JPH0453826A - ポリアミド樹脂の製造方法 - Google Patents

ポリアミド樹脂の製造方法

Info

Publication number
JPH0453826A
JPH0453826A JP16326490A JP16326490A JPH0453826A JP H0453826 A JPH0453826 A JP H0453826A JP 16326490 A JP16326490 A JP 16326490A JP 16326490 A JP16326490 A JP 16326490A JP H0453826 A JPH0453826 A JP H0453826A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rich
low
condensate
units
order condensate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16326490A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Togashi
富樫 修
Hideyuki Umetsu
秀之 梅津
Masaaki Iwamoto
岩元 正聰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP16326490A priority Critical patent/JPH0453826A/ja
Publication of JPH0453826A publication Critical patent/JPH0453826A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polyamides (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は構成成分単位のモノマーまたは塩の水溶液から
低次縮合物を作り、これを溶融押出機で高」合皮化する
ポリアミド樹脂の製造方法に関するものであり、特に高
温雰囲気下で使用されるコネクター、コイルボビン等の
薄肉成形品に遇したポリアミド樹脂の製造方法に関する
ものである。
〈従来の技術〉 ポリアミドはエノジニアリングブラスチノクとしての優
れた特性を利用して、自動車分野、電気・電子分野等で
幅広く使用されてきており、コネクター、コイルボビン
等の薄肉成形品用の材料としても多く使われている。
従来、これらの成形品はガラス繊維で強化したナイロ7
6、ナイロン66が使用されてきたが(特開昭59−1
61461)、近年の技術革新による自動車のエノノン
ルームの温度上昇やマイクロエレクトロニクスの進展に
伴い、さらに高温雰囲気下での使用に耐え得る極薄肉成
形品の材料が要求されてきた。しかしながら、ナイロン
6やナイロン66の融6.(Tm)はそれぞれ220℃
、260℃でありガラス繊維で強化した場合でも熱変形
温度の限界はそれぞれ融点どまりである。
最近、これらの高温雰囲気下での使用にilえ得るコポ
リアミド樹脂組成物として、テレフタル酸およびイノフ
タル酸含有コポリアミド樹脂組成物またはそれらのガラ
ス強化品が数多く提案されている(特開昭59−16+
428、特開昭59155426、特開昭59−535
36、特開昭62−156130)。製造法としては、
ナイロン塩より重合物に至るまで固体状態で重合反応さ
せる方法などが提案されている(特開昭62−2052
7)。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、これらのテレフタル酸、イソフタル酸含
有のコポリアミド樹脂組成物はテレフタル酸成分単位が
多くなると溶融粘度が高くなり通常の溶融圧合法では吐
出不可能だったり、ポリマ融点、がポリマの熱分解温度
に近いため溶融相合時に分角りや劣化を起こしたりして
いた。また、ナイロン塩より重合物に至るまで固体状態
で重合反応させる方法はm合物の組成が安定しないなど
の問題がある。
く課題を角イ決するための手段〉 ツ上の状況に鑑み本発明者らは、高温雰囲気下での使用
に充分耐え得る高い剛性と高い熱変形温度を有し、安価
