JPH0451875A - 水産練り製品用油脂乳化組成物 - Google Patents

水産練り製品用油脂乳化組成物

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JPH0451875A
JPH0451875A JP2155091A JP15509190A JPH0451875A JP H0451875 A JPH0451875 A JP H0451875A JP 2155091 A JP2155091 A JP 2155091A JP 15509190 A JP15509190 A JP 15509190A JP H0451875 A JPH0451875 A JP H0451875A
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JP
Japan
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oil
fat
fish paste
fish
paste product
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Pending
Application number
JP2155091A
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English (en)
Inventor
Teruo Shimizu
照夫 清水
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NOF Corp
Original Assignee
Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、現代の嗜好の変化に対応すべく開発した水産
練り製品に関し、更に詳しくは蒲鉾、竹輪、薩摩揚げや
ソーセージの原料に混合することによって製品がソフト
になり、風味が向上し、製品の自席が向上し、しかも冷
凍耐性が付与できる水産練り製品用油脂乳化組成物に関
する。
(従来の技術) 従来の蒲鉾等、水産用練り製品のアシは強い程良いとさ
れていたが、近年、需要家の嗜好はソフト感があり、し
かも滑らかな食感の物へと変化してきている。
そのため、蒲鉾、竹輪、薩摩揚げやソーセージ等の水産
練り製品に大豆蛋白やソルビトール等の食感改良剤やモ
ノグリ、糖エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル等
の乳化剤を添加してアシの強化、食感のソフト化、自席
の改良を図っている。そして、特開昭50−46862
号、特開昭55−34038号公報の記載にはグチ、ス
ケソウダラ等の魚肉原料とした塩ずりすり身に水、大豆
蛋白、食用油脂からなるエマルジョンを添加する方法や
特開昭53−88354号、特開昭53−88355号
公報の記載には、大豆蛋白、油脂、水または豆乳をすり
身に添加する方法や特開昭55−1048了1号、特開
昭64−47352号公報の記載には、特定量の大豆蛋
白と魚肉蛋白、水、油脂、塩の混合物を均質化してから
加熱凝固させる豆腐様食品の製造法がある。
また、特開昭63−105638号、特開昭60−13
0349号、特開昭60−130370号、特開昭60
−130371号公報の記載には、魚肉と油脂を使用し
た物に微生物や蛋白分解酵素を作用させて魚肉の食感、
風味、物性を改良する方法がある。
また、特公昭59−39]14号公報の記載には、水産
練り製品の品質評価において弾力(アシ)!3よび自席
の改良については糖アルコールに油脂を分散させた後に
結晶化させた粉末状の物を水産練り製品に添加する方法
や特開昭63−116673号公報の記載には、ソルビ
トールやマルチトールの糖アルコールにHLB 5以下
のポリグリセリン脂肪酸エステルとソルビタン脂肪酸エ
ステルと食用油脂を混合した粉末状の冷凍魚肉すり身用
改質剤や特公昭55−40027号公報の記載には、常
温で液状のプロピレングリコール脂肪酸エステルと常温
で液状の植物油脂を配合してなる魚肉練り製品用品質改
良剤がある。
また、これらのほかに特開昭63−105658号公報
の記載には、魚肉に食塩、食用油脂、乳蛋白、水を加え
て混合乳化した後に加熱凝固させる方法や、特開昭55
−29943号公報の記載には、練り製品原料に植物油
を卵黄で水中油型に乳化して使用する方法や特開昭63
−29989号公報の記載には、卵白と油脂とからなる
乳化液を魚肉すり身に添加することを特徴とするはんぺ
ん様練り製品の製造方法や特開昭59−50302号公
報の記載には、食用油と水に魚肉を加えて充分に撹拌混
合して乳化物を生成し、成形後加熱処理をする方法や特
開昭49−62669号公報の記載には、油脂を水中油
型の乳化型にした物をすり身に添加した物や特開昭62
−275671号公報の記載にはポリグリセリン脂肪酸
エステルを有効成分としてすり身に使用する冷凍すり身
添加用品質改良剤がある。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、大豆蛋白、乳蛋白、卵黄、卵白等の蛋白
質を使用してソフト感を出させる研究は行なわれてきた
が上記従来のものは種々の問題がある。
大豆蛋白質を使用する方法は、大豆蛋白質を使用してい
るために大豆特有の臭いがあったり、大豆アレルギーを
持つ人には食べることができながった・ 微生物や特定の蛋白分解酵素を使用する方法は、特殊な
技術や装置が必要であり、一般の製造には使用できない
問題があった。
また、油脂や糖を脂肪酸を含有する界面活性剤で乳化す
る方法は、アシの強化に対する改質剤やすり身のアシの
強度と自席を増すための方法であり、プロピレングリコ
ール脂肪酸エステルは親油性が強く、すり身をする時に
すり身の水に乳化しずらく、また、これらは粉末状態で
あるために粉末化の工程を経るためにコストアップとな
り、また、ソフト化が望めない欠点がある。
更に、油脂を乳蛋白、卵黄、卵白で乳化する方法は、こ
れらは乳蛋白、卵黄、卵白を使用しているため、水産用
練り製品本来の味が損なわれる問題があったり、乳蛋白
、卵のアレルギーを持っている人には食べることができ
なかった。
また1食用油と魚肉を加えて乳化する方法は、魚肉の蛋
白質のみにより乳化し、乳化剤を使用しないために乳化
が弱く、油脂を多量に使用して冷凍を行なうと、解凍時
に油脂が分離しやすい問題があった。
更にまた、従来よりソルビトールが冷凍時の蛋白変性を
防止する改良剤として水産練り製品に使用されている。
このように従来の物には、いずれも製品がソフトになり
、風味が向上し、製品の自席が向上し、冷凍耐性が付与
できる。これらのいずれをも満足できる水産練り製品は
存在せず、これらを兼ね備えた水産練り製品の開発が望
まれていた。
本発明は、前記欠点を解決し、現在の嗜好にマツチした
ソフト感があり、滑らかな食感、自席が向上の水産繰り
製品を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明者は、上記目的を解決するため鋭意研究の結果、
油脂と還元澱粉糖化物とクエン酸モノグリセリドを使用
し、更に詳細には水分9〜15重量%、油脂分50〜6
0重量%、還元澱粉糖化物28〜35重量%、クエン酸
モノグリセリド0.1〜2重量%を使用して乳化させた
水産練り製品用油脂乳化組成物を使用することにより解
決した。
また、得られた組成物を大豆蛋白、乳蛋白、卵黄、卵白
等を使用することなく、原料魚に水中油滴型乳化液とし
て1〜70重量%添加すれば充分によく乳化し、ソフト
化を有し、滑らかさがあり、しかも冷凍、解凍時におい
ても油脂が分離しない優れた水産練り製品を提供するこ
とができるとの知見を得て本発明を完成した。
使用する還元澱粉糖化物は保水性に優れ、これを水溶液
としたとき、水分は最終的に水産練り製品用油脂乳化組
成物として使用するときに水分の調整が可能な様になる
べく低(することが有利であり、通常の還元澱粉糖化物
は粉末状の物と水分30重量%の物が市販されており、
本構成の水産練り製品用油脂乳化組成物はどちらの物で
も使用できる。
使用される還元澱粉糖化物としては、ソルビトール、マ
ルチトール、キシリトールの一種または種以上のこれら
の混合物が使用される。
還元澱粉糖化物水溶液の使用量は40〜50重量%、油
脂は50〜60重量%が良い。
還元澱粉糖化物水溶液の使用量が40重量%未満だと油
脂の含量が多くなり、水中油滴型の乳化が難しくなる。
50重量%以上だと油脂が少なくなり、油脂を使用した
特性が減少する。
使用する油脂の種類は常温にて液体の油脂が好ましく、
公知の天然植物油脂が用いられ、例えば、綿実油、菜種
油、コーン油、サフラワー油、ラード分別油等が用いら
れる。
その使用量は50〜60重量%が好ましい。
本発明の水産練り製品用油脂乳化組成物を良く乳化させ
るには、クエン酸モノグリセリドを使用することが必要
である。
クエン酸モノグリセリドは通常グリセリンに脂肪酸とク
エン酸をエステル化したものであり、モノグリセリド誘
導体として市販されているものである。これの使用量は
0.1〜2重量%が良く、0.1重量%未満では効果が
うすく乳化しにくくなる。また、2重量%以上だと乳化
は良くなりすり身の自席も向上するが、乳化剤その物の
味が製品に移行し、風味に欠ける。
また、この水産練り製品用油脂乳化組成物には天然ガム
質を一部使用することができ、これを使用することによ
って更に乳化を強くすることができる。
天然ガム質はアラビアガム、キサンタンガム、ローカス
トビーンガム、ジェランガム等、乳化に対して効果のあ
るものであれば、クエン酸モノグリセリドとで相乗的に
効果が出る。
本発明の水産練り製品用油脂乳化組成物を得るには、還
元澱粉糖化物水溶液40〜50重量%にクエン酸モノグ
リセリド 0.1重量%〜2重量%添加し 50〜60
℃に昇温し、乳化剤を完全に溶解する。
ついで、油脂を50〜60重量%を5o〜60’Cに昇
温し、少しずつ添加し、予備乳化として15〜20分間
撹拌良く乳化する。
これをホモジナイザーにて圧力10〜50にg/cII
+2にて乳化し水産練り製品用油脂乳化組成物を得た。
また、水産練り製品の製造法は、解凍した魚肉すり身に
氷水を加え、3分間空ずりを行ない、その後、食塩を添
加して、5分間高速カッターにて塩ずつを行なう。
その後、得られた前記水産練り製品用油脂乳化組成物と
その他の原料を添加して、3分間本すりを行ない製品を
得る。
そして、すり上がった製品はソーセージケーシングに充
填し、85〜90℃の熱湯にて40分間煮沸し、氷水に
て1時間冷却を行ないサンプルとした。
(実施例および比較例) 以下、本発明の実施例および比較例を挙げて更に詳細に
説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
1、水産練り製品用油脂乳化組成物の製造第1表に示す
配合で、還元澱粉糖化物水溶液にクエン酸モノグリセリ
ドを第1表の配合量を添加し、60℃に昇温し、乳化剤
を完全に溶解した。
ついで、第1表に示す配合の量の油脂としての菜種油を
60℃に昇温し、前記還元澱粉糖化物水溶液に少しずつ
添加し、予備乳化とし、20分間撹拌して良く乳化する
これをホモジナイザーにて圧力20Kg/cm2にて乳
化して実施例1〜4および比較例2〜7の水産練り製品
用油脂乳化組成物を得た。
この乳化状態を目視観察しその結果を第1表に示す。
2、水産練り製品への使用テスト 解凍した魚すり身に氷水を加え、3分間空ずりを行ない
、その後、食塩を添加して、5分間高速カッターにて空
ずつを行なった。
その後、実施例1〜3、比較例1〜4の水産練り製品用
油脂乳化組成物と第2表に示す原料を添加して、3分間
本ずつを行なった。
すり上がった製品をソーセージケーシングに充填し、9
0℃の熱湯にて40分間煮沸した後、氷水にて1時間冷
却を行ないサンプルとした。
これらのサンプルを用いて、食感および風味の悪態テス
トを行ない、その結果を第2表に示す。
悪態テストは実施例1〜3比較例1〜4の食感および風
味を10名のパネラ−により評価し、その平均を出した
評価基準(各パネラ−は10点法で評価した)A:滑ら
かでソフト感があり、良好な味B:やや滑らかで、ソフ
ト感があり、良好な味C:ソフト感が劣り、味もやや劣
る D=ソフト感はあるが、乳化剤の味が出てまずい評点 A:8〜IO B:5〜7 63〜4 D、0〜2 また、自席は東京重色(株) PH0TOMETERを
使用して測定した。(L値を測定、値が100に近い程
白色である。) また自席の測定に当たり、実施例1の配合より本発明の
水産練り製品用油脂乳化組成物を全く使用しないで作成
したすり身のL値は77であった(比較例1)。
(発明の効果) 以上の結果より本発明によれば、乳化性が良く、ソフト
感を有し、滑らかさがあり、自席が良好で、しかも冷凍
解凍時においても油脂が分離しない優れた水産練り製品
を得ることができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)油脂と還元澱粉糖化物とクエン酸モノグリセリドを
    使用することを特徴とする水産練り製品用油脂乳化組成
    物。 2)水分9〜15重量%、油脂分50〜60重量%、還
    元澱粉糖化物28〜35重量%をクエン酸モノグリセリ
    ド0.1〜2重量%を使用して乳化させることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の水産練り製品用油脂乳
    化組成物。
JP2155091A 1990-06-15 1990-06-15 水産練り製品用油脂乳化組成物 Pending JPH0451875A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008178330A (ja) * 2007-01-24 2008-08-07 Nippon Suisan Kaisha Ltd サラダ用竹輪

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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