JP2007110935A - 捩じり食品の成形方法及びその装置 - Google Patents

捩じり食品の成形方法及びその装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007110935A
JP2007110935A JP2005304081A JP2005304081A JP2007110935A JP 2007110935 A JP2007110935 A JP 2007110935A JP 2005304081 A JP2005304081 A JP 2005304081A JP 2005304081 A JP2005304081 A JP 2005304081A JP 2007110935 A JP2007110935 A JP 2007110935A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
food dough
food
twisted
nozzle
twist
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005304081A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4814607B2 (ja
Inventor
Kazuyoshi Onoguchi
和良 小野口
Toyozumi Onuki
豊純 大貫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rheon Automatic Machinery Co Ltd
Original Assignee
Rheon Automatic Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rheon Automatic Machinery Co Ltd filed Critical Rheon Automatic Machinery Co Ltd
Priority to JP2005304081A priority Critical patent/JP4814607B2/ja
Publication of JP2007110935A publication Critical patent/JP2007110935A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4814607B2 publication Critical patent/JP4814607B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Confectionery (AREA)
  • Manufacturing And Processing Devices For Dough (AREA)
  • Formation And Processing Of Food Products (AREA)

Abstract

【課題】
本発明は、例えばドーナツ、菓子パン、餅などを棒状に押し出した食品生地体を捩じって成形する捩じり食品の成形方法及びその装置を提供するものである。
【解決手段】
回転ノズルの回転中心軸から偏心して備えた吐出口より食品生地を吐出して食品生地体を形成する際に、吐出された前記食品生地体が前記回転ノズルの回転中心軸と同心状に配置した捩じり付与部材に接触しながら前記捩じり付与部材の周りを回転することにより捩じり食品を成形する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えばドーナツ、菓子パン、餅などを棒状に押し出した食品生地体を捩じって成形する捩じり食品の成形方法及びその装置に関する。
従来より、棒状に押し出した2本の食品生地体を互いに捩じり合わせて捩じり食品を成形する装置として、2つの吐出口を備えた回転自在な回転ノズルと、その下方にベルトコンベアなどの搬送装置を備えた成形装置がある。この従来装置は、2本の食品生地を回転する回転ノズルから押し出し、搬送装置に食品生地の一端を載置した状態で回転ノズルを回転して2本の食品生地を互いに捩じり合わせて捩じり食品を成形している。さらに、前記搬送路の途中に複数のカッター体を往復動自在に備えた切断装置を設け、連続して搬送される捩じり食品生地から所望の長さの捩じり食品に分割している(例えば、特許文献1)。
