2の閉断面3bと離れ
ていることとにより、バツクドア開口下部2の剛
性が不足するという問題点があつた。
そこで本考案は以上の問題点を解決し、かつ軽
量化およびコストダウンも可能な車体下部構造を
提供することを課題とする。
「課題を解決するための手段」 上記課題を解決するための本考案による車体下
部構造は、車体床面を構成するフロアパネルの後
方下部において、車幅方向に配設される、テール
クロスメンバと第1クロスメンバとを接合して、
これらテールクロスメンバおよび第1クロスメン
バによつてなる第1の閉断面を形成し、前記第1
クロスメンバと、この第1クロスメンバに対峙し
て車幅方向に配設される第2クロスメンバの一端
とを接合し、さらに前記テールクロスメンバの上
端と前記第2クロスメンバの他端とを、それぞれ
前記フロアパネルの下面に接合して、第1クロス
メンバ、第2クロスメンバ、およびフロアパネル
によつてなる第2の閉断面を形成し、これら第1
の閉断面と第2の閉断面とが互いに隣接して二重
閉断面を形成することを特徴とする。
「作用」 上記構成による本考案の車体下部構造では、テ
ールクロスメンバおよび第1クロスメンバによつ
てなる第1の閉断面と、前記第1クロスメンバ、
第2クロスメンバおよびフロアパネルによつてな
る第2の閉断面とが互いに隣接して二重閉断面を
形成することにより、限られたスペース内で曲げ
剛性および捩り剛性を向上させている。
「実施例」 本考案の実施例について第1図を参照して説明
する。
車体床面を構成するフロアパネル19の後方下
部において、車幅方向に配設されたテールクロス
メンバ13に、第1クロスメンバ11が、その上
端部および下端部にて接合され、第1の閉断面1
aを形成している。
そして、第1クロスメンバ11の中央部よりや
や下方に、この第1クロスメンバ11に対峙して
車幅方向に配設された第2クロスメンバ12の一
端が接合されている。
さらに、テールクロスメンバ13の上端部と第
2のクロスメンバ12の他端とを、それぞれフロ
アパネル19の下面に接合して、第1クロスメン
バ11、第2クロスメンバ12、およびフロアパ
ネル19によつてなる第2の閉断面1bが形成さ
れている。
これら第1の閉断面1aと第2の閉断面1bと
は互いに隣接して二重閉断面を形成している。
そして、第2クロスメンバ12のクロスメンバ
11との接合部近傍にはフユーエルタンク取付用
リテーナ14が接合され、フユーエルタンク18
が取付けられている。
なお、以上のうちのフロアパネル19およびテ
ールクロスメンバ13、そしてこれらの他ステツ
プ15、ウエザーストリツプ17、バツクドア1
6およびフユーエルタンク18については、従来
例に対し、その形状、位置とも、第3図図示の従
来例に対して変更していない。
「作動」 上記構成の、本考案による車体下部構造では、
第1の閉断面1aおよび第2の閉断面1bをそれ
ぞれ大きくとり、かつこれら両閉断面1a,1b
が互いに隣接して二重閉断面を構成していること
により、ステツプ15とフユーエルタンク18と
の間の限られたスペース内で、部品点数が増加す
ることなく剛性が向上しており、考案者らの実験
例では、曲げ剛性および捩り剛性が、ともに約30
%増加するという測定データを得ている。
また、第2クロスメンバ12の形状を変更した
ことにより材料となる板金の面積が小さくなつて
いる。
「考案の効果」 以上述べたような、本考案による車体下部構造
は、バツクドア開口下部にステツプを有する車体
において、その諸元寸法上の制約の中で、部品点
数は従来のままで、他の構成要素に影響を及ぼす
ことなく剛性を増すことができ、軽量化および材
料コスト低減にもつながるという優れた効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による車体下部構造を示す断面
図、第2図はワンボツクスカーの後部を示す斜視
図、第3図は従来例である車体下部構造を示す断
面図である。 2……バツクドア開口下部、11,31……第
1クロスメンバ、12,32……第2クロスメン
バ、13,33……テールクロスメンバ、14,
34……フユーエルタンク取付用リテーナ、1
5,35……ステツプ、16,36……バツクド
ア、17,37……ウエザーストリツプ、18,
38……フユーエルタンク、19,39……フロ
アパネル、1a,3a……第1の閉断面、1b,
3b……第2の閉断面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車体床面を構成するフロアパネルの後方下部に
    おいて、 車幅方向に配設される、テールクロスメンバと
    第1クロスメンバとを接合して、これらテールク
    ロスメンバおよび第1クロスメンバによつてなる
    第1の閉断面を形成し、 前記第1クロスメンバと、この第1クロスメン
    バに対峙して者幅方向に配設される第2クロスメ
    ンバの一端とを接合し、 さらに前記テールクロスメンバの上端と前記第
    2クロスメンバの他端とを、それぞれ前記フロア
    パネルの下面に接合して、第1クロスメンバ、第
    2クロスメンバ、およびフロアパネルによつてな
    る第2の閉断面を形成し、 これら第1の閉断面と第2の閉断面とが互いに
    隣接して二重閉断面を形成することを特徴とする
    車体下部構造。
JP7610888U 1988-06-08 1988-06-08 Expired JPH0454064Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7610888U JPH0454064Y2 (ja) 1988-06-08 1988-06-08

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JP7610888U JPH0454064Y2 (ja) 1988-06-08 1988-06-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01179081U JPH01179081U (ja) 1989-12-21
JPH0454064Y2 true JPH0454064Y2 (ja) 1992-12-18

Family

ID=31301154

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JP7610888U Expired JPH0454064Y2 (ja) 1988-06-08 1988-06-08

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JP (1) JPH0454064Y2 (ja)

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JPH01179081U (ja) 1989-12-21

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