JPH045038Y2 - - Google Patents

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JPH045038Y2
JPH045038Y2 JP1986032636U JP3263686U JPH045038Y2 JP H045038 Y2 JPH045038 Y2 JP H045038Y2 JP 1986032636 U JP1986032636 U JP 1986032636U JP 3263686 U JP3263686 U JP 3263686U JP H045038 Y2 JPH045038 Y2 JP H045038Y2
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bolt
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spherical
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は光を用いた光学計測器などの光軸調
整を容易に行う面角度調整機構に関する。
「従来の技術」 第3図は従来の面角度調整機構の例を示す断面
図である。即ち、光学計測器本体の光学装置部分
の基準とされる基準面があり、この基準面に対す
る面角度調整機構が設けられ、この面角度調整機
構を制御することにより、その機構内の被調整面
の角度を変化させる面角度調整機構である。
厚板状の可動体11の一方の面に光軸調整用の
被調整面12が形成され、この可動体11は基準
面13に対して可動的に取付けられる。即ち、可
動体には3つの貫通孔14が、一つの直線上には
ない3つの位置、例えば、ほゞ正三角形の頂点に
位置するように設けられ、これらの各貫通孔14
にはそれぞれボルト15A,15B,15C(1
5Cは図には現れてない)が、被調整面12が形
成されている可動体11の一面から緩く挿通さ
れ、その反対側の面から基準面13側へ突出され
る。その突出したボルト15A,15B,15C
の先端は、光学的基準面13が形成された基体1
6に設けられているネジ孔17にねじ込み自在に
ねじ込まれ、可動体11は基体16に対し、可動
的に取付けられる。
可動体11と基体16との間には可動体11
を、その取付け方向に偏倚する手段18が設けら
れる。この例では貫通孔14の径より大きい径を
したコイル状のバネ18にボルト15A,15
B,15Cがそれぞれ挿通されており、これらの
コイルバネ18は可動体11を基体16から離す
ような応力を可動体11に加えている。その結
果、可動体11はコイルバネ18によりそれぞれ
ボルト15A,15B,15C頭部のネジ側の鍔
部19に圧接されている。
「考案が解決しようとする問題点」 第4図はボルト15を回動させ、基準面13に
対して被調整面12を傾けた場合の様子を示す断
面図である。通常は3本のボルト15A,15
B,15Cのうち1本は基準ボルト15Aとさ
れ、他の2本のボルト15B,15Cを調整用と
して可動体11の角度調整用として操作すること
が多い。第4図に示すように、調整用のボルト1
5Bを回動させることにより、基準面13に対し
て可動体11の角度を変化させると、ボルト15
A,15B頭部の鍔部19と可動体11とは平行
ではなくなり互いに点接触21するように変化す
る。しかも、ボルト15に対して可動体11が傾
くことができるようにボルト15と貫通孔14と
の間には十分に隙間dを持たせておく必要があ
る。そのために、ボルト15を回動させると可動
体11はその面方向22へずれる横ずれ現象が生
ずる。従つて、被調整面12の面角度調整が終わ
つても、被調整面12は基準面13に平行する方
向22の位置がずれ、面方向22位置の再調整を
繰り返す必要があると言う問題がある。
このような問題を避けるため、第5図に示すよ
うに、貫通孔14部分に球面軸受23を用いるこ
とが考えられる。球面軸受23は可動体11の面
方向22にはガタツキが生ずることはない。しか
し、ボルト15の間隔は基体のネジ孔17の基線
長D0に固定されており、可動体11を傾けると
球面軸受23の見掛けの基線長D1は増加させる
必要があり、従つて、球面軸受23を用いる場合
には可動体11を大きく傾けることはできず、被
調整面12の面角度調整が可能な範囲が狭い。ま
た、球面軸受23を取付けるには大きな取付けス
ペースを必要とし、小型に機器を構成することが
できない。コスト的に非常に高価であるなどの欠
点がある。
「問題点を解決するための手段」 被調整面を持つ可動体に3つの貫通孔を設け、
これら貫通孔にボルトを挿通し、そのボルトによ
り基体に可動体を取付ける面角度調整機構におい
て、ボルト頭部のネジ側鍔状部を球面状に構成す
る。
また、これらボルトが挿通する貫通孔のボルト
頭部側の孔縁は面取りしたテーパ面とし、そのテ
ーパ面とボルト頭部の球面状部とが摺接するよう
に構成する。
「実施例」 第1図はこの考案の実施例を示す断面図であ
る。第3図と対応する部分には同じ符号を付け、
重複する説明は省略する。
この考案では、ボルト15A,15B,15C
の頭部のネジ側鍔部がほゞ球面状25を呈するよ
うに構成される。頭部平頂部26は従来通り、ボ
ルト15A,15B,15Cを回動するための工
具が係合可能にしてある。
また、この考案では、可動体11に設けられた
貫通孔14の孔縁は、基体と反対側においてそれ
ぞれテーパ面27に加工されている。つまり、こ
のテーパ面27は、例えばほぼ45度の角度に面取
りされ、磨り鉢状内面を形成し、ボルト15A,
15B,15C頭部の球面状部25が摺接可能に
構成される。即ち、可動体11はコイルバネ18
によりボルト15A,15B,15C頭部側へ強
く偏倚され、貫通孔14の磨り鉢状テーパ面27
においてボルトの頭部球面状部25と圧接させら
れ、頭部球面状部25が磨り鉢状テーパ面27内
に落ち込むようにして、基体16に対する可動体
11の位置が安定状態に固定される。
第2図はボルト15Bを回動させ基準面13に
対し、可動体11を傾けた時の様子を示す断面図
である。この場合はボルト15Bを緩める方向に
回動させた場合である。
ボルト15Bの頭部の係合部に回動用工具を係
合させ、ボルト15Bを回動させると可動体11
は基体16の基準面13に対して傾いた状態にな
る。この傾きのため、ボルト15A,15Bに保
持されるべき支点間の見掛けの基線長D1は長く
なる。貫通孔14の径はボルトネジ部の径よりも
十分に大とされ、見掛けの基線長D1の増大に対
応可能に構成される。この考案では、この見掛け
の基線長D1の増大に応じて、ボルト15の頭部
球面状部25と可動体のテーパ面27との摺接位
置が滑らかに変化するように構成されている。即
ち、見掛けの基線長の増大に応動して各ボルトの
球面状部25は互いに他のボルトに対し反対側の
部位がテーパ面27と摺接する。第2図におい
て、ボルト15Aの球面状部25はボルト15B
とは反対側の部位28でテーパ面27と摺接し、
ボルト15Bはボルト15Aとは反対側の球面状
部位29でテーパ面27と摺接するように変化す
る。しかも滑らかに且つ安定的な釣合いの下に摺
接しながら変化する。従つて、可動体11は基体
16に対して傾き角度は変化するが、可動体11
の面方向22へのズレは殆ど生じることがない。
「考案の効果」 この考案による面角度調整機構を用いれば、基
体に対する可動体の傾き角度の調整を行うに際
し、面方向へのズレの発生は殆どなく面角度のみ
を変化させることができる。従つて、光軸の調整
が容易に行えるようになつた。また、球面軸受け
を用いるよりも小型・安価に構成可能であり、し
かも、調整可能な範囲が大きくとれる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す断面図、第2
図は第1図の実施例において、可動体を傾けた調
整状態を示す断面図、第3図は従来の面角度調整
機構の例を示す断面図、第4図は第3図の従来例
において、可動体を傾けた調整状態を示す断面
図、第5図は球面軸受を用いた場合の例を示す断
面図である。 11……可動体、12……被調整面、13……
基準面、14……貫通孔、15……ボルト、16
……基体、17……ネジ孔、18……偏倚手段
(バネ)、19……鍔、21……点接触、22……
面方向、23……球面軸受、24……、25……
球面状部、26……頭部平頂部、27……(磨り
鉢状)テーパ面、28,29……摺接部位。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 基準面に対し、被調整面の角度を調整する面角
    度調整機構において、 被調整面をもつ可動体のその被調整面に対し、
    一つの直線上にない3点に貫通孔が形成され、 それら各貫通孔にボルトがゆるく挿通され、こ
    れらボルトは上記基準面をもつ基体に形成された
    各ネジ孔にねじ込まれ、 上記基体対し、可動体を組方向に偏倚する手段
    が設けられ、 上記各ボルトの頭部のそのネジ側の面は球面状
    とされ、 上記各貫通孔の基体と反対側は径が大となるテ
    ーパ面(球の必要はない)とされ、そのテーパ面
    に上記ボルト頭部の球面状部が摺接している面角
    度調整機構。
JP1986032636U 1986-03-07 1986-03-07 Expired JPH045038Y2 (ja)

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JP1986032636U JPH045038Y2 (ja) 1986-03-07 1986-03-07

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JP1986032636U JPH045038Y2 (ja) 1986-03-07 1986-03-07

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JPS62145191U JPS62145191U (ja) 1987-09-12
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS491241A (ja) * 1972-04-17 1974-01-08

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