JPH04503522A - トレオニン由来不整化学合成および抗真菌性化合物製造のための中間体 - Google Patents

トレオニン由来不整化学合成および抗真菌性化合物製造のための中間体

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JPH04503522A
JPH04503522A JP2-512540A JP51254090A JPH04503522A JP H04503522 A JPH04503522 A JP H04503522A JP 51254090 A JP51254090 A JP 51254090A JP H04503522 A JPH04503522 A JP H04503522A
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ギリジャバラバーン,ヴィヨール・エム
ガングリー,アシット・ケイ
ヴァーサス,リチャード・ダブリュー
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シェリング・コーポレーション
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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (C) 式XVの化合物を酸化剤と反応させて式X■の化合物を生成する;(式 中、Ar、Ar’ 、R”およびnは請求項16で定義したとおり)という、そ れ自体は既知の方法を含む請求項16に記載の方法。 (式中、nは3または4の整数である)レオニン ム ゛よび ム U金 色だ塁凶虫回体 欧州特許公開第178533および61835号は式:(式中、Phはフェニル 基または1つまたは2つのハロゲン原子で置換された)工二ル基であり、R1は C+ Cxアルキル基であり、R2はハロゲン原子またはC1−C,アルキル基 であり、R:はC,−C,アルキル基、C,−C,シクロアルキルアルキル基ま たはC,−C,シクロアルキル基であり、およびnは0゜1または2である) の2つの不整中心を持つある種の抗真菌性化合物またはその酸付加塩を開示して いる。これらの異性体のあるものはそれらが誘導されるラセミ混合物よりも都合 のよい性質を示すことが見い出されている。しかしながら、公開された出願はど れも、個々の異性体を製造するための不整化学合成について開示していない。個 々の純粋な異性体を経済的におよび良好な収率で製造できる方法および中間体を 提供するのは非常に都合のよいことであろう。 米国特許第4,526,983号は式 を待つある橿の光字苗惟なイミダゾリル 70バノア一ト仇具閑江化合吻および その酸付加塩を、光学活性カルボン酸エステルを用いてのジアステレオマー分離 により製造する方法を開示している。この分離工程は大規模な商業合成には適し ていない、それは労力を要し、低収量であり、しかも不経済である。 本発明は、抗真菌性活性を持つ化学的に純粋なエナンチオマー化合物製造におけ る中間体として有用な一連の重要な新規化合物を含んでいる。本発明の1つの態 様は、アステリスク(*)により示されている不整中心(すなわち、RまたはS 立体化学的絶対配置)を持ち、その反対のエナンチオマー形を実質的に含んでい ない式■またはVaの新規中間体化合物を含んでいる:Zは0またはNOP’で あり; p+は H,アルキル、ベンジル、置換ベンジル、アルコキシ−置換フェニル、アルキル オキシアルキル、アルキルチオアルキルまたはR’ R’ R“シリル(式中、 R′。 R′およびR′は同じでも異なっていてもよく、各々アルキル、シクロアルキル またはフェニルから選択される)である;R1およびR1は同じでも異なってい てもよく、各々独立してH,アルキル。 フェニル、置換フェニルを表わすか、またはR’およびR1はそれらに結合する 炭素と一緒になり基 を表わし; YはO,5(0)、または(CR’″Rゝ)であり;R”およびRゝは同じでも 異なっていてもよく、各々独立してH,アルキル。 アルコキシ、フェニル、置換フェニル、または−〇〇〇Hまたはそのアルキル。 フェニルまたは置換フェニルエステルから選択され;pは0. 1または2であ り; nはO,lまたは2であり;および R2はHまたはアミノ保護基を表わす、〕。 本発明の別の中間体は構造式■を持っており、式中両方のアステリスク(*)は 同じ立体化学的絶対配置(すなわちRRまたはSS形)を表わし、化合物はアス テリスク(*)炭素中心での他の立体化学的絶対配置を持つ化合物を実質的に含 まない(すなわち、式■中のアステリスクがRR形を示すなら、その化合物はそ のSS、SRおよびR3形を実質的に含んでいない):(式中、Arはフェニル 、置換フェニル、2−または3−チェニル、置換2−または3−チェニル、2− または3−フラニル、置換2−または3−フラニル、2−54−または5−イミ ダゾリル、3−または5−(1,2,4−)リアゾリル)。 5−テトラゾリル、2−.4−または5−チアゾリル、2−.4−または5−オ キサシリル、3−.4−または5〜イソオキサシリル、2−.3−または4−ピ リジニル、2−または3−ピロリル、3−または4−ピラゾリル、2−ベンゾイ ミダゾリル、2−ベンゾチアゾリルまたは2−24−または6−プリニルを表わ し、ここで前記イミダゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ベンゾイミダゾリ ル、ベンゾチアゾリル、およびプリニル基土の飽和窒素原子はH,アルキル、置 換アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、フェニルまたは置換フェニ ルで置換されていてもよ<iR’およびR2は前に定義したとおりである。)。 化合物II、Vaおよび■はまた別の不整炭素、すなわち、R1およびR1に結 合している炭素または弐■中のNHP”に結合している炭素、を持つことができ る。以下に記載する方法において、これらの他の炭素原子の特定の立体配置は所 望の最終生成物に影響を及ぼさないので、これらの他の炭素中心の立体化学的絶 対配置は本発明では制限されない。 本発明の好適な新規中間体化合物は式Vaの化合物であり、式中Zは0またはN OHである R1で好適であるのはHであり、R1で好適であるのはフェニルま たは置換フェニルである。好適には、式Vaの化合物のアステリスク(*)炭素 原子はR立体化学的絶対配置である。 