JPH0442880Y2 - - Google Patents

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JPH0442880Y2
JPH0442880Y2 JP5935188U JP5935188U JPH0442880Y2 JP H0442880 Y2 JPH0442880 Y2 JP H0442880Y2 JP 5935188 U JP5935188 U JP 5935188U JP 5935188 U JP5935188 U JP 5935188U JP H0442880 Y2 JPH0442880 Y2 JP H0442880Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、楽器用スタンドに、タムタム、カ
ウベル電子ドラム等をセツトする際に用いて好適
な楽器用クランプ装置に関する。
〔従来の技術〕
この種の楽器用クランプ装置は互いに対向する
ベースプレートと押圧板とを締付ボルトとナツト
により締付け、楽器用スタンドのパイプや楽器を
保持するホルダのパイプを挟持することにより楽
器を楽器用スタンドに取付けるもので、第3図お
よび第4図に示す如く構成されたものが一般的で
ある。すなわち、第3図のクランプ装置1は、長
板状のベースプレート2と、それぞれ被クランプ
部材3A,3Bを介してベースプレート2の一方
の面に対向する一対の押圧板4,5とを備え、各
押圧板4,5をそれぞれ2組のボルト6とナツト
7によつて各被クランプ部材3A,3Bに押し付
けることによりベースプレート2と押圧板4,5
とで各被クランプ部材3A,3Bを挟持するよう
にしたもので、各ボルト6はベースプレート2に
設けられその先端部が各押圧板4,5に設けられ
た挿通孔9に挿通されている。ベースプレート2
の内側面、すなわち押圧板4,5と対向する面に
は該プレート2の長手方向と直交する一対の保持
溝10,11が凹設されており、これらの溝1
0,11に各被クランプ部材3A,3Bが当てが
われ、その位置ずれを防止している。同様に各押
圧板4,5の内側面中央部にも各被クランプ部材
3A,3Bを位置決め保持する保持溝12,13
が前記保持溝10,11に対応して凹設されてい
る。
なお、被クランプ部材3A,3Bとしては、例
えばその一方が楽器用スタンドのパイプで、他方
が該スタンドに取付けられる楽器を保持するホル
ダのパイプ部とされる。
第4図のクランプ装置14は各押圧板4,5の
内側端を締付ボルト15,16の基部に軸ピン1
7によつて回動自在に連結し、各ボルト15,1
6の先端部(ねじ部)をベースプレート2に設け
た貫通孔に挿通してその突出端にナツト18をそ
れぞれ螺着し、ベースプレート2の両端にTナツ
ト21がその先端に螺合したボルト19,20の
基部を軸ピン22によつてそれぞれ回動自在(傾
倒自在)に連結し、被クランプ部材3A,3Bの
締付時に各ボルト19,20のねじ部先端側のT
ナツト21を各押圧板4,5の外側端面に形成し
た切欠孔23にそれぞれ外側より挿入し、Tナツ
ト21を回して締付けて各押圧板4,5を被クラ
ンプ部材3A,3Bに押付けるようにしたもので
ある。
なお、24は圧縮コイルばね、25はベースプ
レート2の両端面にそれぞれ形成された切欠凹部
である。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、前者のクランプ装置1にあつては、
被クランプ部材3A,3Bを挟持する際、一旦ナ
ツト7と各押圧板4,5をボルト6から外し、各
被クランプ部材3A,3Bをベースプレート2の
各保持溝10,11に当てがい、しかる後各押圧
板4,5とナツト7をボルト6に取り付け、該ナ
ツト7を回して締付ける必要がある。したがつ
て、押圧板4,5およびナツト6の取付け、取外
し作業を必要とし、その作業が面倒で操作性が悪
いという問題があつた。
これに対して、後者のクランプ装置14は各押
圧板4,5が締付ボルト15,16に回動自在に
取付けられ、ボルト19,20がベースプレート
2に同じく回動自在に取付けられているので、ボ
ルト19,20を傾倒(回動)させてTナツト2
1を各押圧板4,5の切欠孔23から抜くと、被
クランプ部材3A,3Bの取付け、取外し作業を
容易に行えるという利点を有するものの、押圧板
4,5を共に軸ピン17,22によつて軸支して
いるので、そのための軸受部分の加工工数、さら
には組立工数の増加を伴い製造コストが嵩むばか
りかTナツト21を切欠孔23から外した際、押
圧板4,5が必要以上に開き過ぎてかえつて使い
辛いという問題があつた。
したがつて、この考案は上述したような問題点
を解決し、簡単な構成で被クランプ部材の取付
け、取外し作業を容易に行え、操作性の良好な楽
器用クランプ装置を提供することを目的とするも
のである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は上記目的を達成するために、互いに
対向しその対向面に被クランプ部材を挟持する保
持溝が対向するよう設けられたベースプレートお
よび押圧板と、ベースプレートの対向面に前記保
持溝を挟んでその両側に設けられ前記押圧板を該
ベースプレートに対して接近離間自在に保持する
第1および第2締付ボルトと、これらの締付ボル
トの先端部にそれぞれ螺合され前記押圧板を前記
被クランプ部材に押付ける一対のナツトとを備
え、前記第1締付ボルトの基部が回動可能に支持
され傾倒自在であり、前記押圧板の一側端面に前
記第1締付ボルトの先端部が挿入される切欠孔を
形成し、この切欠孔側とは反対側端部に前記第2
締付ボルトが十分な遊動間隔をもつて挿通される
貫通孔を形成したものである。
〔作用〕
この考案においては第1締付ボルトはベースプ
レートに傾倒自在に取付けられ、被クランプ部材
の締付け時に押圧板の切欠孔に挿入される。押圧
板は第2締付ボルトに対して移動自在にかつ揺動
自在に取付けられ、第1締付ボルトから解放され
ると開き、被クランプ部材の取付け、取外しを可
能にする。
〔実施例〕
以下、この考案を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。
第1図はこの考案に係る楽器用クランプ装置の
一実施例を示す一部破断平面図、第2図は押圧板
の斜視図である。なお、図中第3図および第4図
と同一構成部品、部分に対しては同一符号を以つ
て示し、その説明を省略する。これらの図におい
て、ベースプレート2の各保持溝10,11の両
側には各押圧板4,5を接近離間自在に保持する
第1および第2締付ボルト30,31がそれぞれ
設けられている。第1締付ボルト30の頭部33
は、ベースプレート2の側端部内側面に凹設され
た切欠凹部25内に挿入され、かつ軸34によつ
て傾倒自在に軸支されている。ここで、軸34は
ベースプレート2側もしくは第1および第2締付
ボルト30,31側に固定あるいは係止されてい
る。また、前記切欠凹部25はベースプレート2
の内側面と側端面に開放している。前記ベースプ
レート2の端部には第1図の上下面に開口し前記
切欠凹部25と連通する小孔35が貫通形成さ
れ、この小孔35に前記軸34が打込まれてい
る。そして、第1締付ボルト30には蝶ナツト3
6と圧縮コイルスプリング24が取付けられてい
る。
第2締付ボルト31はベースプレート2に貫通
形成されたボルト取付用孔38にその外側面側よ
り挿通され、第1締付ボルト30と同様、ナツト
39と圧縮コイルスプリング40を備えている。
押圧板4,5の外端にはそれぞれ前記第1締付
ボルト30の先端部が挿入される切欠孔41が形
成され、この切欠孔41はボルト30の挿入方向
に長くなつている。また、押圧板4,5の内端側
にはそれぞれ前記第2締付ボルト31が挿通され
る貫通孔42が形成されている。この貫通孔42
は、押圧板4,5の長手方向に長い長孔とされる
ことにより、第2締付ボルト31が該孔42の長
手方向に対して相対的に十分移動し得る〓間(遊
動間〓)を有し、これにより押圧板4,5をその
面方向に揺動し得るようにしている。押圧板4,
5の最大揺動角度は遊動間〓と押圧板4,5の板
厚とで決定される。この場合、本実施例は貫通孔
42を長孔で構成したが、これに限らず丸孔であ
つてもよいことは勿論である。
なお、43は平座金である。被クランプ部材3
B(3Aも同様)をベースプレート2と押圧板5
で挟持する際、第1締付ボルト30を押圧板5の
切欠孔41から抜いて第1図2点鎖線で示すよう
に倒し、被クランプ部材3Bをベースプレート2
と押圧板5との間に挿入して保持溝11,13に
その一部周面を係入させる。この時、押圧板5は
第1締付ボルト30から解放されることで、揺動
自在となり、スプリング40の力により2点鎖線
で示すように外側に開かれることにより被クラン
プ部材3Bの挿入操作を容易にする。被クランプ
部材3Bが挿入されると、押圧板5を元にもどし
て該被クランプ部材3Bに当接し、第1締付ボル
ト30を起こして押圧板5の切欠孔41に挿入
し、しかる後蝶ナツト36とナツト39を締付け
て押圧板5を被クランプ部材3Bに圧接すればよ
い。
なお、43は平座金である。
かくしてこのような構成からなるクランプ装置
によれば、第2締付ボルト31を押圧板5の貫通
孔42に挿通するだけでよいので、第4図に示し
た従来装置14における締付ボルト15,16と
押圧板4,5との構成と比較して軸ピン17を必
要としない分だけ構造が簡単で組立工数および部
品点数を削減でき、低コスト化を可能にする。ま
た、被クランプ部材3A,3Bの取付け、取外し
時に押圧板4,5を第2締付ボルト31から取り
外す必要がなく、第3図に示した従来装置1に比
して操作が容易であり、しかも押圧板4,5は第
4図の従来構造と異なり必要以上に開きすぎるこ
とがないなどの利点を有する。
〔考案の効果〕
以上述べたようにこの考案に係る楽器用クラン
プ装置は、第1締付ボルトをベースプレートに傾
倒自在に取付け、押圧板を第2締付ボルトに移動
自在にかつ揺動自在に取付け、第1締付ボルトを
押圧板の一端に設けた切欠孔に挿入係合させるよ
うに構成したので、従来装置に比して被クランプ
部材の取付け、取外し作業を容易に行うことがで
き、しかも構造簡易にして安価なクランプ装置を
提供し得、その実用上の効果は大である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る楽器用クランプ装置の
一実施例を示す一部破断平面図、第2図は押圧板
の斜視図、第3図および第4図はそれぞれ楽器用
クランプ装置の従来例を示す斜視図および一部破
断平面図である。 2……ベースプレート、3A,3B……被クラ
ンプ部材、4,5……押圧板、10,11,1
2,13……保持溝、30……第1締付ボルト、
31……第2締付ボルト、34……軸、36……
蝶ナツト、39……ナツト、41……切欠孔、4
2……貫通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互いに対向しその対向面に被クランプ部材を挟
    持する保持溝が対向するよう設けられたベースプ
    レートおよび押圧板と、ベースプレートの対向面
    に前記保持溝を挟んでその両側に設けられ前記押
    圧板を該ベースプレートに対して接近離間自在に
    保持する第1および第2締付ボルトと、これらの
    締付ボルトの先端部にそれぞれ螺合され前記押圧
    板を前記被クランプ部材に押付ける一対のナツト
    とを備え、前記第1締付ボルトはその基部が回動
    支持され傾倒自在であり、前記押圧板の一側端面
    には前記第1締付ボルトの先端部が挿入される切
    欠孔が形成され、この切欠孔とは反対側端部には
    前記第2締付ボルトが十分な遊動間〓をもつて挿
    通されることにより該押圧板の揺動を可能にする
    貫通孔が形成されていることを特徴とする楽器用
    クランプ装置。
JP5935188U 1988-05-06 1988-05-06 Expired JPH0442880Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10000393C2 (de) * 1999-01-22 2002-08-14 Hoshino Gakki Co Ltd Klemmgerät für Musikinstrumente

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