でかつ流動性の良いポリアミド樹脂組成物を製造する方
法について鋭意検おした結果、 [C00I+] リッ
チと[1lH2]  リッチの低次縮合物を作り、これ
を溶融押出機で高重合度化する際、[C00I+] リ
ッチの低次縮合物に[NH2] リッチの低次縮合物を
ブレンドしたり、または[C00I+]  リッチの低
次縮合物にジアミノ成分を添加することによって、効率
よく安定した高重合度化ポリマを得ることを見出し本発
明に到達した。すなわち、本発明は 反復単位 で表わされるへ牛すメチレンテレフタルアミド単位およ
び下記反復単位(II)〜(IV )から選ばれるいず
れかの単位、で表わされるヘキサメチレンイソフタルア
ミ ド単位、 (m)  −旧I−(C112)e−NH−C−(CL
)4−Cで表わされるヘキづメチジ/アッパミド単位、 (rV )  −Nll−(CH2)s−C−で表わさ
れるカプロアミド単位、 からなり、共重合比率が重量比で(1)/(Il) =
55/45〜80/20または(■)/(I[I) =
 20/80〜80/20または(■)/(rV) =
 55/45〜90/10の範囲にあ るポリアミド樹
脂を製造するに際し、 (1)〜(rV)のモノマーま
たは塩のトータルモル数に対して03〜10モル%のジ
アミノ成分またはジアミノ成分のいずれかを過剰に仕込
み、 150〜300℃、20 kg/e箇2−G以下
の条件下で、1%硫酸溶液の25℃における相対粘度(
ηr)が101〜l  6を満足する[C0OH] リ
ッチまたは[NlI2]リッチの低次縮合物を製造し、
 [CooH] リッチの低次縮合物と[NL] リッ
チの低次縮合物をブレンドするか、または[Cool]
 リッチの低次縮合物にジアミン成分を添加しながら、
これらを溶融押出機で高重合度化することを特徴とする
ポリアミド樹脂の製造方法である。
本発明のポリアミドとは(1)へキサメチレンテレフタ
ルアミド単位と(n)へキサメチレンイノフタルアミド
単位、 (■)ヘキサメチレンアジパミド単位および(
rV)カプロアミド単位から選ばれるいずれかの単位と
から形成される共1合ポリアミドであり、 (1)/(
n)の共重合比率がmm比’t’55/45−80/2
0、 (以下、6T/61フボリアミドという)または
(1/(m)の共m合比率がfI量比で20/80〜8
0/20(以下、6T/66フポリアミドという)また
は(1)/(rv)の共重合比率力!I ffi比75
5/45〜90/10(以下、6T/6フボリアミドと
いう)の範囲のものをいう。
本発明によれば、6T/61の共重合比率が55/45
〜80/20、好ましくは60/40〜80/20、よ
り好ましくは60/40〜70/30の範囲にあること
が必要である。また、6T/66の共重合比率が20/
80〜80/20、好ましくは35/65〜70/30
、より好ましくは40/60〜60/40の範囲にある
ことが必要である。また、6T/6の共重合比率が55
/45〜90/10、好ましくは60/40〜85/1
5、より好ましくは60/40〜80/20の範囲にあ
ることが必要である。ここでいう6T/61.6T/6
6および6T/6フボリアミドの共重合比率はポリマ融
点がおおよそ270℃〜340℃の範囲にあるポリアミ
ドに関するものである。6T/61.6T/66および
6T/6の共重合比率がそれぞれ55/45.20/8
0.55/45よりも少ないとポリマ融点が低下するた
めに、熱変形温度などの耐熱性が低下するので好ましく
ない。また、6T/61.6T/66および6T/6の
共重合比率がそれぞれ80/20.80/20.90/
10よりも多いとポリマ融点が高くなり耐熱性は向上す
るが、加工温度が高くなりポリマが熱分解を起こすので
好ましくない。
ここで用いられるポリアミドの重合度については特に制
限がなく、通常1%硫酸溶液の25℃における相対粘度
(ηr)が1. 5〜5.0にあるものを任意に用いる
ことができる。
本発明の150℃〜300℃、20 kg/e胃2−G
以下の条件下でつくる低次縮合物とは、上記記載のポリ
アミドのモノマーまたは塩の水溶液を加圧重合釜に仕込
み、攪拌条件下で150℃〜300°Cに加熱する。反
応温度は150℃〜300℃にする必要があり、好まし
