JP2007110952A - 加熱凝固卵加工食品 - Google Patents

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Abstract

【課題】チルド保存又は冷凍保存の期間の長短に拘わらず、咀嚼した時に口腔内に適量の離水が生じて広がるジューシーで作り立ての美味しさを有する加熱凝固卵加工食品を提供する。
【解決手段】チルド流通又は冷凍流通用の加熱凝固卵加工食品を、5〜25質量%の食用油脂、3〜15質量%の糖類及び0.05〜3質量%のゼラチン、更に10〜90質量%の液卵から構成する。糖類として、DE値50以下のデキストリン及び/又はDE値50以下のデキストリン還元物を使用する。特に、液卵を50〜90質量%含有し、焼成により加熱凝固されてなる加熱凝固卵加工食品の場合、離水率は2〜7%である。
【選択図】なし

Description

本発明は、加熱凝固卵加工食品に関する。
液卵を加熱凝固させて調製した加熱凝固卵加工食品はチルド品や冷凍品として市場で流通しているが、チルド品の場合、そのチルド保存中に経時的に離水が生じ、食感が水っぽくなり、また、冷凍品の場合には、いわゆる冷凍変性が生じ、解凍時に大量の離水と組織のスポンジ化が生じ、いずれの場合にも作りたての美味しさが損なわれるという問題がある。特に、冷凍品の場合には、作りたての美味しさが損なわれるという問題が顕著である。
この問題の解決のために、加熱凝固卵加工食品に優れた保水性を有する澱粉を、食品の風味をなるべく損なわない範囲で少量配合することが行われているが、その食品がチルド品の場合には、離水をある程度抑制できるものの、保存期間が長くなるにつれて澱粉が老化してしまうために、離水を充分に抑制することができない。また、冷凍品の場合には、澱粉が老化し易い上に、冷凍変性が著しいため、少量の澱粉の配合では解凍時の大量の離水を防止することができない。
また、冷凍技術の進展に伴い、加熱凝固卵加工食品の冷凍品の市場における重要性が増していることから、特に冷凍変性を防止する方法が提案されている。例えば、加熱凝固卵加工食品の原料である、卵あるいは卵を主原料とする食品材料に5〜100%(w/w)の油脂を配合する方法(特許文献1)、液卵に対し0.5〜30%のデキストリンアルコールを配合する方法(特許文献2)、卵白に0.5〜6%のゼラチンを配合する方法(特許文献3)等が提案されている。
特開昭52−25059号公報 特開2001−346508号公報 特開昭59−39269号公報
しかしながら、特許文献1〜3に記載された技術では、一定の冷凍変性抑制効果を示すが、より高いレベルで冷凍変性を抑制するという市場の要請に十分に応えることができないという問題がある。
このような観点から、加熱凝固卵加工食品に対する澱粉の配合量を増大させて、チルド保存中の離水や冷凍保存後の解凍時の離水を抑制しようとする試みが行われたが、保存期間が比較的短い場合には、これらの離水を抑制することができるものの、保存時間が長くなるにつれて澱粉が除々に老化してしまうため、離水を依然として十分に抑制することができない。また、これらチルド品や冷凍品のいずれも、澱粉の配合量が増大するにつれて澱粉特有の糊っぽい食感が顕著になる上に卵の風味が損なわれてしまう問題も生じて好ましくない。
一方、本発明者等は、加熱凝固卵加工食品のチルド品の離水防止、冷凍品の冷凍変性の抑制の研究の過程で、「液卵を加熱凝固させて調製した卵加工食品を美味しく食するための重要な条件が、加熱凝固卵加工食品を口に入れて咀嚼した時に、適量の離水が生じてそれが口腔内に広がるということであり、特に、卵焼き、オムレツ等の焼成による沸騰現象をともなって加熱凝固させた卵加工食品は、口に入れて咀嚼した時に、焼成加熱凝固により生じた微孔等から離水が生じ、それが口腔内に広がることである。」という従来唱えられていない知見を得た。即ち、卵焼き、オムレツ等をチルド保存や冷凍保存した後、実際に食する際に、このような離水の量が少ないとパサついた食感となり、多いと水っぽくなってしまうが、適量であるとジューシーで美味しいものとなるのである。
