JPH045087A - 感熱記録紙原紙用表面サイズ剤 - Google Patents

感熱記録紙原紙用表面サイズ剤

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JPH045087A
JPH045087A JP2108478A JP10847890A JPH045087A JP H045087 A JPH045087 A JP H045087A JP 2108478 A JP2108478 A JP 2108478A JP 10847890 A JP10847890 A JP 10847890A JP H045087 A JPH045087 A JP H045087A
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Masayuki Kawakita
正之 川喜田
Minoru Tamura
稔 田村
Yuji Fujii
裕二 藤井
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、感熱記録紙原紙用表面サイズ剤に関する。
〔従来の技術〕
従来から表面サイズ剤として、スチレン−マレイン酸系
またはα−オレフィン−マレイン酸系重合体の水溶液か
知られているが、いずれもサイズ効果、低発泡性の点で
不充分てあった。そのため、これら表面サイズ剤を各種
原紙に塗布した場合には発泡による操業性低下か生じる
という不利があった。そこで本発明者らはサイズ効果に
優れ、低発泡性の優れた表面サイズ剤を開発し既に出願
している(平成2年3月23日付出願)。
しかし、前記本発明者らの開発した表面サイズ剤であっ
ても、これを感熱記録紙原紙に塗工して感熱紙を作成し
た場合には経時的に感熱層が発色してしまい感熱紙が黒
くなるという欠点や、カルボキシル基の中和塩の種類に
よってはサイズ効果が不充分である等の欠点かある。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的はサイズ効果が良好かつ低発泡性であり、
しかも感熱記録紙原紙に塗工し、感熱紙を作成した場合
にも経時的に感熱層が発色しない感熱記録紙原紙用表面
サイズ剤を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、前記課題を解決するためα−オレフィン
−マレイン酸系共重合体のカルボキシル基の中和塩に着
目して鋭意検討した。その結果、特定のα−オレフィン
および特定の1価アルコルのα、β−不飽和ポリカルボ
ン酸半エステル塩単位比率で併用して得られる共重合体
てあって、該共重合体のカルボキシル基の中和塩として
特定のものを、しかも特定比率て使用したものが前記課
題を悉く解決しうることを見出し、本発明を完成するに
至った。
すなわち本発明は、 (a)α、β−、β−ポリカルボン酸半エステルまたは
その中和塩単位(但し、エステルは炭素数4〜24の1
価アルコールのエステル)Ha)成分)       
     1〜70モルt(b)α、β−不飽和ポリカ
ルボン酸またはその中和塩単位((b)成分)   θ
〜70モルt(c) 2,4.4−1−ツメチル−1−
ペンテン((c)成分)             5
〜60モルtおよび、 (d)炭素数8〜30の直鎖状
α−オレフィン((d)成分)     5〜60モル
を必要により、 (e)他の単量体単位((e)成分)
0〜30モル* から構成され、かつ (c)/ (d)が9/1〜1/
9の組成比である水溶性重合体てあって、該水溶性重合
体中のカルボキシル基の50%以上が中和塩てあり、か
つカルボキシル基の20〜80亀かアルカリ金属塩およ
びアルカノールアミン塩から選ばれる少なくとも一種の
中和塩である水溶性重合体を有効成分とすることを特徴
とする感熱記録紙原紙用表面サイズ剤に係わる。
本発明の表面サイズ剤の構成成分であるα、β−不飽和