くは180℃〜280℃、さらに好ましくは190℃〜
270℃である。反応温度が150℃よりも低いと反応
時間が長くなり好ましくない、また、反応湿度が300
℃よりも高いと低次縮合物の粘度が高くなりすぎ、低次
縮合物の吐出が困難になったり、低次縮合物が析出し吐
出ができなくなるので好ましくない。
本発明の低次縮合物をつくるときの圧力とは、その時の
低次縮合物と水の混合物による平衡圧力を意味し、内温
の上昇にしたがって圧力も上昇するので、系内は20 
kg/C52−G以下、好ましくはlO〜18kg/e
簡2−Gに保つように操作される。低次縮合物は少量の
水の存在により、jI!著な凝固点降下を与えるために
、150℃〜300℃の温度で溶融状態のまま重合釜か
ら吐出する事ができる。
通常のポリアミド重合ではモノマーおよび塩中に含まれ
ているトータルC0OH基量とトータルNH2基mが等
量になるように原料仕込みするのが一般的である。本発
明では原料仕込時にジカルボン酸成分またはジアミノ成
分を大過剰にして、 [coon:l リッチの低次縮
合物または[NI+2] リッチの低次縮合物を積極的
に作ることに主眼を置いたものであり、構成成分のモノ
マーまたは塩のジカルボン酸成分単位およびジアミン成
分単位のトータルモル数に対して0.3〜10−キル%
過剰にジカルボン酸成分またはジアミン成分を仕込むこ
とを意味する。ここでいうジカルボン酸成分としては炭
素数1〜18の脂肪族ジカルボン酸またはテレフタル酸
、イノフタル酸などの芳香族ジカルボン酸などを挙げる
ことができる。好ましくは本ポリアミドの構成成分であ
るアノビン酸、イソフタル酸、テレフタル酸であり、特
に好ましくはテレフタル酸である。また、ジアミン成分
としては炭素数l〜18の脂肪族アルキレンジアミンを
挙げることができ、具体的にはへキサメチレンジアミン
、1、 8−ジアミノオクタン、1.10−ジアミノデ
カンなどを挙げることができる。好ましくは本ポリアミ
ドの構成成分であるヘキサメチレンジアミンである。ジ
カルボン酸成分またはジアミン成分の添加量は0.3〜
10モル%、好ましくは0゜5〜8モル%、さらに好ま
しくは0.5〜7モル%の範囲にあることが必要である
。添加量が0゜3モル%より少ないと溶融押出しによる
高重合度化工程が狭くなり、安定した運転が不可能にな
るので好ましくない。また、10モル%よりも多くなる
と溶融押出機での高重合度化が難しくなるので好ましく
ない。
本発明の低次縮合物の相対粘度(ηr)は101−1.
6の範囲のあることが必要であり、好ましくは1.01
−1.5、より好ましくは1゜01−1.4である。相
対粘度が1.01よりも低いと溶融押出し高重合度化工
程で組成比が変動する原因になったり、高重合度化が不
充分となり好ましくない。また、相対粘度が1. 6よ
りも大きいと低次縮合物の溶融粘度が高くなりすぎ吐出
不良を起こしたり、あるいは低次縮合物が析出したりし
て吐出不良を起こすので好ましくない。
本発明の低次縮合物を作る装置については特に制限がな
く、バッチ反応蓋、または1〜aWa式の連続反応装置
など公知のものを使用できる。
本発明の[B]該低次縮合物を溶融押出機で高重合度化
する方法において、溶融押出し温度は低次縮合物の融点
よりも10〜30℃高い範囲が好ましい。また、6T含
有量が多く融点の高い低次縮合物を用いる場合、ポリマ
の熱分角vや熱劣化を防ぐため上限温度を345℃に以
下にする必要がある。溶融押出機は単軸スクリューまた
は二輪スクリュー押出機を使用できるが二輪スクリュー
押出機が好ましい。
本発明によれば、 [Cool] リッチの低次縮合物
に[NI+2] リッチの低次縮合物をブレンドしたり
、または、 [C00II] リッチの低次縮合物にジ
アミノ成分を添加して溶融押出しすることよって、非常
に効率よく安定した高重合度化ポリマを得ることができ
る。ジアミン成分としては特に限定されないが、ヘキサ
メチレンジアミン、1 8−ジアミノオクタン、1.1
0−ジアミノデカンなどの炭素数1〜18の脂肪族ジア
ミンを挙げることができる。特に好ましくは本ポリアミ
ドの構成成分であるヘキサメチレンジアミンである。溶
融押出しで良好な高重合度化ペレットを得るには[C0
0II]−[NIIz] = 5−−20 x 10−