このように、加熱凝固卵加工食品のチルド品や冷凍品について、実際に食する際の離水の量にともなって美味しさが大きく変わることから、このような離水の量を適量とすることが特に重要であるにも拘わらず、このような観点から、加熱凝固卵加工食品のチルド品の離水性と冷凍品の冷凍変性とを制御する研究は皆無であった。
本発明の目的は、加熱凝固卵加工食品のチルド保存又は冷凍保存の期間の長短に拘わらず、それを咀嚼した際に口腔内に適量の離水が生じて広がり、作りたてのジューシー感と美味しさとを示す加熱凝固卵加工食品を提供することである。
本発明者らは、加熱凝固卵加工食品に従来からそれぞれ別々には添加されていたが、同時には添加されていなかった食用油脂、糖類及びゼラチンを、同時に且つそれぞれ特定量で配合することにより、上述の目的を達成できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
即ち、本発明は、食用油脂を5〜25質量%、糖類を3〜15質量%及びゼラチンを0.05〜3質量%含有することを特徴とする加熱凝固卵加工食品を提供する。
本発明の加熱凝固卵加工食品は、それぞれ特定量の食用油脂、糖類及びゼラチンを含有しているので、そのチルド保存又は冷凍保存の期間の長短に拘わらず、それを咀嚼した際に口腔内に適量の離水が生じて広がり、作りたてのジューシー感と美味しさとを食した人に与えることができる。
本発明の加熱凝固卵加工食品は、食用油脂、糖類及びゼラチンを後述するように特定量含有する。このため、チルド保存又は冷凍保存の期間の長短に拘わらず、それを咀嚼した際に口腔内に適量の離水が生じる。特に、卵焼き、オムレツ等の焼成により加熱凝固された卵加工食品は、口に入れて咀嚼した時に、焼成加熱凝固により生じた微孔等から適量の離水が生じることが特に重要であるが、このような焼成により加熱凝固された卵加工食品においては、離水率が、チルド保存又は冷凍保存の期間の長短に拘わらず、具体的には2〜7%、好ましくは2〜6%となる。この数値範囲は、チルド保存も冷凍保存もしていない作りたてのものとほぼ同一である。
このように、本発明の加熱凝固卵加工食品は、チルド保存又は冷凍保存の期間の長短に拘わらず、それを咀嚼した際に口腔内に適量の離水が生じて広がるため、換言すれば、作りたての加熱凝固卵加工食品とほぼ同量の離水が生じるので、作りたてのジューシー感と美味しさとを示すものとなる。なお、チルド保存又は冷凍保存により、作りたての加熱凝固卵加工食品よりも離水が増えて過度となると、水っぽい食感となり、離水が減少すると、ジューシーさに欠け、美味しいものではない。
本発明において、焼成により加熱凝固させた卵加工食品の離水率は、以下の(a)〜(c)の手順で算出した値として定義される。
手順(a)
加熱凝固卵加工食品を、3cm(縦)×9cm(横)×2cm(高さ)のサイズの直方体にカットし、この直方体の質量(A)を測定する。なお、加熱凝固卵加工食品がチルド品の場合の離水率の算出は、チルド保存した後に結露させることなく品温20℃まで温度を戻した食品を使用し、冷凍品の場合には、冷凍保存した後に結露させることなく解凍して品温20℃としたものを使用して行う。
手順(b)
濾紙を2枚重ね、この2枚重ねの濾紙上に、手順(a)で得た直方体を高さが2cmとなるように載せ、更にこの直方体の上に濾紙2枚を載せる。その上に200gの重り(底面が加熱凝固卵加工食品の底面(3×9cm)の長方形よりも大きい重り)を、その重りの荷重が加熱凝固卵加工食品の上面全体に均等にかかるように載せ、5分放置した後の直方体の質量(B)を測定する。
手順(c)
手順(a)及び(b)で得られた質量データを以下の式に代入し、離水率を算出する。
Figure 2007110952
