JPH0450396A - 紙の表面強度改良剤 - Google Patents

紙の表面強度改良剤

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JPH0450396A
JPH0450396A JP15884090A JP15884090A JPH0450396A JP H0450396 A JPH0450396 A JP H0450396A JP 15884090 A JP15884090 A JP 15884090A JP 15884090 A JP15884090 A JP 15884090A JP H0450396 A JPH0450396 A JP H0450396A
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JP
Japan
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paper
polymer alloy
acrylamide
acid
surface strength
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Application number
JP15884090A
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English (en)
Inventor
Haruki Tsutsumi
堤 春樹
Kenzo Kiyota
謙三 清田
Tsugio Matsubara
次男 松原
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は紙の表面強度改良剤に関する。更に詳細には、
紙の表面強度を向上させるために特定の共重合生成物を
有効成分として用いる紙の表面強度改良剤に一関する。
〔従来の技術〕
従来から、段ボール外装ライナーやその他の板紙、或は
上質紙、中質紙等の表面の物性、例えば表面摩耗性、毛
羽立、滑性、光沢等々を改良するために種々の手段が講
じられている。−船釣には表面サイジング剤を用いてカ
レンダー筐工したり、サイズプレスにより含浸したり、
或はスブレーを用いて噴霧したりすることが広く行われ
ている。これらの筐工方法によって付与される表面サイ
ジング剤の種類は、紙の種類と同様に多品種である。
紙の表面摩耗性を改良する樹脂−つを取って見ても、そ
の使用方法は各社各様であり、即ち、パルプ配合の違い
、抄紙機の違い、内添用薬品の種類や添加量の違いなど
からくる要求物性の度合の違い等々である。即ち、僅か
に摩耗性を改良すれば良いものから、ハードに摩耗性を
改良しなければならないものまで、又、バルブ原料の配
合の違い等から、摩耗性よりも毛羽室の改良を第一義に
することもあり、紙粉の問題も摩耗性と同意義に捕えら
れる場合もある。
この様に、多品種にわたる紙の表面を改質するに当たっ
ては、勿論、それぞれの紙に応じて多品種の薬剤が要求
される。
この様な状況下にあって、従来から用いられてきた表面
サイジング剤としては、澱粉、酸化澱粉、それらの変性
物、カルボキシメチルセルロース等の天然或は半合成品
があり、又、表面強度の改良剤として優れた効果を発揮
するポリビニルアルコール及びその誘導体やポリアクリ
ルアミド及びその変性物かあり、更に尿素樹脂、スチレ
ン−マレイン酸共重合物、ポリ酢酸ビニル、酢酸ビニル
−マレイン酸共重合物、ラテックス系、エマルジョン系
等々列挙すれば枚挙にいとまがない。これらの1種又は
2種以上の組合せて紙の表面を改質するのが一般的であ
る。
製紙会社で現在一般的に使用されている表面サイジング
剤を大別すると、澱粉系、ポリビニルアルコール系及び
ポリアクリルアミド系となる。
又、その品種が多岐にわたるのは公知である。
本発明者らは先に、ポリアクリルアミド或はポリアクリ
ルアミド変性物等の、紙の表面改質剤を提案してきた。
しかし、これらの薬剤は表面強度を向上させるのにかな
り有効ではあっても、更に高度な商品が要求されている
現在の社会情勢から判断すれば不満足であり、今だ満足
すべき薬剤は出ていない。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明者らはこれらの課題を解決すべく、鋭意検討した
結果、澱粉系表面サイジング剤は、一般的には耐水性が