また、複数の吐出口を備えた押出ノズルを設け、押出ノズルの下端に近接して円錐孔を有する回転ノズルを回転自在に配置した捩じり食品の成形装置がある。この従来装置は、吐出口から複数の食品生地体を連続して押し出し、その下方に配置した回転ノズルの円錐孔壁に食品生地を接触させ、回転ノズルの回転に伴って複数の食品生地体を互いに捩じり合わせて捩じり食品を成形している。(例えば、特許文献2)。
特開2005−245347号公報 実公昭51−50880号公報
上記従来文献に記載の成形装置では、使用できる食品に制限が多く、例えば、軟質の食品生地ではノズルから垂下する際に自重で伸びてしまい安定した吐出ができず重量に乱れが生じたり、さらには、引きちぎれたりして成形ができないという問題がある。
また、特許文献1に記載の成形装置では、搬送装置の途中に切断装置を設けて捩じり食品を分割するため、捩じり模様が水平方向に横倒した成形しかできず多様な形状に成形することができないという問題がある。
また、特許文献2に記載の成形装置では、捩じり成形する食品生地体が回転ノズルの円錐孔に接触するため捩じり食品の表面を傷つけ外観を悪くする問題がある。また、食品生地の粘着により円錐孔内に押し出された食品生地が停滞するなどの問題がある。
本発明は、上記の問題を解決するものであり、軟質な食品生地や粘着性の高い食品生地であっても安定した捩じり成形が可能な捩じり食品の成形方法及びその装置を提供するものである。
本発明は、前述のごとき問題に鑑みてなされたもので、第一の発明は、回転ノズルの回転中心軸から偏心して備えた吐出口より食品生地を吐出して食品生地体を形成する際に、吐出された前記食品生地体が前記回転ノズルの回転中心軸と同心状に配置した捩じり付与部材に接触しながら前記捩じり付与部材の周りを回転することを特徴とする捩じり食品の成形方法である。
また、第二の発明は、食品生地を吐出する吐出口を回転自在の回転ノズルの回転中心軸から偏心して設け、捩じり付与部材を前記回転ノズルの回転中心軸と同心状に配置するとともに、前記回転ノズルの下面より突出して設けたことを特徴とする捩じり食品成形装置である。
また、第三の発明は、前記吐出口が前記捩じり付与部材と一部重なるか、僅かに離れて配置することを特徴とする捩じり食品成形装置である。
また、第四の発明は、前記吐出口を複数設け、各々の吐出口が前記捩じり付与部材と一部重なるよう配置する、及び/又は、僅かに離れて配置することを特徴とする捩じり食品成形装置である。
本発明によれば、従来文献のごとく回転ノズルの下端から吐出された食品生地体が垂下する食品生地体及び捩じり食品生地体の重量(以下、自重と称する場合あり)を全て保持するものでなく、回転ノズルの下端から突設した捩じり付与部材が垂下する食品生地体及び捩じり食品生地体の重量の一部を分担して保持するものであるので、自重による食品生地体の伸びを抑制でき、重量の乱れを抑制したり、あるいは、引きちぎれによる切断を防止することが可能となる。さらに、食品生地体の伸びを抑制できることにより捩じり成形された捩じり食品生地体を太く成形することができる。
また、特許文献1のごとく吐出口を備えた回転ノズルの下方に設けた搬送装置と協働して捩じり成形するものではなく、回転ノズルの下端から突設した捩じり付与部材と協働して捩じり成形するものであるので、回転ノズルの下方に切断装置を設けることが可能となる。このような場合、従来文献1のごとく搬送装置の途中に切断装置を設ける必要がなく包餡機全体の構成が簡単にできる。また、切断装置の下方に搬送装置用いずにフライヤーやターンテーブル式粉付け機などを直接設けることも可能となる。
また、前記切断装置の下方に捩じり食品の下部を支持する支持手段を上下動可能に設けることにより、切断する捩じり食品を支持した状態で成形が可能となり、例えば捩じり食品の上部において内包材が露出するよう切断成形することができ、多様な形状に成形することが可能となる。
また、特許文献2のごとく捩じり食品の表面が円錐孔に接触するものではなく、回転ノズルの下端から突設した捩じり付与部材が捩じり食品の中心部分に接触するものであるので、捩じり食品の表面を傷つけることなく美しい外観の捩じり食品を成形することが可能となる。
また、回転ノズルの下端から突設する前記捩じり付与部材の突出長さを調節可能に設けることにより捩じり食品の捩れ形状を変化させることが可能である。また、捩じり付与部材の太さを調節可能に設けることにより回転ノズルから吐出される食品生地体との接触を確実にすることができる。
以下、本発明の第1の実施の形態に係る捩じり成形装置1について図面に基づき説明する。図1は、捩じり成形装置1を備えた包餡機の概要を示す正面説明図である。図2は、捩じり成形装置1の概要を示す縦断面による正面説明図である。ここでは、外皮材DAで内包材DBを同心状に被覆した2本の食品生地体DCを互いに捩じり合わせた捩じり食品生地体DDを捩じり成形する場合について説明する。
