JPH0451247Y2 - - Google Patents

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JPH0451247Y2
JPH0451247Y2 JP1985123198U JP12319885U JPH0451247Y2 JP H0451247 Y2 JPH0451247 Y2 JP H0451247Y2 JP 1985123198 U JP1985123198 U JP 1985123198U JP 12319885 U JP12319885 U JP 12319885U JP H0451247 Y2 JPH0451247 Y2 JP H0451247Y2
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JP
Japan
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gear
oil
pump
housing
lubricating oil
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JP1985123198U
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JPS6232261U (ja
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  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は建設機械車両及び産業用車両のパワー
シフト装置等のトルクコンバータに併設される
PTO軸の潤滑装置に関する。
(従来の技術) 第3図において、閉鎖構造のハウジング1内に
は外歯2を有するギヤ3がその中心線Aが水平に
延びる姿勢で設置されている。ギヤ3は両側へ突
出した筒軸5,6を備えており、筒軸5,6の外
周面がボール軸受7,8を介してハウジング1の
環状ボス9,10の内周で支持されている。一方
のボス9はハウジング1の本体に一体に形成され
ている。他方のボス10はハウジング1本体に固
定した環状カバー12に設けてある。
軸受7の近傍においてハウジング1の外面には
チヤージングポンプ15が固定さ、軸受8の近傍
においてカバー12の外面にはメインポンプ16
が固定されている。ポンプ15はトルクコンバー
タTの作動油を加圧するために使用される。ポン
プ16は例えば油圧式作業機(油圧シリンダ等)
の作動油を加圧するために使用される。ポンプ1
5,16の入力軸17,18はそれぞれ筒軸5,
6の内部に入込んでおり、スプライン嵌合部2
0,21を介して筒軸5,6に連結している。前
記ギヤ3の外歯2はアイドラギヤ22を介してド
ライブギヤ23に連結している。ドライブギヤ2
3はトルクコンバータTのポンプシエル25(ト
ルクコンバータ入力部)に固定した筒軸26の端
部に設けてある。
この構造によると、エンジン(図示せず)から
ポンプシエル25を経てドライブギヤ23に伝わ
つた回転力は、アイドラギヤ22を経てギヤ3に
伝わり、ギヤ3からスプライン筒軸5,6及びス
プライン嵌合部20,21を経て入力軸17,1
8に伝わる。
又この動作中にギヤ3やギヤ22,23を潤滑
するために、ハウジング1にはギヤ22に向けて
潤滑油を矢印Qの如く吹付けるための潤滑油吸収
供給装置(図示せず)が設けてある。
(考案が解決しようとする問題点) ところが上記従来構造によると、矢印Qの如く
供給された潤滑油は、ギヤ3,22,23により
それらの周囲の空間27に飛散させられるが、筒
軸5,6の内側のスプライン嵌合部20,21に
は達しない。又スプライン嵌合部20,21を潤
滑するための専用の装置も設けられていない、従
つてスプライン嵌合部20,21のスプライン歯
に潤滑不足による異常摩耗が生じる。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記従来構造に改良を施して、上記問
題を解決するためのもので、ハウジングの両側の
ポンプ又は補機とそれに隣接するハウジングの環
状ボスとの間に油溜めを形成し、油溜めに隣接す
る環状ボスと筒軸の間にシールを配置し、油溜め
に隣接する環状ボスの上部に油溜めと上記ギヤの
上方の空間とをつなぐ油流入孔を設けたことを特
徴としている。
(作用) 上記構造によると、ギヤによりその周囲に飛散
させられた潤滑油飛沫の一部は環状ボスの油流入
孔から油溜めに流入する。油溜めに溜つた潤滑油
は隣接するスプライン嵌合部へ流入し、ギヤの内
部を通つて他方のスプライン嵌合部に達する。従
つて両スプライン嵌合部は充分に潤滑される。
(実施例) 第1図において第3図の前記各部と対応する部
分には同一符号が付してあり、それらについては
詳細な説明を省略する。カバー12のフランジ状
体30はボルト31によりハウジング1の外面に
パツキンを介して固定されている。カバー本体3
0の外面からは筒状の取付座32が一体に突出し
ており、取付座32にポンプ16がいんろう型式
に嵌合して液密状態で固定されている。
前記ボス10はカバー本体30の内周部からギ
ヤ3側へ一体に突出している。ボス10はカバー
本体30寄りの部分33の外径が大きく、その大
径部分33がハウジング1の端壁34の孔に嵌合
している。ボス10の先端側の部分35の外径は
小さく、その小径部分35は空間27内へ張出し
ている。
前記部分35の最も上方の部分には、油流入孔
37が設けてある。油流入孔37はギヤ3の周囲
の空間27から斜め下方に延びて油溜め38の上
部空間に連通している。油溜め38は筒状取付座
32の内側かつカバー本体30とポンプ16の間
に形成されている。又油溜め38に隣接した位置
において、筒軸6とボス10の間にはオイルシー
ル36が介装されている。なおオイルシール36
は軸受8よりも油溜め38側に位置している。又
図示の実施例では、軸受7、8としてテーパロー
ラ軸受が使用されている。これらの軸受7,8は
液密構造とはなつていない。
上記構造によると、ギヤ3等により空間27に
飛散させられた潤滑油飛沫の一部は、油流入孔3
7から油溜め38に流入し、例えばギヤ中心線と
概ね同じレベルまで油溜め38内に溜る。この油
溜め38内の潤滑油はスプライン嵌合部21,す
なわち筒軸6と入力軸18の間へ流入し、スプラ
イン嵌合部21を潤滑する。スプライン嵌合部2
1を通過した潤滑油はギヤ3の内部を通つて他方
のスプライン嵌合部20まで流れ、スプライン嵌
合部20を潤滑する。スプライン嵌合部20を通
過した潤滑油は、筒軸5とポンプ15の間の空間
39を流下し、軸受7の内部を通つて空間27へ
戻る。空間27に戻つた潤滑油は回収されて濾過
された後、再び矢印Qの如く空間27の内部に供
給される。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によると、ギヤ3等
のギヤ機構を潤滑するオイルを利用して筒軸5、
6(PTO軸)のスプライン嵌合部20,21を
潤滑するので、スプライン嵌合部20,21の異
常摩耗を確実に防止することができる。
しかも軸受8とシール(オイルシール36)と
を別々に設けたので、軸受8の構造が制限される
ことはなく、テーパローラ軸受やローラ軸受を使
用することができる。無論、一般的なボール軸受
を使用することもできる。
又図示の実施例の如くボス部分35を空間27
内に突出させると、部分35が油受けとして有効
に作用し、空間27内の飛沫油を部分35により
効率良く回収して多量の潤滑油を油流入孔37に
流入させることができる。
スプライン嵌合部20,21に専用の潤滑装置
を併設する必要がないので、構造は簡単である。
(別の実施例) 第2図の如く、筒軸6の外周面に環状溝を設
け、該溝にシールリング36Aを装着することも
できる。
油流入孔やシールをそれぞれボス5や軸受7側
に設け、空間39により油溜めを構成することも
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の断面部分面、第2図は
別の実施例の断面部分図、第3図は従来例の断面
部分図である。1……ハウジング、3……ギヤ、
5,6……筒軸(PTO軸)、9,10……環状ボ
ス、15……ポンプ、16……ポンプ(補機)、
17,18……入力軸、20,21……スプライ
ン嵌合部、25……ポンプシエル(トルクコンバ
ータ入力部)、36……オイルシール、36A…
…シールリング、37……油流入孔、38……油
溜め、A……中心線、T……トルクコンバータ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 外歯を有するギヤを中心線が概ね水平になる
    姿勢で閉鎖構造のハウジング内に設け、上記ギ
    ヤを歯車機構を介してトルクコンバータ入力部
    に連結し、上記歯車機構の外歯に潤滑油を供給
    する潤滑油供給機構を設け、該潤滑油供給機構
    からの潤滑油が上記歯車機構及び上記ギヤによ
    り該ギヤの上方の空間へ飛散させられるように
    し、ギヤにその本体の両側に突出する1対の筒
    軸を設け、両筒軸の外周を軸受を介してハウジ
    ングの環状ボスにより支持し、ハウジングの両
    側にトルクコンバータ用油圧ポンプと補機とを
    設け、上記ポンプ及び補機の入力軸をそれぞれ
    隣接する筒軸の内周にスプライン嵌合部を介し
    て連結し、ポンプ又は作業機の外周部をハウジ
    ングに液密状態で固定するとともに、上記外周
    部よりも内側においてポンプ又は作業機とそれ
    に隣接する環状ボスとの間に油溜めを形成し、
    油溜めに隣接する軸受の近傍において環状ボス
    と筒軸の間にシールを配置し、油溜めに隣接す
    る環状ガスの上部に油溜めと上記ギヤの上方の
    空間とをつなぐ油流入孔を設けたことを特徴と
    するトルクコンバータのPTO軸潤滑装置。 (2) 上記補機が作業機の作動油加圧用ポンプであ
    る特許請求の範囲第(1)項に記載のトルクコンバ
    ータのPTO軸潤滑装置。
JP1985123198U 1985-08-09 1985-08-09 Expired JPH0451247Y2 (ja)

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JPS6232261U JPS6232261U (ja) 1987-02-26
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WO2016199205A1 (ja) * 2015-06-08 2016-12-15 株式会社小松製作所 動力伝達装置、及び、動力伝達装置を備える作業車両

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JPS6232261U (ja) 1987-02-26

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