悪く、従って紙の表面が空気中の水分を吸収して経時で
変化し、ひいては表面強度を低下させる等の問題がある
又、ポリビニルアルコール系、アクリルアミド系も、完
全乾燥物は別として、一般的に紙表面での挙動は澱粉系
と同様の問題を惹起する。更に澱粉系、ポリビニルアル
コール系は、作業性、即ち、溶解工程の問題や、紙に付
与する際の発泡性の問題環条々の問題があり、今だ満足
しうる薬剤が出ていないのが現状である。
先に述べた如く、本発明者らは、長年に渡って、特にア
クリルアミド系表面サイジング剤を研究し、その成果を
商品化して高い市場評価を得てきた。
この長年に渡る研究蓄積の上に立って、更に高い機能性
を付与する表面サイジング剤の検討を重ねた結果、2−
アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸又はそ
の塩と、水溶性ビニルモノマーの1種又は2種以上との
共重合で得られた多成分系ポリマーアロイに更にアクリ
ルアミド又はその誘導体を共重合させて得られる共重合
生成物が紙の表面強度向上用樹脂として優れた効果を発
揮し、より高度な機能性を付与することを見出し、本発
明に到達した。
〔課題を解決するための手段〕
即ち、本発明は、2−アクリルアミド−2−メチルプロ
パンスルホン酸又はその塩の単量体と、水溶性ビニルモ
ノマーの1種又は2種以上との共重合で得られた多成分
系ポリマーアロイに更に一般式(I) (式中XはH又はCH,であり、YはH又はcH,OH
である)で表されるアクリルアミド又はその誘導体を共
重合させて得られる共重合生成物を有効成分とする紙の
表面強度改良である。
以下に本発明を具体的に説明する。
本発明において紙の表面強度改、長側とは、段ボール外
装ライナーやその他の板紙、或は上質紙、中質紙等の表
面摩耗性、毛羽立、滑性、光沢、その他の紙表面の改質
に必要な物性を改良する薬剤を意味する。
本発明において2−アクリルアミド−2−メチルプロパ
ンスルホン酸の塩とは、そのカリウム塩、ナトリウム塩
、アンモニウム塩、鉄塩、その池水系で安定に存在し得
る塩の総称である。
本発明において水溶性ビニルモノマーとは、2−アクリ
ルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸又はその塩の
単量体と共重合可能で且つ紙の改質剤としての機能に優
れたビニルモノマー類、即ち、アクリル酸、メタクリル
酸、イタコン酸、マレイン酸、フマール酸、クロトン酸
等の如きエチレン系不飽和カルボン酸、アクリロニトリ
ル、メタクリロニトリル等の如きエチレン系ニトリル化
合物、アクリル酸−β−ヒドロキシエチル、メタクリル
酸−β−ヒドロキシエチル、N−ブトキシメチルアクリ
ルアミド、アクリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシ
ジル等の如き親水性単量体、ジメチルアミノエチルメタ
クリレート、トリメチルエチルメタクリレート、ジエチ
ルアミノエチルメタクリレート、トリメチルアミノエチ
ルメタクリレート等の如き陽イオン性ビニル単量体、メ
チレンビスアクリルアミド、ジビニルベンゼン等の如き
2量体ビニルモノマーなとである。これらのビニルモノ
マーの中て、2−アクリルアミド−2−メチルプロパン
スルホン酸又はその塩の単量体との共重合性の特に良い
もので、更に紙改質剤としての性能や安定性等を考慮し
て、好ましく用いられるものはアクリル酸、メタクリル
酸、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、メチレン
ビスアクリルアミド等である。もちろん、用いられる成
分はこれらの例示化合物に限定されるものではない。
本発明においては、2−アクリルアミド−2−メチルプ
ロパンスルホン酸又はその塩の単量体と水溶性ビニルモ
ノマーの1種又は2種以上との共重合で得られる共重合
体を多成分系ポリマーアロイと呼称する。
該多成分系ポリマーアロイを調製するのに用いられるモ
ノマー類は、予め混合した状態で共重合させてもよく、
段階的にモノマーを加えてブロック重合させてもよく、
グラフト重合させてもよい。又、これらの共重合は水系
で行うことか好ましい。
該多成分系ポリマーアロイを調製するのに用いられる触
媒は、水系で効果的にラジカルを発生し得る触媒である
。即ち、過硫酸のカリウム塩、ナトリウム塩、或は、ア
ンモニウム塩、過硫化水素の如き過酸化物のみを用いて