本発明の対象となる加熱凝固卵加工食品とは、必要に応じて調味した液卵を加熱凝固して得た加工食品であり、より具体的には液卵を焼成して加熱凝固させた卵加工食品(例えば、卵焼き、オムレツ)や、液卵を型に流し入れ蒸し等により加熱凝固させた卵加工食品(例えば、卵豆腐、茶碗蒸し、カスタードプリン等)などが挙げられる。これらの中でも、本発明の対象として好ましい加熱凝固卵加工食品としては、焼成により加熱凝固させた卵加工食品が挙げられる。これは、卵焼き、オムレツ等の、焼成により加熱凝固させた卵加工食品については、口に入れて咀嚼した時に、焼成による加熱凝固により生じた微孔等から離水が適量に生じて口腔内に広がることが、美味しさの点から特に重要だからである。また、加熱凝固処理については、卵加工食品原料の液卵を、家庭的調理法や工業的調理法の如何を問わず、通常の調理法に伴う加熱温度で加熱凝固させればよい。
本発明の加熱凝固卵加工食品を構成する食用油脂としては、菜種油、コーン油、オリーブ油、サフラワー油、綿実油、大豆油、米油、ヒマワリ油、トウモロコシ油、ゴマ油、これらを精製したサラダ油等の植物性油脂、並びに魚油等の動物性油脂、更に、MCT(中鎖脂肪酸トリグリセリド)、ジグリセリド等のように化学的あるいは酵素的処理を施して得られる油脂等が挙げられる。これらの食用油脂は、液卵と混合させ易いことから、室温(20℃)で液状のものが好ましい。
加熱凝固卵加工食品における食用油脂の配合量は、5〜25質量%、好ましくは7〜20質量%、より好ましくは10〜20質量%である。配合量がこの範囲より少ないとチルド保存時の離水防止効果や冷凍変性防止効果が充分得られず、超えると離水が少なくなりすぎてジューシーな美味しさに欠けて、油っぽい食味となる傾向がある。
本発明の加熱凝固卵加工食品を構成する糖類としては、グルコース、ソルビトール、シュクロース、トレハロース等の他に、澱粉を加水分解して作製したデキストリンや、その還元物である還元デキストリン等が挙げられる。これらの中でも、食感のべたつき感が少ない、デキストリン及び/又は還元デキストリンを用いることが好ましい。ここで、デキストリンとしては、デキストリン、澱粉糖化物、澱粉分解物、澱粉加水分解物等の名称で市販されているものを用いることができ、還元デキストリンとしては、還元デキストリン、デキストリンアルコール、糖アルコール等の名称で市販されているものを用いることができる。特に、前記デキストリン及び還元デキストリンの中でも、本発明においては、べたつきをより少なくして口当たりのよい食感を得る点から、DE値が50以下のデキストリン及び/又はDE値が50以下のデキストリンの還元物を用いることが好ましい。ここでDE値とは、「デキストロースエクイバレント(dextrose equivalent)」の略称で、澱粉の加水分解の程度を示す指標であり、DE値が低い方が加水分解の程度が低く、分子量が大きいことを意味する。
加熱凝固卵加工食品における糖類の配合量は、3〜15質量%、好ましくは3〜12質量%、より好ましくは4〜10質量%である。配合量がこの範囲より少ないとチルド保存時の離水防止効果や冷凍変性防止効果が充分得られず、超えると離水率が少なくなりすぎてジューシーな美味しさに欠けて、甘すぎる食味となる傾向がある。なお糖類は、固体状、液体状のいずれも用いることができ、液体状のものを用いる場合の配合量は、固形分換算によるものである。
本発明の加熱凝固卵加工食品を構成するゼラチンとしては、アルカリ処理ゼラチンや酸処理ゼラチン等、製造方法や原料の由来によって各種のものがあるが、いずれも用いることができる。
加熱凝固卵加工食品におけるゼラチンの配合量は、0.05〜3質量%、好ましくは0.05〜2質量%、より好ましくは0.1〜2質量%である。配合量がこの範囲より少ないとチルド保存時の離水防止効果や冷凍変性防止効果が充分得られず、超えると離水率が少なくなりすぎてジューシーな美味しさに欠ける上に、ぬるぬるとした食感となる。
本発明の加熱凝固卵加工食品は、卵の加工食品であるから、上述の食用油脂、糖類及びゼラチン以外に、液卵を含有する。ここで、液卵としては、殻付生卵を割卵しで溶きほぐして調製した生液全卵、殻付生卵を割卵して卵黄と卵白を分離してこれらをそれぞれ溶きほぐして調製した生液卵黄、生液卵白及びこれらの混合物、並びに乾燥卵を乾燥前の液卵の水分含量となるように水戻ししたもの等である。また、本発明で使用できる液卵としては、卵の調理特性である加熱凝固性能を有するものであればよく、アルコール抽出法や超臨界二酸化炭素抽出法等により脂質やコレステロールを低減処理された液卵、バッチ式殺菌タンクやプレート式熱交換機やジュール加熱装置等で殺菌処理された液卵、脱塩処理された液卵等を使用することができる。
