JPH04506042A - パイプラインまたは通路のライニングに関する改良 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 パイプラインまたは通路のライニングに関する改良本発明は、「ソフトライニン グ」として知られているプロセスによってパイプラインまたは通路のライニング を行うことに関する。

ソフトライニング・プロセスでは、ライニングしようとしているパイプラインま たは通路の直径および長さに合わせた寸法の可撓性チューブを利用する。このチ ューブは、硬化性合成樹脂で被覆するかあるいはそれを含浸させである。この硬 化性合成樹脂は、パイプラインまたは通路の表面をライニングする位置に置かれ た後に硬化して、パイプラインまたは通路にライニング・チューブを固定する接 着剤となるか、あるいは、実際に、パイプラインまたは通路内に自立する剛性パ イプを構成する成形体となる。ライニング・チューブは、樹脂がまだ軟らかいう ちにパイプラインまたは通路内に挿入され、流体圧力によって通路表面に形状を 合わされ、この状態に保持されたまま、通常は、熱の付与によって、より最近に は、光照射、たとえば、紫外線の照射によって樹脂が硬化させられる。

紫外線の場合、選んだ樹脂系は放射線で活性化できるものでなければならない。

ソフトライニングの最も広〈実施されている方法が英国特許第１４４９４５５号 に開示されており、この方法では、ライニング・チューブはその一端からパイプ ラインまたは通路内に裏返され、その外面が不透過性コーティングまたはフィル ムを備え、裏返した後に、このコーティングまたはフィルムがパイプラインまた は通路の内面となり、再ライニング加工したパイプラインまたは通路の内部に滑 らかな流れ増進面を与える。

本発明によれば、ライニング・チューブを２つの部分で構成し、各部分を、少な くとも、ライニング加工しようとしているパイプラインまたは通路の長さにほぼ 等しい長さとし、これらの部分を端突き合わせ連結し、挿入プロセスで、一方の 部分を引き込んでから他方の部分を最初に述べた部分の中に裏返すか、あるいは 、一方の部分を裏返してから他方の部分を引き込むようにしたソフトライニング 方法が提供される。

好ましい構成において、ライニング・チューブは、実際には、各々、ライニング 加工しようとしているパイプラインまたは通路の部分の長さに等しいかあるいは それより長い長さの３つの部分からなり、これら３つの部分は、ここではブリラ イナと呼ぶ第１部分と、ライニング・チューブであって、硬化性合成樹脂を含浸 したかあるいはそれで被覆したか、あるいは、それを行うことになっている材料 のチューブからなる第２部分と、ここでは膨張チューブと呼ぶ第３部分とからな り、膨張チューブをライニング・チューブ内に裏返すことによって所定位置にあ るときにライニング・チューブを膨らませることを特徴とする。

いはそれを含浸させた材料で作っであるか、あるいは、その材料を含むものであ ってもよいが、裏返したときに、樹脂を含有する外側膜を有すると好ましい。

たとえば、膨張チューブは、普通は、英国特許第１４４９４５５号に記載されて いるような構造で含浸させたものであってもよい。

本発明では、ライニング方法は、ブリライナ・チューブとライニング・チューブ を利用するだけでもよく、ブリライナ・チューブは、普通は、充分な引っ張り強 さと可撓性を持つ強いファブリック被覆チューブからなり、裏返し媒質として液 体、普通は、水を用いる普通の裏返し技術（前記の審査中の出願に記載されてい るような技術）によってパイプラインまたは通路内に裏返すことができる。ブリ ライナ・チューブを挿入しつつあるとき、ブリライナ・チューブの後端に連結し たライニング・チューブはパイプラインまたは通路に引き込まれ、引き込まれつ つあるときに裏返し用水内に浮かんで支持されることになる。所望に位置に達す ると、任意適当な手段、たとえば、別体の膨張チューブによって膨らませること ができる。この実施例のライニングチューブは、樹脂を満たし、チューブ内から 空気を除去した後に両端をシールしてチューブの樹脂吸収層を含浸させる。空気 を除去し、両端をシールするということは、樹脂内に気泡を生じさせないので特 に有利である。気泡は、最終的な硬化ライニングに欠陥を生じさせる傾向があり 、これは浸透性や機械的な欠陥を招（ことになる。

ライニング・チューブが所定位置にきたとき、後端を開いて膨張用媒質または膨 張チューブあるいは両方を挿入できるようにしなければならないが、含浸ライニ ング・チューブへの空気の進入は容易に防ぐことができる。

