JPH0215207Y2 - - Google Patents

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JPH0215207Y2
JPH0215207Y2 JP7577487U JP7577487U JPH0215207Y2 JP H0215207 Y2 JPH0215207 Y2 JP H0215207Y2 JP 7577487 U JP7577487 U JP 7577487U JP 7577487 U JP7577487 U JP 7577487U JP H0215207 Y2 JPH0215207 Y2 JP H0215207Y2
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JP
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nut
adjustment
bosses
optical axis
pair
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JP7577487U
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JPS63184504U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〓産業上の利用分野〓 本考案は車両用灯具に関するものであり、詳細
にはヘツドランプなどに照射方向を調整するため
に設けられている光軸調整装置の構造に係るもの
である。
〓従来の技術〓 従来この種の灯具に設けられている光軸調整装
置の構造は第2図に示すようなものであり、例え
ば反射鏡などの可動部21に、主に一方向に回動
可能とした球状部があるナツト22aを前記球状
部に対応する球状受部があるナツト受部22bと
ナツト押え部22cとで保持した構造の調整ナツ
ト22をネジなどで取付け、この調整ナツト22
にハウジングなど固定部24に回転可能に取付け
られた調整螺子23を螺着したもので、第3図に
示すように反射鏡など可動部21の背面側の上下
調整点UD及び左右調整点LRの位置に設けられ、
ボールジヨイントなどで回動自在とされた支点P
を中心として前記調整螺子23を回転することで
照準可能となるものである。このとき前記調整ナ
ツト22に球状部など回動自在とする構造が設け
られているのは照準の調整により前記可動部21
と固定部24との角度が変化するため調整ナツト
22に歪力が加わるのを防止するためであり、こ
のようにすることで前記した歪力により調整ナツ
ト取付部の変形または前記調整螺子23が回動不
能となり調整不能となるのを回避するものであ
る。
〓考案が解決しようとする問題点〓 しかしながら、前記した従来の構造の光軸調整
機構は第一に部品点数が多くしかも球状面の形成
など比較的に高精度が要求されるのでコスト高に
なると云う問題点を生ずるものであり、第二に前
記調整ナツトをネジ止めする構造は近来反射鏡形
成部材として使用されるガラス繊維入り熱硬化性
樹脂に対してネジ止め部分に割れやゆるみを生ず
ると云う品質上の問題点も生ずるものであつた。
〓問題点を解決するための手段〓 本考案は前記した問題点を解決するための具体
的手段として、ヘツドランプ内に設けられ車体に
対する反射鏡など可動部の取付角度を可変して成
る光軸調整機構において、前記光軸調整機構は前
記可動部の背面に設けられ調整方向と略直角方向
に対峙する壁面とこの壁面に設けられた一対の調
整ナツト嵌着孔とから成る装着部と、一対のボス
と該ボスの一方に連結したナツト部と該ナツト部
と前記ボスの他の一方とを連接し一対のボス間の
間隔を応力により可変とするように保持するバネ
状部と該バネ状部の前記ボス側先端から折返され
前記ナツト部のネジ孔に望むようにされたネジ止
め部とからなる調整ナツトと、ハウジングなど固
定部に回転自在に係着された調整螺子とから成
り、前記挿着部に前記調整ナツトを嵌着し、この
調整ナツトに前記調整螺子を螺着したことを特徴
とするヘツドランプの光軸調整機構を提供するこ
とで、前記従来の問題点を解決するものである。
〓実施例〓 つぎに、本考案を図に示す一実施例に基づいて
詳細に説明する。
第1図に符号1で示すものは反射鏡などの可動
部であり、この可動部1には本考案により同一部
材で一体に照準の調整方向にほぼ直角方向に対峙
する一対の壁面1a,1bが設けられている。
即ち、照準方向が上下であるならば前記壁面1
a,1bは垂直な二面の壁面が水平方向に対峙す
るものとなり、照準方向が左右であるならば前記
壁面1a,1bは水平な二面の壁面が垂直方向に
対峙するものとなる。更に夫々の前記壁面1a,
1bには調整ナツト嵌着孔1c,1dが同様に対
峙するように設けられ、前記壁面1a,1bとで
装着部とされている。
また、調整ナツト2には前記調整ナツト嵌着孔
1c,1dに嵌合する径とされた一対のボス2
a,2bがあり、いずれか一方、例えばボス2a
にはネジ孔が形成されたナツト部2cが連接して
設けられ、他の一方のボス2bは前記ナツト部2
cと例えばU字状のバネ状部2dで一方のボス2
aと対峙するように連接されている。ここで前記
バネ状部2dに付いて更に詳細に説明すると、こ
