JPH0452965Y2 - - Google Patents

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JPH0452965Y2
JPH0452965Y2 JP18371886U JP18371886U JPH0452965Y2 JP H0452965 Y2 JPH0452965 Y2 JP H0452965Y2 JP 18371886 U JP18371886 U JP 18371886U JP 18371886 U JP18371886 U JP 18371886U JP H0452965 Y2 JPH0452965 Y2 JP H0452965Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、釈放形電磁装置、特に、漏電遮断
器などに使用され、小勢力の電気信号に対して高
感度に応動する釈放形電磁装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
第5図〜第18図は、従来の釈放形電磁装置を
示す。
第5図〜第7図において、磁性板をU字形状に
形成したヨーク1に制御コイル2が装着され、永
久磁石3はヨーク1のU字状部の底部に固着さ
れ、第5図に示すような極性にして設けられてい
る。
制御コイル2の内部にあつて、制御コイル2の
軸心方向に往復運動することが可能なプランジヤ
4は、常時は永久磁石3に吸引されて制御コイル
2の底部分に設けられている固定鉄心5に吸着さ
れている。この固定鉄心5のプランジヤ4側の端
部は、制御コイル2の内部に位置するように構成
されており、その端面が吸着面5aを構成してい
る。
なお、制御コイル2、永久磁石3及び固定鉄心
5は、ヨーク1にヨーク片6を取り付けることに
よつて、ヨーク1のU字状部の底面とヨーク片6
との間で押圧され固定される。
プランジヤ4の一端には、U溝4aと上記U溝
4aに直交するように穴4bが設けてあり、穴4
bにはピン7が嵌入して取り付けられている。ま
た、プレート10は、非磁性材からなる支持板8
に固着されピン9に一端において回転自在に取り
付けられているとともに、他端側は2分されて、
その一方が上記U溝4aとピン7との間に挿入さ
れていて、プランジヤ4に従動し、他方は出力レ
バー11に係合することによつて、プランジヤ4
の作動を出力レバー11に伝達している。
上記の電磁石部は、第8図及び第9図に示すよ
うに、ヨーク1を介して非磁性材からなる支持板
8に取り付けられている。支持板8のヨーク1の
取付面に対して反対側の面には、出力レバー11
を支持し、その動きを案内するリベツト12,1
3,14と、釈放されたことを表示する表示装置
である表示ボタン15とが取り付けられており、
また、第10図及び第11図のように、表示ボタ
ン15を出力レバー11の動きに連動させて動か
すボタンホルダー16を支持するリベツト17,
18も設けられてある。更に、支持板8は、その
一部をU字状に曲げて形成されたU字状部8aを
有し、このU字状部8aを貫通するピン9が設け
られており、このU字状部8a内に、出力レバー
11に一端が作用し、他端がU字状部8aに係止
しているひねりばね19が、ピン9に嵌装して設
けられている。
表示ボタン15は、第5図に示すように、表示
ボタン15の頭部とボタンホルダー16との間に
圧縮ばね20を有し、表示ボタン15の先端部に
形成のスリツト15aによる弾性によつて、ボタ
ンホルダー16の穴16aに嵌入し取り付けられ
ている。
次に、ボタンホルダー16には、第12図に示
すように、出力レバー11と連動するための連動
棒16dが設けられており、また、支持板8に設
置のリベツト17,18が、第10図及び第11
図に示すように嵌入して摺動する一端が開放され
ているU溝16b,16cが設けられている。
次に、出力レバー11には、第13図、第14
図及び第15図に示すように、リベツト13,1
4が嵌入して係合する貫通した長穴11a及び底
付き溝11bと、リベツト13の頭部を貫通させ
るための穴11cと、リベツト12に係合して摺
動するスライド辺部11dと、ひねりばね19の
端部に形成の作動腕19aが係合してその力を受
ける突起11eと、出力レバー11の出力を外部
へ伝える出力腕11fと、リセツトのためのリセ
ツト腕11gと、ボタンホルダー16の連結棒1
6dが嵌合して連結する貫通した連結穴11h
と、プレート10の力を受ける端面11iとが形
成されている。
この出力レバー11の組込みは、ひねりばね1
9を係合させる突起11eにひねりばね19の作
動腕19aを係合させ、長穴11aと底付き溝1
1bとの間に設けられたリベツト13の頭の外径
よりやや大きいリベツト逃がし用の穴11cにリ
ベツト13を添わせ、このとき、ボタンホルダー
16の連結棒16dが連結穴11hに入るように
し、更にスライド辺部11dの一端がリベツト1
2に添うようにして行う。第16図及び第17図
は、このようにして、出力レバー11が組み込ま
れている状態を示している。
なお、プレート10のピン9側端部のU字状部
分の中には、ひねりばね21が組み込まれてお
り、ひねりばね21は、その一方が支持板8へ、
