JPS608098Y2 - オイルポンプ駆動用ギヤ部の潤滑装置 - Google Patents
オイルポンプ駆動用ギヤ部の潤滑装置Info
- Publication number
- JPS608098Y2 JPS608098Y2 JP5214480U JP5214480U JPS608098Y2 JP S608098 Y2 JPS608098 Y2 JP S608098Y2 JP 5214480 U JP5214480 U JP 5214480U JP 5214480 U JP5214480 U JP 5214480U JP S608098 Y2 JPS608098 Y2 JP S608098Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- oil pump
- worm gear
- crank chamber
- impeller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、２サイクルエンジンにおいてクランク軸によ
りオイルポンプを駆動することにより必要量のオイルを
各部に圧送して潤滑を行う分離潤滑方式に関し、そのク
ランク軸でオイルポンプを駆動する際の動力伝達用ギヤ
部の潤滑装置に関するものである。
りオイルポンプを駆動することにより必要量のオイルを
各部に圧送して潤滑を行う分離潤滑方式に関し、そのク
ランク軸でオイルポンプを駆動する際の動力伝達用ギヤ
部の潤滑装置に関するものである。
従来、このような分離潤滑を行うオイルポンプの駆動用
ギヤ部を潤滑する場合には、掃気ポートとクランク室内
の圧力差によりオイルを流して潤滑するか、またはオイ
ルを直接ギヤ部に滴下している。
ギヤ部を潤滑する場合には、掃気ポートとクランク室内
の圧力差によりオイルを流して潤滑するか、またはオイ
ルを直接ギヤ部に滴下している。
なお掃気ポートから潤滑油を導くようにした例としては
、実開昭５３−１５９４３５号公報に記載のものがある
。
、実開昭５３−１５９４３５号公報に記載のものがある
。
しかるに、前者の圧力差によるオイルの流れのみでは潤
滑不足を生じ、後者のオイルを直接ギヤ部に滴下するも
のは構造が複雑で、オイルの滴下量を最適にするのが難
しい等の欠点がある。
滑不足を生じ、後者のオイルを直接ギヤ部に滴下するも
のは構造が複雑で、オイルの滴下量を最適にするのが難
しい等の欠点がある。
本考案は、このような欠点を解消すべくなされたもので
、クランク軸からオイルポンプ駆動軸に動力伝達するウ
オームギヤのウオームホイールが、クランク室と連通ず
るクランク軸軸受用の孔内に設けられている点に着目し
、この孔内のウオームホイール近傍に羽根車を配置して
クランク室内のオイルを強制的にウオームギヤに吹きか
けて潤滑するようにし、構造の簡素化と共に潤滑の確実
化を図るよにしたオイルポンプ駆動用ギヤ部の潤滑装置
を提供するものである。
、クランク軸からオイルポンプ駆動軸に動力伝達するウ
オームギヤのウオームホイールが、クランク室と連通ず
るクランク軸軸受用の孔内に設けられている点に着目し
、この孔内のウオームホイール近傍に羽根車を配置して
クランク室内のオイルを強制的にウオームギヤに吹きか
けて潤滑するようにし、構造の簡素化と共に潤滑の確実
化を図るよにしたオイルポンプ駆動用ギヤ部の潤滑装置
を提供するものである。
以下、図面を参照して本考案の一実施例を具体的に説明
すると、図において符号１は２サイクルエンジンのクラ
ンクケースであり、このクランクケース１で形成される
クランク室２内にクランク軸３が挿入されている。
すると、図において符号１は２サイクルエンジンのクラ
ンクケースであり、このクランクケース１で形成される
クランク室２内にクランク軸３が挿入されている。
クランク軸３はクランク室２と連通する孔４で軸受５に
より回転自在に支接され、且つオイルシール６によりク
ランク室２内を気密にすべくシールされており、このよ
うなりランク軸３がクランクケース１の上部に連設され
るシリンダ７内のピストン８に、クランクピン９、コン
ロッド１０、ピストンピン１１等により連結される。
より回転自在に支接され、且つオイルシール６によりク
ランク室２内を気密にすべくシールされており、このよ
うなりランク軸３がクランクケース１の上部に連設され
るシリンダ７内のピストン８に、クランクピン９、コン
ロッド１０、ピストンピン１１等により連結される。
また、シリンダ７には排気ポート１２、クランク室２内
に掃気通路１４を経て連通ずる掃気ポート１３及び図示
しない吸気ポートが開口しており、ピストン８が図のよ
うに下死点に下降位置することで排気ポート１２と排気
ポート１３を開き、クランク室２内の混合気をシリンダ
７内に掃気しながら供給し、この状態からピストン１１
が上昇するのに伴って両ポート１２．１３を閉じて混合
気を圧縮する等の動作を行なって２すイクルのエンジン
運転を行うようにしである。
に掃気通路１４を経て連通ずる掃気ポート１３及び図示
しない吸気ポートが開口しており、ピストン８が図のよ
うに下死点に下降位置することで排気ポート１２と排気
ポート１３を開き、クランク室２内の混合気をシリンダ
７内に掃気しながら供給し、この状態からピストン１１
が上昇するのに伴って両ポート１２．１３を閉じて混合
気を圧縮する等の動作を行なって２すイクルのエンジン
運転を行うようにしである。
一方、クランク軸３の一方には孔４内において、例えば
１，２気筒間をつなぐジヨイント用のカラー１５が一体
結合されて、このカラー１５の端部いウオームギヤ１６
のウオームホイール１６ａが歯切り形成されている。
１，２気筒間をつなぐジヨイント用のカラー１５が一体
結合されて、このカラー１５の端部いウオームギヤ１６
のウオームホイール１６ａが歯切り形成されている。
そして、このウオームホイール部の下にオイルポンプ駆
動軸１７がそれと直交して配置され、この軸１７に形成
されるウオーム１６ｂを上記ウオームホイール１６ａに
噛合わせることで、クランク軸３と共に軸１７を回転し