本発明の別の好適な中間体は式■のものである R1は好適にはHであり、R2 は好適にはフェニルである。Arは好適には置換フェニルであり、より好適には Arはモノ、ジまたはトリー置換ハロフェニル、例えば2,4−ジフルオロ。 2.6−ジフルオ0.4−フルオロ、2−フルオロ、2.4−ジクロロ、2.6 −ジクロロ、4−クロロまたは2−クロロ置換フェニルである。特に好適なAr 基は2゜4−ジフルオロフェニルである。アステリスク(*)で示される両方の 不整中心は好適にはR立体化学的絶対配置である。 上記の新規中間化合物は式XVI (式中、アステリスク(*)で示される不整炭素中心の両方とも同じ立体化学的 絶対配置を持ち、該化合物はそのような炭素中心で他の立体化学的絶対配置を持 つ化合物を実質的に含ます; 式中、Arはフェニル、置換フェニル、2−または3−チェニル、置換2−また は3−チェニル12−または3−2ラニル、IF置換−または3−フラニル、2 −14−または5−オキサシリル、3〜,4−または5−イソオキサヅリル、2 −ベンゾチアゾリル、または2−94−または6−プリニルを表わし、ここで前 記イミダゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾチ アゾリルおよびプリニル基土の飽和窒素原子は、H,アルキル、置換アルキル、 シクロアルキル、置換シクロアルキル、フェニルまたは置換フェニルで置換され ていてもよく; 式中Ar’はI −(1,2,4−トリアゾリル)、1−(1,3,4−)リア ゾリル)または1−イミダゾリルを表わし; R3はアルキル、シクロアルキルまたはシクロアルキルアルキルであり;および 式中nは1または2である) を持つ、所望の抗真菌性最終生成物の製造のための非常に都合のよい出発物質を 提供する。 以下に記載する方法においては、Ar、R’ 、R”、P’およびR2は、特に 指示しない限り、上に定義したとおりである。波線は可能な異性体の混合物を示 し、アステリスク(*)は(ここでおよび本明細書を通して)絶対立体化学的に RまたはS形の不整炭素中心を示し、それはその反対のエナンチオマー形を実質 的に含んでいない、二重アステリスク(**)は以下のスキームにおいてアステ リスク(*)炭素と反対の立体化学的絶対配置を持つ不整炭素中心を示す、例え ば、もし単一アステリスク(*)が立体化学的絶対R形を示すなら、二重アステ リスク(**)は立体化学的絶対S形を示しまた逆もまた同しである。 それ故、本発明の一つの方法においてはアステリスク(*)で示される不整炭素 中心を持ち、その反対のエナンチオマー形を実質的に含んでいない弐■の化合物 またはそのエステルを還元剤と反応させて式■の化合物を生成させ、式■の化合 物を式R’RにCo、R’R1C(Oアルキル)。 またはR” CHOのアセタールまたはケタール形成試薬と反応させ弐■の化合 物を生成する。 式Iの化合物は一般に市販品として入手可能であるかまたは容易に手に入れるこ とができ安価である。NHP’およびR1およびR2に結合している不整炭素の 立体化学的絶対配置は本発明の方法においては重要ではない、前の基は以下に説 明するごとくZ基へ変換され、後の基は所望の最終生成物を得る前に脱離される 。 式■の化合物は次に脱保護剤と反応させて(P!がHでない場合)弐■の化合物 を生成する。弐■の化合物を次に酸化荊と反応させ(p+がHでない場合は必要 に応じて続いて水酸基保護試薬と反応させ)、式■ の化合物を生成させる0式■の化合物を更に酸化して式■の化合物を生成するこ とができる0式■のこの環状ケトン構造は驚くことにはアステリスク(*)を付 けた炭素でそのエナンチオマーの完全さを保っている。対照的に開いた鎖状化合 物では、そのようなケトンを塩基性試薬で処理した場合、アルファーヒドロキシ ケトンのラセミ化が急速に起こる。 式■の化合物は式ArM(式中Mは金属基を表わす)と反応させて式■の化合物 およびより少ない量の式■aの化合物を生成することができる。 ここで式■中のアステリスクは両方とも同じ立体化学的絶対配置を持ち(すなわ ちRRまたはSS形)、一方式■a中の単一アステリスク(*)炭素および二重 アステリスク(本市)炭素は反対の立体化学的配置を持っている、すなわち、単 一アステリスク(*)はR形を、二重アステリスク(**)がS形を表わすか、 または単一アステリスク(*)がS形を、二重アステリスク(**)がR形を表 わす、i!<ことに、式■の化合物は文献(J、Am、Chem、Soc、、1 987 、 Vol、 109、 pp908−910)と逆の主生成物として 得られており、そのことは反対のエナンチオマー形が得られるであろうことを示 している。それ故、もしアステリスク(*)がR立体化学的絶対配置の化合物■ から出発し、上記の一連の反応工程に従えば、両方のアステリスク不整中心がR 立体化学的絶対配置を主成分とし、単一アステリスク(*)および二重アステリ スク(**)炭素原子が各々RおよびS立体化学的絶対配置である副成分■aと する化合物■を得るであろう、■および■aにおいてはメチル基を持つ炭素にお いてはR立体化学的配置が維持されており、RまたはS立体化学的配置を持つ新 しい不整中心が式■のカルボニル官能基へのArMの付加により作られ、各々式 ■または■aを生じる。 式■の化合物はまた式■の化合物とAr’アニオンと反応させて式■の化合物( 式中アステリスク不整中心C本)は同一の立体化学的絶対配置である)を生成す る: それを続いて緩和な酸中のNaN0tのごときニトロソ化剤と反応させると、式 ■の化合物が生成する。 式■の化合物はN−ハローコハク酸イミドまたはハロゲン−水のごとき酸化剤と 反応させることができ(R’がHを表わす場合)、式■(式中、ZlはOであり 、Xはハロゲンである)の化合物が生成し、還元剤との反応では(R1がHを表 わす場合)式■(式中ZIはR2であり、XはOHである)の化合物が生成し、 加水分解剤とでは式IXaのトリオールが生成する:式■(もしXがOHであれ ば)またはIXa中の一級水酸基は最初にメシレートまたはハロ基のごとき脱離 基へ変換され、次に弐■またはIXaの化合物をArアニオンと反応させて各々 式X■またはX■の化合物を生成する:〔式中、Ar’は1− (1,2,4− トリアゾリル)、1− (1,3,4−トリアゾリル)または1−イミダゾリル を表わし、式中Z1はH,HまたはOを表わす〕。 