JPH045283Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH045283Y2 JPH045283Y2 JP1613184U JP1613184U JPH045283Y2 JP H045283 Y2 JPH045283 Y2 JP H045283Y2 JP 1613184 U JP1613184 U JP 1613184U JP 1613184 U JP1613184 U JP 1613184U JP H045283 Y2 JPH045283 Y2 JP H045283Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reinforcing bar
- anchor reinforcing
- packing
- cavity
- forming metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims description 26
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 18
- 238000012856 packing Methods 0.000 claims description 14
- 230000007423 decrease Effects 0.000 claims description 6
- 238000009415 formwork Methods 0.000 description 6
- JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N iron(III) oxide Inorganic materials O=[Fe]O[Fe]=O JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000004570 mortar (masonry) Substances 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
- Moulds, Cores, Or Mandrels (AREA)
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
- Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はコンクリート製品の吊り上げに用いる
ためこれに埋め込まれるアンカー鉄筋の埋込用具
に関する。
ためこれに埋め込まれるアンカー鉄筋の埋込用具
に関する。
コンクリートプレハブ工場のパネル吊り上げそ
の他各種コンクリート製品の取扱いの便のため、
第1図に示すごとく、コンクリート製品1に略U
字状に屈曲させたアンカー鉄筋2を、その屈曲部
2aを露出させて埋め込んでおき、これにフツク
を引掛けたりワイヤーを通したりして吊り上げる
ことが行なわれている。しかしコンクリート製品
1の施設が完了し、アンカー鉄筋が不用となつた
ときは露出している屈曲部2aを切り落さなけれ
ばならず、これに大変な労力を必要とし、またア
ンカー鉄筋の切断個所から錆が発生し、やがては
コンクリート製品に損傷を与えるという問題があ
つた。この問題は、第2図に示すごとく、コンク
リート製品3に空洞4を設け、この中に屈曲部1
0aが露出するごとくアンカー鉄筋10を埋め込
んでおき、アンカー鉄筋が不用となつたときは、
空洞4内にモルタル等を充填することにより解決
できる。本考案は第2図に示す状態にアンカー鉄
筋を簡単、確実に埋め込むためのものであり下方
に向つて拡大する外径と下方に向つて僅かに縮小
する内径とを有する筒状の空洞形成金属と、縦の
2分割片から成り上方から該金属の筒内に嵌入す
るごとく相似の外径を有し、内部はアンカー鉄筋
屈曲部を抱持するごとくU字状に刳りぬくととも
に、該刳りぬき部上方をアンカー鉄筋径に応じて
開口させたパツキンとから成るアンカー鉄筋埋込
用具である。
の他各種コンクリート製品の取扱いの便のため、
第1図に示すごとく、コンクリート製品1に略U
字状に屈曲させたアンカー鉄筋2を、その屈曲部
2aを露出させて埋め込んでおき、これにフツク
を引掛けたりワイヤーを通したりして吊り上げる
ことが行なわれている。しかしコンクリート製品
1の施設が完了し、アンカー鉄筋が不用となつた
ときは露出している屈曲部2aを切り落さなけれ
ばならず、これに大変な労力を必要とし、またア
ンカー鉄筋の切断個所から錆が発生し、やがては
コンクリート製品に損傷を与えるという問題があ
つた。この問題は、第2図に示すごとく、コンク
リート製品3に空洞4を設け、この中に屈曲部1
0aが露出するごとくアンカー鉄筋10を埋め込
んでおき、アンカー鉄筋が不用となつたときは、
空洞4内にモルタル等を充填することにより解決
できる。本考案は第2図に示す状態にアンカー鉄
筋を簡単、確実に埋め込むためのものであり下方
に向つて拡大する外径と下方に向つて僅かに縮小
する内径とを有する筒状の空洞形成金属と、縦の