ラジカル重合を行うか、或は、前記の如き過酸化物と、
酸性亜硫酸ソーダ、チオ硫酸ソーダの如き還元剤との併
用、即ちレドックス重合を行うことが出来、又、重合途
中までは前記の過酸化物のみを用いてラジカル重合を行
い、その後、前記還元剤、又はトリメチルアミン、トリ
エチルアミンの如きトリアルキルアミン類、トリエタノ
ールアミンの如きトリアルカノールアミン類、ジメチル
アミン、ジエチルアミンの如きジアルキルアミン類、ジ
ェタノールアミンの如きジアルカノールアミン類、ブチ
ルアミンの如きモノアルキルアミン類、モノエタノール
アミンの如きモノアルカノールアミン類等を添加して重
合を進行させることもできる。これらの触媒の中で特に
好ましく用いられる触媒としては、低温でしかも速やか
に触媒効果の現れる過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム
、過硫酸アンモニウムなどの過酸化物が挙げられ、又還
元剤として好ましく用いられるものとしては、酸性亜硫
酸ソーダ、チオ硫酸ソーダが挙げられる。それらの酸化
剤と還元剤−との併用、即ち、レドックスが最も好んで
用いられる。それらの1種又は2種以上を使用してもよ
く、添加法も一段添加、或は多段添加であってもよい。
本発明においては例示した触媒に限定されるものではな
い。
この様にして得られる多成分系ポリマーアロイの共重合
性及び長期安定性を確保するために、その重合開始時、
或は重合途中、又は重合終了後にpH調節剤として苛性
ソーダ、苛性カリ、アンモニア、及び上記のアミン化合
物の如きアルカリ、或は硫酸、硝酸、蟻酸、酢酸、塩酸
の如き酸を用いることが出来る。これらのpH調節剤の
中で好ましいものとしては、酸では、無機酸である塩酸
、硫酸、硝酸などがあり、又有機酸であるギ酸、酢酸な
どがある。アルカリでは、苛性ソーダ、苛性カリ、アン
モニアなどがある。
本発明において多成分系ポリマーアロイは2−アクリル
アミド−2−メチルプロパンスルホン酸及び/又はその
塩を好ましくは1〜70モル%、より好ましくは5〜5
0モル%含有する。その含有量が1モル%未満の場合に
は、該スルホン酸又はその塩の濃度が低すぎて紙に対す
る浸透性及び結合性が小さくなり、本発明の目的を達す
るのに不充分であり、又、70モル%を越えると、共重
合中に発熱により、該スルホン酸及び/又はその塩が系
中に存在するモノマーと架橋結合する傾向があり、ゲル
生成率が大きくなり、安定性に欠ける嫌いがある。
この様にして得られた多成分系ポリマーアロイは、その
ままでも紙の表面強度改良剤に利用できるが、更に、前
記一般式(1)で表されるアクリルアミド又はその誘導
体と共重合させて得られる共重合生成物を有効成分とし
て用いることにより、高次に、紙の表面強度を向上させ
ることができる。即ち、該多成分系ポリマーアロイは、
複合剤として活用することにより、更に種々の紙物性、
特に、本発明の紙の表面強度改良剤としての効果を発揮
する。
本発明において該多成分系ポリマーアロイと前記一般式
(I)で表されるアクリルアミド又はその誘導体との共
重合生成物は該ポリマーアロイを好ましくは3〜80重
量%、より好ましくは7〜60重量%含有する。該ポリ
マーアロイの含有量が3重量%未満である場合には、該
アクリルアミド又はその誘導体のホモポリマー単体の物
性に近くなり、本発明の目的とする紙の表面強度向上効
果が小さくなり、逆に、該ポリマーアロイの含有量が8
0重量%を越えると、該ポリマーアロイ単体の物性に近
くなり、やはり本発明の目的とする紙の表面強度向上効
果が小さくなる。
本発明においては前記一般式(I)で表されるアクリル
アミド又はその誘導体に加えて、改質の目的で、他の水
溶性ビニルモノマーをも共重合させたものを用いること
もできる。このような他の水溶性ビニルモノマーとして
、該ポリマーアロイの調製に用いたモノマーの1種又は
2種以上を用いることが出来る。その中で、特に共重合
性の良いもの、更に、紙質改質剤としての性能や、安定
性等を考慮して、好ましく用いられるものは、アクリル
酸、メタクリル酸、アクリロニトリル、メタクリロニト
リル、N−メチロールアクリルアミド、N−メチロール
メタクリルアミド、メチレンビスアクリルアミド等であ
る。
該ポリマーアロイと前記一般式(I)で表されるアクリ
ルアミド又はその誘導体との共重合においては、該ポリ
マーアロイの調製に用いた触媒の1種又は2種以上を用
いることができる。それらの触媒の中でも、特に好まし
く用いられるものとしては、低温でしかも速やかに触媒
効果の現れる過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム、過硫
酸アンモニウム等の過酸化物が挙げられ、又該過酸化物
と併用される還元剤として好ましく用いられるものとし
ては、酸性亜硫酸ソーダ、チオ硫酸ソーダが挙げられる
。それらの酸化剤と還元剤の併用、即ち、レドックスが
最も好んで用いられる。この様にして得られる共重合生
成物の長期安定性を得るために、前記のポリマーアロイ
の調製に用いたpH調整剤を同様にして用いることが出
来る。
この様にして得られる共重合生成物を有効成分とする紙
の表面強度改良剤は、長期安定性に優れ、水に無顎大に
溶解し、著るしく作業性の良好な改良剤として供給され
る。
本発明の紙の表面強度改良剤は、製紙会社では一般的に
、サイズプレス、カレンダー桧工、スプレー等で紙加工
され、この時、加熱キュアー温度が重要なポイントとな
る。−船釣には、水の蒸発する温度以上であればよいの
であるが、マシンスピード等を勘案すると、好ましくは
、100°C以上から紙に悪影響を及ぼさない範囲の温
度、即ち、180℃位迄が良い。
本発明の紙の表面強度改良剤は、製紙会社で、適宜、水
に希釈され、必要に応じて紙に付与される。付与量は、
各社に於ける紙の要求物性の度合に応じてまちまちであ
り、−概には言えないが、紙の重量基準で固形分として
概ね0.1〜5,0重量%が適当である。
更に、本発明の紙の表面強度改良剤は、種々の薬剤と組
み合わせて使用することが出来る。例えば、従来から用
いられてきた澱粉系、カルボキシメチルセルロース系、
ポリビニルアルコール系、アクリルアミド系等の薬剤と
の組み合わせによって、更に機能的な表面強度改良剤と
して優れた効果を発揮させることができる。
本発明の紙の表面強度改良剤は、段ポール外装ライナー
やその他の板紙、或は、上質紙、中質紙等の表面摩耗性
、毛羽立、滑性、光沢、その他の紙表面の改質に必要な
物性を改良するのに有効かつ極めて優れている。
〔実施例〕
以下、本発明を更に具体的に説明するために、実施例、
合成例、比較例を挙げて説明するが、本発明はこれらの
例によって制限されるものではない。
尚、%、部は特記しない限り、重量%、重量部である。
合成例−1 可変モーター付き撹拌棒と冷却管と温度計を備えた容量
11のセパラブルフラスコと、加熱装置(ウォーターバ
ス)を準備し、該セパラブルフラスコに水693.2 
gと2−アクリル了ミドー2−メチルプロパンスルホン
酸(以下AMPSと記す)50.1gを仕込み、室温で
混合溶解した。このもののpHを測定したところ1)H
l、Oであった。これに20%苛性ソーダを加えてpH
7,0とした。この時に要した20%苛性ソーダの量は
47.Oi+Ilであった。
次にフラスコをセットし、濾斗を使って注入口から98
%アクリル酸く以下AAと記す)88.2g1続いてア
クリルニトリル(以下ANと記す)50、7 gを添加
し、中程度の攪拌で20分間混合溶解した。次に既に準
備しておいた加熱装置で、内温を40°Cまで昇温させ
、温度が安定したところで、10%に調整した過硫酸カ
リウム(以下KPSと記す)54.1mj7を添加し、
更に5分後、同じ<10%に調整した酸性亜硫酸ソーダ
(以下SBSと記す)6.0mi’を添加した。酸性亜
硫酸ソーダを添加した後1分で発熱が始まり、約13分
で80℃に達し、若干黄みを帯びなから粘稠性が出始め
た。その後加熱装置で80℃に維持しながら80℃に到
達した時点から1時間重合を継続した。
次に、このものを25℃になるまで冷却し、得られた重
合物の物性を測定した結果、粘度は665cPであり、
pHは1.8であった。得られた重量は1000 gで
あり、このものの固形分は20%であった。ここで得ら
れた組成物を多成分系ポリマーアロイと命名する。この
多成分系ポリマーアロイの構成成分の組成比はその仕込
割合からAMPS:AA : ANのモル比%で10 
: 50 : 40である。これを試料CI)とする。
合成例−2 合成例−1と同様の装置に水628.1 gとAMPS
118.4gを仕込み、室温で混合溶解した。
このもののpHを測定したところpH0,8であった。
これに20%苛性ソーダを加えてpH7,3とした。
この時に要した20%苛性ソーダの量は111 ml!
であった。
次にフラスコをセットし、濾斗を使って注入口から98
%AA4λOg、続いてAN40.4gを添加し、中程
度の攪拌で20分間混合溶解した。
次に既に準備しておいた加熱装置で、内温を40℃まで
昇温させ、温度が安定したところで、10%に調整した
KPS54.1+nj7を添加し、更に5分後、同じく
10%に調整した5BS6.0+ofを添加した。SB
Sを添加した後3分で発熱が始まり、約15分で80℃
に達し、若干賞みを帯びなから粘稠性が出始めた。その
後加熱装置で80℃に維持しながら80℃に到達した時
点から1時間重合を継続した。
次に、このものを25°Cになるまで冷却し、得られた
重合物の物性を測定した結果、粘度は220cPであり
、pHは1.7であった。得られた重量は1000gで
あり、このものの固形分は20%であった。ここで得ら
れた多成分系ポリマーアロイの構成成分の組成比はその
仕込割合からAMPS:AA : ANのモル比(%)
で30:30:40である。これを試料(II)とする
合成例−3 合成例−1と同様の装置に、水397.0 gと40%
アクリルアミド450. Ogを仕込み、これに合成例
1で得た多成分系ポリマーアロイ100.Ogを加え、
室温にて混合溶解した。このもののpHを測定したとこ
ろpH2,9であった。これに20%苛性ソーダを加え
てpH6,1とした。この時に要した20%苛性ソーダ
の量は11.0++1であった。
次にフラスコをセットし、すでに準備しておいた加熱装
置で、内温を35°Cまで昇温させ、温度が安定したと
ころで、10%に調整したKPS25.9m!!を添加
し、更に5分後、同じく10%に調整した5B311.
7 mI!を添加した。SBSを添加した後1分で発熱
か始まり、約9分で80°Cに達し、若干黄みをおびな
から粘稠性が出始めた。その後、加熱装置で80°Cに
維持しながらSBS添加時点から1時間重合を継続した
。1時間後に中和するために20%Na083.5 m
fを添加した。
次に、このものを25℃になるまで冷却し、得られた重
合物の物性を測定した結果、粘度は8200cPであり
、I)Hは6.2であった。得られた重量は1000 
gであり、このものの固形分は20%であった。ここで
得られた共重合生成物の構成成分の組成比はその仕込割
合から合成例−1の多成分系ポリマーアロイ対アクリル
アミドの重量比で10 : 90である。これを試料C
I[[)とする。
合成例−4 合成例−1と同様の装置に、水525.0 gと40%
アクリルアミド350. Ogを仕込み、これに合成例
−1で得た多成分系ポリマーアロイ300. Ogを加
え、室温にて混合溶解した。このもののI)Hを測定し
たところpH1,8であった。これに20%苛性ソーダ
を加えてpH6,0とした。この時に要した2096苛
性ソーダの量は43.2mJであった。
次にフラスコをセットし、既に準備しておいた加熱装置
で、内温を35℃まで昇温させ、温度が安定したところ
で、10%に調整したK P S 25.9ml!を添
加し、更に5分後、同じ<10%に調整した5BS11
.7+n/を添加した。SBSを添加した後2分で発熱
が始まり、約16分で80℃に達し、若干責みをおびな
から粘稠性が出始めた。その後、加熱装置で80℃に維
持しなからSBS添加時点から1時間重合を継続した。
1時間後に中和するために20%NaOH3,5mlを
添加した。
次に、このものを25℃になるまで冷却し、得られた重
合物の物性を測定した結果、粘度は5450cPであり
、pHは6.0であった。得られた重量は1000gで
あり、このものの固形分は20%であった。ここで得ら
れた共重合生成物の構成成分の組成比はその仕込割合か
ら合成例−1の多成分系ポリマーアロイ対アクリルアミ
ドの重量比で30ニア0である。これを試料(IV)と
する。
合成例−5 合成例−1と同様の装置に、水397.0 gと40%
アクリルアミド450. Ogを仕込み、これに合成例
−2で得た多成分系ポリマーアロイtoo、o gを加
え、室温にて混合溶解した。このもののpHを測定した
ところpH2,3であった。これに20%苛性ソーダを
加えてpH6,0とした。この時に要した20%苛性ソ
ー・ダの量はlZ3mlであった。
次にフラスコをセットし、すでに準備しておいた加熱装
置で、内温を35°Cまで昇温させ、温度が安定したと
ころで、10%に調整したKPS25.9m/を添加し
、更に5分後、同じ<10%ニ調整した5BS11.7
n+/を添加した。SBSを添加した後1分で発熱が始
まり、約10分で80″Cに達し、若干黄みをおびなか
ら粘稠性が出始めた。その後、加熱装置で80℃に維持
しながらSBS添加時点から1時間重合を継続した。1
時間後に中和するために2o%NaOH3,7ml!を
添加した。
次に、このものを25°Cになるまで冷却し、得られた
重合物の物性を測定した結果、粘度は4300cPであ
り、pHは6.1であった。得られた重量は1000g
であり、このものの固形分は20%であった。ここで得
られた共重合生成物の構成成分の組成比はその仕込割合
から合成例−2の多成分系ポリマーアロイ対アクリルア
ミドの重量比で10:90である。これを試料(V)と
する。
合成例−6 合成例−1と同様の装置に、水525.0 gと40%
アクリルアミド350. Ogを仕込み、これに合成例
−2で得た多成分系ポリマーアロイ300.Ogを加え
、室温にて混合溶解した。このもののpHを測定したと
ころ1)Hl、8であった。これに20%苛性ソーダを
加えて1)H6,Oとした。この時に要した20%苛性
ソーダの量は44.8mlであった。
次にフラスコをセットし、すでに準備しておいた加熱装
置で、内温を35°Cまで昇温させ、温度が安定したと
ころで、10%に調整したKPS26.0mfを添加し
、更に5分後、同じ<10%に調整した5BS11.9
mlを添加した。SBSを添加した後2分で発熱が始ま
り、約18分で80°Cに達し、若干黄みをおびなから
粘稠性が出始めた。その後、加熱装置で80℃に維持し
なからSBS添加時点から1時間重合を継続した。1時
間後に中和するために20%NaOH4,Om!!を添
加した。
次に、このものを25℃になるまで冷却し、得られた重
合物の物性を測定した結果、粘度は6210cPであり
、pHは6.3であった。得られた重量は1000gで
あり、このものの固形分は20%であった。ここで得ら
れた共重合生成物の構成成分の組成比はその仕込割合か
ら合成例−2の多成分系ポリマーアロイ対アクリルアミ
ドの重量比で30=70である。これを試料(VI)と
する。
合成例−7 合成例−1と同様の装置に、水473.8 gと40%
アクリルアミド500. Ogを添加し、1%塩酸を用
いて1)H6,Oに微調整し、加熱装置を用いて液温を
35℃まで昇温させ、温度が安定したところで、10%
に調整したKPS18.1m!!と、同じく10%に調
整した5B38.1mI!をほぼ同時に添加して重合を
開始した。重合開始後10分経過した時に液温か80℃
に達し、粘稠性が出始めた。その後温度が70℃迄下降
してきた為、加熱装置で70°Cに維持しながら1時間
重合を継続した。次に、20%苛性ソーダを適宜添加し
た後冷却した。ここで得られた共重合生成物は、その固
形分が20%で重量が1004gであった。又、この重
合体生成物は25℃の条件下での粘度が3360CPで
あり、p)lが6.7である透明粘稠液体であった。こ
のものは、アクリルアミド100%で構成されている。
これを試料〔■〕とする。
合成例−8 合成例−1と同様の装置に、水99.0 gポリビニル
アルコール(クラレ社製)11gを仕込み、攪拌分散さ
せながら加熱装置を用いて内温90℃まて昇温させ、9
0°Cで30分間溶解した。このものを冷却し、10重
量%ポリビニルアルコール水溶液100gを得た。この
ものを試料〔■〕とする。
以上により得られた試料CI)〜〔■〕をまとめて表−
1に記す。
表− 比較例1〜4 坪量150 g/m’のにライナー(A)及び坪量12
0g/m”のジュートライナー(B)を裁断して縦40
国×横30国の紙片を調製した。これを紙(A)、紙(
B)と呼称する。
次に、合成例1で得た試料(I)を、紙への塗工、乾燥
後の紙への樹脂付着量が固形分として紙の重量基準でそ
れぞれ0.5%及び1.0%になるように水で希釈して
希釈液を得た。これらの希釈液を塗工液(I−a)及び
(I−b)と呼称する。
次に、フラットなガラス板上に紙(A)及び紙(B)の
それぞれの上部をセロテープで貼付し、塗工液CI−a
)をNα10のコーティングロールバーを用いて、又塗
工液(I−b)をNα20のコーティングロールバーを
用いてそれぞれ別の紙に1回塗工し、樹脂付着量を坪量
した後、+10°Cに調整した熱風乾燥機中で10分間
乾燥して紙料を得た。
これらの紙料を順に、紙料(A)CI−a)、紙料(B
)(I−a)、紙料(A)CI−b)、紙料(B)(I
−b)と呼称する。
この様にして得た紙料を恒温室(温度20℃、湿度65
%)中で1夜シーズニングした後、同室中でJIS−P
−8129に基づいてワックスピックを求め、又JIS
−P−8136に基づいて学振型染色堅牢度試験(摩耗
強度)を行った。
比較例5〜B及び実施例1〜16 比較例1〜4で行った方法に従って、紙(A)及び紙(
B)それぞれに合成例2〜6で得た試料(II)〜〔■
〕の希釈液、即ち塗工液(I[−a)〜(VI−b)を
塗工し、比較例1〜4と同様に表面強度に関する試験を
行った。
比較例9〜16 比較例1〜4で行った方法に従って、紙(A)及び紙(
B)それぞれに合成例7〜8で得た試料〔■〕〜〔■〕
の希釈液、即ち塗工液〔■−a〕〜〔■−b〕を塗工し
、比較例1〜4と同様に表面強度に関する試験を行った
比較例17〜18 紙(A)及び紙(B)それぞれに樹脂液の代わりに水を
塗工した以外は、比較例1〜4で行った方法に従って紙
料を得、表面強度に関する試験を行った。このものをブ
ランクと称する。
以上実施例1〜16、比較例1〜18で行った試験結果
をまとめて表−2に示す。
〔発明の効果〕
本発明の紙の表面強度改良剤は、従来から用いられてき
たPAM系、PVA系等の優れた薬剤を更に改良したも
のであり、ワックスビック、表面摩耗性等の紙の表面強
度改良剤として優れていることは明らかである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン
    酸又はその塩の単量体と、水溶性ビニルモノマーの1種
    又は2種以上との共重合で得られた多成分系ポリマーア
    ロイに更に一般式( I )▲数式、化学式、表等があり
    ます▼( I ) (式中XはH又はCH_3であり、YはH又はCH_2
    OHである)で表されるアクリルアミド又はその誘導体
    を共重合させて得られる共重合生成物を有効成分とする
    ことを特徴とする紙の表面強度改良剤。 2、該ポリマーアロイが2−アクリルアミド−2−メチ
    ルプロパンスルホン酸又はその塩を1〜70モル%含有
    する請求項1記載の紙の表面強度改良剤。 3、該共重合生成物が該ポリマーアロイを3〜80重量
    %含有する請求項1又は2記載の紙の表面強度改良剤。 4、該水溶性ビニルモノマーが、アクリル酸、メタクリ
    ル酸、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、メチレ
    ンビスアクリルアミド、イタコン酸、マレイン酸又はク
    ロトン酸である請求項1、2又は3記載の表面強度改良
    剤。
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