弐■aの化合物はメシル化剤と反応させて式X〔式中Msはメシル基(CH3S O□−)を表わし、単一アステリスク(*)および二重アステリスク(**)を 持つ炭素中心は逆の立体化学的絶対配置である〕の化合物を生成する:式Xの化 合物は順に過酸、オゾン、酸化セレンなどの酸化剤と反応させ(R’がHである 場合)、続いて塩基で処理して弐XI(式中21はOである)の化合物を生成さ せ、塩基処理に続いて還元剤(R’がHである場合)と反応させれば式XI(式 中21はR2である)が生成し、または塩基処理に続いて加水分解剤とでは式χ raの化合物が生成する: 式XIおよびXTaの化合物中の立体化学は式Xの化合物の同じ炭素原子に関し ては逆である。式XIおよびXlaの化合物はAr’アニオンと反応させると各 々式X■またはX■の化合物が生成する。 式X■の化合物をメシル化剤と反応させて弐XIVの化合物を生成し、弐XrV の化合物を式R”S−のメルカプタンアニオンと反応させて式XVの化合物を生 成し; (式中R”はアルキル、シクロアルキルまたはシクロアルキルアルキルである) そして式XVの化合物を酸化剤と反応させて式X■の化合物を生成する〔式中、 nは1または2であり、Ar’は好適には1− (1,2,4−トリアゾリル) であり、Arは好適には2.4−ジフルオロフェニルであり、R3は好適にはメ チルであり、nは好適には2であり、およびアステリスクは化合物のRR絶対立 体化学形を示す〕 ことによる欧州特許公開第0178533号に記載されている方法のごときそれ 自体が既知の方法を応用することにより、式XVIの所望の抗真菌性最終生成物 を製造するために式X■の化合物が使用されるであろう、同様の化学を用い、S 立体化学的絶対配置のアステリスクの炭素を持つ弐Iの化合物で出発すると、ア ステリスク(*)をつけた不整炭素の両方がS立体化学的絶対配置を持つ化合物 XVIを得ることができる(すなわちSS)。 本発明は実質的に純粋なエナンチオマー、およびそのような実質的に純粋なエナ ンチオマーを製造する方法に関する。実質的に純粋とはその化合物の他のどのよ うなエナンチオマー形も実質的に含まないことを意味し、例えば1つのエナンチ オマーが別のエナンチオマーに関して約95モル%より多い量(より好適には約 97モル%より多く、最も好適には約99モル%より多く)で存在している。 特に指示しない限り、以下の用語が本明細書で使用されたら下記の意味を有する ニ アシル−アルカノイル、ハロー置換アルキルカルボニル、ベンゾイルおよび置換 ベンゾイルを表わす; アルキル(アルカノイル、アルキルチオ、アルコキシ、アルキルオキシアルキル 、アルキルチオアルキル、アルカノイルオキシなどのアルキル部分を含む)−1 から12.好適には1から6の炭素原子を持つ直鎖または分枝鎖の炭化水素鎖を 表わす; アミノ保護基−前に記載した反応のごとき所望の化学反応の間アミン基を保護す るであろう基を表わす0例えば、適したアミノ保護基としては、ベンジル、置換 ベンジル、アルコキシ置換フェニル5アシル、アルコキシカルボニル、ハロ置換 アルコキシカルボニル、非置換または置換アリルオキシカルボニルなどが含まれ る; シクロアルキル(シクロアルキルアルキルのシクロアルキル部分を含む)−3か ら8.好適には3から6の炭素原子を持つ飽和炭素環式環を表わす;置換シクロ アルキル−環の異なった炭素上の1つまたは2つの水素がハロ、アルキル、アル コキシ、アルキルチオ、フェノキシ、アルカノイル、ベンゾイル。 アルカノイルオキシ、ベンゾイルオキシ、ジアルキルアミノなどから選択される 置換基で置き換えられている上記に定義のシクロアルキル基を表わす;ハローフ ルオロ、クロロ、ブロモまたはヨードを表わす;ヒドロキシ保護基−前に記載の 反応のごとき所望の化学反応の間ヒドロキシ基を保護するであろう基を表わし、 例えば、適したヒドロキシ保護基としては、ベンジル、置換ベンジル、アルコキ シ−置換フェニル、アシル、アルコキシカルボニル、ハロ置換アルコキシカルボ ニルまたは非置換または置換アルコキシカルボニル。 アルキル、アルコキシアルキル、アルキルチオアルキルまたはR’ R’ R” シリル(式中R’、R’およびR1は同じでも異なっていてもよく、各々アルキ ル。 シクロアルキルまたはフェニルから選択される)などが含まれる;置換フェニル 、置換ベンジルおよび置換ベンゾイル−そのフェニル環がハロ。 アルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルチオ、フェ ノキシ、アルカノイル、ベンゾイル、アルカノイルオキシ、ベンゾイルオキシ。 アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノなどから各々独立して選択される1 つまたはそれ以上の置換基で置換されている基を表わす;および置換アリルオキ シカルボニル−アリル基がハロ、フェニル、置換フェニルなどで置換されている アルキルオキシカルボニル基を表わす。 本発明の方法および新規中間体化合物は以下の模式的反応系列に図示されており 、式中、Ar、Ar’、R’、R1,R”、P’、P”、Z’およびnは前に定 義したとおりであり、単一アステリスク(*)および二重アステリスク(率傘) は前に記載した意味を持っている: 1 [I[[ xrv XV XVI 式I中の単一アステリスク(*)で示されている不整炭素中心は好適にはそのR 絶対立体化学形であり、アステリスク(*)を付けた炭素中心の両方がR立体化 学的絶対配置を持つ式X■の最終生成物、すなわち、RR形の式XVIの化合物 を与えるであろう、もし式Iの化合物が、アステリスク(*)を付けた炭素がS 立体化学的絶対配置を持っているならば、最終生成物XVI中のアステリスク( *)で示された炭素原子の両方ともS立体化学的絶対配置、すなわち、SS形の 式XVTの化合物になるであろう。 工程Aにおいて、カルボン酸基またはその適した保護形(例えばエステル)はヒ ドロキシル基に還元される。例えば水素化リチウムアルミニウム(式Iがエステ ル形の場合)またはジボラン(式Iが酸形の場合)などの適当な還元剤が、テト ラヒドロフラン、ジエチルエーテルなどのごとき反応不活性溶媒中で使用できる 0反応の温度は約0°Cから還流温度の範囲で、好適には室温近辺であろう0反 応が完了したら、例えば希酢酸またはNH,CI水溶液を用いて過剰の試薬が中 和されるであろう、上記の操作において抽出処理の都合のため、アミノ基がベン ゾイル基またはベンジル基のどちらかで一時的に保護されている。この保護基は 通常水素添加法により工程Bの前に除去される。 工程已においては式■のアミノ基は通常、例えばアシル基、好適にはトリフルオ ロアセチル基などの適当な保護基により保護されている。