JPH0452150Y2 - - Google Patents

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JPH0452150Y2
JPH0452150Y2 JP3725085U JP3725085U JPH0452150Y2 JP H0452150 Y2 JPH0452150 Y2 JP H0452150Y2 JP 3725085 U JP3725085 U JP 3725085U JP 3725085 U JP3725085 U JP 3725085U JP H0452150 Y2 JPH0452150 Y2 JP H0452150Y2
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JP
Japan
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breather tube
oil tank
crankcase
breather
passage
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JP3725085U
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Description

【考案の詳細な説明】 A 考案の目的 (1) 産業上の利用分野 本考案は、二輪自動車のオイルタンクに、該オ
イルタンク内の上部に連通するブリーザチユーブ
の一端が接続される二輪自動車用オイルタンクの
ブリーザ装置に関する。
(2) 従来の技術 従来、かかるブリーザ装置では、ブリーザチユ
ーブを保持部材により車体フレームに支持して下
方に延設している。
(3) 考案が解決しようとする問題点 上記従来の技術によれば、ブリーザチユーブが
比較的長くなるとともに、保持部材が必要であつ
て部品点数が多くなる。
本考案は、かかる事情に鑑みてなされたもので
あり、ブリーザチユーブを比較的短くし得るとと
もに保持部材を不要として部品点数を低減した二
輪自動車用オイルタンクのブリーザ装置を提供す
ることを目的とする。
B 考案の構成 (1) 問題点を解決するための手段 本考案によれば、ブリーザチユーブの他端は、
エンジンのクランクケースに設けられた通路の一
端に接続され、該通路の他端は大気に開放され
る。
(2) 作用 クランクケースにブリーザチユーブの一部とし
ての機能を持たせることにより、ブリーザチユー
ブそのものはオイルタンクおよびクランクケース
間の比較的短いものですみ、それに伴つてブリー
ザチユーブを外部から支持することが不要とな
る。
(3) 実施例 以下、図面により本考案の一実施例について説
明すると、先ず第1図において、二輪自動車1の
車体フレーム2の中央には2サイクルエンジンE
が搭載されており、また車体フレーム2の後部寄
り上部にはオイルタンク3が支持される。
オイルタンク3の上部には、該オイルタンク3
内の上部に連通して、ブリーザチユーブ4の一端
が接続されており、このブリーザチユーブ4の他
端は、前記2サイクルエンジンEにおけるクラン
クケース5の上部に接続される。
第2図、第3図および第4図において、クラン
クケース5はクランクケース主体6の側部にカバ
ー7を結合して成り、該クランクケース5の上部
にはポンプ室8が画成される。すなわち、クラン
クケース主体6の側部における上部には凹所9が
設けられており、カバー7には該凹所9と協働し
てポンプ室8を画成する凹所10が設けられる。
ポンプ室8にはエンジンEより駆動されるオイ
ルポンプ11が収納されており、このオイルポン
プ11はオイルタンク3内の潤滑油を吸入し、ス
ロツトル操作に応じてエンジンEの潤滑部に供給
する。
ポンプ室8の上部に設けられた開口部12には
グロメツト13が嵌合されており、このグロメツ
ト13を貫通してオイルポンプ11の吐出管およ
び吸入管が配設される。なお第2,4図では、簡
略化のため吐出管および吸入管を省略している。
クランクケース主体6の後方寄り側部には、前
記凹所9の下方に位置して後方側に開放した略U
字状凹部14が設けられ、カバー7にもその凹部
14に対応した凹部15が設けられる。これらの
凹部14,15は、クランクケース主体6にカバ
ー7を結合したときに、後方側に開放した凹溝1
6を画成する。
クランクケース主体6における凹部14の中央
には、クランク軸17の回転に応じて回転する回
転軸18が支承されており、凹溝16内で回転軸
18にはスプロケツト19が固定される。このス
プロケツト19には、二輪自動車1の後輪(図示
せず)に駆動力を伝達するための無端状チエン2
0が懸回される。
第5図において、ポンプ室8内の下部と、スプ
ロケツト19よりも上方である凹溝16の上部と
の間にわたる孔21がカバー7に穿設されてお
り、この孔21とポンプ室8とで通路22を構成
する。
ポンプ室8の上部を塞ぐグロメツト13には、
ブリーザチユーブ4の他端が嵌入、接続され、し
たがつてブリーザチユーブ4の他端は前記通路2
2の一端に接続されることになる。また通路22
の他端は凹溝16に開口されており、凹溝16を
介して大気に開放される。
次にこの実施例の作用について説明すると、オ
イルタンク3内の呼吸作用により排出されるガス
はブリーザチユーブ4および通路22を経て大気
に放出される。このガスは潤滑油ミストを含む
が、そのミストはポンプ室8内に入つたときにポ
ンプ室8の内壁に付着する。その付着量が大とな
つたときには液状となつた潤滑油ミストが孔21
を介して凹溝16に落下して流下するが、その量
はそれ程多いものではなく、しかも凹溝16が外
部から視認し難いものであるので、潤滑油ミスト
で汚れた部分を外部から見ることがなく、外観を
美しく保つことができる。
また、大気への開放端からブリーザチユーブ4
に至るまでは、孔21とポンプ室8とがあるの
で、泥、水、埃等がブリーザチユーブ4内に浸入
することが防止され、ブリーザチユーブ4が詰ま
ることを防止することができる。
さらに、ブリーザチユーブ4はオイルタンク3
とクランクケース5とを結ぶだけの比較的短いも
のであればよく、それに応じてブリーザチユーブ
4を支持する部材も不要である。
C 考案の効果 以上のように本考案によれば、ブリーザチユー
ブは、クランクケースに設けられた通路の一端に
接続され、該通路の他端は大気に開放されるの
で、ブリーザチユーブ自体の長さを短縮すること
ができ、しかもその短縮化によつて従来必要であ
つた保持部材などの車体フレームに支持するため
の部材が不要となり、部品点数が低減される。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであり、第
1図は二輪自動車の一部を示す斜視図、第2図は
第1図の矢視部分破断側面図、第3図は第2図
のカバーの裏面図、第4図は第2図の−線断
面図、第5図は第2図の−線断面図である。 1……二輪自動車、3……オイルタンク、4…
…ブリーザチユーブ、5……クランクケース、2
2……通路、E……エンジン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 二輪自動車のオイルタンクに、該オイルタンク
    内の上部に連通するブリーザチユーブの一端が接
    続される二輪自動車用オイルタンクのブリーザ装
    置において、前記ブリーザチユーブの他端は、エ
    ンジンのクランクケースに設けられた通路の一端
    に接続され、該通路の他端は大気に開放されるこ
    とを特徴とする二輪自動車用オイルタンクのブリ
    ーザ装置。
JP3725085U 1985-03-15 1985-03-15 Expired JPH0452150Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3725085U JPH0452150Y2 (ja) 1985-03-15 1985-03-15

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JP3725085U JPH0452150Y2 (ja) 1985-03-15 1985-03-15

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Publication Number Publication Date
JPS61152592U JPS61152592U (ja) 1986-09-20
JPH0452150Y2 true JPH0452150Y2 (ja) 1992-12-08

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JPS61152592U (ja) 1986-09-20

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