JPH04502492A - 分散系および製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 分散系および製造方法 １■ム１遣 この出願は、１９８７年４月２０日に出願された出願番号第０４０，３７１号の １部継続出願である、１９８８年３月１８日に出願された出願番号１６９，８３ ８号の１部継続出願である。関連する出願は、１９８８年３月１８日に出願され た出願番号第１６９，９１４号である。

本発明は、コロイドまたはコロイド様分散体の製造方法、これによって製造され た製造物およびこの分散体を製造するために用いられる製造物に間するものであ る。

さらに本発明は、さまざまな物質量において通常はお互いに親和性がないとき、 この親和性のなさを消失させる方法に関するものである。上記の先の出願におい て、薬理学的および／または美顔剛的特性をもつ様々な物質は、糖類とともに配 合して糸に引くことにより、易水溶性製造物としている。先の出願に挙げられた 様々な例では、すべて水溶性薬剤および美顔物質を使用することを含み、且つ異 なる物質の溶解する割合を高めるようにされている０色々と挙げられた物質を用 いた実験の結果では、糖類で物質を紡糸すれば、個々の物質が溶解するまたは分 散体となり得る（後者は、コロイドまたはコロイド様分散体を形成する）媒体を 変えられることを発見した。ここに記載されたように分散体が真のコロイド分散 体または単なる疑似的なコロイド分散体であるかそうでないかは、今なお決定す るべきである。明らかであることは、先に記載されている糖類で紡糸した製造物 が水に添加されるとき、この製造物は、自然に水金体に分散し、分散された状態 で残ることである。はとんどの例において、コロイド分散体に関係する一般的な 曇りが見られる。しかし、このことは常におこっているものではない、いくつか の他の新らしい現象が他にも見られる。

水と油は通常混合しない、実際、界面活性剤または乳化剤が存在しなければ、油 性物質は水と混和しないと考えられる。さらに、水溶性のではあるが、油性材料 には不溶性であり、且つこのような材料とは親和性がない物質はたくさんあると 考えられる０例としては、グリセリンとポリエチレングリコールである。しかし 、このような物質類の組み合わせが必要な場合も考えられる１例えば、咳き止め シロップにおけるグリセリンと油性ベースの薬剤製造物との組み合わせである。

もｉ１圓１１ 従って、本発明の目的は、現在知られるすべての界面活性剤または乳化剤を使用 することなく、疎水性物質を水に分散可能にするための方法を提供することであ る。

本発明の他の目的は、自然に水に分散可能であって、コロイドまたはコロイド様 分散体を形成する通常疎水性物質を含む製造物を提供することである。

さらに本発明の他の目的は、現在知られているすべての界面活性剤または乳化剤 を使用することなく、水、少なくとも１つの油性物質、および必要に応じて個々 ”の状態において水溶性であるが、油性物質には親和性のない１つまたはそれ以 上のアダクトを含む、コロイドまたはコロイド様分散体を提供することである。

別の目的は、物質がお互いにまたは水と通常親和性のないものであったとしても 、水の存在下、乳化剤または界面活性剤を必要とせずに１つまたは多くの物質が 配合され得ることを可能にすることである。

他の目的は、続く詳細な記載によって、当業者に見いだされるであろう。

本発明の１つの見地に従って、易水溶性である繊維に紡糸できる１つまたはそれ 以上の糖類および個々の状態が疎水性である原料から実質上なり、該原料は、水 に加えられたときそこで分散し、コロイドまたはコロイド様分散体を形成するよ うに、繊維の集合体に分散または加えられている、紡糸された繊維の集合体が提 供される。

本発明の他の見地に従って、水、少なくとも１つの油性物質、水溶性である少な くとも１つの糖類、および必要に応じて個々の状態で水溶性であるが、前記油性 物質と親和性のない１つまたはそれ以上のアダクトから実質上なるコロイドまた はコロイド様分散体が提供される。

さらに本発明の見地に従って、疎水性物質と、易水溶性である繊維に紡糸できる 糖類とを混合し、続いて前記混合物を、綿状繊維製造機械で加工して、水に添加 したときそこに分散して、コロイドまたはコロイド様分散体を形成する材料の集 合体を得るステップを包含する、疎水性物質を水に分散可能とする方法が提供さ れる。

さらに別の本発明の見地に従って、油性物質と、易水溶性である繊維に紡糸でき る少なくとも１つの糖類とを混合し、続いてこの物質と糖類との混合物を綿状＊ 維製造機械を用いて加工し、製造物の集合体を得て、且つ前記の製造物を水の一 定量に導入することにより、分散体を製造するステップを包含する、コロイドま たはコロイド様であり、且つ水および少なくとも１つの油性物質を含む分散体の 製造方法が提供される。

以下の好適な実施態様の記載を読むことにより、さらに本発明を理解することが できるであろう。

ｆ　ｒ　の；ｔｔ普 同時係属出願番号第１６９，８３８号には、薬剤と、１つまたはそれ以上の水溶 性で溶融紡糸可能な任意の糖類とを配合し、この配合物を紡糸して薬剤として易 溶性の綿状繊維を製造する方法が記載されている。この出願の開示内容をここに 参照として引用する。

