JPH0453478A - 粉末、顆粒又は粒状センターを有する筒状食品の製造法及び製造装置 - Google Patents

粉末、顆粒又は粒状センターを有する筒状食品の製造法及び製造装置

Info

Publication number
JPH0453478A
JPH0453478A JP2160656A JP16065690A JPH0453478A JP H0453478 A JPH0453478 A JP H0453478A JP 2160656 A JP2160656 A JP 2160656A JP 16065690 A JP16065690 A JP 16065690A JP H0453478 A JPH0453478 A JP H0453478A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
inner cylinder
food
powder
cylindrical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2160656A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Wada
弘 和田
Hiroshi Katayama
浩 片山
Isao Kumagai
熊谷 庸
Takuya Inoue
琢也 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Morinaga and Co Ltd
Original Assignee
Morinaga and Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Morinaga and Co Ltd filed Critical Morinaga and Co Ltd
Priority to JP2160656A priority Critical patent/JPH0453478A/ja
Publication of JPH0453478A publication Critical patent/JPH0453478A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Jellies, Jams, And Syrups (AREA)
  • Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)
  • Formation And Processing Of Food Products (AREA)
  • Dairy Products (AREA)
  • Confectionery (AREA)
  • Grain Derivatives (AREA)
  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、筒状の食品本体の内部に粉末、顆粒又は粒状
のセンターが充填された筒状食品の製造法及び製造装置
に関する。
「従来の技術」 可塑化した食品原料を押出成形した食品としては多数の
ものが知られている。
例えば、■可塑化した食品原料を紐状又は棒状に押出成
形した食品としてチーズ、水産練製品、チョコレート等
が知られている。
また、■高温加圧した可塑化食品原料を棒状に押出し、
膨化させて固化した膨化スナック、ペットフード等が知
られている。
方、特開昭54−163867号、実公昭64−263
5号及び特開昭63−68038号などには、■押出機
のノズル盤の円周上に多数の小孔が配置されており、ノ
ズル盤が回転すると吐出口が円周に沿って移動し、しか
も途中でノズル盤内周とノズル盤の外周の小孔が合わさ
り大きな孔となることにより、押出された食品が網目状
の筒又は縄目状の立体模様を有する筒となるように成形
する方法あるいは装置が開示されている。
また、特開昭54−163867号には、■ノズル盤の
中心部にペースト状のセンターを吐出する管を設け、網
目状の筒状食品の内部にセンターが入ったものとする成
形方法も開示されている。
更に、特開昭63−68038号では、■前記のように
して得られた縄目状の立体模様を有する筒状スナック食
品の内部に、センターを充填できることが開示されてい
る。
また、一般に、■二重ノズルの外側から可塑化した本体
食品原料を、内側からセンターとなる食品原料を同時に