続いてヒドロキシル基 の両方とも式R’R2C0,RIR”C(Oアルキル)2またはR”C)10の ごときアセタールまたはケタール形成剤との反応によりアセタールまたはケター ル基として保護されている0反応はCH,Chのごとき適当な溶媒中、約0°C から約100℃の温度範囲で酸触媒下通常実施される0反応液は約pH7へ中和 し、常法により有機層を分離することにより後処理される。 工程Cにおいて、弐■中のアミン保護基は除去される。もしそれがアシル基であ れば、エタノール、アセトニトリルなどのごとき適当な溶媒中、約0°Cから約 60°C(好適には室温付近)での通常の塩基加水分解(例えばNaOH/Hz O)により除去される。生成物はメチレンクロリド、ジエチルエーテルなどのご とき有機溶媒中へ抽出されるであろう。 工程りにおいて、弐■のアミノ基はオキシム基(弐V)または直接カルボニルS (式■のごとき)へ酸化される。酸化反応はタングステン酸ナトリウム(Naz woa)存在下のH,0□または次亜塩素酸塩によりまたはキノンにより実施で きる。酸化は通常エタノール、メタノール、ジメチルスルホキシド(DMSO) 、ジメチルホルムアミド(DMF)などのごとき水に混和する有機溶媒の存在下 の水性媒質中で実施される0反応の温度は約O′Cから約80゛Cまででありう るが好適であるのは室温である。生成物は通常媒質から結晶化してくる。水混和 性溶媒の量は所望の生成物が溶液から最も析出するように調整されるべきである 。 工程Eにおいては、弐\lのオキシム(適当な保護基P1で保護されていてもよ い)が亜硝酸すトリウムのごときニトロソ化試薬を用いて更に酸化される。反応 はエタノール、DMF、DMSO,アセトニトリルなどのごとき有機水混和性溶 媒を用いる水性媒質中、約0℃から約40℃(好適には約20から約30°C) で通常実施される。酢酸のごとき緩和な酸触媒がケトンへの酸化を通常促進する 。 反応が終ったら例えばpH7へ中和され所望の生成物は適当な溶媒(例えばCH zCh)中へ抽出される。式■のこのケトンはキノン試薬で酸化し、生じるイミ ン中間体を続いて酸処理の間にケトンへ加水分解することによりアミンから直接 得ることもできる。 工程Fにおいて、式■のケト基と有機金属試薬ArMど反応させ所望の付加物を 得る。有機金属試薬は、グリニヤール試薬、アルキルまたはアリール化合物のリ チウム誘電体;アルキル、アリールまたは置換アルキルまたはアリール化合物の 亜鉛、チタン、w4またはスズ誘導体;フッ化物イオンによりシリコンが除去さ れ反応活性種が発生するシリル化化合物などであろう0反応は通常、有機金属試 薬を用いる反応で典型的に使用される非プロトン供与性溶媒(例えばテトラヒド ロフラン(THF)、 ジエチルエーテル、トルエン)のごとき反応不活性溶媒 中で実施される。反応の温度は約−60°Cから約+80°Cで、好適には約O ′Cから約25°Cの間であろう。ケトンへのArMの付加の立体化学は、式■ き出発ケトンがRまたはS形であるかに依存して各々RRまたはSSのキラリテ ィーの優性種■を与える。弐■の出発ケトンがRまたはS形であるかに依存して 上記の反応で形成される各々少量のR5またはSRの■a異性体は以下にさらに 説明される工程JおよびKで利用されるであろう、しかしながら、溶媒の性質を 調整することにより(例えば、THF、ジエチルエーテル、t−ブチルメチルエ ーテル、ジメトキシエタン、ジオキサンなど)、およびLビ、Mg”、Zn”、 Ti”。 Zr”、Cu゛、に、Na’ 、Cs’ 、AI3°などのごとき金属イオンを 混合することにより所望のRRまたはSS異性体を最高の収量で得ることができ る。 もし有機金属試薬の反応性が弱いなら、クラウンエーテルを用いてもよい。 式■の化合物は工程Fに記載した条件下ArMを最初に反応させることにより上 記工程Gの式■のオキシムからも得ることができる。生成した式■の生成物は次 に緩和な酸媒質中NaN0.のごときニトロソ化剤と工程Hにおいて反応させヒ ドロキシアミンをニトロソ化する N2を失うと弐■の所望の化合物を本質的に 与える。 工程Iにおいて、次の反応に一級ヒドロキシル基が遊離されていることが要求さ れるので式■中のアルコール性基の保護基(ケタールまたはアセタール基)が除 去または部分的に除去される。例えば、トリメチルシリル クロリドまたはトリ メチルシリル トリフレー1・存在下、アセトニトリル中で約O″Cから約50 ″にてシアノ水素化ホウ素ナトリウムによる還元ではR”C112−エーテル■ (すなわち、Z’ =H,およびX = OH)を与える。ベンゾイル ペルオ キシドのごときラジカル開始側の存在下の、N−ブロモ コハク酸イミドによる 酸化では、エステルIX (Z’ =Oおよびχ=13r)を与える。水性媒質 中の酸加水分解ではトリオールIXaを与える。X−〇I]の場合、常法により メシレートまたはハロゲン(CI、Br、l)のごとき脱離基に変換してもよい 。この基は続いて核試薬とさらに反応させて次に工程でX脱離基に置き換える。 弐〜1aのR3またはSRジアステレオマーはメンレートのごとき脱離基である 三級ヒドロキシ基を作ることにより式Xへ変換される。これはTHF中、塩基( トリエチルアミン)存在下、約O′Cから約50’Cにて(好適には室温で)メ シルクロリドのごとき通常の試薬により行われる。 前記工程Iと同じであるが、工程I後に塩基処理(例えばトリエチルアミン)を 加えたものである工程にでは、式XTまたはXlaのエポキシドを得る9式XI 中のAr炭素中心の立体化学が塩基触媒エポキシド形成反応中に逆転しているこ とに注目されたい、このエポキシドは以下に説明するごとく核試薬と直接反応で きる。 DMF、DMSO,CH,CNなどのごとき適当な溶媒中、約0°Cから約80 ’C(好適には室温から約50°C)の温度範囲で核試薬Ar’アニオンと反応 させることにより、工程M、M’ 、LおよびPにおいて式IX、 fXa、  XIまたはXlaの化合物から式X■またはX■の化合物が得られる。 工程Nにおいて、式X■中の酸素原子の保護基が常法により除去される0例えば 、Zlが0である場合、水性エタノール中での塩基加水分解(NaOH/HzO )は式X■の化合物を与える。式X■の化合物はまた式XlaまたはIXaの化 合物を前記工程Mと同一条件下Ar’アニオンと反応させることによっても得ら れるであろう。 工程Q、 TおよびUは欧州特許公開第0178533号に記載されているごと くして実施されるであろう。