本発明に至った典型的な発見は、溶融紡糸可能な糖類と混合され得るいかなる油 性物質は、綿菓子紡糸機械において紡糸されたとき、水に加えられたときまたは そこに水を加えたとき、はとんどコロイド分散体として出現する均質な分散体を 実質上自然に形成するということである。このような分散体の粒子サイズを測定 してみると、これらの粒子は、通常的１．０ミクロンを超えないことを示した１ 本発明は、数多くの実施例の検討によって最も記載且つ理解することができる。

以下の各実施例では、使用した綿状繊維紡糸機械は：ゴールドメダルプロダクツ （Ｇｏｌｄ　Ｍｅｄａｌ　Ｐｒｏｄｕｃｔｓ　）社、シンシナチ（Ｃ１ｎｃｉｎ ｎａｔｉ　）　、オハイオ（Ｏｈｉｏ）でエコノフロスモデル（Ｅｃｏｎｏ　ｆ ｌｏｓｓ　Ｍｏｄｅｌ）　３０１７であった。

他に特記しない限り、各実施例におけるスクロースは“ゴールドメダル（（：ｏ ｌｄ　Ｍｅｄａｌ　）″フロスシュガー（ｆｌｏｓｓｕｇａｒ）　、ジョリーベ リーフレーバー（Ｊｏｌｌｙ　Ｂｅｒｒｙ　ｆｌａｖｏｒ）である、他にとくに 示さない限り、紡糸機械の操作スピードを約３８０　Ｏｒｐｍとしたとき、紡糸 機械におけるグリッド（ｇｌｉｄ）の温度は、約８２．２℃（１８０”Ｆ）であ った。

叉」Ｌ偲」− スクロースの一定量を、“ペルトリ（Ｂｅｒｔｏｌｌｉ　）”という名の１００ ％の純粋オリーブ油に分類された一定量を有する容器中に、オリーブ油２部に対 し、スクロース４部の容量比において入れた。この材料をスプーンで撹拌し、１ ０分間静止状態にし、１０分間隔で５分後、再度撹拌した。続いてこの混合物を 、スクロースのみに通常用いられる加熱の設定で綿状繊維紡糸装置において紡糸 した。オリーブ油の香りをもつ、快適な軟らかい密集した綿状繊維が製造された 。この綿状繊維の一定量を、透明な水の入ったビーカーに入れたとき、この綿状 繊維はもはや透明でない分散体を素早く生成して分散して現れた。１昼夜放１さ せても、分散体は変化せず、未だ均質な曇りがあった。

夫里」」 何も変化させていないスクロースの一定量を、実施例１と同様の条件で綿状繊維 紡糸機械において紡糸し、得られた綿状繊維の一定量を透明な水の入ったビーカ ーに入れた。綿状繊維は、水中で分散したとき、水は完全に透明ではなくなり、 すなわち、糖類は真の溶液に移行した。

寒１１吐■ オリーブ油を同じ量の゛ジョンソン・アンド・ジョンソン”のベビーオイルとし た他は、実施例１の手順を繰り返した。予期した異なる香りを除いては、得られ た水中の分散体は、同様なものであった。

支１■■ 実施例１において製造された綿状繊維の一定量を、１２時間、湿気のある雰囲気 中に露出させたが、明らかな悪化はなかった。油を添加せずに製造した綿状繊維 は、湿気のある雲囲気に比較的短い時間でも明らかに悪化する。このことから、 油を含有させることは、綿状繊維の安定剤として役立ち、さらにこの製造物は、 水性媒体に加えたとき、迅速に分散する。

支Ｌｆ［ 実施例１において製造された綿状繊維の一定量を、水に対して約１０重量％の比 で、水が入っている容器に入れた。この混合物を加熱して沸民させ、加熱をやめ た。

透明な容器に入れたとき、この液体は、その分散する状態を維持しながら未だ曇 っていた。続いて、−６，６℃（２０’　Ｆ）のフリーザーに入れ、延長した軟 らかい塊の段階の後、アイス状態に徐々に戻した。このアイス状態は、曇りを残 していた。続いて電子レンジで溶融すると、最初のコロイドまたはコロイド様分 散体の状態に戻った。

支１■１ 油性物質の２容量部に対し、スクロースを４〜５容量部の一定量に変化させたこ と以外、以下に示した各油性物質を用いて実施例１の手凧を繰り返した。その結 果、実施例１と全く同様の結果であった。