吐出する方法も知られている。
「発明が解決しようとする課題」 しかしながら、上記■〜■の方法により得られる食品は
、押出された本体となる食品を楽しむものであって、セ
ンターは有していない。
また、上記■、■の方法によって得られる食品は、本体
となる食品と、この食品とは味の異なるセンターとを有
し、複雑な味を楽しむことができるが、この場合、セン
ターの原料は、本体となる食品と同時に押出すことがで
き、かつ、筒状の本体食品のセンターとして保持するこ
とが可能なものに限定されるため、ペースト状のものが
用いられており、粉末、顆粒又は粒状の食品をセンタと
して同時に押出すことはできなかった。
更に、上記■の方法では、筒状のスナック食品を押出成
形した後に、センターを充填する必要があるため製造工
程が煩雑となり、センターの材料も限定されるという問
題があった。
したがって、本発明の目的は、本体となる食品を筒状に
押出すとともに、顆粒又は粒状の食品をセンターとして
同時に押出して成形できるようにした、筒状食品の製造
法及び製造装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段」 上記目的を達成するため、本発明の粉末、顆粒又は粒状
センターを有する筒状食品の製造法は、外周にスクリュ
ーを有する内筒と、この内筒の外側を囲む中筒と、この
中筒の外側を囲む外筒とからなる三重円筒のグイヘッド
を有する押出装置を用い、少なくとも前記内筒を回転さ
せながら、前記外筒と前記中筒との間隙から可塑化され
た食品原料を、前記中筒と前記内筒との間隙から粉末、
顆粒又は粒状のセンター原料を、前記内筒の内部から粘
着性液体原料を、それぞれ同時に吐出させることを特徴
とする。
また、本発明の粉末、顆粒又は粒状センターを有する筒
状食品の製造装置は、押出装置本体に、外周にスクリュ
ーを有する内筒と、この内筒の外側を囲む中筒と、この
中筒の外側を囲む外筒とからなる三重円筒のグイヘッド
が取付けられ、前記外筒と前記中筒との間隙、前記中筒
と前記内筒との間隙、及び前記内筒の内部にそれぞれ別
の食品素材を供給して押出す構造とされ、少なくとも前
記内筒が回転すようになっていることを特徴とする特 以下、本発明について好ましい具体例を挙げて更に詳細
に説明する。
本発明では、外周にスクリューを有する内筒と、この内
筒の外側を囲む中筒と、この中筒の外側を囲む外商とか
らなる三重円筒のグイヘッドを有する押出装置が用いら
れる。そして、少なくとも内筒を回転させながら、外商
と中筒との間隙から可塑化された食品原料を、中筒と内
筒との間隙から粉末、顆粒又は粒状のセンター原料を、
内筒の内部から粘着性液体原料を、それぞれ同時に吐出
させる。
外筒と中筒との間隙から押出される可塑化された食品原
料は、本発明の筒状食品の筒状部分を構成する原料とな
るものであって、加熱することにより可塑化する食品原
料であることが好ましく、澱粉質原料、蛋白質原料、澱
粉加水物原料、半結晶化油脂原料等が用いられる。具体
的には、例えば、コーン、米、小麦等の穀類、小麦粉等
の穀類粉末、馬鈴薯、甘藷、山芋等の芋類、糊化澱粉、
澱粉、大豆蛋白、脱脂大豆、小麦グルテン、綿実蛋白、
乳蛋白、カゼイン等の蛋白原料、水産すり身、チーズ、
チョコレート、ソフトキャンデイ−、キャラメル等が用
いられる。これらの食品原料は、適宜混合して用いるこ
ともでき、必要に応じて調味したものを用いてもよい。
また、中筒と内筒との間隙から押出される粉末、顆粒又
は粒状のセンター原料は、ノズルから供給可能な粉末、
顆粒又は粒状の食品であって、本体となる食品と同時に
食べたとき、好ましい食感、風味を与えるものが好まし
い。これらの食品としては、例えば、米又は小麦パフ、
グラニユー糖結晶、コーンフレーク、破砕ビーナツツ、
ビスケットフランチ、調味粉末、魚粉、えび乾燥粉末、
ミートパウダー、粉末チーズ、スパイスソルト顆粒、粉
末ビタミンミックス、粉末ミネラルミックス等が用いら
れる。
更に、内筒の内部から吐出される粘着性液体原料は、粉
末、顆粒又は粒状食品を互いに付着させ、かつ、押出成
形された、筒状の食品本体の内壁に付着させて、粉末、
顆粒又は粒状食品を筒状のセンターとして保持すること
ができるものが好ましく、加えて、粉末、顆粒又は粒状
食品に味付けする作用を有するものであってもよい。粘
着性液体原料として、例えば、砂糖、ぶどう糖、澱粉加
水分解物、水飴、還元水飴糖の糖溶液、多糖類、ガム質
