JPH0452758Y2 - - Google Patents

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JPH0452758Y2
JPH0452758Y2 JP10571085U JP10571085U JPH0452758Y2 JP H0452758 Y2 JPH0452758 Y2 JP H0452758Y2 JP 10571085 U JP10571085 U JP 10571085U JP 10571085 U JP10571085 U JP 10571085U JP H0452758 Y2 JPH0452758 Y2 JP H0452758Y2
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shutter
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【考案の詳細な説明】 イ 考案の目的 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電子複写機等の画像形成装置の現像
器内、或は該現像器に現像剤を逐次に導入する現
像剤ホツパー内に粉体(乾式)現像剤を補給する
現像剤容器に関する。
〔従来の技術〕
画像形成装置の現像器内或は現像剤ホツパー内
にはその中の現像剤が所定の下限量まで消費減少
する毎に手作業で現像剤の補給操作をするもので
あるが、この場合該現像剤の補給は可及的に現像
剤の外部飛散や、もれこぼれなく行われなければ
ならない。蓋し、粉体現像剤は見掛け比重0.3〜
0.5程度の極めて飛散し易い着色微粉末体(トナ
ー)、或はそれと他の粉粒体との混合体であり、
一旦飛散させたり、こぼしたりすると、操作者の
手や着衣、床面、その他の周辺物に容易に付着し
て強固な汚れを生じさせるからである。
補給用現像剤を単に袋詰め或はビン詰めにして
おき、補給操作時に開袋或は開蓋して現像剤を現
像器内或はホツパー内に流し込んで投入するの
は、実際上、現像剤の飛散やこぼれ等を生じさせ
ることなしに補給することが極めて困難である。
そこで一般に、円筒面の長手に沿つて開口部を
形成した円筒状容器内に補給用現像剤を充填収容
し、開口部は引き剥し用折り返しリードテープを
具備させたシール部材を貼着して閉塞して形態と
なし、その現像剤容器を現像器内或はホツパー内
に挿入しながら或は挿入した後リードテープ部を
引張つて貼着シール部材を引き剥して除去するこ
とにより容器開口部を開封し、容器内現像剤を現
像器内或はホツパー内に落下させ補給する方式が
採られている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし上記の補給方式の場合も未だ完全なもの
ではなく、次のような欠点がある。
a リードテープ部の引張りにより容器開口部か
ら剥がされ外部へ引き出されるシール部材の内
面に付着している現像剤が脱落して飛散した
り、不用意にそのシール部材内面に触れて手や
着衣等を汚してしまうことがある。
b 現像器或はホツパーの現像剤容器挿入口と、
挿入した現像剤容器との隙間部から現像剤の外
部飛散やもれこぼれをみることがある。
c 空の現像剤容器を現像器或はホツパー内から
抜き出したとき、その現像剤容器の外周面は現
像剤が付着して汚れており、その付着現像剤が
脱落して飛散したり、不用意にその容器外面に
触れて手や着衣等を汚してしまうことがある。
又抜き出される現像剤容器はシール部材が剥
がされて開封状態にあるから、容器を抜き出し
たとき、或はその後の扱い過程で容器内の残存
現像剤がその開いている開口からこぼれ落ちて
飛散することも多い。
d 現像器内或はホツパー内に現像剤容器を挿入
する方式であるために、その現像剤容器の挿入
空間分、現像器或はホツパー内の現像剤備蓋空
間が狭められる。