加熱凝固卵加工食品における液卵の配合量は、適度な食感とする点から、調製する卵加工食品の種類により異なる。例えば、卵豆腐、茶碗蒸し、カスタードプリン等の液卵を型に流し入れて蒸し等により加熱凝固させる卵加工食品の場合は、生換算で好ましくは10〜50質量%、より好ましくは15〜45質量%である。一方、卵焼き、オムレツ等の焼成により加熱凝固させる卵加工食品の場合は、生換算で好ましくは50〜90質量%、より好ましくは60〜90質量%である。従って、加熱凝固卵加工食品における液卵の配合量の好ましい配合量の最大幅は10〜90質量%となる。
本発明の加熱凝固卵加工食品には、必要に応じて、従来の加熱凝固卵加工食品において用いられている種々の添加剤を配合することができる。例えば、牛乳やバター等の乳製品、カツオやコンブ等の動植物から抽出したエキス、醤油や食塩やグルタミン酸ナトリウム等の調味料、食酢やクエン酸等のpH調整剤、増粘多糖類等の品質改良剤、着色料、甘味料、保存料等を適宜配合することができる。なお、澱粉を配合すると、加熱凝固卵加工食品の食感が糊っぽくなったり、解凍後の離水が過度に少なくなったりする傾向があるので、配合しないことが好ましいが、加熱凝固卵加工食品が崩れに難くなるようにその保形性を改善することを目的に澱粉を配合する場合には、その配合量を好ましくは1質量%以下、より好ましくは0.5%質量以下とする。
本発明の加熱凝固卵加工食品は、対象となる食品の公知の製造方法に準じて製造することができる。例えば、液卵、食用油脂、糖類、ゼラチン、調味量及び清水等の原料を、ミキサーやホモゲナイザー、撹拌装置等で、食用油脂が混合液表層に分離しないように混合し、この混合物に必要に応じて肉や野菜などの固形具材を添加した後、常法により、焼成又は蒸煮等を行って加熱凝固させることにより製造することができる。ここで、焼成する場合は、混合物を焼成鍋等で鍋の温度が110〜200℃程度の条件で焼成すればよく、蒸煮する場合は、混合物を蒸し型等に流し入れて70〜100℃程度の雰囲気温度で蒸煮すればよい。
また、原料の容易な混合を実現するために、食用油脂を予めその0.1〜10質量倍程度の液卵とミキサーやホモゲナイザー等で混合乳化しておくことが好ましい。また、ゼラチンについては、予めゼラチンの1〜50質量倍程度の清水で膨潤してから用いることが好ましい。
このようにして得られた本発明の加熱凝固卵加工食品は、0〜15℃に冷却し、必要に応じてパウチ等に容器詰めして、0〜15℃で流通させるチルド品とすることができる。このチルド品は、保存期間の長短に拘わらず、ジューシーで美味しい作りたての美味しさを有する。従って、このチルド品を、0〜15℃で、3日〜14日、あるいはそれ以上保存しても、咀嚼した時に適量の離水が生じて口腔内に広がるジューシーで作りたての美味しさを有する。なお、チルド保存期間は、衛生的な観点から30日以下とすることが好ましい。
また、本発明の加熱凝固卵加工食品は、凍結処理し、必要に応じてパウチ等に容器詰めして、冷凍品とすることができる。凍結処理は、凍結機を用い適宜条件を調節して行えばよい。例えば、−60〜−15℃程度の雰囲気温度中で、風速1〜40m/sで10分〜3時間程度の凍結処理を行うことにより冷凍品とすることができる。この冷凍品は、雰囲気温度が−15℃以下で、1週間〜3ヵ月、あるいはそれ以上保存しても、保存期間の長短に拘わらず、咀嚼した時に適量の離水が生じて口腔内に広がるジューシーで作りたての美味しさを有するものである。なお、冷凍保存期間は、美味しい風味を維持する点からは、2年以下とすることが好ましい。
なお、本発明の加熱凝固卵加工食品の冷凍品の解凍は、容器詰めしたまま行う場合は、例えば、70〜100℃程度の熱水に浸漬、あるいは、70〜100℃程度のスチーマー等での加熱、更に、電子レンジ加熱等により行うことができる。また、5〜30℃程度の流水中や室内での解凍や、冷蔵庫等での解凍を行うことができる。卵焼き、オムレツ等の場合は、容器から取り出して、70〜150℃程度のスチーマーやオーブン等での加熱や電子レンジでの加熱等により解凍することができる。また、5〜30℃程度の室内や、冷蔵庫等で解凍を行うことができる。