（ａ）　輸入された純粋なタラの肝油、“ピープルズ（ＰＥ０ＰＬＥＳ　）　” 、 （ｂ）　鉱油、“スクイブ（ＳＱＵＩＢＢ＞”、（Ｃ）　ケルプ、レシチンおよ びビタミンＢ６を含む、リンゴ酢との複合体、“ネイチャー、メイド（ＮＡＴＵ ＲＥ　ＭΔＤＥ）”、 （ｄ）　１．００％コーン油マーガリン、“フリーシュマンズ（ＦＬＥＩＳＣＨ Ｍ八ＮＳ）”、（へ）　スミスフィールド・バッキング（Ｓｍ１ｔｈｆ　１ｅｌ ｄＰａｃｋｉｒ＋ｇ）社で製造されたラード。

最初に、ラードおよびマーガリンを電子レンジで溶融した。物質（ｃ）のＢ、複 合体をカプセルの形状にし、コーヒーグリンダーですり砕き、少量の水とともに スクロースと混合した。

支！！１１ ゛″クオーカーステー　（Ｑｕａｋｅｒ　５ｔａｔｅ）　”　１０　Ｗ　−４０ モーターオイルを、スクロース３容量部に対し１容量部用いて、実施例１の手順 と繰り返した。紡糸機械のグリッドの温度は、少しの発煙を除くために、僅かに 低下させなければならなかった。綿状繊維は、絹状で、重く且つ非常に頑丈であ った。実際に、この実施例によって得られた製造物は、糸巻きによって取り込ま れるのに十分に強いものであった。

え１贋１ “クリスコ（ＣＲＩＳＣＯ）”１００％植物油を、スクロース２．５容量部に対 して１容量部用いて実施例１の手順を繰り返し、綿状繊維を製造した。非常に絹 状の綿状繊維が、強く頑丈の繊維として製造された。これを水中においたとき、 コロイドまたはコロイド様分散体が得られた。

夾ｌ目１里 “クリスコ”１００％植物油の１／８カップ入ったボールに、シグマ・ケミカル （Ｓｉｇｍａ　Ｃｈｅｍｉｃａｌ　）社、セント・ルイス（Ｓｔ、　Ｌｏｕｉｓ ）　、ミズーリ（Ｍｉｓｓｏｕｒｉ　）から得られたラクトースを１／３カツプ 入れた。この混合物をスプーンで２分間撹拌し、続いて約９３．３℃（２００° Ｆ）のグリッドの温度で紡糸した。この綿状繊維は、水に加えたとき、素早く分 散体を形成した。

えＬＬＸ この実施例において、使用した材料は、ビクター・プロダクツ（Ｖｉｃｔｏｒ　 Ｐｒｏｄｕｃｔｓ　）社、リッチセント（Ｒｉｃｈｍｏｎｄ）　、バージニア（ Ｖｉｒｇｉｎｉａ　）から得られたスクロースおよびシグマ・ケミカル社から得 られた分子量４００のポリエチレングリコール（Ｐ−３２６５）であった。

スクロースの１／３カツプと、ポリエチレングリコールの１／８カツプとを混合 した。この原料を、２分間撹拌し、紡糸した。水に添加して得られた綿状繊維は 、分散体を形成し、溶液ではなかったと考えられる。以下の実施例に記載された 他の実験に基づくと、ポリエチレングリコールは、糖類で加工されることにより 、変化すると確信される。しかし、水に加えられたとき、液体の透明さにから、 純粋なポリエチレングリコールが水に添加されるときに形成される溶液との相違 をはっきりと認めるのは困難である。かなり多量に充填すると、水は、少し曇り を示し始める。

え五■１ 実施例Ｘで製造された綿状繊維を、゛クリスコ”１００％植物油の一定量に加え たが、溶液になったり、油の内部で分散することはなかった。

え見１１ 実施例Ｘ″′Ｃ′Ｃ製造ポリエチレングリコール綿状繊維の１／８カツプと、水 １／３カップに加え、明白な分散体を製造した。続いて、実施例■で製造した植 物油綿状繊維の１．／８カップを水１／３カップに加え、分散体を製造した。２ つの分散体を混合したとき、コロイドまたはコロイド様分散体が形成され、いか なる成分の沈殿物が明確に現れることはなかった。このように、通常油に混和し ないポリエチレングリコールは、油を伴う均質な分散体の中に入ることができる 。

実施例Ｘ、Ｘ］および■で報告したポリエチレングリコールおよび植物油の通常 でない挙動および変化は、これらの物質に制限される現象ではない。同様の挙動 は、グリセリン（グリコール）で明確に見られ、且つ以下の実施例に記載されて いる。

１１且Ｘ１ ビクター・プロダクツ社からのスクロース１／３カツアに、バルジ・ナショナル （Ｂａ’ｒｒｅ−Ｎａｔｉｏｎａｌ　）社、ボルチモア（Ｂａｌｔｉｍｏｒｅ） 　、メリーランド（Ｍａｒｙｌａｎｄ　）によって流通しているグリセリンＵＳ ＰＩ／８カップを添加した。この混合物をボール中において３分間スプーンで撹 拌し、続いて繊維に紡糸した。最初の少しの発煙を、グリッド温度を僅かに低下 させることによって修正した。