例えば、式X■の化合物を不活性溶媒中(例えばベ ンゼン、DMF、ジクロロメタンなど)、塩基存在下、約0℃から約30’Cで メタンスルホニル クロリド(CIbSOzC! )のごときメシル化剤と反応 させると式XIVのメタンスルホナートまたはメジラードを得る。メシル化剤は 典型的には過剰(1から2当量)に用いられる。塩基は例えばピリジンのごとき 有機アミンであろう。 弐XIVのメタンスルホナートまたはメジラードは次に工程Tで式R”S−(式 中R1はアルキル、シクロアルキルまたはシクロアルキルアルキルである)のメ ルカプタンアニオンと反応させる。対イオンは好適にはアルカリ金属塩であり、 溶媒は好適には不活性のもの(例えばDMSO,DMFなど)である、チオール 80°Cである。 式XVのスルフィドは続いて、過酸(例えばメタ−クロロ過安息香酸)のごとき 酸化剤を用い、不活性溶媒中(例えばクロロホルム)約30°Cから還流温度の 温度を用いる工程Uで酸化される。 −!−族一■−上 L−トレオニン(A)(100g)をエチルアルコール(1000m)に加える 。チオニル クロリド(125m)を1時間以上かけて満願する。混合物を約3 時間還流する。高真空下エチルアルコールを除去する。500dのエチルアルコ ールおよび74gの重量で50%の水酸化ナトリウム溶液を加えるとpHが約9 となる。高真空下溶媒を除去する。熱エーテルで二度抽出する。固体塩化ナトリ ウムを濾過して除き、弐Bの生成物をエーテルから結晶化させる。 収量101.7g(82%)。 一実一施一惚一又 250IdのH,Oおよび250mのテトラヒドロフラン(THF)の混合物へ 炭酸ナトリウム(28g)および前記実施例1からの弐Bのトレオニンエステル (25g)を添加する0反応混合物をO″Cに冷却し、約1時間以上かけて26 gのベンゾイル クロリドを満願する。塩化ナトリウムを加えて飽和させる0反 応混合物を酢酸エチルで抽出する。真空蒸留により溶媒を除去する。得られた式 Cの固形生成物をメチレンクロリド/ヘキサンで再結晶する。収量:42g。 −!−族−■−1 CD 3リットルの三つロフラスコ中の1000dのTHFにNオパージ下、水素化リ チウムアルミニウム(65g)を加える。500dのTHFに前記の実施例2か らの式Cのトレオニンエステル(203g)を溶解する。水浴で水素化リチウム アルミニウム溶液を冷却し、フラスコの気圧を保つためN2を用い、二重光の針 を通してトレオニン エステル溶液を加える0反応混合物がちょうど還流を起こ すような速度でトレオニンエステル溶液を加える。添加完了後、混合物は1時間 半還流させる。冷却し、−夜攪拌する。反応混合物へ501I1.の酢酸エチル 、続いて70H1の15%水酸化すl・リウム溶液を加える。150jdのH, Oを加える。 セライトを通して反応混合物を濾過する。濾液をシリカゲルに通す、所望の化合 物を溶出するために10%CHxOH/CHzCI xを通す、溶出物を回転蒸 発器にかけると式りの所望の生成物を得る。収量:159g。 −実一施一倒一土 2リツトルのパールボトルに、前記実施例3からの式りの生成物(159g)、 20gの10%パラジウム炭素および1リツトルのエチルアルコールを加える。 N2の取り込みが停止するまでN2でボトルを50psiの気圧に保つ、Pd/ Cを濾過して除き、溶媒を蒸発させると式Eの所望の生成物を結晶性固形物とし て得る。収量:69.5ge −実一施一例一五− E F 前記実施例4からの式Eのアミノジオール(69g)へメチルアルコール(35 0afりを加える。トフルオロ酢酸エチル(135m)を加える。約1時間後、 回転蒸発器および高真空を用いて揮発性溶媒を除去すると弐Fの所望の生成物を 結晶性固形物として得る。収量:128g。 −夫一施二例一旦一 150dのトルエンに前記実施例5からの式Fのアミドジオール(10g)、ベ ンズアルデヒド ジメトキシアセクール(40m)および0.5gのピリジンパ ラトルエンスルホン酸(PPTSA)を加える。真空下(240閤Hg@80° C)、メタノールおよびトルエンを徐々に蒸留して除く。約307の溶媒を集め た後残っているトルエン溶液は水で洗浄し、高真空下蒸発乾固させる。残渣は2 5%CH,Clオ/ヘキサン→100%CHtCIzの勾配溶離を用いるシリカ ゲルカラムにて精製すると11.3gの弐Gの所望の生成物を油状物として得る 。 −実一施−■−1− 50−の水に前記実施例6から弐Gの生成物(l1g)および125dの飽和N ll!/C1hOH溶液を加え、すべての出発物質が脱保護されるのがTLC( シリカゲル/メチレンクロリド)で示されるまで攪拌する0反応混合物をメチレ ンクロリドで抽出し、Na、SO,で乾燥する。100%メチレンクロリド→2 0%C)130H/CHzCh (NHs飽和C)1.011を用い)の勾配溶 離を用いてシリカカラムから式Hの生成物を溶出させて精製する。収量ニア、2 g(98%)。 −丈一族一透−l− 50j11!のメチルアルコールに3gの前記実施例7からの式Hのアミン生成 物、1gのNaJOgおよび50dの25%N2−水溶液を加える0反応混合物 を約3時間攪拌する。反応混合物をHtO/CHzCbに分配し、メチレンクロ リド部分をNaxSOaで乾燥させる。メチレンクロリドを蒸発させると式Jの 所望の生成物を結晶性固形物として得る。収量:2.7g (84%)。 −実一族−■−ニー フラスコに1gの前記実施例8からの式Jのオキシム、1.58のNaN0□、 8.3−の酢酸、15dのTHFおよび15mの水を入れる0反応混合物を約2 時間攪拌する0反応混合物を810/CHzCIzに分配する。メチレンクロリ ド部分をMg5Oaで乾燥する。メチレンクロリドを蒸発させると弐にの生成物 を結晶性固形物として得る。収量ニア93■(85%)。 −案一施一例一刊一 マグネシウム(Ig)をフラスコに入れNzでパージしながら加熱する。フラス コを室温まで冷却し、10dのTHFおよび8gの1−プロモル2,4−ジフル オロベンゼンを加える0反応が始まったら40ydのTHFを加え、水浴で発熱 を制御する0反応混合物を一夜攪拌させると所望のグリニヤール試薬を得る。 窒素雰囲気下、フラスコにグリニヤール試薬(1,25当量、2dTHF溶液) を加える。フラスコを0°Cに冷却し、5dのTHFに溶解した前記実施例9か らの弐にの生成物(250Ii)を約1分以上かけて添加する0反応混合物は室 温で約1時間半撹拌する。1111の飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、攪拌 する。 CHzClgで抽出する。抽出液をNazSOaで乾燥する。