ポリカルボン酸半エステルその中和塩単位(以下、(a
)成分という)において、α、β−、β−ポリカルボン
酸としてはマレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラ
コン酸等のジカルボン酸類およびその無水物を例示しつ
る。該ジカルボン酸類のうち好ましいのはマレイン酸お
よびイタコン酸である。また、半エステルを形成する炭
素数4〜24の1価アルコールとしては、以下の各種の
ものをあげることができる。例えば、ブタノール、ペン
タノール、ヘキサノール、シクロヘキサノール、オクタ
ツール、2−エチルへキサノール、デカノール、ヘキサ
デカノール、オクタデカノール、エイコサノールなどの
脂肪族1価アルコール、ベンジルアルコールなどの芳香
族1価アルコール、およびこれらの2種以上の混合物が
あげられる。これらのうち、サイズ効果および泡立ちの
点からは炭素数4〜14の脂肪族1価アルコールが好ま
しい。ここて、1価アルコールの炭素数か4未満の場合
には満足なサイズ効果および抑泡効果か得られず、また
24を越える場合には重合体の水溶性が乏しく安定な水
溶液か得られないため好ましくない。また上記の中和塩
の種類としては、ナトリウム塩またはカリウム塩等のア
ルカリ金属塩:モノエタノールアミン塩、ジェタノール
アミン塩、トリエタノールアミン塩等のアルカノールア
ミン塩:アンモニウム塩;メチルアミン塩、ジメチルア
ミン塩、トリメチルアミン塩、トリエチルアミン塩等の
炭素数1〜8の脂肪族アミン塩等をあげることができる
(a)成分は重合体中で、通常 1〜70モルを程度、
好ましくは5〜50モルtである。(a)成分の組成割
合が1モルを未満の場合には、満足なサイズ効果が得ら
れず、また70モルtを越える場合には得られる重合体
の水溶性が低下するためいずれも好ましくない。
本発明の表面サイズ剤の任意の構成成分であるα、β−
不飽和ポリカルボン酸またはその中和塩単位(以下、(
b)成分という)は、重合体の水への溶解性をよくする
ため使用するのが好ましい。α、β−不飽和ポリカルポ
ン酸としては前記(a)成分と同様のものがあげられ、
また中和塩の種類も前記(a)成分の場合と同様である
(b)成分の組成割合は通常0〜70モルを程度、好ま
しくは 5〜50モルtである。70モル*を越える場
合にはサイズ効果、抑泡効果が悪くなる。
更には、(b)成分の態様としては、該単位の10〜9
0モルtが半アミドおよび/またはイミドを形成してい
ることが得られる表面サイズ剤の水への溶解性の点から
好ましい。また、イミドを形成している場合はサイズ効
果をも向上させるのでとくに好ましい。ここに、(b)
成分を半アミド化および/またはイミド化する方法とし
ては、あらかしめ単量体である(b)成分にアンモニア
類もしくはアミン類を所定条件下に作用せしめる方法、
または(b)成分を所定量含有する共重合体にアンモニ
ア類もしくはアミン類を作用させる方法のいずれをも採
用できる。なお、前記アミド化は反応温度20℃以上、
好ましくは30〜100℃程度、イミド化は 100℃
以上、好ましくは 100〜130℃程度で、また反応
時間はアミド化、イミド化ともに 0.5〜8時間、好
ましくは0.5〜3時間の条件下に反応させるのかよい
前記アンモニア類としてはアンモニアの他、炭酸アンモ
ニウム塩等のアンモニウム塩かあげられる。また、アミ
ン類としてはメチルアミン、エチルアミン、ブチルアミ
ン、アミルアミン、ヘキシルアミン、ヘプチルアミン、
オクチルアミン、ノニルアミン、デシルアミン、ラウリ
ルアミン、ステアリルアミン等の脂肪族アミン、シクロ
ヘキシルアミン等の脂環族アミン、アニリン等の芳香族
アミン、アリールアミン、アルカノールアミン等の第1
級および第2級アミンがあげられる。たたし、イミド化
を行う場合にはアンモニア類または第1級アミンを使用
しなければならない。
本発明の表面サイズ剤の構成成分である(C)成分とは
2,4.4−トリメチル−1−ペンテンである。通常、