包餡機の構成について説明する。包餡機は、捩じり成形装置1、外皮材供給装置5、内包材供給装置6、切断装置7、搬送装置8及び前記各装置の駆動を制御する制御装置9を備えている。外皮材供給装置5及び内包材供給装置6は、包餡機の基体12の上部に左右対称に備えている。外皮材供給装置5は、例えば餅生地のごとき食品生地である外皮材DAを捩じり成形装置1に供給する食品生地供給装置である。また、内包材供給装置6は、例えばみたらしのごとき食品生地である内包材DBを捩じり成形装置1に供給する食品生地供給装置である。外皮材供給装置5及び内包材供給装置6は、公知の食品供給装置でよく、例えば、シリンダー51,61の内部に図示されないスクリューコンベアを回転自在に内装し、その先端側(図1の紙面手前側)にベーンポンプ52,62を連通して設け外皮材DA及び内包材DBを捩じり成形装置1に供給する。
捩じり成形装置1は、前記外皮材供給装置5及び前記内包材供給装置6の中間に配設されている。捩じり成形装置1は、外筒部2、内筒部3及び捩じり付与部材4を各中心軸が同軸となるよう設けている。外筒部2は、上部ケーシング21を備えている。上部ケーシング21は、外皮材供給装置5に連通する連通口21aと内包材供給装置6に連通する連通口21bを各々上部左右側面に備え、それら連通口21a,21bに連通する円筒部22をその下部に備えている。上部ケーシング21の内側には、内筒3を前記円筒部22に同心状に嵌入し、取付ナット15で結合固定している。
内筒部3は、前記連通口21bに連通する連通孔31をその上部右側面に設け、連通孔31に連通する円筒部32をその下部に備えている。また、内筒部3の上部にその中心軸と同心状に透孔33を設け、透孔33にスリーブ35を嵌通して固定し、さらに、スリーブ35の中心軸と同心状に丸棒状の捩じり付与部材4を嵌通し上下位置調節可能に固定している。捩じり付与部材4の上下位置調節機構について以下に説明する。捩じり付与部材4の上部には、複数の円錐穴状の凹部41が長手方向にほぼ等間隔に設けられている。そして、凹部41にスリーブ35の上部にねじ込まれたボールプランジャー42のボールを合わせることにより捩じり付与部材4の上下位置を位置決めしている。
上部ケーシング21の下端部には、上部軸受23を装嵌し固定している。さらに、この上部軸受23の下側には、リングギヤ24を回転自在に嵌入して設けている。また、リングギヤ24の内周面に複数の攪拌部材24aを半径方向に立設している。さらに、リングギヤ24の下部には、回転ノズル25を同心状に螺着固定している。回転ノズル25の底部には、その回転中心軸を対称軸として回転中心軸から偏心した2口の外ノズル25a,25bを備え、さらに、回転中心軸と同心状に透孔25cを設けて前記捩じり付与部材4を嵌通して突設している。外ノズル25a,25bの吐出口と捩じり付与部材4は僅かに離れて配設されている。そして、リングギヤ24は、下部ケーシング26に固定した下部軸受27により下方から支持されている。
回転ノズル25の内側には分岐ノズル部材28を同心状に嵌入して設けている。その取り付け機構を説明すると、回転ノズル25の上部内側に段付部25dを設け、この段付部25dに分岐ノズル部材28の外周面に立設した複数の凸状リブ28cを嵌入するとともに、段付部25dから立設した位置決めピン17を凸状リブ28cに設けた透孔28dに嵌入して係止している。また、前記分岐ノズル部材28は、その上部を前記内筒部3に備えた円筒部32の下部にOリングなどのシール部材を介して回転自在に嵌入している。分岐ノズル部材28は、前記円筒部32と後述する内ノズル29a,29bとを連通する連通孔28a,28bを内設している。さらに、分岐ノズル部材28の底面には2口の内ノズル29a,29bが前記外ノズル25a,25bの内側に同心状に配置するよう立設している。また、分岐ノズル部材28の底部にその回転中心軸と同心状の透孔28eを設け、前記捩じり付与部材4を嵌通して突設している。なお、前記内ノズル29a,29bの中心軸を前記外ノズル25a,25bの中心軸より内側に少し偏心して配置してもよい。このように配置することにより、後述する捩じり食品DE内において外皮材DAが中心に偏り過ぎず、外皮材DAと内包材DBがバランスよく配置することができる。
