JPH04503210A - 新規4′‐エピ‐4′‐アミノアンスラサイクリン - Google Patents
新規4′‐エピ‐4′‐アミノアンスラサイクリンInfo
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- JPH04503210A JPH04503210A JP2502349A JP50234990A JPH04503210A JP H04503210 A JPH04503210 A JP H04503210A JP 2502349 A JP2502349 A JP 2502349A JP 50234990 A JP50234990 A JP 50234990A JP H04503210 A JPH04503210 A JP H04503210A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
新規4′−エピ−4′−アミノアンスラサイクリン本発明は抗腫瘍活性を有する
新しい種類のアンスラサイクリン配糖体、それらの製造方法、それらを含有する
医薬組成物及び幾つかの哺乳動物の腫瘍の治療にそれらを使用することに関する
。本発明は幾つかの新規中間体の製造にも関する。
本発明は一般式よ及びス:
(式中、R1は水素、弗素、ヒドロキシ及びアミノから成るグループから選択さ
れ、R及びR3は共にヒドロキシを表わすか又はRとR3の1つが水素、ニトロ
若しくはアミノであつてRとRのもう1つがヒドロキシである)を有するアンス
ラサイクリン配糖体及びその医薬上許容し得る塩を提供する。
好ましい塩は塩酸塩である。
一般式1及びスのアンスラサイクリン配糖体には次のものが挙げられる。
4−デメチル−3′−デアミノ−4゛−デオキシ−4′−二ピーアミノーダウノ
ルビシン
(l a : R雪R=R3;OH)
4−デメチル−3′−デアミノ−4′−デオキシ−41−二ピーアミノードキソ
ルビシン
(2a : R= R= R3= O)()4−デメトキシ−4−アミノ−3″
−デアミノ−4′−デオキシ−4′−二ピーアミノーダウノルビシン
(1b : R,=NH2,R2=R3冨0H)4−デメトキシ−4−アミノ−
3′−デアミノ−4′−デオキシ−4゛−エピ−アミノ−ドキソルビシン
(2b:R=NH、R=R3=OH)
4−デメトキシ−4−フルオロ−3′−デアミノ−4′−デオキシ−4′−二ピ
ーアミノーダウノルビシン(1c : R;F 、R= R3=OH)4−デメ
トキシ−4−フルオロ−3′−デアミノ−4′−デオキシ−4′−エピーアミノ
ードキソルビシン(2C: R−F、R2=R,=OH)4−デメチル−6−ジ
オキシ−3゛−デアミノー4゛−デオキシ−4′−二ビーアミノーダウノルビシ
ン
(ld :R=R−OH,R,=H)
4−デメチル−6−ジオキシ−3゛−デアミノー4′−デオキシ−4′−二ピー
アミノードキンルビシン
(2d:R冨R=OH,R2=H)
4−デメトキシ−11−デオキシ−11−二トロー3′−デアミノ−4′−デオ
キシ−4′−エビ−アミノ−ダウノルビシン(1e : R,=H,R2=OH
,R3=NO2)4−デメトキシ−II−デオキシ−11−二トロー3′−デア
ミノ−4′−デオキシ−4′−エビ−アミノードキンルビシン(2e : R,
−H,R2=OH,R3−No、)4−デメトキシ−6−ジオキシ−6−ニトロ
−3′−デアミノ−4゛−デオキシ−4′−エビ−アミノ−ダウノルビシン(1
f : R=H,R2=NO2,R3=OH)4−デメトキシ−6−ジオキシ−
6−二トロー3′−デアミノ−4゛−デオキシ−4゛−エビ−アミノ−ドキソル
ビシン(2f :R=H,R2=NO2,R3=OH)4−デメトキシ−11−
デオキシ−11−アミノ−3′−デアミノ−4′−デオキシ−4′−二ビーアミ
ノーダウノルビシン(Ig:R=H,R=NH2,R2=OH)4−デメトキシ
−11−デオキシ−11−アミノ−3′−デアミノ−4′−デオキシ−4I−二
ピーアミノードキソルビシン(2g:R=H,R3−NH2,R,=OH)■
4−デメトキシ−6−ジオキシ−6−アミノ−3゛−デアミノ−4′−デオキシ
−4′−二ビーアミノーダウノルビシン(1h : R=H,R2=NH2,R
3=OH)4−デメトキシ−6−ジオキシ−6−アミノ−3′−デアミノ−4′
−デオキシ−4′−二ビーアミノードキソルビシン(2h:R=H,R=NH2
,R3冨OH)ユ 旦
(式中、R、R及びRは、RもR3もアミノ基でないl 2 3 2
ことを除き、前記定義と同じである)のアグリコンと(b)式±:(式中、Xは
ハロゲン、好ましくは塩素である)の保護710糖の縮合生成物である。
前記のアンスラサイクリンの製造のための合成方法には次の2方法がある。即ち
図式Iに記載する方法Aは成立のアグリコンに説明する。
Aムユ
シ−f:a−f
図式■
、7a−f 8a−f
a−f
図式■
9e、f
2g、h
方法人
本発明は、式2の配糖体についてR2もR3もアミノ基ではないことを除いて、
前記定義と同じ式1又は2のアンスラサイクリン配糖体、又はその医薬上許容し
得る酸付加塩の製造方法を提供する。その方法は次のステップを包含する。
(i)式3:
(式中、RもRもアミノ基でないことを除いて、R1゜R2及びR3は前記定義
と同じである)のアグリコンを、式4:(式中、Xはハロゲンである)の 1−
ハロー 2.3.4.6−チトラデオキシー 4−(N〜トリフルオロアセトア
ミド)−L−エリトロ−ヘキソピラノシドと縮合すること、(ii)こうして得
られる式5:
(式中、R1,R2及びR3はステップ(+)の定義と同じである)の化合物か
らN−)リフルオロアセチル基を除去し、前記の式1(但し、R2もR3もアミ
ノ基でないとする)のアンスラサイクリン配糖体を得ること、
(iii)所望により、ステップ(ii)で得られる前記の式1の配糖体をその
医薬上許容し得る酸付加塩に変えること、(ii)所望により、ステップ(11
)で得られる、前記の式1のR及びR3の1つがニトロ基である配糖体、又はス
テップ(山)で得られるその前記の塩を還元して、前記の式1のR2及びR3が
アミノ基である配糖体を得、かつ所望により、前記の式1のR及びR3の1つが
アミノ基である配糖体をその医薬上許容し得る酸付加塩に変えること、(V)所
望により、ステップ(11)で得られる前記の式1の配糖体又はステップ(ii
i)で得られるその医薬上許容し得る酸付加塩を臭素化し、こうして得られる1