イソブチレンの2量体であるジイソブチレンは、α型(
2,4,4−トリメチル−1−ペンテン)およびβ型(
2,4,4−トリメチル−2−ペンテン)の2種類の混
合物として入手しうるが、本発明の重合に供しつるのは
α型の2.4.4−トリメチル−1−ペンテンのみであ
る。但し、上記混合物たる市販ジイソブチレンを使用す
ることは可能であり、この場合には重合終了後にβ型を
留去すればよい。
(C)成分の組成割合は通常5〜60モルを程度、好ま
しくはlO〜55モルtである。また(C)成分の組成
割合が5モルを未満の場合には、サイズ効果が低下し、
また60モルtを越える場合にはサイズ効果が低下する
とともに発泡が大となるためいずれも好ましくない。
本発明の表面サイズ剤の構成成分である炭素数8〜30
の直鎖状α−オレフィン(以下、(d)成分という)と
しては、1−オクテン、■−ノネン、1−デセン、1−
ドデセン、1−テトラデセン、1−ベンタテセン、l−
へキサデセン、1−オクタデセン、1−エイコセン、1
−テトラデセン、1−オフタコセン、1−トリアコンチ
ン等を例示しうる。得られる表面サイズ剤の性能、特に
サイズ効果、抑泡効果を考慮すれば、これらのうちとく
に好ましくは炭素数9〜20の直鎖状α−オレフィンと
される。炭素数8未満の直鎖状α−オレフィンてはサイ
ズ効果、抑泡効果がともに低下する傾向かあり、また炭
素数30を越える直鎖α−オレフィンを使用した場合に
は得られる表面サイズ剤の水に対する溶解性が低下する
ためいずれも好ましくない。なお、分岐鎖状のものを対
象外としたのは、直鎖状α−オレフィンに比して発泡性
が大となるからである。
(d)成分の組成割合は通常5〜60モルを程度、好ま
しくは10〜55モルtである。(d)成分の組成割合
が5モルを未満の場合には、サイズ効果か低下するとと
もに発泡が大となり、また60モル*を越える場合には
サイズ効果か低下するとともに得られる重合体の水溶性
が低下するためいずれも好ましくない。
また、前記(c)成分および(d)成分の使用合計量は
、重合体中で、通常30〜70モルを程度、好ましくは
40〜60モルtとするのがよい、  (C)成分と(
d)成分との合計量が30モルを未満の場合にはサイズ
効果が低下し、70モル*を越える場合には水に対する
溶解性が低下する傾向がある。
本発明の表面サイズ剤の任意の構成成分である他の単量
体単位(以下、(e)成分という)としては、アクリル
酸、メタクリル酸、アクリルアミド、メタクリルアミド
、アクリロニトリル、2−ヒドロキシエチルメタクリレ
ート等の水溶性単量体、アルキルアクリレート、アルキ
ルメタクリレート、スチレン、α−メチルスチレン、酢
酸ビニル、グリシジルメタクリレート等の油溶性単量体
があげられる。これらは、本発明の目的を逸脱しない範
囲で使用でき、通常は全単量体使用量に対して30モル
*以下、好ましくは20モルを以下である。(e)成分
か30モルtを越える場合にはサイズ効果が低下するた
め好ましくない。
(a)成分、(b)成分、(C)成分および(d)成分
の組成割合は既述の通りであるが、更に次の条件を満足
する必要がある。
すなわち (c)成分/(d)成分の組成比か9/1〜
1/9、好ましくは8/2〜2/8であることが必須と
される。 1/9未満の場合にはサイズ効果が低下し、
9/1を越える場合にはサイズ効果か低下するほか発泡
性も大となるためいずれも好ましくない。
また、本発明では重合体中のカルボキシル基の中和塩と
して特定のものを、特定割合で使用することを必須とす
る。
すなわち、重合体中のカルボキシル基は50%以上が中
和塩でなければならない。好ましくは6H以上である。
50を未満の場合には重合体の水に対する溶解性がわる
くなる。
また、本発明の表面サイズ剤は感熱記録紙原紙用表面サ
イズ剤として使用されるため、感熱記録紙原紙に重合体
水溶液を塗工した場合に、重合体中の遊離のカルホキシ
