JPH066884Y2 - ワイヤーソー - Google Patents

ワイヤーソー

Info

Publication number
JPH066884Y2
JPH066884Y2 JP4888888U JP4888888U JPH066884Y2 JP H066884 Y2 JPH066884 Y2 JP H066884Y2 JP 4888888 U JP4888888 U JP 4888888U JP 4888888 U JP4888888 U JP 4888888U JP H066884 Y2 JPH066884 Y2 JP H066884Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire rope
wire
wire saw
hole
end fitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4888888U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01155118U (ja
Inventor
修一郎 小六
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP4888888U priority Critical patent/JPH066884Y2/ja
Priority to US07/274,489 priority patent/US4907564A/en
Priority to EP88119444A priority patent/EP0317965B1/en
Priority to DE88119444T priority patent/DE3887648T2/de
Publication of JPH01155118U publication Critical patent/JPH01155118U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH066884Y2 publication Critical patent/JPH066884Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、石材、コンクリート等の切断に用いられるワ
イヤーソーに関するものである。
[従来の技術] 硬質、又は超硬質の研削材粒子を金属マトリックス中に
埋設した研削部材をワイヤーロープの長手方向におい
て、一定間隔をとって固定配置したワイヤーソーは広く
知られている。
このようなワイヤーソーをコンクリートの壁切断に用い
る場合について、第7図により説明する。
コンクリートの壁31を切断するため、壁31にコアードリ
ルにより壁面貫通孔32をあける。この貫通孔32にワイヤ
ーソー33の両端を通し、駆動側装置のガイドローラー34
に係合させ、駆動プーリー35に係合させる前、又は後に
ワイヤーソー33のワイヤーロープの両端を図示していな
いが、金属製の短い長さのスリーブ中に対向して挿入
し、スリーブ外周からスリーブを圧縮してスリーブを介
して前記両端部を接合してエンドレス化する。または、
両ワイヤーロープ36の端部をよりもどして撚り継ぎを行
ってエンドレス化を行う。
通常作業現場の状況に応じ、最適の長さを有するワイヤ
ーソーが用意されることはいうまでもない。
このようにして駆動プーリー35にワイヤーソー33が係合
された状態で、水を壁31のワイヤーソー33の移動面、お
よび貫通孔32の部分に注ぎながら、駆動プーリー35を駆
動し、例えば油圧によりA位置にある駆動プーリー35を
B位置方向、つまりワイヤーソー33が壁31を押圧する方
向に圧力をかけながら壁31の切断を行う。切断の進行と
ともに、駆動プーリー35はB位置に後退する。
このA位置よりB位置までのストロークは、例えば1m
程度であって、これ以上ストロークエンドを長くしよう
としても、スペースの関係から駆動側装置を設置できな
いことが多い。
[考案が解決しようとする課題] 前述のストロークエンドに駆動プーリー35がくると、ワ
イヤーソー33をはずし、駆動プーリー35をA位置にもど
し、ワイヤーソー33を短かくして再びワイヤーロープの
両端を接合して切断作業を繰返す。
このように作業を行なえば、設置空間が限られていても
駆動側装置を一箇所に設置したまま、壁の切断を完了す
ることができる。
しかし、駆動側装置を一箇所に設置したまま壁の切断を
完了させるとすれば、長さの異なる複数のワイヤーソー
を予め準備するとか、また場合により長尺のワイヤーソ
ーを切断して使用することになる場合が多く、その都
度、作業に要する手数も大きい。
[考案の構成] 本考案は上記課題を解決する目的でなされたものであっ
て、例えば前記駆動プーリーがA位置よりB位置に移動