4−ブロモ誘導体を加水分解して、前記定義の式2の対応するアンスラサイクリ
ン配糖体を形成すること、並びに、
(マ1)所望により、前記の式2の配糖体をその医薬上許容し得る酸付加塩に変
えること。
この手順により、対応するアグリコンlと保護へ口糖±からアンスラサイクリン
配糖体の製造ができるようになる。手順はIts−^−4,10?、 423号
に記載のそれと同様である。カップリング生することができる。
図式Iの反応系列の出発物質は、よく知られている 4−デメチルダウノマイシ
ノン(3見: R,=R2=R3=OH) 、アグリコンである 4−デメトキ
シ−4−アミノダウノマイシノン(3b:R=NH2,R2=R3=OH)(E
P−^−021182611)、4−デメトキシ−4−フルオロダウノマイシノ
ン(3c : Rt工F 、R2=R3−OH) IG、 v、 Me t r
ow及び1.5vceloa、 1. Orb。
Chew、 ; 52.7N、19871及び4−デメチル−6−ゾオキシダウ
ノマイシ/ :/ (3d :R1−R3=OH,R2=H)[US−^−4,
600,537号]である。C−11及びC−6ニトロアグリコンである 4−
デメトキシ−11−デオキシ−11−ニトロダウノマイシノン/ン(3e :R
,=H,R2=OH,R3=NO2)及び4−デメトキシ−6−ジオキシ−6−
ニトロダウノマイシノン(3f : R,=H,R2=NO2,R,−0H)’
t’あッテ、両方ともUS−^−4,749,693号に記載されている。
式3のアグリコンは一般に、モレキュラーシーブとトリフルオロメタンスルホン
酸銀の存在下に式4の化合物と室温でステップ(i)の反応させ、N−トリフル
オロアセチル配糖体5a−fの1つを形成する。式1a−fの化合物は、穏やか
なアルカリ加水分解によりアミノ保護基を除去して得られる。ステップ(ii)
では、式5の化合物はアセトンに溶解し、0.2N水酸化ナトリウム水溶液を用
いて、温度0℃で1時間穏やかなアルカリ加水分解に付するのが好ましく、これ
により前記の式1の配糖体を得る。メタノール性塩化水素を用いて処理すること
により塩酸塩を生じる。
ステップ(ii)では、還元はPd/C,たとえばlO%Pd/Cを用いる処理
により行うのが典型的である。従って、式1のニトロ配糖体又はその塩は10%
Pd/Cの存在下にメタノールとシクロヘキセンの混合物中で10分間還流し得
る。得られる式1のアミノ配糖体は前記のようなその塩酸塩として単離すること
ができる。
好ましくは、式1の前記配糖体を無水メタノールとジオキサンの混合物に溶解し
、臭素のクロロホルム溶液を用いてステップCV)で処理して対応する14−ブ
ロモ誘導体を得る。これをギ酸ナトリウムの水溶液を用いて室温で2日間加水分
解し、前記の式2の配糖体を遊離塩基として得る。ステップ(マ1)で前記の式
2の配糖体をその塩酸塩として単離する。塩酸塩としての式2の配糖体の単離は
、メタノール性塩化水素を用いて配糖体を処理することにより行うものが典型的
である。
この方法の実施態様により、4−デメチルダウノマイシノンとトリフルオロメタ
ンスルホン酸銀の存在下に 1−クロロ−2、3,4,6−チトラデオキシー
4−(N−トリフルオロアセトアンに溶解し、0.2N水酸化ナトリウム水溶液
を用いて、温度O℃で1時間、穏やかなアルカリ加水分解に付して、式1aの化
合物を遊離塩基として得る。このものは、無水のメタノール性塩化水素を用いて
処理し、その塩酸塩として単離する。
所望により、la−を塩化メチレン中で臭素と反応させてその14−ブロモ誘導
体を得る。これをギ酸ナトリウムの水溶液を用いて窒素雰囲気中で室温で48時
間加水分解した後、式2dの化合物を遊離塩基として得る。これを無水メタノー
ル性塩化水素を用いて処理して、その塩酸塩として単離する。
方法B
本発明は、R2もR3もアミノ基ではないことを除き、前記定義の式2のアンス
ラサイクリン配糖体、又はその医薬上許容し得る酸付加塩の製造方法を提供する
。その方法は次のステップを包含する。
(i′)式6:
(式中、R2もR3もアミノ基でないことを除き、R1,R2及びR3は前記定
義と同じである)の14−保護アグリコンを、前記定義と同じ式4の 1−ハロ
ー 2.3.4.6−チトラデオキシー4− (N−トリフルオロアセトアミド
)−L−エリトロ−ヘキソピラノシドと縮合すること、
(i i’ )得られる式7゜
(式中、R、R及びR3は前記定義と同じである)のN−保護配糖体から14−
保護基を除去して、弐8:(式中、Rr 、R2及びR1は前記定義と同じであ
る)の化合物を得ること、
(i i i’ )式8の化合物を、式9:(式中、R、R及びR3は前記定義
と同じである)の9,14一オルトホルメート誘導体に変換すること、’(it
’) N −トリフルオロアセチル基とオルトホルメート保護基(マ゛)所望に
より、前記の式2の配糖体をその医薬上許容し得る酸付加塩に変換すること。
この手順により、(I)対応する14−ヒドロキシル化保護アグリコンと(b)
保護ハロ糖4のカップリングにより、一般式2のアンスラサイクリン配糖体の製
造ができるようになる。その手順は、US−^−4,1f17.423号に記載
のものと同様である。図式■には、側鎖がt4−アセトキシ誘導体として保護さ
れたアグリコンである。
ステップ(i′)で、式6のアグリコンをモレキュラーシーブとトリフルオロメ
タンスルホン酸銀の存在下に式4の 1−クロロ−ヘキサピラノシドと室温で反
応させるのが典型的である。
ステップ(i i’ )では、式7の化合物を炭酸カリウムを用い窒素雰囲気中
で0℃で4時間処理するのが好ましい。一般的にはステップ(i i i’ )
では式8の化合物を、オルトギ酸トリエチルを用いて1.たとえば塩化メチレン
中で、I)−)ルエンスルホン酸ピリジニウム塩の存在下に室温で1時間処理す
る。
好ましくはステップ(ii′)で、式9の化合物を穏やかなアルカリ加水分解に
付してN−トリフルオロアセチル基を除去し、酢酸を用いて処理しオルトホルメ
ート保護基を除去し、前記の式2の配糖体を遊離塩基として得る。これをステッ
プ(マ′)で無水メタノール性塩化水素を用いて処理し、配糖体をその塩酸塩と
して単離する。
更に詳細には、1つの実施態様において、4−デメトキシ−11−デオキシ−1
1−ニトロダウノマイシノン(3d : R,=H。
