JPH0451527Y2 - - Google Patents

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JPH0451527Y2
JPH0451527Y2 JP844686U JP844686U JPH0451527Y2 JP H0451527 Y2 JPH0451527 Y2 JP H0451527Y2 JP 844686 U JP844686 U JP 844686U JP 844686 U JP844686 U JP 844686U JP H0451527 Y2 JPH0451527 Y2 JP H0451527Y2
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shaft
transmission case
reverse
power
switching
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JP844686U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、農用トラクタに牽引装着される正逆
転ロータリ耕耘機の正逆転切換装置に関する。
(従来の技術) アツパカツト耕耘とダウンカツト耕耘と切換可
能な正逆転ロータリ耕耘機は、ロータリ機枠の中
央の伝動ケース上に左右一対のトツプマストをそ
の左右のサポートアームにロアリンクブラケツト
を夫々有し、トラクタに3点リンク機構を介して
昇降自在に装着されている。
前記伝動ケースにはPTO軸から動力が伝達さ
れる動力取入軸と、この動力取入軸から動力を受
けて爪軸を駆動する伝動軸とが軸端部挿入状態に
支持されており、動力取入軸と伝動軸との間には
伝達動力を正逆転に切換える正逆転切換クラツチ
が設けられている。
この従来の正逆転切換クラツチを作動させるシ
フタ軸は伝動ケースの側部に設けられており、そ
のシフタ軸を回動操作する切換レバーはトツプマ
スト及びサポートリングに操作が妨害されないよ
うに、それらから側方へ離れて配置されている。
(考案が解決しようとする問題点) 前記従来の技術では、切換レバーの回動操作は
容易であるが、切換位置を示す銘板が必須である
と共に、トラクタ上のオペレータから切換位置が
判断し難いものであつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、切換レバー54を積極的に左右一対
のトツプマスト19間に挿通させ、且つトツプマ
スト19に略沿わせることにより、前記従来の技
術の問題点を総じて解決できるようにしたもので
ある。
即ち、本考案における問題解決手段の具体的構
成の特徴とするところは、ロータリ機枠14の伝
動ケース10上に左右一対のトツプマスト19を
配置し、前記伝動ケース10に動力取入軸23A
と爪軸15に動力を伝達する伝動軸37を設け、
且つ伝動ケース10内に動力取入軸33Aから伝
動軸37へ伝達される動力を正逆転に切換える正
逆転切換クラツチ57を設けた正逆転ロータリ耕
耘機において、 前記正逆転切換クラツチ57を作動させるシフ
タ軸44を回動操作する切換レバー54は、伝動
ケース10側から左右トツプマスト19間を通つ
て上方へ延設され且つ上部がトツプマスト19に
略沿わされている点にある。
(作用) 切換レバー54は左右一対のトツプマスト19
を通つて上方へ延設されており、トツプマスト1
9は切換レバー54の回動操作の障害とならな
く、逆に、回動範囲を規制し且つ切換位置を判断
する目安となり、且つ上部54bがトツプマスト
19に略沿つていて、切換位置の判断をより見易
くすると共に切換レバー54自体が突出障害物に
ならないようになつている。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
第1〜5図において、正逆転ロータリ耕耘機1
は左右一対のロアリンク2及びトツプリンク3か
ら成る3点リンク機構4を介してトラクタ等の走
行車体5に連結され、油圧装置6によつて昇降自
在となつており、PTO軸7からユニバーサルジ
ヨイント8を介して動力が伝達されている。
正逆転ロータリ耕耘機1はサイドドライブ式を
示しており、中央の伝動ケース10から左右にサ
ポートアーム11を突設し、各サポートアーム1
1の外端にチエーンケース12とサイドフレーム
13とを設けてロータリ機枠14を形成してお
り、チエーンケース12とサイドフレーム13と
で回転自在に支持された爪軸15には多数本の正
逆転用耕耘爪16が取付けられている。
前記伝動ケース10上にブラケツト18を介し
て左右一対の側面視略L字形のトツプマスト19
が間隔をおいて取付けられ、伝動ケース10の左
右各側部から上方に突設されたサポートリンク2
0の上端がトツプマスト19の上部に連結されて
いる。
トツプマスト19の前上端にはピン21を介し
てトツプリンク3の後端が連結され、その後上端
には耕深調整機構22の筒体23が枢支されてい
る。
24はロータリ機枠14から後方へ上下回転自
在に突設された支持枠で、その後部には左右一対
のゲージ輪25が取付けられており、この支持枠
24の中途部とトツプマスト19との間に耕深調
整機構22が設けられている。
耕深調整機構22は前記筒体23内にネジ筒2
6を伸縮自在に挿入し、このネジ筒26の下端を
支持枠24に枢支し、筒体23の上端から挿入し
たネジ軸27をネジ筒26に螺入し、ネジ軸27
の上端に設けたハンドル28を回転することによ
り、支持枠24の回動、即ち、ゲージ輪25の上
下位置調整ができるように構成されている。
前記伝動ケース10はその前面から内部に支持
ケース31が挿入されており、この支持ケース3
1と伝動ケース10の背面に同一形状の軸受ケー
ス32が取付けられている。両軸受ケース32に
同芯状のベベルギヤ軸33A,33Bが軸受を介
して支持され、一方のベベルギヤ軸33Aは動力
取出軸となつており、他方のベベルギヤ33Bは
動力取出軸となつている。ベベルギヤ軸33A,
33Bと動力の取入れと取出しを逆にすることも
可能であり、また、動力取出軸33Bはロータリ
耕耘機1に連結される他の作業機、例えば散布装
置の駆動源として利用される。
前記支持ケース31は2又状の脚部34を有
し、この脚部34に左右一対のベベルギヤ軸35
A,35Bが軸受を介して支持されており、両ベ
ベルギヤ35A,35Bは前記前後一対のベベル
ギヤ軸33A,33Bのベベルギヤ36と同時に
噛合しており、一方が正転用、他方が逆転用とな
つている。
前記一方のベベルギヤ35Aには伝動軸37の
一端が軸受38を介して支持されている。この伝
動軸37はチエーンケース12内まで延設されて
いて、動力取入軸33Aの回転を爪軸15へ伝達
可能である。
伝動軸37の一端には噛合クラツチ部材39が
軸方向摺動自在にスプライン嵌合されていて、左
右一対のベベルギヤ35A,35Bに形成した噛
合部40A,40Bと択一的に噛合可能であり、
噛合部40Bに噛合することにより、ダウンカツ
ト耕耘をする正転動力を、噛合部40Aに噛合す
ることにより、アツパカツト耕耘をする逆転動力
を夫々伝動軸37に伝える。
噛合クラツチ部材39の中央に形成された円周
溝41には、上下一対のシフタ42の係合棒43
が係合しており、シフタ42はベベルギヤ軸33
Aと噛合クラツチ部材39との間で上下方向に配
置されたシフタ軸44に取付けられている。
47はシフタ軸44の取付けられた位置設定板
で、先端上面に3つの凹部48が形成されてい
る。伝動ケース10には筒体49が固着され、こ
の筒体49内にボール50が挿入されている。こ
のボール50はスプリング51によつて弾下され
ていて、前記位置設定板47の各凹部48に係脱
自在であり、シフタ42を正転位置ロと逆転位置
ハと中立位置イとに位置決めする位置設定手段5
2を構成している。
前記シフタ軸44の上端は伝動ケース10から
上方へ突出しており、この上端に切換レバー54
が固定されている。この切換レバー54はシフタ
軸44を回動して噛合クラツチ部材39を切換操
作するものであり、水平状の取付部54aから上
方へ折れ曲り、前記左右一対のトツプマスト19
間を通つてその上方へ延設され、更に、その上部
54bがトツプマスト19と略平行に沿つて前上
方へ延設されている。従つて、切換レバー54の
握り部54cはトツプマスト19より上方で耕深
調整ハンドル28の近傍に位置し、平面視におい
て第3図に示すように、左右トツプマスト19間
に位置する。
前記切換レバー54の回動操作は左右トツプマ
スト19によつて制限され、その中央が中立位置
イ右側トツプマストに略当接する位置が正転位置
ロ、左側トツプマストに略当接する位置が逆転位
置ハとなつている。左右トツプマスト19は正逆
表示又は色分けをしておくことが好ましく、特別
な銘板は不要となつている。
56は伝動ケース10の上面に取付けられたガ
イド板であり、切換レバー54が挿通していて回
動操作が案内されている。
前記ガイド板56は切換レバー54をシフタ軸
44から一旦側方へ突出しているので必要となつ
ているが、第6図変形例で示すように、シフタ軸
44から前上方へ突出すれば不要となり、切換レ
バー54の長さも短くできる。
前記噛合クラツチ部材39から位置設定手段5
2等までの部材によつて正逆転切換クラツチ57
が構成されており、切換レバー54の回動操作に
よつて、動力取入軸33Aから伝動軸37へ伝達
される動力を正逆転に切換えると共に動力断接可
能になつている。
(考案の効果) 以上詳述した本考案によれば、正逆転切換クラ
ツチ57を作動させるシフタ軸44を回動操作す
る切換レバー54は、伝動ケース10側から左右
トツプマスト19間を通つて上方へ延設され且つ
上部がトツプマスト19に略沿わされているの
で、切換レバー54はトツプマスト19に妨害さ
れることなく容易に回動操作でき、しかもトツプ
マスト19で左右回動範囲が設定できると共に、
トラクタ上から正逆転のどちらかに切換えたかを
極めて容易に判断できるようになり、トツプマス
ト19の有効利用ができ、また、切換レバー54
の上部54cが耕深調整用ハンドル28の操作障
害物になるということもない。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図は本考案の実施例を示しており、第
1図は全体の断面側面図、第2図は要部の断面側
面図、第3図は要部の平面図、第4図は第2図の
−線断面図、第5図は第3図の−線断面
図、第6図は切換レバーの変形例を示す平面図で
ある。 1……正逆転ロータリ耕耘機、10……伝動ケ
ース、14……ロータリ機枠、15……爪軸、1
9……トツプマスト、22……耕深調整機構、3
3……ベベルギヤ軸、33A……動力取入軸、3
7……伝動軸、39……噛合クラツチ部材、42
……シフタ、44……シフタ軸、54……切換レ
バー、57……正逆転切換クラツチ、イ……中立
位置、ロ……正転位置、ハ……逆転位置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ロータリ機枠14の伝動ケース10上に左右一
    対のトツプマスト19を配置し、前記伝動ケース
    10に動力取入軸23Aと爪軸15に動力を伝達
    する伝動軸37を設け、且つ伝動ケース10内に
    動力取入軸33Aから伝動軸37へ伝達される動
    力を正逆転に切換える正逆転切換クラツチ57を
    設けた正逆転ロータリ耕耘機において、 前記正逆転切換クラツチ57を作動させるシフ
    タ軸44を回動操作する切換レバー54は、伝動
    ケース10側から左右トツプマスト19間を通つ
    て上方へ延設され且つ上部がトツプマスト19に
    略沿わされていることを特徴とする正逆転ロータ
    リ耕耘機の正逆転切換装置。
JP844686U 1986-01-23 1986-01-23 Expired JPH0451527Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP844686U JPH0451527Y2 (ja) 1986-01-23 1986-01-23

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JP844686U JPH0451527Y2 (ja) 1986-01-23 1986-01-23

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JPS62119702U JPS62119702U (ja) 1987-07-29
JPH0451527Y2 true JPH0451527Y2 (ja) 1992-12-04

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ID=30792828

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