して、作業繰返しのため短縮されるワイヤーソーの短縮
長さに相当するような単位長になるように、ワイヤーソ
ーの両端にそれぞれネジ付端部金具を固着して、前記ネ
ジ付端部金具を備えた単位長ワイヤーソーをネジ付つな
ぎスリーブによってネジ結合し、作業段階に応じ所定長
さのエンドレスワイヤーソーを得るものであるが、ネジ
付端部金具をワイヤーロープに固定する形式のもので
は、石材、コンクリート等の切断作業時、研削部材を保
持するワイヤーロープに大きな力がかかり、このため前
記ネジ付端部金具よりワイヤーロープの抜けが生じるお
それがあり、又、このようなワイヤーソーは切断作業
時、第5図(ロ),(ハ)に示すように湾曲した形状で研削動
作を行うので、ワイヤーロープを固定するネジ付端部金
具のエッジにワイヤーロープの一端が繰返し圧接され、
剪断のおそれも生じてくる。
従って本考案は、一義的にはワイヤーロープの抜けを生
じなく、且つ上述のような剪断を生じないネジ付端部金
具を両端に具える単位長ワイヤーソーとこれらワイヤー
ソーを前記ネジ付端部金具で結合するネジ付つなぎスリ
ーブによってエンドレスワイヤーソーを構成しようとす
るものである。
以下、図面に示す実施例により本考案を説明する。
第6図(イ),(ロ)に本考案が適用されるワイヤーソーを断
面図で一部分示す。(イ)において24は合成樹脂、ゴムな
どのプラスチック部材であり、23はダイヤモンド粒子や
SiC粒子を金属マトリックス中に固定した研削部材で
あり、21は、ステンレス鋼製の素線撚り合わせによるワ
イヤーロープであり、表面は銅、亜鉛、錫等でメッキさ
れる。このワイヤーロープ21上に研削部材23、合成樹
脂、ゴムなどのプラスチック部材24が所定間隔で交互に
配置されたものである。本例では、前記プラスチック部
材24、ワイヤーロープ21の間、前記部材24と研削部材22
の間は接着剤によって、ワイヤーロープ21に対して防水
構造となっている。また(ロ)においては、前記合成樹
脂、ゴムなどのプラスチック部材はなく、ワイヤーロー
プ21上に所定間隔をもって研削部材22が配置され、例え
ばそう材をもって固定されたものである。又、必要によ
っては前記プラスチック部材をつなぎスリーブの個所、
その他に部分的に設けることもできる。
第4図は、本考案のネジ付端部金具を備える単位長ワイ
ヤーソーをネジ付つなぎスリーブで接続する状態を示し
ている。
対向して接続される単位長ワイヤーソーZnのネジ付端部
金具3の雄ネジ部10に対応して内側に雌ネジ部13を備え
るネジ付スリーブJSによって両単位長ワイヤーソーZn
は結合される。
第1図は前記ネジ付端部金具を断面をもって詳細に示
し、第2図は前記端部金具と結合するつなぎスリーブJ
Sを断面で示す。これら金具類はステンレス鋼製であ
る。
第1図において3は端部金具である。端部金具3はその
内側にワイヤーロープの貫通孔を備えている。貫通孔は
その中間部が狭小部をなし、ひらきテーパー部をもって
両端に拡がっている。この端部金具3の片側外周面に雄
ネジ部10が形成され、この雄ネジ部10の終端で端部金具
3の外周面に研削部材2が、例えば、ろう付けにより固
定される。
定尺されたステンレス鋼製のワイヤーロープ7の先端部
をよりもどし、ほぐして端部金具3のネジ切りされてい
ない側より貫通孔に圧入し、雄ネジ部10を形成した側の
孔面にのぞかせるか、わずかに突出させ、ピン5をその
中心部に打込む。その後、ピン5を打ち込んだ側より、
撚りもどし、ほぐされた素線の形成する端面に、ハンダ
6を溶融して流し、ピン5を打ち込んだ前記素線端面を
密封する。このとき溶融したハンダ6は、一部貫通孔の
内周面、素線の間を流れ、前記素線と端部金具3の内周
側の間で固化する。なお、図で4はほぐされた素線を示
している。
この構成により、ワイヤーロープ7と端子金具3との間
の引張り力に対してピン5、ハンダ6の端部金具3の内
側面における固化、端部金具3の貫通孔の中間狭小部に
よる楔作用により全く抜けは生じないものとすることが
できる。貫通孔のワイヤーロープ7の挿入側はテーパー
部11として形成されているので、図示のようなプラスチ
ック部材1がないとしても、本考案のワイヤーソー使用
時、第5図(ハ)に示すように、湾曲状態となったとき、
端部金具3に固定して内蔵されるワイヤーロープ7の端
部に曲げが生じても、このワイヤーロープ7は端部金具
3はテーパー部11を備え、端部12と鋭い角度で圧接する
ことはなく、ワイヤーロープ7が損傷を受けることは免
れる。図示のものでは、プラスチック部材1が端部金具
3の端部外周面に及んでいるほか同部材1がテーパー部
11とワイヤーロープ7との間に介在し、又、この部材1
はワイヤーロープ7上に及んでいるが、これは端部金具
3の貫通孔内への水の浸入を防止するためのものであ
り、例えば第6図(イ)に示したようにワイヤーロープ7
に対してプラスチック部材24と各部間を密封するため接
着剤をもちいて密封構造のワイヤーソーの防水用の端部
金具として示したものである。
ワイヤーロープ7が露出しているようなワイヤーソーに
おいては上述のようにプラスチック部材が端部金具3の
端部外周面とワイヤーロープとテーパー部の間からワイ
ヤーロープの一部に及ぶプラスチック部材によるカバー
を接着剤で接着してもよい。このようにプラスチック部
材1が介在すれば、ワイヤーロープ7の湾曲時、これが
ワイヤーロープ7とテーパー部12の間にあるので、緩衝
材として作用し、ワイヤーロープ7の屈曲損傷の問題は
より巧みに解消される。
第2図は、前記端部金具3と結合されるつなぎスリーブ
を示す。図示のように雌ネジ部13がその内周面に切られ
る。材質は、例えばステンレス鋼である。
第6図(イ)のワイヤーソーを用いたものの接続構成は第
5図(イ)に示される。各研削部材2は他の部分より若干
突起している。つなぎスリーブJSの外周面は金属面で
あって、コンクリート等切断初期、ワイヤーロープがか
なり小さな曲率で曲がり、被切断面ですれて摩耗する。
そして摩耗はこのつなぎスリーブJSの中央部で激し
い。
従って、第3図(イ)に示すようにつなぎスリーブJSの
表面に硬質化処理し、硬質層として硬質クロムメッキ層
14を形成するか、(ハ)に示すように、メタルボンド、又
は電着でつなぎスリーブJSの表面にダイヤ粒子層15を
形成するか(ロ)に示すように中央部のみ前記手段によっ
てダイヤ粒子層15を形成する。
[考案の作用、効果] 第7図に示したようなコンクリート切断作業を行うと
き、本考案のワイヤーソーは単位長をもつワイヤーソー
の本数を加減して、つなぎスリーブを介して結合、解除
することによって、エンドレスとなったワイヤーソーの
長さを極めて簡単に変更することができ、特に中間に狭
小部を有し、テーパー部をもって端部に拡がる貫通孔を
備えるネジ付端部金具をピン等によりワイヤーロープの
端部を抜けがないように固定するのと同時に前記テーパ
ー部によって、固定されたワイヤーロープの屈曲時にお
ける前記金具の貫通孔の端に対する圧接力を極めて小さ
なものに緩和することができ、耐久性の高いワイヤーソ
ーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案で用いられる端部金具の一例を断面図
で示す。 第2図は、本考案で用いられるつなぎスリーブの一例を
断面図で示す。 第3図(イ)、(ロ)、(ハ)は、表面に硬質化処理を施したつ
なぎスリ−ブをそれぞれ示す。 第4図は本考案の実施例を示す。 第5図(イ)は、本考案のワイヤーソーの結合状態を示
し、同(ロ)、(ハ)はそれぞれ使用状態を示す。 第6図(イ)、(ロ)は、それぞれ本考案が適用されるワイヤ
ーソーを示す。 第7図は、ワイヤーソーによるコンクリート切断説明図
である。 2……研削部材、3……端部金具、5……ピン、6……
半田、7……ワイヤーロープ、10……雄ネジ部、11
……テーパー部、12……端部金具の端部、13……雌
ネジ部。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】研削粒子を表面に露出させた研削部材を所
    定間隔でワイヤーロープ上に配置固定し、該ワイヤーロ
    ープ両端部をほぐして内側中間部に狭小部を有し、両端
    側に拡がりテーパー部をもつ貫通孔を備えるとともに外
    周部に雄ネジ部と研削部材を備える端部金具の前記貫通
    孔に圧入し、前記貫通孔の端部よりピンを前記ほぐした
    ワイヤーロープ中に打込み、ほぐしたワイヤーロープ端
    面より溶融したハンダを注いで該端面を封止した、両端
    に端部金具付の複数本の単位長ワイヤーソーと前記単位
    長ワイヤーソーの端部金具の雄ネジ部と結合する雌ネジ
    部を内側に備える複数のつなぎスリーブよりなるワイヤ
    ーソー。
  2. 【請求項2】つなぎスリーブの外周面に硬質層を設けた
    請求項(1)のワイヤーソー。
JP4888888U 1987-11-24 1988-04-12 ワイヤーソー Expired - Lifetime JPH066884Y2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4888888U JPH066884Y2 (ja) 1988-04-12 1988-04-12 ワイヤーソー
US07/274,489 US4907564A (en) 1987-11-24 1988-11-22 Wire saw
EP88119444A EP0317965B1 (en) 1987-11-24 1988-11-23 Wire saw
DE88119444T DE3887648T2 (de) 1987-11-24 1988-11-23 Drahtsäge.

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4888888U JPH066884Y2 (ja) 1988-04-12 1988-04-12 ワイヤーソー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01155118U JPH01155118U (ja) 1989-10-25
JPH066884Y2 true JPH066884Y2 (ja) 1994-02-23

Family

ID=31275015

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4888888U Expired - Lifetime JPH066884Y2 (ja) 1987-11-24 1988-04-12 ワイヤーソー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH066884Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113284814A (zh) * 2021-04-20 2021-08-20 有研科技集团有限公司 一种深腔焊楔形劈刀及其生产方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01155118U (ja) 1989-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4907564A (en) Wire saw
US4856490A (en) Wire saw
US6773198B2 (en) Fixture
US20020114680A1 (en) Lockbolt for forming a mechanically secured and sealant sealed connection between components
US20040071507A1 (en) Reinforcing bar coupling
EP1144767A4 (en) CONFIGURATION AND METHOD FOR ASSEMBLING MULTIPLE STEEL ELEMENTS WITH SHEAR RINGS
CN110513127A (zh) 一种易于立模安装定位的嵌入式可置换槽道和安装方法
JPH066884Y2 (ja) ワイヤーソー
KR20090101681A (ko) 와이어 소우 및 와이어 소우의 제조방법
EP0193927A2 (en) Sealant Applicator
JPH0452010Y2 (ja)
JP3609388B2 (ja) Pc鋼撚り線の定着具
CN215857229U (zh) 一种复合锚固拉索
JP3095832B2 (ja) 鋼索コンベヤベルトのための緊急結合部
KR200155416Y1 (ko) 무한궤도형 와이어 소우
EP0306952A1 (en) Wire saw
KR200251110Y1 (ko) 케이블 밴드
JP3827609B2 (ja) Pc鋼線定着具のグラウト用カバー
JPH05277827A (ja) ワイヤーソーの接続方法
JP3936573B2 (ja) 中間圧縮式摩擦型アンカー工法及びその工法用アンカー工
CN216474504U (zh) 一种钢绞线拉索水泥锚固端的防漏浆防损结构
JP3510356B2 (ja) 高強力繊維複合緊張材の端末定着部形成方法
JPH0645331Y2 (ja) ワイヤーソー
KR200230871Y1 (ko) 교량 및 구조물 철근이음구
DE10011552B4 (de) Befestigungssystem, zur Befestigung von Kabeln an einer Gebäudewand