前記リングギヤ24は、包餡機の基体12の内部に設けられた図示されない駆動部に連動連結されている。この駆動部は、例えば歯車列などの回転駆動伝達機構を介して前記リングギヤ24と制御モータを連動連結している。リングギヤ24は、制御部9からの指令に基づく制御モータの回転駆動に連動して回転する。そして、リングギヤ24の回転に伴って回転ノズル25及び分岐ノズル部材28が一体となって回転する。
捩じり成形装置1の下方には、切断装置7を設けている。切断装置7は、複数のカッター体71を往復動可能に備えた公知の装置であり、カッター体71は、互いに隣接するカッター体71で囲んだ開口72を形成する。開口72は、カッター体71の開閉動作に伴って拡縮する。切断装置7は、開口72の拡縮に同調して上下動可能に設けている。したがって、捩じり整形装置1から吐出され捩じり成形された捩じり食品生地体DDは、前記開口72内を垂下して通過し、切断装置7の降下に伴って前記開口72が縮小して閉鎖することにより捩じり食品DEが分割される。
切断装置の下方には、搬送装置8を設けている。搬送装置8は、無端状の搬送ベルト81を備え、間欠運行する公知のベルトコンベアである。搬送装置8は、前記開口72の下方位置において搬送ベルト81の内側に支持部材82を上下動可能に備えている。支持部材82の上下機構は、制御モータに連動連結したカム機構やネジ送り機構などにより構成されている。そして、前記捩じり成形装置1から吐出された捩じり食品生地体DDの下部を支持した状態で前記切断装置7の上下動と同期して上下動するよう設けられている。搬送装置8は、特許文献1のごとく搬送装置の途中に切断装置を設ける必要がないので簡単な構成にできる。また、別の実施例として切断装置の下方に搬送装置用いずにフライヤーやターンテーブル式粉付け機などを直接設けることも可能である。
制御装置9は、包餡機の全体の駆動を制御する装置であり、捩じり成形装置1、外皮材供給装置5、内包材供給装置6、切断装置7、搬送装置8の各装置に駆動指令を発信して駆動を制御するものである。
上記のように構成された捩じり成形装置1に前記外皮材供給装置5から外皮材DAを供給し、前記内包材供給装置6から内包材DBを供給する。内包材DBは、上部ケーシング21の連通口21b、内筒部3の連通口31及び円筒部32、分岐ノズル部材28を流下して内ノズル29a,29bから吐出される。また、外皮材DAは、内筒部3と分岐ノズル部材28により形成される内筒の外周面と、上部ケーシング21、リングギヤ24、回転ノズル25により形成される外筒の内周面との間に形成される環状空間を流下する。その際、環状空間内を回転する前記攪拌部材24aにより攪拌、流動化され、その後、前記内ノズル29a,29bから吐出される内包材DBを外皮材DAで同心状に被覆して外ノズル25a,25bより2本の食品生地体DCとして吐出される。
前記捩じり成形装置1の内部において外皮材DAや内包材DBの食品生地は、流下するために圧力がかかっている。したがって、2本の食品生地体DCは、外ノズル25a,25bから吐出されると前記圧力から開放され、外ノズル25a,25bの吐出口の外径より太く変形して吐出される。そして、2本の食品生地体DCは、前記回転ノズル25の回転中心軸と同心状に配置され、回転ノズル25の下面より突設された捩じり付与部材4に接触粘着し回転ノズル25の回転に伴って捩じり付与部材4の周りを回転しながら下方へ移動する。この時、2本の食品生地体DCは、螺旋状に絡み合って捩じり食品生地体DDに成形される。
特許文献1に示されるような捩じり成形装置では、各々の食品生地体がその下方で捩じり成形される捩じり食品生地体を保持するため、その重量により食品生地体が引き伸ばされ細く変形したり、引きちぎれてしまったりする。そして、細い食品生地体により捩じり成形された捩じり食品生地体も細いものになってしまう。しかしながら、本実施例による捩じり成形装置1では、回転ノズル25の下端から突設した捩じり付与部材4が垂下する食品生地体DC及び捩じり食品生地体DDの重量の一部を分担して保持するものであるので、自重による食品生地体DCの伸びを抑制でき、重量の乱れを抑制したり、あるいは、引きちぎれによる切断を防止することが可能となる。さらに、食品生地体DCの伸びを抑制できることにより捩じり成形された捩じり食品生地体DDを従来に比べ太く成形することができる。
前記捩じり付与部材4は、前述の通り捩じり成形装置1内で上下位置調節可能に設けている。つまり、回転ノズル25の下面からの捩じり付与部材4の突出長さを調節可能に設けている。捩じり付与部材4の突出長さと捩じり食品生地体DDの捩じり形状の係わりについて図3及び図4に基づいて説明する。図3は、図2と比較して捩じり付与部材4の突出長さを長く調節した状態を示す説明図である。捩じり付与部材4の突出長さを長く調節すると、捩じり付与部材4に対する外皮材DAの接触抵抗が増加するため捩じり食品生地体DDの下方への送り速度(単位時間当たりの移動距離)が減速する。そのため、捩じり食品生地体DDの単位長さ当たりの巻き数が増加し、捩じり食品生地体DDは太い外観となる。