R=OH,R3=NO2)を乾燥ジオキサンに溶解し、臭素の塩化メチレン溶液
を用いて室温で2時間処理し、次いでヘキサンを用いて沈殿させる。残留物をア
セトンに溶解し、酢酸カリウムを添加して1時間撹拌しアセトキシ誘導体6dを
得る。
その化合物を乾燥塩化メチレンに溶解して前記のように1−クロロ−2,3,4
,6−チトラデオキシー 4−(N−トリフルオロアセトアミド)−L−エリト
ロ−ヘキソピラノシド(±)と反応させ、保護された14−アセトキシ−N−ト
リフルオロアセチル配糖体7dを得る。
保護基を除去するため、化合物7dをまずメタノールに溶解して、窒素雰囲気中
炭酸カリウムを用い0℃で4時間処理しメチレン中で、p−トルエンスルホン酸
ピリジニウム塩の存在下に室温で1時間処理して9.14−オルトホルメート誘
導体9eを得る。これを穏やかなアルカリ加水分解に付してN−保護基を除去し
、最後に酢酸を用いて処理し、オルトホルメート保護基を除去して遊離塩基とし
て化合物1eを得る。これを無水メタノール性塩化水素を用いて処理することに
より、その塩酸塩として単離する。
本発明は、前記式2のアンスラサイクリン配糖体(式中、Rが前記定義と同じで
、R及びR3の1つがヒドロキシであり、R及びR3のもう1つがアミノ基であ
る)、又はその医薬上許容し得る酸付加塩の製造方法をも提供する。その方法は
下記ステップを包含する。
(1′)前記定義の式9(式中、R及びR3の1つがヒドロキシであってR2及
びR3のもう1つがニトロ基である)の9.14−オルトホルメート誘導体のC
−6又はC−11のニトロ基を還元すること、
(H′)このようにして形成したC−6又はC−117ミノ基含有化合物からN
−トリフルオロアセチル基とオルトホルメート保護基を除去して、前記の式2の
配糖体を得ること、並びに、(iii’l所望により、前記の式2の配糖体をそ
の医薬上許容し得る酸付加塩に変換すること。
図式■は、対応するC−6及びC−11保護ニトロ配糖体から出発して式2のC
−6及びC−11アミノアンスラサイクリンま一ル及びシクロヘキセンの混合物
中で10分間還流し、たとえば方法A又は方法Bについて前記したように、塩基
性媒質中でN−トリフルオロアセチル基を除去し、酢酸を用いてオルトホル素を
用いて処理することによりそれぞれの塩酸塩に変換し得る。
前記により明らかなように、本発明の方法は幾つかの新規中間体の製造と使用を
含む。これらもまた、本発明の範囲内であり、特に式5及び7〜9の化合物がそ
れである。
本発明は、医薬上許容し得る担体若しくは希釈剤と共に、式1若しくは2のアン
スラサイクリン配糖体又はその医薬と許容可能な酸付加塩を含む医薬組成物をも
提供する。慣用の担体及び希釈剤を使用し得る。組成物は慣用の仕方で製剤化し
及び投与し得る。
本発明の化合物はヒト又は動物の体の治療方法に有用である。
それらは抗腫瘍剤として有用である。治療上有効量を患者に投与する。腫瘍の成
長を抑制するのに充分な量を投与し得る。腫瘍は結腸腺癌又はグロス白血病腫瘍
であり得る。
本発明の化合物の生物活性をドキソルビシン及び4−デメトキソダウノルビンン
(4−dew−DNR) と対比し、LoVo (ヒト結腸腺癌)細胞及びL
o V o / D X細胞に対してインビトロで生物活性の試験を行った。結
果を表1に示す。
+1 Ic5o−コロニー増殖を50%阻害する濃度21 R,1,=耐性指数
= (Ic LaVo/川/ (用c5oLoVo)以下の実施例により本発明
を説明する。
をモレキュラーシーブ(4人)の存在下に300m1の無水塩化メチレンを用い
て溶解した。混合物を10℃に冷却し、窒素を通じて泡立たせ、Q、 Hg (
3,2m5ol)の 1−クロロ−2,3,4,6−テトの溶液及び0.78
g (3,0mol)のトリフルオロメタンスルホン酸銀の40m1のジエチル
エーテル中の溶液を撹拌下に滴下して添加した。20分後、反応混合物を30m
1の炭酸水素ナトリウム飽和水溶液を用いて処理し濾過した。有機層を水洗し、
無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、溶媒を真空下に除去した。残留物を塩化メチレ
ンとアセトン(体積比9g+2)の混合物を使用し、シリカゲルカラムクロマト
グラフィーにより 0.8gの4−デメチル−3′−デアミノ−4′−デオキシ
−4″−エピ−N−1−リフルオロアセチ解し、0.2N水酸化ナトリウム水溶
液を用いて0℃で処理して、トリフルオロアセチル保護基を除去した。1時間後
溶液を−H11に調整し、塩化メチレンを用いて繰返し抽出した。有機抽出物を
まとめ、乾燥して小容量となるまで濃縮した後、無水メタノール性塩化水素を用
いてlB3.5に酸性化した。ジエチルエーテルの添加により、塩酸塩として0
.64g(収率54%)の標題化合物Y1を得た。融点168〜169℃(分解
を伴う)。
KieselBI PI山(Merck F254 ) 、溶媒系:塩化メチレ
ン/メタノール/酢酸/水(体積比80:20ニア:3)のTLCRf:0.7
3゜MS−FD: [M] 497 。
’HNMI (200MHK、 DMSO−dt、 )δ:1.21(d、J・
6.211t、3L 5’−9−懸、3 )、1.6〜1.11(s、 48.
2’−CI 、3’ −見見2) 、 2.1〜2.3(■。
2H,8−CR2) 、2.27 (s、 3H,COす3) 、 2.85(
■、III、4’−肛、2.95(s、28.10− 見見2 ) 、4.11
(dQ、I冨6.2.9.911冨、1)1,5’ −焦り、t9g(鵬。
IN、7−H)、 S、22i、18.9−0H) 、 7.40(dd、J=
2.0,7.51(t、18.3−H)。
7.82(a、2H,I−R,2−H)、8.1+1(bs、3H,4’−Nl
13÷1. Il、 1G(s、 IR。
実施例2
0.311 (lssol)の4−デメトキシ−4−アミノダウノマイシノン(
3b)を実施例1に記載の手順に従って、0.37g(1,s−■of)のl−
クロロ−2,3,4,6−チトラデオキシー4−(N−Kieseliel P
I山(Merck F254) 、溶媒系:塩化メチレン/メタノール/酢酸/
水(体積比8・:!Iニア:3)のTLCRf:0.45゜ II NMR(2
1111MHs、 DMSO−4a ) δ(特定シグナルのみ)=2.27
(s、38.Co免見見 ) 、 2.85(墓、II、 4’−11)、4.