本考案は上記のような欠点等のない、即ち現像
剤容器から現像器或は現像剤ホツパー内への現像
剤の補給、補給後の空の現像剤容器の除去を、簡
単な操作で、しかも現像剤の外部飛散やもれこぼ
れを厳に防止して、従つて操作者の手や着衣等を
現像剤汚れさせることなく行うことを可能にした
現像剤容器を提供することを目的とする。
又現像剤容器内の現像剤が凝集化していても補
給操作に連動してその凝集現像剤を積極的に崩解
させ容器内現像剤の実質全量を常にスムーズに現
像器或はホツパー側へ移行補給させることができ
るようにした現像剤容器を提供することを目的と
する。
更に、現像器或はホツパー内の現像剤備蓄空間
を狭めることのない現像剤容器を提供することを
目的とする。
ロ 考案の構成 〔問題点を解決するための手段〕 即ち、本考案の現像剤容器は、現像剤収容容器
本体と、前記容器本体の口部に一体に嵌着され、
該容器本体をその口部側を下向きにした姿勢にお
いて現像器或は現像器に現像剤を導入する現像剤
ホツパーの上向きの現像剤補給口部に対して回動
可能に合致嵌着するアダプタスリーブ部材と、前
記アダプタスリーブ部材内に固定して設けた、開
口部を有する第1シヤツタ部材と、前記第1シヤ
ツタ部材の開口部に対応する開口部を有し、前記
アダプタスリーブ部材内に回動可能に設けられ、
前記現像器或は現像剤ホツパーの現像剤補給口部
側の係止部に係合する係止部を備えた第2シヤツ
タ部材と、前記容器本体内の内方へ突入させて前
記第2シヤツタ部材に一体に具備させた現像剤攪
拌作用部材と、を備えており、上記第2シヤツタ
部材の係止部を上記現像器或は現像剤ホツパーの
現像剤補給口部側の係止部に係止することによ
り、上記第2シヤツタ部材と現像剤攪拌作用部材
とを非回転に保持しつつ、上記容器本体、アダプ
タスリーブ、第1シヤツタ部材を一体的に手動回
転させて第1シヤツタ部材の開口部と第2シヤツ
タ部材の開口部を合致させ、現像剤を排出する現
像剤容器である。
〔作用〕
上記の構成により、現像剤収容容器本体は、そ
の口部に一体に嵌着されたアダプタスリーブ部材
内の第1及び第2シヤツタ部材がその両者の開口
部が非対応の相対回動角位置にあるときは口部が
閉鎖された密閉化され、容器本体をその口部側即
ちアダプタスリーブ部材側を下向きにした逆さ姿
勢にしても容器本体内の現像剤は流出しない。
上記密閉化状態の現像剤収容容器を逆さにして
アダプタスリーブ部材を現像器或は現像剤ホツパ
ーの上向きの現像剤補給口部に対して合致させ且
つ第2シヤツタ部材の係止部と現像剤補給口部側
の係止部とを互いに係合させた状態にして嵌着さ
せる。
この状態においてアダプタスリーブ部材或は容
器本体を現像剤補給口部に対して回動操作する
と、容器本体・アダプタスリーブ部材・第1シヤ
ツタ部材は全体一体に現像剤補給口部に対して回
動するが、第2シヤツタ部材及びこれに一体に具
備させた現像剤攪拌作用部材は、第2シヤツタ部
材の係止部が現像剤補給口部側の係止部に係合し
ていることにより回り止めされて回動しない。即
ちアダプタスリーブ部材或は容器本体を回動操作
することにより第1シヤツタ部材と第2シヤツタ
部材との相対回動がなされる。又容器本体内の収
容現像剤と、容器本体内の内方へ突出させて第2
シヤツタ部材に一体に具備させた現像剤攪拌作用
部材との相対回動がなされる。
そこで、第1シヤツタ部材と第2シヤツタ部材
との相対回動により該両シャツタ部材側の開口部
が互いに合致対応するようにアダプタスリーブ部
材或は容器本体を回動させると、互いに合致対応
して開き状態となつた両シヤツタ部材の開口部か
ら容器本体内の収容現像剤が自重で流出し、その
流出現像剤が現像剤補給口部から現像器内或は現
像剤ホツパー内に補給される。この現像剤の補給
は現像剤の外部飛散やもれこぼれなく行われる。
又容器本体内の収容現像剤がブロツク(塊体)
状に凝集化していても、上記アダプタスリーブ部
