JPH05178880A - 4′−デメチルエピポドフイロトキシングルコシド4′−ホスフェートの製法 - Google Patents
4′−デメチルエピポドフイロトキシングルコシド4′−ホスフェートの製法Info
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- JPH05178880A JPH05178880A JP4137449A JP13744992A JPH05178880A JP H05178880 A JPH05178880 A JP H05178880A JP 4137449 A JP4137449 A JP 4137449A JP 13744992 A JP13744992 A JP 13744992A JP H05178880 A JPH05178880 A JP H05178880A
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- C07H—SUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
- C07H17/00—Compounds containing heterocyclic radicals directly attached to hetero atoms of saccharide radicals
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- C07H17/04—Heterocyclic radicals containing only oxygen as ring hetero atoms
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- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P35/00—Antineoplastic agents
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07F—ACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
- C07F9/00—Compounds containing elements of Groups 5 or 15 of the Periodic System
- C07F9/02—Phosphorus compounds
- C07F9/547—Heterocyclic compounds, e.g. containing phosphorus as a ring hetero atom
- C07F9/6561—Heterocyclic compounds, e.g. containing phosphorus as a ring hetero atom containing systems of two or more relevant hetero rings condensed among themselves or condensed with a common carbocyclic ring or ring system, with or without other non-condensed hetero rings
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 経済的かつ効率的な4′−デメチルエピポド
フィロトキシンの製造方法を提供する。 【構成】 ルイス酸の存在下に、式(II)の保護された
グルコピラノースと式(III)の保護された4′−デメ
チルポドフィロトキシンと反応させて式(I)の化合物
を形成させ、次いで脱保護することにより式(I)中R
3がHである化合物、またはその製薬上許容し得る塩あ
るいはその溶媒和物を製造する。 〔式中R1;R2は水酸基保護基、R3はホスフェート
保護基、R1aは2個が一緒になってC1−5アルキリ
デン基、を示す〕
フィロトキシンの製造方法を提供する。 【構成】 ルイス酸の存在下に、式(II)の保護された
グルコピラノースと式(III)の保護された4′−デメ
チルポドフィロトキシンと反応させて式(I)の化合物
を形成させ、次いで脱保護することにより式(I)中R
3がHである化合物、またはその製薬上許容し得る塩あ
るいはその溶媒和物を製造する。 〔式中R1;R2は水酸基保護基、R3はホスフェート
保護基、R1aは2個が一緒になってC1−5アルキリ
デン基、を示す〕
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抗がん化合物の新規な
製法、ならびに前記製法で生成される新規な中間体に関
する。更に詳しくは、本発明の新規な方法および中間体
は4′−デメチルエピポドフイロトキシングルコシド
4′−ホスフェートの製造に係るものである。
製法、ならびに前記製法で生成される新規な中間体に関
する。更に詳しくは、本発明の新規な方法および中間体
は4′−デメチルエピポドフイロトキシングルコシド
4′−ホスフェートの製造に係るものである。
【0002】
【従来の技術】エトポシドおよびテニポシド、すなわち
2種の4′−デメチルエピポドフイロトキシグルコシド
誘導体は現在がんの臨床治療に広く使用され、そしてエ
トポシドは現在米国において小細胞肺がんおよび睾丸が
んの治療に承認されている。しかし、これらの化合物は
水溶性が非常に低く、適当な製薬投与形態に処方するの
が難しいものであった。
2種の4′−デメチルエピポドフイロトキシグルコシド
誘導体は現在がんの臨床治療に広く使用され、そしてエ
トポシドは現在米国において小細胞肺がんおよび睾丸が
んの治療に承認されている。しかし、これらの化合物は
水溶性が非常に低く、適当な製薬投与形態に処方するの
が難しいものであった。
【0003】米国特許第4,904,768号には、エ
トポシド4′−ホスフェートで例示される如く4′−デ
メチルエピポドフイロトキシングルコシド誘導体の水溶
性プロドラッグが開示されている。エピトープ4′−ホ
スフェートは、エピトシドをオキシ塩化りんと反応さ
せ、次いで加水分解することにより、あるいはエトポシ
ドをジフェニルクロロホスフェートと反応させ、次いで
水素添加してフェニル基を除去することにより製造され
ていた。
トポシド4′−ホスフェートで例示される如く4′−デ
メチルエピポドフイロトキシングルコシド誘導体の水溶
性プロドラッグが開示されている。エピトープ4′−ホ
スフェートは、エピトシドをオキシ塩化りんと反応さ
せ、次いで加水分解することにより、あるいはエトポシ
ドをジフェニルクロロホスフェートと反応させ、次いで
水素添加してフェニル基を除去することにより製造され
ていた。
【0004】エトポシド4′−ホスフェートはまた特開
昭63−192,793号(昭和63年8月10日公
開)にも報告され、そしてこのものは2″,3″−ビス