11(s、lB、?−11)。
1i、 l1tl (bd、 211.4−リ2 )、6. ’j3 (d、
I:11.01ls、 I醒、3−肛、 7.44 (1,i=
8、OH+、111. 2−H)、 7.64(tl=8.IR富、111.1
−邑)、8.1・(bz、38゜4′−リ3 +)、H052(s、LHlll
−叶) 、 14.・・($、6−リ)。
0.38g (lssol)の4−デメトキシ−4−フルオロダウノマイシノン
(3C)を実施例1に記載の手順に従って、0.37g(1,5mmol)の
1−クロロ−2,3,4,6−チトラデオキシー 4−標準手順に従ってN−保
護基を除去した後、0.40g(収率74%)の標題化合物1工を得た。
Kieseliel PI山(Merck F254) 、溶媒系:塩化メチレ
ン/メタノール/酢酸/水(体積比80:211ニア:3)のTLCRf:0.
6g、融点158〜159℃(分解を伴う)。
実施例4
4−デメチル−3′−デアミノ−4′−デオキシ−4′−二ピーアミノードキソ
ルビシン塩酸塩(2a)の調製0.3 g (0,6m5ol)の4−デメチル
−3′−デアミノ−4′−デオキシ−4′−エピ−アミノダウノルビシン(1a
)を無水メタノールとジオキサンの混合物に溶解し、US−A−3,803,1
24号に記載の方法により、10hlの塩化メチレン中9gの臭素を含む溶液1
.2mlを添加して、 14−ブロモ誘導体を得た。これを2hlのアセトンに
溶解して2mlの水に溶解した0、 4 gのギ酸ナトリウムを用いて処理した
。反応混合物を室温で2日間撹拌し、次いで水を添加して塩化メチレンを用いて
抽出した。標準的な仕上操作の後、得られた赤い溶液を真空下に濃縮して小容量
とし、無水メタノール性塩化水素を用いてpH3,5に調整し、次いで過剰のジ
エチルエーテルを添加して、・、2g(収率75%)の標題化合物2aを塩酸塩
で得た。
Kies山tl PI山(Merck F254 ) 、溶媒系:塩化メチレン
/メタノール/酢酸/水(体積比8a:2・ニア;3)+7)T L CRf
:4−デメチル−6−ジオキシ−14−アセチル−アドリアマイシノン(6d)
の調製
150m1の無水ジオキサン中に11.115 g (2,3■■el)の4−
デメチル−6−ジオキシ−ダウノマイシノン(3d)を溶解した溶液に、lll
lmlの塩化メチレン中に9gの臭素を含む溶液4,6■Iを添加した。混合物
を室温に2時間放置し、その後で、n−ヘキサンを添加してブロモ誘導体を沈殿
させて回収した。残留物を300 +slのアセトンを用いて溶解し、攪拌下に
2.7gの酢酸カリウムを添加した。1時間後、反応混合物を塩化メチレンを用
いて希釈し、水洗した。有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、炉遇して減圧
下に溶媒を除去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、0
.75g(収率76%)の標題化合物6dを得た。
にieselgel Plsle (Mtrck F254) 、溶媒系:塩化
メチレン/アセトン(体積比95:5)ノTLCRf:O,+3゜El−MS
: [111462゜
110MR(200MH+、 DIjSO−d6)δ: 1.118 (dd、
I・9j、 +3.1H31H。
8*x−H)、 2.06(s、3B、C0C)+3) 、 2.41(dd、
!=5.7. 13.lHt、lH。
8e−H)、 2.76〜3.04 (2つのd、 1=18.6H+、 28
.1O−CH2) 、4.57(s、II、?−肚、 5.09〜5.23 (
2つ〕d、IH17,8Hz、2H,COCl+20CO)。
6−肛、12.60〜12.90 (2つのb冨、2H14−ザ、II−叶)。
0、61g (1,431111+I+1の4−デメチル−6−ジオキシ−14
−アセチル−アドリアマイシノン(6d)を、250m1の無水塩化メチレン及
び150m1の無水テトラヒドロフランを用いて溶解した。
混合物を10℃に冷却し、窒素を通じて泡立て、50履1の無水塩化メチレンに
溶解した1 g (4mmol)の1−りCl0−2.3,4.6−チトラデオ
キシー 4−(N−1リフルオロアセトアミド)−L−エリトロ−ヘキソピラノ
シド(i)及びS Omlのジエチルエーテルに溶解した1 g (4m5ol
)のトリフルオロメタンスルホン酸銀を、撹拌下に滴下して添加した。20分後
、反応混合物を20m1の炭酸水素ナトリウム飽和水溶液を用いて処理し濾過し
た。
有機層を水洗し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥して、真空下に溶媒を除去した。
残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付して、0.4g(収率44%
)の4−デメチル−6−ジオキシ−14−アセチル〜3′−デアミノ−4′−デ
オキシ−4′−エピ−N−1リフルオロアセチルドキソルビシン(7d)を得た
。
K…5lffiel Ph1t (Mtrck F254) 、溶媒系:塩化メ
チレン/アセトン(体積比9:1)のTLCRf:0.45゜FD−MS :
[M] +636゜
’HNMR(2QOMH+、 DMSO−d6) δ(特定シグナルのみ):1
.06(tl=6.OH!、3H,5’−CH) 、1.6〜2.0(m、5H
,8*x−11,2’−CH2゜3’−C8) 、 2.05(+、311.C
OCH31,3−56(1,IH14’−肛、3.93(s、IH,5’−H)
、5.14(m、2H,cOcH20CO)、5.17(@、II、l’−肛。
9.37(bd、IH8,6Hi、IH,NHCOCF31.12.45,12
.91 (2ツの11酸カリウムの10%水溶液を用いて0℃で処理して、窒素
雰囲気下に0℃に4時間放置した。
溶液を酢酸を用いて中和し、水で希釈して生成物を塩化メチレンを用いて抽出し
た。シリカゲルが過後、0.25gの標題化合物8dを回収した(収率89%)
。
Kie+e1gel Pl!le (Mtrck F254) 、溶媒系:塩化
メチレン/アセトン(体積比9:l)のTLCRf:0.2fi。
FD−MS : [M] ” 593゜(0,33+mollを60m1の乾燥
塩化メチレンを用いて溶解し、15m1のオルトギ酸トリエチル及び0.1gの
p−トルエンスルホン酸ピリジニウム塩を添加した。1時間後、溶液を水洗し、
無水硫酸ナトリウム上で乾燥して、減圧下に小容量となるまで濃縮した。
溶液をn−へキサン中に注入して、9.14−オルトギ酸エステル誘導体14の
沈殿を炉遇して集めた。
Kie+e1gel Plxle (lJerck F254) 、溶媒系:塩
化メチレン/アセトン(体積比95:51のTI、CRf:0.7゜残留物を2
00m1の0.2N水酸化ナトリウム水溶液を用いて溶解し、溶液を窒素雰囲気
下に8℃で10時間放置した。それから溶液を酢酸を用いてpH8,5に調整し
、塩化メチレンを用いて抽出した。標準的な仕上げ操作の後、得られた遊離塩基
を酢酸の水溶液を用いて室温で2時間処理した。混合物は炭酸水素ナトリウム水
溶液を用いてpH8,5とし、塩化メチレンを用いて抽出した。溶媒を真空下に
除去して、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、O,12g
(収率66%)の標題化合物を遊離塩基として得た。これを無水メタノール性塩
化水素を用いて処理して塩酸塩且に変換した。
にicselgel Plsle (Mtrck F2541 、溶媒系:塩化
メチレン/メタノール/酢酸/水(体積比80:20+7:3)のTLCRf:
0.52゜融点155℃(分解)。
FD−MS 1Il 40゜
1■川用…旺DMSO−4,)δ:目1 (d、国、山、311゜S’−CI+
) 、1.7〜2.・(■、 511. I11!−Il、2’−リ、 、l
−C11,) 。
2.4〜2.5(s、Iff、8t−11)、 !、7?、 3.・8(2つの
d、 ll117.711s、 211゜1O−CJ ) 、2. all (
s、111.4’−II)、目S (dq、 1吐2.1. l1ls、 il
l。
S’−H)、4.55(d、l115.5Hs、211.CR20B) 、4.
