JP6221227B2 - ガラスブロックパネル、及びガラスブロックパネルの移設方法 - Google Patents
ガラスブロックパネル、及びガラスブロックパネルの移設方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6221227B2 JP6221227B2 JP2012277176A JP2012277176A JP6221227B2 JP 6221227 B2 JP6221227 B2 JP 6221227B2 JP 2012277176 A JP2012277176 A JP 2012277176A JP 2012277176 A JP2012277176 A JP 2012277176A JP 6221227 B2 JP6221227 B2 JP 6221227B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass block
- block panel
- glass
- panel
- mortar
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
Description
透光面を同じ側に向けた状態で行及び列を構成するように積層された複数のガラスブロックと、
隣接するガラスブロックの間に配設された補強筋と、
を備え、
前記補強筋の周囲にモルタルを充填して前記複数のガラスブロックを接着させたガラスブロックパネルであって、
移設時に使用する昇降手段を取り付ける取付部が前記補強筋に設けられていることにある。
前記取付部は、重心から外れた位置に設けられていることが好ましい。
前記取付部は、複数箇所に設けられていることが好ましい。
前記取付部は、モルタルを追加充填することにより埋設可能に構成されていることが好ましい。
前記複数のガラスブロックの透光面で構成されるパネル面が、3m以上の長辺と1.5m以上3m未満の短辺とを有する矩形状に構成されていることが好ましい。
上記のガラスブロックパネルの移設方法であって、
前記取付部に昇降手段を取り付ける取付け工程と、
前記パネル面の短辺側が立ち上がるように前記昇降手段を上昇させる上昇工程と、
前記パネル面の長辺側から接地するように前記昇降手段を下降させる下降工程と、
前記取付部から前記昇降手段を取り外す取外し工程と、
を包含することにある。
前記取外し工程の後、前記取付部の周囲にモルタルを充填して当該取付部を埋設させる仕上工程を実行することが好ましい。
図1は、本発明のガラスブロックパネルを構成するガラスブロック10の斜視図である。ガラスブロック10は、一対の有底無蓋の箱型形状のガラス成形体1(1a,1b)を備えている。例えば、表側となる一方のガラス成形体1aは、底部に透光面2aと、透光面2aを囲む額縁3aと、開放端縁4aとを備えている。裏側となる他方のガラス成形体1bは、底部に透光面2bと、透光面2bを囲む額縁3bと、開放端縁4bとを備えている。なお、図1では、紙面の都合上、ガラス成形体1bの透光面2b及び額縁3bは視認できないため、参照符号は示されていないが、ガラス成形体1bの透光面2b及び額縁3bは、ガラス成形体1aの透光面2a及び額縁3aと対称な位置に設けられている。ガラスブロック10は、一方のガラス成形体1aの開放端縁4aと、他方のガラス成形体1bの開放端縁4bとを結合一体化して作製される。従って、ガラスブロック10は、表裏面の双方に額縁3(3a,3b)に囲まれた透光面2(2a,2b)を備えており、さらに、一方の透光面2aの額縁3aの周縁部から他方の透光面2bの額縁3bの周縁部に亘って側面5が形成されている。ガラスブロック10の内部には、中空部S(図4に示されている)が形成されている。ガラスブロック10は、その強度を確保しつつ軽量化するため、その高さ方向又は幅方向において、ガラス成形体2の透光面2から額縁3に到る部分が比較的厚く構成されており、両部分の間の領域は比較的薄く構成されている。ガラスブロック10は、中空部Sへの水蒸気、二酸化炭素等のガス成分の侵入による白濁を防止し、長期間に亘って高い透光性を維持するため、開放端縁4の結合部分を不透湿材(図示せず)で覆うことも可能である。また、ガラスブロック10の破損を防止するため、ガラスブロック10の側面5の全周に亘って、応力吸収層(図示せず)を設けることも可能である。
図2は、本発明のガラスブロックパネル100の全体構成を示す概略図である。図1に示したガラスブロック10を用いてガラスブロックパネル100を製造する場合、用意した定盤上に複数のガラスブロック10を格子状に並べる。このとき、ガラスブロック10は、透光面2を同じ側に向けた状態で行及び列を構成するように積層された状態となる。次いで、隣接するガラスブロック10間に形成される隙間に補強筋6を配設し、補強筋6を縦方向及び横方向に張り巡らせる。この状態で、隣接するガラスブロック10間の隙間にモルタルMを流し込み、ガラスブロック10の側面5どうしを接着する。モルタルMが十分に乾燥・固化すると、格子状に並べられた複数のガラスブロック10が補強筋6及びモルタルMを介して一体化したガラスブロックパネル100が形成される。このガラスブロックパネル100は、長辺100a及び短辺100bを有する矩形状のパネル面100cを備えたものとなる。パネル面100cのサイズは、例えば、長辺100aが3m以上、短辺100bが1.5m以上3m未満に設定され、好ましくは、長辺100aが3m以上、短辺100bが2m以上2.2m未満に設定される。