2分割片から成り上方から該金属の筒内に嵌入す
るごとく相似の外径を有し、内部はアンカー鉄筋
屈曲部を抱持するごとくU字状に刳りぬくととも
に、該刳りぬき部上方をアンカー鉄筋径に応じて
開口させたパツキンとから成るアンカー鉄筋埋込
用具である。
以下実施例たる図面を参照しながら本考案の構
成等について詳細に説明する。
成等について詳細に説明する。
第3図は空洞形成金属の中央縦断面図である。
筒状の空洞形成金属11の外径は矢印A方向、す
なわち下方に向つて拡大し、その内径は逆に僅か
に縮小しており、したがつて、筒壁12は下方に
向つて次第に肥大している。外形はこの空洞形成
金属11にあつては截頭円錐形状ともいうべきも
のであるが、半球形等であつても差支えはない。
空洞形成金属11の下端部13は該金属11の型
枠14への溶接、接着等の便宜上縮小された外径
となつており、この部分においては内径も急激に
縮小し斜面15を形成している。斜面15は後述
のパツキンの保持を確実ならしめるものである。
筒状の空洞形成金属11の外径は矢印A方向、す
なわち下方に向つて拡大し、その内径は逆に僅か
に縮小しており、したがつて、筒壁12は下方に
向つて次第に肥大している。外形はこの空洞形成
金属11にあつては截頭円錐形状ともいうべきも
のであるが、半球形等であつても差支えはない。
空洞形成金属11の下端部13は該金属11の型
枠14への溶接、接着等の便宜上縮小された外径
となつており、この部分においては内径も急激に
縮小し斜面15を形成している。斜面15は後述
のパツキンの保持を確実ならしめるものである。
第4図はパツキン20の分割片21の正面図、
第5図は第4図のX−X断面図、第6図は分割片
21の斜視図である。ゴム性のパツキン20は2
個の分割片21で成る。パツキン20の外径は空
洞形成金属の内径と相似であり、したがつてパツ
キン20は下方に向つてやや縮径する円柱状をな
す。分割片21の分割面のうち接触面22は両分
割片を組み合せた際接触する平坦な面であり、両
分割片が組み合わされてアンカーを抱持したと
き、内部に空間を保持し、パツキンの柔軟性と弾
性を確保する。刳りぬき部24はアンカー鉄筋1
0の屈曲部10aを抱持するため、その形状およ
び太さに対応して、第4図に示すごとく、U字状
に刳りぬかれている。開口面25は両分割片を組
み合わせた場合、アンカー鉄筋を確実に保持する
曲面であり、アンカー鉄筋のこの上端縁から突出
する部分はコンクリート中に埋没するわけであ
る。パツキン20の下端部は急激な傾斜面26と
なつており、これは空洞形成金属11へのパツキ
ン20の嵌着を容易にすると共に該金属の斜面1
5に対応するものである。
第5図は第4図のX−X断面図、第6図は分割片
21の斜視図である。ゴム性のパツキン20は2
個の分割片21で成る。パツキン20の外径は空
洞形成金属の内径と相似であり、したがつてパツ
キン20は下方に向つてやや縮径する円柱状をな
す。分割片21の分割面のうち接触面22は両分
割片を組み合せた際接触する平坦な面であり、両
分割片が組み合わされてアンカーを抱持したと
き、内部に空間を保持し、パツキンの柔軟性と弾
性を確保する。刳りぬき部24はアンカー鉄筋1
0の屈曲部10aを抱持するため、その形状およ
び太さに対応して、第4図に示すごとく、U字状
に刳りぬかれている。開口面25は両分割片を組
み合わせた場合、アンカー鉄筋を確実に保持する
曲面であり、アンカー鉄筋のこの上端縁から突出
する部分はコンクリート中に埋没するわけであ
る。パツキン20の下端部は急激な傾斜面26と
なつており、これは空洞形成金属11へのパツキ
ン20の嵌着を容易にすると共に該金属の斜面1
5に対応するものである。
以上図面の実施例の空洞形成金属およびパツキ
ンについて説明したが、前者は筒状といつても下
端部は閉塞されていても差支はなく、また、斜面
15も必ずしも必要ではない。また、前者の内径
の傾斜ないし勾配はパツキン20の嵌着の便、コ
ンクリート打込み、型枠の振動に対する安定度を
勘案して決めるが、3〜7%程度が良いようであ
る。
ンについて説明したが、前者は筒状といつても下
端部は閉塞されていても差支はなく、また、斜面
15も必ずしも必要ではない。また、前者の内径
の傾斜ないし勾配はパツキン20の嵌着の便、コ
ンクリート打込み、型枠の振動に対する安定度を
勘案して決めるが、3〜7%程度が良いようであ
る。
本考案によれば、空洞形成金属は容接、接着、
ねじその他適宜の手段で型枠に取付けておき、コ
ンクリート打込みの都度はアンカー鉄筋屈曲部を
抱持させたパツキンを該金属に上から押し込むだ
けでよいから、きわめて省力的であり、この作業
はアンカー鉄筋10の屈曲部10aがパツキン2
0ないし分割片21の刳りぬき部24に圧接し、
さらに下方に押圧することとなるから、パツキン
20の外径は縮小する傾向を有し、パツキン20
は容易に押し込まれ、アンカー鉄筋10は確実に
固定される。型枠内にコンクリートを流し込み、
硬化後、型枠と共に空洞形成金属11を引き抜
き、パツキン20を分割して取りはずせば、第2
図に示すごとく、コンクリートには空洞が形成さ