7!(s、1H17−H)、4.84(1,I=目11t、lIl、CHx吋)
、 5.211(s、III、 l’−肚、目!(s、18゜ト見見) 、7
.40 (dd、lll1.L 7.7Bt、fil、3−肚、 7,7〜7.
9 (s、2L4−デメトキシ−11−デオキシ−11−二トロー14−アセチ
ルアドリアマイシノン(6e)の調製
2、3 g (5,7ms@l)の4−デメトキシ−11−デオキシ−11−ニ
トロ−ダウノマイシノン(3e)を、実施例5に記載した手順に従って、1.8
g(収率70%)の標題化合物6eに変換した。
Kietellel PI山(M@rck F254) 、溶媒系:塩化メチレ
ン/アセトン(体積比ts:5)(F)TLCRf:0.2゜FD−MS [M
l 455 。
’HNMR(2001,CDCl、 )δ:2.1l(ddd、J=1.a、
5.0.15.011富。
特表平4−503210 (11)
1B、all−II)、 2.18(1,311,COCl13) 、 1N(
ddd、J=2.2.2.2゜IS、01t、lH,8e−H)、1811(I
LI=LL 18.2B!、III、ill@−11)、3.11(d、Jll
l8.211s、IH,l・1!−H)、 3.4HdjJ!1.Il、 3.
31!、lFl、7−0R) 。
4.68(s、ill、9−0R) 、 5.04.5.34 (2ツノd、J
=18.2Hs、211゜C0Cf1x 0COI 、5.42 (s、+8.
7−11)、1−88 (1,2L 2−H−3−肚、目9(−14−デメトキ
シ−11−デオキシ−11−二トロー9.14−オルトホルメート−3゛−デア
ミノ−4′−デオキシ−41−エピ−N−トリフルオロアセチル−ドキソルビシ
ン(9e)の調製1、76 g (3,1lsvel)の生成物6eを実施例1
に記載の手順に従ってトリフルオロメタンスルホン酸銀の存在下に1.3g(5
,2Xi…1lsl PIolIt(Mettk Fxs4) 、溶媒系:塩化
メチレン/アセトン(体積比95:S)のTLCRf:11.3フ。
F D −、、M S : [Ml 665゜1■川用MHt、CDCl3 )
δ: 1.28 (d、 J・目IIs、 31. S’−山)。
1.8〜’1.9(t、4B、!’−CI 、3’−CH2) 、1ie(dd
、l113.1IS、OHt、IO,811−11)、 2.18(s、3Il
、C0Ctl、 ) 、 2.56(ddd、Jl、6゜1、s、ls、olI
t、lH,Its−11)、194(dd、Jlll、6. IL311t、1
11. 1OtJIl。
3.19(d、I*l8jllt、III、1esx−H)、3.7〜4.1(
g+、2H,4’−H,5°−肚。
4、 N、 5.32 (2つのd、 l−+7.山、211. COザ20C
O)、 5.4(1(1,2籠。
?−1t、l’−1t)、6.55(口9国、6Ht、11. NflC=CF
、 ) 、 7.87(s、211゜却した後、炭酸ナトリウムの10%水溶液
を撹拌下に窒素雰囲気中で添加した。3時間後、混合物を酢酸を用いてpH7と
し1、水を用いて希釈して、生成物を標準的手順に従って塩化メチレンを用いて
抽出した。粗製物をジエチルエーテルから晶出させて、Il、9g(収率87%
)の化合物、4−デメトキシ−11−デオキシ−11−ニトロ−3゛−デアミノ
−4゛−デオキシ−4′−エビ−N−トリフルオロアセチル−ドキソルビシン(
8e)を得た。
[i…1lel’ PI山(M*tck F2541 、溶媒系:塩化メチレン
/アセトン(体積比IS:S)のTLCRf:11.17゜生成物8eを実施例
7の記載のようにp−)ルエンスルホン酸ピリジニウム塩の存在下にオルトギ酸
トリエチルを用いて処理し、0.7!Ig(収率16%)の標題化合物1ヱを得
た。
KieselBI F1山(Msrck F254 ) 、溶媒系:塩化メチレ
ン/7セ) :/ (体積比H:S) (DT L CRf : 0.41゜実
施例7に記載の手順に従って、0.Hg(・、4lsmol)の化合物9e2を
初めに塩基性媒質中で加水分解してN−保護基を除去し、次いで酢酸を用いてオ
ルトギ酸エステル保護基を除去した。
無水メタノール性塩化水素を用いて処理し、0.16g (収率61%)の標題
化合物2eを塩酸塩として得た。
Kietellel PI山(Merck Fxs4) 、溶媒系:塩化メチレ
ン/メタノール/酢酸(体積比80:26:l)のTLCRf:0.30゜融点
[59℃(分解)MS−FD : [Ml s21゜’HN・用田出、 DII
SO−d、 、 50℃)δ: 1.23 (L I−6,211寡、311゜
5’−CH) 、1.7〜1.9(s、 411.1−C11、I−CHx )
、!、2G(m。
211、8−CI ) 、目2 (s、 2N、 l・−CHx ) 、!、N
(1,IIl、 4’、−11)。
4.16(dq、I−6,2,1,SHt、11. S’ −邑り、 4.4〜
4.7(暑、311゜CGCII 011. COCl+2す) 、 S、H(
s、lH,7−肚、 5.24(s、18. tl−肚。
5、53 (+、、I8.9−叶1 、 7.98 (e、 211.2−1(
、3−肛、8,1〜g、 3 (m、 2H。
実施例9に記載のようにして調製した、0.32 g (0,43ssol)の
4−デメトキシ−II−デオキシ−11−ニトロ−9,14−エチル−オルトホ
ルメート−3′−デアミノ−4′−デオキシ−4′−エピ−N−1−リフルオロ
アセチルドキソルビシン(9e)を、200m1のメタノールに溶解して、20
m1のシクロヘキセン及び0.2gのlO%Pd/Cを撹拌下に添加した。混合
物を10分間還流させ、次いで室温で冷却して触媒を炉別し、真空下に溶媒を除
去した。
残留物を0.2N水酸化ナトリウム水溶液を用いて回収し、窒素雰囲気下に10
℃に8時間保った。その後、酢酸を用いて溶液をpH5にし、室温に2時間放置
した。混合物を炭酸水素ナトリウム水溶液を用いて中和し、塩化メチレンを用い
て抽出し、標準的な仕上げ操作の後、11−アミノ誘導体を遊離塩基として得た
。それをメタノール性塩化水素を用いて処理し、O,15g(収率55%)の標
題化合物11を得た。
Kie+gl(cl Pltle (Mt+ck F254 ) s溶媒系:塩
化メチレン/メタノール/酢酸(体積比all:20:I)のTLCRf:0.
23゜融点162〜164℃(分解)。FD−MS + [Ml 49?。
’HN川200ML、 DMSO−d6.50℃)δ: 1.23 (d、 I
・6.2L、 38゜5′−(旦31 、1.7〜1.9 (m、 4H,2’
−E一旦、2.3″ −4旦2 ) 、2.21(m。
2H38−CH2) −2,80(1,2H14″−)13. 2.811(m
、28. 1O−CHx ) 、 4゜18(dq、I=6−2−9.51(!
、IH15’−111,4.67fm、3I(7COCHx Oil。
COCH20H) 、5.05(m、l11.7−H)、55−28(、IL、
1’−H)、5−31(s、18゜9−叶1 、7.88(s、28,2−肛
3−肚、11.27(■、211.1−肛4−肛、8.18゜8.40 (2−
)+7) be、4H,II−IH2,4’−IH2)。
2 g (5mso、l)の4−デメトキシ−6−ジオキシ−6−ニトロ−ダウ
ノマイシノン(lf)を、実施例5に記載の手順に従って、17g(収率75.
6%)の14−アミノ誘導体に変換した。
Kissslgel PIIle (M!+ck F254 ) 、溶媒系:塩
化メチレン/アセトン(体積比9S:5)のTI、CRf:012゜FD−MS
: [Ml 455 。
!、ロR(200Ml(t、 CDCl3 ) δ: 2.12 (dd、 J
・14.9. 4.8H!、IR。
8*x−Hl、2.20ft、3tl、0COCH3) 、2.53(ddd、
]−2,0,2,4゜14、 HI+、 II、 8t−11)、3.15 (
d、 119.3B+、 II、 1Otx−H)、3.38 (dd、 J=
2.0. 19.3Hx、IH,!Ot二〇1 、3.43(m、III、?−
0H) 、 5.0+1(++、lll、?−H)。
5.15.5Jl (2つのd、J=17.9H+、2H,COO200CO)
、7.89 (i、2R12−H,3−H)、8.30(m、28.ill、
4−H)、14.46 (s、 Ill、 ll−0H)。
ルメートー3′−デアミノー4′−デオキシ−4′−エピ−N−トリフルオロア
セチル−ドキソルビシン(9f)の調製1.7g(3,7■1ol)の 4−デ
メトキシ−6−ジオキシ−6−ニトロ−14−アセチル−アドリアマイシノン(
6f)を、実施例1に記載のようにトリフルオロメタンスルホン酸銀の存在下に
、1.6g (6mmol)の 1−クロロ−2,3,4,6−チトラデオキシ
=4−’(N−トリフルオロアセトアミド)−L−エリトローヘキKie+c1
gcl PI山(Me+ck F254) 、溶媒系:塩化メチレン/アセトン
(体積比95:5)のTLCRf:0.50゜FD−MS : [Ml +66
5゜
0、5 g (0,75vmollの化合物7fを、実施例9に記載のようにp
−1−ルエンスルホン酸ピリジニウム塩の存在下にオルトギ酸トリエチルを用い
て処理し、クロマトグラフにより分離した後、0.3g(収率60%)の標題化
合物llを、80/20のモル比の2つのジアステレオマーの混合物として得た
。
K+e+tlfcl Pltle (le+ck F2541 、溶媒系:塩化
メチレン/アセトン(体積95:5)のTLCRf:0.65゜’HNMR(2
20MH+、 CDCl5) 6 : 1.1〜!、3(++、6H,5’−C
O3,0CR2CH3) 、1.6〜2.0(m、411.2’−CH2,3’
−C12) 、2.3〜2.7(s。
2H,8−CI+2) 、 3.33($、21(、1G−CH2) 、3.6
〜3.7(s、2+1.OCR?CI3 ) 、 3.75(醜、lit、 4
’ −隻り、 3.90 (dq、]=6.2. 9.58!、II、 5’
−肛。
4J2.4.45 (2ツノd、J=17゜4H+、COCH20主翼性体)
、 4.2G。
4.35(2つのd、 1N6.8H+、COCH20少量異性体)、4.8H
層、1■。
I′−肛、5. Of、5.14 (dd、 I=5.3. 5.3H+、 I
L 7−H主、?−11少)。
5、70.5.72 (+、 18. C1l−OCHCM 主、ザー0CH2
CH3少)、6.f14(bd、I=9.OHt、l)I、 1旦C0CF3
) 、 7.85f園、211.2−随13−焦り、 8.27(層。
実施例14
200 mlの0.2N水酸化ナトリウム水溶液に溶解し、窒素雰囲気下に0℃
に10時間保持した。溶液を酢酸を用いてpi(8,5にし、塩化メチレンを用
いて抽出した。水溶液をpH1lに調整し、塩化メチレンを用いて繰返し抽出し
た。有機抽出物をまとめ、乾燥して濃縮し小容量とした後、無水メタノール性塩
化水素を用いてpH3,5に酸性化した。
ジエチルエーテルの添加により、塩酸塩として01062g(収率25%)の標
題化合物2fを得た。
K+tt山el Plsle (Merck F254)、溶媒系:塩化メチレ
ン/メタノール/酢酸/水(体積比30:4:l:0.51のTLCRE:01
0、融点tSS〜157℃(分解を伴う)。MS−FD :[M] +527゜
’HNMR(2…H冨、 DMSO−d、 )δ: 1. Ill (d、 J
・11t、 ill。
S’−CHt 1 、 1.li〜1.9 (m、48.2’ −見見2.3’
−C旦2 )、2.1〜2.5(L 2H,It−叩2 ) 、1g4(m、I
II、 4’ −興)、 3.l1l(1,2B、 l・−(旦2 ) 。
4.06(jQ、J冨6.3.!、311t、18. S−11)、 4.53
(m、211.CI、 OR) 、 5.117(−口11.7−111. 5
.26(III、 1’−11)、5.5・(m、lIl、C12OR) 、
7.0 (a。
28、2−H,3−肛、 8.14 (bt、 3L 4’−■3÷)、 1.
N (s、 28.1−8.4−肚。
実施例13に記載のようにして調製した、11. Is g (it、 22m
mol)の9.14−オルトギ酸エステル誘導体9fを、151m1のメタノー
ルと15■lのシクロヘキセンに溶解して、実施例11に記載したように11.
15gの19%Pd/Cを用いて処理し、無水メタノール性塩化水素の添加によ
り、O,Hg(収率18.5%)の6−アミノ誘導体2hを得た。
Ltttlgtl Plsle (Mt+ck F2. ) 、溶媒系:塩化メ
チレン/メタノール/酢酸/水(体積比311:4:l+0.5)のTLCRf
:0.22゜MS−FD : [M] 497゜’RNMR(2…■冨、 DM
SO−d6 、50℃) δ : 1.H(d、I・6,3Rt、311゜5’
−CI ) 、1.li〜1.t(m、411.2’−CI2.3’−CO,l
、2.1〜2.5(1,28,8−C0,2) 、 2.84(m、Ill、
4’−11)、3.01(m、2H,1O−C12) 。
4、06 (bq。I:6−3.9.3Ht、lR15−H)、4.53(m、
21.CI+20R) 、5.0?(m、lR97−H)、5.26(IH1I
’−H)、S、’5O(s、1B、Cf12叶) 、 7.0(■。
2H12−IL3−H) 、8.14 (bs、311.4’ −NJ +)
、L 24 (s、2H1l−L4−IN)。
実施例16
4−デメトキシ−6−ジオキシ−6−ニトロ−31−デアミノ−4゛−デオキシ
−4′−エピ−アミノダウノルビシン塩酸塩(1f)の調製
0、78 g (1,76■−of)の4−デメトキシ−6−ジオキシ−6−ニ
トロ−ダウノマイシノン(3f)を、実施例1に記載の手順に従って、!−クロ
ロー2.3.4.6−チトラデオキシー4−(N−トリフルオロアセトアミド)
−L−エリトロ−ヘキソピラノシド(4)とカップリングし、O,Hg(収率6
2%)の標題化合物1fを塩酸塩として得た。
Kiesel田P1山(M@tck F254 ) 、溶媒系:塩化メチレン/
メタノール/酢酸/水(体積比80:20ニア:3)のTLCRf=0.42゜
MS−FD [M] 511゜’HN用2…IAt、 DMSO−da ) δ
(特定シグナルのみ):目4(s、3H,C0CHx ) ; 3.10(d、
J−18,?Ht、II、山t−H) ; 3.27 (d4. J−1、8,
1g、 ’lHt、 II、 1G−cq−H)、s、 II(dd、 J−2
,3,4,3Ht、 18. ?−H) ;7.8〜フ、I(s、2L 2−1
1.3−1t) ; If、l1l(b@、3L 4’−■、+);1.2〜8
、3 g (0,5++mol)の化合物1fを、20(l mlのメタノール
と′2011のシクロヘキセンに溶解して0.2gのU%Pd/Cを用いて処理
した。10分間還流後、触媒を炉別して溶媒を真空下に除去した。メタノール/
エチルエーテルから晶出した後、0.2g(収率〕6%)の標題化合物1hを塩
酸塩として得た。
Kits*l田Pl山(M@tck F2.4) 、溶媒系:塩化メチレン/メ
タノール/酢酸/水(体積比80;2・ニア:3)のTLCRf=ll。
39゜MS−FD : [M] ’ 431゜’II !IMR(2…Ht、
DMSO−4g ) δ(特定シグナルのみ):1.1ll(j、 J=L )
Os、 311. S’ −C113) ; 1.6〜1.り(1,411,2
” −CHt 。
3’−CHx ) ; 2.1〜2.5 (s、211,8−CI12 ) ;
1$4(t 、111.4’−11) ;3、OHm、2N、l・−CH2)
; 4.1lNkq、J冨8.3. 1.3FIt、ill、54); 5.
7(m、 IH,7−肛; 5.2G (m、 IH,I’−肛;7,8〜7.
9(■、21(、2−+1,3−肛;!1.10 (bt、3H,4’ −4旦
3+);8.2〜 g、4 fs、2H,l−焦ヨ4−11)−0実施例18
4−デメトキシ−11−デオキシ−II−ニトロ−3′−デアミノ−4′−デオ
キシー4′−エビ−アミノ−ダウノルビシン塩酸塩(1e)の調製
0、58 g (1,46m5ol)の4−デメトキシ−II−デオキシ−11
−二トローダウノマイシノン(3e)を、実施例1に記載の手順に従って糖(4
)とカップリングし、通常の仕上げ操作の後、0.5g(収率61%)の標題化
合物1eを塩酸塩として得た。
Kie+a1gel Plate (Merck F254) 、溶媒系:塩化
メチレン/メタノール/酢酸/水(体積比11G+20ニア+3)のTLCRf
=0.44゜MS−FD : [Ml 511 。
’HNMR(2GGMH+、 DMSO−d6) δ(特定シグナルのみ):1
.18(d、 I・6.3L、3H15’−CH31; 1.6〜l−11(s
、41(,2’−CH2。
3゛−廿21;2.1〜2.5 (w、 2H,8−ザ2 ) ; 2.37(
b311.Coす3);3.07(m、2)1. 1O−CH21; 4.06
(hq、J=6J、9jH+、II、S’−Hl ;5.03fm、lH,?−
H) ; 5.32(m、Ifl、I’−H) ; 7.8〜?、Nm、21(
、2−H。
3−Hl ; 8.10(b+、 31(,4−Ml(3+l ; 8.2〜g
、 4(c 2H11,H−4H)、13.7(感、II、6−0H) 。
4−デメトキシ−11−デオキシ−11−アミノ−3′−デアミノ−4′−チオ
キシ−4′−エピーアミノダウノルビシン塩酸塩(1g)の調製
0、2 g (0,3611611の化合物1eを、実施例17に記載の手順に
従って、その還元されたアミノ誘導体1gに変換した。
収率80%。
Kiesellel Ph1e (Merck F254 ) 、溶媒系:塩化
メチレン/メタノール/酢酸/水(体積比86:20+7:3)のTLCRf冨
041゜MS−FD: [Ml 481゜国際調査報告
国際調査報告
Claims (10)
- 1.一般式1又は2: ▲数式、化学式、表等があります▼1▲数式、化学式、表等があります▼2(式 中、R1は水素、弗素、ヒドロキシ又はアミノから成るグルーブから選択され、 R2及びR3は共にヒドロキシを表わすか又はR2とR3の1つが水素、ニトロ 若しくはアミノであってR2とR3のもう1つがヒドロキシである)を有するア ンスラサイクリン配糖体及びその医薬上許容し得る酸付加塩。