また、他方がプレート10へ係合されており、リ
セツト時のプランジヤ4の動きを助けるごく弱い
ばね力を有している。
次に、この従来装置の動作について説明する。
いま、制御コイル2に所定の電流を通電する
と、永久磁石3の磁力を打消すように作用して、
プランジヤ4に対する吸引力を減少させる。
吸引力が減少すると、プランジヤ4は、ひねり
ばね19の力に負けて吸着状態から解放され、第
6図に示す矢印Aの方向に出力レバー11ととも
に作動する。このとき、出力腕11fにより外部
へ力を伝達する。
また、吸着状態では連結穴11hの下部にあつ
たボタンホルダー16の連結棒16dも出力レバ
ー11の動きにより連結穴11hの斜面を滑つて
上部へ移動し、表示ボタン15が突出して釈放さ
れたことを表示する。第18図はこの釈放状態を
示している。
次に、リセツト動作は、リセツト腕11gを第
6図矢印Aとは逆方向に作用させることにより、
出力レバー11が摺動し、プランジヤ4にひねり
ばね19の力がかからなくなり、初期の動きをひ
ねりばね21に助けられて、プランジヤ4は永久
磁石3に吸引されて吸着状態となる。
また、出力レバー11が矢印Aと逆方向に移動
することにより、連結棒16dも連結穴11hの
斜面を滑り落ち、表示ボタン15も元の位置にリ
セツトされる。
なお、表示ボタン15は、リセツト状態で上か
ら押えられていても、釈放時には圧縮ばね20が
圧縮され、ボタンホルダー16は正常に動作す
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来の釈放形電磁装置は、上記のように構成さ
れており、作用するので、通常の環境では問題は
ないが、塵埃の多い環境で使用する場合、出力レ
バー11の連結穴11hと、ボタンホルダー16
の上記連結穴11hに嵌合し摺動する連結棒16
dとで構成される連結部に塵埃が付着し、ボタン
ホルダー16の動きが悪くなり、その結果、出力
レバーが不動作となるという問題点があつた。
また、ボタンホルダー16を支持する支持板8
に固着のリベツト17,18と、これに係合する
U溝16b,16cとの間にも塵埃の付着や摩耗
によつて、ボタンホルダー16の動きが悪くなる
という問題点もあつた。
この考案は、上記のような問題点を解決するた
めになされたもので、こまかな塵埃が連結穴11
hと連結棒16dとの間、又はリベツト17,1
8とU溝16b,16cとの間に付着しても、ボ
タンホルダーが正常に動作する釈放形電磁装置を
得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係る釈放形電磁装置は、支持板と、
この支持板に支持固定されている永久磁石と、こ
の永久磁石の磁力により常時は吸引状態を維持さ
れるプランジヤと、上記永久磁石の磁気回路に設
けられ付勢されたとき上記永久磁石の磁力の吸引
作用を減少させて上記プランジヤの吸引状態を釈
放させる制御コイルと、この制御コイルの内部に
位置する上記プランジヤの吸着面を有する固定鉄
心と、上記支持板に固定されているリベツトの頭
部が嵌合する穴によつて、支持板に可動に装着さ
れ、常時は上記プランジヤと連動するプレートに
係止されていて、プランジヤが釈放されたときに
所定の方向に移動する、出力腕が形成されている
出力レバーと、上記プランジヤの釈放を表示する
表示装置とを備え、表示装置は、出力レバーに連
動するボタンホルダーと、ボタンホルダーに設け
られてプランジヤの釈放を表示する表示ボタン
と、常時ボタンホルダーを釈放表示方向に付勢す
るひねりばねとを設け、ひねりばねは、出力レバ
ーの支持用のリベツトを支点として巻回支持され
ているとともに一方の足が支持板に係止され、他
方の足がボタンホルダーに係止されて、常時はボ
タンホルダーを釈放表示側へ付勢するように構成
されている。
〔作用〕
この考案においては、出力レバーの支持用のリ
ベツトを支点として巻回支持されているひねりば
ねを設け、その一方の足を支持板へ係止し、他方
の足をボタンホルダーに係止し、常時ボタンホル
ダーを釈放表示方向に付勢させる構造としてお
り、出力レバーとボタンホルダーとの連結部、あ
るいは、U溝とリベツトとの間に塵埃が付着、ま
た、ボタンホルダーのU溝が摩耗しても異状なく
ボタンホルダーは作動できる。
〔実施例〕
以下、この考案をその一実施例を示す図面に基
づいて説明する。
第1図〜第4図はこの考案の一実施例を示すも
のであつて、第1図はそのボタンホルダーを示
し、第2図及び第3図は支持板にヨークその他を
取り付けた図であり、第4図は全体図である。
第2図及び第3図において、出力レバー11の
支持用のリベツト12を支点として巻回支持され
ているひねりばね31を設け、ひねりばね31の
一方の足を支持板8のU字状部8aにかけ、ま
た、他方の足は後に述べるボタンホルダー32の
ばねかけ穴33に引つかける。
ボタンホルダー32には、第1図に示すよう
に、上記ひねりばね31を引つかけるばねかけ穴
33が設けられており、このばねかけ穴33に上
記のようにひねりばね31の一方の足を貫通させ
て引つかけ、従来と同様に、リベツト17,18
をボタンホルダー32のU溝16b,16cに係
合させる。そして、このひねりばね31は、ボタ