次に、本発明のガラスブロックパネル100の移設方法について説明する。図5は、ガラスブロックパネル100の移設方法を模式的に説明する工程図である。ガラスブロックパネル100は、(a)〜(e)の各工程を経て移設される。なお、図5の各工程(a)〜(e)は、ガラスブロックパネル100を短辺100bの側から見たものを簡略的に表している。
(1)上記実施形態では、補助筋6に設けた取付部7に昇降手段Cを取り付ける構成を説明したが、取付部7と昇降手段Cとを一体にすることも可能である。図6は、別実施形態に係るガラスブロックパネル100の取付部7の概略図である。この別実施形態では、取付部7はベース部8と係合部9とから構成され、係合部9に昇降手段Cが直接接続されたものとなっている。係合部9は、昇降手段Cに接続されている上部9aと、ベース部8の開口部8a(雌ネジ)に挿入される下部9b(雄ネジ)とから構成され、上部9aと下部9bとは回転軸9cを介して相対回転可能に結合されている。係合部9をベース部8に螺合させるには、係合部9の下部9bを回転させてベース部8の開口部8aにねじ込む。そして、係合部9がベース部8に螺合すると、取付部7と昇降手段Cとが一体化した状態となる。この状態で昇降手段Cを上昇させ、ガラスブロックパネル100を吊り上げると、取付部7が大きく揺れることがないので、ガラスブロックパネル100の倒立姿勢がより安定する。ガラスブロックパネル100の移設が完了したら、係合部9をベース部8から取り外し、上記実施形態と同様に化粧目地用モルタルM´を充填してベース部8を埋設する。
7 取付部
10 ガラスブロック
100 ガラスブロックパネル
100a 長辺
100b 短辺
100c パネル面
C 昇降手段
M モルタル
M´ 化粧目地用モルタル
Claims (6)
- 透光面を同じ側に向けた状態で行及び列を構成するように積層された複数のガラスブロックと、
隣接する前記複数のガラスブロックの間に各々縦方向及び横方向に配設された複数の補強筋と、
を備え、
前記補強筋の周囲にモルタルを充填して前記複数のガラスブロックを接着させたガラスブロックパネルであって、
移設時に使用する昇降手段を取り付ける取付部が、縦方向に配設されている前記補強筋と、横方向に配設されている前記補強筋とが交差する場所で、前記補強筋に設けられ、
前記取付部は、モルタルを追加充填することにより埋設可能に構成されているガラスブロックパネル。 - 前記取付部は、重心から外れた位置に設けられている請求項1に記載のガラスブロックパネル。
- 前記取付部は、複数箇所に設けられている請求項1又は2に記載のガラスブロックパネル。
- 前記複数のガラスブロックの透光面で構成されるパネル面が、3m以上の長辺と1.5m以上3m未満の短辺とを有する矩形状に構成されている請求項1〜3の何れか一項に記載のガラスブロックパネル。
- 請求項1〜4の何れか一項に記載のガラスブロックパネルの移設方法であって、
前記取付部に昇降手段を取り付ける取付け工程と、
前記昇降手段を上昇させて前記ガラスブロックパネルを立ち上げる上昇工程と、
前記昇降手段を下降させて前記ガラスブロックパネルを接地させる下降工程と、
前記取付部から前記昇降手段を取り外す取外し工程と、
前記取外し工程の後、前記取付部の周囲にモルタルを充填して当該取付部を埋設させる仕上工程と、
を包含するガラスブロックパネルの移設方法。 - 前記複数のガラスブロックの透光面で構成されるパネル面が、長辺と短辺とを有する矩形状に構成され、
前記上昇工程において、前記パネル面の短辺側が立ち上がるように前記昇降手段を上昇させ、
前記下降工程において、前記パネル面の長辺側から接地するように前記昇降手段を下降させる、請求項5に記載のガラスブロックパネルの移設方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012277176A JP6221227B2 (ja) | 2012-12-19 | 2012-12-19 | ガラスブロックパネル、及びガラスブロックパネルの移設方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012277176A JP6221227B2 (ja) | 2012-12-19 | 2012-12-19 | ガラスブロックパネル、及びガラスブロックパネルの移設方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014118800A JP2014118800A (ja) | 2014-06-30 |
JP6221227B2 true JP6221227B2 (ja) | 2017-11-01 |
Family
ID=51173867
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012277176A Expired - Fee Related JP6221227B2 (ja) | 2012-12-19 | 2012-12-19 | ガラスブロックパネル、及びガラスブロックパネルの移設方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6221227B2 (ja) |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60129454U (ja) * | 1984-02-09 | 1985-08-30 | 豊田 襄 | アンカ−鉄筋埋込用具 |