−0−(2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル)
エトポシドをオキシ塩化りんと反応させ、次いで加水分
解し、次に亜鉛処理により糖水酸基保護基を除去するこ
とによって製造されていた。
昭63−192,793号(昭和63年8月10日公
開)にも報告され、そしてこのものは2″,3″−ビス
−0−(2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル)
エトポシドをオキシ塩化りんと反応させ、次いで加水分
解し、次に亜鉛処理により糖水酸基保護基を除去するこ
とによって製造されていた。
【0005】上記の方法で使用される出発物質は、4′
−保護基4′−デメチルエピポドフイロトキシンを水酸
基保護されたエチリレン−β−D−グルコピラノースと
縮合させ、次に少なくとも4′−保護基を除去すること
により得られる。意外にもまた格別なことに、本発明者
等は4′−デメチルエピポドフイロトキシンの4′−フ
ェノール性水酸基をホスフェートトリエステルの形態で
保護し、このものは、グルコピラノシル部分と縮合させ
た後、開裂してエトポシド4′−ホスフェートを直接提
供し得ることを見い出した。本発明の方法では、4′−
デメチルエピポドフイロトキシの4′−フェノール性水
酸基を別個に保護し、そして脱保護する必要がなくな
り、それでエトポシド4′−ホスフェートの製造のため
の他の既知技術の方法にまさるより経済的でかつ効率の
よいルートを与える。
−保護基4′−デメチルエピポドフイロトキシンを水酸
基保護されたエチリレン−β−D−グルコピラノースと
縮合させ、次に少なくとも4′−保護基を除去すること
により得られる。意外にもまた格別なことに、本発明者
等は4′−デメチルエピポドフイロトキシンの4′−フ
ェノール性水酸基をホスフェートトリエステルの形態で
保護し、このものは、グルコピラノシル部分と縮合させ
た後、開裂してエトポシド4′−ホスフェートを直接提
供し得ることを見い出した。本発明の方法では、4′−
デメチルエピポドフイロトキシの4′−フェノール性水
酸基を別個に保護し、そして脱保護する必要がなくな
り、それでエトポシド4′−ホスフェートの製造のため
の他の既知技術の方法にまさるより経済的でかつ効率の
よいルートを与える。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、式(IV)
【化10】 (式中2個のR1a基は一緒になってC1−5アルキリ
デンを示す)を有する化合物またはその製薬上許容し得
る塩あるいはその溶媒和物の製法において、式(II)
デンを示す)を有する化合物またはその製薬上許容し得
る塩あるいはその溶媒和物の製法において、式(II)
【化11】 (式中R1は水酸基保護基であり、あるいは2個のR1
基は一緒になってC1−5アルキリデンを示し、そして
R2は水酸基保護基である)を有する化合物を式(II
I)
基は一緒になってC1−5アルキリデンを示し、そして
R2は水酸基保護基である)を有する化合物を式(II
I)
【化12】 (式中R3はホスフェート保護基である)を有する化合
物とルイス酸の存在下に反応させて式(I)
物とルイス酸の存在下に反応させて式(I)
【化13】 を有する化合物を形成させ;水酸基保護基を除去し、そ
して、R1が水酸基保護基である場合、得られた生成物
を炭素原子1〜5個を有するカルボニル化合物またはそ
のアセタールもしくはケタール均等物と反応させ;ホス
フェート保護基を除去することを特徴とする上記製法に
関する。
して、R1が水酸基保護基である場合、得られた生成物
を炭素原子1〜5個を有するカルボニル化合物またはそ
のアセタールもしくはケタール均等物と反応させ;ホス
フェート保護基を除去することを特徴とする上記製法に
関する。
【0007】本発明の他の特徴によれば、式(I)の保
護された4′−デメチルエピポドフイロトキシングルコ
シド4′−ホスフェート中間体の新規な製法が提供さ
れ、この製法は式(II)の水酸基保護グルコピラノー
スをルイス酸の存在下にホスフェート保護4′−デメチ
ルポドフイロトキシン4′−ホスフェートと反応させる
ことを特徴とする。
護された4′−デメチルエピポドフイロトキシングルコ
シド4′−ホスフェート中間体の新規な製法が提供さ
れ、この製法は式(II)の水酸基保護グルコピラノー
スをルイス酸の存在下にホスフェート保護4′−デメチ
ルポドフイロトキシン4′−ホスフェートと反応させる
ことを特徴とする。
【0008】本発明はまた式(I)および(II)の新
規な化合物も企図している。
規な化合物も企図している。
【0009】本発明によれば、4′−デメチルエピポド
フイロトキシングルコシド4′−ホスフェート、その製
薬上許容し得る塩またはその溶媒和物の改良製法が提供
され、特に、本発明の方法はエトポシド4′−ホスフェ
ート(その製薬上許容し得る塩および溶媒和物を包含)
の製造に適している。本文で使用される「製薬上許容し
得る塩」なる用語は、モノ−またはジ−アルカリ金属塩
およびアルカリ土類金属塩を包含し、好ましくは製薬上
許容し得る塩はジナトリウム塩である。「溶媒和物」は
有機溶媒例えばエタノールからまたは水(水和物)から
の晶出または再結晶により形成される。「アルキリデ
ン」なる用語は、直鎖および有枝鎖炭素鎖、例えばエチ
リデン、プロピリデンおよびイソプロピリデンを包含す
る。「4′−デメチルポドフイロトキシ」なる用語は、
他に特定されない限り、4′−デメチルポドフイロトキ
シおよび4′−デメチルエピポドフイロトキシンを個別
にあるいはその混合物として包含するものと解される。
フイロトキシングルコシド4′−ホスフェート、その製
薬上許容し得る塩またはその溶媒和物の改良製法が提供
され、特に、本発明の方法はエトポシド4′−ホスフェ
ート(その製薬上許容し得る塩および溶媒和物を包含)
の製造に適している。本文で使用される「製薬上許容し
得る塩」なる用語は、モノ−またはジ−アルカリ金属塩
およびアルカリ土類金属塩を包含し、好ましくは製薬上
許容し得る塩はジナトリウム塩である。「溶媒和物」は
有機溶媒例えばエタノールからまたは水(水和物)から
の晶出または再結晶により形成される。「アルキリデ
ン」なる用語は、直鎖および有枝鎖炭素鎖、例えばエチ
リデン、プロピリデンおよびイソプロピリデンを包含す
る。「4′−デメチルポドフイロトキシ」なる用語は、
他に特定されない限り、4′−デメチルポドフイロトキ
シおよび4′−デメチルエピポドフイロトキシンを個別
にあるいはその混合物として包含するものと解される。
【0010】本発明の方法は、式(III)のホスフェ
ート保護4′−デメチルポドフイロトキシンを式(I
I)の水酸基保護グルコピラノースとルイス酸の存在下
に反応させて式(I)の中間体を提供することを包含す
る。次に、中間体上の水酸基およびホスフェート保護基
を除去して直接式(IV)の4′−デメチルエピポドフ
イロトキシングルコシド4′−ホスフェートを生成さ
せ、2個のR1基が一緒になってC1−5アルキリデン