図4は、図2と比較して捩じり付与部材4の突出長さを短く調節した状態を示す説明図である。捩じり付与部材4の突出長さを短く調節すると、捩じり付与部材4に対する外皮材DAの接触抵抗が減少するため捩じり食品生地体DDの下方への送り速度が増加する。そのため、の単位長さ当たりの巻き数が減少し、捩じり食品生地体DDは細い外観となる。
また、回転ノズル25の回転速度(回転数と同義)は、制御装置9に設定入力する設定値により変更可能に設けている。従って、前記回転速度を変化させることにより捩じり食品生地体DDの捩じり形状を変化させることが可能となる。例えば、図2に示した状態と比較して前記回転速度を増加させると捩じり食品生地体DDの単位長さ当たりの巻き数が増加する。また、前記回転速度を減速させると捩じり食品生地体DDの単位長さ当たりの巻き数が減少する。
捩じり食品生地体DDは、その下部を前記搬送ベルト81を介した支持部材82に支持された状態で前記切断装置7により捩じり食品DEに切断成形される。捩じり食品DEの形状は、前記切断装置7に備えたカッター体の刃面形状により様々に成形可能である。図5(A)及び(B)は、捩じり食品DEを例示した説明図であり、上の図は上面図であり、下の図は正面図である。図5(A)は、捩じり食品DEの上下の切断部分を封着した場合を示している。本図における捩じり食品DEは略球状に示したが、棒状に長い形状であってもよい。
また、図5(B)は、捩じり食品DEの下の切断部分を封着し、上の切断部分を薄刃状のカッター体で切断して上面から内包材DBが露出するように成形した場合を示している。例えば、内包材DBをみたらしのごとく流動性のある食品とした場合、従来技術のように搬送コンベアに横倒した状態で切断成形すると内包材DBが捩じり食品DEから漏出してしまい商品価値を無くしてしまったり、搬送ベルトを汚すなどの問題となってしまうが、本発明によればそのような問題は生じない。
さらに、捩じり食品DEの上下の切断部分を薄刃状のカッター体で切断して上面及び下面から内包材DBが露呈するように成形してもよい。本実施例では、図5に示すように捩じり食品DEの外周に形成された螺旋状の捩じり模様は鉛直方向に形成されている。また、上面から見た形状は、中心を対称とする点対称に成形される。
次に、第2の実施の形態に係る捩じり成形装置1について図面に基づき説明する。図6は、捩じり成形装置1の概要を示す縦断面による説明図である。第1実施例においては、捩じり付与部材4を上下位置調節可能に設けることにより回転ノズル25の下面より突出する突出長さを調節していたが、第2実施例においては、捩じり付与部材4を取付け交換可能に設けることにより前記捩じり付与部材4の突出長さや太さを調節可能に設けたものである。また、第1実施例においては、内包材DBを外皮材DAで被覆した2本の食品生地体DCを吐出するよう説明したが、第2実施例においては、色彩や配合の異なる第1食品生地DA及び第2食品生地DBからなる2本の食品生地体DCを吐出するよう設けたものである。なお、第1実施例と同様な構成については、同じ符号を用い詳細な説明は省略する。
回転ノズル25は、その回転中心軸を中心として左右対称に外ノズル25a,25bを備えている。また、回転ノズル25の内側に同心状に連通部材28を備えている。連通部材28は、その底部に連通孔28bを備え、その下方に連通管28fを連結している。そして、前記連通管28fを前記回転ノズル25の一方の外ノズル25bに嵌入して連通するよう設けている。連通部材28のその他の構成は、第1実施例における分岐ノズル28と同様に設けている。
捩じり付与部材4は、固定軸部45とその下端部に先端部46を備えている。固定軸部45は、内筒部3の透孔33、連通部材28の透孔28d及び回転ノズル25の透孔25cに嵌入し,図示されないねじなどの締結手段により内筒部3に固定されている。固定軸部45の下端面は、回転ノズル25の下面とほぼ同一の仮想平面上に設けている。そして、固定軸部45の下端面に先端部46をねじなどの締結手段により着脱交換可能に設けている。
