JPH0453109B2 - - Google Patents

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JPH0453109B2
JPH0453109B2 JP13641085A JP13641085A JPH0453109B2 JP H0453109 B2 JPH0453109 B2 JP H0453109B2 JP 13641085 A JP13641085 A JP 13641085A JP 13641085 A JP13641085 A JP 13641085A JP H0453109 B2 JPH0453109 B2 JP H0453109B2
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JP
Japan
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base
layer
emitter
collector
electrode
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JP13641085A
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English (en)
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JPS61294861A (ja
Inventor
Kazuo Eda
Masaki Inada
Toshimichi Oota
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は高周波特性に優れたバイポーラトラン
ジスタの製造方法に関するものである。
従来の技術 従来のバイポーラトランジスタの代表的構造を
第5図に示す。図において、12はn型シリコン
基板、13はエピタキシヤル成長によつてその上
に設けられたn+型コレクタ、14は拡散によつ
て設けられたp型ベース、15は拡散または合金
によつて設けられたn型エミツタ、16はコレク
タ電極、17はベース電極、18はエミツタ電極
である。
これはnpnトランジスタであるが、pnpトラン
ジスタでも同様に構成することができる。
この例は同一の半導体材料すなわちシリコンを
用いて、エミツタ、ベース、コレクタを形成して
いる。
ところで高周波特性に関係するトランジスタの
動作速度は、電子の走行時間に依存する。特にベ
ース走行時間が重要であり、ベース長が短いほど
動作速度は早くなる。したがつてベース長が短い
ほど望ましいわけであるが、このような構造で、
良好なオーミツクコンタクトをとりながら、ベー
ス長を1000〓以下にすることは実際問題としてプ
ロセス的に極めてむつかしい。
ところで、エミツタをベースよりも禁制帯エネ
ルギー幅の大きい半導体を用いて形成(ヘテロ接
合バイポーラトランジスタ)すると、非常に高い
電流利得の得られることが知られている。これは
材料を適当に選ぶことにより、エミツタ−ベース
接合部のバンド構造を、電子に対してはあまり障
壁にならず、ホールに対して大きな障壁となるよ
うに構成できることによる。その代表的な例は、
エミツタにAlxGa1-xAsを、ベースとコレクタに
GaAsを用いたものである。
更にこのような構造とすることにより、高周波
特性がいちじるしく改善されることが知られてい
る。バイポーラトランジスタの最大遮断周波数
Fcは Fc=√1(8) (1) Rb;ベース抵抗 Cc;コレクタ容量 であらわされる。エミツタをベースよりも禁制帯
エネルギーの大きい半導体を用いて形成すると、
前述の如く、材料を適当に選ぶことにより、エミ
ツタ−ベース接合部のバンド構造を、電子に対し
てはあまり障壁にならず、ホールに対して大きな
障壁となるように構成できる。そのため、ベース
のキヤリア濃度(ホール濃度)を非常に高くする
ことができる。したがつて、ベース抵抗を極端に
小さくすることができ、その結果として最大遮断
周波数Fcの非常に大きな値が得られるものであ
る。しかしベース長を短くすることは、このまま
では困難であり、そのために高周波特性の充分優
れたものが得られていない。
第6図は、このベース電極の取り出しを改良し
た従来例(特公昭55−9830号公報)である。図に
おいて、19はn型GaAs基板、20はコレクタ
を形成するn型GaAs、21はベースを形成する
p型GaAs、22はエミツタを形成するn型Alx
Ga1-xAs、23はベース電極取り出しのためのp