ル基によって、経時的に感熱層か発色しないようにする
必要がある。本発明者らはかかる問題について研究を重
ねた結果重合体中のカルホキシル基の少なくとも20%
が安定な中和塩となっていればかかる問題は生じないこ
とかわかった。ここに安定な中和塩とは感熱紙原紙にサ
イズ剤を塗工して加熱乾燥しても中和塩として存在する
ことが条件であり、かかる安定な中和塩としてはアルカ
リ金属塩およびアルカノールアミン塩があげられる。な
おアンモニウム塩、脂肪族アミン塩は熱に対して不安定
で、乾燥工程て遊離のカルボキシル基となってしまい本
発明ていう安定な中和塩としては使用できない。また、
本発明者らはアルカリ金属塩およびアルカノールアミン
塩が80%を越えると水溶性が大きくなりすぎサイズ効
果が悪くなることも見出した。
すなわち、重合体中のカルボキシル基は20〜80tか
アルカリ金属塩およびアルカノールアミン塩から選ばれ
る少なくとも一種の中和塩でなければならない。好まし
くは30〜6Hである。前記のとおり20を未満では感
熱紙が経時的に発色してしまい、一方80零を越えると
サイズ効果が悪くなる。
以上から本発明重合体中のカルボキシル基は少なくとも
50J以上が中和塩(中和塩の種類は問わない)を形成
しており、しかも重合体中のカルボキシル基の20〜8
0亀が安定な中和塩であることか必須とされる。したか
って、安定な中和塩の割合が50%未満のばあいにはア
ンモニウム塩等と併用して重合体中のカルボキシル基の
少なくとも50*以上を中和塩とする必要がある。また
安定な中和塩の割合が5H以上のばあいにはアンモニウ
ム塩等と併用するのは任意である。
なお、カルボキシル基の中和塩の調整は、あらかじめ単
量体の段階で行ないつるのはもちろんのこと、重合体の
製造後に行なうこともできる。
本発明の表面サイズ剤は、前記各種成分((a)、(C
)および(d)成分、要すれば(b)および(e)成分
を含む)を適当な重合開始剤の存在下、共重合せしめる
ことにより容易に製造することができる。重合方法とし
ては、特に制限はされず、バルク重合、溶液重合等の方
法を適宜採用しつる。溶液重合の場合には、溶媒として
ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素、アセトン、メ
チルエチルケトン等の低級ケトン、酢酸エチル、クロロ
ホルム、ジメチルホルムアミド等を単独でまたは適宜組
合せて選択して使用することがてきる。
重合開始剤の種類についても特に制限はされず、ヘンシ
イルバーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、ラウリ
ルパーオキサイド等の有機過酸化物、アゾビスイソブチ
ロニトリル、アゾビスジメチルワレロニトリル、その他
レドックス触媒系のいずれをも採用することができる。
また重合に際しては、メルカプタン類、第二級アルコー
ル類等の連鎖移動剤を用いることもできる。重合温度は
通常80〜140℃程度、反応時間は2〜12時間程度
とされる。
得られた水溶性重合体の分子量は、通常1,000〜1
,000,000程度、好ましくは2,000〜100
,000である。分子量が1,000未満の場合には十
分なサイズ効果が得られず、また1、000,000を
越える場合には重合体水溶液の粘度が大きくなり作業性
が劣る傾向がある。
本発明の表面サイズ剤は、上記の水溶性重合体を有効成
分とするものである。
本発明の表面サイズ剤の適用される感熱記録紙原紙とし
ては特に制限はされず、またバルブ、填料、内添サイズ
剤、抄紙時のpH1紙力紙力剤、リテンションエイト等
による影響はほとんど受けない。たとえば、酸性条件下
で抄紙された感熱記録紙原紙、アルキルケテンダイマー
あるいはアルケニル無水コハク酸などの内添サイズで中
性抄紙された感熱記録紙原紙があげられる。また回収故
紙を含有する原紙にも好適に使用てきる。
本発明の表面サイズ剤は、単独で使用することができる