実施例、比較例及び試験例について以下で説明する。
実施例1(卵焼きの冷凍品の調製)
生液全卵65質量部、食用油脂(菜種油)15質量部、デキストリンアルコール(原料デキストリンのDE値15、固形分70%;エスイー100、日研化成(株)製)を7質量部(固形分換算で4.9質量部)、ゼラチン(ゼラチン21、新田ゼラチン(株)製)を0.5質量部、醤油0.5質量部、カツオ節エキス0.1質量部及び清水11.9質量部を用意した。
次に、前記原料のうちゼラチン0.5質量部を、清水3質量部に加えてゼラチンと清水の混合物を調製し、これを30分間放置してゼラチンを膨潤させた。次に、前記原料のうち生液全卵10質量部と食用油脂15質量部とを撹拌タンクに投入し、撹拌混合して混合物を均質化して乳化物を調製した。続いて、この乳化物に、ゼラチンと清水の混合物及び残りの原料を投入して撹拌混合することにより液卵混合液を調製した。更に、この液卵混合液500gを、温度を150℃とした鍋で焼成し、その後室温まで冷却して卵焼きを調製した。
次に得られたこの卵焼きを、凍結機を用い、−30℃、風速2〜3m/sの条件で凍結させ、これをパウチ詰めして卵焼きの冷凍品を得た。このパウチ詰めした卵焼きの冷凍品を、−20℃で1ヶ月間保存した後、パウチごと20℃の流水中に浸漬して3時間かけて解凍し、パウチから卵焼きを取り出した。パウチ内に、離水はほとんど認められなかったが、この卵焼きの離水率は、5.7%であった。また、これを食したところ、ジューシーでなめらかな食感と卵の風味を有しており大変好ましいものであった。
実施例2
実施例1に対し、食用油脂の配合量を5質量部、デキストリンアルコールの配合量を5質量部(固形分換算で3.5質量部)、ゼラチンの配合量を0.05質量部に代え、その減少分を清水の配合量を増やして補正した以外は、実施例1と同じ配合と製法で実施例2の卵焼きの冷凍品を得た。このパウチ詰めした冷凍卵焼きを、−20℃で1ヵ月間保存した後、パウチごと20℃の流水中に浸漬して3時間かけて解凍し、パウチから卵焼きを取り出した。パウチ内に、離水はほとんど認められなかったが、この卵焼きの離水率は7.2%であった。また、これを食したところ、ややジューシー感が強すぎるとともにややなめらかさに欠ける点以外は全体として良好な食感であり、また、卵の風味を有しており好ましいものであった。
比較例1
実施例1に対し、食用油脂の配合量を3質量部に減らし、その減少分は清水の配合量を増やして補正した以外、実施例1と同じ配合と製法で比較例1の卵焼きの冷凍品を得た。このパウチ詰めした冷凍卵焼きを、−20℃で1ヵ月間保存した後、パウチごと20℃の流水中に浸漬して3時間かけて解凍し、パウチから卵焼きを取り出した。パウチ内には、離水はほとんど認められなかったが、この卵焼きの離水率は9.4%であった。また、これを食したところ、水っぽくざらついた食感であり、卵の風味も弱く好ましいものではなかった。
比較例2
実施例1に対して、デキストリンアルコールの配合量を3質量部(固形分換算で2.1質量部)に減らし、その減少分を清水の配合量を増やして補正した以外、実施例1と同じ配合と製法で比較例2の卵焼きの冷凍品を得た。このパウチ詰めした冷凍卵焼きを、−20℃で1ヵ月間保存した後、パウチごと20℃の流水中に浸漬して3時間かけて解凍し、パウチから卵焼きを取り出した。パウチ内に、離水はほとんど認められなかったが、この卵焼きの離水率は8.5%であった。また、これを食したところ、水っぽくざらついた食感であり、卵の風味も弱く好ましいものではなかった。
比較例3
実施例1に対して、ゼラチンの配合量を0.03質量部に減らし、その減少分を清水の配合量を増やして補正した以外、実施例1と同じ配合と製法で卵焼きの冷凍品を得た。このパウチ詰めした冷凍卵焼きを、−20℃で1ヵ月間保存した後、パウチごと20℃の流水中に浸漬して3時間かけて解凍してパウチから卵焼きを取り出した。パウチ内に、離水はほとんど認められなかったが、この卵焼きの離水率は8.7%であった。また、これを食したところ、水っぽくざらついた食感であり、卵の風味も弱く好ましいものではなかった。