等の粘着性物質溶液、濃縮果汁、肉汁等の動植物エキス
、動植物性固形脂などの油脂、或はこれらに醤油、塩、
化学調味料等の呈味成分を加えた調味液またはたれ類等
が用いられる。
本発明においては、外筒と中筒との間隙から押出された
可塑化された食品原料によって筒状の食品本体が形成さ
れる。また、中筒と内筒との間隙から押出された粉末、
顆粒又は粒状のセンター原料が、内筒から吐出された粘
着性液体原料と混合して互いに付着し、かつ、上記筒状
の食品本体の内壁にも付着してセンターが形成される。
この場合、内筒の回転によってその外周に設けられたス
クリューが回転するため、中筒と内筒との間隙から粉末
、顆粒又は粒状のセンター原料を押出すことが可能とな
る。また、内筒が回転するため、内筒から吐出する粘着
性液体原料が遠心力などにより飛散し、落下してくる粉
末、顆粒又は粒状のセンター原料と効果的に混合される
こうして、可塑化された食品原料を外側から筒状に押出
すとともに、内側から粉末、顆粒又は粒状のセンター原
料と粘着性液体原料とを同時に押出して、粉末、顆粒又
は粒状センターを有する筒状食品を製造することができ
る。
本発明の好ましい態様においては、中筒と外筒の間の吐
出部には、それらの摺接面に軸方向に沿った溝が1円周
方向に所定間隔で形成されており、中筒と外筒の少なく
とも一方が回転するようになっている。この場合には、
外筒と中筒この間隙から押出された可塑化された食品原
料が、網目状の筒に成形される。なお、可塑化された食
品原料が膨化することによって上記網目の隙間が実質的
になくなるようにしてもよく、その場合には、表面に網
目状の凹凸模様を有する筒状食品が形成される。
「作用」 本発明においては、可塑化された食品原料と同時に押出
すことが困難であり、筒状の食品のなかでセンターとし
て保持することが困難であった粉末、顆粒又は粒状のセ
ンター原料を、内筒に取り付りられたスクリューを回転
させながら、中筒と内筒との間隙から吐出させるので、
可塑化された食品原料と同時に押出すことが可能になり
、また、粉末、顆粒又は粒状のセンター原料とは別に、
内筒の内部から粘着性液体原料を、内筒を回転させなが
ら吐出させるので、吐出時に、センター原料中に粘着性
液体原料が遠心力などにより飛散し、粉末、顆粒又は粒
状のセンター原料を互いに付着さセ、かつ、筒状の本体
食品の内壁に付着させて、センターとして保持すること
が可能になる。
また、本発明の好ましい態様において、中筒と外筒の摺
接面に軸方向に沿った満を円周方向に所定間隔で形成し
、中筒と外筒の少なくとも一方を回転させるようにして
、可塑化された食品原料を押出した場合には、それぞれ
の満を通して食品原料が紐状に押出されるとともに、満
と溝とが重なるときに紐どうし、が接合されるので、結
果的に網目状の筒状体に成形される。したがって、立体
的な模様を有する筒状食品となり、外観が向−ヒするだ
けでなく、本発明の方法により筒状食品を製造する際に
発生する熱や蒸気が網目から蒸散し、得られる食品に熱
や蒸気がこもることによる悪影響を防止できる。
「実施例、( 第1図及び第2図には、本発明の粉末、顆粒又は粒状セ
ンターを有する筒状食品の製造装置の実施例が示されて
いる。
この製造装置は、公知の構造からなる二軸又は一軸の押
出装置本体(エクストルーダ)1に、本発明の特徴部分
をなすグイヘッド2が、グイヘッドフランジ3を介して
、A−A’ ラインで接続されている。
グイヘッド2は、F−F’ ラインを共通の軸心とする
三重円筒をなす、外筒4と、中筒5と、内筒6とて構成
されている。外筒4の周壁の一箇所には、筒軸方向と直
交して外方に突出するボス部4aが設けられ、このボス
部4aにダイヘッドフランジ3の先端部3aが横方向か
ら嵌合して連結されている。押出装置本体lの吐出口は
、ダイヘッドフランジ3の内部の通路13を通り、更に
ボス部4aの内部を通って、外筒4の内部に連通してい
る。
また、中筒5は、その上部が外筒4の内周に摺接し、そ
の下部が外筒4の内周との間に所定の間隙14を有する
ように配置されている。そして、押出装置本体lから加
圧、加熱して押し出される可塑化した食品原料の溶融物
は、前記グイヘッドフランジ3の通路13を通り、外筒
4のボス部4aの内部を通って、上記中筒5と外筒4の
間隙14に導入されるようになっている。更に、中筒5
の上部には図示しない回転機構が設けられており、かつ