ことはもちろんのこと、酸化デンプン、アルギン酸ソー
ダ、カルボキシメチルセルロス、アクリルアミド系ポリ
マー、ポリビニルアルコール等と併用することもできる
また本発明の表面サイズ剤は、上記各種の感熱記録紙原
紙に対して従来公知の塗布方法、例えば含浸法、サイズ
プレス法、カレンター法、スプレー法により塗布される
。その塗布量は通常は0001〜5g/ゴ(固形分)、
好ましくは0.005〜Ig/rn’である。該サイズ
剤は、従来の表面サイズ剤に比べて、水への溶解性に優
れ、ガムアップの欠点はなく、しかも泡立ちが少ないた
め実機への適用が容易であり、加えて優れたサイズ効果
を有する成紙が得られるという特長を発揮する。
〔実施例〕
以下、実施例および比較例をあげて本発明を具体的に説
明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない。なお、各例中、部および亀は特記しない限りすべ
て重量基準である。
実施例1 攪拌機、冷却管、滴下ロート、窒素導入管および温度計
を備えたフラスコに、マレイン酸のイソブチルアルコー
ル半エステル68.8部(20モル96)、無水マレイ
ン酸58.8部(30モル本)およびトルエン75.2
部を仕込み、攪拌窒素気流下に110℃まで昇温した。
滴下ロートにジイソブチレン(2,4,4−トリメチル
−1−ペンテンの含有率7H) 73.7部(2,4,
4トリメチル−1−ペンテンとして25モル本)および
1−オクタデセン 126部(25モル本)を仕込み、
また別の滴下ロートにt−ブチルパーオキシベンゾエー
ト12.0部およびトルエン35部を仕込んだ。
これらを滴下ロートから約1.5時間を要してフラスコ
に滴下し、還流下に約2時間保温した。その後、t〜ブ
チルパーオキシ−2−エチルヘキサエート4.8部およ
びトルエン15部を約30分を要して滴下し、さらに同
温度で1時間保温した。
減圧下にトルエンを留去し、重合物を48%水酸化ナト
リウム53,2部、所定量の水および2896アンモニ
ア水58.3部て中和することにより共重合体水溶液を
得た。このものの外観は黄色透明てあり。
不揮発分は15.5%; 、 pHは9.0 、25℃
の粘度は800cpsであった。
実施例2〜7.12 実施例1において、カルボキシル基塩の種類およびその
比率を変化させた他は同様にして反応を行ない各種共重
合体水溶液を得た。これらの各恒数は第1表に示す。
実施例8 実施例1てえられたトルエン留去前の共重合体反応液の
全量を70〜80℃に加温したのち、炭酸アンモニウム
45部(アンモニア含有率30モル*)を添加した。同
温度で 1時間保温しアミド化反応を行なった。
減圧下にトルエンを留去し、重合物を48*水酸化ナト
リウム46.7部、所定量の水および2896アンモニ
ア水51.0部で中和することにより共重合体水溶液を
得た。このものの外観は黄色透明であり、不揮発分は2
5.5!k 、 pHは9.0 、25℃の粘度は24
00cpsであった。
実施例10 アミン類の種類、アミド化率を第1表に示すように変化
させた他は実施例8と同様にして反応を行ない各種共重
合体水溶液を得た。これらの各恒数は第1表に示す。
実施例9.11 アミン類の種類、イミド化率を第1表に示すように変化
させ、反応温度を100〜】】0℃とした他は実施例8
と同様にして反応を行ない各種共重合体水溶液を得た。
これらの各恒数は第1表に示す。
比較例1〜7 実施例1において、アミン類の種類、アミド化率、イミ
ド化率、カルボキシル基塩の種類、その比率を変化させ
た他は同様にして反応を行ない各種共重合体水溶液を得
た。これらの各恒数は第1表に示す。
上記で得られた各種共重合体水溶液を含有する表面サイ
ズ剤の性能評価は以下の方法により行なった。結果は第
2表に示す。
(1)サイズ効果 (A)原紙 ■酸性紙 坪量71g/rn’、ステキヒト 0秒、内添薬品(対
バルブ添加率):タルク 2部1強化ロジンサイズ剤(
荒用化学工業■製、商品名「サイズバインE J ) 