真空蒸留により溶 媒を除去し、残渣をCH,CI□/ヘキサン(50150)を用いるシリカカラ ムにより精製すると165■の式りのR,R異性体を得る。弐MのR,S異性体 も約40■の収量で単離された。 −ス−】L」には− 2dの四塩化炭素に661mgの前記実施例IOからの式りのR,R化合物、4 0■のN−プロモーコハク酸イミド(NBS)おらび2にのベンゾイルペルオキ シドを加える。反応混合物をUVランプに1時間半暴露する。10%酢酸エチル /ヘキサンを用いるシリカゲルクロマトグラフィーにより反応混合物を精製する と前記式Nのブロモヒドリン生成物を得る。収量:27■。 −実一施一拠−■− 25I1gの前記式Nのブロモヒドリンを含む1−のジメチルホルムアミドにト リアゾールナトリウム(100g)を加える9反応混合物を80°Cに約2時間 加熱し、室温まで冷却する。反応混合物をHzO/CHzC1gに分配する。メ チレンクロリドを除去すると残渣を得る。5dのメチルアルコールおよび3滴の 50%の水酸化ナトリウム水溶液を加える。約1時間後N、気流でメチルアルコ ールを除去する。得られた残渣は100%CLCIX→5%CI(ffo)I/ CHzCbの勾配溶離を用いるシリカカラムでのクロマトグラフィーにより精製 すると5■の前記式Pの所望の生成物を得る。 一実一施一舅一■− 259mgg前記式Pの化合物、2.5dの乾燥メチレンクロリドおよび0.4  afのトエリチルアミンを混合する。得られた溶液を5”Cに冷却し、0.1 dのメシルクロリドを満願する。冷却浴を除き、反応の完了がTLCで示される まで室温で攪拌する0反応混合物をメチレンクロリドで希釈し、水で2回洗浄し 、硫酸ナトリウムで乾燥させる0回転蒸発器で溶媒を除去すると372■の前記 式Qのメシル化化合物を得る。 一実一族一斑一ロー 1.3雌のジメチルスルホキシドへ372■の前記式Qのメシル化物を加える。 室温で1.4 mの工5%ナトリウムメチルスルフィド水溶液を加える。反応溶 液を55°Cに暖め、この温度で2時間攪拌する0反応の完了がTLCで示され たら3.3M1の氷水を加える0反応混合物は一5°Cで】5分間攪拌する。生 成物を濾過し、氷水次に一度ヘキサンで洗浄する。真空オーブン中40°Cで生 成物を乾燥させると332Nの前記式Rの化合物を得る。 −叉一施一曇一旦一 1.3−のクロロホルムに220*の前記式Rの化合物を溶解する。溶液を5” Cに冷却し、299■のメタ−クロロ−過安息香#(85%)を一部づつ加える 。 冷却浴を除き反応混合物は室温で2時間攪拌させる。TLCが反応が完了したこ とを示した時不溶物を濾過して除く、沈殿物を一度メチレンクロリドで洗浄する 。 濾液を10%炭酸ナトリウム溶液、次に食塩水て洗浄する。硫酸ナトリウムで溶 液を乾燥し、回転蒸発器にて蒸発乾固する。残渣をエチルエーテルで摩砕すると 白色結晶性固形物を得、それを濾過すると223■の粗生成物を得る。アセトニ トリル中粗生成物を結晶化すると117■の前記式Sの化合物を得る。 −災一族一桝一履一 前記式りのRR異性体を酢酸存在下25°Cにて45分間水素およびパラジウム 炭素で処理すると前記式Tのトリオールを得る。 −実一族一拠−U− 前記実施例のRR異性体をメタノール中室温にて2時間H,SO,水溶液<IN )で処理すると前記式Tのトリオールを得る。 −実一施一洛一ルー 前記実施例16からのトリオールをメチレンクロリドに溶解する。トリエチルア ミン(1,1当量)を加え、0℃に冷却し、1当量のメタンスルホニルクロリド を徐々に添加する0反応混合物を1時間半攪拌し、水/メチレンクロリドに分配 し、メチレンクロリド分画をNa1SO,で乾燥する。メチレンクロリドを蒸発 させると前記式Uの粗生成物を得る。 一実一族一斑−■− 前記実施例18の生成物を2当量のトリアゾールナトリウムを含むジメチルホル ムアミド溶液に加える0反応混合物を80℃に2時間加熱した後、室温に冷却し 、反応混合物をHzO/CHzCItに分配する。メチレンクロリドを除去する と前記式Pの残渣を得、前記実施例12に示したごとくして精製される。 −爽一施一例一毅一 1、 W ClhCN(4m)に式りのベンジリデンアセタールおよびNaCNBHsを加 える0反応混合物に(CHs) 5sic1をそのままの液体として徐々に(〜 3分)添加する0反応液を3日間攪拌する。lidのCH3CO,Hおよび1d のH2Oで反応を停止させる0反応液をo、o/CHzCI zに分配する。  CHtCh層をNa1SO,で乾燥し、100%cozc+t→5%CHsOH /CHgC1tの勾配溶離を用いるシリカカラムで式Wの生成物のCHzCh溶 液を精製する。生成物の収量=15■。 前記実施例20からの式Wの前記ジオールベンジルエーテルのメチレンクロリド (5d)溶液とメタンスルホニルクロリド(1,1当量)およびトリエチルアミ ン(1,1当量)を10℃で2時間反応させる0反応混合物は水およびメチレン クロリドに分配する。水からメチレンクロリド層を分離すると前記式Yの一級メ シル化物を得る。 本発明は前述の実施例に関連して説明さてきたが、多くの変形物および代替物が 可能である。すべてそのような変形物および代替物は以下の請求の範囲内に含ま れることが意図されている。 手続補正書 平成 4年 3月 2日り

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.アステリスク(*)により示される不整中心を持ち、その反対のエナンチオ マー形を実質的に含まない構造式IIIまたはVaの化合物。 ▲数式、化学式、表等があります▼IIIまたは▲数式、化学式、表等がありま す▼Va〔式中: ZはOまたはNOP1を表わし; ▲数式、化学式、表等があります▼,▲数式、化学式、表等があります▼,▲数 式、化学式、表等があります▼アルキル,H,アルキル,ベンジル,置換ベンジ ル,アルコキシー置換フェニル,アルキルオキシアルキル,アルキルチオアルキ ルまたはR′R′′R′′′シリル(式中、R′,R′′およびR′′は同じで も異なっていてもよく、各々アルキル,シクロアルキルまたはフェニルから選択 される)であり;R1およびR2は同じでも異なっていてもよく、各々独立して H,アルキル,フェニル,置換フェニルを表わすかまたはR1およびR2がそれ らに結合されている炭素と一緒になって基 ▲数式、化学式、表等があります▼ を表わし; YはO,S(O)pまたは(CRaRb)であり;RaおよびRbは同じでも異 なっていてもよく、各々独立してH,アルキル,アルコキシ,フェニル,置換フ ェニルまたは−COOHまたはそのアルキル,フェニルまたは置換フェニルエス テルから選択され;pはO,1または2であり; nはO,1または2であり;および p2はHまたはアミノ保護基である〕 2.R1がHであり、R2がフェニルまたは置換フェニルであり、ZがOまたは NOHであり、および式中P2がH,ベンジル,置換ベンジル,置換フェニル, アシル,アルコキシカルボニル,ハロ−置換アルコキシカルボニル,または非置 換または置換アリルオキシカルボニルから選択される、請求項1に記載の化合物 。 