ンホルダー32を常時、釈放表示側へ付勢するよ
うに構成されており、また、ボタンホルダー32
に設けたばねかけ穴33にその一方の足を貫通さ
せられているために、ひねりばね31が振動によ
り外れることなく、安定した動作を行なうことが
可能である。
なお、これ以外の構成および動作は従来の釈放
形電磁装置と同一である。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案によれば、支持板と、
この支持板に支持固定されている永久磁石と、こ
の永久磁石の磁力により常時は吸引状態を維持さ
れるプランジヤと、上記永久磁石の磁気回路に設
けられ付勢されたとき上記永久磁石の磁力の吸引
作用を減少させて上記プランジヤの吸引状態を釈
放させる制御コイルと、この制御コイルの内部に
位置する上記プランジヤの吸着面を有する固定鉄
心と、上記支持板に固定されているリベツトの頭
部が嵌合する穴によつて、支持板に可動に装着さ
れ、常時は上記プランジヤと連動するプレートに
係止されていて、プランジヤが釈放されたときに
所定の方向に移動する、出力腕が形成されている
出力レバーと、上記プランジヤの釈放を表示する
表示装置とを備え、表示装置は、出力レバーに連
動するボタンホルダーと、ボタンホルダーに設け
られてプランジヤの釈放を表示する表示ボタン
と、常時ボタンホルダーを釈放表示方向に付勢す
るひねりばねとを設け、ひねりばねは、出力レバ
ーの支持用のリベツトを支点として巻回支持され
ているとともに一方の足が支持板に係止され、他
方の足がボタンホルダーに係止されて、常時はボ
タンホルダーを釈放表示側へ付勢するように構成
されているので、出力レバーとボタンホルダーと
の間の連結部、若しくは、ボタンホルダーのU溝
とこれに嵌合のリベツトとの間に、細かな塵埃が
付着しても、あるいは、ボタンホルダーのU溝が
摩耗しても、出力レバー及びボタンホルダーは正
常な作動を常にする釈放形電磁装置が得られる効
果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図はこの考案の一実施例を示し、
第1図はボタンホルダーの斜視図、第2図及び第
3図は支持板にヨーク及びこの考案によるひねり
ばねを組み込んだ状態を示す平面図及び正面図、
第4図は第3図にボタンホルダー、出力レバー等
を組み込んだ全体斜視図、第5図〜第18図は従
来の釈放形電磁装置を示し、第5図はこの正面
図、第6図及び第7図は第5図の2方向からの斜
視図、第8図は支持板にヨークを取り付けた状態
を示す平面図、第9図は第8図の正面図、第10
図は支持板にヨークを取り付け更にボタンホルダ
ーを取り付けた状態を示す平面図、第11図は第
10図の正面図、第12図はボタンホルダーの斜
視図、第13図は出力レバーの平面図、第14図
は第13図の正面図、第15図は第14図の
−線による断面図、第16図は支持板に、ヨ
ーク、ボタンホルダーを取り付け更に出力レバー
を組み込んだ状態の平面図、第17図は第16図
の正面図、第18図は釈放状態を示す正面図であ
る。 1……ヨーク、2……制御コイル、3……永久
磁石、4……プランジヤ、5……固定鉄心、5a
……吸着面、8……支持板、10……プレート、
11……出力レバー、12,13,14,17,
18……リベツト、15……表示装置(表示ボタ
ン)、31……ひねりばね、32……ボタンホル
ダー、33……ばねかけ穴。なお、各図中、同一
符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 支持板と、この支持板に支持固定されている永
    久磁石と、この永久磁石の磁力により常時は吸引
    状態を維持されるプランジヤと、上記永久磁石の
    磁気回路に設けられ付勢されたとき上記永久磁石
    の磁力の吸引作用を減少させて上記プランジヤの
    吸引状態を釈放させる制御コイルと、この制御コ
    イルの内部に位置する上記プランジヤの吸着面を
    有する固定鉄心と、上記支持板に固定されている
    リベツトの頭部が嵌合する穴によつて、支持板に
    可動に装着され、常時は上記プランジヤと連動す
    るプレートに係止されていて、プランジヤが釈放
    されたときに所定の方向に移動する、出力腕が形
    成されている出力レバーと、上記プランジヤの釈
    放を表示する表示装置とを備え、表示装置は、出
    力レバーに連動するボタンホルダーと、ボタンホ
    ルダーに設けられてプランジヤの釈放を表示する
    表示ボタンと、常時ボタンホルダーを釈放表示方
    向に付勢するひねりばねとを設け、ひねりばね
    は、出力レバーの支持用のリベツトを支点として
    巻回支持されているとともに一方の足が支持板に
    係止され、他方の足がボタンホルダーに係止され
    て、常時はボタンホルダーを釈放表示側へ付勢す
    るように構成されていることを特徴とする釈放形
    電磁装置。
JP18371886U 1986-12-01 1986-12-01 Expired JPH0452965Y2 (ja)

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