’sol/gの範囲になるように[C0OH] リッチ
と[NL] リッチの低次縮合物をブレンドする、また
は[C00II] リッチの低次縮合物にジアミノ成分
を添加量する必要がある。
好ましくは[COO1+]   [IIHz] = 5
−− + 5 X I O5mol/gである。 [C
0OH]  −[NI+2]  −5x I  O−’
閣of/gよりも多かったり、 [C00II] −[
NI+2] =20x10−s璽o1/gよりも少ない
と良好な高重合度化ペレットが得られなくなるので好ま
しくない。
また、本発明によれば、溶融押出し工程で良好な高重合
度化ペレットを得るにはリン系触媒の存在が効果的であ
り、添加量は低次縮合物に対して0゜02〜2wt%が
好ましく、より好ましくは0゜05〜1.2wt%であ
る。リン系化合物の具体例としてはII a P Oa
、1laPOa、l1aPO2、)I a P 207
、Na112POa ・2 H20、NaaHP041
2H+O+Na5POai2H20、Na112POa
・l120、  NaaP20フ・101120、  
Na2112P20y・61120、  Na5P30
1B、C6RsP(011)2、Ca11sPO(ON
a)2、Ce1lsPO((IH)2、Mn(lI2P
O2)2、(CeH50)sPなどを挙げることができ
る。
好ましくはII 2 P 04、LP2Chである。リ
ン化合物の添加方法については特に制限がなく、低次縮
合物を作るとき、あるいは低次縮合物に予めブレンドし
溶融押出しする方法などが簡便で遇している。
本発明の[Coon] リッチと[NH2F リッチの
低次縮合物をブレンドする方法またはジアミノを添加す
る方法については特に制限がなく、公知のいずれの方法
も使用することができる。添加方法の具体例としては、
予めトライブレンドして溶融押出機に供給する方法、あ
るいは2個のオートフィーダーを用いて別々に押出機に
供給する方法などが簡便で適している。
本発明で得られるポリアミドは充填剤を添加して樹脂組
成物とすることができる。
充填剤とは、ガラス製の繊維あるいはビーズ、タルク、
カオリン、ウオラストナイト、マイカ、ンリカ、アルミ
ナ、ケインウ土、クレー、セノコウ、イノガラ、グラフ
ァイト、二酸化チタン、酸化亜鉛、銅、ステンレスなど
の粉状または板状の無機系化合物、他のポリマー繊維(
炭素繊維)などであり、好ましくはガラス繊維である。
ガラスJ!!維として特に好ましいのは直径3〜20p
m程度のガラスチ璽ブトストランド、ガラス糸などであ
る。かかる充填剤の配合割合は該ポリアミド1oot+
J!部に対してo−2oofrfft部の範囲にあるこ
とが必要であり、好ましくは0を越えて15offif
f1部の範囲、とくに好ましくは10〜100重量部で
ある。充填剤の配合割合が20011量部を越えると溶
融時の流動性が悪くなり、薄肉成形品を射出成彩する事
が困難となるばかりでなく、成形品外観が悪くなるので
好ましくない。
本発明のポリアミドに充填剤を配合する方法については
特に制限がなく、公知のいずれの方法も使用することが
できる。配合方法の具体的例としてはポリアミドのペレ
ットに充填剤をドライブレッドし、これを単軸スクリュ
ーまたは二輪スクリュー押出様で溶融混線する方法など
が挙げられるが、高重合度化と充填剤の配合を同時に行
ってもかまわない。
本発明のポリアミド樹脂組成物には、低次縮合物を作る
とき、溶融押出し高重合度化、コンパウンドあるいは成
形工程など、必要に応じて触媒、耐熱安定剤、耐候性安
定剤、可塑剤、離形剤、滑剤、結晶核剤、顔料、染料、
他の重合体などを添加することができる。
〈実施例〉 以下に実施例を示し本発明をさらに鼾しく説明する。な
お、実施例および比較例中の諸特性は次の方法で測定し
た。
1)融点(Tm) D S C(PERIIN−ELMER7型)を用い、
サンプル8−10mgを昇IA速度20℃/minで測
定して得られた融解曲線の最大値を示す温度を(T)と
する。サンプル8〜10mgを昇温速度20℃/min
で加熱しT+20℃で5分間保持し、次に、20℃/ 
m I nの降温速度で30”Cまで冷却し、30℃で
5分間保持した後、再び20”C/minの昇温速度で