良好なテクスチャーの綿状繊維が製造された。綿状繊維の１／８カツプを水中に 入れたとき、実施例Ｘで検討したものと同様の、溶液ではない分散体を形成した 。そして、糖類およびグリセリンの個々によって予期されるようなものではなか った。実施例℃と同様に、グリセリン綿状繊維は、純粋な植物油と混和しない。

さらに、純粋なグリセリンは、純粋な８Ｉ物油と混合されることはないし、すで にグリセリン綿状繊維を含む水と容易に混合されることもない。

九１璽Ｘ上 実施例■で製造された植物油綿状繊維１／８カツプと、実施例Ｘ■で製造された グリセリン綿状繊維１／８カツプとを共に透明な容器に入れ、ここに水１／３カ ップ加えた。直ちに、２つの綿状繊維は、水中で分散し、コロイドまたはコロイ ド様分散体を形成した。

丸見［Δ 一致する反応を確かめるために、実施例■で製造した植物油綿状ｌｌ維の一定量 をグリセリンＵＳＰに加えたが、混和しなかった。続いて、実施例■で形成させ たグリセリン綿状繊維１／８カツプを純粋な植物油に水１／３力、７プとともに 加えた。混和または混合されることはなかっな。

支見璽Ｘヱ 実施例Ｘ■で製造したグリセリン線状繊維１／８力・ｙプに、一定量の水を加え た。これは、明確な分散体が製造された。この分散体に一定量の純粋な植物油を 加えた。

この油は層となり残った。続いて、１／２カツプの実施例■で製造した植物油綿 状繊維を水１／３カップに加えた。分散体が直ちに形成された。その後、グリセ リン１／８カツプを分散体に加えたが、混和されなかった。しかし、順序を逆に し、最初に水と純粋なグリセリンを混合すると、植物油綿状繊維が続いて添加さ れたとき分散した溶液（グリセリンが広がったとき僅かな微光が見える〉が製造 された。

支ＩＭＸ」 植物油綿状繊維およびグリセリン綿状繊維それぞれ１／１０カツプに水１／３カ ップ加えて、実施例Ｘ■の方法を繰り返した。その結果、すべてコロイド分散体 と見られる分散体を直ちに形成した。

え五ヱ■」 植物油１／６カツプと水１／３カップとを混合し、ポリエチレングリコール１／ １０カツプを加えた。ポリエチレングリコールは、分散状層となるように見えた が、植物油は液滴として分離されて残った。

丸１旦Ｘ］ 続いて、グリセリン綿状繊維１／１０カツプを、水１／６カツプと植物油１／６ カツプとの混合物に加えた。

グリセリンは分散体を形成したが、植物油は液滴として分離されて残った。

支１且■立 実施例■の鉱油綿状繊維１／１０カツプを、容器中で、実施例Ｘのポリエチレン グリコール綿状繊維１／１０カツプおよび実施例■の植物油綿状繊維１／１０カ ツプと配合した。この配合物に水１／２カップ加えると、直ちに均質な分散体が 得られた。

天上」［尺ｎ 実施例■の植物油綿状繊維１／１０カツプに、先に調製したポリエチレングリコ ール１／１０カツプと水１／１０カップとの混合物を加えた。均質な分散体が得 られた。

先１すａ」 実施例■の植物油綿状繊維１／１０カツプに、先に調製したグリセリンＵＳＰＩ ／８カップと水１／８カップとの混合物を加えた。均質な分散体が得られた。

え１且Ｘ■ｊ 水２８．３８（ｌｏｚ、）をメスシリンダーに入れた。実施例■で調製した植物 油綿状繊維を、その最初の紡糸された容量の３０〜４０％に圧縮し、この圧縮さ れた綿状繊維２カツプをシリンダー中の水に加えた。これは、外観としてコロイ ド分散体を素早く形成して分散した。同様なやり方で、同様に圧縮した実施例■ の鉱油綿状繊維２カツプをシリンダーに加えると、直ちに分散し、外観としてす でにコロイドであるほとんど濃縮された分散体を形成した。最後に、同様に圧縮 した実施例Ｘのポリエチレングリコール綿状線！２カップを加えると、これも分 散した状態となった。全く撹拌することなく、均質な混和した分散体を生成した 。

続いて、メスシリンダーを電子レンジに入れ、放出される蒸気が明らかに消失す るまで約８分間高温で加熱した。得られた脱水した密集した混合物を冷却させ、 よく滑る手触りの固体の集合体を形成した。

最後に、水２３．８ｇ　（１ｏｚ、）を、メスシリンダーにおいてこの固体製造 物に加えると、３分間以内に分散体の形成が見られた。４５分後、すべての材料 は、水金体に分散した状態に戻った。

ここに記載した実施例で起こった現象の明確な説明は知られていない、糖類が、 おそらく分子で、瞬間的に油または他の材料の一定量をカプセル状に包むことに より、水または水を含む物質に対する親和性を変化させると推測される。純水は 分散体の媒体として必要ではなく、このことは以下の実施例において、このよう な媒体の完全な任意の選択によって確認されている。