を示している場合、あるいはR1が水酸基保護基である
場合、生成物を適当なカルボニル化合物あるいはそのア
セタールまたはケタール均等物と反応させて式(IV)
の化合物を得る。
ート保護4′−デメチルポドフイロトキシンを式(I
I)の水酸基保護グルコピラノースとルイス酸の存在下
に反応させて式(I)の中間体を提供することを包含す
る。次に、中間体上の水酸基およびホスフェート保護基
を除去して直接式(IV)の4′−デメチルエピポドフ
イロトキシングルコシド4′−ホスフェートを生成さ
せ、2個のR1基が一緒になってC1−5アルキリデン
を示している場合、あるいはR1が水酸基保護基である
場合、生成物を適当なカルボニル化合物あるいはそのア
セタールまたはケタール均等物と反応させて式(IV)
の化合物を得る。
【0011】式(I)および(III)の化合物におい
て、ホスフェート(りん酸)保護基は当該分野で知られ
ているいずれであってもよく、この例として限定的では
ないが2,2,2−トリクロロエチル、フェニル、置換
フェニル、ベンジルおよび置換ベンジルが包含され、そ
して置換分はメトキシ、ニトロおよびメチルから選択さ
れる基の1種またはそれ以上であってよい。好ましく
は、ホスフェート保護基はフェニルまたはベンジルであ
り、そして最も好ましくはベンジルである。
て、ホスフェート(りん酸)保護基は当該分野で知られ
ているいずれであってもよく、この例として限定的では
ないが2,2,2−トリクロロエチル、フェニル、置換
フェニル、ベンジルおよび置換ベンジルが包含され、そ
して置換分はメトキシ、ニトロおよびメチルから選択さ
れる基の1種またはそれ以上であってよい。好ましく
は、ホスフェート保護基はフェニルまたはベンジルであ
り、そして最も好ましくはベンジルである。
【0012】式(I)および(II)の化合物におい
て、水酸基(ヒドロキシ)保護基は通常使用されている
いずれであってもよく、そして限定的ではないがエーテ
ル例えばメチル、t−ブチル、ベンジル、p−メトキシ
ベンジル、p−ニトロベンジル、アリル、トリチル、メ
トキシメチル、メトキシエトキシメチル、エトキシエチ
ル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル
およびトリアルキルシリルエーテル例えばトリメチルシ
リルエーテルおよびt−ブチルジメチルシリル;エステ
ル例えばアセチル、フェニルアセチル、ホルミル、モノ
−、ジ−およびトリハロアセチル例えばクロロアセチ
ル、ジクロロアセチル、トリクロロアセチル、トリフル
オロアセチル;およびカーボネート例えばメチル、エチ
ル、2,2,2−トリクロロエチル、ベンジルおよびp
−ニトロフェニルが包含される。更に好ましくは、ヒド
ロキシ保護基はポドフイロトキシン化学で普通に使用さ
れているものであり、あげることのできる例には限定的
ではないがベンジル;エステル例えばC1−3アルカノ
イルおよびハロゲン化C2−3アルカノイル基例えばホ
ルミル、アセチル、モノー、ジーおよびトリハロアセチ
ル;およびC1−3アルキルまたはハロゲン化C1−3
アルキルカーボネート例えばエチルおよびモノ−、ジ−
およびトリハロエチルカーボネートが包含される。ハロ
ゲンにはフッ素、臭素、塩素およびヨウ素が包含され
る。最も好ましくは、水酸基保護基は2,2,2−トリ
クロロエチルカーボネート(すなわち、2,2,2−ト
リクロロ−エトキシカルボニル基)である。
て、水酸基(ヒドロキシ)保護基は通常使用されている
いずれであってもよく、そして限定的ではないがエーテ
ル例えばメチル、t−ブチル、ベンジル、p−メトキシ
ベンジル、p−ニトロベンジル、アリル、トリチル、メ
トキシメチル、メトキシエトキシメチル、エトキシエチ
ル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル
およびトリアルキルシリルエーテル例えばトリメチルシ
リルエーテルおよびt−ブチルジメチルシリル;エステ
ル例えばアセチル、フェニルアセチル、ホルミル、モノ
−、ジ−およびトリハロアセチル例えばクロロアセチ
ル、ジクロロアセチル、トリクロロアセチル、トリフル
オロアセチル;およびカーボネート例えばメチル、エチ
ル、2,2,2−トリクロロエチル、ベンジルおよびp
−ニトロフェニルが包含される。更に好ましくは、ヒド
ロキシ保護基はポドフイロトキシン化学で普通に使用さ
れているものであり、あげることのできる例には限定的
ではないがベンジル;エステル例えばC1−3アルカノ
イルおよびハロゲン化C2−3アルカノイル基例えばホ
ルミル、アセチル、モノー、ジーおよびトリハロアセチ
ル;およびC1−3アルキルまたはハロゲン化C1−3
アルキルカーボネート例えばエチルおよびモノ−、ジ−
およびトリハロエチルカーボネートが包含される。ハロ
ゲンにはフッ素、臭素、塩素およびヨウ素が包含され
る。最も好ましくは、水酸基保護基は2,2,2−トリ
クロロエチルカーボネート(すなわち、2,2,2−ト
リクロロ−エトキシカルボニル基)である。
【0013】式(III)の化合物は、4′−デメチル
ポドフイロトキシンをクロロホスフェートClP(O)
(OR3)2(ここでR3は先の定義のとおりである)
と反応させることによって得られる。反応は酸脱除剤例
えば3級アミン塩基例えばジイソプロピルエチルアミン
の存在下に周囲の温度で不活性有機溶剤例えばアセトニ
トリル中で行われる。この一般的方法の例示として、ア
セトニトリル中ジイソプロピルエチルアミンの存在下に
4′−デメチルエピポドフイロトキシンとジフェニルク
ロロホスフェートとの反応により4′−デメチルエピポ
ドフイロトキシン4′−ジフェニルホスフェートの生成
があげられる。
ポドフイロトキシンをクロロホスフェートClP(O)
(OR3)2(ここでR3は先の定義のとおりである)
と反応させることによって得られる。反応は酸脱除剤例
えば3級アミン塩基例えばジイソプロピルエチルアミン
の存在下に周囲の温度で不活性有機溶剤例えばアセトニ
トリル中で行われる。この一般的方法の例示として、ア
セトニトリル中ジイソプロピルエチルアミンの存在下に
4′−デメチルエピポドフイロトキシンとジフェニルク
ロロホスフェートとの反応により4′−デメチルエピポ
ドフイロトキシン4′−ジフェニルホスフェートの生成
があげられる。
【0014】式(II)の出発物質の1−位における立
体化学配位は限定的なものではなく、本発明の条件下式
(II)の化合物と式(III)の化合物との縮合によ
り一般に1−位で所望の配位を有する生成物、すなわち
エピポドフイロトキシンが結果として得られる。それ
で、出発物質はホスフェート保護4′−デメチルエピポ
ドフイロトキシン、ホスフェート保護4′−デメチルポ
ドフイロトキシンあるいはその混合物であってよい。
体化学配位は限定的なものではなく、本発明の条件下式
(II)の化合物と式(III)の化合物との縮合によ
り一般に1−位で所望の配位を有する生成物、すなわち
エピポドフイロトキシンが結果として得られる。それ
で、出発物質はホスフェート保護4′−デメチルエピポ