図示しないオイルポンプを駆動して各部の潤滑を行うよ
うになっている。
動軸１７がそれと直交して配置され、この軸１７に形成
されるウオーム１６ｂを上記ウオームホイール１６ａに
噛合わせることで、クランク軸３と共に軸１７を回転し
図示しないオイルポンプを駆動して各部の潤滑を行うよ
うになっている。
そこで本考案によると、このようなカラー１５のウオー
ムホイール１６ａ近傍のクランク室側に小径の段部１８
が形成されて、この段階１８にクランク室２内のオイル
を吸入してウオームギヤ１６に吹きかけるように形成さ
れた羽根１９を有する羽根車２０が一体的に装着される
。
ムホイール１６ａ近傍のクランク室側に小径の段部１８
が形成されて、この段階１８にクランク室２内のオイル
を吸入してウオームギヤ１６に吹きかけるように形成さ
れた羽根１９を有する羽根車２０が一体的に装着される
。
更に、孔４のウオームホイール１６ａと一致する個所が
、クランクケース１及びシリンダ７の接合部のオイル戻
し通路２１を介して掃気通路１４に連通している。
、クランクケース１及びシリンダ７の接合部のオイル戻
し通路２１を介して掃気通路１４に連通している。
本考案はこのように構成されているから、エンジン運転
時にクランク軸３によりカラー１５、ウオームギヤ１６
、軸１７を介してオイルポンプを駆動するとき、そのク
ランク軸３と共に羽根車２０も回転してクランク室２内
のオイルが孔４を経て吸入且つウオームギヤ１６に強制
的に吹きかけられる。
時にクランク軸３によりカラー１５、ウオームギヤ１６
、軸１７を介してオイルポンプを駆動するとき、そのク
ランク軸３と共に羽根車２０も回転してクランク室２内
のオイルが孔４を経て吸入且つウオームギヤ１６に強制
的に吹きかけられる。
こうして、ウオームギヤ１６に供給されたオイルはオイ
ル戻し通路２１を経て掃気通路１４に導かれ更にクラン
ク室２内に戻されるのであり、このようにオイルが循環
することでウオームギヤ１６の部分が常に充分に潤滑さ
れる。
ル戻し通路２１を経て掃気通路１４に導かれ更にクラン
ク室２内に戻されるのであり、このようにオイルが循環
することでウオームギヤ１６の部分が常に充分に潤滑さ
れる。
なお羽根車２０はグイキャスト又は樹脂製とし、カラー
１５に圧入してもよい。
１５に圧入してもよい。
こように本考案によると、オイルポンプ駆動用ギヤ部の
ウオームギヤ１６に常時クランク室２内のオイルが強制
的に供給されることにより、そのウオームギヤ１６は充
分潤滑されてギヤの摩耗、異音の発生等が防止される。
ウオームギヤ１６に常時クランク室２内のオイルが強制
的に供給されることにより、そのウオームギヤ１６は充
分潤滑されてギヤの摩耗、異音の発生等が防止される。
羽根車２０により簡単な構造でオイルを確実に圧送する
ことができ、更にウオームギヤ１６に供給するオイル再
びクランク室２内に戻されることで、オイル消費量の増
大を招かない。
ことができ、更にウオームギヤ１６に供給するオイル再
びクランク室２内に戻されることで、オイル消費量の増
大を招かない。
第１図は本考案による装置の一実施例を示す断面図、第
２図は第１図の■−■断面図である。 １・・・・・・クランクケース、２・・・・・・クラン
ク室、３・・・・・・クランク軸、１５−−−−−−カ
ラー、１６・・・・・・ウオームギヤ、１７・・・・・
・オイルポンプ駆動軸、２０・・・・・・羽根車。
２図は第１図の■−■断面図である。 １・・・・・・クランクケース、２・・・・・・クラン
ク室、３・・・・・・クランク軸、１５−−−−−−カ
ラー、１６・・・・・・ウオームギヤ、１７・・・・・
・オイルポンプ駆動軸、２０・・・・・・羽根車。
Claims (1)
- ２サイクルエンジンで分離潤滑するため、クランク軸に
一体結合する部材とオイルポンプ駆動軸をウオームギヤ
で動力伝達すべき連結するものにおいて、上記ウオーム
ギヤの近傍のクランク室側に吸引式羽根車を上記クラン
ク軸により回転すべく設け、該羽根車によりクランク室
内のオイルを吸入して上記ウオームギヤに供給するよう
に構成することを特徴とするオイルポンプ駆動用ギヤ部
の潤滑装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5214480U JPS608098Y2 (ja) | 1980-04-17 | 1980-04-17 | オイルポンプ駆動用ギヤ部の潤滑装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5214480U JPS608098Y2 (ja) | 1980-04-17 | 1980-04-17 | オイルポンプ駆動用ギヤ部の潤滑装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56154510U JPS56154510U (ja) | 1981-11-18 |
| JPS608098Y2 true JPS608098Y2 (ja) | 1985-03-20 |
Family
ID=29647016
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5214480U Expired JPS608098Y2 (ja) | 1980-04-17 | 1980-04-17 | オイルポンプ駆動用ギヤ部の潤滑装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS608098Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-04-17 JP JP5214480U patent/JPS608098Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56154510U (ja) | 1981-11-18 |
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