本発明の第２局面によれば、膨張チューブを後端に連結したライニング・チュー ブを利用する。ライニング・チューブの前端と膨張チューブの後端はシールし、 これら２つのチューブを連結した場合、これらのチューブを互いにシールして連 続的なチューブとすることができる。これにより、すべての空気が２つのチュー ブからなる組立体の内側から追い出され、そこに含有される樹脂がライニング・ チューブあるいは膨張チューブまたはこれら両方の吸収層全体に確実に含浸する することができる。膨張チューブとライニング・チューブは連結チューブと呼ぶ 部分によって相互連結し、適切な挿入段階で膨張チューブを裏返すことができる 。この目的のために、連結チューブはタックまたはひだを備えていても良く、そ の場合、折り重ねて本発明のプロセスを容易に実施する助けとすることができる 。これについては、後述する実施例に関連してより詳しく説明する。

明らかに、最良の結果は、２つの進歩性ある特徴の総合効果から得られる。すな わち、組立体が第１、第２、第３のチューブを包含し、ライニング・シーケンス でバイブラインまたは通路内へブリライナ・チューブを裏返してライニング・チ ューブをパイプラインまたは通路内に設置し、次いで、ライニング・チューブ内 に膨張チューブを裏返して膨張チューブをブリライナ・チューブに向かって膨ら ませ、それを通路表面に対して支持し、この状態のまま、ライニング・チューブ または膨張チューブあるいはこれら両方の樹脂を硬化させたときに最良の結果を 得ることができる。

プ°リライナ・チューブの利用は、ライニングしているパイプラインまたは通路 と合わせた側方結合部に樹脂が進入するのをブリライナ・チューブが防ぐので望 ましいことである。

本発明の一実施例を、以下に、添付図面を参照しながら説明する。

第１図は、本発明の一実施例による、バイブラインまたは通路に挿入するための 管状組立体の透視図である。

第１Ａ、ＩＢ、ＩＣ図は、それぞれ、第１図に示す管状組立体の断面を示す拡大 図である。

第２図は、第１図に示す組立体の連結部を示す図である。

第３−７図は、第１図の管状組立体の地下下水道へのすえ付は段階を示す図であ る。

第８図は、下水道にライニング加工を行ったときのライニング・チューブの拡大 断面図である。

第９図はすえ付けたライニングの片側を示す拡大断面図である。

図面を参照して、第１図に、可撓性のある管状ライナ組立体が符号１０で示しで ある。この組立体は、３つの部分、すなわち、第１部分（ブリライナ・チューブ ）１２、第２部分（ライニング・チューブ）１４および第３部分（膨張チューブ ）１６からなるものとして示しである。これらのチューブは、たとえば、結合領 域１８．２０のところで、端部突き合わせ状態で連結しである。これらの部分１ ２．１４．１６の各々は、少なくとも、組立体によってライニング加工しようと しているバイブラインまたは通路の長さＬに等しい長さのものである。

結合部１８は、ライニング・チューブ１４のシール端がブリライナ・チューブ１ ２のシールした後端に結合するように形成してあり、ライニング・チューブ１４ と膨張チューブ１６の間の、符号２０で示す結合部は、連結部２２（ここでは、 便宜上、反転チューブと呼ぶ）によって構成しである。この反転チューブの機能 は後に詳しく説明する。

第１Ａ図に示すように、ブリライナ・チューブ１２は、織成ファブリック２４か らなり得る単層チューブであり、この織成ファブリックをプラスチックまたはゴ ム化コーティングで覆われており、必要な強度を得ている。ブリライナ・チュー ブ１２の要件は、その機能を果たすに充分な強さを持ち、パイプラインまたは通 路にこのブリライナ・チューブ１２を裏返すのに用いられる流体、特に、水に対 して不透過性でなければならないということである。

一方、第１Ｂ図に示すように、チューブ１４は、ポリウレタンのような不透過性 フィルム材料あるいは積層材料の外側コーティング２６を包含する。このコーテ ィング２６は比較的厚いフェルト層２８に接合され、第１Ｂ図に示すような管状 構造を形成するためには、この材料はコイル状に巻かれて管状形態を形成し、突 き合わせ継目３０がそれを架橋する縫い目３４を有し、突き合わせ端を連結する ようになっている。この縫い目はシール・ストリップ３６で覆われる。