ドフイロトキシン、ホスフェート保護4′−デメチルポ
ドフイロトキシンあるいはその混合物であってよい。
【0015】式(II)のテトラ−O−保護β−D−グ
ルコピラノース誘導体およびその製造方法は当該分野で
周知である。2個のR1基が一緒になってC1−5アル
キリデンを示す式(II)の化合物はまた既知の方法に
よって製造される。例えば、酸触媒の存在下にグルコー
スを適当なカルボニル化合物あるいはそのアセタールま
たはケタール均等物と反応させて環状アセタールを形成
させ、次にR2水酸基保護基を導入することによって製
造される。カルボニル化合物は例えばアセトアルデヒ
ド、プロピオンアルデヒド、またはアセトンおよびその
均等物例えばパラアルデヒド、アセトアルデヒドジメチ
ルアセタールおよびアセトンジメチルアセタールであり
得る。それで、例として、D−グルコースを鉱酸例えば
硫酸の存在下にパラアルデヒドで処理して4,6−O−
エチリデン−D−グルコースとし、これを水酸化ナトリ
ウム次いでベンジルクロロホルメートで処理してアノマ
ー性水酸基をベンジルカーボネートに変換する。形成さ
れた化合物を2,2,2−トリクロロエチルクロロホル
メートで処理し、そして得られた生成物を接触水添に付
して4,6−O−エチリデン−2,3−ビス−O−
(2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル)−β−
D−グルコピラノースとする。この化合物は特開昭53
−225,096号にも開示されている。
ルコピラノース誘導体およびその製造方法は当該分野で
周知である。2個のR1基が一緒になってC1−5アル
キリデンを示す式(II)の化合物はまた既知の方法に
よって製造される。例えば、酸触媒の存在下にグルコー
スを適当なカルボニル化合物あるいはそのアセタールま
たはケタール均等物と反応させて環状アセタールを形成
させ、次にR2水酸基保護基を導入することによって製
造される。カルボニル化合物は例えばアセトアルデヒ
ド、プロピオンアルデヒド、またはアセトンおよびその
均等物例えばパラアルデヒド、アセトアルデヒドジメチ
ルアセタールおよびアセトンジメチルアセタールであり
得る。それで、例として、D−グルコースを鉱酸例えば
硫酸の存在下にパラアルデヒドで処理して4,6−O−
エチリデン−D−グルコースとし、これを水酸化ナトリ
ウム次いでベンジルクロロホルメートで処理してアノマ
ー性水酸基をベンジルカーボネートに変換する。形成さ
れた化合物を2,2,2−トリクロロエチルクロロホル
メートで処理し、そして得られた生成物を接触水添に付
して4,6−O−エチリデン−2,3−ビス−O−
(2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル)−β−
D−グルコピラノースとする。この化合物は特開昭53
−225,096号にも開示されている。
【0016】式(II)の保護されたグルコピラノース
と式(III)の保護された4′−デメチルポドフイロ
トキシン4′−ホスフェートとのカップリングにより式
(I)の化合物を形成させることは、不活性有機溶媒中
ルイス酸好ましくは三フッ化ホウ素エーテレートの存在
下で行われる。溶媒は好ましくはハロゲン化炭化水素例
えば塩化メチレン、ジクロロエタンまたはクロロホルム
である。反応温度は典型的には0℃以下、適当には約−
15℃乃至約−25℃である。
と式(III)の保護された4′−デメチルポドフイロ
トキシン4′−ホスフェートとのカップリングにより式
(I)の化合物を形成させることは、不活性有機溶媒中
ルイス酸好ましくは三フッ化ホウ素エーテレートの存在
下で行われる。溶媒は好ましくはハロゲン化炭化水素例
えば塩化メチレン、ジクロロエタンまたはクロロホルム
である。反応温度は典型的には0℃以下、適当には約−
15℃乃至約−25℃である。
【0017】次に、式(I)の化合物のヒドロキシおよ
びホスフェート保護基を除去して相当する4′−デメチ
ルエピポドフイロトキシングルコシド4′−ホスフェー
ト誘導体とする。脱保護は当該分野で周知の方法で実施
することができ、そして、あげることのできる例には、
加水分解、水素添加、水素化分解、還元等が包含され
る。例えば、2,2,2−トリクロロエトキシカルボニ
ルヒドロキシ保護基は亜鉛試薬例えば亜鉛および酢酸で
除去することができ;フェニルおよびベンジルホスフェ
ート保護基は接触水素化分解により除去することがで
き;そしてベンジル基はまたパラジウム付き炭素および
試薬例えば1,4−シクロヘキサジエンおよび1−メチ
ル−1,4−シクロヘキサジエンを用いて接触交換水添
により除去することもできる。保護基の性状に基づい
て、脱保護は引き続いて実施することができ、この場合
除去の順序は特に限定はなく、また適当ならば、保護基
を1工程で除去する。
びホスフェート保護基を除去して相当する4′−デメチ
ルエピポドフイロトキシングルコシド4′−ホスフェー
ト誘導体とする。脱保護は当該分野で周知の方法で実施
することができ、そして、あげることのできる例には、
加水分解、水素添加、水素化分解、還元等が包含され
る。例えば、2,2,2−トリクロロエトキシカルボニ
ルヒドロキシ保護基は亜鉛試薬例えば亜鉛および酢酸で
除去することができ;フェニルおよびベンジルホスフェ
ート保護基は接触水素化分解により除去することがで
き;そしてベンジル基はまたパラジウム付き炭素および
試薬例えば1,4−シクロヘキサジエンおよび1−メチ
ル−1,4−シクロヘキサジエンを用いて接触交換水添
により除去することもできる。保護基の性状に基づい
て、脱保護は引き続いて実施することができ、この場合
除去の順序は特に限定はなく、また適当ならば、保護基
を1工程で除去する。
【0018】R1が水酸基保護基である場合、水酸基保
護基を除去した後に生成された化合物を酸触媒の存在下
で適当なカルボニル化合物、例えばアセトアルデヒド、
プロピオンアルデヒド、アセトンあるいはそのアセター
ルもしくはケタール均等物例えばパラアルデヒド、アセ
トアルデヒドジメチルアセタール、およびアセトンジメ
チルアセタールと反応させて式(IV)の相当する化合
物を形成させる。
護基を除去した後に生成された化合物を酸触媒の存在下
で適当なカルボニル化合物、例えばアセトアルデヒド、
プロピオンアルデヒド、アセトンあるいはそのアセター
ルもしくはケタール均等物例えばパラアルデヒド、アセ
トアルデヒドジメチルアセタール、およびアセトンジメ
チルアセタールと反応させて式(IV)の相当する化合
物を形成させる。
【0019】本発明の方法の例示である特別な一態様で
は、4′−デメチルエピポドフイロトキシン4′−ジフ
ェニルホスフェートを三フッ化ホウ素エーテレートの存
在下にジクロロエタン中−20℃で4,6−O−エチリ
デン−2,3−ビス−O−(2,2,2−トリクロロエ
トキシカルボニル)−D−グルコピラノースと反応させ
て2,3−ビス−O−(2,2,2−トリクロロエトキ
シカルボニル)エトポシド4′−ジフェニルホスフェー