型AlxGa1-xAs、24はコレクタ電極、25はベ
ース電極、26はエミツタ電極である。
まず19のGaAs基板上に、液相エピタキシヤ
ル法により、20,21,22の各層を形成す
る。つぎにメサエツチングにより、20のコレク
タ層の一部を露出させ、その部分に再び液相エピ
タキシヤルによつて23のベース電極取り出しの
ためのp型AlxGa1-xAs層を形成しそれぞれに電
極を形成したものである。
しかしこのような方法では、最初に形成した2
1のp型GaAsベース層と、後から形成した23
のp型AlxGa1-xAsベース電極取り出し層との間
にエネルギーギヤツプと再成長時に形成されてし
まつた界面の電子トラツプが存在するために、ベ
ース抵抗をそれほどひくくすることができず、実
質上1000Å以下のベース長を得ることはできなか
つた。
発明が解決しようとする問題点 このような従来の構成では、ベース長の短い素
子を得ることが困難であり、高周波特性の充分優
れたものが得られない。
本発明はかかる点に鑑みなされたもので、ベー
ス電極の取り出しの容易さをたもつたまま、極め
てベース長が短くできる構造を提供することを目
的としている。
問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決するため、あらかじ
め厚いベース電極取り出し層を形成しておき、エ
ツチングによつてその一部を除去したのち、極め
て薄いベース層を分子線エピタキシーなどのエピ
タキシヤル成長技術を用いて再成長し、その上に
エミツタ層を成長させることによつて、ベース電
極の取り出しの容易さを保つたまま、ベース長の
極めて短い構造を提供するものである。
作 用 本発明は上記した構造により、ベース長が極め
て短いので高周波特性が改善される。
実施例 第1図は本発明の構造の一実施例を示したもの
である。第1図において、1は半絶縁性GaAs基
板、2はn+型GaAsコレクタ1層(電極取り出
し層)、3はn型GaAsコレクタ2層、4はp型
GaAsベース1層(電極取り出し層)、5はp型
GaAsベース2層、6はn型AlxGa1-xAsエミツタ
1層(x=0.3)、7はn+型GaAsエミツタ2層
(電極取り出し層)、8はコレクタ電極、9はベー
ス電極、10はエミツタ電極である。
各層の厚みは、1の半絶縁性GaAs基板が400μ
m、2のn+型GaAsコレクタ1層が4000Å、3
のn型GaAsコレクタ2層が2000Å、4のp型
GaAsベース1層5000Å、5のp型GaAsベース
2層が400Å、6のn型AlxGa1-xAsエミツタ1層
は1500Å、7の電極取り出し用n+型GaAsエミ
ツタ2層は1500Åである。2〜7の各層は、分子
線エピタキシー(MBE)によつて形成された。
次に本実施例の素子の製造方法について述べ
る。第2図に示すように、まず1の半絶縁性
GaAs基板の上に分子線エピタキシーにより、2
〜4の各層を所定の厚みに形成した。次に通常の
ホトリソグラフイー法によりレジストマスクを形
成し、このレジストマスクによつて、第3図に示
すように、4のp型GaAsベース1層の一部をエ
ツチングして、3のコレクタ2層の一部を露出さ
せた。この場合エツチングは第3図の点線で示し
たように、コレクタ層内まですすんでもかまわな
い。GaAsのエツチングは、H2SO4−H2O2
H2O混合液を用いて行なつた。GaAs基板とし
て、(001)を用いることにより、〔110〕方向から
見て第3図に示すような逆台形の形にエツチング
部を形成することができた。
次にレジストをアセトンで除去し、分子線エピ
タキシーにより、400Åのp形GaAsベース2層
および1500Åのn型AlxGa1-xAsエミツタ1層、
1500Åのn+型GaAsエミツタ2層を第4図に示
すように再成長させた。
次にホトリソグラフイー法によつて、該ベース
1層(電極取り出し層)のある部分の一部を
H2SO4−H2O2−H2O混合液を用いてエツチング
し、ベース2ないし1層およびコレクタ1層の一
部を露出させた。
次に、レジスト部をアセトンで除去し、通常の
ホトリソグラフイーおよび真空蒸着および熱処理
技術により、該ベース1層のない部分に10のエ
ミツタ電極を、露出させたベース、コレクタ層
に、それぞれ9,8のベース電極、コレクタ電極
を形成した。
本実施例の構造のベース長は、400Åを極めて
短い。バイポーラトランジスタの電子の走行時間
tsは、近似的に以下のように表わされることが知
られている。