１１■ＸＸ１ （ａ）均質化したミルク；　（ｂ）“コカ・コーラ”　（Ｃｏｃａ　Ｃｏ１ｔ） 飲料；（Ｃ）“ピルスナ−（Ｐｉｌｓｎｅｒ）”ライトビール；および（ｄ）水 それぞれ１７３カツプを個々のビーカーに用意した。各ビーカーに、実施例■の 鉱油綿状繊維１７３カップ加えた。すべてのビーカーにおいて、綿状繊維が素早 く分散相となった。

支１旦ＸＸＸ スクロースのテーブルスプーン２杯に対してココアバターのテーブルスプーン１ 杯の比において、ココアバターをスクロースと混合し、実施例Ｉと同様に紡糸し た。

得られた繊維を熱水の入ったタブに入れると、直ちに分散した。タブ中で浸漬し た後、表面が非常に軟らかく、且つ油性でも粘着質でもなかった。明白に、油性 物質が存在することによって、スクロースの粘着特性を減少させていた。

及１且ｍ 実施例■と同様のタラ肝油を、それぞれ１／８カツプのスクロースと混合し、粘 稠材料を製造した。これを実施例Ｉと同様に紡糸し、非常に豊富な、重い、且つ 明らかに油性の綿状繊維を製造した。２８．３ｇ（ｌｏｚ、）容のビーカーを一 定量の綿状繊維で満たし、しっかりとプレスした。続いて７．１ｇ（１／４ｏｚ 、）の水を加えると、密集体が、素早く展開するシステムで分散した。

１４匠ｘ■ｊ この実施例は、この現象の普遍性について示すものである。最初に、ラクトース ４０容量％、マルトース３０容量％およびスクロース３０容１％と、これらの糖 類を溶解するのに十分な水とを混合することにより、糖類配合物を製造した。こ の溶液を、約４８．８℃（１２０゜Ｆ）で水を除去するのに十分な時間、オーブ ンに入れた。

残渣を約２時間冷却させ、続いて紡糸機械で使用されるように、結晶とした。

この糖類の結晶を用いて、このティースプーン１杯を、“キャスウェル・マッセ ー（Ｃａｓｗｅｌｌ　Ｍａｓｓｅｙ）　”純粋ラノリンのティースプーン１杯お よびスミレ芳香油のティ−スプーン１／８杯と混合した。続いてこの混合物を実 施例Ｉと同様に綿状繊維に紡糸した。水に加えたとき表面トーナーとして使用で きる分散体を製造する良好な綿状繊維を製造した。

上記の実施例によって、糖類または複数のＮ票で、ある物質を紡糸することは、 第１に通常混和するまたは容易にそこで分散できるものではない他の物質に対し て、この物質の湿潤性を変化させることができると結論できる。この工程は、水 または水を含む流体で分散できる紡糸した繊維の製造で終わると考えられる０代 わりに、繊維または少なくとも糖類で紡糸した製造物から作られた材料によって 生成した分散体は、脱水して処理の前の最初の原材料よりも容易に分散した状態 となる固体を製造することができる１例えば、喉の薬剤として、油またはグリセ リンは、スクロースまたは他の糖類で紡糸され、水の添加によって分散体を形成 し、脱水させ且つ溶解することにより、喉用ロゼンジとして非常に有効な固体が 得られる。糖類で変化させた薬剤の性質は、今までに知られる薬剤の形状よりも さらに有効に口腔の粘着質膜をコートし、被覆する。薬剤以外では、この固体製 造物は、調味剤、さらに菓子となり得る。

油性物質と水との間に親和性が生じることによって、従来から要求されているよ うな数多くの配合過程における界面活性剤または乳化剤を必要とせずに使用でき る。

示すことができる例としては、ケーキ混合の調理法において、卵を必要としなく なることを含む。この考えを説明するために、いくつかの実施例を以下に続ける 。

え１且ｍ ミキシングボール中に、小麦−粉をテーブルスプーンで２杯入れた。これに、水 を４テーブルスプーンおよび“クリスコ”１００％植物油を１テーブルスプーン 加えた。

この油と小麦粉および水とを混合しようとしたが、全卵１個を加えるまでうまく いかなかった。

Ｘｌ」Ｌ（ＡＩ 変化させていない油の１テーブルスプーンと等しい量で、実施例■の植物油綿状 繊維の純粋植物油を用いたこと以外は、実施例ＸＸ■を繰り返した。この油の形 状の綿状繊維は卵を添加することなく、小麦粉および水と容易に混和させた。

