JPH0451817B2 - - Google Patents

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JPH0451817B2
JPH0451817B2 JP56157796A JP15779681A JPH0451817B2 JP H0451817 B2 JPH0451817 B2 JP H0451817B2 JP 56157796 A JP56157796 A JP 56157796A JP 15779681 A JP15779681 A JP 15779681A JP H0451817 B2 JPH0451817 B2 JP H0451817B2
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acid
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water
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color
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Haruhiko Iwano
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/005Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein
    • G03C1/06Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein with non-macromolecular additives

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明はハロゲン化銀写真材料の簡易処理方法
に関する。とりわけ水洗工程を省略または簡略化
し、簡易かつ迅速に画像を得る方法に関する。 ハロゲン化銀写真材料は一般に一連の液浴から
なる現像処理工程を経て画像を作り出す。 現像処理工程は現像主薬、保恒剤、アルカリ剤
(賦活剤)、かぶり抑制剤を含んだ現像液、チオ硫
酸塩で代表されるハロゲン化銀溶解剤を主成分と
して含む定着液、またカラー写真材料の場合は現
像銀を酸化し、除去され易い銀塩に変える漂白剤
を含む漂白液や漂白定着液などの一連の液浴への
浸漬処理と必要に応じて浴間や最終浴のあとの水
洗処理とから成つている。 現像液成分が処理済みの写真材料中に残溜して
いると、長期の経時の間にステインが増加し写真
像の画質を損ねる結果となる。ステインは残溜す
る現存主薬が酸化によつて着色するために生じた
り、残溜主薬が残存する銀塩を還元して銀のステ
インを与えるなどにより生成するもので、アルカ
リ成分も残存している場合には、とくに著しくス
テインが発生する。また残存アルカリ成分は処理
済み写真材料中の他の成分たとえばカプラーや有
機添加剤と反応して別の種類のステインを生じる
事もある。 そのため、標準的な写真現像処理工程の中には
十分に長い水洗工程が含まれていてステインの生
成が起らないように設計されている。しかし、別
の面から見ると、写真処理工程は斯様な液浴と水
洗工程を含むため繁雑で面到という欠点を持つて
おり、一般人に馴染めない面を持つている。 現像処理の簡易化、迅速化はそのため、とくに
社会的要求の強い所である。簡易・迅速処理の代
表例である銀塩拡散転写型コピー法(富士写真フ
イルムのクイツクコピー)、銀塩安定化処理、熱
現像法(3M社のドライシルバー)光現像法(オ
リエンタル社)などは水洗工程を含んでいないが
ために、画像の経時中にステインの増加が大き
く、画像安定性と簡易・迅速化が相反し、両立し
難い性格のものであることを物語つている。 本発明の目的は、ステイン生成の如き画像保存
性能上のデメリツトを伴なわない新しい簡易・迅
速処理方法、具体的にはステインを生じることな
く、水洗工程を省略あるいは簡略化する方法の開
発にある。こゝに云う簡略化とは感光材料に付着
した処理液成分が処理済み画像上に粉状に吹き出
したり、スポツトを与えたりするのを防ぐため1
〜2秒のすゝぎを加える程度のことを意味してい
る。つまり、処理液の洗い出しという本来の水洗
目的を達するものではなく、画像膜中には、処理