ts=(5/2)Rb・Cc+(Rb/RL)・tb +(3Cc+CL)RL (2) RL;負荷抵抗 tb;ベース走行時間 Cc;負荷容量 一方、ベース走行時間は tb=Lb/Ve (3) Lb;ベース長 Ve;ベースにおける電子の速度 で与えられる。
本実施例では、ヘテロ接合バイポーラトランジ
スタの特徴を生かして、ベース領域のキヤリア濃
度を極めて高くできる(実施例では1・1019/cm3
のキヤリア濃度を用いた)ため、ベース抵抗Rb
は極めて小さい。更にベース長Lbを400Åという
極めて短い長さに形成しても、容易にベース電極
が形成できるため最大遮断周波数の極めて高い高
周波特性に優れたトランジスタを得ることができ
る。本実施例で得られたヘテロ接合トランジスタ
は予想されたように以下の特徴を示した。まず
400Åという非常に薄いベースに良好なオーミツ
ク電極を形成することができた。そのためベース
走行時間が短くなつたことから、同一エミツタ、
ベース、コレクタ寸法の場合、従来のものに比べ
て高周波特性が非常に向上した。
本実施例では、ベース長として400Åの例を示
したが、分子線エピタキシー技術を用いれば更に
薄くすることが可能である。そのほかに、例え
ば、有機金属化学気相成長(MO−CVD)法を
用いても同様の薄いベースを作成することができ
る。
また本実施例では、半導体としてGaAs−Alx
Ga1-xAsを用いたが、他の半導体材料、例えば
InP−InGaAsP等を用いても作成することができ
る。またAl濃度として、x=0.3を用いたが、こ
れは0〜1の範囲で任意に選ぶことができる。
本実施例では、−化合物半導体を用いた
が、シリコン(Si)を用いても分子線エピタキシ
ーにより同様のプロセスを用いて、ベース長400
Åのバイポーラトランジスタを得ることができ
た。得られたSiバイポーラトランジスタも優れた
高周波特性を示した。
本実施例では、エミツタ、コレクタをn型に、
ベースをp型にしたが、エミツタ、コレクタをp
型に、ベースをn型にすることができる。
発明の効果 以上従べた如く、本発明は、ベース電極の取り
出しの容易さを保つたまま、ベース長を著しく短
くすることにより、高周波特性に優れたバイポー
ラトランジスタを、提供するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す図、第2図〜
第4図は本発明の構造を実現するための製造途中
の構造を示す図、第5図は従来のバイポーラトラ
ンジスタの構造を示す図、第6図は従来のヘテロ
接合トランジスタの構造を示す図である。 1……半絶縁性GaAs基板、2……n+GaAs
コレクタ1層(電極取り出し層)、3……n型
GaAsコレクタ2層、4……p型GaAsベース1
層(電極取り出し層)、5……p型GaAsベース
2層、6……n型AlxGa1-xAsエミツタ1層、7
……n+GaAsコレクタ2層(電極取り出し層)、
8……コレクタ電極、9……ベース電極、10…
…エミツタ電極、11……レジスト。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 半導体基板の上にコレクタ層を形成した後、
    その上にベースと同一導電型のベース電極取り出
    し層を形成し、次に該ベース電極取り出し層の一
    部をエツチングして、該コレクタ層の一部を露出
    させた後、その上にベース層、エミツタ層を順次
    エピタキシヤル成長させ、次に該ベース電極取り
    出し層のない部分に形成された該エミツタ層の上
    に、エミツタ電極を、また該ベース電極取り出し
    層のある部分の一部をエツチングして、該ベース
    層、該コレクタ層の一部を露出させ、それぞれに
    ベース電極、コレクタ電極を形成したことを特徴
    とするバイポーラトランジスタの製造方法。 2 少なくともエミツタの禁制帯エネルギー幅が
    ベースの禁制帯エネルギー幅よりも大きいことを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載のバイポー
    ラトランジスタの製造方法。 3 −化合物半導体を用いたことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載のバイポーラトラン
    ジスタの製造方法。
JP13641085A 1985-06-21 1985-06-21 バイポ−ラトランジスタの製造方法 Granted JPS61294861A (ja)

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