JPH0452010Y2 - - Google Patents

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JPH0452010Y2
JPH0452010Y2 JP4888788U JP4888788U JPH0452010Y2 JP H0452010 Y2 JPH0452010 Y2 JP H0452010Y2 JP 4888788 U JP4888788 U JP 4888788U JP 4888788 U JP4888788 U JP 4888788U JP H0452010 Y2 JPH0452010 Y2 JP H0452010Y2
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wire
wire rope
wire saw
end fitting
sleeve member
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  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、石材、コンクリート等の切断に用い
られるワイヤーソーに関するものである。
[従来の技術] 硬質、又は超硬質の研削材粒子を金属マトリツ
クス中に埋設した研削部材をワイヤーロープの長
手方向において、一定間隔をとつて固定配置した
ワイヤーソーは広く知られている。
このようなワイヤーソーによる石材、コンクリ
ートの切断使用中におけるワイヤーロープの機械
的損傷、水使用によるワイヤーロープの発錆等の
問題を解決するため、さきに実願昭62−179269号
をもつて改善されたワイヤーソーを提案した。
前記出願明細書で開示したワイヤーソーは概略
以下の構成を有するものである。
第4図はワイヤーソーの長さ方向の一部を示し
ている。21はワイヤーロープである。ワイヤー
ロープ21は、通常ステンレス鋼線製であり、ス
テンレス鋼細素線を撚り合わせた線条体を複数本
撚合わせたものである。この細素線又は、撚り合
せの段階で、後述の目的で、銅、亜鉛メツキ等を
施している。22は研削部材を示す。研削部材2
2は、例えばダイヤモンド粒子、SiC粒子のよう
に超硬質、硬質の砥粒を金属マトリツクス中に分
散固定したもの、あるいは、金属ベース上に前記
粒子を電解メツキで固定したもので、使用時砥粒
23は表面より露出する。研削部材22はワイヤ
ーロープ21に丁度挿通できるリング形状のもの
である。また、24はゴム製のスリーブ部材であ
る。
ワイヤーロープ21上に交互に研削部材22と
未加硫のスリーブ部材を配置する。この際、前記
スリーブ部材の内面とワイヤーロープ21との
間、および前記スリーブ部材両端面と研削部材2
2の両端面との間には、あらかじめ塩化ゴム系の
ゴム/金属接着剤が塗布され、成形型により加硫
成形される。この時、加圧によりスリーブ部材の
ゴム部材が研削部材22とワイヤーロープ21の
間に浸入して加硫され、ワイヤーソーの使用時、
研削部材22の回転が防止され、使用時、スリー
ブ部材24とワイヤーロープ21との間、スリー
ブ部材24と研削部材22との間は接着剤で接合
されているので、ワイヤーロープ21に対し、十
分な防水構成をなし、機械的に耐久性のあるワイ
ヤーソーが得られる。
次にこのようなワイヤーソーを第5図に示すよ
うにコンクリートの壁切断に用いる場合について
説明する。
コンクリートの壁31を切断するため、壁31
にコアードリルにより壁面貫通孔32をあける。
この貫通孔32にワイヤーソー33の両端を通
し、駆動側装置のガイドローラー34に係合さ
せ、駆動プーリー35に係合させる前、又は後に
ワイヤーソー33のワイヤーロープ36の両端を
図示していないが、金属製の短い長さのスリーブ
中に対向して挿入し、スリーブ外周からスリーブ
を圧縮してスリーブを介して前記両端部を接合し
て、エンドレス化する。または、両ワイヤーロー
プ36の端部の撚りをもどし、撚り継ぎによりエ
ンドレス化を行うこともある。
いうまでもないが、通常作業現場の状況に応
じ、最適の長さを有するワイヤーソーが用意され
ることはいうまでもない。
このようにして駆動プーリー35にワイヤーソ
ー33が係合された状態で、水を壁31のワイヤ
ーソー33の移動面、および貫通孔32の部分に
注ぎながら、駆動プーリー35を駆動し、例えば
油圧によりA位置にある駆動プーリー35をB位
置方向、つまりワイヤーソー33が壁31を押圧
する方向に圧力をかけながら壁31の切断を行
う。切断の進行とともに、駆動プーリー35はB
位置に後退する。
このA位置よりB位置までのストロークは、例
えば1m程度であつて、これ以上ストロークエン
ドを長くしようとしても、スペースの関係から駆
動側装置を設置できないことが多い。
[考案が解決しようとする課題] 前述のストロークエンドに駆動プーリー35が
くると、ワイヤーソー33をはずし、駆動プーリ
ー35をA位置にもどし、ワイヤーソー33を短
かくして再びワイヤーロープの両端を接合して切
断作業を繰返す。
このように作業を行なえば、設置空間が限られ
ていても駆動側装置を一箇所に設置したまま、壁
の切断を完了することができる。
しかし、駆動側装置を一箇所に設置したまま、
壁の切断を完了させるとすれば、長さの異なる複
数のワイヤーソーを予め準備するか、また場合に
より長尺のワイヤーソーを切断して使用すること
になる場合が多い、その都度、作業に要する手数
も大きい。
[考案の構成] 本考案は上記課題を解決する目的でなされたも
のであつて、例えば前記駆動プーリーがA位置よ
りB位置に移動して、作業繰返しのため短縮され
るワイヤーソーの短縮長さに相当するような単位
長になるように、ワイヤーソーの両端にそれぞれ
ネジ付端部金具を固着して、前記ネジ付端部金具
を具えた単位ワイヤーソーをネジ付つなぎスリー
ブによつてネジ結合し、作業段階に応じ所定長さ
のエンドレスワイヤーソーを得ようとするもので
ある。
以下、図面に示す実施例により説明する。第1
図は単位長をとつた本考案の単位ワイヤーソーの
片側部分を示す。図で3はネジ付の端部金具を示
す、ネジ付の端部金具3は内側に貫通孔を有し、
貫通孔は断面で示しているように中間部において
狭小部nを有し、テーパー部をもつて両端部で拡
がつている。この端部金具3の片側外周面に雄ネ
ジ部10が形成され、この雄ネジ部10の終端で
端部金具3の外周面に、ダイヤモンド粒を金属マ
トリツクスで固定した研削部材2がろう付け、又
はステンレスパウダーとの一体焼結で固定されて
いる。端部金具3の材料は、例えばステンレス鋼
製である。あらかじめ定尺されたステンレス鋼製
のワイヤーロープ7の端部を撚りもどし、端部金
具3の雄ネジの形成されていない側から端部金具
3の貫通孔に圧入し、雄ネジ部10の形成した側
の孔面にのぞかせるか、わずかに突出させ、ピン
5をその中心部に打込む。その後、ピン5を打込
んだ側より、撚りもどし、ほぐされた、例えばス
テンレス鋼素線の形成する端面にハンダ6を溶融
させて流してピン5を打込んだ素線端面を密封す
る。このとき溶融したハンダ6は、一部、貫通孔
の内周面、素線の間を流れ、前記素線と端部金具
3の内側面の間において固化する。なお、図で4
はほぐされた素線を示している。この構成によつ
てワイヤーロープ7と端部金具3との間の引張り
力に対してピン5、ハンダ6の端部金具3の内側
面における固化、端部金具3の貫通孔の中間狭小
部による楔作用により全く抜けは生じないものと
することができる。なお、貫通孔においてテーパ
ー部11にワイヤーロープ7が固定されているこ
とは、本ワイヤーソー使用時におけるワイヤーロ
ープ7の屈曲に際して大きな箭断力を働かせない
点においても意味がある。
このように定尺されたワイヤーロープ7の一端
に端部金具3を固定し、ワイヤーロープ7の表面
に塩化ゴム系の接着剤を塗布し、所定個数の研削
部材8を通し、最終的にワイヤーロープ7の他端
に端部金具3を固定し、研削部材8の両側端面、
端部金具3の雄ネジ部10、研削部材2の面を除
く、端部金具3の片側内外面(必要あればメツキ
する)に塩化ゴム系の金属/ゴム接着剤を塗布
し、あらかじめ設計された加硫成形型の所定位置
に配し、成形型を密封した状態で未加硫ゴム材を
圧入し、加熱して加硫する。この加硫によつて研
削部材8の間にゴム製スリーブ部材1が形成さ
れ、このスリーブ部材1は中心部にあるワイヤー
ロープ1と接着し、両側の研削部材2の端面と接
着するとともに、スリーブ部材1の一部は、ワイ
ヤーロープ7と研削部材8の隙間に入り込み接着
する。
また、端部金具3と相隣る研削部材8の間で同
様にスリーブ部材1を形成するとともに、その一
部は端部金具3の端部外表面に接着して覆うとと
もに、テーパー部11の作る空所に入り込み接着
される。このようにしてネジ付の端部金具を備え
る単位長ワイヤーソーが構成される。この単位長
ワイヤーソーの長さは、例えば2mであり、研削
部材はスリーブ部材の面より突出している。
第2図は、単位長ワイヤーソーZnの結合に用
いられるつなぎスリーブJSを示す。
つなぎスリーブJSは例えばステンレス鋼によ
り形成され、その内周面には端部金具3上の雄ネ
ジ部10に対応して雌ネジ部12が切られてい
る。このつなぎスリーブJSにより1本の単位長
ワイヤーソーZnがエンドレス化され、また複数
のつなぎスリーブによつて複数本の単位長ワイヤ
ーソーZnが接続され、エンドレス化される。第
3図は結合の状態を示す。
[考案の効果] 第5図に示したようなコンクリート切断作業を
行うとき、本考案の単位長をもつワイヤーソーの
本数を増減することによつて、エンドレスとなつ
たワイヤーソーの長さを簡単に変更することがで
き、従来のワイヤーソー使用に比べて作業効率を
著しく改善することができる。
単位長ワイヤーソー全体が、内側のワイヤーロ
ープに対して防水構成となつているので、腐食を
生じるおそれは極めてすくない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案で用いられる単位長ワイヤー
ソーの一例を断面図で示す、第2図は、本考案の
実施例を示す、第3図は、第2図実施例の結合状
態を部分的に示す、第4図は、既提案のワイヤー
ソーの一部を断面図で示す、第5図は、ワイヤー
ソーによるコンクリート壁切断の説明図である。 1……スリーブ部材、2……研削部材、3……
端部金具、5……ピン、7……ワイヤーロープ、
8……研削部材、9……スリーブ部材、JS……
つなぎスリーブ、Zn……単位長ワイヤーソー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 研削粒子を表面に露出させた研削部材とゴム製
    スリーブ部材とをワイヤーロープ上に交互に配置
    し、該ワイヤーロープの両端部にネジ付端部金具
    を固定し、前記ワイヤーロープとゴム製スリーブ
    部材との間、前記ゴム製スリーブ部材と研削部材
    との間、およびゴム製スリーブ部材とネジ付端部
    金具との間をゴム/金属接着剤で接着した複数本
    の単位ワイヤーソーと前記ネジ付端部金具のネジ
    部と結合するネジ部を備える複数のつなぎスリー
    ブによりなるワイヤーソー。
JP4888788U 1987-11-24 1988-04-12 Expired JPH0452010Y2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4888788U JPH0452010Y2 (ja) 1988-04-12 1988-04-12
US07/274,489 US4907564A (en) 1987-11-24 1988-11-22 Wire saw
EP88119444A EP0317965B1 (en) 1987-11-24 1988-11-23 Wire saw
DE88119444T DE3887648T2 (de) 1987-11-24 1988-11-23 Drahtsäge.

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4888788U JPH0452010Y2 (ja) 1988-04-12 1988-04-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01155117U JPH01155117U (ja) 1989-10-25
JPH0452010Y2 true JPH0452010Y2 (ja) 1992-12-08

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ID=31275014

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