剤成分がかなり残溜しているようなすゝぎであ
る。したがつて簡略水洗は通常は流水ではなく、
ため水によつてなされる。また、熱現像や光現像
法以外の既存の水洗省略型処理用の写真材料の画
像の経時ステインを防止する方法の開発にもあ
る。 本発明の目的は、感光層に下記一般式()ま
たは一般式()で表わされる水に難溶な有機酸
を固体粒子として含有するハロゲン化銀感光材料
により達成された。 本発明において水に難溶とは具体的にはその有
機酸の大部分が感光層の中に固体粉末粒子として
存在し、溶解状態で存在している量は実質的に無
視しうる程度であることを意味しており、この条
件に適合するためには水への溶解度は粒子サイズ
によつて異なるがほゞ0.1以下である。しかし、
アルカリ性雰囲気では溶解度も増しPH10のホウ
砂・炭酸ソーダ水溶液(各々0.1N)への溶解度
が10-4以上1以下であるものは本発明の効果の点
で特に好ましい。 本発明の一般式()及び一般式()につい
て説明する。 一般式() 式中、Xはアルキレン基、単なる結合
【式】または−SO2−を表し、R1
【式】
【式】また はアルキル基を表し、R2、R3、R4、R5及びR6
各々、ヒドロキシル基、アルキル基、アルコキシ
基、ハロゲン原子又は水素原子を表し、R7はメ
チレン、エチレンまたはプロピレン基を表す。但
し、同一ベンゼン核に2個以上のヒドロキシル基
が置換することはない。 一般式() R8COOH 式中、R8は、C10〜C26のアルキルまたはアル
ケニルを表す。 具体的な例としては下記のものがある。 2,2−ビス(4−ヒドロキシフエニル)プロパ
ン 2,2−ビス(4−ヒドロキシフエニル)−4−
メチルペンタン 1,1−ビス(4−ヒドロキシフエニル)オクタ
ン 1,1−ビス(4−ヒドロキシフエニル)−2−
エチルヘキサン 1,1−ビス(4−ヒドロキシフエニル)−2−
メチルペンタン 1,1−ビス(4−ヒドロキシフエニル)ドデカ
ン 2,2−ビス(4−ヒドロキシフエニル)ヘプタ
ン 4−ヒドロキシ安息香酸ベンシルエステル 4−ヒドロキシ安息香酸−t−オクチルエステル 4−n−ノニルフエノール 2−クロロ−4−フエニルフエノール 3,5−ジメチル−4−クロロフエノール 2−フエニル−2−(4−ヒドロキシフエニル)
プロパン 4,4′−ビス(4−ヒドロキシフエニル)スルフ
オン 2,2′−ビス(4−ヒドロキシフエニル)ブタン ステアリン酸 ラウリル酸 ベヘン酸 オレイン酸 ミリスチン酸 パルミチン酸 アラキジン酸 リシノレイン酸 本発明の感光材料を用いることにより、現像処
理工程における水洗工程を省いたり、前記した意
味での簡略化を行なつたりしてもステインの発生
カラー感材における色素の退色、「べとつき」の
発生が実用上問題にならない程度に低減する。 したがつて本発明の効果は銀塩拡散転写型コピ
ー用材料や銀塩安定化処理用感光材料のように既
に現像処理工程において水洗がなされないような
ときに効果が著しいが、一般の黒色フイルム、黒
色印画紙、リスフイルム、ラインフイルム、コン
タクトフイルム、レントゲンフイルム、カラーフ
イルムのように現在現像処理工程に水洗をもつて
いるものについても水洗工程を省いたり簡略化し
たりすることができる。一般的にハロゲン化銀感
光材料を現像処理するに際して水洗工程をもたな
い方法やため水リンスで済ませる方法が用いられ
る場合に本発明の効果がとくに発揮される。例え
ばハロゲン化銀を用いた光熱変換型感光材料にも
本発明を適用することができる。 本発明の有機酸の分散法は従来の発色現像法カ
ラー写真におけるカプラーの常温で液体の溶剤を
用いない添加方法、感圧記録紙、感熱記録紙にお
ける発色剤、顕色剤の添加方法等既知のいろいろ
の方法がとられる。 また乳化分散、微粉砕分散いずれの方法でもよ
く例えば有機酸を界面活性剤、保護コロイドを使
つてミキサーや乳化器を用いてo/w系乳化物を
作る方法、固体有機酸を界面活性剤and/or保護
コロイド系へ微粉砕して分散する方法いずれも利
用できる。 有機酸の性質にしたがつてもつとも適した方法
を用いればよい。 有機酸の添加量は画像層のPHを中性付近あるい
は弱酸性の手頃なPHに保ちうるだけの量があれば
良い。したがつて処理液の組成や処理液浸漬時間
によつて変つてくる。 高い緩衝能を持つた高アルカリの高活性現像液
で処理するなら有機酸の添加量を増やすのが好ま
しい。現像工程ののち酸性の安定化処理浴を施す
なら有機酸の量は減らして良い。酸性の定着液浴
を施す場合でも有機酸の減量はできる。逆に、有
機酸を含ませた感材に対しては定着液や安定化液
の成分濃度を下げて、塩析やベトツキを防止でき
る。 一般には、塗布層の固型物質(カプラー溶媒を
含む)全量の3%から95%(重量)このましくは
20〜80%の有機酸を加えるのがよい。 本発明の感光材料の写真乳剤層または他の親水
性コロイド層には塗布助剤、帯電防止、スベリ性
改良、乳化分散、接着防止および写真特性改良
(たとえば現像促進、硬調化、増感)など種々の
目的で種々の界面活性剤を含んでもよい。 たとえばサポニン(ステロイド系)、アルキレ
ンオキサイド誘導体(例えばポリエチレングリコ
ール)、ポリエチレングリコール/ポリプロピレ
ングリコール縮合物、ポリエチレングリコールア
ルキルエーテル類またはポリエチレングリコー
ル、アルキルアリールエーテル類、ポリエチレン
グリコールエステル類、ポリエチレングリコール
ソルビタンエステル類、ポリアルキレングリコー
ルアルキルアミンまたはアミド類、シリコーンの
ポリエチレンオキサイド付加物類)、グリシドー
ル誘導体(たとえばアルケニルコハク酸ポリグリ
セリド、アルキルフエノールポリグリセリド)、
多価アルコールの脂肪酸エステル類、糖のアルキ
ルエステル類などの非イオン性界面活性剤;アル
キルカルボン酸塩、アルキルスルフオン酸塩、ア
ルキルベンゼンスルフオン酸塩、アルキルナフタ
レンスルフオン酸塩、アルキル硫酸エステル類、
アルキルリン酸エステル類、N−アシル−N−ア
ルキルタウリン類、スルホコハク酸エステル類、
スルホアルキルポリオキシエチレンアルキルフエ
ニルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルリ
ン酸エステル類などのような、カルボキシ基、ス
ルホ基、ホスホ基、硫酸エステル基、燐酸エステ
ル基等の酸性基を含むアニオン界面活性剤;アミ
ノ酸類、アミノアルキルスルホン酸類、アミノア
ルキル硫酸または燐酸エステル類、アルキルベタ
イン類、アミンオキシド類などの両性界面活性
剤;アルキルアミン塩類、脂肪族あるいは芳香族
第4級アンモニウム塩類、ピリジニウム、イミダ
ゾリウムなどの複素環第4級アンモニウム塩類、
および脂肪族または複素環を含むホスホニウムま
たはスルホニウム塩類などのカチオン界面活性剤
を用いることができる。 本発明の感光材料に用いられる結合剤または保
護コロイドとしては、ゼラチンを用いるのが有利
であるが、それ以外の親水性コロイドも用いるこ
とができる。 たとえばゼラチン誘導体、ゼラチンと他の高分
子とのグラフトポリマー、アルブミン、カゼイン
等の蛋白質;ヒドロキシエチルセルロース、カル
ボキシメチルセルロース、セルローズ硫酸エステ
ル等の如きセルロース誘導体、アルギン酸ソー
ダ、澱粉誘導体などの糖誘導体、ポリビニルアル
コール、ポリビニルアルコール部分アセタール、
ポリ−N−ビニルピロリドン、ポリアクリル酸、
ポリメタクリル酸、ポリアクリルアミド、ポリビ
ニルイミダゾール、ポリビニルピラゾール等の単
一あるいは共重合体の如き多種の合成親水性高分
子物質を得ることができる。 ゼラチンとしては石灰処理ゼラチンのほか酸処
理ゼラチンやBull.Soc.Sci.Phot.Japan.No.16,30
頁(1966)に記載されたような酸素処理ゼラチン
を用いてもよく、又ゼラチンの加水分解物や酸素
分解物も用いることができる。ゼラチン誘導体と
しては、ゼラチンにたとえば酸ハライド、酸無水
物、イソシアナート類、ブロモ酢酸、アルカンサ
ルトン酸、ビニルスルホンアミド類、マレインイ
ミド化合物類、ポリアルキレンオキシド類、エポ
キシ化合物類等種々の化合物を反応させて得られ
るものが用いられる。その具体例は米国特許
2614928号、同3132945号、同3186846号、同
3312553号、英国特許861414号、同1033189号、同
1005784号、特公昭42−26845号などに記載されて
いる。 前記ゼラチン・グラフトポリマーとしては、ゼ
ラチンにアクリル酸、メタアクリル酸、それらの
エステル、アミドなどの誘導体、アクリロニトリ
ル、スチレンなどの如き、ビニル系モノマーの単
一(ホモ)または共重合体をグラフトさせたもの
を用いることができる。ことに、ゼラチンとある
程度相溶性のあるポリマーたとえばアクリル酸、
メタアクリル酸、アクリルアミド、メタアクリル
アミド、ヒドロキシアルキルメタアクリレート等
の重合体とのグラフトポリマーが好ましい。これ
らの例は米国特許2763625号、同2831767号、同
2956884号などに記載がある。 代表的な合成親水性高分子物質はたとえば西独
特許出願(OLS)2312708号、米国特許3620751
号、同3879205号、特公昭43−7561号に記載のも
のである。 本発明の感光材料の写真処理には、公知の方法
のいずれも用いることができる。処理液には公知
のものを用いることができる。処理温度は普通18
℃から50℃の間に選ばれるが、18℃より低い温度
または50℃をこえる温度としてもよい。目的に応
じ銀画像を形成する現像処理(黒白写真処理)あ
るいは、色素像を形成すべき現像処理から成るカ
ラー写真処理のいずれでも適用できる。 黒色写真処理する場合に用いる現像液は、知ら
れている現像主薬を含むことができる。現像主薬
としては、ジヒドロキシベンゼン類(たとえばハ
イドロキノン)、3−ピラゾリドン類(たとえば
1−フエニル−3−ピラゾリドン)、アミノフエ
ノール類(たとえばN−メチル−p−アミノフエ
ノール)、1−フエニル−3−ピラゾリン類、ア
スコルビン酸、及び米国特許4067872号に記載の
1,2,3,4−テトラヒドロキノリン環とイン
ドレン環とが縮合したような複素化合物類など
を、単独もしくは組合せて用いることができる。
現像液には一般にこの他公知の保恒剤、アルカリ
剤、PH緩衝剤、カブリ防止剤などを含み、さらに
必要に応じ溶解助剤、色調剤、現像促進剤、界面
活性剤、消泡剤、硬水軟化剤、硬膜剤、粘性付与
剤などを含んでもよい。 定着液としては一般に用いられる組成のものを
用いることができる。 定着剤としてはチオ硫酸塩、チオシアン酸塩の
ほか、定着剤としての効果が知られている有機硫
黄化合物を用いることができる。 定着液には硬膜剤として水溶性アルミニウム塩
を含んでもよい。色素像を形成させる場合には常
法が適用できる。 ネガポジ法(例えば“Journal of the Society
of Motion Picture and Television
Engineers61巻(1953年)、667〜701頁に記載さ
れている)、黒色現像主薬を含む現像液で現像し
てネガ銀像をつくり、ついで少なくとも一回の一
様な露光または他の適当なカブリ処理を行ない、
引き続いて発色現像を行なうことにより色素陽画
像を得るカラー反転法、色素を含む写真乳剤層を
露光後現像して銀画像を作り、これを漂白触媒と
して色素を漂白する銀色素漂白法などが用いられ
る。 カラー現像液は、一般に発色現像主薬を含むア
ルカリ性水溶液から成る。発色現像主薬は公知の
一級芳香族アミン現像剤、例えばフエニレンジア
ミン類(例えば4−アミノ−N,N−ジエチルア
ニリン、3−メチル−4−アミノ−N,N−ジエ
チルアニリン、4−アミノ−N−エチル−N−β
−ヒドロキシエチルアニリン、3−メチル−4−
アミノ−N−エチル−N−β−ヒドロキシエチル
アニリン、3−メチル−4−アミノ−N−エチル
−N−β−メタンスルホアミドエチルアニリン、
4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−β−
メトキシエチルアニリンなど)を用いることがで
きる。 この他L.F.A.Mason著Photographic
Processing Chemistry(Focal Press刊、1966年)
の226〜229頁、米国特許2193015号、同2592364
号、特開昭48−64933号などに記載のものを用い
てよい。 カラー現像液はそのほかアルカリ金属の亜硫酸
塩、炭酸塩、ホウ酸塩およびリン酸塩の如きPH緩
衝剤、臭化物、沃化物および有機カブリ防止剤の
如き現像抑制剤ないしカブリ防止剤などを含むこ
とができる。また必要に応じて、硬水軟化剤、ヒ
ドロキシルアミンの如き保恒剤、ベンジルアルコ
ール、ジエチレングリコールの如き有機溶剤、ポ
リエチレングリコール、四級アンモニウム塩、ア
ミン類の如き現像促進剤、色素形成カプラー、競
争カプラー、ナトリウムボロハイドライドの如き
かぶらせ剤、1−フエニル−3−ピラゾリドンの
如き補助現像薬、粘性付与剤、米国特許4083723
号に記載のポリカルボン酸系キレート剤、西独公
開(OLS)2622950号に記載の酸化防止剤などを
含んでもよい。 発色現像後の写真乳剤層は通常、漂白処理され
る。漂白処理は定着処理と同時に行なわれてもよ
いし、個別に行なわれてもよい。漂白剤としては
鉄()、コバルト()、クロム()、銅()
などの多価金属の化合物、過酸類、キノン類、ニ
トロソ化合物などが用いられる。たとえばフエリ
シアン化物、重クロム酸塩、鉄()またはコバ
ルト()の有機錯塩、たとえばエチレンジアミ
ン四酢酸、ニトリロトリ酢酸、1,3−ジアミノ
−2−プロパノール四酢酸などのアミノポリカル
ボン酸類あるいはクエン酸、酒石酸、リンゴ酸な
どの有機酸の錯塩;過硫酸塩、過マンガン酸塩;
ニトロソフエノールなどを用いることができる。
これらのうちフエリシアン化カリ、エチレンジア
ミン四酢酸鉄()ナトリウムおよびエチレンジ
アミン四酢酸鉄()アンモニウムは特に有用で
ある。エチレンジアミン四酢酸鉄()錯塩は独
立の漂白液においても、一浴漂白定着液において
も有用である。 漂白または漂白定着液には、米国特許3042520
号、同3241966号、特公昭45−8506号、特公昭45
−8836号などに記載の漂白促進剤、特開昭53−
65732号に記載のチオール化合物の他、種々の添
加剤を加えることもできる。 本発明の写真感光材料には、写真乳剤層その他
の親水性コロイド層に寸度安定性の改良などの目
的で、水不溶または難溶性合成ポリマーの分散物
を含むことができる。たとえばアルキル(メタ)
アクリレート、アルコキシアルキル(メタ)アク
リレート、グリシジル(メタ)アクリレート、
(メタ)アクリルアミド、ビニルエステル(たと
えば酢酸ビニル)、アクリロニトリル、オレフイ
ン、スチレンなどの単独もしくは組合せ、または
これらとアクリル酸、メタアクリル酸、α,β−
不飽和ジカルボン酸、ヒドロキシアルキル(メ
タ)アクリレート、スルフオアルキル(メタ)ア
クリレート、スチレンスルフオン酸などとの組合
せを単量体成分とするポリマーを用いることがで
きる。 本発明の写真感光材料には、写真乳剤層その他
の親水性コロイド層に無機または有機の硬膜剤を
含有してよい。例えばクロム塩(クロム明ばん、
酢酸クロムなど)、アルデヒド類(ホルムアルデ
ヒド、グリオキサール、グルタールアルデヒドな
ど)、N−メチロール化合物(ジメチロール尿素、
メチロールジメチルヒダントインなど)、ジオキ
サン誘導体(2,3−ジヒドロキシジオキサンな
ど)、活性ビニル化合物(1,3,5−トリアク
リロイル−ヘキサヒドロ−s−トリアジン、1,
3−ビニルスルホニル−2−プロパノールなど)、
活性ハロゲン化合物(2,4−ジクロル−6−ヒ
ドロキシ−s−トリアジンなど)、ムコハロゲン
酸類(ムコクロル酸、ムコフエノキシクロル酸な
ど)、などを単独または組合わせて用いることが
できる。 本発明の写真感光材料の写真乳剤層には色形成
カプラー、すなわち発色現像処理において芳香族
1級アミン現像薬(例えば、フエニレンジアミン
誘導体や、アミノフエノール誘導体など)との酸
化カツプリングによつて発色しうる化合物を例え
ば、マゼンタカプラーとして、5−ピラゾロンカ
プラー、ピラゾロベンツイミダゾールカプラー、
シアノアセチルマロンカプラー、開鎖アシルアセ
トニトリルカプラー等があり、イエローカプラー
として、アシルアセトアミドカプラー(例えばベ
ンゾイルアセトアニリド類、ピバロイルアセトア
ニリド類)、等があり、シアンカプラーとして、
ナフトールカプラー、およびフエノールカプラ
ー、等がある。これらのカプラーは分子中にバラ
スト基とよばれる疎水基を有する非拡散のものが
望ましい。カプラーは銀イオンに対し4当量性あ
るいは2当量性のどちらでもよい。また色補正の
効果をもつカラードカプラー、あるいは現像にと
もなつて現像抑制剤を放出するカプラー(いわゆ
るDIRカプラー)であつてもよい。またDIRカプ
ラー以外にも、カツプリング反応の生成物が無色
であつて現像抑制剤を放出する無呈色DIRカツプ
リング化合物を含んでもよい。 実施例 1 ゼラチン5g、ビスフエノールA(p,p′−イ
ソプロピリデンジフエノール)20g、水100ml、
ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ0.5gをボー
ルミルで粉砕混和して分散液を作製した。 粒子サイズは、長径6μ、短形3μの直方体型結
晶。 この分散液20gをハロゲン化銀乳剤20gとを混
和してセルローストリアセテートベースに塗布し
た。 ハロゲン化銀乳剤は臭化銀8%、ゼラチン10
%、水約82%から成る。 この塗布試料を露光を与えたのち次の処理を行
なつた。 現像定着 2分 25℃ 乾 燥 2分 現像液組成 〔1−フエニル−3−ピラゾリドン 0.3g ヒドロキノン 8g カセイソーダ 2g 炭酸ソーダ 18g 亜硫酸ソーダ 26g チオ硫酸ソーダ 20g 臭化カリウム 1g 水を加えて 1〕 処理後の試料は水洗を行はないにも抱わらず、
保存中ステインの生成が少なく、安定な画像が得
られた。(処理後2ケ月室温、開放状態で経時し
たときのステイン生成は△D=0.02であり、その
後の経時による増加はみられなかつた。) 実施例 2 ゼラチン2.8g、1,1−ビス(4−ヒドロキ
シフエニル)−2−メチルペンタン20g、ドデシ
ルベンゼンスルホン酸ソーダ0.5g、水100gをボ
ールミルで粉砕し等価粒子サイズ5μの懸濁液と
した。 これをポリエチレンコート紙上に10g/m2の割
で塗布した。その上に黒白印画紙用乳剤(ブロマ
イド紙)を塗布銀量1.0g/m2になるように塗布
した。 この試料を焼き付け露光後次の液で35℃15秒現
像し直ちに乾燥した。純黒調の良い画像が得られ
ステインの生成はなかつた。また処理後2ケ月間
のステインの増加も0.01以下であつた。 1−フエニル−3−ピラゾリドン 1.5g ハイドロキノン 1.5g カセイソーダ 2g 第3リン酸ソーダ(12水塩) 10g チオ硫酸ソーダ 5g チオシアン酸ソーダ 1.5g 臭化カリウム 2g 水を加えて 全量 1 実施例 3 ステアリン酸10g、ゼラチン4g、ポリオキシ
エチレンノニルフエニルエーテル(n=20)水
100mlを混合しコロイドミルで分散させた。 これをセルローズトリアセテート支持体上へ15
g/m2の割で塗布したのち、カプラーを含んだカ
ラー乳剤層を重層塗布した。 発色現像と漂白定着後スクイーズしそのまゝ乾
燥させた。ステインは2ケ月の経時の間に0.03ほ
ど生じたが、その後の増加はなかつた。 カラー現像液 亜硫酸ソーダ 0.5g 3−メチル−4−(N−β−メタンスルホア
ミドエチル)アミノアニリン・セスキサルフ
エートモノハイドレート 2.0g 炭酸ソーダ 12.0g 第3リン酸ソーダ 19g 臭化カリウム 1g 硫酸ヒドロキシルアミン 1g 水 全量 1 漂白定着液 エチレンジアミン四酢酸・鉄()アンモニ
ウム 10g アンモニウムチオサルフエート(50%溶液)
40ml アンモニウムサルフアイト 5g 水 全量 1 実施例 4 実施例2において1,1−ビス(4−ヒドロキ
シフエニル)−2−メチルペンタンを等当量の下
記化合物−1〜7及び−1、−2の各々に
置き換えた以外は実施例2と同じ実験を行つた。 得られた画像の処理後2ケ月室温解放経時させ
たときのステイン生成は下記表の通りで安定であ
つた。またその後の経時ステイン増加はみられな
かつた。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 感光層中に下記一般式()または一般式
    ()で表わされる水に難溶な有機酸を固体粒子
    として含むことを特徴とするハロゲン化銀写真感
    光材料。 一般式() 式中、Xはアルキレン基、単なる結合、
    【式】または−SO2−を表し、R1は 【式】【式】 アルキル基を表し、R2、R3、R4、R5、R6
    各々、ヒドロキシル基、アルキル基、アルコキシ
    基、ハロゲン原子又は水素原子を表し、R7はメ
    チレン、エチレンまたはプロピレン基を表す。但
    し、同一ベンゼン核に2個以上のヒドロキシル基
    が置換することはない。 一般式() R8COOH 式中、R8は、C10〜C26のアルキルまたはアル
    ケニルを表す。
JP15779681A 1981-10-02 1981-10-02 ハロゲン化銀写真感光材料 Granted JPS5858538A (ja)

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