支１且ＸＸ立 続いて、３つの以下のケーキミックスを調製した。

（ａ）　“ベティー・クロッカー（Ｂｅｔｔｙ　Ｃｒｏｅｋｅｒ　）″スーパー ・モイスト・デビルス・フード・ケーキ・ミックス（Ｓｕｐｅｒ　Ｍｏ１ｓｔ　 Ｄｅｖｉｌｓ　Ｆｏｏｄ　Ｃａｋｅ　Ｍｉｘ）　；（ｂ）　″ダンカン・ハイン ズ（Ｄｕｎｅａｎ　Ｈｉｎｅｓ）　”ゴールデン・ケーキ・ミックス（［；ｏｌ ｄｅｎ　Ｃａｋｅ　Ｍｉｘ）　；および （ｃ）　“ビルスバリ−（Ｐｉｌｌｓｂｕｒｙ）”プラス・イエロー・ケーキ・ ミックス（Ｐｌｕｓ　Ｙｅｌｌｏｗ　Ｃａｋｅ　Ｍｉｘ）　。

説明書ではすべて３個の卵２必要とするが、卵は使用しなかった。各調理法は、 油またはマーガリンを必要とし、（ａ＞および（ｃ）は油１／３カップ、（ｂ） にはマーガリン１／２カツプ必要とする。実施例ＸＸｒＸは、未変性の油ととも に卵を使用するときよりも良好に油綿状繊維が分散することを示した。従って、 純粋な油が綿状繊維の形状で置き換えられるとき、油またはマーガリンの、明確 に示した量の１／２と同じたけ使用した。この混合物をボール中に入れた。各＜ ａ）および（ｂ）の混合物は、実施例■の植物油綿状繊維を受け入れた。混合物 （ａ）への添加量は、油１／６カツプと等しく、混合物（ｂ）への添加量は、油 １／４カップと等しくした。

混合物（ｃ）には、必要とする純粋油１／３カップを加えた。混合物（ｃ）には 、綿状繊維を加えなかった。続いて、水の明確な量をそれぞれに加え、且つ原料 を電動ミキサーで混合した。混合物（ａ）および（ｂ）は、水および他の原料を 完全に簡単に、且つ混合に薦められた２分間の内に分離することなく取り入れた 。しかし、混合物（ｃ）のみは、少なくとも６分間の混合時間の延長がなければ 困難であった。続いて、すべての混合物を製造会社の薦める説明書に従ってオー ブンで焼き、オーブンから取り出し、１時間冷却させた。

混合物（ａ）および（ｂ）によって、砕ける傾向のない均等に結合された優れた テクスチャーのケーキが製造できた。３つ目の混合物、すなわち混合物（ｃ）は 、ひどく砕けてスライスすることができず、且つ明らかに結合されてなかった。

これは、油および水成分が焼いている間に分離してしまったことが判る。

混合物の個々の成分の１つまたはそれ以上が水またはその他と親和性がないとし ても、水性の環境において容易に分散する乾燥した混合物を調製できることを、 上記の実施例では示している０通常調和しない成分のそれぞれと、容易に水溶性 となる繊維に紡糸できる少なくとも１つの糖類とを別々に混合し、続いてこの混 合物を個別に紡糸して綿状繊維を製造し、これが続いて他のものと配合されるこ とが、必要なことのすべてである。

本発明は、真のコロイドを生成すると確信をもって言うことはできないと先に述 べたことではあるが、事実は、油性物質が糖類の内部でカプセル状に包まれ、且 つ各分子が水中におかれたとき、糖類が離れることなく溶液に入るように強く結 合するようになることを示す傾向にある。実施例ＸＸ■で製造された固体集合体 の盟微鏡による実験では、固体コロイドが分散媒体としての糖類の内部で分散相 として油とともに存在することを示唆している。水性環境において、カプセル状 に包まれた分子は、水性である分散媒体の内部で分散相になる。

現在好適な実施態様で言及して本発明を記載したが、特許請求の範囲に示される 本発明の真の精神を逸脱しない限り、様々な変化および修正を加えることができ ることは、当業者にとって明らかであろう。

国際調査報告 ｍＡｍ１＋ｉ＋　ｐＣ””８９””Ｏ９

Claims (57)