れ、アンカー鉄筋は空洞内にその屈曲部を露出し
て埋め込まれる。
ねじその他適宜の手段で型枠に取付けておき、コ
ンクリート打込みの都度はアンカー鉄筋屈曲部を
抱持させたパツキンを該金属に上から押し込むだ
けでよいから、きわめて省力的であり、この作業
はアンカー鉄筋10の屈曲部10aがパツキン2
0ないし分割片21の刳りぬき部24に圧接し、
さらに下方に押圧することとなるから、パツキン
20の外径は縮小する傾向を有し、パツキン20
は容易に押し込まれ、アンカー鉄筋10は確実に
固定される。型枠内にコンクリートを流し込み、
硬化後、型枠と共に空洞形成金属11を引き抜
き、パツキン20を分割して取りはずせば、第2
図に示すごとく、コンクリートには空洞が形成さ
れ、アンカー鉄筋は空洞内にその屈曲部を露出し
て埋め込まれる。
本考案アンカー鉄筋埋込用具は簡単な構成であ
るから製造容易であり、型枠への取付けも簡単で
繰返し使用できるものであり、これを使用するこ
とによりアンカー鉄筋の切断の労力を省き、錆に
よつてコンクリート製品が損傷を受けることを防
止できる。
るから製造容易であり、型枠への取付けも簡単で
繰返し使用できるものであり、これを使用するこ
とによりアンカー鉄筋の切断の労力を省き、錆に
よつてコンクリート製品が損傷を受けることを防
止できる。
第1図および第2図はアンカー鉄筋を埋込んだ
コンクリート製品の断面図、第3図は空洞形成金
属の中央縦断面図、第4図はパツキンの分割片の
正面図、第5図は第4図のX−X断面図、第6図
は分割片の斜視図である。 10……アンカー鉄筋、10a……屈曲部、1
1……空洞形成金属、12……筒壁、14……型
枠、20……パツキン、21……分割片、22…
…接触面、23……空間面、24……刳りぬき
部、25……開口面。
コンクリート製品の断面図、第3図は空洞形成金
属の中央縦断面図、第4図はパツキンの分割片の
正面図、第5図は第4図のX−X断面図、第6図
は分割片の斜視図である。 10……アンカー鉄筋、10a……屈曲部、1
1……空洞形成金属、12……筒壁、14……型
枠、20……パツキン、21……分割片、22…
…接触面、23……空間面、24……刳りぬき
部、25……開口面。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 下方に向つて拡大する外径と下方に向つて僅
かに縮小する内径とを有する筒状の空洞形成金
属と、縦の2分割片から成り上方から該金属の
筒内に嵌入するごとく相似の外径を有し、内部
はアンカー鉄筋屈曲部を抱持するごとくU字状
に刳りぬくとともに、該刳りぬき部上方をアン
カー鉄筋径に応じて開口させたパツキンとから
成るアンカー鉄筋埋込用具。 (2) 前記パツキン各分割片の刳りぬき部の周囲に
浅く掘削された空間面を設けた実用新案登録請
求の範囲第1項のアンカー鉄筋埋込用具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1613184U JPS60129454U (ja) | 1984-02-09 | 1984-02-09 | アンカ−鉄筋埋込用具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1613184U JPS60129454U (ja) | 1984-02-09 | 1984-02-09 | アンカ−鉄筋埋込用具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60129454U JPS60129454U (ja) | 1985-08-30 |
JPH045283Y2 true JPH045283Y2 (ja) | 1992-02-14 |
Family
ID=30502610
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1613184U Granted JPS60129454U (ja) | 1984-02-09 | 1984-02-09 | アンカ−鉄筋埋込用具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60129454U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0810128Y2 (ja) * | 1989-09-04 | 1996-03-27 | 因幡電機産業株式会社 | アンカーボルトの保持具 |
JP6221227B2 (ja) * | 2012-12-19 | 2017-11-01 | 日本電気硝子株式会社 | ガラスブロックパネル、及びガラスブロックパネルの移設方法 |
-
1984
- 1984-02-09 JP JP1613184U patent/JPS60129454U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60129454U (ja) | 1985-08-30 |
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