のバネ状部2dは射出成型などにより調整ナツト
2の形成時に一体に形成されるものであるので使
用される樹脂材はポリアミド系樹脂(具体的には
ナイロン等)など弾性と耐久性に優れるものを選
択することが好ましく、また前記一対のボス2
a,2bは前記対峙する壁面1a,1bの間隔に
対し同じ又はやや広く保持されるように前記バネ
状部2dは形成される。
更に前記バネ状部2dの他の一方のボス2b側
の先端部は延長され前記ナツト部2cのネジ孔に
望むように折返されて脱落防止部2eとされてい
る。該脱落防止部2eの先端は例えば円弧状に切
欠が設けられ、且つ調整ナツト2を前記装着部に
装着したときには前記ネジ孔を僅かに覆うものと
されている。
尚図中に符号3で示すものはハウジングなど固
定部で、符号4はこの固定部3に回転自在に係着
されている調整螺子であり、いずれも従来例のも
のと同様のものであるのでここでの説細な霜明は
省略する。また、図では光軸調整機構の一個所の
みを示したが、実際には従来例の第3図に示した
ように上下方向と左右方向の二箇所に設けられ支
点も設けられているものであることは云うまでも
ない。
〓作用〓 この様に形成した光軸調整機構は調整ナツト2
のボス2a,2bを装着部の調整ナツト嵌着孔1
c,1dに嵌着することで必要とされる所定の方
向に対する回動性能を得るものとなり、更にナツ
ト部2cに螺着された調整螺子4に対しネジ孔を
僅かに覆うように形成された脱落防止部2eが応
力を持つて当接しがシンバリ棒の作用をなして使
用状態における振動などで前記調整ナツト嵌着孔
1c,1dから調整ナツト2が脱落することを防
止するものとなる。
〓考案の効果〓 以上に説明したように本考案によりヘツドラン
プの光軸調整機構を、特に調整ナツトの部分を一
対のボスと該ボスの一方に連接したナツト部と該
ナツト部と前記ボスの他の一方とを連接し一対の
ボス間の間隔を応力により可変とするように保持
するバネ状部と該バネ状部の前記ボス側先端から
折返され前記ナツト部のネジ孔に望むようにされ
た落脱防止部とからなる一体構造としたことで、
部品点数を低減すると共に形状も簡素なものと
し、組立工数を含みコストダウンに優れた効果を
奏するものとし、更に、調整方向と略直角方向に
対峙する壁面とこの壁面に設けられた一対の調整
ナツト嵌着孔とから成る装着部としたことで調整
ナツトの取付けに脱落防止を不要として反射鏡な
どにワレを生じたりあるいは取付けネジのゆるみ
によりガタを生ずると云う品質上の問題点も無く
し、信頼性を向上させると云う優れた効果も併せ
て奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るヘツドランプの光軸調整
機構の一実施例の要部を示す斜視図、第2図は従
来例を示す斜視図、第3図はこの種の光軸調整装
置が設けられる場所を示す説明図である。 1……可動部、1a,1b……壁面、1c,1
d……調整ナツト嵌着孔、2……調整ナツト、2
a,2b……ボス、2c……ナツト部、2d……
バネ状部、2e……脱落防止部、3……固定部、
4……調整螺子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ヘツドランプ内に設けられ車体に対する反射鏡
    など可動部の取付角度を可変して成る光軸調整機
    構において、前記光軸調整機構は前記可動部の背
    面に設けられ調整方向と略直角方向に対峙する壁
    面とこの壁面に設けられた一対の調整ナツト嵌着
    孔とから成る装着部と、一対のボスと該ボスの一
    方に連接したナツト部と該ナツト部と前記ボスの
    他の一方とを連接し一対のボス間の間隔を応力に
    より可変とするように保持するバネ状部と該バネ
    状部の前記ボス側先端から折返され前記ナツト部
    のネジ孔に望むようにされたネジ止め部とからな
    る調整ナツトと、ハウジングなど固定部に回転自
    在に係着された調整螺子とから成り、前記挿着部
    に前記調整ナツトを嵌着し、この調整ナツトに前
    記調整螺子を螺着したことを特徴とするヘツドラ
    ンプの光軸調整機構。
JP7577487U 1987-05-20 1987-05-20 Expired JPH0215207Y2 (ja)

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JP7577487U JPH0215207Y2 (ja) 1987-05-20 1987-05-20

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Publication Number Publication Date
JPS63184504U JPS63184504U (ja) 1988-11-28
JPH0215207Y2 true JPH0215207Y2 (ja) 1990-04-24

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JPS63184504U (ja) 1988-11-28

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