【特許請求の範囲】
1. １．易水溶性である繊維に紡糸できる１つまたはそれ以上の糖類、および個々の 状態では疎水性である原料から実質上なり、該原料は、繊維の集合体が水に加え られたときそこに分散し、コロイドまたはコロイド様分散体を形成するように、 該繊維の集合体に分散または加えられている、紡糸された繊維の集合体。
2. ２．原料が、オリーブ油、ベビーオイル、タラ肝油、鉱油、ラード、植物油、グ リセリン、ココアバター、ラノリン、およびこれらの配合物からなる群から選択 される、請求の範囲１に記載の集合体。
3. ３．原料が実質上オリーブ油からなる、請求の範囲１に記載の集合体。
4. ４．原料が実質上ベビーオイルからなる、請求の範囲１に記載の集合体。
5. ５．原料が実質上タラ肝油からなる、請求の範囲１に記載の集合体。
6. ６．原料が実質上鉱油からなる、請求の範囲１に記載の集合体。
7. ７．原料が実質上ケルプ、レシチン、ビタミンＢ６およびリンゴ酢を含む組成物 からなる、請求の範囲１に記載の集合体。
8. ８．原料が実質上コーン油マーガリン組成物からなる、請求の範囲１に記載の集 合体。
9. ９．原料が実質上ラードからなる、請求の範囲１に記載の集合体。
10. １０．原料が実質上モーターオイル組成物からなる、請求の範囲１に記載の集合 体。
11. １１．原料が実質上植物油からなる、請求の範囲１に記載の集合体。
12. １２．原料が実質上ココアバクーからなる、請求の範囲１に記載の集合体。
13. １３．原料が実質上油性物質からなる、請求の範囲１に記載の集合体。
14. １４．原料が実質上ラノリンからなる、請求の範囲１に記載の集合体。
15. １５．易水溶性である繊維に紡糸できる糖類の紡糸した繊維の集合体と、該繊維 の集合体上に分散されるまたはその中に加えられる疎水性材料とを含有してなる 、紡糸した繊維疎水性材料。
16. １６．疎水性物質を、易水溶性である繊維に紡糸できる糖類と混合し、続いてこ の混合物を遠心綿状繊維製造機で紡糸し、親水佐繊維の集合体を得るステップを 包含する、疎水性物質を水に分散可能な親水性にする方法。
17. １７．疎水性物質を、易水溶性である繊維に紡糸できる糖類と混合し、続いてこ の混合物を遠心綿状繊維製造機で紡糸し、水に加えられたときそこにコロイドま たはコロイド様分散体を形成する材料の集合体を得るステップを包含する、疎水 性物質を水に分散可能にする方法。
18. １８．物質がベビーオイルである、請求の範囲１７に記載の方法。
19. １９．物質がタラ肝油である、請求の範囲１７に記載の方法。
20. ２０．物質が鉱油である、請求の範囲１７に記載の方法。
21. ２１．物質がケルプ、レシチン、ビタミンＢ６およびリンゴ酢を含む組成物から なる、請求の範囲１７に記載の方法。
22. ２２．物質がコーン油マーガリン組成物である、請求の範囲１７に記載の方法。
23. ２３．物質がラードである、請求の範囲１７に記載の方法。
24. ２４．物質がモーターオイル組成物である、請求の範囲１７に記載の方法。
25. ２５．物質が植物油である、請求の範囲１７に記載の方法。
26. ２６．物質がココアバターである、請求の範囲１７に記載の方法。
27. ２７．物質が油性物質である、請求の範囲１７に記載の方法。
28. ２８．物質がオリーブ油である、請求の範囲１７に記載の方法。
29. ２９．物質がラノリンである、請求の範囲１７に記載の方法。
30. ３０．水溶性の材料と水とを混合し、溶液を生成させ、油性物質と、易水溶性で ある繊維に紡糸できる糖類とを混合し、続いて、該物質と糖類との混合物を綿状 繊維製造機を用いて加工し、製造物の集合体を得て、該溶液に該製造物を導入す ることにより、分散体を生成させるステップを包含する、コロイドまたはコロイ ド様であり、且つ水、油性物質および水溶性であるが該物質に親和性のない材料 を含む、分散体の製造方法。
31. ３１．材料がグリセリンである、請求の範囲３０に記載の方法。
32. ３２．材料がポリエチレングリコールである、請求の範囲３０に記載の方法。
33. ３３．油性物質が、オリーブ油、タラ肝油、鉱油、植物油、ベビーオイル、ラー ド、ココアバター、ラノリン、およびこれらの組み合わせからなる群から選択さ れる、請求の範囲３２に記載の方法。
34. ３４．油性物質が、オリーブ油、タラ肝油、鉱油、植物油、ベビーオイル、ラー ド、ココアバター、ラノリン、およびこれらの組み合わせからなる群から選択さ れる、請求の範囲３１に記載の方法。
35. ３５．水、少なくとも１つの油性物質、水溶性である少なくとも１つの糖類から 実質上なり、且つ必要に応じて個々の状態では水溶性であるが、該油性物質とは 親和性のない１つまたはそれ以上のアダクトを含む、コロイドまたはコロイド様 分散体。
36. ３６．油性物質が、オリーブ油、タラ肝油、鉱油、植物油、ベビーオイル、ラー ド、ココアバター、ラノリン、およびこれらの組み合わせからなる群から選択さ れる、請求の範囲３５に記載のコロイドまたはコロイド様分散体。
37. ３７．アダクトが、グリセリンおよびポリエチレングリコールからなる群から選 択される、請求の範囲３６に記載の分散体。