T+20”Cまで加熱する。この時の融解曲線の最大値
を融点(Tm)とした。
2)ポリアミドの末端基濃度[11B2FポリアミドI
gを] OOm+のフェノール/エタノール(50/ 
50 w を比)混合溶媒に溶がし、115ONの塩酸
水溶液で滴定して求めた。
3)ポリアミドの末端基濃度[Cool]ポリアミド0
.5gを50m1の熱イノノルアルコールに溶かし、]
15ON−KOHのメタノールrB液で滴定して求めた
4)成形品外観 成形品の表面の肌荒れ、気泡、色調、光沢等を見た。
O: 光沢があり表面が平滑である。
△: 光沢は落ちるが表面が平滑である。
×:光沢もなく表面がザラザラである。
5)成形品の物性は次の方法で測定した。
弓張り強度     :  ASTM−D638曲げ強
度      :  ASTM−D790曲げ弾性$ 
     :  ASTM−D790I zod衝撃強
度  :  ASTM−D256熱変形温度(HD丁)
:  ASTM−D648荷重4.6kgf/cm2 萄1118.6kgf/cm2 く寥考例1〉 テレフタル酸7.g3kg、  ヘキサメチレンジアミ
ンの64.5wt%水#fi7.81kg。
−カプロラクタム5.25kgお−よびイオン交換水6
、 l0kgを0.05m’のバッチ式加圧重合釜に仕
込ろ(ノアミノ成分単位およびジカルボン酸成分単位の
1・−タルモル数に対して3モル%テレフタル酸を過剰
仕込み)、窒素置換を充分行った後、水蒸気圧17. 
5 kg/c園2−Gの加圧下で加熱を続けた。攪拌下
5hrかけて230℃に昇温した後、さらに230℃〜
245℃で30 m I n間反応を進行させた後、攪
拌を止め重合缶低部から差圧17. 5 kg/cm2
−Gで低次縮合物を抜きだした。
得られた低次縮合物はTm= 303℃、ηr=I。
12、 [C0OH] = 1 + 8 x 10−’
mol/g、  [Nl+2]= 6 9  X  1
 0−’++oi/g、  であり、  69X10−
’窮O1/g [Cool] リッチの低次縮合物であ
った。
〈参考例2〉 テレフタル酸7.21kg、  ヘキサメチレンジアミ
ンの64.5wt%水溶液8.53kg。
カプロラクタム5.25kgおよびイオン交換水6.6
6kgを0.05m”のパッチ式加圧重合釜に仕込み(
ノアミノ成分単位およびジカルボン酸成分単位のトータ
ルモル数に対して3モルにヘキサメチレンジアミンを過
剰仕込み)して、tSSi2同一方法で低次縮合物を作
った。得られた低次縮合物はTm=302℃、ηr=1
.lo、[C0OHコ =  l  1 4  x  
1 0 −’mol/g、   [Ni2]  =  
1 43 x 10−5mol/g、であり、29 X
 l O−51o1/g [Ni2]  リッチの低次
縮合物であった。
く参考例3〜10〉 参考例1の方法を用い、表1に示した組成で低次縮合物
を作った。結果を表1に示した。
〈実施例1〜2〉 表1の低次縮合物を用い、表2に示す配合割合でトライ
ブレンドして、30mmφのベント式二軸押出機で26
0〜335℃の温度条件で溶融押出しした。結果を表2
に示した。
〈実施例3〉 参考例2の低次縮合物1kgに対してヘキサメチレンジ
アミンが40gになるように、ヘキサメチレンジアミン
の希薄水溶液をブレンドし、70℃で24hr真空乾燥
した。この低次縮合物を30mmφのベント式二軸押出
機で260℃〜335℃の温度条件で溶融押出しした。
結果を表2に示した。
〈実施例4〉 参考例2の低次縮合物1kgに対して74gの1.12
−ジアミノドデカンをトライブレンドし実施例3の方法
で溶融押出しをした。結果を表2に示した。
〈実施例6〜8〉 参考例3〜lOの低次縮合物を用い、実施例1〜2また
は実施例4の方法で溶融押出しをした。
結果を表2に示した。また、実施例1、実施例6および
実施例8の高重合度化ペレットを用い、表3に示した配
合割合でガラス繊維をトライブレンドし、30mmφ単
軸スクリコー押出機でTm+20℃の条件下でフンパウ
ンドした後、Tm+20℃の温度条件で創出成形し評価
した結果を表3に示した。
く比較例1〉 参考例7の低次縮合物はηr=1.+6、Tm+20℃
、 [C00II] = 78 x 10−’++ol