比較例4
実施例2に対して、食用油脂の配合量を26質量部に増やし、その増加分を清水の配合量を減らして補正した以外、実施例2と同じ配合と製法で卵焼きの冷凍品を得た。このパウチ詰めした冷凍卵焼きを、−20℃で1ヵ月間保存した後、パウチごと20℃の流水中に浸漬して3時間かけて解凍し、パウチから卵焼きを取り出した。パウチ内に、離水はほとんど認められなかったが、この卵焼きの離水率は3.6%であった。また、これを食したところ、油っぽくて卵の風味が弱く好ましいものではなかった。
比較例5
実施例2に対して、デキストリンアルコールの配合量を20質量部(固形分換算で14質量部)に増やし、その増加分を清水の配合量を減らして補正した以外、実施例2と同じ配合と製法で卵焼きの冷凍品を得た。このパウチ詰めした冷凍卵焼きを、−20℃で1ヵ月間保存した後、パウチごと20℃の流水中に浸漬して3時間かけて解凍し、パウチから卵焼きを取り出した。なお、パウチ内には、離水はほとんど認められなかったが、この卵焼きの離水率は4.5%であった。また、これを食したところ、甘すぎて卵の風味が弱く好ましいものではなかった。
比較例6
実施例2に対して、ゼラチンの配合量を5質量部に増やし、その増加分を清水の配合量を減らして補正した以外、実施例2と同じ配合と製法で卵焼きの冷凍品を得た。このパウチ詰めした冷凍卵焼きを、−20℃で1ヵ月間保存した後、パウチごと20℃の流水中に浸漬して3時間かけて解凍し、パウチから卵焼きを取り出した。パウチ内に、離水はほとんど認められないが、この卵焼きの離水率は1.3%であった。また、これを食したところ、ジューシーさに欠けて、ぬるぬるした食感であり、卵の風味も弱く好ましいものではなかった。
比較例7
実施例1に対して、食用植物油脂、デキストリンアルコール及びゼラチンを配合せず、代わりに化工澱粉(サンカラット(商品名)、朝日化学工業(株)社製)3質量部を配合し、その減少分を清水の配合量を増やして補正した以外、実施例1と同じ配合と製法で卵焼きの冷凍品を得た。このパウチ詰めした冷凍卵焼きを、−20℃で1ヵ月間保存した後、パウチごと20℃の流水中に浸漬して1時間かけて解凍し、パウチから卵焼きを取り出した。パウチ内に、離水はほとんど認められなかったが、この卵焼きの離水率は3.9%であった。また、これを食したところ、糊っぽい食感であり、卵の風味も弱く好ましいものではなかった。
比較例8
実施例1に対して、食用植物油脂、デキストリンアルコール及びゼラチンを配合せず、代わりに化工澱粉(サンカラット(商品名)、朝日化学工業(株)社製)5質量部を配合し、その減少分を清水の配合量を増やして補正した以外、実施例1と同じ配合と製法で卵焼きの冷凍品を作製した。このパウチ詰めした冷凍卵焼きを、−20℃で1ヵ月間保存した後、パウチごと20℃の流水中に浸漬して3時間かけて解凍し、パウチから卵焼きを取り出した。パウチ内に、離水はほとんど認められなかったが、この卵焼きの離水率は、1.4%であった。また、これを食したところ、ジューシーさに欠けて糊っぽい食感であり、卵の風味も弱く好ましいものではなかった。
以上の実施例及び比較例の結果から、食用油脂、糖類及びゼラチンを特定量配合する実施例1、2の冷凍卵焼きは、冷凍による変性が抑制されてジューシーでなめらかな食感と卵の風味を有しており、好ましいものであることがわかる。これに対して、食用油脂、糖類及びゼラチンの配合量が前記範囲よりも少ない比較例1〜3の冷凍卵焼きは、冷凍による変性のため、水っぽくざらついた食感となった。また、食用油脂及び糖類の配合量が前記範囲よりも多い比較例4、5の卵焼きは、風味が悪く、ゼラチンの配合量が前記範囲よりも多い比較例6の冷凍卵焼きは、ジューシーさに欠けてぬるぬるした食感となった。また、食用油脂、糖類及びゼラチンを配合せず、化工澱粉を配合した比較例7、8の場合、糊っぽい食感であり、卵の風味も弱く好ましくない。