上記のように構成された捩じり成形装置1に前記食品生地供給装置5から第1食品生地DAを供給し、前記食品生地供給装置6から第2食品生地DBを供給する。第1食品生地DAは、内筒部3と連通部材28により形成される内筒の外周面と、上部ケーシング21、リングギヤ24、回転ノズル25により形成される外筒の内周面との間に形成される環状空間を流下し、外ノズル25aより食品生地体DCとして吐出される。また、第2食品生地DBは、上部ケーシング21の連通口21b、内筒部3の連通口31及び円筒部32、連通部材28及び連通管29bをを流下して外ノズル25bから食品生地体DCとして吐出される。そして、2本の食品生地体DCは、外ノズル25a,25bの吐出口の外径より太く膨らんで吐出し、外ノズル25a,25bの吐出口から僅かに離れて設けられた捩じり付与部材4の先端部46に接して粘着する。そして、回転ノズル25の回転に伴い、2本の食品生地体DCが螺旋状に絡み合って捩じり食品生地体DDが成形される。
前記先端部46は、前述の通り固定部材45に対し着脱交換可能に設けている。例えば、先端部46をその長さが相違する部材と交換することにより、第1実施例で説明したように捩じり食品生地体DDの捩じり形状を調節することが可能となる。
また、回転ノズル25から吐出される食品生地体DDの太さは、その食品生地の物性により相違する。食品生地体DDの吐出時の膨張による太さの変形が少ない場合には、食品生地体DDが前記先端部46に接することができず、捩じり食品生地体DDを成形できない場合がある。このような場合、先端部46の太さが太い部材と交換することにより、先端部46と食品生地体DCが接することが可能となり捩じり食品生地体DDが成形できる。さらには、先端部46をその外周面が前記外ノズル25a,25bの吐出口の内周面に一致したり、あるいは、前記吐出口の下方に入り込んで先端部46と前記吐出口が一部重なるように設けて食品生地体DCと接触するようにしてもよい。
本発明の実施の形態に係る捩じり成形装置1の説明は概ね上述した通りであるが、これに限らず特許請求の範囲内において変更が可能である。上記実施例においては、2口の外ノズル25a,25bから2本の食品生地体DCを吐出するよう説明したが、1口や、あるいは3口以上のノズルを設けることも可能である。1口の場合には、1本の食品生地体DCが螺旋状に巻かれた捩じり食品生地体が成形される。
また、複数の吐出口を設けた場合、各々の吐出口を捩じり付与部材4に一部重なるか、僅かに離れて配置してもよい。または、その両方を混在させてもよい。
また、食品生地体DCを外皮材DAが内包材DBを被覆した2重構造の生地体として説明したが、外ノズルから1種の食品生地のみを吐出したり、3重以上の食品生地体を吐出するように設けてもよい。また、複数の外ノズルから例えば色彩などの相違する複数種の食品生地を吐出するように設けてもよい。また、外ノズルの吐出口の形状は円形に限らず任意の形状に設けることが可能である。このように様々な組み合わせにより多彩な捩じり食品DEが成形可能である。
また、捩じり付与部材4に制御モータを連動連結し、回転ノズル25の回転と差動するよう回転可能に設けることも可能である。捩じり付与部材4の回転速度を調節可能に設けることにより、捩じり食品生地体DDの捩じり模様を調節することができる。
また、切断装置7を捩じり成形装置1の下方に設けるよう説明したが、従来例のごとく搬送装置の途中に設けてもよい。捩じり成形装置1は、回転ノズルの下端から突設した捩じり付与部材が垂下する食品生地体及び捩じり食品生地体の重量の一部を分担して保持するものである。したがって、自重による食品生地体の伸びを抑制でき、重量の乱れを抑制したり、あるいは、引きちぎれによる切断を防止することが可能であり、さらには、捩じり成形された捩じり食品生地体を従来に比べ太く成形することができる。そして、捩じり食品DEを安定して成形することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る捩じり成形装置1を備えた包餡機の概要を示す正面説明図である。 捩じり成形装置1の概要を示す縦断面による正面説明図である。 捩じり付与部材4の突出長さを長く調節した状態を示す説明図である。 捩じり付与部材4の突出長さを短く調節した状態を示す説明図である。 捩じり食品DEを例示した説明図である。 本発明の第2の実施の形態に係る捩じり成形装置1の概要を示す縦断面による正面説明図である。
符号の説明
1 捩じり成形装置
2 外筒部
25 回転ノズル
25a 外ノズル
25b 外ノズル
28 分岐ノズル部材、連通部材
28a 内ノズル
28b 内ノズル
28f 連通管
3 内筒部
4 捩じり付与部材
DA 外皮材、第1食品生地
DB 内包材、第2食品生地
DC 食品生地体
DD 捩じり食品生地体
DE 捩じり食品