3.アステリスク(*)により示されている不整中心がR立体化学的絶対配置で ある、請求項1または2に記載の化合物。 4.構造式VIIの化合物 ▲数式、化学式、表等があります▼VIIであって、アステリスク(*)により 示されている不整炭素中心の両方とも同じ立体化学的絶対配置を持ち、および該 化合物はそのような炭素中心で別の立体化学的絶対配置を持つ化合物を実質的に 含まない、上記構造式VIIの化合物。 〔式中: Arはフェニル,置換フェニル,2−または3−チエニル,置換2−または3− チエニル,2−または3−フラニル,置換2−または3−フラニル,2−,4− または5−イミダゾリル,3−または5−(1,2,4−トリアゾリル),5− テトラゾリル,2−,4−または5−チアゾリル,2−,4−または5−オキサ ゾリル,3−,4−または5−イソオキサゾリル,2−,3−または4−ピリジ ニル,2−または3−ピロリル,3−または4−ピラゾリル,ベンゾイミダゾリ ル,2−ベンゾチアゾリル、または2−,4−または6−プリニルを表わし、こ こで該イミダゾリル,トリアゾリル,テトラゾリル,ベンゾイミダゾリル,ベン ゾチアゾリル,およびプリニル基上の飽和窒素原子はH,アルキル,置換アルキ ル,シクロアルキル,置換シクロアルキル,フェニルまたは置換フェニルで置換 されていてもよい; R1およびR2は同じでも異なっていてもよく、各々独立してH,アルキル,フ ェニル,置換フェニルを表わすかまたはR1およびR2はそれらに結合されてい る炭素と一緒になって基 ▲数式、化学式、表等があります▼ を表わし; YはO,S(O)pまたは(CRaRb)であり;RaおよびRbは同じでも異 なっていてもよく、各々H,アルキル,アルコキシ,フェニル,置換フェニル, −COOHまたはそのアルキル,フェニルまたは置換フェニルエステルから選択 され;pは0,1または2であり;および nは0,1または2である〕 5.R1がHであり、R3がフェニルまたは置換フェニルであり、Arがフェニ ルまたは置換フェニルである、請求項4に記載の化合物。 6.Arが2,4−ジフルオロフェニルである、前記の請求項のいずれかに記載 の化合物。 7.アステリスク(*)により示されている不整中心が両方ともR立体化学的絶 対配置である、請求項4に記載の化合物。 8.アステリスク(*)で示された不整中心を持ち、その反対のエナンチオマー 形を実質的に含まない式Iの化合物 ▲数式、化学式、表等があります▼I またはそのエステルを還元剤と反応させ式II▲数式、化学式、表等があります ▼IIの化合物を生成する; そして式IIの化合物を式R1R2C=O,R1R2C(Oアルキル)2または R2CHOのアセタールまたはケタールー形成試薬と反応させて式IIIの化合 物を生成する; ▲数式、化学式、表等があります▼III(式中、 R1およびR2は同じでも異なっていてもよく、および各々独立してH,アルキ ル,フェニル,置換フェニルを表わすかまたはR1およびR2がそれらに結合さ れている炭素と一緒になって基 ▲数式、化学式、表等があります▼ を表わし; YはO,S(O)pまたは(CRaRb)であり;RaおよびRbは同じでも異 なっていてもよく、および各々H,アルキル,アルコキシ,フェニル,置換フェ ニル,−COOHまたはそのアルキル,フェニルまたは置換フェニルエステルか ら選択され;pは0,1または2であり; nは0,1または2であり;および P■はHまたはアミノ保護基を表わす)ことを含む、請求項1に記載に記載の式 IIIの化合物の製造方法。 9.(a)式IIIの化合物と脱保護剤を反応させ(P2がHでない場合)式I Vの化合物を生成する;そして ▲数式、化学式、表等があります▼IV(b)式IVの化合物を酸化剤と反応さ せ、必要に応じ続いて保護剤P1と反応させることにより(P1がHではない場 合)式Vの化合物を生成する;▲数式、化学式、表等があります▼V 〔式中、P1は ▲数式、化学式、表等があります▼,▲数式、化学式、表等があります▼,▲数 式、化学式、表等があります▼アルキル,H,アルキル,アルキルオキシアルキ ル,アルキルチオアルキルまたはR′R′′R′′′シリル(式中R′,R′′ およびR′′′は同じでも異なっていてもよく、および各々アルキル,シクロア ルキルまたはフェニルから選択される)を表わす〕ことをさらに含む、請求項8 に記載の方法。 10.式Vの化合物と酸化剤を反応させて式VIの化合物を生成することをさら に含む、請求項9に記載の方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼VI11.式VIの化合物と式ArM(式中 、Mは金属基を表わし、Arは下に定義されるとおりである)を反応させ式VI Iおよび/またはVIIaの化合物を生成することをさらに含む、請求項10に 記載の方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼VIIまたは▲数式、化学式、表等がありま す▼VII〔式中: 単一アステリスク(*)および二重アステリスク(**)を持つ炭素中心は不整 炭素中心を示し、二重にアステリスクを付けられた(**)炭素は一つのアステ リスクを付けられた(*)炭素中心と逆の立体化学的絶対配置を持つ;および Arはフェニル,置換フェニル,2−または3−チエニル,置換2−または3− チエニル,2−または3−フラニル,置換2−または3−フラニル,2−,4− またはイミダゾリル,3−または5−(1,2,4−トリアゾリル),5−テト ラゾリル,2−,4−または5−チアゾリル,2−,4−または5−オキサゾリ ル,3−,4−または5−イソオキサゾリル,2−,3−または4−ピリジニル ,2−または3−ピロリル,3−または4−ピラゾリル,2−ベンゾイミダゾリ ル,2−ベンゾチオゾリル、または2−,4−または6−プリニルを表わし、こ こで該イミダゾリル,トリアゾリル,テトラゾリル,ベンゾイミダゾリル,ベン ゾチアゾリルおよびプリニル基上の飽和窒素原子はH,アルキル,置換アルキル ,シクロアルキル,置換シクロアルキル,フェニルまたは置換フェニルで置換さ れていてもよく、および式中R1およびR2は請求項8に定義したとおりである 〕12.