また、離水率に関しては、離水率が2〜7%、好ましくは2〜6%である実施例1、2の卵焼きがジューシーで好ましいことがわかる。これに対して、離水率が前記範囲より多い比較例1〜3の冷凍卵焼きは、水っぽく好ましくなく、離水率が前記範囲よりも少ない比較例6、8の冷凍卵焼きは、ジューシーさに欠けて好ましくないことが理解される。
試験例1
実施例1、比較例1〜3、7〜8で作製した卵焼きをパウチ詰めし、1週間、1ヵ月間、及び3ヵ月間冷凍(−20℃)保存した後、パウチごと20℃の流水中に浸漬して3時間かけて解凍した。解凍後の離水率を測定した。結果を表1に示す。
Figure 2007110952
表1の結果から、食用油脂、糖類及びゼラチンを特定量配合する実施例1の卵焼きは、冷凍保存による経時的な変性が抑制され、保存期間によらず、離水率が一定量に維持されていることがわかる。これに対して、比較例1〜3、7〜8の卵焼きは、冷凍保存による経時的な変性により離水率が上昇したことが確認できた。
実施例3(オムレツの冷凍品の調製)
生液全卵65質量部、食用油脂(菜種油)15質量部、デキストリン(固体状、DE値11;商品名「パインデックス#2」、松谷化学工業(株)製)5質量部、ゼラチン(実施例1で用いたものと同一)0.5質量部、食塩0.1質量部、牛乳5質量部、及び清水9.4質量部を用意した。
まず、前記原料のうちゼラチン0.5質量部を、清水5質量部に加えてゼラチンと清水の混合物を調製し、これを30分間放置してゼラチンを膨潤させた。次に、前記原料のうち生液全卵10質量部と食用抽脂15質量部とを撹拌タンクに投入し、撹拌混合して混合物を均質化して乳化物を調製した。続いて、この乳化物に、ゼラチンと清水の混合物及び残りの原料を投入して撹拌混合することにより液卵混合液を調製した。更に、この液卵混合液100gを焼き型に流し入れて、120℃で焼成し、その後冷却してオムレツを得た。
得られたこのオムレツを、凍結機を用い、−30℃、風速2〜3m/sの条件で凍結させ、これをパウチ詰めしてオムレツの冷凍品を得た。このパウチ詰めしたオムレツの冷凍品を、−20℃で1ヵ月間保存するサンプル、−20℃で3ヵ月間保存するサンプルの2つに分け、それぞれ保存した後、パウチごと90℃の熱水中に浸漬して20分かけて解凍し、パウチからオムレツを取り出した。それぞれパウチ内に、離水はほとんど認められず、また、オムレツの離水率は−20℃で1ヵ月間保存したサンプルが5.8%、−20℃で3ヵ月間保存したサンプルが6.2%であった。また、これらを食したところ、いずれもジューシーでなめらかな食感と卵の風味を有しており大変好ましいものであった。
実施例4(茶碗蒸しの冷凍品の調製)
生液全卵25質量部、食用油脂(菜種油)15質量部、デキストリンアルコール(実施例1で用いたものと同一)7質量部(固形分換算で4.9質量部)、ゼラチン(実施例1で用いたものと同一)0.5質量部、食塩0.5質量部、コンブエキス0.5質量部、清水51.5質量部を用意した。
次に、前記原料のうちゼラチン0.5質量部を、清水5質量部に加えてゼラチンと清水の混合物を調製し、これを30分間放置してゼラチンを膨潤させた。次に、前記原料のうち生液全卵10質量部と食用抽脂15質量部とを撹拌タンクに投入し、撹拌混合して混合物を均質化して乳化物を調製した。続いて、この乳化物に、ゼラチンと清水の混合物及び残りの原料を投入して撹拌混合することにより液卵混合液を調製した。更に、この液卵混合物を、プラスチックカップに90gずつ充填し、シールして密封後、スチーマーで90℃で40分間加熱し、室温まで冷却することにより茶碗蒸しを得た。
得られた茶碗蒸しを、凍結機を用い、−30℃、風速2〜3m/sの条件で凍結させ、茶碗蒸しの冷凍品を得た。この茶碗蒸しの冷凍品を、−20℃で1ヵ月間保存するサンプル、−20℃で3ヵ月間保存するサンプルの2つに分け、それぞれ冷凍保存した後、それぞれ庫内温度が10℃の冷蔵庫で24時間かけて解凍した。これらを食したところ、いずれも適度なジューシーさを有し、滑らかな食感であり、更に、卵の風味を有しており大変好ましいものであった。
実施例5(卵焼きのチルド品の調製)