、中筒5の下部外周には螺旋溝5aが形成されていて、
上記回転機構により中筒5が回転すると、上記間隙14
に導入された可塑化した食品原享」の溶融物が下方に送
られるように構成されている。
第2図を併せて参照すると、外筒4の吐出部の内周面4
1と、中筒5の吐出部の外周面51とは互いに摺接して
おり、これらの摺接した面41.51のそれぞれに、軸
方向に沿った断面半円形の満42.52が1円周方向に
所定間隔で形成されている。前記の回転機構により中筒
5が回転すると、中筒5の外周の満52は、外筒4の内
周の満42に対して、整合したり離れたりしながら回転
移動する。そして、上記間隙14に導入された可塑化し
た食品原料の溶融物は、これらの満42.52を通して
押出されるようになっている。なお、中筒5の代りに外
筒4を回転するようにしてもよく、あるいは外筒4と中
筒5の両方を回転するようにしてもよい。
中筒5の内部には、外周に深いフライトスクリュー12
を有する内筒6が配置されている。内筒6は、その上部
に図示しない回転機構が設けられ、スクリュー12と一
体に回転するようになっている。内筒6のスクリュー1
2は、内筒6と中@5との間隙15に配置され、その外
周が中筒5の内周に摺接している。そして、中筒5及び
内筒6の上部には、粉末、顆粒又は粒状のセンター原料
をこの間隙15に供給する図示しない供給口が設けられ
ている。粉末、顆粒又は粒状のセンター原料は、この間
隙15に導入された後、スクリュー12の回転によって
下方に送られ、中筒5の下端吐出口5bから押出される
ようになっている。
図示していないが、内筒6の上端部には、回転継手を介
して粘着性液体原料の供給管が接続されており、粘着性
液体原料は、内筒6内の通路16を通って内筒6の下端
吐出口6aから吐出するようになっている。
この実施例の場合、外筒4と中筒5との間隙14の吐出
面は第1図中c−c’ ラインにあり、中筒5と内筒6
との間隙15の吐出面は上記よりも下方のD−D’ ラ
インにあり、内筒6内の通路16の吐出面は上記よりも
更に下方のE−E’ ラインにある。このように、内筒
6、中筒5及び外筒4は、外側に位置するものほど吐出
口が上方に位置するように配置されている。この理由は
、内筒6の通路16の吐出面が、中筒5と内筒6との間
隙15や、外筒4と中筒5との間隙14の吐出面と同じ
レベルにあると、内筒6の通路16から吐出される粘着
性液体が遠心力などにより飛散し、中筒5と内筒6との
間隙15を通る粉末、顆粒又は粒状のセンター原料や、
外筒4と中筒5との間隙14を通る可塑化された原料と
、これらの原料が吐出される前に混合して固化してしま
い、目詰まりを起こしやすいからである。しかし、粉末
、顆粒又は粒状の原料及び粘着性液体の吐出速度や、内
筒6の回転速度や、粘着性液体が粉末、顆粒又は粒状の
原料を互いに付着させるのにかかる時間等を調節するこ
とにより、上記目詰まりを防止することも可能なため、
上記のような構造にすることは必ずしも必要なことでは
ない。
次に、この製造装置を用いて、粉末、顆粒又は粒状セン
ターを有する筒状食品を製造する方法について説明する
内筒6及び中筒5をそれぞれ独立して回転駆動させた状
態で、押出装置本体1において加圧、加熱された可塑化
した食品原料を、ダイへ・ンドフランジ3の通路13か
ら、外@4と中筒5との間隙14に導入する。また、図
示しない供給手段から、粉末、顆粒又は粒状のセンター
原料を、中筒5と内筒6との間隙15に導入する。更に
、図示しない別の供給手段から、粘着性液体原料を内筒
6の通路16内に導入する。
可塑化した食品原料は、外筒4と中筒5との間隙14に
導入された後、回転する中筒5の外周の螺旋溝5aによ
って下方に送られ、外筒4と中筒5の下方吐出部の摺接
面41.51に形成された満42.52を通して紐状に
押出される。この場合、中筒5の回転により上記溝42
.52が互しAに整合したり離れたりするため、谷溝4
2.52から押出された紐状物がところどころで接合さ
れて、全体として網目状の筒状物となる。また、可塑化
した食品原料が、高圧、高温状態から吐出される場合は
、吐出後に膨化して固化する。膨化率が大きい場合には
、網目の隙間が実質的に塞がれて、網目状の凹凸模様を
有する筒状物となる。
また、粉末、顆粒又は粒状のセンター原料は、中筒5と
内筒6との間隙15に導入された後、内筒6とともに回
転するスクリュー12によって下方に送られる。そして
