JPS6125531B2 - - Google Patents
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- JPS6125531B2 JPS6125531B2 JP53115074A JP11507478A JPS6125531B2 JP S6125531 B2 JPS6125531 B2 JP S6125531B2 JP 53115074 A JP53115074 A JP 53115074A JP 11507478 A JP11507478 A JP 11507478A JP S6125531 B2 JPS6125531 B2 JP S6125531B2
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/25—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C48/78—Thermal treatment of the extrusion moulding material or of preformed parts or layers, e.g. by heating or cooling
- B29C48/86—Thermal treatment of the extrusion moulding material or of preformed parts or layers, e.g. by heating or cooling at the nozzle zone
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/03—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor characterised by the shape of the extruded material at extrusion
- B29C48/09—Articles with cross-sections having partially or fully enclosed cavities, e.g. pipes or channels
- B29C48/10—Articles with cross-sections having partially or fully enclosed cavities, e.g. pipes or channels flexible, e.g. blown foils
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29K—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
- B29K2995/00—Properties of moulding materials, reinforcements, fillers, preformed parts or moulds
- B29K2995/0037—Other properties
- B29K2995/0072—Roughness, e.g. anti-slip
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
本発明は、冷却装置を備えた熱可塑性樹脂のイ
ンフレーシヨン・フイルム用ダイスに関する。 インフレーシヨン・フイルムは、一般的に、外
表面は平滑で、内表面は開口性が優れ、光学、力
学的性質の良いことが要求される。しかし、特殊
なインフレーシヨン・フイルムでは、用途、目的
により、内表面あるいは外表面を荒らす工夫がな
されている。例えば、重袋等の荷崩れの原因であ
る滑りを防止するため、または逆に、オートパツ
カー等の包装におけるブロツキングを防止し滑り
性を附与するために、インフレーシヨン・フイル
ムの外表面を荒らし粗面にしたり、或いはインフ
レーシヨン・フイルムの内表面のブロツキングを
防止し、開口性を附与するために内表面を荒らし
粗面にする等はその一例である。 インフレーシヨン・フイルムの内外表面を粗面
にする手法としては、ダイス・リツプを局部的に
冷却する方法と、製膜後のフイルムを機械的に荒
らす方法とがあり、後者は光学、力学的性質がキ
ズにより著しく低下することから採用されていな
いが、前者は広く知られ実用化されている。 ダイス・リツプを局部的に冷却することによる
フイルム表面の荒れは、ダイス先端部のマンドレ
ルまたは偏肉調整リングを局部的に冷却する冷却
装置によつて得られ、公知技術に見られるこの種
の装置には次のものがある。 その一つは、第１図に示すように、冷媒流路１
を冷媒が矢印方向に流れ、分配口２から冷媒室３
に流入し、冷媒排出口４から排出されるように構
成されたマンドレル５の冷却装置である。この装
置の場合は、ダイス本体６が冷媒流路１および冷
媒室３を通過する冷媒によつて直接冷却され、局
部的に温度低下を来たし、これがフイルムの偏肉
の発生原因となる。構造上、ダイス本体６の一部
とマンドレル５の全部を冷却するため、冷媒の受
熱量は大きいが、溶融樹脂に対する冷却効率が悪
い。従つて、樹脂全体を冷す結果となり、その表
面だけを冷却することができない。これらの理由
により、フイルム表面の粗さを大きくすることが
できず、またその粗さの程度を任意に調整するこ
とも難しい。また、邪魔板７とマンドレル５の間
隙精度が悪いため、円周方向に冷媒の流れムラが
発生し、温度分布が不均一になり、これがフイル
ム表面の粗さムラ、フイルムの偏肉の発生原因と
なる。 その二つは、特公昭46−4910号に開示されてい
る冷却装置で、第２図に示すように、インフレー
シヨン・ダイスに於て、そのダイス調整リングｂ
の先端部に設けた溝に冷却用の金属パイプａを配
設し、そのパイプａ内に冷媒を流すように構成さ
れたものである。この種の装置の場合は、金属パ
イプａが冷媒流出入管a1，a2からスパイラル管a3
にかけて有角的に曲折しているため、冷媒の流動
方向が有角的に変化し、その曲折部の温度低下が
激しく、円周方向の温度分布が不均一になる。こ
の曲折部の局部冷却を緩和するためにスパイラル
管を長くする方法も考えられるが、圧損失の面か
ら制約を受けるから、実効ある解決にはならな
い。また金属パイプａを介して調整リングｂの熱
が伝導されるため、冷却効率が悪い。 本発明は、上記諸問題に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、冷媒の流入出路とスパ
イラルマンドレルの間に断熱層を介在させて断熱
効果を良くし、スパイラルマンドレルに局部的な
温度ムラを生じない熱可塑性樹脂のインフレーシ
ヨン・フイルム用ダイスを提供するにある。 また、本発明の他の目的は、マンドレルにおけ
る円周方向の温度分布に均一性をもたせ、フイル
ム表面の粗さに均一性を附与することのできる熱
可塑性樹脂のインフレーシヨン・フイルム用ダイ
スを提供するにある。 更に本発明の他の目的とするところは、冷媒に
対する追従性に優れたスパイラル路を採用して冷
却効率を高めると共に、フイルム表面の粗さを調
整できるようにした熱可塑性樹脂のインフレーシ
ヨン・フイルム用ダイスを提供するにある。 更に、また本発明の目的とするところは、フイ
ルムの表面層のみを効率よく冷却することのでき
る、即ち表面の特性のみを変化させることのでき
る熱可塑性樹脂のインフレーシヨン・フイルム用
ダイスを提供するにある。 即ち本発明は、複数個の分配孔を設けた隔壁を
共有し、その分配孔を通して連通する１組の環状
の冷媒集合路と冷媒溜を２組対置し、一方の冷媒
溜と他方の冷媒溜を少なくとも２条のスパイラル
路で連結すると共に、一方の冷媒集合路には冷媒
の断熱流入路を、他方の冷媒集合路には冷媒の断
熱流出路を連結して構成される冷却装置を、ダイ
スのマンドレルまたは偏肉調整リングに配設して
成る熱可塑性樹脂のインフレーシヨン・フイルム
用ダイスを提供するものである。 以下、本発明の一実施例を、第３図およびその
要部を模型的に示した第４図に基いて説明する。 図中、Ａはマンドレル、Ｂは偏肉調整リング、
Ｃはスパイラルマンドレル、Ｄはダイス本体、Ｅ
はマンドレルＡおよび偏肉調整リングＣに配設し
た冷却装置で、これらＡ，Ｂ，Ｃ，ＤおよびＥで
本発明のインフレーシヨン・フイルム用ダイスを
構成する。マンドレルＡに配設された冷却装置Ｅ
は、24個の分配孔１１を均等に配列して設けたカ
ラー１２を共有隔壁とし、その分配孔１１を通し
て互に連通する１組の環状の冷媒集合路１３と冷
媒溜１４を図面において、上、下に２組対置し、
一方の冷媒溜１４と他方の冷媒溜１４を２条のス
パイラル路１５で連結すると共に、一方の冷媒集
合路１３には冷媒の流入路１６、他方の冷媒集合
路１３には冷媒の断熱流出路１７を連結して構成
される。ここで、前記スパイラル路１５は熱可塑
性樹脂の流路１８側にマンドレルＡ本体に設けた
溝とカラー１２によつて形成され、冷媒溜１４は
上記流路１８側に、冷媒集合路１３はその内側に
配設されている。そして流入出路１６，１７とス
パイラルマンドレルＣの間に断熱層１６ａ，１７
ａである空気層が設けられている。 また、冷媒の流れる順序に従つて、冷媒の流入
路１６、冷媒集合路１３、分配孔１１およびスパ
イラル路１５の各流路断面積を、それぞれＰ，
Ｑ，ＲおよびＳとしたとき、ＲとＰの関係は、Ｒ
×ｎ／ｐ＜１（但し、ｎは分配孔１１の個数）、
ＰとＱの関係はＱ／ｐ＞１，ＲとＳの関係はＳ×
ｍ／Ｒ×ｎ＜１（但し、ｍはスパイラル路１５の
条数）をそれぞれ満足するように設定されてい
る。 一方、偏肉調整リングＢに配設されている冷却
装置Ｅは、マンドレルＡに配設されたそれと同様
の構成を有し、本質的に異なるところはない。即
ち、１９は冷媒の流入路、２０は冷媒集合路、２
１は分配孔、２２は冷媒溜、２３はスパイラル
路、２４は冷媒の流出路で、前記スパイラル路２
３は樹脂流路１８側に偏肉調整リングＢ本体に設
けられた溝とデイストリビユーター２５によつて
形成され、冷媒溜２２は樹脂流路１８側に、冷媒
集合路２０はその外側に配設してある。 なお、２６はマンドレルＡをスパイラルマンド
レルＣに固定するボルト、２７は偏肉調整リング
Ｂをダイス本体Ｄに固定するボルト、２８は偏肉
調整リングＢの調整ボルト、２９はスパイラルマ
ンドレルＣとダイス本体Ｄを固定するボルトであ
る。 また、実施例では、冷却装置ＥをマンドレルＡ
と偏肉調整リングＢに配設した場合を示したが、
内表面と外表面のいずれか一方のみを粗面とした
い場合は、両者Ａ，Ｂのいずれか一方のみに配設
すればよい。また、スパイラル路は２条以上適宜
選定して設けることができる。 次に、上記構成に基き、本発明によるダイスの
作用を説明する。便宜上、冷却装置Ｅをマンドレ
ルＡに配置したダイスについて説明する。 先ず、流入路１６から供給された冷媒は、冷媒
集合路１３（図面下方）に入り、その流路に従つ
て円周方向に流れ、隔壁即ちカラー１２に均等に
配置して分配孔１１を通つて冷媒溜１４に入る。
冷媒溜１４に入つた冷媒はスパイラル路１５に流
れこみ、流路壁面から熱を奪い、マンドレルＡを
局部的に冷却しながら、他方の冷媒溜１４（図面
上方）に流入し、カラー１２の分配孔１１を通つ
て冷媒集合路１３に入り、流出路１７を通つて排
出される。 表１は、本発明によるダイスと第１図に示す公
知のダイスおよび第２図に示す１条スパイラル路
をマンドレルに設けたダイスによる冷却効果を比
較した表である。 但し、使用した成形機、樹脂および冷媒は次の
とおりである。なお、フイルム厚は400μとし
た。 (1) 成形機 (イ)押出機……三菱重工（株）製50mmφ、Ｌ／Ｄ
＝29 (ロ)成形装置…三菱重工（株）製インフレーシヨ
ン・フイルム成形機 (ハ)ダイス……80mmφスパイラルダイス (2) 樹脂 三菱油化（株）製ユカロンEVA41H (3) 冷媒 冷媒の種類…東芝シリコーンオイル（Silicone
oil）TSF451 冷媒量………110/HR
ンフレーシヨン・フイルム用ダイスに関する。 インフレーシヨン・フイルムは、一般的に、外
表面は平滑で、内表面は開口性が優れ、光学、力
学的性質の良いことが要求される。しかし、特殊
なインフレーシヨン・フイルムでは、用途、目的
により、内表面あるいは外表面を荒らす工夫がな
されている。例えば、重袋等の荷崩れの原因であ
る滑りを防止するため、または逆に、オートパツ
カー等の包装におけるブロツキングを防止し滑り
性を附与するために、インフレーシヨン・フイル
ムの外表面を荒らし粗面にしたり、或いはインフ
レーシヨン・フイルムの内表面のブロツキングを
防止し、開口性を附与するために内表面を荒らし
粗面にする等はその一例である。 インフレーシヨン・フイルムの内外表面を粗面
にする手法としては、ダイス・リツプを局部的に
冷却する方法と、製膜後のフイルムを機械的に荒
らす方法とがあり、後者は光学、力学的性質がキ
ズにより著しく低下することから採用されていな
いが、前者は広く知られ実用化されている。 ダイス・リツプを局部的に冷却することによる
フイルム表面の荒れは、ダイス先端部のマンドレ
ルまたは偏肉調整リングを局部的に冷却する冷却
装置によつて得られ、公知技術に見られるこの種
の装置には次のものがある。 その一つは、第１図に示すように、冷媒流路１
を冷媒が矢印方向に流れ、分配口２から冷媒室３
に流入し、冷媒排出口４から排出されるように構
成されたマンドレル５の冷却装置である。この装
置の場合は、ダイス本体６が冷媒流路１および冷
媒室３を通過する冷媒によつて直接冷却され、局
部的に温度低下を来たし、これがフイルムの偏肉
の発生原因となる。構造上、ダイス本体６の一部
とマンドレル５の全部を冷却するため、冷媒の受
熱量は大きいが、溶融樹脂に対する冷却効率が悪
い。従つて、樹脂全体を冷す結果となり、その表
面だけを冷却することができない。これらの理由
により、フイルム表面の粗さを大きくすることが
できず、またその粗さの程度を任意に調整するこ
とも難しい。また、邪魔板７とマンドレル５の間
隙精度が悪いため、円周方向に冷媒の流れムラが
発生し、温度分布が不均一になり、これがフイル
ム表面の粗さムラ、フイルムの偏肉の発生原因と
なる。 その二つは、特公昭46−4910号に開示されてい
る冷却装置で、第２図に示すように、インフレー
シヨン・ダイスに於て、そのダイス調整リングｂ
の先端部に設けた溝に冷却用の金属パイプａを配
設し、そのパイプａ内に冷媒を流すように構成さ
れたものである。この種の装置の場合は、金属パ
イプａが冷媒流出入管a1，a2からスパイラル管a3
にかけて有角的に曲折しているため、冷媒の流動
方向が有角的に変化し、その曲折部の温度低下が
激しく、円周方向の温度分布が不均一になる。こ
の曲折部の局部冷却を緩和するためにスパイラル
管を長くする方法も考えられるが、圧損失の面か
ら制約を受けるから、実効ある解決にはならな
い。また金属パイプａを介して調整リングｂの熱
が伝導されるため、冷却効率が悪い。 本発明は、上記諸問題に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、冷媒の流入出路とスパ
イラルマンドレルの間に断熱層を介在させて断熱
効果を良くし、スパイラルマンドレルに局部的な
温度ムラを生じない熱可塑性樹脂のインフレーシ
ヨン・フイルム用ダイスを提供するにある。 また、本発明の他の目的は、マンドレルにおけ
る円周方向の温度分布に均一性をもたせ、フイル
ム表面の粗さに均一性を附与することのできる熱
可塑性樹脂のインフレーシヨン・フイルム用ダイ
スを提供するにある。 更に本発明の他の目的とするところは、冷媒に
対する追従性に優れたスパイラル路を採用して冷
却効率を高めると共に、フイルム表面の粗さを調
整できるようにした熱可塑性樹脂のインフレーシ
ヨン・フイルム用ダイスを提供するにある。 更に、また本発明の目的とするところは、フイ
ルムの表面層のみを効率よく冷却することのでき
る、即ち表面の特性のみを変化させることのでき
る熱可塑性樹脂のインフレーシヨン・フイルム用
ダイスを提供するにある。 即ち本発明は、複数個の分配孔を設けた隔壁を
共有し、その分配孔を通して連通する１組の環状
の冷媒集合路と冷媒溜を２組対置し、一方の冷媒
溜と他方の冷媒溜を少なくとも２条のスパイラル
路で連結すると共に、一方の冷媒集合路には冷媒
の断熱流入路を、他方の冷媒集合路には冷媒の断
熱流出路を連結して構成される冷却装置を、ダイ
スのマンドレルまたは偏肉調整リングに配設して
成る熱可塑性樹脂のインフレーシヨン・フイルム
用ダイスを提供するものである。 以下、本発明の一実施例を、第３図およびその
要部を模型的に示した第４図に基いて説明する。 図中、Ａはマンドレル、Ｂは偏肉調整リング、
Ｃはスパイラルマンドレル、Ｄはダイス本体、Ｅ
はマンドレルＡおよび偏肉調整リングＣに配設し
た冷却装置で、これらＡ，Ｂ，Ｃ，ＤおよびＥで
本発明のインフレーシヨン・フイルム用ダイスを
構成する。マンドレルＡに配設された冷却装置Ｅ
は、24個の分配孔１１を均等に配列して設けたカ
ラー１２を共有隔壁とし、その分配孔１１を通し
て互に連通する１組の環状の冷媒集合路１３と冷
媒溜１４を図面において、上、下に２組対置し、
一方の冷媒溜１４と他方の冷媒溜１４を２条のス
パイラル路１５で連結すると共に、一方の冷媒集
合路１３には冷媒の流入路１６、他方の冷媒集合
路１３には冷媒の断熱流出路１７を連結して構成
される。ここで、前記スパイラル路１５は熱可塑
性樹脂の流路１８側にマンドレルＡ本体に設けた
溝とカラー１２によつて形成され、冷媒溜１４は
上記流路１８側に、冷媒集合路１３はその内側に
配設されている。そして流入出路１６，１７とス
パイラルマンドレルＣの間に断熱層１６ａ，１７
ａである空気層が設けられている。 また、冷媒の流れる順序に従つて、冷媒の流入
路１６、冷媒集合路１３、分配孔１１およびスパ
イラル路１５の各流路断面積を、それぞれＰ，
Ｑ，ＲおよびＳとしたとき、ＲとＰの関係は、Ｒ
×ｎ／ｐ＜１（但し、ｎは分配孔１１の個数）、
ＰとＱの関係はＱ／ｐ＞１，ＲとＳの関係はＳ×
ｍ／Ｒ×ｎ＜１（但し、ｍはスパイラル路１５の
条数）をそれぞれ満足するように設定されてい
る。 一方、偏肉調整リングＢに配設されている冷却
装置Ｅは、マンドレルＡに配設されたそれと同様
の構成を有し、本質的に異なるところはない。即
ち、１９は冷媒の流入路、２０は冷媒集合路、２
１は分配孔、２２は冷媒溜、２３はスパイラル
路、２４は冷媒の流出路で、前記スパイラル路２
３は樹脂流路１８側に偏肉調整リングＢ本体に設
けられた溝とデイストリビユーター２５によつて
形成され、冷媒溜２２は樹脂流路１８側に、冷媒
集合路２０はその外側に配設してある。 なお、２６はマンドレルＡをスパイラルマンド
レルＣに固定するボルト、２７は偏肉調整リング
Ｂをダイス本体Ｄに固定するボルト、２８は偏肉
調整リングＢの調整ボルト、２９はスパイラルマ
ンドレルＣとダイス本体Ｄを固定するボルトであ
る。 また、実施例では、冷却装置ＥをマンドレルＡ
と偏肉調整リングＢに配設した場合を示したが、
内表面と外表面のいずれか一方のみを粗面とした
い場合は、両者Ａ，Ｂのいずれか一方のみに配設
すればよい。また、スパイラル路は２条以上適宜
選定して設けることができる。 次に、上記構成に基き、本発明によるダイスの
作用を説明する。便宜上、冷却装置Ｅをマンドレ
ルＡに配置したダイスについて説明する。 先ず、流入路１６から供給された冷媒は、冷媒
集合路１３（図面下方）に入り、その流路に従つ
て円周方向に流れ、隔壁即ちカラー１２に均等に
配置して分配孔１１を通つて冷媒溜１４に入る。
冷媒溜１４に入つた冷媒はスパイラル路１５に流
れこみ、流路壁面から熱を奪い、マンドレルＡを
局部的に冷却しながら、他方の冷媒溜１４（図面
上方）に流入し、カラー１２の分配孔１１を通つ
て冷媒集合路１３に入り、流出路１７を通つて排
出される。 表１は、本発明によるダイスと第１図に示す公
知のダイスおよび第２図に示す１条スパイラル路
をマンドレルに設けたダイスによる冷却効果を比
較した表である。 但し、使用した成形機、樹脂および冷媒は次の
とおりである。なお、フイルム厚は400μとし
た。 (1) 成形機 (イ)押出機……三菱重工（株）製50mmφ、Ｌ／Ｄ
＝29 (ロ)成形装置…三菱重工（株）製インフレーシヨ
ン・フイルム成形機 (ハ)ダイス……80mmφスパイラルダイス (2) 樹脂 三菱油化（株）製ユカロンEVA41H (3) 冷媒 冷媒の種類…東芝シリコーンオイル（Silicone
oil）TSF451 冷媒量………110/HR
【表】
また、流入路１６に続く冷媒集合路１３は樹脂
流路１８から離れた位置に設け、流入路１６と冷
媒集合路１３の流路断面積比をＱ／Ｐ＞１にして
冷媒集合路１３内での冷媒の円周方向への流動分
布を円滑にし、流入路１６と分配孔１１の関係で
はＲ×ｎ／Ｐ＜１に設定し、しかも分配孔１１を
均等配置することによつて、円周方向に温度分布
の均一化した冷媒溜１４に導くようになつている
のみならず、スパイラル路１５と分配孔１１の流
路断面積比をＳ×ｍ／Ｒ×ｎ＜１に設定するか
ら、スパイラル路１５を流れる冷媒量は一定にな
り、熱履歴も近似する。従つて、冷却マンドレル
の先端部における円周方向の温度分布に均一性を
もたせることができる。 そして、また、本発明のダイスはスパイラル路
１５を採用しているから、冷却効率を高めること
が可能となると同時にランド部だけに急激な温度
変化をつけることもでき、所謂冷媒に対する追従
性が優れている。このため、フイルム表面の荒れ
は表面層のみに均一かつ充分に得られ、その粗さ
程度も任意に調整することができる。
流路１８から離れた位置に設け、流入路１６と冷
媒集合路１３の流路断面積比をＱ／Ｐ＞１にして
冷媒集合路１３内での冷媒の円周方向への流動分
布を円滑にし、流入路１６と分配孔１１の関係で
はＲ×ｎ／Ｐ＜１に設定し、しかも分配孔１１を
均等配置することによつて、円周方向に温度分布
の均一化した冷媒溜１４に導くようになつている
のみならず、スパイラル路１５と分配孔１１の流
路断面積比をＳ×ｍ／Ｒ×ｎ＜１に設定するか
ら、スパイラル路１５を流れる冷媒量は一定にな
り、熱履歴も近似する。従つて、冷却マンドレル
の先端部における円周方向の温度分布に均一性を
もたせることができる。 そして、また、本発明のダイスはスパイラル路
１５を採用しているから、冷却効率を高めること
が可能となると同時にランド部だけに急激な温度
変化をつけることもでき、所謂冷媒に対する追従
性が優れている。このため、フイルム表面の荒れ
は表面層のみに均一かつ充分に得られ、その粗さ
程度も任意に調整することができる。
第１図および第２図は在来のインフレーシヨ
ン・フイルム用ダイスの縦断面図、第３図は本発
明による熱可塑性樹脂のインフレーシヨン・フイ
ルム用ダイスの縦断面図、第４図は第３図に示す
ダイスの要部を模型的に示したもので、同図イは
縦断面図、同図ロは同図イの―断面図であ
る。 １…冷媒流路、３…冷媒室、４…冷媒排出口、
５…マンドレル、６…ダイス本体、７…邪魔板、
Ａ…マンドレル、Ｂ…偏肉調整リング、Ｃ…スパ
イラルマンドレル、Ｄ…ダイス本体、Ｅ…冷却装
置、１１，２１…分配孔、１３，２０…冷媒集合
路、１４，２２…冷媒溜、１５，２３…スパイラ
ル路、１６，１９…流入路、１７，２４…流出
路。
ン・フイルム用ダイスの縦断面図、第３図は本発
明による熱可塑性樹脂のインフレーシヨン・フイ
ルム用ダイスの縦断面図、第４図は第３図に示す
ダイスの要部を模型的に示したもので、同図イは
縦断面図、同図ロは同図イの―断面図であ
る。 １…冷媒流路、３…冷媒室、４…冷媒排出口、
５…マンドレル、６…ダイス本体、７…邪魔板、
Ａ…マンドレル、Ｂ…偏肉調整リング、Ｃ…スパ
イラルマンドレル、Ｄ…ダイス本体、Ｅ…冷却装
置、１１，２１…分配孔、１３，２０…冷媒集合
路、１４，２２…冷媒溜、１５，２３…スパイラ
ル路、１６，１９…流入路、１７，２４…流出
路。
Claims (1)
- １ 複数個の分配孔を設けた隔壁を共有し、その
分配孔を通して連通する１組の環状の冷媒集合路
と冷媒溜を２組対置し、一方の冷媒溜と他方の冷
媒溜を少なくとも２条のスパイラル路で連結する
と共に、一方の冷媒集合路には冷媒の断熱流入路
を、他方の冷媒集合路には冷媒の断熱流出路を連
結して構成される冷却装置を、ダイスのマンドレ
ルまたは偏肉調整リングに配設して成る熱可塑性
樹脂のインフレーシヨン・フイルム用ダイス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11507478A JPS5542802A (en) | 1978-09-21 | 1978-09-21 | Die for inflation film of thermoplastic resin |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11507478A JPS5542802A (en) | 1978-09-21 | 1978-09-21 | Die for inflation film of thermoplastic resin |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5542802A JPS5542802A (en) | 1980-03-26 |
| JPS6125531B2 true JPS6125531B2 (ja) | 1986-06-16 |
Family
ID=14653523
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11507478A Granted JPS5542802A (en) | 1978-09-21 | 1978-09-21 | Die for inflation film of thermoplastic resin |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5542802A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60220726A (ja) * | 1984-04-18 | 1985-11-05 | Kawasumi Lab Inc | 合成樹脂チユ−ブの内面処理方法及びその装置 |
| JPS6219431A (ja) * | 1985-07-19 | 1987-01-28 | Terumo Corp | 内面を粗面とした環状の熱可塑性樹脂フイルムの製造方法およびその装置 |
| JPH01202237A (ja) * | 1988-02-08 | 1989-08-15 | Nakazato:Kk | 発酵を必要とする凍結食品生地の保存方法 |
| FR2637533B1 (fr) * | 1988-10-10 | 1990-12-07 | Solvay | Procede pour realiser, par extrusion soufflee, une gaine en resine a base de chlorure de vinyle dont au moins une face presente un aspect mat |
| US5248472A (en) * | 1990-03-09 | 1993-09-28 | Terumo Kabushiki Kaisha | Method of and apparatus for manufacturing tubular thermoplastic resin film having a rough inner surface |
-
1978
- 1978-09-21 JP JP11507478A patent/JPS5542802A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5542802A (en) | 1980-03-26 |
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