- 2.4−デメチル−3′−デアミノ−4′−デオキシ−4′−エピーアミノ−ダ ウノルビシン又はその塩酸塩、4−デメトキシ−4−アミノ−3′−デアミノ− 4′−デオキシ−4′−エピーアミノ−ダウノルビシン又はその塩酸塩、及び4 −デメトキシ−4−フルオロ−3′−デアミノ−4′−デオキシ−4′−エピー アミノダウノルビシン又はその塩酸塩から成るグルーブから選択される、請求項 1に記載の化合物。
- 3.4−デメチル−3′−デアミノ−4′−デオキシ−4′−エピーアミノ−ド キソルビシン又はその塩酸塩、4−デメチル−6−デオキシ−3′−デアミノ− 4′−デオキシ−4′−エピーアミノ−ドキソルビシン又はその塩酸塩、4−デ メトキシ−11−デオキシ−11−ニトロ−3′−デアミノ−4′−デオキシ− 4′−エピーアミノードキソルビシン又はその塩酸塩、4−デメトキシ−11− デオキシ−11−アミノ−3′−デアミノ−1′−デオキシ−4′−エピーアミ ノ−ドキソルビシン又はその塩酸塩、4−デメトキシ−6−デオキシ−6−ニト ロ−3′−デアミノ−4′−デオキシ−4′−エピーアミノ−ドキソルビシン又 はその塩酸塩、及び4−デメトキシ−6−デオキシ−6−アミノ−3′−デアミ ノ−4′−デオキシ−4′−エピーアミノ−ドキソルビシン又はその塩酸塩から 成るグルーブから選択される、請求項1の記載の化合物。
- 4.式2の配糖体についてR2もR3もアミノ基ではないことを除いて請求項1 記載の定義と同じ式1又は2のアンスラサイクリン配糖体、又はその医薬上許容 し得る酸付加塩の製造方法であって、 (i)式3: ▲数式、化学式、表等があります▼3 (式中、R2もR3もアミノ基でないことを除いて、R1,R2及びR3は請求 項1記載の定義と同じである)のアグリコンを、式4; ▲数式、化学式、表等があります▼4 (式中、Xはハロゲンである)の1−ハロ−2,3,4,6−テトラデオキシ− 4−(N−トリフルオロアセトアミド)−L−エリトローヘキソピラノシドと縮 合すること、(ii)こうして得られる式5; ▲数式、化学式、表等があります▼5 (式中、R1,R2及びR3はステップ(i)の定義と同じである)の化合物か らN−トリフルオロアセチル基を除去して、前記の式1(但し、R2もR3もア ミノ基でないとする)のアンスラサイクリン配糖体を得ること、 (iii)所望により、ステップ(ii)で得られる前記の式1の配糖体をその 医薬上許容し得る酸付加塩に変えること、(iv)所望により、ステップ(ii )で得られる、前記の式1のR2及びR3の1つがニトロ基である配糖体、又は ステップ(iii)で得られるその前記の塩を還元して、前記の式1のR2及び R3の1つがアミノ基である配糖体を得、かつ所望により、前記の式1のR2及 びR3の1つがアミノ基である配糖体をその医薬上許容し得る酸付加塩に変える こと、(v)所望により、ステップ(ii)で得られる前記の式1の配糖体又は ステップ(iii)で得られるその医薬上許容し得る酸付加塩を臭素化し、こう して得られる14−ブロモ誘導体を加水分解して、前記定義の式2の対応するア ンスラサイクリン配糖体を形成すること、並びに、 (vi)所望により、前記の式2の配糖体をその医薬上許容し得る酸付加塩に変 えること を包含する方法。
- 5.R2もR3もアミノ基ではないことを除き請求項1記載の定義と同じ式2の アンスラサイクリン配糖体又はその医薬上許容し得る酸付加塩の製造方法であっ て、(i′)式6: ▲数式、化学式、表等があります▼6 (式中、R2もR3もアミノ基でないことを除き、R1,R2及びR3は請求項 1記載の定義と同じである)の14−保護アグリコンを、請求項4記載の定義と 同じ式4の1−ハロ−2,3,4,6−テトラデオキシ−4−(N−トリフルオ ロアセトアミド)−L−エリトローヘキソピラノシドと縮合すること、(ii′ )得られる式7: ▲数式、化学式、表等があります▼7 (式中、R1,R2及びR3は前記定義と同じである)のN−保護配糖体から1 4−保護基を除去して、式8;▲数式、化学式、表等があります▼8 (式中、R1,R2及びR3は前記定義と同じである)の化合物を得ること、 (iii′)式8の化合物を、式9: ▲数式、化学式、表等があります▼9 (式中、R1,R2及びR3は前記定義と同じである)の9,14−オルトホル メート誘導体に変換すること、(iv′)N−トリフルオロアセチル基とオルト ホルメート保護基を除去して、前記の式2の配糖体を得ること、並びに、(v′ )所望により、前記の式2の配糖体をその医薬上許容し得る酸付加塩に変換する こと を包含する方法。
- 6.請求項1に記載の式2(式中、R1が請求項1記載の定義と同じで、R2及 びR3の1つがヒドロキシであり、R2及びR3のもう1つがアミノ基である) のアンスラサイクリン配糖体又はその医薬上許容し得る酸付加塩の製造方法であ って、(i′)請求項5記載の定義の式9(式中、R2及びR3の1つがヒドロ キシであってR2及びR3のもう1つがニトロ基である)の9,14−オルトホ ルメート誘導体のC−6又はC−11のニトロ基を還元すること、 (ii′)このようにして形成したC−6又はC−11アミノ基含有化合物から N−トリフルオロアセチル基とオルトホルメート保護基を除去して、前記の式2 の配糖体を得ること、並びに、(iii′)所望により、前記の式2の配糖体を その医薬上許容し得る酸付加塩に変換すること を包含する方法。
- 7.医薬上許容し得る担体又は希釈剤と共に、請求項1記載の定義の式1若しく は2のアンスラサイクリン配糖体又はその医薬上許容し得る酸付加塩を含む医薬 組成物。
- 8.抗腫瘍薬として使用するための、請求項1に記載の式1若しくは2のアンス ラサイクリン配糖体又はその医薬上許容し得る酸付加塩。
- 9.請求項4記載の定義の式5の化合物。
- 10.請求項5記載の定義の式7,8又は9の化合物。
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