材或は容器本体の回動操作に伴なう、容器本体内
の収容現像剤と容器本体内の内方へ突出させて第
2シヤツタ部材に一体に具備させた現像剤攪拌作
用部材との相対回動により、凝集化現像剤の崩壊
がなされる。必要に応じてアダプタスリーブ部材
或は容器本体の回動操作を2〜3回繰り返すこと
により凝集化現像剤の崩壊は十分になされる。従
つて容器本体内の収容現像剤の実質全量分が、凝
集化現像剤による流出障害なく、常にスムーズに
迅速に現像器内或は現像剤ホツパー内に補給され
る。
上記の補給により空となつた容器本体は、第1
シヤツタ部材と第2シヤツタ部材との相対回動に
より該両シヤツタ部材側の開口部が互いに非対応
位置となり閉鎖状態となるようにアダプタスリー
ブ部材或は容器本体を回動操作した後、アダプタ
スリーブ部材を現像剤補給口部から外して除去す
る。即ち空の容器本体はその口部が第1及び第2
シヤツタ部材により閉鎖されて密閉化された状態
で外されるから、仮に容器本体内に補給残り現像
剤が存在していたとしてもその現像剤のもれこぼ
れ、外部飛散は生じない。
容器本体は現像器内や現像剤ホツパー内に挿入
するものではないから、容器本体外面の現像剤付
着汚れ、その付着現像剤の外部飛散、手や着衣等
の汚損などの問題もない。又現像器或はホツパー
の現像剤備蓄空間を狭めることもない。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を図面により説明する。
第1図は本考案に従う現像剤容器の分解斜面図
である。図において、1は現像剤収容容器本体
(以下ボトルと記す)、2はアダプタスリーブ部材
(以下アダプタと記す)、3,4は該アダプタ内に
納められる第1及び第2のシヤツタ部材、5は第
2シヤツタ部材に一体に具備させる現像剤攪拌作
用部材である。
ボトル1において、11は該ボトルの口部、1
2はその口部のボトル外周面に形成した雄ねじで
ある。
アダプタ2(第1,2図)において、21はそ
の外側に一体に具備させた回動操作用把手、22
は内周面に形成した雌ねじであり、前記ボトル口
部の雄ねじ12に螺合する。23,23はアダプ
タの内面に母線方向に形成した凹溝であり、第1
シヤツタ部材3の外周縁に外方へ張り出させて具
備させた突片33,33が嵌入係合する。24,
24は同じくアダプタの内周面に円周方向に180°
対向させて形成した円弧凸条であり、第2シヤツ
タ部材4の外周張り出し凸縁43が受け止められ
る。25はアダプタの先端側の開口縁に外方へ張
り出させて略120°間隔で具備させた3個の突片で
あり、後述する現像剤補給口部6(第5,6図)
の鍵形溝64,65に係合する。
第1シヤツタ部材3(第1,3図)はアダプタ
2内に内嵌する外径の円錐形の円盤体であり、そ
の円錐面には略180°対向位置に2つの扇形開口部
31,31を、中央部には丸小孔32を、外周縁
には外形へ張り出させて突片33,33を、形成
してある。34は該円盤体の内面側に外周縁に沿
つて貼着したボトル口縁に対するパツキンリング
である。
第2シヤツタ部材4(第1,4図)はアダプタ
2内に内嵌する外径の円錐形の円盤体と、該円盤
体の外面側に同心に一体に設けたスカート筒部4
5とからなり、円錐形円盤体の円錐面には略180°
対向位置に2つの扇形開口部41,41を、内面
側中央部に軸棒42を、外周張り出し凸縁43の
下面の略180°対向位置に2つの突片44,44
を、スカート筒部45の先端側開口縁の略180°対
向位置に2つの切欠き凹部46,46を、形成し
てある。又円盤体の2つの扇開口部41,41間
の円盤体内面部にはシール材47,47を貼着し
てある。該シール材47,47及び前記のパツキ
ンリング34はEPDMやクロロプレンゴム、ウ
エタンゴム等の各種ゴムや、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ウレタン等の発泡体を用いることが
でき、本実施例ではパツキンリング34としてネ
オプレンゴムリングを、シール材47,47とし
てポリエチレンエラストマ発泡体を用いている。
現像剤攪拌作用部材5(第1,7図)は、ボト
ル1の口部11内に入る適当長さ寸法・横寸法の
偏平翼板である。中央部には前記第2シヤツタ部
材4側の軸棒42と嵌り合う軸孔51を有し、軸
棒42と軸孔51とを十分に嵌め合わせると、軸
棒42側と軸孔51側とに相対的に形成した爪4
2aと凹部51aとが係合し、軸棒42に現像剤
攪拌作用部材5が抜け止め且つ廻り止めされて結
合する。即ち第1シヤツタ部材24と現像剤攪拌
作用部材5とが一体化する。
アダプタ2内に先ず第2シヤツタ部材4をスカ
ート筒部45側を先にして嵌入し、外周張り出し
凸縁43の下面をアダプタ内周面の円弧凸条2
4,24に受け止めさせる。突片44,44は2
つの円弧凸条24,24の間隔間α,α部(第2
図)に位置する。この嵌入した第2シヤツタ部材
4はアダプタ2内において時計方向・反時計方向
に回動可能であるが、その回動範囲は突片44,
44が円弧凸条24,24の端部24aに当つて
受け止められるまでの角度αの範囲に規制され
る。
次いで第1シヤツタ部材3をアダプタ2内に、
外周縁の外方張り出し突片33,33をアダプタ
内面の母線方向凹溝23,23に合致させて嵌入
し、既に嵌入させてある第2シヤツタ部材4に重
なるまで十分に押し込む。第2シヤツタ部材4の
中央部の軸棒42は第1シヤツタ部材3の中央部
の丸小孔32に対応位置して該丸小孔32から第
1シヤツタ部材3の内周側に突出した状態となる
(第7図)。
上記嵌入させた第1シヤツタ部材3はその外周
縁の外方張り出し突片33,33がアダプタ2の
内面の母線方向凹溝23,23に係合しているこ
とによりアダプタ2内に廻り止めされて内蔵され
る。
次いで上記第1シヤツタ部材3の内面側に突出
している軸棒42に対して現像剤攪拌作用部材5
の軸孔51を合致させて十分に嵌め合せる。これ
により前記したように第2シヤツタ部材4に対し
て現像剤攪拌作用部材5が一体に結合する(第7
図)。
而して、上記のようにして第1・第2シヤツタ
部材3,4、現像剤攪拌作用部材5が組み込ま
れ、第2シヤツタ部材4をその開口部41,41
が第1シヤツタ部材3の開口部31,31に対し
て非対応の開口部閉鎖回動角位置に回動位置させ
たアダプタ2(第8図)を、内部に所定量の現像
剤を充填したボトル1の口部に、アダプタ2側の
雌ねじ22をボトル口部側の雄ねじ12に螺合さ
せて十分に嵌着させる。この状態のものがメーカ
側からユーザ側に出荷される。
第5,6図は現像器或は現像剤ホツパーA側の
現像剤補給口部6の平面図と斜面図であり、61
は前記アダプタ2の先端側が内嵌する内径の筒
口、62はその筒口内に固定して配設したメツシ
ユ(目皿)部材、63は筒口61の内周面部分に
略180°間隔で形成した3つの縦方向溝、64はそ
の各縦方向溝の下端から筒口内周面に沿つて時計
方向に略αの角度範囲で形成した横方向円弧溝、
65,65はメツシユ部材62の縁部の所定位置
に略180°対向させ形成具備させた2つの凸部であ
る。現像剤補給口部6は常時は蓋部材(不図示)
がかぶせられて閉じ状態に保持される。
現像器或は現像剤ホツパーA内への現像剤の補
給は、補給口部6の蓋を除去し、第1・第2シヤ
ツタ部材3,4で閉鎖密閉状態(第8図)のボト
ル1を逆さ姿勢にし、下向きとなつたアダプタ2
の先端開口縁の3つの外方張り出し突片25を
夫々補給口側筒口61の3つの縦方向溝63に対
応合致させてアダプタ2の先端側を筒口61内に
嵌入する。この嵌入により第2シヤツタ部材4の
スカート筒部45の先端開口縁の切欠き凹部4
6,46が夫々筒口61側のメツシユ部材62の
凸部65,65に対応合致して両者が係合する。
この係合により第2シヤツタ部材4が現像器或は
現像剤ホツパーA側と結合して回り止め状態とな
る。
上記の状態でアダプタ2の把手21を筒口61
に対して時計方向に回す。この回し操作により、
アダプタ2・第1シヤツタ部材3・ボトル1は一
体に回るが、第2シヤツタ部材4は前記したよう
に切欠き凹部46と凸部65との係合により現像
剤補給口部6側に回り止めされているから不動で
ある。又該第2シヤツタ部材4と一体の現像剤攪
拌部材5も不動である。
アダプタ2が把手21により時計方向に少し回
されるとアダプタ2の先端開口縁の3つの外方張
り出し突片25が夫々縦方向溝63の下端部から
横方向円弧溝64に位置移動し、これによりボト
ル1は筒口61に対して抜け止め状態となる。又
ボトル1から手を離してもボトルは倒れることは
ない。この段階ではアダプタ2と一体に時計方向
へ回つた第1シヤツタ部材3と、上記不動の第2
シヤツタ部材4との相対回転角は小さく、第1及
び第2シヤツタ部材3,4の各開口部31,3
1,41,41は未だ閉鎖状態にある。
引き続きアダプタ2が時計方向に回され、突片
25が横方向円弧溝64の終端部64aに当つて
受け止められるまで十分に回されると、アダプタ
2と一体に時計方向へ回つた第1シヤツタ部材3
の開口部31,31が夫々不動の第2シヤツタ部
材4の開口部41,41に対して完全に合致し、
これによりボトル1の口部が全開状態となる(第
9図)。而してボトル1内の収容現像剤T(第7
図)はその開き状態となつた第1及び第2シヤツ
タ部材3,4の開口部31,31,41,41か
ら自重で流出し、筒口61内のメツシユ部材62
の目を通して現像器或は現像剤ホツパーA内に補
給される。
ボトル1内の収容現像剤Tがブロツク状に凝集
化していても、前記作用の項で説明したように、
ボトル1内の内方に突入していて、且つ第2シヤ
ツタ部材4と一体で不動の現像剤攪拌部材5に対
して、ボトル1内の収容現像剤Tが、アダプタ2
の上記回動操作に伴ないボトル1と共に回動する
ことにより、その両者5,Tの相対回動で凝集化
現像剤の崩壊が自然になされる。必要に応じてア
ダプタ2を時計方向・反時計方向に2・3回往復
回動操作することにより凝集化現像剤の崩壊は十
分になされる。従つてボトル1内の収容現像剤の
実質全量が、凝集化現像剤による流出障害なく、
常にスムーズに迅速に現像器或は現像剤ホツパー
A側に補給される。
ボトル1内の収容現像剤Tが全て現像器或は現
像剤ホツパーA側に補給された後の空のボトル1
の除去は、アダプタ2を反時計方向に戻し回動す
る。この戻し回動過程で不動の第2シヤツタ部材
4に対して第1シヤツタ部材3がアダプタ2と一
体に戻り回動し、第1及び第2シヤツタ部材3,
4の各開口部31,31,41,41が再び閉じ
られていく。そしてアダプタ2の各突片25が横
方向円弧溝64から抜け出て縦方向溝63の下部
に到達するまでには完全にもとの閉鎖状態(第8
図)となる。アダプタ2の各突片25が横方向円
弧溝64から抜け出て縦方向溝63の下部側壁6
3a(第6図)に当つて受け止められるとアダプ
タ2の筒口61に対する抜け止めが解除されるの
で、ボトル1を持ち上げればボトル1は筒口61
から容易に外れる。外したボトル1の口部は上記
のように第1・第2シヤツタ部材3,4の開口部
31,31,41,41が完全に閉鎖されている
からボトル1内現像剤がたとえ残つていたとして
も、その現像剤のもれこぼれや外部飛散は生じな
い。
第10,11図は夫々現像剤攪拌部材5の変形
例を示したもので、第10図は十字形翼板形態の
ものにした例、第11図は第2シヤツタ部材4の
各開口部41,41の側部に基部を一体に固定し
て板状翼板5,5を具備させた例であり、この各
板状翼板5,5は組み立て状態において第1シヤ
ツタ部材3の各開口部31,31を通してボトル
1内に突入した状態となる。第11図において、
35は第1シヤツタ部材3の内面側(逆円錐形内
面)の略中央部に設けた円錐形の突起であり、こ
の突起の存在により、現像剤の残る可能性のある
第1シヤツタ部材3の内面の逆円錐形内面中央部
付近の現像剤もほとんど全てスムーズに排出され
る。
第1及び第2シヤツタ部材3,4は実施例のよ
うに円錐状のものにすると開口部31,31,4
1,41の開口面積を大きくとることができ、現
像剤の流出効率がよく、迅速な現像剤補給を行わ
せることができる。又その円錐面はボトルの内方
へ向うように構成してもよい。
ボトル1の底部(アダプタ2を取付けた口部と
反対側)は凹部13(第7図)を形成すると立て
た時の安定性を増す。更に現像剤をより効率よ
く、より短時間に現像器或はホツパーA内に補給
するために、凹部上記の凹部13に穴をあけて空
気の流通をよくするのも良い。この場合保管時に
はその穴をシールしておき、補給時にシールを取
る構成にすることもできる。
ハ 考案の効果 以上説明したように、本考案は上述の構成によ
り現像剤の補給作業時に現像器或は現像剤ホツパ
ーの備蓄空間を狭めることなく、作業が容易かつ
速やかに行えると共に、現像剤補給時の現像剤の
飛散やもれこぼれによる手や着衣等の汚れを防止
することができるもので、所期の目的が良く達成
される。また、容器本体と第1シヤツタ部材は手
動で一体的に回転されるが、第2シヤツタ部材は
その際非回転に保持されるという事を利用し、第
2シヤツタ部材と一体的に非回転に保持される攪
拌作用部材を設けるという簡単な構成により、容
器本体内の現像剤をこれの手動回転時にほぐすこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
図面は実施例を示すもので、第1図は分解斜面
図、第2図はアダプタスリーブ部材の平面図、第
3図は第1シヤツタ部材の平面図、第4図は第2
シヤツタ部材の一部切欠き平面図、第5図は現像
器或は現像剤ホツパー側の現像剤補給口部の平面
図、第6図はその斜面図、第7図は補給口部にセ
ツトした状態の縦断面図、第8図はシヤツタ開口
部が閉じられている状態のシヤツタ部材部分の一
部切欠き平面図、第9図は開かれている状態の同
上図、第10図,第11図は夫々現像剤攪拌作用
部材の変形例の斜面図である。 1は現像剤収容容器本体(ボトル)、2はアダ
プタスリーブ部材、3,4は第1及び第2シヤツ
タ部材、4は現像剤攪拌作用部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 現像剤収容容器本体と、 前記容器本体の口部に一体に嵌着され、該容器
    本体をその口部側を下向きにした姿勢において現
    像器或は現像器に現像剤を導入する現像剤ホツパ
    ーの上向きの現像剤補給口部に対して回動可能に
    合致嵌着するアダプタスリーブ部材と、 前記アダプタスリーブ部材内に固定して設け
    た、開口部を有する第1シヤツタ部材と、 前記第1シヤツタ部材の開口部に対応する開口
    部を有し、前記アダプタスリーブ部材内に回動可
    能に設けられ、前記現像器或は現像剤ホツパーの
    現像剤補給口部側の係止部に係合する係止部を備
    えた第2シヤツタ部材と、 前記容器本体内の内方へ突入させて前記第2シ
    ヤツタ部材に一体に具備された現像剤攪拌作用部
    材と、 を備えており、上記第2シヤツタ部材の係止部を
    上記現像器或は現像剤ホツパーの現像剤補給口部
    側の係止部に係止することにより、上記第2シヤ
    ツタ部材と現像剤攪拌作用部材とを非回転に保持
    しつつ、上記容器本体、アダプタスリーブ、第1
    シヤツタ部材を一体的に手動回転させて第1シヤ
    ツタ部材の開口部と第2シヤツタ部材の開口部を
    合致させ、現像剤を排出する現像剤容器。
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