JPH04505595A - サイジング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 サイジング装置 本発明は、押出されてくる管の外寸法を規制するサイジン・グ装置に関する。

このようなタイプのスリーブ状サイジング装置は特定なサイジング兼冷却バット 中において、管押出機のすぐ後ろに設置される。

装置の操作は２つの原理に従って行なわれる。１つの原理によれば、形成されて 押出機を離れた管は、管内に発生させられる圧力により、サイジング装置の内側 表面に押しつけられる。もう１つの操作原理とは、サイジング装置が配設されて いる作業室を真空にする′ことである。装置の壁は貫通溝を備え、この貫通溝を 経由して、作業室内の真空がサイジング装置内の管の外側表面に作用する。そし て、管は装置の内側表面に吸引される。

管を冷却するために、装置を冷却媒体として作用する水に浸漬するか或いは装置 を継続的に水のシャワーに当てる。

サイジング装置を十分に操作する観点から、管はできる限り摩擦が生じないよう に装置を通過し、且つ望ましい寸法と寸法安定性を得るために、押出機を離れた 管は適切に冷却されることが必要である。

これらの目的を達成するために、様々な潤滑と冷却のための方策がサイジング装 置用に開発された。内部圧力条件下および外部真空条件下に作動するサイジング 装置に関するこれらの方策については特許文献中に数多く記載されている。

本発明によるサイジング装置は圧力及び真空の阿システムに適用できる。真空シ ステムに用いるときは、サイジング装置の壁は圧力通路を備えていなければなら ない。

管の外側表面及び装置の内側表面の間に、基本的に装置の全長にわたって潤滑水 を流し込むために、装置の内側表面と連絡している流路システムならびに圧力通 路を備えているサイジング装置は公知であり１例えば、米国特許明細書第４゜５ ４３．０５１号に記載されている。

該引用特許公報に記載されたサイジング装置においては、潤滑水も当然冷却に関 係するが、冷却は主にサイジングバット中の冷却水によって行なわれる。しかし ながら、冷却と潤滑を上述のようにして行なうことは装置能力を制限し、冷却作 用を調節しようとすると潤滑作用に悪影響を及ぼすことになる。

これらの問題を解決するために、本発明のサイジング装置は装置外部の冷却条件 とは独立した別の冷却流路システムを備えており、このシステムは基本的にサイ ジング装置の全長にわたり延びている。

本発明の基本的な付加的特徴によれば、サイジング装置は同様にサイジング装置 外部の条件とは独立した別の真空流路システムを備えている。本発明のその他の 特徴は添付の特許請求の範囲に記載される。

次に添付の図面により本発明を説明する。

図１は、本発明によるサイジング装置の１つの実施例の側面図であり、一部は断 面で示しである。

図２は、本発明によるサイジング装置の他の実施例の側面図であり、一部は断面 で示しである。

図３は、図２のサイジング装置のＡ−Ａ線に沿った断面図である。

寸法規制されるプラスチック管１は、図１のサイジング装置に押出機（図示され ていないが図の右端に隣接して設置されている）から導入される。サイジング装 置は押出機の抑圧ヘッドのノズル（２）の後に配設される。サイジング装置全体 はいわゆるサイジングバット（ｓｉ！ｉｎｇ　ｖａ＋）の中に置かれるが、この サイジングバットは基本的にサイジング装置よりも大きい密閉室であり、操作中 、この密閉室内においては、サイジング装置全体が冷却水中に浸漬されている状 態で、冷却水面及び一定の真空が維持されている。或いは冷却は水のシャワーに よって行なうこともでき、このシャワーはサイジング装置とそこから押出されて くる管を洗浄する。寸法規制された管は、室内において水、或いは水のシャワー を通過してから、後冷却を受ける。

一方、製造される管の内部は、周囲圧より大きい圧力で維持するようになってお り、その結実装置の内側表面に対して管壁を押圧するこの内部圧力によって寸法 規制が行なわれる。

真空下で操作を行なう目的で数個の穿孔１７が装置の壁に形成され、この穿孔を 通してサイジングバット内の真空がサイジング装置の内部に作用して１寸法規制 される管を装置の壁の内側表面に吸引する。

接続フランジ４の後ろに続く最初の部分はサイジング装置を環状に囲繞する潤滑 水室２２である。潤滑水（通常は同時に冷却効果も有する）は壁の外側表面に正 接して配設された２つの対向する接続部７を通してこの室内に供給される。潤滑 水室２２の底面には数個の貫通孔があり、この孔を通して水は管の外側表面とサ イジング装置の内側表面との間に侵入する。

潤滑効果を改善しこの効果を装置の全長に行きわたらせるために、本発明のサイ ジング装置は環状の潤滑水室２２の延長として付加的流路システム１２を備え、 この付加的流路システム１２内に潤滑水が室２２から導入され、そして該付加的 流路システム１２から潤滑水が孔を通して管と装置の内側表面の間の流路システ ムに流入する。流路システムは基本的に装置の全長にわたり延びていて、適切な 潤滑条件を達成するために独自の調整装置２４を備えている。潤滑水の流量を増 加させ圧力を平衡化するために、始端部の環状室２２はオーバーフロー用の孔２ １を備え、このオーバーフロー用孔を通して潤滑に必要以上の余分の水がサイジ ングバットに流入する。流量が増せば、基本的に入口部の冷却も増大する。潤滑 水を反対方向に供給することも可能である。

装置の冷却をより制御し効率化するために、本発明によれば装置は別に調整され 密閉された冷却媒体流路１５を備えている。この流路システムは、製品に要求さ れる特徴によって、例えば冷却循環の方向や分布に関して幾つかの操作態様を有 している。

本発明のサイジング装置は更にその特徴として、別の吸引流路システム１８を有 する。この吸引流路システムによって導入される真空により、サイジングバット 中の真空効果は増強され、管内部の圧力により生じる操作が促進され、時にはサ イジング装置の内側表面に対する管の押圧は完全に達成できる。この流路システ ムは独自の調整手段２５を有する。

上記の流路シ・ステムをサイジング装置の本体を形成しているスリーブ５の外周 に延びる溝として設けることが好ましい。

これらの溝はカバーケース６で覆われている。カバーケース６はそれ自体公知で ある方法、例えば焼きばめにより取り付けることができる。

流路はサイジング装置の外周を交互に並んで進むように配設され、その際、基本 的にサイジング装置の全長にわたる配設には原則的に２つの可能性がある。図１ は各々の流路システムが単一ネジ山（ｏｎｅ−ｈｅａｄ　ｓｃｒｅｗ）として延 びているネジ型配設を示す。２つ或いは数個のネジ山（ｔｗｏ　ｏｒ　５ｅｖｅ ｒａｌ　ｈｅａｄＳ）からなる配設も可能である。各々の流路システムに関連す る各々のネジ形のネジ山形状及び流路システムの適用される寸法がネジのピッチ を決定する。

流路の配設のもう１つの可能性はサイジング装置の軸方向への配設であり、これ は図２及び図３に図示されている。

主に液体流路の流れに対する該流路システムの配設態様によって操作上の違いが ある。ネジ状配設では長い流路となり、高流速用に用いられる。冷却特性に加え て、高流速には流路が清潔に保たれるという特徴がある。直線状配設においては 反対に、高容量の流れが容易に可能となり、その結果この配置においては、冷却 について高能率化が達成される。

装置の構成に関して、流路の異なった配設は主に連通部の配設の違いを生じる。

ネジ状態様においては、連通部は各々の流路に直接開放されており、各々の流路 の先端及び／或いは終端に直接開放しているか、或いはまた多くの場合に両端部 間でも連通している。直線状配設においては反対に、サイジング装置を取り囲む マニホールドを用いることが好ましく、該マニホールドは各々の流路（潤滑、冷 却、吸入）と連絡する。

スリーブ５の外周辺に配設され且つサイジング装置の作業面、例えば内側表面に 出来るだけ均−且つ効率的にスリーブの壁面を通して通路を備えた流路（或いは 貫通孔列）の効果を増すために、流路の内側表面の貫通孔のところに溝を形成す る。ネジ状配役の流路においては、内側表面の溝は外周の溝に対応した位置に連 続して延びるのに対し、直線状配設においては、内側の溝は軸方向に間隔をおい て配設された別の環状溝として形成される。

サイジング装置の外周に別の操作流路システムを配設することにより従来公知の 装置に比べて幾つかの操作上の利点が生じる。まず、潤滑流路をサイジング装置 の全長に渡り延ばすことにより、適切な潤滑と、装置全体を通して非常に低摩擦 性の通路がもたらされる。この別の流路システムは又、独立した潤滑制御を可能 とする。

操作上の観点からは、本発明のサイジング装置の極めて重要な特徴は独立した冷 却媒体流路システムにある。冷却は先行技術のバットによる冷却に比べて、何よ りも流路によって増強され、特に、バット冷却とは独立して冷却効果を調整する ことができる。冷却の方向を逆にすることもできる。この転換は冷却水の供給を 入口から出口に変更することで可能となり、逆も又可である。

完全に密閉した冷却循環は水以外の冷却剤の使用を可能にし、この事実は冷却水 の供給が十分に行なえない状況において重要な意味を持つ。冷却循環は別の冷却 システムと組み合わせることもできる。

独立した別個に調節可能な吸引流路システムは、異なった操作態様を可能とする 。独立した流路システムから管へ向かう真空によりバット空間の圧力効果を増強 し、それにより、バット空間の圧力を外気圧により近いものとして維持できる。

同様の効果が圧力測定に関しても得られる。この別の真空流路システムは装置の 始動の観点から非常に重要であり、このシステムが真空と圧力規定の両者との関 連において、始動を容易にし、且つ高速化する。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．押出されてくるプラスチック管のためのサイジング装置にして、サイジング 装置内の圧力より大きい内部圧力下に、押出機から該装置を通って進んでくるプ ラスチック管（１）の外寸法をスリーブ（５）の内側表面により規定するように なっており、該装置の壁構造体（５，６）は上記スリーブの内側表面と連絡し且 つ装置の全長にわたって延びる潤滑水流路システム（１２）を有するサイジング 装置において、該装置の全長にわたって延びる別の密閉冷却媒体流路システム（ １５）を備えていることを特徴とするサイジング装置。 ２．該装置の壁構造体（５，６）が、壁構造体の内側表面と連絡し且つ基本的に 装置の全長にわたって延びる別の真空流路システム（１８）を備えていることを 特徴とする請求項１に記載のサイジング装置。 ３．壁構造体が、管（１１）の表面を装置の外側の真空にさらすための圧力通路 （１７）を備えていることを特徴とする請求項１或いは２に記載のサイジング装 置。 ４．潤滑水流路システム（１２）、冷却媒体流路システム（１５）及び真空流路 システム（１８）が、該装置外周壁を囲続し且つ１つ或いは幾つかのネジ山を有 するネジ状の形でネジ型に配設されていることを特徴とする請求項１〜３のいず れかに記載のサイジング装置。 ５．潤滑水流路システム（１２）、冷却媒体流路システム（１５）及び真空流路 システム（１８）が、該装置の長手方向に配設され且つ装置の外周全域にわたり 交互に配設されていることを特徴とする請求項１〜３のいずれかに記載のサイジ ング装置。 ６．圧力通路（１７）が流路システム（１２，１５，１８）の進行パターンに従 って一列に配置されていることを特徴とする請求項３或いは４に記載のサイジン グ装置。 ７．潤滑水流路システム（１２）、真空流路システム（１８）及びそれに対応し て圧力通路（１７）が、円筒状壁の内側表面に形成された溝状流路システム（１ ３，１９，１６）に接続されていることを特徴とする請求項１〜６のいずれかに 記載のサイジング装置。 ８．該スリーブの内側表面の溝状流路システム（１３，１９，１６）が流路シス テム（１２，１８）と適合し且つ従って圧力通路（１７）の列に適合するように 設けられていることを特徴とする請求項４，６及び７に記載のサイジング装置。 ９．該スリーブの内側表面の溝状流路システムが、該装置の軸方向に間隔をおい て配設された環状溝として形成され、該溝は対応する流路（１２，１８）或いは 圧力通路（１７）と連絡していることを特徴とする請求項５及び７に記載のサイ ジング装置。 １０．流路システム（１２，１５，１８）が、スリーブ（５）の外側表面上の外 装（６）で覆われた溝として形成されていることを特徴とする請求項１〜９のい ずれかに記載のサイジング装置。