、中筒5の下端吐出口5bから上記筒状物の内部に押出
される6更に、内筒6の通路16内に供給された粘着性
液体原料は、内筒6の下端吐出口6aから吐出される。
この場合、内筒6が回転しているので、吐出した粘着性
液体原料が遠心力などによって外周に飛散し、上記粉末
、顆粒又は粒状のセンター原料と混合する。このとき、
粘着性液体原料が蒸発、乾燥して固化し、上記粉末、顆
粒又は粒状のセンター原料を互いに付着させ、かつ、食
品本体をなす前記網目状の筒状物の内周に付着させる。
なお、可塑化した食品原料を網目状の筒状物に成形する
ことにより、内部に吐出された粘着性液体原料の蒸気が
外方へ抜けやすくなり、粉末、顆粒又は粒状のセンター
原料の付着を促進することができる。
こうして、可塑化した食品原料を押出して網目状の筒状
物に成形するとともに、その内部から粉末、顆粒又は粒
状のセンター原料と粘着性液体原料を同時に押出し、粉
末、顆粒又は粒状のセンター原料を粘着性液体原料で付
着させて、上記筒状物の内部に充填した、粉末、顆粒又
は粒状センターを有する筒状食品を製造することができ
る。
なお、上記実施例では、可塑化した食品原料を外筒4と
中筒5の下方の摺接面41.51に形成された満42.
52から押出して網目状の筒状物に形成するようにして
いるが、外筒4と中筒5との間隙14が環状の吐出口を
形成し、可塑化した食品原料が網目のない筒状となして
押出されるようにしてもよい。
また、上記のようにして押出した成形物を更にサイジン
グロール等で外径等を調整した後、所定長さに切断して
もよい。
更に、必要に応して、乾燥、トースト、油ちょう等の後
処理を行なってもよい。
実施例1 第1図及び第2図に示した装置を用いて、粒状のビーナ
ツツをセンターとして有するコーンスナックを製造した
可塑化した食品原料として、コーングリッツ90重量部
、砂糖5重量部、小麦澱粉5重量部、馬鈴薯澱粉3重量
部、食塩0.8重量部、炭酸カルシウム0.5重量部を
、ポールミキサーで混合した後、押出装置本体lに供給
し、上記原料配合に対して約3重量部の水を加えながら
、押出装置本体1のスクリュー回転数20Or、 p、
 111、バレル温度150℃、品温165℃の条件で
処理し、外筒4と中筒5の摺接面の満42.52から押
出して、網筒状の外側可食物を成形した。
それと同時に、粉末、顆粒又は粒状のセンター原料とし
て、破砕ビーナツツ15重量部と、ビスケットフランチ
8重量部との混合物を、中筒5と内筒6の間隙15に供
給し、内筒6及びその外周のスクリュー12を回転数2
50r、p、mで回転させながら下方に搬送し、上記網
筒状の外側可食物100重量部に対して15〜30重量
部の割合となるように押出した。
また、その3〜IO秒後に、粘着性液体原料として水分
含量34重量%のバタースコッチシラツブをポンプで輸
送し、内筒6内の通路13を通して、網筒状の外側可食
物100重量部に対して10〜20重量部の割合で吐出
させた。
こうして押出成形された筒状食品を、更にサイジングロ
ールで直径を調整し、カッターで所定長さに切断した後
、80〜120℃で10〜60分間乾燥して5粒状のビ
ーナツツ及びビスケットフランチがバタースコッチによ
り互いに付着してセンターをなすコーンスナックを得た
このコーンスナックは、両端が開放した網筒状の可食物
の中に、バタースコッチにより、味付けされ、かつ付着
された粒状のビーナツツ及びビスケットフランチが充填
された新しい形態で、本体食品の味及び食感と、センタ
ー食品の味及び食感とが複雑に調和したものであった。
実施例2 実施例1で用いた装置を用いて、パフ米菓を製造した。
可塑化した食品原料として、破砕精白米90重量部、砂
糖5重量部、油脂3重量部、食塩0.5重量部、炭酸カ
ルシウム0.3重量部を、ミキサーで撹拌混合した後、
押出装置本体1に供給し、上記原料配合に対して3重量
部の水を加えながら、押出装置本体1のバレル温度12
0℃、品2160℃、スクリュー回転数15Or、p、
m 、吐出圧力60Kg/cm2の条件で処理し、外筒
4と中筒5の摺接面の満42.52から押出して、網筒
状の外側可食物を成形した。
上記網筒状の外側可食物が押出され、一定の条件になっ
たとき、粉末、顆粒又は粒状のセンター原料として、調
味床パフIO重量部と、海苔切断片2重量部と、乾燥小
魚と乾燥えびとの混合物3重量部との混合物を、前記実