Claims (4)

  1. 回転ノズルの回転中心軸から偏心して備えた吐出口より食品生地を吐出して食品生地体を形成する際に、吐出された前記食品生地体が前記回転ノズルの回転中心軸と同心状に配置した捩じり付与部材に接触しながら前記捩じり付与部材の周りを回転することを特徴とする捩じり食品の成形方法。
  2. 食品生地を吐出する吐出口を回転自在の回転ノズルの回転中心軸から偏心して設け、捩じり付与部材を前記回転ノズルの回転中心軸と同心状に配置するとともに、前記回転ノズルの下面より突出して設けたことを特徴とする捩じり食品成形装置。
  3. 前記吐出口が前記捩じり付与部材と一部重なるか、僅かに離れて配置することを特徴とする請求項2に記載の捩じり食品成形装置。
  4. 前記吐出口を複数設け、各々の吐出口が前記捩じり付与部材と一部重なるよう配置する、及び/又は、僅かに離れて配置することを特徴とする請求項2に記載の捩じり食品成形装置。
JP2005304081A 2005-10-19 2005-10-19 捩じり食品の成形方法及びその装置 Expired - Fee Related JP4814607B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005304081A JP4814607B2 (ja) 2005-10-19 2005-10-19 捩じり食品の成形方法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005304081A JP4814607B2 (ja) 2005-10-19 2005-10-19 捩じり食品の成形方法及びその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007110935A true JP2007110935A (ja) 2007-05-10
JP4814607B2 JP4814607B2 (ja) 2011-11-16