層２８の内側には、さらに別のフェルト層３６があり、このフェルト層３６は縁 を重ね合わせるように管状に形成してあり、これら重ね合わされた縁を介して縫 い目があり、管状構造を形成している。必要なだけの多くの層３６をチューブ１ ４に形成することができる。層２８．３６は、チューブ１４の内部に導入した合 成樹脂を吸収して層２８．３６が前記樹脂で含浸されるので、優れた樹脂吸収性 を有するニードル加工したフェルト材料で作られている。

図示実施例の膨張チューブ１６は、内側フェルト層４２に接合された外側膜４０ を備えるので、チューブ１４と類似しており、この材料はチューブ１４の材料と 同様にコイル状に巻かれて縫着され、シールされるが、付加的な薄い層３６はな （、フェルト層４２は層２８．３６よりも薄くなっている。さらに、チューブ１ ６は、チューブ１４よりも小さいサイズとなっている。これは、最終的にこのチ ューブの内側に嵌合することになっているからである。しかしながら、チューブ １６はチューブ１２のような単層材料で作ることができる。

第２図に示すような反転チューブ２２は、チューブ１４．１６の端を連結する、 チューブ１２に類似したチューブ（または、チューブ１６または１４の延長部で あり得る）にすぎないが、さらに、チューブ２２は後に説明する目的で中央タッ ク４４が形成しである。

たっく４４を備えた反転チューブ２２の長さは、第３−７図に示すすえ付は手順 に関連して後に説明する目的のためにＤとなっている。

説明した実施例では、チューブ１４の前端は、チューブ１６の後端と同様にシー ルされており、反転チューブ２２は、チューブ１４の後端とチューブ１６の前端 の間にシールを形成しており、チューブ１４の前端とチューブ１６の後端をシー ルするに先立って、充分な量の合成樹脂をチューブ１４．１６に導入してフェル ト層２８．３６．４２に含浸させると共に、チューブ内の空気をすべて追い出す 。したがって、実際、これらチューブ１４．１６は、樹脂の満ちた偏平に漬れた 状態にあり、その中になんら空気を存在させない。

次に第３−７図を参照して、ここでは、第１図の管状組立体をどのように地下下 水道に挿入してそのライニングを行うかを示している。

第３図において、下水道は基準符号５０によって示してあり、実際、２つのマン ホール５２．５４の間の長さをなっている。下水道５０は、経年劣化のため修復 する必要があり、これは世界中の発達した区域の下水道の共通の問題となってい る。

また、これから説明しようとしているライニング作業を行うために、ポンプ、車 輌、足場などの適切な設備機器を現場で得なければならないが、このような設備 機器は簡略化のために、また、それらの設備機器が周知のものであるから図には 示していないことは了解ボ５８の開口した下端をライニング加工しようとしてい る下水道５０の端に対面させる。チューブ１２の前端をバイブ５６内へ送り込み 、図示のように折り返してエルボの下端に連結する。パイプ５６を第４図に矢印 ６０で示すように水で満たすと、チューブ１２がパイプ５６の端から第４図には っきりと示すように下水リライナ・チューブ１２が完全に裏返された位置を示し 、ライニング・チューブ１４が今や正しい位置にあり、それぞれの端がライニン グ加工しようとしている下水道５０の端のところにある。この時点で、作業が停 止され、反転チューブ２２がその前半分がパイプ５６内にあり、タック４４がパ イプ５６の頂端付近にあるような位置にある。

この結合部で、ブリライナ・チューブ１２のマンホール５４に隣接した端は切り 裂き、初期の裏返し段階に用いた水を第６図に矢印６２で示すように排出させ、 反応チューブ中のタック４４を第６図に示したようにバイブロのトップ頂端上で 折り返してからマンホール５４に固定する。今や、第６図に矢印６２で示すよう に、タック４４に裏返し用流体、たとえば、水を満たすことができる。この水は 、反転チューブの後半部分を前半部分内へ、そして、パイプ５６の下へ裏返し、 同時に、切り裂き部６２から水を排出させる。こうしてタックをパイプ５６の頂 端に折り被せるためには、第２図に示すように、タックを横切って貼付しである 接着剤ストリップ６６を取り除き、初期の裏返し段階および管状組立体の他の取 り扱い中にタックを保持するようにしなければなうない。

水６４を続けて供給して反転チューブの後半部分をパイプ５６内へ裏返したとき 、最後のパイプ部分１６がパイプ５６を通して引っ張られ、ライニング・チュー ブ１４内へ裏返され、第７図に示すように膨らまさせれる。したがって、ライニ ング・チューブ１６の内側フェルト面６８（第１Ｃ図）がチューブ１４の内側フ ェルト面７０と合わさる。

これらのフェルト層には未硬化合成樹脂が含浸させであるので、それぞれのチュ ーブ１４．１６のフェルト層は、第８．９図に示すように、合体して一体の樹脂 塊となる。

引き続いて、樹脂を任意適当な手段、たとえば、湯または放射光、超音波などで 硬化させる。硬化したとき、下水道５０の内面を覆う剛性のパイプができあがる 。

ブリライナ・チューブ１２を用いる代わりに、主チューブ１４を、特に通路が滑 らかな場合には、ローブなどを用いて通路内へ直接引き込んでもよい。

ここで述べた方法のみならず、管状組立体も含む本発明の種々の特徴から多くの 利点を得ることができる。

これらの利点は、ブリライナ・チューブ１２を用い、このブリライナ・チューブ および水を用いてライニング・チューブを通路に引き込むことによって、ライニ ング・チューブを水で支えて所定位置へ容易に滑らせることができるという利点 を含む。次に、ライニング・チューブが任意のプロセス段階で裏返す必要がない ので、より重いライニング・チューブをすえ付けても容易に湾曲部および角隅ま わりに通すことができる。

ライニング・チューブに一体に連結した膨張チューブの利用により、ライニング ・チューブを精密に位置決めし、膨らませることができ、また、チューブの端を シールすることは、すべての空気を排除できることを意味する。これは、フェル ト層２８．３６．４２に空気が捕らえられているときに望ましくない問題が生じ るので、このプロセスにとっては非常に望ま七い。

未硬化合成樹脂で含浸したチューブを説明したが、これらのチューブを、一本質 的に、我々の審査中の特許出願第８９０６４６７、９号に開示されているタイプ のプレプレグ材料で作ってもよい。

国際調査報告 Ｓ＾　３５Ｂ４５

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. １．パイプラインまたは通路をライニング加工する方法であって、ライニング・ チューブを２つの部分で構成し、各部分がライニング加工しようとしているパイ プラインまたは通路の長さに少なくともほぼ等しく、これらの部分が端突き合わ せ状態で連結してあり、挿入プロセスが、一方の部分を引き込み、他方の部分を 最初に述べた部分の中に裏返すか、あるいは、一方の部分を裏返して他方の部分 を引き込むことを特徴とする方法。
2. ２．請求の範囲第１項記載の方法において、ライニング・チューブが３つの部分 からなり、各部分がライニング加工しようとしているパイプラインまたは通路の 長さに等しいか、あるいは、この長さよりも長くなっており、前記３つの部分が 、ブリライナ・チューブの形をした第１部分と、硬化性合成樹脂で含浸あるいは 被覆するか、もしくは、そうするようになっているライニング・チューブである 第２部分と、膨張チューブの形をした第３部分とからなり、ライニングチューブ 内へ膨張チューブを裏返すことによってライニング・チューブが所定位置にある ときにライニング・チューブ膨らませるようにしたことを特徴とする方法。
3. ３．請求の範囲第２項記載の方法において、膨張チューブが、硬化性合成樹脂で 被覆あるいは含浸した材料で作るか、あるいは、このような材料を含んでいるこ とを特徴とする方法。
4. ４．請求の範囲第３項記載の方法において、膨張チューブが樹脂を含有した外側 コーティングを有することを特徴とする方法。
5. ５．請求の範囲第１項から第４項までのいずれか１つの項に記載の方法において 、ブリライナ・チューブが水を用いてパイプラインまたは通路内へ裏返され、ラ イニング・チューブが水上に浮かぶかあるいは水中に浮かぶことによってパイプ ラインまたは通路内へ浮動できるようになっていることを特徴とする方法。
6. ６．請求の範囲第１項記載の方法において、ライニング・チューブの前端および 膨張チューブの後端がシールしてあることを特徴とする方法。
7. ７．請求の範囲第１項から第６項までのいずれか１つの項に記載の方法において 、膨張チューブおよびライニング・チューブが連結チューブによって相互に連結 してあることを特徴とする方法。
8. ８．請求の範囲第７項記載の方法において、連結チューブが頂部またはひだを備 えており、連結チューブを折り重ねて反転プロセスの操作を容易にできるように したことを特徴とする方法。