トを生成させる。亜鉛および酢酸で処理して2,2,2
−トリクロロエトキシカルボニル基を除去し、次いで接
触水素化分解してフェニル基を除去すると、エトポシド
4′−ホスフェートが得られる。別の例では、ベンジル
基をホスフェート保護基として使用し、この基を例えば
パラジウム付き炭素および1−メチル−1,4−シクロ
ヘキサジエンにより接触交換(トランスファー)水素添
加によって除去する。
は、4′−デメチルエピポドフイロトキシン4′−ジフ
ェニルホスフェートを三フッ化ホウ素エーテレートの存
在下にジクロロエタン中−20℃で4,6−O−エチリ
デン−2,3−ビス−O−(2,2,2−トリクロロエ
トキシカルボニル)−D−グルコピラノースと反応させ
て2,3−ビス−O−(2,2,2−トリクロロエトキ
シカルボニル)エトポシド4′−ジフェニルホスフェー
トを生成させる。亜鉛および酢酸で処理して2,2,2
−トリクロロエトキシカルボニル基を除去し、次いで接
触水素化分解してフェニル基を除去すると、エトポシド
4′−ホスフェートが得られる。別の例では、ベンジル
基をホスフェート保護基として使用し、この基を例えば
パラジウム付き炭素および1−メチル−1,4−シクロ
ヘキサジエンにより接触交換(トランスファー)水素添
加によって除去する。
【0020】式(V)の4′−デメチルエピポドフイロ
トキシグルコシド4′−ホスフェートは、適当な陽イオ
ン源と接触させることによりその製薬上許容し得る塩に
変換することができ;例えば塩基例えば炭酸ナトリウム
で処理することによりそのナトリウム塩の形成が生じ
る。式(IV)の4′−デメチルエピポドフイロトキシ
ングルコシド4′−ホスフェートの溶媒和物はまた有機
溶媒または水から晶出または再結晶により得られる。そ
れで、例えば、エトポシド4′−ホスフェートのジエタ
ノレートは、エタノール含有溶媒系中のエトポシド4′
−ホスフェートの飽和溶液から得ることができる。
トキシグルコシド4′−ホスフェートは、適当な陽イオ
ン源と接触させることによりその製薬上許容し得る塩に
変換することができ;例えば塩基例えば炭酸ナトリウム
で処理することによりそのナトリウム塩の形成が生じ
る。式(IV)の4′−デメチルエピポドフイロトキシ
ングルコシド4′−ホスフェートの溶媒和物はまた有機
溶媒または水から晶出または再結晶により得られる。そ
れで、例えば、エトポシド4′−ホスフェートのジエタ
ノレートは、エタノール含有溶媒系中のエトポシド4′
−ホスフェートの飽和溶液から得ることができる。
【0021】本発明の他の特徴によれば、式(I)
【化14】 (式中、R1は水酸基保護基であるか、または2個のR
1基は一緒になってC1−5アルキリデンを示し;R2
は水酸基保護基であり;そしてR3はホスフェート保護
基である)を有する新規な化合物が提供される。好まし
くは、R1はC1−5アルキリデンであり、R2はベン
ジル、C1−3アルカノイル、ハロゲン化C1−3アル
カノイル、C1−3アルコキシカルボニルおよびハロゲ
ン化C1−3アルコキシカルボニルから選択される水酸
基保護基であり、そしてR3はフェニル、置換フェニ
ル、ベンジルおよび置換ベンジルから選択される。更に
好ましくは、R2はハロゲン化エトキシカルボニルであ
り、そしてR3はフェニルまたはベンジルであり、最も
好ましくは、2個のR1は一緒になってエチリデンを示
し、R2は2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル
であり、そしてR3がベンジルである。
1基は一緒になってC1−5アルキリデンを示し;R2
は水酸基保護基であり;そしてR3はホスフェート保護
基である)を有する新規な化合物が提供される。好まし
くは、R1はC1−5アルキリデンであり、R2はベン
ジル、C1−3アルカノイル、ハロゲン化C1−3アル
カノイル、C1−3アルコキシカルボニルおよびハロゲ
ン化C1−3アルコキシカルボニルから選択される水酸
基保護基であり、そしてR3はフェニル、置換フェニ
ル、ベンジルおよび置換ベンジルから選択される。更に
好ましくは、R2はハロゲン化エトキシカルボニルであ
り、そしてR3はフェニルまたはベンジルであり、最も
好ましくは、2個のR1は一緒になってエチリデンを示
し、R2は2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル
であり、そしてR3がベンジルである。
【0022】本発明の別の特徴によれば、式(III)
【化15】 (式中、R3はホスフェート保護基である)を有する新
規な化合物が提供される。好ましくは、R3はフェニ
ル、置換フェニル、ベンジル、置換ベンジルおよび2,
2,2−トリクロロエチルから選択され、更に好ましく
は、R3はフェニルまたはベンジルであり、最も好まし
くはR3はベンジルである。
規な化合物が提供される。好ましくは、R3はフェニ
ル、置換フェニル、ベンジル、置換ベンジルおよび2,
2,2−トリクロロエチルから選択され、更に好ましく
は、R3はフェニルまたはベンジルであり、最も好まし
くはR3はベンジルである。
【0023】
【実施例】次に実施例をあげて本発明を更に詳しく説明
する。これらの実施例は本発明の範囲をどのようにも限
定するものと解すべきではない。
する。これらの実施例は本発明の範囲をどのようにも限
定するものと解すべきではない。
【0024】実施例1 4′−デメチルエピポドフイロトキシン−4′−ジフエ
ニルホスフェート(化合物1) ヘルブ・シム・アクタ(Helv.Chim.Act
a)、152巻、944頁、1969年に記載の如くに
ポドフイロトキシンから製造した4′−デメチルエピポ
ドフイロトキシン(1.44g)の乾燥アセトニトリル
(25ml)の溶液にジイソプロピルエチルアミン(9
41μl)およびジフェニルクロロホスフェート(82
1μl)を加えた。混合物を室温で16時間かくはん
し、そして真空濃縮した。残渣をCH2Cl2に溶解
し、そしてH2Oおよび食塩水で洗った。CH2Cl2
中の2%MeOHを用いるシリカゲルでの中圧クロマト
グラフィーで精製し次いでヘキサン中EtOAcから晶
出させた。純粋な1の最適化していない収量は700m
g(約30%)であった。
ニルホスフェート(化合物1) ヘルブ・シム・アクタ(Helv.Chim.Act
a)、152巻、944頁、1969年に記載の如くに
ポドフイロトキシンから製造した4′−デメチルエピポ
ドフイロトキシン(1.44g)の乾燥アセトニトリル
(25ml)の溶液にジイソプロピルエチルアミン(9
41μl)およびジフェニルクロロホスフェート(82
1μl)を加えた。混合物を室温で16時間かくはん
し、そして真空濃縮した。残渣をCH2Cl2に溶解
し、そしてH2Oおよび食塩水で洗った。CH2Cl2
中の2%MeOHを用いるシリカゲルでの中圧クロマト
グラフィーで精製し次いでヘキサン中EtOAcから晶
出させた。純粋な1の最適化していない収量は700m
g(約30%)であった。
【0025】1H−NMR(CDCl3)δ 7.35
−7.15(m,10H),6.81(s,1H),
6,43(s,1H),6.23(s,2H),5.9
4(d,2H),4.78(t,1H),4.54
(d,1H,J=5Hz),4.35−4.20(m,
2H),3.48(s,6H),3.24(dd,1
H,J=13.2および5Hz),2.73−2.63
(m,1H),1.97(d,1H,OH). HRMS C33H30O11Pに対する計算値(M+
H):633.1526 実験値:633.1532
−7.15(m,10H),6.81(s,1H),
6,43(s,1H),6.23(s,2H),5.9
4(d,2H),4.78(t,1H),4.54
(d,1H,J=5Hz),4.35−4.20(m,
2H),3.48(s,6H),3.24(dd,1
H,J=13.2および5Hz),2.73−2.63
(m,1H),1.97(d,1H,OH). HRMS C33H30O11Pに対する計算値(M+
H):633.1526 実験値:633.1532
【0026】実施例2 4′−デメチルエピポロフイロトキシン−4′−ジベン
ジルホスフェート(化合物2) 等モル量のN−クロロスクシンイミドおよびジベンジル
ホスファイトからCH2Cl2(150ml)中20分
間還流させてジベンジルクロロホスフェート(6当量)
を新たに調製した。この混合物を濾過し、そして濾液を
乾燥アセトニトリル中の4′−デメチルエピポドフイロ
トキシン(1.22g)、ジイソプロピルエチルアミン
(1.7ml)および4−ジメチルアミノピリジン(3
7mg)の溶液に加えた。混合物を16時間かくはん
し、次にCH2Cl2と飽和NaHCO3とで分配し
た。有機抽出液をH2Oおよび食塩水で洗い、そして乾
燥した(Na2SO4)。CH2Cl2中の1%MeO
Hを用いるシリカゲルでのフラッシュ・クロマトグラフ
ィーにより精製し、次にEtOAc、CH2Cl2中の
10%MeOHからの晶出、次いでEtOAc、CH2
Cl2中の10%MeOHおよびヘキサンからの晶出を
行った。純粋な2の最適化していない収量は760mg
(約38%)であった。
ジルホスフェート(化合物2) 等モル量のN−クロロスクシンイミドおよびジベンジル
ホスファイトからCH2Cl2(150ml)中20分
間還流させてジベンジルクロロホスフェート(6当量)
を新たに調製した。この混合物を濾過し、そして濾液を
乾燥アセトニトリル中の4′−デメチルエピポドフイロ
トキシン(1.22g)、ジイソプロピルエチルアミン
(1.7ml)および4−ジメチルアミノピリジン(3
7mg)の溶液に加えた。混合物を16時間かくはん
し、次にCH2Cl2と飽和NaHCO3とで分配し
た。有機抽出液をH2Oおよび食塩水で洗い、そして乾
燥した(Na2SO4)。CH2Cl2中の1%MeO
Hを用いるシリカゲルでのフラッシュ・クロマトグラフ
ィーにより精製し、次にEtOAc、CH2Cl2中の
10%MeOHからの晶出、次いでEtOAc、CH2
Cl2中の10%MeOHおよびヘキサンからの晶出を
行った。純粋な2の最適化していない収量は760mg
(約38%)であった。
【0027】1H−NMR(CDCl3)δ 7.37
−7.27(m,10H),6.83(s,1H),
6,49(s,1H),6.27(s,2H),5.9
6(d,2H),5.25−5.17(m,4H),
4.82(d,1H,J=3.3Hz),4.60
(d,1H,J=5Hz),4.40−4.30(m,
2H),3.62(s,6H),3.28(dd,1
H,J=13および5Hz),2.77−2.68
(m,1H). 質量スペクトル、m/e=661(M++H).
−7.27(m,10H),6.83(s,1H),
6,49(s,1H),6.27(s,2H),5.9
6(d,2H),5.25−5.17(m,4H),
4.82(d,1H,J=3.3Hz),4.60
(d,1H,J=5Hz),4.40−4.30(m,
2H),3.62(s,6H),3.28(dd,1
H,J=13および5Hz),2.77−2.68
(m,1H). 質量スペクトル、m/e=661(M++H).
【0028】実施例3 2″,3″−ビス−O−〔(2,2,2−トリクロロエ
トキシ)カルボニル〕−エトポシド−4′−ジフェニル
ホスフェート(化合物3) アルゴン下−20℃の乾燥1,2−ジクロロエタン
(0.5ml)中の化合物1(50mg)および4,6
−O−エチリデン−2,3−ビス−O−〔(2,2,2
−トリクロロエトキシ)カルボニル〕−β−D−グルコ
ピラノース(45mg)の懸濁液に三フッ化ホウ素エー
テレート(27μl)を5分かけて滴加した。−20℃
で2時間後に、混合物をピリジン(50μl)で急冷
し、そして室温に上昇させた。混合物をCH2Cl
2(20ml)で希釈し、冷1NHCl(2X)、H2
Oおよび食塩水で洗浄し、そして乾燥した(MgS
O4)。CH2Cl2中1%MeOHを用いる調製TL
Cで精製すると純粋な標記化合物3が74.5mg(8
0.5%)得られた。
トキシ)カルボニル〕−エトポシド−4′−ジフェニル
ホスフェート(化合物3) アルゴン下−20℃の乾燥1,2−ジクロロエタン
(0.5ml)中の化合物1(50mg)および4,6
−O−エチリデン−2,3−ビス−O−〔(2,2,2
−トリクロロエトキシ)カルボニル〕−β−D−グルコ
ピラノース(45mg)の懸濁液に三フッ化ホウ素エー
テレート(27μl)を5分かけて滴加した。−20℃
で2時間後に、混合物をピリジン(50μl)で急冷
し、そして室温に上昇させた。混合物をCH2Cl
2(20ml)で希釈し、冷1NHCl(2X)、H2
Oおよび食塩水で洗浄し、そして乾燥した(MgS
O4)。CH2Cl2中1%MeOHを用いる調製TL
Cで精製すると純粋な標記化合物3が74.5mg(8
0.5%)得られた。
【0029】IR(KBr) 1778,1600,1
488,1284,1260,1232,1190,1
162,1132,958,822,774 c
m−1.1 H−NMR(CDCl3)δ 7.35−7.15
(m,10H),6.72(s,1H),6,47
(s,1H),6.15(s,2H),5.98(s,
2H),4.88(d,1H),4.82−4.45
(m,7H),4.35(m,1H),4.25−4.
18(m,2H),3.80−3.49(m,4H),
3.48(s,6H)3.41−3.37(m,1
H),3.13(dd,1H,J=14.1および5.
2Hz),2.86−2.76(m,1H),1.31
(d,3H,J=5Hz). 質量スペクトル、m/e=1171(M++H).
488,1284,1260,1232,1190,1
162,1132,958,822,774 c
m−1.1 H−NMR(CDCl3)δ 7.35−7.15
(m,10H),6.72(s,1H),6,47
(s,1H),6.15(s,2H),5.98(s,
2H),4.88(d,1H),4.82−4.45
(m,7H),4.35(m,1H),4.25−4.
18(m,2H),3.80−3.49(m,4H),
3.48(s,6H)3.41−3.37(m,1
H),3.13(dd,1H,J=14.1および5.
2Hz),2.86−2.76(m,1H),1.31
(d,3H,J=5Hz). 質量スペクトル、m/e=1171(M++H).
【0030】実施例4 2″,3″−ビス−O−〔(2,2,2−トリクロロエ
トキシ)カルボニル〕−エトポシド−4′−ジベンジル
ホスフェート(化合物4) 乾燥1,2−ジクロロエタン(1.5ml)中の化合物
2(145mg)および4,6−O−エチリデン−2,
3−ビス−O−〔(2,2,2−トリクロロエ トキ
シ)カルボニル〕−β−D−グルコピラノース(135
mg)の三フッ化ホウ素エーテレート(74μl)と共
に用いて、実施例3に記載の操作を繰り返すと純粋な標
記化合物4が240mg得られた。
トキシ)カルボニル〕−エトポシド−4′−ジベンジル
ホスフェート(化合物4) 乾燥1,2−ジクロロエタン(1.5ml)中の化合物
2(145mg)および4,6−O−エチリデン−2,
3−ビス−O−〔(2,2,2−トリクロロエ トキ
シ)カルボニル〕−β−D−グルコピラノース(135
mg)の三フッ化ホウ素エーテレート(74μl)と共
に用いて、実施例3に記載の操作を繰り返すと純粋な標
記化合物4が240mg得られた。
【0031】IR(KBr) 1768,1599,1
505,1485,1458,1420,1381,1
338,1260,1229,938,818 cm
−1.1 H−NMR(CDCl3) 7.35−7.25
(m,10H),6.75(s,1H),6,51
(s,1H),6.22(s,2H),5.98(s,
2H),5.24−5.14(m,4H),4.91
(d,1H),4.83−4.47(m,7H),4.
37(m,1H),4.24−4.20(m,2H),
3.80−3.45(m,4H)3.62(s,6
H),3.44−3.35(m,1H),3.15(d
d,1H,J=14および5.2Hz),2.88−
2.78(m,1H),1.31(d,3H,J=4.
9Hz). 質量スペクトル、m/e=1199(M++H).
505,1485,1458,1420,1381,1
338,1260,1229,938,818 cm
−1.1 H−NMR(CDCl3) 7.35−7.25
(m,10H),6.75(s,1H),6,51
(s,1H),6.22(s,2H),5.98(s,
2H),5.24−5.14(m,4H),4.91
(d,1H),4.83−4.47(m,7H),4.
37(m,1H),4.24−4.20(m,2H),
3.80−3.45(m,4H)3.62(s,6
H),3.44−3.35(m,1H),3.15(d
d,1H,J=14および5.2Hz),2.88−
2.78(m,1H),1.31(d,3H,J=4.
9Hz). 質量スペクトル、m/e=1199(M++H).
【0032】実施例5 エトポシド4′−ジフェニルホスフェート N2下室温で乾燥THF(8ml)中の化合物3(20
0mg)の溶液に亜鉛末(468mg)次いで酢酸
(4.8ml)を加えた。反応混合物を30分間25−
30℃で音波処理し、次に室温で3時間かくはんした。
混合物をセライトを通して濾過し、そしてCH2Cl2
(200ml)で洗浄した。濾液を飽和NaHCO3、
H2Oおよび食塩水で洗浄し、そして乾燥した(NgS
O4)。真空で蒸発させ次にCH2Cl2中0〜3%M
eOHを用いるシリカゲルでフラッシュ・クロマトグラ
フィーを行うと、純粋な標記化合物116mg(83
%)が得られた。標記化合物をエトポシド4′−ホスフ
ェートに変換することは、米国特許第4,904,76
8号に記載されている。
0mg)の溶液に亜鉛末(468mg)次いで酢酸
(4.8ml)を加えた。反応混合物を30分間25−
30℃で音波処理し、次に室温で3時間かくはんした。
混合物をセライトを通して濾過し、そしてCH2Cl2
(200ml)で洗浄した。濾液を飽和NaHCO3、
H2Oおよび食塩水で洗浄し、そして乾燥した(NgS
O4)。真空で蒸発させ次にCH2Cl2中0〜3%M
eOHを用いるシリカゲルでフラッシュ・クロマトグラ
フィーを行うと、純粋な標記化合物116mg(83
%)が得られた。標記化合物をエトポシド4′−ホスフ
ェートに変換することは、米国特許第4,904,76
8号に記載されている。
【0033】実施例6 エトポシド4′−ジベンジルホスフェート 乾燥ジオキサン(2ml)中の化合物4(152mg)
の溶液、亜鉛末(315mg)および酢酸(1.2m
l)を用いて、実施例5に記載の操作を繰り返すと純粋
な標記化合物126mg(66%)が得られた。
の溶液、亜鉛末(315mg)および酢酸(1.2m
l)を用いて、実施例5に記載の操作を繰り返すと純粋
な標記化合物126mg(66%)が得られた。
【0034】実施例7 エトポシド4′−ホスフェート メタノール(21)中の4′−ジベンジルホスフェート
エトポシド(500g、0.59モル)の溶液をメタノ
ール(I1)中10%Pd/cの懸濁液に加え、そして
懸濁液を約37℃に加熱した。この懸濁液にメタノール
(I1)中の1−メチル−1,4−シクロヘキサジエン
(555g、660m1、5.89モル、10当量)の
溶液をゆっくりと加え、そして懸濁液を40〜45℃
で、TLCにより示されるとおり反応が完了するまで、
かくはんした。反応混合物を濾過し、そして濾液の容量
を濃縮することによりあるいは追加のメタノールを加え
ることにより約11に調節し、得られた溶液を次に無水
メタノール(41)に加えた。溶液をエトポシド4′−
ホスフェート参考標準品で種結晶を入れ、約2.51に
濃縮した。スラリーに無水エタノール(3.51)を加
え、約20℃で18〜72時間かくはんした。固体を濾
集し、無水エタノール(2×250ml)で洗い、そし
て18時間約20℃で真空乾燥するとジエタノレートと
して標記化合物300〜350gが得られた(80〜9
0%収率)。 融点:141〜150℃(溶媒喪失);160〜172
℃(溶融)。 エタノール残渣:11.8%(NMRによる);13.