生液全卵62質量部、食用油脂(菜種油)10質量部、デキストリンアルコール(実施例1で用いたものと同一)7質量部(固形分換算で4.9質量部)、ゼラチン0.1質量部、醤油0.5質量部、カツオ節エキス0.1質量部及び清水20.3質量部を用意した。
次に、前記原料のうちゼラチン0.1質量部を、清水5質量部に加えてゼラチンと清水の混合物を調製し、これを30分間放置してゼラチンを膨潤させた。次に、前記原料のうち生液全卵10質量部と食用抽脂10質量部とを撹拌タンクに投入し、撹拌混合して混合物を均質化して乳化物を調製した。続いて、この乳化物に、ゼラチンと清水の混合物及び残りの原料を投入して撹拌混合することにより液卵混合液を調製した。更に、この液卵混合物500gを、温度を150℃とした鍋で焼成し、冷却機を用い、品温5℃まで冷却してパウチ詰めし、卵焼きのチルド品を作製した。
得られたパウチ詰めした卵焼きのチルド品を、5℃で3日保存するサンプル、5℃で2週間保存するサンプルの2つに分け、それぞれチルド保存した後、20℃の流水中に浸漬して品温20℃としてパウチから卵焼きを取り出した。それぞれパウチ内に、離水はほとんど認められず、また、卵焼きの離水率は5℃で3日保存したサンプルが4.2%、5℃で2週間保存したサンプルが4.4%であった。これらを食したところ、いずれもジューシーで滑らかな食感と卵の風味を有しており、大変好ましいものであった。
実施例6(茶碗蒸しのチルド品の調製)
生液全卵25質量部、食用油脂(菜種油)10質量部、デキストリンアルコール(実施例1で用いたものと同一)5質量部(固形分換算で3.5質量部)、ゼラチン(実施例1で用いたものと同一)0.1質量部、コンブエキス0.5質量部、清水59.4質量部を用意した。
次に、前記原料のうちゼラチン0.1質量部を、清水10質量部に加えてゼラチンと清水の混合物を調製し、これを30分間放置してゼラチンを膨潤させた。次に、前記原料のうち生液全卵10質量部と食用油脂10質量部とを撹拌タンクに投入し、撹拌混合して混合物を均質化して乳化物を調製した。続いて、この乳化物に、ゼラチンと清水の混合物及び残りの原料を投入して撹拌混合することにより液卵混合液を調製した。更に、この液卵混合物を、プラスチックカップに90gずつ充填し、シールして密封後、スチーマーで90℃で40分間加熱し、室温まで冷却することにより茶碗蒸しのチルド品を得た。
得られた茶碗蒸しのチルド品を、5℃で3日保存するサンプル、5℃で2週間保存するサンプルの2つに分け、それぞれチルド保存した後、それぞれ20℃の流水中に浸漬して品温20℃とした。これらを食したところ、いずれも適度なジューシーさを有し、滑らかな食感であり、更に、卵の風味を有しており大変好ましいものであった。
本発明の加熱凝固卵加工食品は、それぞれ特定量の食用油脂、糖類及びゼラチンを含有しているので、そのチルド保存又は冷凍保存の期間の長短に拘わらず、それを咀嚼した際に口腔内に適量の離水が生じて広がり、作りたてのジューシー感と美味しさとを食した人に与えることができる。従って、本発明の加熱凝固卵加工食品は、チルド品又は冷凍品として有用である。

Claims (7)

  1. 食用油脂を5〜25質量%、糖類を3〜15質量%及びゼラチンを0.05〜3質量%含有することを特徴とする加熱凝固卵加工食品。
  2. 食用油脂を7〜20質量%、糖類を3〜12質量%及びゼラチンを0.05〜2質量%含有する請求項1記載の加熱凝固卵加工食品。
  3. 糖類が、DE値50以下のデキストリン及び/又はDE値50以下のデキストリンの還元物である請求項1又は2記載の加熱凝固卵加工食品。
  4. 液卵を、生換算で10〜90質量%含有する請求項1〜3のいずれかに記載の加熱凝固卵加工食品。
  5. 焼成により加熱凝固されてなる請求項4記載の加熱凝固卵加工食品。
  6. 離水率が、2〜7%である請求項5記載の加熱凝固卵加工食品。
  7. チルド流通用又は冷凍流通用の請求項1〜6のいずれかに記載の加熱凝固卵加工食品。
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