/g、  [Nl+2]= 69 x 10−’mol
/zであり、 9 x 10−’mol/g [C00
I+] リッチの低次縮合物であった。この低次縮合物
を30mmφのベント式二軸押出機で260〜335℃
の温度条件で溶融押出しした。発泡が著しくペレツト化
できなかった。
く比較例2〉 実施例Hと夏の低次縮合物(6T/6=50150yt
%)を用い、実施例1の方法で溶融押出しをした。Tm
+20℃”C,rHr=3.40の良好なペレットを得
た。このペレットを成形し評価した結果を表3に示した
。剛性および熱変形温度が低かった。
〈比較例3〉 実施例Jの低次縮合物(6T/66=85/15wt%
)Tm=344℃、ηr=1.+5を用い、この低次縮
合物10(lffilt部にヌゴして45gの1゜12
−ノアミノドデカンをトライブレンドして、260〜3
50℃の温度で溶融押出しをした。熱分解による発泡の
ため良好なペレットが得られなかった。
〈比較例4〉 テレフタル1lI5.15kg、  ヘキサメチレンジ
アミンの64.5wL%水溶液6. 27kg、  6
6塩8.75kgおよびイオン交換水6.75kgを0
.05m”のバッチ式加圧重合釜に仕込み(ジアミン成
分単位およびノカルボン酸成分単位のトータルモル数に
対して3モル%へキサメチレンノアミノを過剰仕込み)
、窒素Ill換を充分行った後、本尊気圧17. 5 
kg/cm2−Gの加圧下で加熱を続けた。攪拌下5h
rかけて240℃に昇温した後、さらに240℃〜26
0℃で45m1n間反応を進行させた後、攪拌を止め重
合缶低部から差圧17.5kg/c■2−Gで低次縮合
物を抜きだした。
吐出開始から約500g吐出したところで吐出できなく
なった。この低次縮合物のηrを評価した結果1.62
であった。
〈発明の効果〉 本発明で製造されるポリアミドは剛性及び熱変形湿度が
高いばかりでなく、成形性も良好であることから、特に
高温雰囲気下で使用されるコネクター コイルホビン等
の薄肉成形品材料として遇している。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 反復単位 ( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされるヘキサメチレンテレフタルアミド単位およ
    び下記反復単位(II)〜(IV)から選ばれるいずれかの
    単位、 (II)▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされるヘキサメチレンイソフタルアミド単位、 (III)▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされるヘキサメチレンアジパミド単位、 (IV)▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされるカプロアミド単位、 からなり、共重合比率が重量比で( I )/ (II)=55/45〜80/20または( I )/(II
    I)=20/80〜80/20または( I )/(IV)=
    55/45〜90/10の範囲にあるポリアミド樹脂を
    製造するに際し、( I )〜(IV)のモノマーまたは塩
    のトータルモル数に対して0.3〜10モル%のジカル
    ボン酸成分またはジアミン成分のいずれかを過剰に仕込
    み、150〜300℃、20kg/cm^2−G以下の
    条件下で、1%硫酸溶液の25℃における相対粘度(η
    r)が1.01〜1.6を満足する[COOH]リッチ
    または[NH_2]リッチの低次縮合物を製造し、[C
    OOH]リッチの低次縮合物と[NH_2]リッチの低
    次縮合物をブレンドするか、または[COOH]リッチ
    の低次縮合物にジアミン成分を添加しながら、これらを
    溶融押出機で高重合度化することを特徴とするポリアミ
    ド樹脂の製造方法。