施例と同様に、中筒5と内筒6の間隙15に供給し、下
方に搬送して押出した。
次に、粘着性液体原料として、醤油たれ1.5重置部と
、植物油0.5重量部との混合物を、ポンプで輸送して
内筒6内の通路16を通し、その下端部から吐出させた
。こうして、網筒状の外側可食物の内部に、醤油たれ等
で互いに付着し、味付けされた調味米パフ等のセンター
粒状物を充填した筒状食品を成形した。
こうして得られた筒状食品を、サイジングロルで整形し
、大きさの規制を行なった後、カッターで所定長さに切
断し、120℃で乾燥し、次いで、 160〜230℃
の植物油で揚げ、調味してパフ米菓を得た。
このように、本発明の製造装置によれば、米パフ、海苔
裁断片、乾燥小角、乾燥えびのような粒度の異なる粒状
物でも押出すのが容易である。そして、両端が開放した
網筒状の食品の内部に米パフ、海苔等が充填された新し
い形態で1本体食品とセンター食品の味及び食感が調和
したスナックが得られた。
実施例3 第11g及び第2図に示した装置において、外筒4と中
85との間隙14の下端が環状の吐出口をなす装置を用
いて、ドッグフードを製造した6可塑化した食品原料と
して、コーンフラワー40重量部、コーンスターチ10
重量部、油脂5重量部、大豆粉15重量部、肉エキス5
重量部、砂糖5重量部、食塩0.5重量部を、ミキサー
で混合した後、押出装置本体1に供給し、上記配合に対
して10重量部の水を加えながら、押出装置本体1のス
クリュー回転数200r、 p、m、バレル温度160
℃、吐出圧力90Kg/cm”、品温160℃の条件で
処理し、外筒4と中筒5との間隙14の環状の吐出口か
ら押出して、筒状の外側可食物を成形した。
次いで、粉末、顆粒又は粒状のセンター原料として、ド
ライミール5重量部、と、脱脂粉乳と骨粉とビタミンと
炭酸カルシウムとの混合顆粒5重量部との混合物を、前
記実施例と同様に、中筒5と内筒6の間隙15に供給し
、下方に搬送して押出した。
また、粘着性液体原料として、油脂10重量部をポンプ
で輸送して、内筒6内の通路16を通して吐出させた。
こうして、筒状の外側可食物内に、油脂により互いに付
着したドライミール等のセンター粒状物が充填された筒
状食品を成形した。
この筒状食品をカッターで所定長さに切断し、80℃で
乾燥してドッグフードを得た。
このドッグフードは、澱粉質、蛋白質及び脂質原料から
なる筒状の可食物に、センターとしてドライミールと、
脱脂粉乳、骨粉、ビタミン、炭酸カルシウムの混合顆粒
とが含有された新しい形態をなし、犬のえさとしての嗜
好性に優れ、栄養価も高いものであった。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明においては、従来可塑化さ
せた本体となる食品とともに押出すことが困難で、かつ
、筒状食品の両端が開放している場合にはセンターとし
て保持することが困難であった粉末、顆粒又は粒状の食
品を、容易に押出すことができるようになり、また、顆
粒又は粒状の食品とは別に輸送し、回転による遠心力な
どで吐出時に飛散する粘着性液体により、互いに付着さ
せ、かつ、本体となる筒状、又は網筒状の食品に付着さ
せて、センターとして保持することが可能になる。した
がって、粉末、顆粒又は粒状の食品を、両端が開放した
筒状、又は網筒状の食品のセンターとして有する、新規
な形状で、本体食品と、センター食品とが複雑に調和し
た味及び食感を有する食品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例による粉末、顆粒又は粒状セ
ンターの筒状食品の製造装置の要部を示す断面図、第2
図は同装置における吐出口部分の端面図である。 図中、lは押出装置本体、2はダイヘッド、3はグイヘ
ッドフランジ、4は外筒、5は中筒、6は内筒、12は
スクリュー、13は通路、14.15は間隙、16は通
路、41は外商の内周面、42は溝、51は中筒の外周
面、52は溝である。 特許出願人   森永製菓株式会社 同代理人   弁理士 松井 茂

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)外周にスクリューを有する内筒と、この内筒の外
    側を囲む中筒と、この中筒の外側を囲む外筒とからなる
    三重円筒のダイヘッドを有する押出装置を用い、少なく
    とも前記内筒を回転させながら、前記外筒と前記中筒と