0.05%i 、硫酸バンド 2.5零■中性紙 坪量65g/d、ステキヒト 0秒、内添薬品(対バル
ブ添加率):炭酸カルシウム 20机 アルケニル無水
コハク酸系サイズ剤(荒用化学工業■製、商品名「サイ
ズバインSA 850J )0.05!k 、硫酸バン
ド 0.5* 、カチオン化澱粉0.41 アニオン系
歩留剤(荒用化学工業■製商品名rXW−504J )
  0.0]*(B)表面サイジング 装 置   :ラボサイズプレス サイズ液組成: 酸化澱粉(固形分で5.0亀) 前記共重合体水溶液 (固形分で0.01〜0.1%) 水 サイズ液の塗布量: 酸化澱粉の固形分付着量2.1 g/ゴ前記共重合体の
固形分付着量 0.018 〜0.1ft  g/rrr’乾燥条件:
回転型オートドライヤー 130℃× 1分 (C)紙質評価 ステキヒトサイズ度 JIS P−8122による。
コブサイズ度    JIS P−8+40による。
(2)発泡性 酸化澱粉5tと表面サイズ剤0.05零とを添加したサ
イズ液1000部を2Itの円筒形フラスコに入れ、4
5℃に保温した。3枚羽根プロペラ付攪拌機で4000
rpm 、 10分間攪拌し発泡量を測定した。
(3)感熱紙保存性 市販の感熱記録紙(FA(:OM FAX富士通■製)
に1096濃度のサイズ液をバーコーター塗工(吸液N
40g/m2) L/、50℃で4分間乾燥した。次い
で60℃で1時間保温した後の白色度を測定した(JI
S P−8123による)。
〔発明の効果〕
(1)本発明の表面サイズ剤は水への溶解性に優れ、ガ
ムアップの欠点がなく、しかも泡立ちか少ないため実機
への適用が容易てあり、加えて優れたサイズ効果を有す
る感熱記録紙原紙が得られるという効果を有する。
(2)本発明の表面サイズ剤は特定種類のカルボキシル
基の中和塩を特定割合で使用しているため従来経時的発
色性等の問題のため使用し難かった感熱記録紙原紙用表
面サイズ剤として用いることかできる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(a)α,β−不飽和ポリカルボン酸半エステル
    またはその中和塩単位(但し、エステルは炭素数4〜2
    4の1価アルコールのエステル)((a)成分)1〜7
    0モル% (b)α,β−不飽和ポリカルボン酸またはその中和塩
    単位((b)成分)0〜70モル% (c)2,4,4−トリメチル−1−ペンテン((c)
    成分)5〜60モル% および、(d)炭素数8〜30の直鎖状α−オレフィン
    ((d)成分)5〜60モル% 必要により、(e)他の単量体単位((e)成分)0〜
    30モル% から構成され、かつ(c)/(d)が9/1〜1/9の
    組成比である水溶性重合体であって、該水溶性重合体中
    のカルボキシル基の50%以上が中和塩であり、かつカ
    ルボキシル基の20〜80%がアルカリ金属塩およびア
    ルカノールアミン塩から選ばれる少なくとも一種の中和
    塩である水溶性重合体を有効成分とすることを特徴とす
    る感熱記録紙原紙用表面サイズ剤。
  2. (2)前記(b)成分の10〜90モル%が半アミド化
    および/またはイミド化されてなる請求項1記載の感熱
    記録紙原紙用表面サイズ剤。
  3. (3)前記(d)成分が、炭素数9〜20の直鎖状α−
    オレフィンである請求項1または2記載の感熱記録紙原
    紙用表面サイズ剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1182051A3 (en) * 2000-08-23 2004-04-07 Eastman Kodak Company Paper Support for Recording Materials

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