式VIIの化合物(R1がHである場合)を、酸化剤(R1がHである 場合)と反応させて式IXの化合物(式中、Z1はOであり、およびXはハロで ある)を生成する;還元剤と反応させて式IXの化合物(式中、Z1はH2であ り、およびXはOHである)を生成する;または 加水分解剤と反応させて式IXaのトリオールを生成し:▲数式、化学式、表等 があります▼または▲数式、化学式、表等があります▼IXa式IXまたはIX a中の一級水酸基を脱離基に変換し;そしてそのような脱離基をAr1アニオン と反応させて各々式XIIまたはXIIIの化合物を生成することをさらに含む 、請求項11に記載の方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼XIIまたは▲数式、化学式、表等がありま す▼XIII〔式中、Ar1は1−(1,2,4−トリアゾリル),1−(1, 3,4−トリアゾリル)または1−イミダゾリルを表わし、式中Z1はH2また はOを表わす〕13.式VIIaの化合物とメシル化剤を反応させて式X(式中 、Msはメシル基を表わす)の化合物を生成し; ▲数式、化学式、表等があります▼X 式Xの化合物(R1がHである場合)を、酸化剤と反応させ続いて塩基処理を行 って式XIの化合物(式中Z1はOである)を生成する; 還元剤(R1がHである場合)と反応させて、続いて塩基処理して式XIの化合 物(式中Z1はH2である)を生成する;または加水分解剤と反応させて続いて 塩基処理して式XIaの化合物を生成し;そして▲数式、化学式、表等がありま す▼XIまたは▲数式、化学式、表等があります▼XIa〔ここで、式XIまた はXIa中のAr炭素での不整中心の絶対立体化学は式X中の二重にアステリス クを付けた炭素(**)の絶対配置に関して逆転している〕式XIの化合物とA r1アニオンを反応させて式XIIの化合物を生成することをさらに含む、請求 項11に記載の方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼XII〔式中: Ar1は1−(1,2,4−トリアゾリル),1−(1,3,4−トリアゾリル )または1−イミダゾリルを表わし;およびZ1はH2またはOを表わす〕 14.式Vの化合物と式ArM(式中、Mは金属基である)の化合物を反応させ 、式VIIIの化合物を生成する;そして▲数式、化学式、表等があります▼V III(式中、両方のアステリスクを付けた不整中心は同じ立体化学的絶対配置 を持っている) 式VIIIの化合物をニトロソ剤と反応させて式VIIの化合物を生成すること をさらに含む、請求項9に記載の方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼VII(式中: Arはフェニル,置換フェニル,2−または3−チエニル,置換2−または3− チエニル,2−または3−フラニル,置換2−または3−フラニル,2−,4− または5−イミダゾリル,3−または5−(1,2,4−トリアゾリル),5− テトラゾリル,2−,4−または5−チアゾリル,2−,4−または5−オキサ ゾリル,3−,4−または5−イソオキサゾリル,2−,3−または4−ピリジ ニル,2−または3−ピロリル,3−または4−ピラゾリル,2−べンゾイミダ ゾリル,2−ベンゾチアゾリル,または2−,4−または6−プリニルを表わし 、ここで該イミダゾリル,トリアゾリル,テトラゾリル,ベンゾイミダゾリル, ベンゾチアゾリルおよびプリニル基上の飽和窒素原子はH,アルキル,置換アル キル,シクロアルキル,置換シクロアルキル,フェニルまたは置換フェニルで置 換されていてもよく、およびR1およびR2は請求項8で定義したとおりである )15.式XIIの化合物とヒドロキシ脱保護剤を反応させて式XIIIの化合 物を生成することをさらに含む、請求項12に記載の方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼XIII16.式XIIIの化合物 ▲数式、化学式、表等があります▼XIII(ここで、アステリスク(*)で示 されている両方の不整炭素中心とも同じ立体化学的絶対配置を持ち、該化合物は そのような炭素中心で別の立体化学的絶対配置を持つ化合物を実質的に含んでい ない)に、それ自体は既知である方法を応用することを含む、式XVIの化合物 ▲数式、化学式、表等があります▼XVI(ここで、アステリスク(*)で示さ れている両方の不整中心とも逆のエナンチオマー形を実質的に含まない) の製造方法。 〔上記式中、 Arはフェニル,置換フェニル,2−または3−チエニル,置換2−または3− チエニル,2−または3−フラニル,置換2−または3−フラニル,2−,4− または5−イミダゾリル,3−または5−(1,2,4−トリアゾリル),5− テトラゾリル,2−,4−または5−チアゾリル,2−,4−または5−オキサ ゾリル,3−,4−または5−イソオキサゾリル,2−,3−または4−ピリジ ニル,2−または3−ピロリル,3−または4−ピラゾリル,2−べンゾイミダ ゾリル,2−ベンゾチアゾリル,または2−,4−または6−プリニルを表わし 、ここで該イミダゾリル,トリアゾリル,テトラゾリル,ベンゾイミダゾリル, ベンゾチアゾリルおよびプリニル基上の飽和窒素原子はH,アルキル,置換アル キル,シクロアルキル,置換シクロアルキル,フェニルまたは置換フェニルで置 換されていてもよく;および Ar1は1−(1,2,4−トリアゾリル),1−(1,3,4−トリアゾリル )または1−イミダゾリルを表わし;R3はアルキル,シクロアルキルまたはシ クロアルキルアルキルであり;および 式中nは1または2である〕 17.(a)式XIIIの化合物をメシル化剤と反応させて式XIV化合物を生 成する;▲数式、化学式、表等があります▼XIV(b)式XIVの化合物と式 R3S−のメルカプタンアニオンを反応させて式XVの化合物を生成する;およ び ▲数式、化学式、表等があります▼XV(c)式XVの化合物を酸化剤と反応さ せて式XVIの化合物を生成する;▲数式、化学式、表等があります▼XVI( 式中、Ar,Ar1,R3およびnは請求項16で定義したとおり)という、そ れ自体は既知の方法を含む請求項16に記載の方法。
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