2%(熱重量分析)。 C29H33O16P・2C2H6Oに対する計算値1
2.1%。 水分含量:カール・フイッシャー法で0.22%。
エトポシド(500g、0.59モル)の溶液をメタノ
ール(I1)中10%Pd/cの懸濁液に加え、そして
懸濁液を約37℃に加熱した。この懸濁液にメタノール
(I1)中の1−メチル−1,4−シクロヘキサジエン
(555g、660m1、5.89モル、10当量)の
溶液をゆっくりと加え、そして懸濁液を40〜45℃
で、TLCにより示されるとおり反応が完了するまで、
かくはんした。反応混合物を濾過し、そして濾液の容量
を濃縮することによりあるいは追加のメタノールを加え
ることにより約11に調節し、得られた溶液を次に無水
メタノール(41)に加えた。溶液をエトポシド4′−
ホスフェート参考標準品で種結晶を入れ、約2.51に
濃縮した。スラリーに無水エタノール(3.51)を加
え、約20℃で18〜72時間かくはんした。固体を濾
集し、無水エタノール(2×250ml)で洗い、そし
て18時間約20℃で真空乾燥するとジエタノレートと
して標記化合物300〜350gが得られた(80〜9
0%収率)。 融点:141〜150℃(溶媒喪失);160〜172
℃(溶融)。 エタノール残渣:11.8%(NMRによる);13.
2%(熱重量分析)。 C29H33O16P・2C2H6Oに対する計算値1
2.1%。 水分含量:カール・フイッシャー法で0.22%。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン エフ カドウー アメリカ合衆国コネチカット州 06492 ウォーリンフォード クオーリー ラン コート 9 (72)発明者 デビッド アール ラングレィ アメリカ合衆国コネチカット州 06450 メリデングラベル ストリート 56 (72)発明者 ミン ミン タン アメリカ合衆国コネチカット州 06511 ニューハーベン コテージ ストリート イ−5 137
Claims (22)
- 【請求項1】 式(IV) 【化1】 (式中2個のR1a基は一緒になってC1−5アルキリ
デンを示す)を有する化合物またはその製薬上許容し得
る塩あるいはその溶媒和物の製法において、式(II) 【化2】 (式中R1は水酸基保護基であり、あるいは2個のR1
基は一緒になってC1−5アルキリデンを示し、そして
R2は水酸基保護基である)を有する化合物を式(II
I) 【化3】 (式中R3はホスフェート保護基である)を有する化合
物とルイス酸の存在下に反応させて式(I) 【化4】 を有する化合物を形成させ;水酸基保護基を除去し、そ
して、R1が水酸基保護基である場合、得られた生成物
を炭素原子1〜5個を有するカルボニル化合物またはそ
のアセタールもしくはケタール均等物と反応させ;ホス
フェート保護基を除去することを特徴とする上記製法。 - 【請求項2】 2個のR1基がC1−5アルキリデンを
示し;R2がベンジル、C1−3アルカノイル、ハロゲ
ン化C1−3アルカノイル、C1−3アルコキシカルボ
ニルおよびハロゲン化C1−3アルコキシカルボニルか
らなる群から選択され;そしてR3がフェニル、置換フ
ェニル、ベンジル、置換ベンジルおよび2,2,2−ト
リクロロエチルからなる群から選択される式(IV)の
化合物を製造する請求項1の方法。 - 【請求項3】 2個のR1基がエチリデンを示し、R2
が2,2,2−トリクロロエトキシカルボニルであり、
そしてR3がフェニルまたはベンジルである式(IV)
の化合物を製造する請求項1の方法。 - 【請求項4】 R3がベンジルである請求項3の方法。
- 【請求項5】 前記ルイス酸が三フッ化ホウ素エーテレ
ートである請求項1の方法。 - 【請求項6】 前記ルイス酸が三フッ化ホウ素エーテレ
ートである請求項2の方法。 - 【請求項7】 前記ルイス酸が三フッ化ホウ素エーテレ
ートである請求項3の方法。 - 【請求項8】 前記ルイス酸が三フッ化ホウ素エーテレ
ートである請求項4の方法。 - 【請求項9】 前記水酸基保護基が亜鉛試薬で除去さ
れ、そして前記ホスフェート保護基が接触水素化分解に
より除去される請求項7の方法。 - 【請求項10】 前記水酸基保護基が亜鉛試薬で除去さ
れ、そして前記ホスフェート保護基が接触交換水素添加
により除去される請求項8の方法。 - 【請求項11】 式(I) 【化5】 を有する化合物の製法において、式(II) 【化6】 を有する化合物を式(III) 【化7】 を有する化合物とルイス酸の存在下に反応させることを
特徴とし、而して上記式中R1は水酸基保護基である
か、または2個のR1基が一緒になってC1−5アルキ
リデンを示し;R2は水酸基保護基であり;そしてR3
はホスフェート保護基であることを特徴とする上記の製
法。 - 【請求項12】 2個のR1基がC1−5アルキリデン
を示し;R2はベンジル、C1−3アルカノイル、ハロ
ゲン化C1−3アルカノイル、C1−3アルコキシカル
ボニルおよびハロゲン化C1−3アルコキシカルボニル
からなる群から選択され;そしてR3はフェニル、置換
フェニル、ベンジル、置換ベンジルおよび2,2,2−
トリクロロエチルからなる群から選択される式(I)の
化合物を製造する請求項11の方法。 - 【請求項13】 2個のR1基がエチリデンを示し;R
2が2,2,2−トリクロロエトキシカルボニルであ
り、そしてR3がフェニルまたはベンジルである式
(I)の化合物を製造する請求項11の方法。 - 【請求項14】 前記ルイス酸が三フッ化ホウ素エーテ
レートである請求項11の方法。 - 【請求項15】 前記ルイス酸が三フッ化ホウ素エーテ
レートである請求項12の方法。 - 【請求項16】 前記ルイス酸が三フッ化ホウ素エーテ
レートである請求項13の方法。 - 【請求項17】 式(I) 【化8】 (式中、R1は水酸基保護基であるか、または2個のR
1基は一緒になってC1−5アルキリデンを示し;R2
は水酸基保護基であり;そしてR3はホスフェート保護
基である)を有する化合物。 - 【請求項18】 2個のR1基が一緒になってC1−5
アルキリデンを示し、R2はベンジル、C1−3アルカ
ノイル、ハロゲン化C1−3アルカノイル、C1−3ア
ルコキシカルボニルおよびハロゲン化C1−3アルコキ
シカルボニルからなる群から選択され;そしてR3はフ
ェニル、置換フェニル、ベンジル、置換ベンジルおよび
2,2,2−トリクロロエチルからなる群から選択され
る請求項17の化合物。 - 【請求項19】 2個のR1基が一緒になってエチリデ
ンを示し、R2が2,2,2−トリクロロエトキシカル
ボニルであり、そしてR3がフェニルまたはベンジルで
ある請求項17の化合物。 - 【請求項20】式(III) 【化9】 (式中R3はホスフェート保護基である)を有する化合
物。 - 【請求項21】 R3がフェニル、置換フェニル、ベン
ジル、置換ベンジルおよび2,2,2−トリクロロエチ
ルからなる群から選択される請求項20の化合物。 - 【請求項22】 R3がフェニルまたはベンジルである
請求項20の化合物。
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