38. ３８．アダクトが、グリセリンおよびポリエチレングリコールからなる群から選 択される、請求の範囲３５に記載の分散体。
39. ３９．油性物質および水溶性の材料とをそれぞれ別々に、易水溶性できる繊維に 紡糸できる糖類と混合し、続いて、物質と糖類との混合物および材料と糖類との 混合物を綿状繊維製造機を用いて別々に紡糸し、製造物のそれぞれの集合体を得 て、該製造物を水の一定量に導入することにより、分散体を製造するステップを 包含する、コロイドまたはコロイド様であり、且つ水、油性物質および水溶性で あるが該物質に親和性のない材料を含む、分散体の製造方法。
40. ４０．材料がグリセリンである、請求の範囲３９に記載の方法。
41. ４１．材料がポリエチレングリコールである、請求の範囲３９に記載の方法。
42. ４２．油性物質が、オリーブ油、タラ肝油、鉱油、植物油、ベビーオイル、ラー ド、ココアバター、ラノリン、およびこれらの組み合わせからなる群から選択さ れる、請求の範囲４１に記載の方法。
43. ４３．油性物質が、オリーブ油、タラ肝油、鉱油、植物油、ベビーオイル、ラー ド、ココアバター、ラノリン、およびこれらの組み合わせからなる群から選択さ れる、請求の範囲４０に記載の方法。
44. ４４．油性物質と、易水溶性である繊維に紡糸できる少なくとも１つの糖類とを 混合し、続いて、該物質と糖類との混合物を綿状繊維製造機を用いて加工し、製 造物の集合体を得て、水の一定量に、該製造物を導入することにより、分散体を 生成させるステップを包含する、コロイドまたはコロイド様であり、且つ水およ び少なくとも１つの油性物質を含む、分散体の製造方法。
45. ４５．油性物質が、オリーブ油、タラ肝油、鉱油、植物油、ベビーオイル、ラー ド、ココアバター、ラノリン、およびこれらの組み合わせからなる群から選択さ れる、請求の範囲４４に記載の方法。
46. ４６．小麦粉、少なくとも１つの油性物質、少なくとも１つの水溶性の糖類、お よび水に親和性のあるアダクトを１つまたはそれ以上包含するケーキミックスの 調製物であって、該ミックスの使用では、水または液体を含む水との配合が要求 され、該油性物質および該糖類は、混合および溶融紡糸ステップにかけられ、と くに界面活性剤の介在なしに、該油性物質を水に分散可能なものとすることを特 徴とする、小麦粉、少なくとも１つの油性物質、少なくとも１つの水溶性の糖類 、および水に親和性のあるアダクトを１つまたはそれ以上包含するケーキミック スの調製物。
47. ４７．水または水を含有する媒体において自然に分散できる材料の固体本体を製 造する方法であって、該方法は、油性物質と、少なくとも１つの糖類および必要 に応じて水溶性であるが該油性物質と親和性のない１つまたはそれ以上のアダク トとを混合し、混合物を製造し、続いて、該混合物を遠心綿状繊維製造機を用い て紡糸し、繊維製造物の集合体を得て、該繊維製造物と、分散体となるのに十分 な水とを配合し、該水中で分散された状態の該製造物とし、この分散体から少な くとも主要部分の水を除去するのに十分なレベルおよび十分な時間の加熱を適用 し、残流を溶融し、続いて該残渣を冷却し、且つ固化することにより該本体を形 成するステップを包含する、水または水を含有する媒体において自然に分散でき る固体本体を製造する方法。
48. ４８．請求の範囲４７の方法によって製造されたロゼンジ。
49. ４９．請求の範囲４７の方法によって製造された菓子。
50. ５０．油性物質の一定量と、易水溶性である繊維に紡糸できる少なくとも１つの 糖類とを配合し、続いて綿状繊維製造機を用いて該物質および糖類を加工し、紡 糸された繊維の集合体を得るステップの組み合わせを包含する、紡糸された糖類 を安定化させる方法。
51. ５１．１つまたはそれ以上の個々の成分は、通常水またはその他と親和性がない が、水性環境において容易に分散する乾燥混合物の製造方法であって、該方法は 、１つまたはそれ以上の該成分をそれぞれ別々に、易水溶性である繊維に紡糸で きる少なくとも１つの糖類に混合し、続いて、糖類と成分との該混合物を綿状繊 維製造機を用いて加工し、それぞれ製造物の集合体を得て、それぞれの製造物を 共に混合することにより、水性媒体と容易に混合される乾燥混合物を製造する、 水性環境において容易に分散する乾燥混合物の製造方法。
52. ５２．成分の少なくとも１つが、油性物質である、請求の範囲５１に記載の方法 。
53. ５３．油性物質が、オリーブ油、タラ肝油、鉱油、植物油、ベビーオイル、ラー ド、ココアバクー、ラノリン、およびこれらの組み合わせからなる群から選択さ れる、請求の範囲５２に記載の方法。
54. ５４．成分の少なくとも１つが、油性媒体と親和性のない、請求の範囲５３に記 載の方法。
55. ５５．成分の少なくとも１つが、油性媒体と親和性のない、請求の範囲５２に記 載の方法。
56. ５６．成分の少なくとも１つが、油性媒体と親和性のない、請求の範囲５１に記 載の方法。
57. ５７．成分の少なくとも１つが、グリセロールである、請求の範囲５２に記載の 方法。