Family

ID=38093681

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005304081A Expired - Fee Related JP4814607B2 (ja) 2005-10-19 2005-10-19 捩じり食品の成形方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4814607B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010053614A2 (en) * 2008-11-04 2010-05-14 Weder, Wanda, M. Method for making distorted fragments
US8757430B2 (en) 1997-02-07 2014-06-24 Wanda M. Weder & William F. Straeter Decorative elements provided with a curled or crimped configuration at point of sale or point of use

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103598275B (zh) * 2013-10-11 2015-04-29 中国农业大学 一种层叠麻花挤出成型模头

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0362496A (ja) * 1989-07-31 1991-03-18 Toshiba Corp マイクロ波加熱装置
JPH0453478A (ja) * 1990-06-19 1992-02-21 Morinaga & Co Ltd 粉末、顆粒又は粒状センターを有する筒状食品の製造法及び製造装置
WO1992021506A1 (en) * 1991-06-03 1992-12-10 Kanebo, Ltd. Method of and device for making molded product having pattern at cross-section
JPH07231751A (ja) * 1994-02-24 1995-09-05 Meiji Seika Kaisha Ltd 円筒中空状スナック製造用の型ノズル装置
WO2003077670A1 (fr) * 2002-03-15 2003-09-25 Meiji Seika Kaisha, Ltd. Snack souffle et procede et appareil de production de celui-ci
JP2005245347A (ja) * 2004-03-05 2005-09-15 Kobird Co Ltd ツイスト食品成形装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0362496A (ja) * 1989-07-31 1991-03-18 Toshiba Corp マイクロ波加熱装置
JPH0453478A (ja) * 1990-06-19 1992-02-21 Morinaga & Co Ltd 粉末、顆粒又は粒状センターを有する筒状食品の製造法及び製造装置
WO1992021506A1 (en) * 1991-06-03 1992-12-10 Kanebo, Ltd. Method of and device for making molded product having pattern at cross-section
JPH07231751A (ja) * 1994-02-24 1995-09-05 Meiji Seika Kaisha Ltd 円筒中空状スナック製造用の型ノズル装置
WO2003077670A1 (fr) * 2002-03-15 2003-09-25 Meiji Seika Kaisha, Ltd. Snack souffle et procede et appareil de production de celui-ci
JP2005245347A (ja) * 2004-03-05 2005-09-15 Kobird Co Ltd ツイスト食品成形装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8757430B2 (en) 1997-02-07 2014-06-24 Wanda M. Weder & William F. Straeter Decorative elements provided with a curled or crimped configuration at point of sale or point of use
WO2010053614A2 (en) * 2008-11-04 2010-05-14 Weder, Wanda, M. Method for making distorted fragments
WO2010053614A3 (en) * 2008-11-04 2010-07-22 Weder, Wanda, M. Method for making distorted fragments

Also Published As

Publication number Publication date
JP4814607B2 (ja) 2011-11-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0601194B1 (en) Method and apparatus for producing plastic foods
KR101235392B1 (ko) 도넛 형상 식품 성형 장치 및 방법
EP2039253A1 (en) Co-extrusion of food material and product resulting thereof
JP4437843B1 (ja) ドーナツ状食品成形装置及び方法
JPH06209715A (ja) 氷菓ケーキの製法および製造装置
JPS633570B2 (ja)
JP4274569B2 (ja) 食品素材の押し出し方法及びその装置
US5834040A (en) Extruder for making braided products
JP4814607B2 (ja) 捩じり食品の成形方法及びその装置
NZ231755A (en) A device for continuously shaping ice cream confectionery on a conveyor
US6479087B1 (en) Cheese depositing method
EP1036500B1 (en) Method for obtaining biscuits substantially in a plaited shape
JP4437454B2 (ja) 渦巻模様を有する生地の押出方法および装置
US4502376A (en) Machine for making coated products such as biscuits or cookies
JP4481183B2 (ja) 油脂性菓子生地の成形方法、油脂性菓子及び油脂性菓子生地の押出成形装置
JP2012005350A (ja) 食品成形装置
JP4814605B2 (ja) 食品生地の吐出装置及び方法
JP4009675B2 (ja) ツイスト食品成形装置
CN104146328B (zh) 一种制备表面有花色图案的汤圆的装置
JP3029589B2 (ja) 紐状蒟蒻、該紐状蒟蒻の製造方法、前記紐状蒟蒻製造用の蒟蒻混練物押出し装置および前記紐状蒟蒻の製造装置
JP2005245347A (ja) ツイスト食品成形装置
JP2005237223A (ja) 食品成形装置
JP3751256B2 (ja) 食品生地の吐出方法および装置
CN203985816U (zh) 一种制备表面有花色图案的汤圆的复合头装置
JP2020141562A (ja) 粘性食品の充填装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081001

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110331

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110526

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110823

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110826

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4814607

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140902

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140902

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees