JPH045174A - 動力舵取装置の制御装置 - Google Patents

動力舵取装置の制御装置

Info

Publication number
JPH045174A
JPH045174A JP10804390A JP10804390A JPH045174A JP H045174 A JPH045174 A JP H045174A JP 10804390 A JP10804390 A JP 10804390A JP 10804390 A JP10804390 A JP 10804390A JP H045174 A JPH045174 A JP H045174A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering
steering wheel
return
assist force
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10804390A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2772108B2 (ja
Inventor
Kunihiko Eto
衛藤 邦彦
Akihiro Ono
明浩 大野
Takuya Okubo
拓哉 大久保
Kazumasa Kodama
和正 小玉
Hisashi Kiba
木庭 壽
Yuzo Kubota
窪田 雄三
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Toyoda Koki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp, Toyoda Koki KK filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP10804390A priority Critical patent/JP2772108B2/ja
Publication of JPH045174A publication Critical patent/JPH045174A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2772108B2 publication Critical patent/JP2772108B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、アシスト力を与える増力装置に関連して設け
られ、車速、操舵角、ハンドルトルク等の走行状態に基
づき演算される印加電流に応じて増力装置によるアシス
ト力を制御する制御装置を備えた動力舵取装置の制御装
置に関する。
(従来の技術) 例えば油圧式の動力舵取装置の制御装置においては、車
速や操舵角等に応じた制御電流を制御装置の電磁制御弁
に印加して動力舵取装置のハンドルトルクを制御するこ
とは知られている。この技術によれば、ハンドル切込み
時の特性に関しては満足する結果が得られるが、ハンド
ル戻り時あるいは保舵状態においてハンドルが重く感じ
られるという問題がある。
これを解決するために、特開昭62−279170号の
技術では、反力機構による操舵力制御装置を有する動力
舵取装置において、操舵角が中立位置に近づく方向に変
化していることを検出する戻り判定手段を設け、この戻
り判定手段の出力に応答して電磁!11御弁への印加電
流を減少させ反力機構に供給する油圧を増加させて、ハ
ンドル戻りの際の操舵が良好に感じられるようにしてい
る。
これは低速走行の場合であるが、中・高速走行の場合に
はハンドル戻り及び保舵状態の際に反力機構に供給する
油圧を逆に減少させることにより、ハンドル戻り及び保
舵状態における操舵が軽く感じられるようにすることも
考えられる。
(発明が解決しようとする課題) 中高速走行のハンドル戻り状態においては比較的速やか
に印加電流を増大させ反力油圧を減少させて操舵感を軽
くすることが好ましいが、そのようにすると保舵状態に
おいても!!7図(b)の破線に示すように印加電流が
速やかに増大して操舵感が急に軽くなり、このため操舵
に異和感を受ける。
本発明はハンドル戻り状態における操舵感は速やかに軽
くするが、保舵状態における操舵感はゆっくりと軽くな
るようにしてこのような問題を解決することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) このために、本発明による動力舵取装置の制御装置は、
第1図に示すように、操向車輪を操向する作動部材11
と、この作動部材を操舵ハンドル46に連結する回転軸
16と、前記作動部材11にアシスト力を与える増力装
置12と、前記回転軸16に加わるトルク及び印加電流
に応じて前記増力装置12が与えるアシスト力を変化さ
せる制御装置15と、自動車の走行状態に応じて前記印
加電流を演算してこれを前記制御装置15に出力する演
算出力手段2を備えてなる動力舵取装置において、前記
操舵ハンドル46の操舵角を検出する操舵角センサ45
と、この操舵角センサにより検出された操舵角の変化に
基づき前記操舵ハンドル46の状態が切込み状態と戻り
状態と保舵状態の何れであるかを判定する戻り判定手段
1と、前記操舵ハンドル46が戻り状態にあるときは前
記演算出力手段2により演算された印加電流を前記アシ
スト力が速やかに増大する方向に変化させるjll付加
演算手段3と、前記操舵ハンドル46が保舵状態にある
ときは前記演算出力手段2により演算された印加電流を
前記アシスト力が前記戻り状態の場合よりもゆっくりと
増大する方向に変化させる第2付加演算手段4を備えた
ことを特徴とするものである。
(作用) ハンドル切込み時には、演算出力手段2は自動車の走行
状態に応じた印加電流を演算して制御装置15に出力し
、これにより増力装置12が作動部材11に適度なアシ
スト力を与えて動力操舵がなされる。戻り判定手段1が
ハンドル戻り状態と判定している時には、演算出力手段
2は自動車の走行状態に応じた印加電流を同様に演算し
、ill付加演算手段3はこの印加電流を、前記アシス
ト力が速やかに増大する方向に変化させて制御装置15
に出力する。これによりハンドル戻り時のハンドルトル
クは速やかに減少し、ハンドル戻りが軽く感じられる方
向に速やかに変化する。戻り判定手段1が保舵状態と判
定している時には、演算出力手段2は自動車の走行状態
に応じた印加電流を同様に演算し、第2付加演算手段4
はこの印加電流を、前記アシスト力がハンドル戻り状態
の場合よりもゆっくりと増大する方向に変化させて制御
装置15に出力する。これによりハンドル戻り時のハン
ドルトルクはゆっくりと減少し、ハンドル戻りが軽く感
じられる方向にゆっくりと変化する。
(発明の効果) 上述のように、本発明によれば、ハンドル戻り状態にお
いてはハンドル戻りが唾く感じられる方向に速やかに変
化し、一方保舵状態においてはハンドル戻りが軽く感じ
られる方向にゆっくりと変化するので、ハンドル戻り状
態においても保舵状態においても好ましいハンドルトル
クの変化状態が得られる。
(実施例) 以下に、111図〜第7図に示す実施例により、本発明
の説明をする。
jl!1図及び′ls2図に示すように、動力舵取装置
10は、操舵リンク機構を介して回路の操向車輪に連結
された作動ロッド(作動部材)11に設けたパワーシリ
ンダ(増力装置)12と、制御装置15よりなり、この
制御装置15は、ラック・ピニオン機構13とハンドル
軸47を介して作動ロッド11と操舵ハンドル46を連
結する回転軸16に設けたサーボ弁17と、電磁制御弁
30を備えた反力機構18により構成されている。
自動車エンジンにより駆動されるベーンポンプ等の供給
ポンプ20にはバイパス弁21が内蔵され、これにより
一定流量Qの作動流体が、吐出通路23を経て分流弁2
2に供給される。分流弁22はブ定流量Qの作動流体を
、サーボ弁通路23a及び反力制御通路23bへそれぞ
れ一定流量Q1及びQ2ずつ分配する。サーボ弁通路2
3aはサーボ弁17を介してパワーシリンダ12に接続
され、また反力制御通路23bには反力機構18及び電
磁制御弁30が接続されている。供給ポンプ20として
電動式ポンプを使用した場合は、バイパス弁21は不要
である。
サーボ弁17は公知のロータリータイプのオープンセン
タ形4ポート絞り切換弁よりなり、操舵ハンドル46に
加わるハンドルトルクに基づく回転軸16(中間部にト
ーションバーが設けられている)の捩れにより作動して
各ボート18a〜18d間の絞りを制御するものである
。ハンドルトルクが生じない操舵中立状態においては、
サーボ弁17の両分配ポート17c、17dは等しい低
圧となるのでパワーシリンダ12は作動されない。
操舵ハンドル46が一方に回動されてハンドルトルクが
生じれば、サーボ弁17は中立状態から偏位して供給ボ
ート17aからの作動流体のギヤ発生圧力が増大して一
方の分配ボート17C(または17d)から一方の分配
通$24a(または24b)を経てパワーシリンダ12
の一方の作動室に流入してアシスト力を発生させ、他方
の作動室の作動流体は、他方の分配通路24b(または
24a)から他方の分配ボート17d(または17C)
及び排出ボート17bを経てリザーバ25に排出される
。このアシスト力により作動ロッド11に作用する操舵
力が増大し、回路の操舵リンク機構を介して操向車輪に
伝達される。
反力機構18は、回転軸16の出力側に形成した挿通孔
18cに嵌合されたプランジャ18bと、回転軸16の
入力側に形成されてプランジャ18bの先端と係合する
円周方向両側に傾斜した傾斜面18dを主要な構成要素
とする公知のものである。そして、ボート18aを介し
てプランジャ18bの後部に導入される作動流体の圧力
を電磁制御弁30により変化させて回転軸16の入比力
側の間の捩りばね特性を変え、これによりパワーシリン
ダ12の両作動室に対する作動流体の給排を制御するサ
ーボ弁17の作動特性を変えるものである。電磁制御弁
30は通常は全閉となっており、ソレノイド30aへの
印加電流の増大に応じて開度が増加し、遂には全開とな
る。
第2図に示すように、電子制御装置50は中央処理装置
(以下単にCPUという)51と、読出し専用メモリ(
以下単にROMという)52と、書込み可能メモリ(以
下単にRAMという)53を主要構成要素とし、このC
PU51には回路のインターフェイス並びにソレノイド
駆動回路を介して前記電磁制御弁30のソレノイド30
aが接続されて印加電流を制御するようになっている。
また、CPU51には回路のインターフェイスを介して
車速センサ40、操舵角センサ45及びタイマ48が接
続されている。この操舵角センサ45はハンドル軸47
に設けられ、所定の小操舵角毎に舵角パルスを発生して
操舵ハンドル46の操舵角θを検出するものであり、車
速センサ40はエンジン41の駆動力を後輪に伝達する
トランスミッション42の出力軸43に設けられて車速
Vを検出するものである。タイマ48は操舵角センサ4
5が舵角パルスを発生する毎にリセットされて計時を開
始するものである。
ROM52には、電磁制御弁30のソレノイド30aへ
出力する印加電流工の車速■、操舵角θ及び操舵角速度
dθ/dtに対する特性が記憶されている。印加電流J
の特性は基底電流I8の特性と、第1及び第2補正電流
i+t  i2の特性と、′M1〜第1〜正係数に+、
  k2.  k3の特性よりなり、各特性は第4図〜
第6図に特性マツプとして示されている。
基底電流Isは、第4図の(a)及び(b)に示すよう
に、車速V及び操舵角θの絶対値の増大に対しである値
から減少するように変化する。ハンドル戻り時及び保舵
時に特別な制御を行っていない従来技術においては、こ
の基底電流11!のみを電磁制御弁30に印加しており
、この場合はハンドル戻り及び保舵が重く感じられる。
第1補正電流11は第5図(a)に示すように、車速V
がある値まではOであり、それから速やかに増大してか
ら2段折れで0に戻り、それ以後は0となるように変化
する。第2補正電流12は!!5図(b)に示すように
、第1補正電流11が0となる車速まではOであり、そ
の後は車速の増大に応じて速やかにある値まで増大して
その値に保持されるように変化する。第1補正係数に1
は第6図(a)に示すように、操舵角θの増大につれで
ある値から次第に減少して0となる。第2補正係数に2
は第6図(b)に示すように、操舵角速度dθ/dtの
増大につれて速やかにOからある値まで増大しその値に
保持される。第3補正係数に3は第6図(c)に示すよ
うに、操舵角θの増大に応じである値まではOであるが
それから速やかにある値まで増大してその値に保持され
る。後述のように、jll補正電流i+it1補正係数
に1及びj12補正係数に2は低速走行状態で採用され
るものであり、第2補正電流12及び第3補正係数に3
は中高速走行状態で採用されるものである。これらの各
特性は、本実施例ではROM52に特性マツプとして記
憶させたが、実験式または関数式として記憶させてもよ
い。
ROM52には、操舵角θの任意の極大位置からの戻し
角を演算する制御プログラムが記憶されている。この戻
し角は、次に述べるハンドル戻りフラグFが1になった
ときからの操舵角センサ45による舵角パルスを計数す
ることにより得られる。この戻し角は低速走行時の戻し
制御(第3図の210参照)に使泪する。
またROM52には、時々刻々変化する操舵角θに基づ
き演算した操舵角速度dθ/dtの値が負(すなわち戻
り状態)の場合はハンドル戻りフラグFを1にする制御
プログラムが記憶されている。
ROM52には更に、車速V、操舵角θ及び操舵角速度
dθ/dtに基づき第4図〜第6図の特性から基底電流
l11−  第1及び第2補正電流i+、  i2並び
に第1−j13補正係数kI、  k2.  k3を演
算し、低速走行の場合においては、F=1でないとき及
びF=1であって前述のハンドル戻し角が所定の角度α
以下のときはI”Isなる印加電流を電磁制御弁30に
出力し、F=1であフてハンドル戻し角が所定の角度α
を越えたときは I = I@−it X k+ X k2なる印加電流
工を電磁制御弁30に出力する制御プログラムが記憶さ
れている。またこの制御プログラムは、中高速走行の場
合には、F=1(ハンドル戻り状態)のときは I==Is+12Xk3 となるまで印加電流工を速やかに増大させ、F=1でな
くかつタイマ48により計時される時間が所定の時間丁
3を越える(保舵状態)ときはI==Is+12Xk3 となるまで印加電流工をF=1のときよりもゆっくりと
増大させ、F=1でなくかつタイマ48により計時され
る時間が所定の時間T3を越えない(切込み状態)とき
は印加電流■を基底電流Isとして電磁制御弁30に出
力するものである。
次に、上記実施例の制御動作を、第3図のフローチャー
トにより説明する。
自動車のメインスイッチを入れれば、電子制御装置50
は各変数を0または所定の初期値に設定する。自動車の
走行状態において時々刻々変化する車速V及び操舵角θ
は車速センサ4o及び操舵角センサ45により検出され
てそれぞれの現在値が図略のレジスタに入力される。C
PU51は回路の制御プログラムに基づきハンドル戻し
フラグFを演算し、所定の小時間毎に割込み信号が入力
される都度、第3図のフローチャートに示す制御プログ
ラムに基づいて処理動作を実行する。
CPU51は、先ず第3図のフローチャートのステップ
101において、レジスタに記憶された現在の車速V及
び操舵角θを読み込んだのち、ステップ102において
ROM52に記憶された各特性マツプにより車速V及び
操舵角θに基づいて基底電流Isを演算する。続くステ
ップ103においてCPU51は車速Vを所定の値v1
と比較し、v < V Iであれば(低速走行であれば
)戻し制御210に制御動作を進め、v<vIでなけれ
ば(中高速走行であれば)保舵力制御120に制御動作
を進める。
本発明の要部をなす保舵力制御120では、別途演算し
た戻しフラグFが1、すなわち戻り状態であれば、CP
U51は制御動作をステップ130に進め、フラグFが
1でない、すなわちハンドル切込みまたは保舵状態であ
れば、制御動作をステップ122に進める。
ステップ122において、CPU51は操舵角センサ4
5による操舵パルスの発生毎にリセットされるタイマ4
8により計時される時間t3を所定の時間T3と比較す
る。切込み状態では操舵角センサ45から連続して入力
される舵角パルスによりタイマ48は絶えずリセットさ
れ、t3がT3に達することはないので、CPU51は
制御動作をステップ122から123に進め、印加電流
工の値を基底電流Isとしてステップ105において電
磁制御弁3oのソレノイド30aに出力し、これにより
中高速走行時のハンドル切込みの際に適切なアシスト力
が得られる。この場合のハンドルトルクは従来と同様の
値となる。なお本実施例では印加電流工を直ちに基底電
流Isとした沢 ある変化速度で印加電流工を基底電流
I11に近づけるようにしてもよい。
ハンドル戻り状態の場合は、CPU51は制御動作をス
テップ121からステップ130に進め。
所定の小時間T1毎に1回ずつ制御動作をステップ13
1〜135を経て、またそれ以外は直接、ステップ10
5に制御動作を進める。CPU!51はステップ132
において次式 %式% により印加電流工の増加限度INを演算し、次のステッ
プ133から135により、印加電流■の値がI+In
になるまで所定の小時間T+毎に印加電流工を微小値Δ
Cずつ増加させる。この印加電流工の増加は比較的速や
かであり、これがステップ105において電磁制御弁3
oのソレノイド30aに出力されるので、中高速走行時
のハンドル戻しの際の印加電流工はハンドル切込みの場
合よりも速やかに増大し、これにより操舵感は速やかに
報くなる。なお本実施例では、ハンドル戻り後に保舵状
態にした場合は、ハンドル戻り状態のまま印加電流工は
増大するようになっている。
操舵角速度dθ/dtが0またはきわめて小さくて保舵
状態と判断される場合には、タイマ48がリセットされ
る前にt3がT3に達するので、CPU51は制御動作
をステップ122から140に進める。CPU51はス
テップ140,141により小時間T1よりも長い所定
のか時間T2毎に1回ずつ制御動作をステップ141〜
145を経て、またそれ以外は直接、ステップ105に
制御動作を進める。CPU51はステップ142におい
て次式%式% により印加電流工の増加限度INを演算し、次のステッ
プ143から145により、印加電流工の値がI+IH
になるまで所定の小時間T2毎に印加電流Iを微小値Δ
Dずつ増加させる。この保舵状態における印加電流工の
増加はハンドル戻り状態よりもゆっくりであり、これが
ステップ105において電磁制御弁30のソレノイド3
0aに出力されるので、中高速走行時の保舵状態の印加
電流■はハンドル戻りの場合よりもゆっくりと増大し、
これにより操舵感はゆっくりと軽くなる。
ステップ103においてv<V+であれば、CPU51
は戻し制御210に示す制御動作を実行して印加電流工
を演算し、ステップ105においてこれを電磁制御弁3
oのソレノイド30aに出力する。この場合は、ハンド
ル戻しの際の印加電流工はハンドル切込みの際よりも減
少する。なおこの戻し制御210は本発明の要部ではな
いので、フローチャートのみを示し詳細な説明は省略す
る。
ステップ105が終了すれば、CPU51は第3図のフ
ローチャートによる処理動作の実行を一時停止する。以
後、所定の小時間毎に割込信号が出力される都度、CP
U51は第3図のフローチャートによる処理動作を繰り
返して実行して、車速v、  !Ik舵角θ、操舵角速
度dθ/dt、及びハンドル切込みか戻しか保舵か等に
応じて演算した印加電流工を電磁制御弁30のソレノイ
ド30aに出力してハンドルトルクを制御する。
なお、第8図は出願人における従来の技術(公知ではな
い)の−例を示すフローチャートであり。
その保舵力制御220によれば、ハンドル戻り状態と保
舵状態における印加電流■の変化速度は同一となってい
る。ところでハンドル戻り状態における印加電流Iの変
化速度はかなり早くすることが好ましいので、保舵状態
における印加電流工の変化速度、従ってハンドルトルク
の変化速度も、第7図(b)の破線に示すように大とな
り、保舵状態になってからの操舵感が急に軽くなり、操
舵に異和感を受ける。しかしながら本実施例によれば、
第7図(b)の実線に示すように、保舵状態における印
加電流工の変化速度がハンドル戻り状態における値より
も小となり、各状態において好ましいハンドルトルクの
変化状態が得られる。
なお上記実施例では、反力式の操舵力制御装置を用いた
場合について説明したが5本発明はサーボ弁17の両分
配ボート17 c、  17 d間あるいはポンプの吐
出側と吸込側との間をバイパスする電磁制御弁を設けた
バイパス式の操舵力制御装置を用いたものにも実施する
ことができる。更に、本実施例は操舵角センサ45によ
りハンドル戻りフラグFを判定しているが、操舵角セン
サとハンドルトルクを検出するトルクセンサにより判定
を行ってもよい。また、各特性マツプは、実施例のよう
に連続的に変化するものの代わりに、段階的に変化する
ものとしてもよい。
また本発明は、電気式の動力舵取装置に実施することも
できる。
【図面の簡単な説明】
I!1図は本発明による動力舵取装置の制御装置の構成
を示す図、第2図〜第7rMは本発明の一実施例を示し
、第2図は全体の説明図、913図は制御プログラムの
フローチャート、第4図は基底電流の特性図、第5図は
各補正電流の特性図、第6図は各補正係数の特性図、第
7図は時間に対する操舵角と印加電流の変化状態を示す
図である。第8図は出願人における従来技術の制御プロ
グラムのフローチャートである。 符  号  の  説  明 1・・・戻り判定手段、2・・・演算出力手段。 3・・・第1付加演算手段、4・・・第2付加演算手段
、11・・・作動部材(作動ロッド)、12・・・増力
装置(パワーシリンダ)、15・・・制御装置、16・
・・回転軸、45・・・操舵角センサ、46・・・操舵
ハンドル。 呂履人 豊田工機株式会社(外1名) 代理人 弁理士 長谷照−(外1名) 第4図 (a) 第 図 第 図 (a) (b) (b) 第 ア 図 (a) (c)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 操向車輪を操向する作動部材と、この作動部材を操舵ハ
    ンドルに連結する回転軸と、前記作動部材にアシスト力
    を与える増力装置と、前記回転軸に加わるトルク及び印
    加電流に応じて前記増力装置が与えるアシスト力を変化
    させる制御装置と、自動車の走行状態に応じて前記印加
    電流を演算してこれを前記制御装置に出力する演算出力
    手段を備えてなる動力舵取装置において、前記操舵ハン
    ドルの操舵角を検出する操舵角センサと、この操舵角セ
    ンサにより検出された操舵角の変化に基づき前記操舵ハ
    ンドルの状態が切込み状態と戻り状態と保舵状態の何れ
    であるかを判定する戻り判定手段と、前記操舵ハンドル
    が戻り状態にあるときは前記演算出力手段により演算さ
    れた印加電流を前記アシスト力が速やかに増大する方向
    に変化させる第1付加演算手段と、前記操舵ハンドルが
    保舵状態にあるときは前記演算出力手段により演算され
    た印加電流を前記アシスト力が前記戻り状態の場合より
    もゆっくりと増大する方向に変化させる第2付加演算手
    段を備えたことを特徴とする動力舵取装置の制御装置。
JP10804390A 1990-04-24 1990-04-24 動力舵取装置の制御装置 Expired - Fee Related JP2772108B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10804390A JP2772108B2 (ja) 1990-04-24 1990-04-24 動力舵取装置の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10804390A JP2772108B2 (ja) 1990-04-24 1990-04-24 動力舵取装置の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH045174A true JPH045174A (ja) 1992-01-09
JP2772108B2 JP2772108B2 (ja) 1998-07-02

Family

ID=14474494

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10804390A Expired - Fee Related JP2772108B2 (ja) 1990-04-24 1990-04-24 動力舵取装置の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2772108B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2772108B2 (ja) 1998-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11348794A (ja) パワーステアリング装置
JPH0218169A (ja) 4輪操舵車両のフェイルセーフ機構
JP3668614B2 (ja) パワーステアリング装置
JP2779020B2 (ja) 動力舵取装置の制御装置
JP3735470B2 (ja) パワーステアリング装置
JPH045174A (ja) 動力舵取装置の制御装置
JPH0443164A (ja) 動力舵取装置の制御装置
JP2772119B2 (ja) 動力舵取装置の制御装置
JPH0443163A (ja) 動力舵取装置の制御装置
JP2777420B2 (ja) 動力舵取装置の制御装置
JPH045173A (ja) 動力舵取装置の制御装置
JPS63312268A (ja) 動力舵取装置のハンドル戻り制御装置
JPH06127355A (ja) 車両運動制御装置
JP2815940B2 (ja) 動力舵取装置の制御装置
JP3221212B2 (ja) 油圧式動力舵取装置
JP2536197B2 (ja) 前後輪操舵車の後輪操舵装置
JP3039103B2 (ja) パワーステアリング装置のための電気制御装置
JP2582247B2 (ja) パワーステアリング装置
JP3188043B2 (ja) 油圧式動力舵取装置
JPS62227873A (ja) 車両の4輪操舵装置
JP3890199B2 (ja) パワーステアリング装置
JPH09290763A (ja) 電動ポンプ式動力舵取装置
JPH05112249A (ja) 車両用パワーステアリング装置
JP2646779B2 (ja) パワーステアリング装置
JPH0737235B2 (ja) 動力舵取装置

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080417

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090417

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090417

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100417

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees