JPS6347156Y2 - - Google Patents

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JPS6347156Y2
JPS6347156Y2 JP9017984U JP9017984U JPS6347156Y2 JP S6347156 Y2 JPS6347156 Y2 JP S6347156Y2 JP 9017984 U JP9017984 U JP 9017984U JP 9017984 U JP9017984 U JP 9017984U JP S6347156 Y2 JPS6347156 Y2 JP S6347156Y2
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rod
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shaped lever
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【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案はヘツドランプの光軸方向を調整する装
置に関するものである。
〔考案の背景〕
貨物自動車の車体は積荷の変化に応じてその水
平度が変化するため、車体に取り付けたヘツドラ
ンプの光軸方向が変化する。このため、ヘツドラ
ンプに光軸調整装置が設けられる。この光軸調整
装置は運転席から自在にヘツドランプを回動させ
る機能を必要とし、かつ、生産工場出荷前に光軸
方向を所定の基準に合わせて初期調整し得る構造
でなければならない。
上記の性能を満たす光軸調整装置として、従来
から種々のものがあるが、本出願人は先に第6図
及び第7図に示すものを提案した。以下、その構
造を説明する。
ヘツドランプ本体1は支点2により回動可能に
支承され、このヘツドランプ本体1にリム3′が
固着されている。
4はアクチユエータで、車体の1部5に固定さ
れ、運転席からのリモートコントロールによつて
ピストン杆4aが伸縮する構造である。
前記のピストン杆4aとリム3′との間には、
長辺8′aと短辺8′bとを有するL形のレバー
8′が、軸受孔8′cに通した枢支軸10によつ
て、ブラケツト9に回動自在に枢支されている。
アクチユエータのピストン杆4aとL形レバー
8′の長辺8′aは、ピボツト6によつて回動自在
に連結されている。短辺8′bには、前記軸受孔
8′cと平行に軸受孔8′dを設け、軸部材11を
回動自在に嵌合する。この軸部材11に、その軸
心と直交するねじ孔11aを設けて、L形レバー
8とリム3とを結び、ロツド7′のねじ山が切ら
れた一端部を螺合貫通させる。このロツド7′の
一端にはドライバ溝7′cが切られている。ロツ
ド7′の他端には、球部7′aを一体連設するとと
もに、その頂部にドライバ溝7′bを設けてある。
一方リム3′には、ピボツトホルダー12が固定
され、該ピボツトホルダー12によりロツド7′
の球部7′aを回動自在に支承する。以上のよう
にして、ピストン杆4aとリム3とが連結され、
ピストン杆4aの動きが、レバー8′、ロツド
7′、リム3′と伝わり、ヘツドランプ本体1が支
点2を中心にして回動し、光軸調整装置として機
能する。
上述した従来の光軸調整装置によると、アクチ
ユエータ4のピストン杆4aの動きをヘツドラン
プ本体1に伝えるまでに、ピストン杆4aとピボ
ツト6、軸部材11と軸受孔8′d、ロツド7′の
球部7′aとピボツトホルダー12の3箇所で回
動しながら動きを伝える。ここで、軸部材11の
軸受孔8′dに対する回動は、軸部材11の軸方
向に対して直交方向にしか出来ない。このため、
光軸調整装置の組立が高精度で行なわれている場
合には問題ないが、実際には組立の際のずれ等に
より軸受孔8′dとロツド7とが正確な直交状態
となつていないことが多く、軸部材11が回動す
る際に軸受孔8′dとの間に無理な力が生じてい
る。この無理な力が生じると、軸部材11の回動
が固くなり、光軸の微調整がうまくいかなくなつ
たり、或いは軸部材11附近の部品の破壊にもつ
ながる。また、ロツド7′は一端部がピボツトと
なつているので、取付け、取外しが容易には行な
えず、ピボツトは振動に対して弱く、保持強度も
弱い問題点がある。
〔考案の概要〕
上記問題点を解決するために、本考案のヘツド
ランプの光軸調整装置は、回動可能に支承された
ヘツドランプにリムを固定し、上記ヘツドランプ
を回動させるアクチユエータと前記リムとの間に
L形レバーを設け、アクチユエータの出力部材を
L形レバーの長辺に係着し、前記リムとL形レバ
ーとを連結するロツドを設け、L形レバーの短辺
にロツド保持ブロツクをピン結合でL形レバーの
回転方向と同じ方向に回動可能に遊嵌し、該ロツ
ド保持ブロツクに回動中心軸と直交方向にロツド
嵌合用ねじ孔を設けて前記ロツドの一端を螺合
し、ロツドの他端にロツドの軸方向と垂直な溝を
設け、前記リムにロツドの溝と嵌合する切欠11
を設けてロツドを嵌合させると共に、ロツドの中
央附近を車体の一部に取付けられたホルダーの透
孔に通したことを特徴とする。
〔考案の実施例〕
以下、本考案のヘツドランプの光軸調整装置の
第1の実施例を、第1図乃至第3図を参照して説
明する。
この実施例は、従来例として第6図及び第7図
に示した装置に本考案を適用して改良したもの
で、第6図及び第7図と同一符号を付したもの
は、従来例と同一部材を示す。
第1図は本実施例の光軸調整装置の全体を示し
た図、第2図は要部を示した分解斜視図である。
8は前記従来装置におけるL形レバー8′に対
応するL形レバーで、8aは長辺、8bは短辺、
8cは枢支軸10用の軸受孔で、車体の一部に固
定されたブラケツト9に、枢支軸10及びその軸
止め14を介して回動可能に固定される。アクチ
ユエータ4のピストン杆4aの先端は、ピボツト
6を介してL形レバー8の長辺8aに連結する。
L形レバー8の短辺8bは、中央部に切欠きがあ
り、この切欠き部にロツド保持ブロツク15を配
置する。該ロツド保持ブロツク15は、L形レバ
ー8にピン結合で回動可能に支持されている。す
なわち、第2図に示したように、短辺8bには透
孔8dが前記軸受孔8cと平行にあき、ロツド保
持ブロツク15にはL形レバーの透孔8dよりも
径の大きな透孔15bがあいている。そして両側
面からピン18により透孔8dと透孔15bとを
ピン結合している。ここで、ピン18は透孔8d
とほぼ同じ径であり、透孔15bはピン18より
も径が大きいため、ロツド保持ブロツク15は遊
嵌された状態となり、ロツド保持ブロツク15が
回動可能であると共に、透孔15bとピン18と
の間の隙間の範囲内で傾動可能である。以上のよ
うにして支持されるロツド保持ブロツク15に
は、前記透孔15bと直交位置にねじ孔15aが
あいている。このねじ孔15aは、第3図に示す
ように、孔の中心軸方向に突条が、複数設けてあ
り、セルフタツピングによりねじがねじ込まれる
ようになつている。
そしてロツド保持ブロツク15は、L形レバー
8に嵌められた状態で、ねじ孔15aにロツド7
の一端がねじ込まれ、先端が短辺8bから突出し
ている。このロツド7は、ロツド保持ブロツク1
5にねじ込まれる一端側にねじ山が切つてあり、
その一端側の先端にはドライバー溝7cがある。
ロツド7の他端側は、先端に六角ナツト部7bが
形成され、該六角ナツトの頭部にもドライバー溝
が切つてあり、六角ナツト部7bに隣接して溝7
aが形成されている。以上のようにしてロツド7
はなり、ロツド保持ブロツク15にねじ込まれて
いるが、ロツド保持ブロツク15にねじ込まれる
前に、ホルダー13の透孔13aを通している。
このホルダー13は、ブラケツト9に固定された
一枚の板状のもので、透孔13aはロツド7の径
よりもわずかに太くしてある。そして、ロツド7
の他端側は、前記溝7aが、ヘツドランプ本体1
に固着されたリム3に設けた切欠き3aに嵌めら
れる。
以上のようにして、アクチユエータ4のピスト
ン杆4aからヘツドランプ本体1に固着されたリ
ム3まで連結されていることにより、ピストン杆
4aが伸縮で、レバー8が回動し、ロツド7が移
動してリム3が動き、ヘツドランプ本体1が回動
して光軸が調整される。
以上のようにして構成した光軸調整装置による
と、ロツド保持ブロツク15は、前述のように遊
嵌した状態でL形レバー8にピン結合されている
ため、遊びの分だけロツド保持ブロツク15がL
形レバー8の透孔8dの中心軸に対して傾むくこ
とが出来る。このため、ロツド7が組合の際のず
れ等により透孔8dの中心軸に対して正確な直交
状態となつていなくても、ロツド保持ブロツク1
5がレバー8に対して無理な力が生じることなし
に回動することが出来、光軸の調整がスムーズに
行なえるし、ロツド保持ブロツク15附近の部品
が破壊することもない。また、リム3とロツド7
との連結は、リム3の切欠き3aにロツド7の溝
7aを嵌めるだけで行なわれているので、ピボツ
トを使用したものに比べて取付け、取外しが容易
に行なえると共に、振動に対しても強く、保持強
度も強い。さらに、ピボツトがなくなつたことに
より、ピボツトを構成していた部品が不用となる
し、ロツド7の端部に六角ナツト形状を形成する
ことができるようになつて、組立時などの調整が
やりやすい。なお、ロツド7は中央附近でホルダ
ー13の透孔13aを通しているので、軸方向以
外の動きが透孔13aにより規制され、ロツド保
持ブロツク15とレバー8の透孔8dとの間及び
ロツド7の溝7aとリム3の切欠き3aとの間に
遊びがあつても、ロツド7の軸方向の動きだけが
確実に伝わり、ロツド7が外れることはない。
次に、本考案のヘツドランプの光軸調整装置の
第2の実施例を、第4図及び第5図を参照して説
明する。
この実施例は、ロツド7をガイドするホルダー
の形状を変えたものである。
このホルダーは、主ホルダー16と副ホルダー
17とに2分割してあり、主ホルダー16はブラ
ケツト9取付用の透孔が端部にあいていると共
に、中央部が四角く突出して、この突出部に四角
い透孔16aがあいている。副ホルダー17は、
透孔16aに嵌合する大きさに四角く細長い部材
で、中央にロツド7を通すための透孔17aがあ
いている。この透孔17aは、前記第1の実施例
で説明したロツド保持ブロツク15のねじ孔15
aと同様に孔の中心軸に沿つて複数本の突条が設
けてあり、ロツド7をねじ山が切られた側の端部
から挿入することにセルフタツピングされて螺合
し、副ホルダー17とロツド7とが一体となる。
なお、このためにロツド7のねじ山は端部から長
く切られている。そして、ロツド7と一体になつ
た副ホルダー17を、ブラケツト9に固定した主
ホルダー16の透孔17aに通してから、ロツド
保持ブロツク15に取付けて組立てられる。
以上のようにして組立てられる光軸調整装置
は、ロツド7の動きが、主ホルダー16と副ホル
ダー17とにより軸方向の動きだけに完全に規制
されるため、ロツド7の振れが完全になくなり、
前記第1の実施例の場合よりも、より高精度に光
軸を調整することが出来る。
なお、上記第1及び第2実施例では、ロツド保
持ブロツク15の透孔15bとピン18との間に
すき間を設けて遊嵌していたが、レバー8の透孔
8dとピンの間にすき間を設けて遊嵌することも
可能である。
〔考案の効果〕
以上の実施例より明らかなように、本考案によ
るヘツドランプの光軸調整装置によると、ロツド
を保持するロツド保持ブロツクがレバーに遊嵌さ
れていることにより、ロツド保持ブロツクが傾動
出来、ロツドが正確に組立てられてなくても、ス
ムーズにアクチユエータの動きをヘツドランプ本
体に伝えて、光軸を調整することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は、本考案のヘツドランプの
光軸調整装置の第1の実施例を示し、第1図は全
体を示した一部断面側面図、第2図は要部の分解
斜視図、第3図は軸部材の透孔を示した斜視図、
第4図及び第5図は本考案のヘツドランプの光軸
調整装置の第2の実施例を示し、第4図は要部の
一部断面側面図、第5図は要部の分解斜視図であ
る。第6図及び第7図は従来のヘツドランプの光
軸調整装置の一例を示し、第6図は全体を示した
一部断面側面図、第7図は要部の分解斜視図であ
る。 1……ヘツドランプ本体、3……リム、3a…
…リムの切欠き、4……アクチユエータ、5……
車体の一部、7……ロツド、7a……溝、7b…
…六角ナツト部、7c……ドライバー溝、8……
L形レバー、8a……長辺、8b……短辺、8c
……軸受孔、8d……透孔、9……ブラケツト、
10……枢支軸、13……ホルダー、13a……
透孔、15……ロツド保持ブロツク、15a……
ねじ孔、15b……透孔、16……主ホルダー、
16a……透孔、17……副ホルダー、17a…
…透孔、18……ピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回動可能に支承されたヘツドランプにリムを固
    定し、上記ヘツドランプを回動させるアクチユエ
    ータと前記リムとの間に枢支軸により回動可能に
    軸支されるL形レバーを設け、アクチユエータの
    出力部材をL形レバーの長辺に係着し、前記リム
    とL形レバーとを連結するロツドを設け、L形レ
    バーの短辺にロツド保持ブロツクをピン結合でL
    形レバーの回動方向と同じ方向に回動可能に遊嵌
    し、該ロツド保持ブロツクに回動中心軸と直交方
    向にロツド嵌合用ねじ孔を設けて前記ロツドの一
    端を螺合し、ロツドの他端にロツドの軸方向と垂
    直な溝を設け、前記リムにロツドの溝と嵌合する
    切欠きを設けてロツドを嵌合させると共に、ロツ
    ドの中央附近を車体の一部に取付けられたホルダ
    ーの透孔に通したことを特徴とするヘツドランプ
    の光軸調整装置。
JP9017984U 1984-06-19 1984-06-19 ヘツドランプの光軸調整装置 Granted JPS616440U (ja)

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JPS616440U JPS616440U (ja) 1986-01-16
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