    の間隙から可塑化された食品原料を、前記中筒と前記内
    筒との間隙から粉末、顆粒又は粒状のセンター原料を、
    前記内筒の内部から粘着性液体原料を、それぞれ同時に
    吐出させることを特徴とする粉末、顆粒又は粒状センタ
    ーを有する筒状食品の製造法。
  2. (2)前記中筒と前記外筒の間の吐出部には、それらの
    摺接面に軸方向に沿った溝が、円周方向に所定間隔で形
    成されており、前記中筒と前記外筒の少なくとも一方を
    回転させることにより、前記可塑化された食品原料を網
    筒状に押出すようにした請求項1記載の粉末、顆粒又は
    粒状センターを有する筒状食品の製造法。
  3. (3)押出装置本体に、外周にスクリューを有する内筒
    と、この内筒の外側を囲む中筒と、この中筒の外側を囲
    む外筒とからなる三重円筒のダイヘッドが取付けられ、
    前記外筒と前記中筒との間隙、前記中筒と前記内筒との
    間隙、及び前記内筒の内部にそれぞれ別の食品素材を供
    給して押出す構造とされ、少なくとも前記内筒が回転す
    ようになっていることを特徴とする粉末、顆粒又は粒状
    センターを有する筒状食品の製造装置。
  4. (4)前記中筒と前記外筒の間の吐出部には、それらの
    摺接面に軸方向に沿った溝が、円周方向に所定間隔で形
    成されており、前記中筒と前記外筒の少なくとも一方が
    回転するようになっている請求項3記載の粉末、顆粒又
    は粒状センターを有する筒状食品の製造装置。
  5. (5)前記内筒、前記中筒及び前記外筒は、外側に位置
    するものほど吐出口が上方に位置するように配置されて
    いる請求項3又は4記載の粉末、顆粒又は粒状センター
    を有する筒状食品の製造装置。
JP2160656A 1990-06-19 1990-06-19 粉末、顆粒又は粒状センターを有する筒状食品の製造法及び製造装置 Pending JPH0453478A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2160656A JPH0453478A (ja) 1990-06-19 1990-06-19 粉末、顆粒又は粒状センターを有する筒状食品の製造法及び製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2160656A JPH0453478A (ja) 1990-06-19 1990-06-19 粉末、顆粒又は粒状センターを有する筒状食品の製造法及び製造装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0453478A true JPH0453478A (ja) 1992-02-21

Family

ID=15719654

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2160656A Pending JPH0453478A (ja) 1990-06-19 1990-06-19 粉末、顆粒又は粒状センターを有する筒状食品の製造法及び製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0453478A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005304392A (ja) * 2004-04-22 2005-11-04 Japan Steel Works Ltd:The ジャーキーの製造方法およびジャーキー製造用ダイス
JP2007110935A (ja) * 2005-10-19 2007-05-10 Rheon Autom Mach Co Ltd 捩じり食品の成形方法及びその装置
JPWO2013161947A1 (ja) * 2012-04-26 2015-12-24 株式会社明治 膨化スナック食品及び含浸膨化スナック食品
JP2018014997A (ja) * 2016-07-14 2018-02-01 レオン自動機株式会社 固形物を内包する包被食品の製造方法及びその装置
JP2018174754A (ja) * 2017-04-07 2018-11-15 雪印メグミルク株式会社 二重管型ノズル、食品混合装置、食品混合方法、およびチーズ類の製造方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005304392A (ja) * 2004-04-22 2005-11-04 Japan Steel Works Ltd:The ジャーキーの製造方法およびジャーキー製造用ダイス
JP2007110935A (ja) * 2005-10-19 2007-05-10 Rheon Autom Mach Co Ltd 捩じり食品の成形方法及びその装置
JPWO2013161947A1 (ja) * 2012-04-26 2015-12-24 株式会社明治 膨化スナック食品及び含浸膨化スナック食品
JP2018014997A (ja) * 2016-07-14 2018-02-01 レオン自動機株式会社 固形物を内包する包被食品の製造方法及びその装置
TWI699168B (zh) * 2016-07-14 2020-07-21 日商雷恩自動機股份有限公司 內包固體物之包餡食品的製造方法及其裝置
JP2018174754A (ja) * 2017-04-07 2018-11-15 雪印メグミルク株式会社 二重管型ノズル、食品混合装置、食品混合方法、およびチーズ類の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Prabha et al. Recent development, challenges, and prospects of extrusion technology
RU2149571C1 (ru) Способ производства свободно текучего и быстро диспергируемого и/или растворимого гранулированного продукта
CA2364693C (en) Extruded snack product comprising a nitrogen injection step during manufacturing
CA2341125C (en) Food bar
AU762391B2 (en) Cereal bar
Singh et al. Fundamentals of extrusion processing
US6440473B2 (en) Impregnated composite extrusion product
Huber et al. Extruded snacks
RU2269281C2 (ru) Способ производства комбинированного пищевого продукта посредством сдвоенной экструзии
JP2918641B2 (ja) 食品の成形方法及び装置
US20090047390A1 (en) Chicken noodle bites
AU776641B2 (en) Food products and co-injection processes for preparing same
JPH0453478A (ja) 粉末、顆粒又は粒状センターを有する筒状食品の製造法及び製造装置
JP4274608B2 (ja) ドライペットフード及びその製造方法
SU1829916A3 (ru) Cпocoб пpигotobлehия эkctpузиohhыx пpoдуktob
CN1023056C (zh) 速食米片的制法
JP2553960B2 (ja) パフスナックの製造方法
JP2655264B2 (ja) 膨化食品の製造法
JPS5851750B2 (ja) 難消化性多糖類含有食品の製法
JP3293901B2 (ja) 押出機によって製造される予備料理されたパスタ製品
JP7094041B2 (ja) 栄養付加食品、栄養付加食品の製造方法
Bhattacharya Food extrusion technology and products
KR101469551B1 (ko) 스프와 면발이 조합된 코어-쉘 형태의 하나로 면발 제조방법.
KR20000000711A (ko) 초심형 식품의 제조방법
EP1086627A1 (fr) Procédé de fabrication de produits consommables composites par extrusion dans des tronçons séparés d'un extrudeur