JPS5833209Y2 - エンジンのブロ−バイガス還元装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、エンジンのフローバイガス還元装置に関す
る。

４サイクルエンジンでは、ピストンの間から抜けたブロ
ーバイガスが、クランク室の圧力変動で、潤滑油と共に
吹出す。

これが外部に洩れないように、パイプでエヤクリーナに
導き、再び吸気と共にエンジンに吸入させるようにして
、ブローバイガスに台筐れるＨＣ等の有害成分の大気散
逸を防止している。

しかし、クリーナケースへブローバイガスパイプを連結
すると、邪魔板等を設けても、潤滑油が、クリーナエレ
メントに付着し、クリーナエレメントを汚し、目詰ジを
起す。

この考案は、かかる点に鑑み改善したもので、以下図面
に示す本考案の実施例について説明する。

クリーナケースは、内側に環状のクリーナエレメント２
を設け、吸入口３から吸入した空気をクリーナエレメン
ト３で濾過し、出口孔４へ導く。

而して本考案は、クリーナケース１の出口孔４に分離室
５を連結する。

分離室５は横向きの筒形で、上端にブローバイガスパイ
プを連結する連結部６を設け、その下に受板７を設ける
。

又、連結部６から内壁を伝って下方に至る導油溝８を設
ける。

そして、導油溝８の下端に一方弁９を設けた油抜き孔１
０を設け、油抜さ孔１０はエンジンにパイプ連結する。

分離室５の後端には、出口管１１を設け、気化器に通じ
る吸気パイプ１２を連結する。

作用について説明する。

クランク室の圧力変動で吸出したフローバイガスは、パ
イプを通って、連結部６から分離室５内へ入る。

そして、ブローバイガスに含オれた潤滑油は、受板１に
当り、又、導油溝８に沿って流れ、下方に溜る。

そして、一定量になると、一方弁９が重さで開き、油抜
き孔１０に抜けてエンジンに戻る。

一方、ブローバイガスは、吸気と共に出口管１１に流れ
、エンジンによって燃焼される。

以上説明したように、この考案は、クリーナエレメント
を装着したクリーナケースの出口孔に続いて分離室を設
け、この分離室の土壁にブローバイガスパイプの連結部
を設けるとともにこの連結部と対応して分離室の内側に
僅かの間隔を釦いて受板を固設し、前記受板および連結
部の部位から分離室壁にそって下端に至る導油溝を形威
し、この導油溝の下端は一方弁を介して油抜き孔に連通
したので、分離室で、ブローバイガスと潤滑油を分離す
ることができ、フローバイガスは吸気と共に吸気させ、
潤滑油は油抜き孔からエンジンに戻すことができる。

そして、分離室がクリーナケースの後端に連結されてい
るので、クリーナエレメントを汚すことがない。

こうして、クリーナエレメントの寿命を保ち、耐久性が
高い。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示し、第１図は縦断面図、第２
図は第１図Ａ−Ａ矢視横断面図である。 １・・・・・・クリーナケース、２・・・・・・クリー
ナエレメント、４・・・・・・出口子Ｌ ５・・・・・
・分離室、６・・・・・・連結部、Ｉ・・・・・・受板
、８・・・・・・導油溝、９・・・・・・一方弁、１０
・・・・・・油抜き孔、１１・・・・・・出口管。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. クリーナエレメントを装着したクリーナケースの出口孔
   に続いて分離室を設け、この分離室の土壁にブローバイ
   ガスパイプの連結部を設けるとともにこの連結部と対応
   して分離室の内側に僅かの間隔をおいて受板を固設し、
   前記受板および連結部の部位から分離室壁にそって下端
   に至る導油溝を形成し、との導油溝の下端は一方弁を介
   して油抜き孔に連通したことを特徴とするエンジンのブ
   ローバイガス還元装置。