JP16326490A 1990-06-20 1990-06-20 ポリアミド樹脂の製造方法 Pending JPH0453826A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16326490A JPH0453826A (ja) 1990-06-20 1990-06-20 ポリアミド樹脂の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16326490A JPH0453826A (ja) 1990-06-20 1990-06-20 ポリアミド樹脂の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0453826A true JPH0453826A (ja) 1992-02-21

Family

ID=15770501

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16326490A Pending JPH0453826A (ja) 1990-06-20 1990-06-20 ポリアミド樹脂の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0453826A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013525559A (ja) * 2010-04-29 2013-06-20 ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. 半芳香族ポリアミド

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013525559A (ja) * 2010-04-29 2013-06-20 ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. 半芳香族ポリアミド
US9890247B2 (en) 2010-04-29 2018-02-13 Dsm Ip Assets B.V. Semi-aromatic polyamide

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3425134B2 (ja) 高流動性のポリアミド、その製造方法及びこのコポリアミドを含む組成物
JP2834377B2 (ja) 耐薬品性に優れた透明ポリアミド組成物
JP4676122B2 (ja) テトラメチレンテレフタルアミドおよびヘキサメチレンテレフタルアミドに基づくコポリアミド
JPH06503590A (ja) テレフタル酸コポリアミド
WO2010032719A1 (ja) ポリアミド樹脂
JP2015129299A (ja) ポリアミドを製造するためのバッチ法
KR20100041815A (ko) 세미-방향족 폴리아미드 및 그 폐수 배출량을 낮추는 제조 방법
JPH07228776A (ja) 成形材料用ポリアミド組成物
TW339343B (en) Copolymerized polyamide and a production process/thereof
JPH0253823A (ja) ブロックコポリアミドの製造法
KR101969176B1 (ko) 반-방향족 폴리아미드
JP2006504833A (ja) ポリアミド成形材料、それから製造可能な成形品およびその用途
JP3525607B2 (ja) ポリアミド樹脂組成物
JPS61200123A (ja) 共縮合ポリアミドの製造方法
JPH0453826A (ja) ポリアミド樹脂の製造方法
JP5857391B2 (ja) Pa−410を製造するための方法およびこの方法により得られるpa−410
JPH08197601A (ja) 共重合ポリアミド溶融成形物およびその製造法
JP3175478B2 (ja) ポリアミド樹脂の製造方法
JP3106658B2 (ja) ポリアミド樹脂の製造方法
JP2000001544A (ja) 透明ポリアミド樹脂及びその製造法
JP2641788B2 (ja) ポリアミド樹脂の製造方法
JP3525606B2 (ja) ポリアミド樹脂組成物
JPH0453827A (ja) ポリアミド樹脂の製造方法
JPH0782372A (ja) ポリアミド樹脂の製造方法
JPH0710914B2 (ja) 非晶高Tgポリアミド