JPH05187094A (ja) * | 1992-01-14 | 1993-07-27 | Misawa Homes Co Ltd | コンクリート製建材 |
JP2892981B2 (ja) * | 1995-09-14 | 1999-05-17 | 武夫 三原 | コンクリート成形体の吊り上げ用インサート金具及びこれを用いたコンクリート成形体 |
JPH10131366A (ja) * | 1996-10-30 | 1998-05-19 | Onoda Autoclaved Light Weight Concrete Co Ltd | Alcパネルの取付構造。 |
JPH11229535A (ja) * | 1998-02-18 | 1999-08-24 | Fujita Shoji Co Ltd | ダボ・アンカー取合の耐震性ガラス・ブロック壁 |
JP2001012013A (ja) * | 1999-06-30 | 2001-01-16 | Nippon Electric Glass Co Ltd | ガラスブロック構築体用補強力骨 |
JP2002138672A (ja) * | 2000-10-31 | 2002-05-17 | Daiwa House Ind Co Ltd | 腰壁版吊り込み方法およびそれに用いる治具 |
-
2012
- 2012-12-19 JP JP2012277176A patent/JP6221227B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014118800A (ja) | 2014-06-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN106986291A (zh) | 大型预制墙板空中翻转吊装施工方法 | |
CN201747122U (zh) | 可重复使用预制拼装式建筑围墙 | |
JP6221227B2 (ja) | ガラスブロックパネル、及びガラスブロックパネルの移設方法 | |
CN106948603A (zh) | 墙板构件翻转机构及其翻转方法 | |
CN211874116U (zh) | 一种装配式围墙 | |
CN104032897B (zh) | 一种抗滞回损伤压曲的钢管混凝土柱 | |
CN205712818U (zh) | 一种轻质装配整体式楼梯 | |
KR101086885B1 (ko) | 다수의 대형 콘크리트 블록 제조 방법 | |
KR20180058959A (ko) | 지붕 분리형 컨테이너 하우스 | |
CN210685225U (zh) | 一种预制减重楼梯 | |
KR200437673Y1 (ko) | 이동식 정자 | |
CN203701465U (zh) | 一种预制式组装楼梯 | |
KR102081895B1 (ko) | 태양광발전 모듈의 다각 거치 장치 | |
JP2009257082A5 (ja) | ||
CN105040897A (zh) | 一种组合房屋墙板生产安装方法及墙板连接结构 | |
CN216109478U (zh) | 悬挑止灰带支撑体系 | |
CN203939182U (zh) | 抗滞回损伤压曲的钢管混凝土柱 | |
CN210710341U (zh) | 一种幕墙玻璃施工用吊装架 | |
CN213359443U (zh) | 一种预制构件翻转用衬垫 | |
CN203461260U (zh) | 耐火材料组装式板式吊装保温箱箱体 | |
CN211971583U (zh) | 一种建筑装饰材料吊运装置 | |
CN214005369U (zh) | 装饰型防震挡板 | |
CN218541562U (zh) | 一种房建用砌墙辅助装置 | |
CN211729674U (zh) | 一种混凝土预制构件生产用固定模台 | |
CN219730423U (zh) | 一种建筑工程用提升机 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150817 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160706 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160719 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160912 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170207 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170310 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170905 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170918 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6221227 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |