JPH04502154A - 新規tnfペプチド - Google Patents
新規tnfペプチドInfo
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- JPH04502154A JPH04502154A JP2501453A JP50145389A JPH04502154A JP H04502154 A JPH04502154 A JP H04502154A JP 2501453 A JP2501453 A JP 2501453A JP 50145389 A JP50145389 A JP 50145389A JP H04502154 A JPH04502154 A JP H04502154A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
新規TNFペプチド
本発明は腫瘍壊死因子(TNF)から誘導した新規のペプチド、その製造および
その医薬としての用途に関する。
Carswell et al、 (Proc、 Natl、 Acad、Sc
i。
USA72.3666.1975)により、あらかじめミコバクテリア菌株カル
メット・ゲラン(Calmette−G uerin) (B CG )で感染
させたエンドトキシン処理した動物の血清は、マウスの多様な腫瘍において出血
性壊死因子を引き起こすことが報告された。この活性は腫瘍壊死因子にあるとさ
れた。TNFは、試験管内で形質転換した多数の細胞系に対して静細胞性または
細胞毒性の作用を示すが、正常なヒトおよび動物の細胞系はそれによって作用さ
れない(L ymphokineReports V ol、2. pp235
−275. AcademicPress、 New York、1981 )
o最近では、生化学的特性の解明およびヒトTNFの遺伝子について記載され
ている(Nature 312.724,1984:J。
Biol、Chew、260.2345,1985 ;Nucl。
Ac1ds Res、13.6361.1985)。
これらのデータから、成熟したヒトTNFについて、次のタンパク質構造を導き
出すことができる:Va1^rgssrs@rs*r^rgThrPr:+5e
rASpLySProVal^lAMlsValVal^1aAsnPr。
Gin^1aGluGlyGlnL*uGInTrpLeuAsnArg^r9
^1aAsnAlaLeuL@u^laAsnGlyValGluLeuArg
^5pAsnG1 nL*uVi I Va l ProSerG 1 uG
l yL*uTyrLeu I 戟@eTy rser
G l nVa l uuPh會LysG 1 yG 1 nG 1yCysP
roS峨rThrHl sva I LeuLeuThrH堰@5Thr I
+ @
S@rAr911@^1aValS@rTyrGlnThrLysval^5n
LeuLeuser^1alleLysserPr。
CysGlnArgGIuThrProGluGす^1aG1u^1aLysP
roTrpTyrGluProl l@TyrLeuG l yG l yVa
l PheG l nLeuG l uLysG 1 yAspArgL@u
Ssr^1aGlulleAsnOrgProAsp
TyrL*uAspPha^1aGluSerGlyGlnvalTyrPhe
G1yllal I@^laL@uさらに、ウシ、ウサギおよびマウスのTNF
遺伝子が記載されている( Cold S pring Harbor S y
+sp。
Quant、Bi、ol、51. 597. 1986)。
TNFはその細胞毒性のほかに、炎症反応に関与する主因子の一つである(Ph
ar+sac、 Res、5. 129.1988)。動物モデルにおいて、T
NFの関与は、敗血性のシミツクで(Science229. 869. 19
85)および抗宿主移植片症(J、Exp、 Med、166.1280.19
87)で認められた。
極めて低い分子量のペプチドが有利な特性を有することが見出された。
本発明の目的は、式l:
X −A −B −P ro −E −Y I[式中、Aは、G 1ySA 1
aSS erを表し、Bは(:ys、TyrまたはThrを表し、EはSetま
たはProを表し、
Xは、基: G−NH−CHM−CO−1G−NH−CHM−CO−W−1G−
R−NH−CHM−CO−またはG−R−NH−CHM−CO−W−を表し、か
Yは、基ニーZ、−NH−CHQ−Co−Z、−V−N)(−CHQ−CO−Z
−1−NH−CHQ−CO−U−Zまたは−V−NH−CHQ−CO−U−Z−
を表し、
その際、XおよびYにおいて、
Gは水素原子またはアミノ保護基を表し、Zは、OH−またはNH2−基または
カルボキシル保護基を表し、または
GおよびZは一緒になって共有結合または基−CO−(CH2)、NH−も表し
、その際aは数値1〜12であり、
R,USVおよびWは1〜4の天然由来のα−アミノ酸からのペプチド鎖を表し
、
MおよびQは、水素原子または基ニ
ーCH(CHa)2 、CH(CH3)−C2H5、−C6H5、−CH(OH
)−CH3、
または −<c H2)b −”
(ただし、bは数値1〜6を表し、Tは水素原子またハOH−1CH30−1C
H3S −(CH3) 2CH−1C6H,、−1p−HO−C6H4−1HS
−1H2N−1HO−CO−1H2N−CO−1H2N−C(=NH)−NH−
を表す)を表すか、または
MおよびQは一緒1mナッテ(CH2) c−5S −(CH2)d−1−(C
H2)e Co−NH(CH2) f−または−(CH2) e−NH−Co
−(CH2) g−NH−Co −(CH2) f−架橋基(ただし、Cおよび
dは数値1〜4を表し、eおよびfは数値1〜6を表し、gは数値1〜12を表
す)を表す]のペプチド、ならびに生理学的に認容性の酸とのその塩である。
式Iのペプチドは、L−アミノ酸がら構成されているが、しかし1〜2個のD−
アミノ酸を含有していてもよい。三官能性アミノ酸の側鎖は、保護基を有するか
または保護されずに存在していてもよい。
生理学的に認容性の酸として、特に次のものが挙げられる:
塩酸、クエン酸、酒石酸、乳酸、リン酸、メタンスルホン酸、酢酸、ギ酸、マレ
イン酸、フマル酸、リンゴ酸、コハク酸、マロン酸、硫酸、L−グルタミン酸、
L−アスパラギン酸、無性ブドウ酸、粘液酸、安慝香酸、グルクロン酸、シュウ
酸、アスコルビン酸、アセチルグリシン。
新規ペプチドは、開鎖であってもよ< (G=H、アミノ酸保護基: Z=OH
,NH2、カルボキシル保護基;MおよびQは相互に結合していない)かつ特に
ジスルフィドで架橋されていてもよ<(G、=H,アミノ保護基、Z=OH,N
H2、カルボキシ保護基1M+Q= −(CH2) c−5−8−(CH2)
d−) 、側鎖で架橋されていてもよ< (G=H,アミノ保護基、Z=OH,
NH2、カルボキシル保護基、M+Q=−(CH2)e−N H−CO(CH2
)f−または−(CHz)e−N H−CO−(CH2) g −N H−CO
−(CH2) f−)または頭−尾結合であってよい(G+Z=共有結合または
−CO−(CH2) a −N H−)。
新規化合物はペプチド化学で公知の方法により製造することができる。
ペプチドは、逐次的にアミノ酸からまたは好適な小さいペプチドのフラグメント
結合により形成することができる。逐次的構成の際に、ペプチド鎖はC末端で開
始し、段階的にその都度1個のアミノ酸を延長する。フラグメントカップリング
の際、種々の長さのフラグメントを相互に結合させることができ、この場合、フ
ラグメントもまた、アミノ酸からの逐次的構成によりまたはフラグメントカップ
リングにより得られる。
環状ペプチドは、開鎖ペプチドの合成後に、高い希釈度で実施する環化反応によ
り得られる。
逐次的構成でも、またフラグメントカップリングでも、構成要素をアミド結合の
形成により結合しなければならない。このためには、酵素的方法および化学的方
法が適している。
アミド結合を形成するための化学的方法は、Muel−1er、 Method
en der Organischen Chemie VolX V/ 2.
ppl −364,Thieme Verlag、Stut−tgart、1
974 ; S tewart、Young、5olid PhasePept
ide 5ynthesis、 pp31−34. 71−82゜Pierce
Chemical Company、Rockford、l 984: B
odanszky、K 1ausncr、 Ondetti、P eptide
Synthesis、 pp 85−128. John Wjley &5o
ns、New York、1976 および他のペプチド化学の標準的論文に詳
しく扱われている。特に優れているのは、アジド法、対称および混合アンヒドリ
ド法、その場で生成もしくは予備形成される活性エステルならびにカップリング
試薬(活性剤)、特にジシクロへキノルカルボジイミド(DCC) 、ジイソプ
ロピルカルボジイミド(DIC)、1−エトキンカルボニル−2−エトキノ−1
,2−ジヒドロキノリン(EEDQ)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノ
プロピル)−カルボッイミドヒドロクロリド(EDCJ) 、n−プロパンホス
ホン酸無水物(PPA) 、N、N−ビス(2−オキソ−3−オキサゾリンりル
シンアミドリン酸クロリド(BOP−CI)、ジフェニルボスボリルアンド(D
PPA) 、キャストロ試薬(Castro’sReagenz: B OP
)、O−ベンゾトリアゾリル−N。
N、N’ 、N’−テトラメチルウロニウム塩(I(B T U)、2,5−ジ
フェニル−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−4−ヒドロキシチオフェンジオキシ
ド(S teglichs Reagenz ; HOT D O) および1
.1′−カルボニル−ジイミダゾール(CDI)を用いるアミド結合形成である
。カップリング試薬は、単独でまたは添加物、たとえばN、N’ −ジメチル−
4−アミノピリジン(DM−AP)、N−ヒドロキシベンゾトリアゾール(HO
B t) 、N−ヒドロキシベンゾトリアジン(HooBt)、N−ヒドロキシ
スクシンイミド(HO8U)または2−ヒドロキシピリジンと組み合わせて使用
することができる。
一般に酸素的ペプチド合成の場合、保護基を使わな(でもよいが、化学的合成の
場合、アミド結合形成に関与しない双方の反応成分の反応性官能基の可逆的保護
が必要である。化学的ペプチド合成の場合、文献により公知の3つの保護基法が
優れている:ベンジルオキシカルボニル(Z)−1t−プチルオキシカルボニル
(Boc)−および9−フルオレニルメチルオキシカルボニル(Fmoc)−保
護基法。それぞれ、連鎖が延長する構成要素のα−アミン官能基の保護基である
。三官能性アミノ酸の側鎖保護基は、それが必然的にはα−アミノ酸保護基と一
緒に税離されないように選択する。アミノ酸保護基に関する詳細は、Muell
er、 Methoden der Organischen Chemie
Vol XV/1. pp20 906. Th1ese Verlag、 S
tuttg−art、1974に記載されている。
ペプチド鎖の構成に有用な構成要素は、溶液中で、懸濁液中でまたはメリフィー
ルド(M errifield)によるJ、^mer、 Chew、 Soc、
85. 2149. 19631こ記載されたような方法により反応させること
ができる。反応成分を溶液中で反応させて、逐次的にまたはフラグメントカップ
リングにより2−1Boc−またはFmoc−保護基法を適用しながらペプチド
を構成する方法ならびに前記のメリフィールド法と同様に、反応成分を不溶のポ
リマー担体(以下樹脂ともいう)に結合させて反応させる方法が特に優れている
。この場合、ペプチドをBoc−またはFmo c−保護基法を適用してポリマ
ー担体に構成させるのが代表的であり、その際成長するペプチド鎖は、C末端で
不溶性樹脂粒子と共有結合している(第1図および第2図参照)。この操作法に
より、試薬および副生成物を濾過により除去することができ、従って中間生成物
の再結晶は不必要である。
この保護したアミノ酸は任意の適当な重合体に結合させることができ、この重合
体は、使用する溶剤中に不溶性であり、かつ簡単な濾過が可能な物理的に安定な
形を有していなければならない。この重合体は、保護した最初のアミノ酸と共有
結合により固く結合することのできる官能基を有していなければならない。この
ため、多様な重合体、たとえばセルロース、ポリビニルアルコール、ポリメタク
リレート、スルホン化ポリスチレン、スチレンとジビニルベンゼンとのクロロメ
チル化共重合体(メリフィールド樹脂)、4−メチルベンズヒドリルアミン樹脂
(MBHA−樹脂)、フェニルアセタミドメチル樹脂(Pam−樹脂)、p−ベ
ンジルオキシベンジルアルコール樹脂、ベンズヒドリルアミン樹脂(BHA−樹
脂)、4−(ヒドロキシメチル)−ベンゾイルオキシメチル樹脂、B reip
ohl etal、 (Tetrahedror+ Lett、28. 565
. 1987、BACHEM社)による樹脂、HYCRAM樹脂(ORPEGE
N社)または5ASRI N樹脂(BA−CHEM社)が適している。
溶液中で行うペプチド合成には、反応条件下に不活性であることが明らかになっ
た全ての溶剤、特に水、N、N’−ジメチルホルムアミド(DMF) 、ジメチ
ルスルホキシド(DMSO) 、アセトニトリル、ジクロロメタン(DCM)
、1.4−ジオキサン、テトラヒドロフラン(THF) 、N−メチル−2−ピ
ロリドン(NMP)ならびに前記溶剤の混合物が適している。ポリマー担体を用
いたペプチド合成は、使用したアミノ酸誘導体が可溶性である全ての不活性有機
溶剤中で実施することができるが、付加的に樹脂膨潤特性を有する溶剤、たとえ
ばDMF、DCM、NMP、アセトニトリルおよびDMSOならびにこれらの溶
剤の混合物が優れている。
良好な結果の合成の後に、ペプチドをポリマー担体から分離する。多様な樹脂タ
イプを分離することができる条件は、文献に公知である。酸性のパラジウム接触
性分離反応が、最も頻繁に適用され、特に、液状の無水フッ化水素、無水トリフ
ルオロメタンスルホン酸、希または濃トリフルオロ酢酸中での分離、もしくはた
とえばモルホリンのような弱塩基の存在で、THFまたはTHF−DCM混合物
中で行うパラジウム接触分離が適用される。保護基の選択に応じてこの保護基は
分離条件下に保持するかまたは同様に脱離することもできる。さらに、特定の誘
導化反応または環化を実施すべき場合には、ペプチドの部分的脱保護も有意なは
ずである。
新規ペプチドは、一部で良好な細胞毒性を示す。ペプチドの他の一部は、細胞T
NFレセプターに対して高い親和性を有するが、細胞毒活性は有していない。
従って、これはTNFアンタゴニストである。これは天然のTNFに拮抗して細
胞TNFレセプターに結合し、TNF作用を抑制する。この新規ペプチドは、新
生物性疾患および自己免疫疾患の治療ならびに感染、炎症および移植の場合の拒
否反応の治療および予防に使用することのできる有用な医薬であることが明らか
になった。簡単な実験により、個々のペプチドがどのような作用を有するかを解
明することができる。TNF感受性細胞を用いてこのペプチドの細胞毒性をペプ
チドの存在で細胞系をインキュベートすることにより測定する。第2の実験バッ
チでは、致死TNF量の存在で、細胞系を相応するペプチドと共にインキュベー
トする。これによりTNF拮抗作用を検出することができる。さらに、試験管内
結合試験により、細胞TNFレセプターに対するペプチドの親和性を測定する。
新規ペプチドのアゴニストまたはアンタゴニストの作用に関する生物学的特性の
解明を次の試験系で行った:
1、TNF感受性指示細胞に対する細胞毒性試験11、TNF感受性指示細胞に
対する競合細胞毒性試験
m、TNFレセプターである指示細胞に対する競合レセプター結合試験
■、細胞毒性試験
新規ペプチドのアゴニストとしての評価は、TNF感受性細胞(たとえばL92
9、MCF−7、A204、U937)に対する細胞毒性作用に基づく。L92
9およびMCF−7を用いた試験は次のように実施した。
1、 3〜5X103個の、トリプシン処理したての、指数的に成長しているL
929−細胞(マウス)またはMCF−7=細胞(ヒト)を有する培地100μ
lを、96穴の平底の培養プレートの凹みにピペ・ソト装入した。このプレート
を低温型中で37℃で一晩中インキユベートした。低温型中の水蒸気で飽和した
空気はCO25容量%を含んでいた。
Fe29−培地は、MEM Earle l X (Boeh−ringer、
Mannheim) 500 ml、熱により失活化(56℃で30分間)さ
せた胎生子牛血清(Fe2)50m/、L−グに9 ミン(200mM) 50
ml、1oo×非必須アミノ酸5tI、IMHepes−緩衝液pH7,23■
lおよびゲンタマイシン50 ml (50m+9/ l11)を含有していた
。
MCF−7−培地は、M E M D ulbecco I X (B o−e
hrjnger、 Mannhei+a) 500 *l、熱により失活化させ
た(30分間、56℃)FC8I OO*1.L−グルタミン5mlおよび10
0X非必須アミノ酸5 xiを含有していた。
2、 翌日、試験すべきペプチド溶液100μlを、この細胞培地に添加し、連
続して2回滴定した。さらに、若干の細胞対照(つまり、ペプチド希釈液で処理
していない細胞培地)および若干のrhu−TNF対照(=組換えヒトTNFで
処理した細胞培地)を−緒に設置した。次いで、この培養プレートを37℃で4
8時間、C025容量%を有する水蒸気で飽和した空気からなる雰囲気中でイン
キュベートした。
3 ペプチド希釈液で処理した培地中で生き残った細胞のパーセンテージは、ク
リスタルバイオレット染色を用いて測定した。このため、テストプレートをひっ
くり返して、凹みから液体を除去した。それぞれの凹みに、クリスタルバイオレ
ット溶液50μlをピペットで入れた。
このクリスタルバイオレット溶液は次の組成を有していた:
クリスタルバイオレット 3.75 gNaCl 1.75g
エタノール 161.5露1
37%ホルムアルデヒド 43.2諺!水 全量500醜!
このクリスタルバイオレット溶液を、この凹みに20分間滞留させ、次いで同様
にひっくり返して除いた。引き続き、このプレートをそれぞれ5回水に漬けるこ
とで洗浄し、細胞に結合していない染料を除去した。細胞に結合した染料を試薬
溶液100μ!(エタノール50%、氷酢酸0.1%、水49.9%)をそれぞ
れの凹みに添加することで細胞から抽出した。
4、このプレートを5分間振盪させることにより、それぞれの凹みでは、均質に
着色した溶液が得られた。生き残った細胞を測定するため、個々の凹みの中の着
色溶液の吸光度を540nmで測定した。
5、その後、細胞対照に関して50%の細胞毒性値を規定し、50%の細胞毒性
を引き起こす試料希釈液の逆数を試験試料の細胞毒性活性とした。
■、競合−細胞毒性試験
ペプチドのアンタゴニストとしての評価は、rhu−TNFのTNF感受性細胞
(たとえば、Fe29、MCF−7、A204、U937)に対する細胞毒性作
用に競合するその特性に基づいている。Fe29およびMCF−7−細胞を用い
たこの競合−細胞毒性試験は、次のように実施した。
1、 3〜5X103個の、トリプシン処理したての、指数的に成長しているF
e29−細胞(マウス)またはMCF−7−細胞(ヒト)を有する培地100μ
lを、96穴の平底の培養プレートの凹みにピペット装入した、3このプレート
を低温型中で37℃で一晩中インキユベートした。低温型中の水蒸気で飽和した
空気はC025容量%を含んでいた。
Fe29−培地は、MEM Earle l x (Boeh−ringer、
Mannheim)500 真L 56℃で30分間熱により失活化さぜたF
C850mCL−グルタミン(200mM) 50 ml、100×非必須アミ
ノ酸5莫I、]M Hepes−一緩衝液pH7,23mlおよびゲンタマイシ
ン500μJ (501g/算I)を含有していた。
MCF−7−培地は、M E M D ulbecco I X (B o−e
hringer、 Mannhej宙)500 ml、、熱により失活化させた
(30分、56℃)Fe31.00票i、L−グルタミン(200mM) 5m
fおよび100X非必須7ミ/酸5冒lを含有していた。
2 翌日、試験すべきペプチド溶液100μlを、この細胞培地に添加し、連続
して2回滴定した。次いで、この細胞培地に、細胞培地中で最終濃度において8
0〜100%の細胞毒性作用を有する培地中のrhu−TNF希釈液100μl
を添加した。さらに、若干の細胞対照(つまり、ペプチド溶液で処理していない
およびrhu−TNF溶液で処理していない細胞培地)および若干のrhu−T
NFN照(=rhu−TNF溶液で処理しただけの細胞培地)を−緒に設置した
。
次いで、この培養プレートを37℃で48時間、CO25容量%を有する水蒸気
で飽和した空気からなる雰囲気中でインキュベートした。
3、 物質溶液で処理した培地中で生き残った細胞のパーセンテージは、クリス
タルバイオレット染色を用いて測定した。このため、テストプレートをひっくり
返して、凹みから液体を除去した。それぞれの凹みに、クリスタルバイオレット
溶液50μlをピペットで入れた。
このクリスタルバイオレット溶液は■ 3に記載した組成を有していた。
このクリスタルバイオレット溶液を、この凹みに20分間滞留させ、次いで同様
にひっ(り返して除いた。引き続き、このプレートをそれぞれ5回水に漬けるこ
とで洗浄し、細胞に結合していない染料を除去した。細胞に結合した染料を試薬
溶液100μm(エタノール50%、氷酢酸0.1%、水49.9%)をそれぞ
れの凹みに添加することで細胞から抽出した。
4゜ このプレートを5分間振盪させることにより、それぞれの凹みでは、均質
に着色した溶液が得られた。生き残った細胞を測定するため、個々の凹みの中の
着色溶液の吸光度を540nmで測定した。
5、 その後、細胞対照およびrhu−TNF対照に関して50%の競合値を規
定し、適用したrhu−TNF濃度において、rhu−TNF細胞毒性の50%
の競合を起こさせる試料濃度を試験試料のアンタゴニスト活性とした。
■、競競合−レグブタ−結合試
験プチドのアゴニスト作用もアンタゴニスト作用も、ペプチドがTNFレセプタ
ーに結合することを前提としている。このことは、アゴニストもしくはアンタゴ
ニストの作用を有するペプチドとrhu−TNFとが、TNF−感受性の指示細
胞(たとえばU937)上のTNFレセプターへの結合をめぐって競合すること
を意味している。この競合−レセプター結合試験は次のように実施した。
1、 試験すべきペプチドならびにrhu−TNF (=対照)を異なる濃度で
含有する培地100μlを反応容器にピペットで入れた。この培地はPBS(B
oehringer、 Mannheim) 500 mA’、熱により失活化
させた(30分間、56℃)FC810mlおよびアジ化ナトリウム100mw
を含有していた。
2、引!続!、125ヨウ素−標識したrhu−TNFlng(Boltonに
よるラクトペルオキシダーゼ法)を有する培地100μlを、反応容器に入れ、
混合した。
非特異的結合(NSB)を測定するために、反応容器中で、125ヨウ素−標識
したrhu−TNF (培地10Q μl中(7) 1259つ素−rhu−T
NF1ng)を、200倍の過剰量の放射線により標識していないrhu−TN
F (培地100μ/中のrhu−TNF200ne)と混合した。
3、 次に、U937細胞(ヒト)2X106個を有する培地100μlを、反
応容器にピペットで入れ、混合した。この反応容器(テスト容量300μl)を
、0℃で90分インキュベートした。45分後に、この反応バッチを再度十分混
合した。
4、インキュベート時間の後、細胞を4℃で5分間1800 rp■で遠心分離
し、培地で3回洗浄し、定量的に計数管に移し、細胞と結合した放射線をC11
ni GaI■aCounterl 272 (L K B Wallac)で
測定した。
5、 測定値を非特異的結合だけ補正した後で、全結合に関して50%の競合値
を規定し、かつ適用した125ヨウ素−rhu−TNF結合の50%の競合を引
き起こす試料濃度を試験試料の競合活性とした。
次の実施例により本発明を詳説する。プロテオゲンアミノ酸は、例中で、公知の
三文字コードで略記しである。その他は次の意味である。
And=a−アミノアジピン酸、Abs=4−7ミノ酪酸、Ac=酢酸、Ahp
=7−アミノへブタン酸、Aoc=8−アミノオクタン酸、Ape=5−7ミノ
ペンタン酸、Hcy=ホモシスティン、0rn=オルニチン
A、 一般的な作業法
1、 請求項1によるペプチドの合成は、固相ペプチド合成の標準方法を用いて
、^PPLIED BIOSYSTEIIS社の完全自動ペプチド合成装置Mo
dell 430 Aで実施した。この装置は、Boc−およびF moc−保
護基法について異なる合成サイクルを利用する。
a) Boc−保護基法についての合成サイクル1、DCM中の30%トリフル
オロ酢酸1× 3分
2、DCM中の50%トリフルオロ酢酸1×17分
3、DCM洗浄工程 5× 1分
4、DCM中の5%のジイソプロピルエチルアミン1× 1分
5、NMP中の5%のジイソプロピルエチルアミン1× 1分
6、NMP洗浄工程 5× 1分
7、あらかじめ活性化し、保護したアミノ酸の添加(NMP/DCM中のDCC
I当量およびHOBt1当量により活性化);ペプチドカップリング(東1部)
I X30分
8.20%のDMSOの容量割合まで反応混合物にDMSOを添加
9、ペプチドカップリング(第2部) lX16分10、反応混合物にジイソプ
ロピルエチルアミン3゜8当量を添加
11、ペプチドカップリング(第3部)1× 7分12、DCM洗浄工程 3X
1分
13、不完全な反応の場合、カップリングを繰り返す(5に戻る)
14、DCM中の10%無水酢酸、5%ジイソプロピルエチルアミン 1× 2
分
15、DCM中の10%の無水酢酸 1× 4分16、DCM洗浄工程 4×
1分
17.1に戻る
b) Fmoc−保護基法についての合成サイクル1、NMP洗浄工程 1×
1分
2、NMP中の20%のピペリジン 1× 4分3、NMP中の20%のピペリ
ジン 1×16分4、NMP洗浄工程 5× 1分
5、あらかじめ活性化し、保護したアミノ酸の添加(NMP/DCM中のDCC
1当量およびHOBt1当量により活性化):ペプチドカップリング1×61分
6、NMP洗浄工程 3× 1分
7.不完全な反応の場合、カップリングを繰り返す(5に戻る)
8、NMP中の10%の無水酢酸 1× 8分9、NMP洗浄工程 3× 1分
10.2に戻る
n、 Iaにより得られたペプチド樹脂の後処理Iaにより得られたペプチド樹
脂を真空中で乾燥し、T eflon −HF−装置(PENlN5ULA社)
の反応容器に移した。スカベンジャー、有利にアニソール(樹脂19あたり1m
J)、ならびに、トリプトファン含有のペプチドの場合、インドール性のホルミ
ル基の除去のためチオール、有利にエタンジチオール(樹脂19あたり0、5
m/)を添加した後、液体N2で冷却しながらフッ化水素を凝縮させた(樹脂1
gあたり107り。この混合物を0℃に昇温させ、この温度で45分間撹拌した
。
引き続きフッ化水素を真空中で留去させ、残渣を酢酸エステルで洗浄して残留し
たスカベンジャーを除去した。このペプチドを30%の酢酸で抽出し、濾過し、
この濾液を凍結乾燥した。
ペプチドヒドラジドを製造するために、ペプチド樹脂(Pa−−またはメリフィ
ールド樹脂)をDMFに懸濁させ(樹脂1gあたり151/)、ヒドラジンヒト
レート(20当量)を添加した後、室温で2日間撹拌した。後処理のために、樹
脂を濾別し、濾液を蒸発乾固させた。残渣をDMF/Et20またはM e O
H/ E t 20から晶出させた。
m、 xbにより得られたペプチド樹脂の後処理Ibにより得られたペプチド樹
脂を真空中で乾燥し、引き続きアミノ酸組成に相応して次の分離処理の1つを行
った( W ade、 T regear、 Hovard F ]、orey
Fsoc−Workshop Manual、 Melbournel 98
5 )。
適当なTFA混合物中のペプチド樹脂懸濁液を、室温で上記の時間撹拌し、次い
で、この樹脂を濾別し、TFA並びにDCMで洗浄した。この濾液および洗浄溶
液を十分に濃縮し、ペプチドをジエチルエーテルの添加により沈殿させた。水浴
で冷却した後、沈殿を濾別し、30%酢酸中に取り、凍結乾燥した。
■、 ペプチドの精製および特性調査
■
精製を、ゲルクロマトグラフィー(5EPIIIADEX G −■
10、G−15/10%HOAc ;5EPBADEX LH20/ M e
OH)および引き続き中圧クロマトグラフィー(固定相:HD−3IL c−i
s、20−45μ、100人:移動相:A=Q、1%TFA/MeOH,B=0
.1%TFA/H20での勾配)を用いて行った。
得られた最終生成物の純度は、分析HPLC(固定相: 100X2.1*i
VYDACC−18,5μ、300人;移動相” CH3CN / H20勾配
、01%TFAで緩衝、40℃)で測定した。特性調査のため、アミノ酸分析お
よび高速原子衝撃質量分析を利用したB 特別な作業法
例 1
^c−Gly−Gln−Gly−Thr−Pro−5er−Thr−His−N
H2Boc−His(Z)−MBHA樹脂(置換約0.391101、/$1)
1.309(0,5111101のバッチ量に相当)をAIa(Hisに続くす
べてのカンブリングでは工程14〜16を実施しなかった)によりそれぞれ2I
I1101のBoc−Thr (Bzl) −0ロ Boc−Gly −0RB
oa−Set (Bzl)−OHBoa−Gln−011Boc−Pro−OH
Boc−Gly−0HBoc−Thr(Bzl)−OR
と反応させた。
合成が完了した後、ペプチド樹脂のN末端を脱保護しかつアセチル化しくAIa
による工程1〜5および14〜16の実施)、引続いて真空中で乾燥した;収量
は1.65gであった。
こうして得られた樹脂0.809をAIIによるHF脱離にかけた。この粗製生
成物(152−9)をゲル濾過(SEPHADEX”G −10) オヨU中圧
り07 )り57 イー(AIV:60−80%A : 0.25%ll1n−
1)により精製した。純粋な生成物87富9が得られた。
例 2
[+−Lys−Gly−Gln−Gly−Thr−Pro−3er−Thr−H
is−Vat−Leu−Leu−0111F woe −L eu −p−アル
コキシベンジルアルコール樹脂(置換約0.55mmo1/g)0.46e(0
,25■molのバッチ量に相当)をAIbにより、それぞれ1■molの
Fmoc−Leu−OHF++oc−Thr(tBu)−0HFyxoc−Va
l−OB Fmoc−Gly−OBFw+oc−His(Trt)−OHFwo
c−Gln−ORFsoc−Thr(tBu)−OHFsoc−Gly−ORF
++oc−3et(tBu)−OHFmoc−Lys(Boc)−OBFmoc
−Pro−OR
と反応させた。
合成が完了した後、ペプチド樹脂N末端を脱保護した(AIbによる工程2〜4
の実施)。得られたペプチド樹脂を真空中で乾燥し、この収量は0.7gであっ
た。
AmによるTFA分離の後に得られた粗製ペプチド(217−g)を、’f ル
濾過(SEPHADEXoG −10) 及び中圧クロマトグラフィー(ArV
参照:30〜50%:0.25%5in−1)で精製した。純粋生成物107富
9が得られた。
例1および2と同様に次のものを製造することかで例12
Boc−Cys(pMB)−MBHA−樹脂(置換的0゜51■−o1/g)0
.989(0,5園−01のバッチ量に相当)をAIa(Hisに続くすべての
カップリングでは工程14〜16は実施しなかった)よりそれぞれ2■■oIB
oc −Leu −OHBoc −Thr(Bzl) −0BBoc −Val
−OHBoc −Gly −0RBoc −His(Z) −OHBoc −
Gin −0BBoc−Thr(Bzl)−OHBoa−Gly−OBBoc−
Ser(Bzl)−OHBoa−Lys(C1−Z)−OBBoc −Pro
−OHBoa −Cys(pHB) −OHと反応させた。
合成の終結後、N末端をアセチル化した(A I bにより工程2〜4及び8〜
9の実施)。
得られたペプチド樹脂を真空中で乾燥させた;収量は1.82qであった。
こうして得られた樹脂0.99をAnによりHF分離を行った。凍結乾燥した粗
製生成物を0.1%酢酸21中に取り、引き続きアンモニア水を用いてpHを8
.4に調節した。アルゴン雰囲気下で0.01N K3 [Fe(CN)s]溶
液を帯黄緑色の呈色が15分以上持続するように徐々に滴加した。なお1時間後
撹拌し、次いで氷酢酸でpH4,5の酸性にし、アニオン交換■
体(BIORAD 3 X 4 A、クロリド形)の水性懸濁液15■lを添加
した。30分後に、このイオン交換樹脂を濾別し、濾液を回転蒸発器で100m
1に濃縮し、引き続き凍結乾燥した。
使用した全ての溶剤は、あらかじめ窒素で飽和して、場合により起こる遊離シス
ティン基の酸化を回避した。
この粗製生成物をゲルクロマトグラフィー(5EPHADEXoG−15)およ
び中圧クロマトグラフィー(ArV参照;30〜50%A;0.25%m1n−
1)で精製した。純粋生成物65冨9が得られた。
例12と同様に、次のものを製造することができる(ペプチド酸の製造のために
P A M樹脂を使用した)27、 +−+cy−Lys−Gly−Gin−G
ly−Tyr−pro−5er−Thr−Hls−val−Leu−Cys−0
8例37
^c−Glu−Gly−Gln−Gly−Thr−Pro−3er−Thr−H
is−Val−Leu−Lys−N112Boc−Lys(Cl−Z)−MBH
A樹脂(置換的0.361101/9) 1.389 (バッチ量の約9 、5
mmolに相当)を、AIaにより、それぞれ2■o】のBoc −Leu
−OHBoc −Pro −0RBoc −Val −OHBoc −Thr(
Bzl) −0HBoc−R15(Z) −OHBoc −Gly −0RHo
e −Thr(Bzl) −Qri Boe −Gin −0RBoc −5e
t(Bzl) −OHBoc −Gly −0RBoc −Glu(OBzl)
−OHと反応させた(Hisに引き続く全てのカップリングでは工程14〜1
6を実施しなかった)。合成の終了後、N末端をアセチル化した(AIaにより
1〜5および14〜16の工程を実施)。得られたペプチド樹脂を真空中で乾燥
した:収量は2gであった。
AnによるHF分離により得られた粗製生成物(450す)を、脱ガスDMF5
00mI中に溶かし、NaHCO3210り及びB OP 660 Kgを添加
した。この混合物を室温で6日間撹拌し、引き続き蒸発乾固した。この粗製ペプ
チドをゲルクロマトグラフィー(SEPHADEX■LH20)および引き続き
中圧クロマトグラフィー(AIV参照:40〜60%A : 0. 25m1n
−1)で精製した。純粋生成物11719が得られた。
例38
ブライポール(B reipohl et al、 、 BACHEI社)によ
る樹脂1 q (0、5mmolのバッチ量に相当)をAIbより、それぞれ2
■01の
Fmoc −Lys(Boc) −OHFmoc −Thr(tBu) −OH
Fmoe −Leu −OHFmoc −Gly −OBFmoc −Val
−OHFmoc −Gin −ORFmoc−His(Trt)−OHFsoc
−Gly−OHFmoc−Thr(tBu)−OHF+aoc−Lys(Z)−
OHFmoc−3er(tBu)−OHFmoc−Glu(OtBu)−OHF
moc−Pro−OR
と反応させた。合成の終了後、N末端をアセチル化した(AIbによる工程2〜
4および8〜9を実施)。
このペプチド樹脂を真空中で乾燥した:収量1.8g。
AmによるTFA分離により得られた粗製生成物(543mg)を脱ガスDMF
500ml中に溶かした。トリエチルアミン0.43冨lおよびジフェニルホス
ホリルアジド0.43(−25℃)を添加した後、−25℃で2時間撹拌し、引
続いて一25℃で2日間、4℃で2日問および室温で2日間貯蔵した。次いで蒸
発乾固し、この粗製ペプチドをゲルクロマトグラフィー(SEPHADEX■L
H20)i:より精製しえ。
単離した単量体(2059)をAmにより)IFで脱保護し、中圧クロマトグラ
フィー(ArV参照:40〜60%A : 0.25%win−’)で精製した
。純粋生成物78胃9が得られた。
例39
F moc −G 1u(OtB u)メリフィールド樹脂(置換約0.34m
+eol/g)2.89(バッチ量のl 、 Q mwolに相当)をAIbに
より、それぞれIIIIOlのFmoc −Leu −OHFsoc −Thr
(Bzl、) −ORFmoc −Val −ORFmoc −Gly −Ot
lFmoc−His(丁os)−OHFIloc−Gin−01’IFmoc−
Thr(Bzl)−0FI Fsoc−Gly−ORFwroc−Pro−OH
Fmoc−Lys(Boc)−ORと反応させた。引き続きt−ブチル−および
Boc−保護基を分離した(A、Iaによる工程1〜6の実施)。
樹脂の環化け、NMP中で、BOP 1.779およびジイソプロピルエチルア
ミン1.74m/を添加しながら行った(24時間)。このペプチド樹脂N末端
を脱保護しくAIbにより工程2〜4の実施)かつ真空中で乾燥させた。収量は
375gであった。AllによるHF分離により得られた粗製生成物を、ゲル濾
−i!4(SEPB^DEX■G−25)および中圧クロマトグラフィー(A■
参照;20〜40%:0.25%園1n−1) 2回で精製した。純粋生成物1
7mgが得られた。
例37.38および39と同様に、次のものを製造することができる。
49、^C−ty S−G l y−G l n−G 1y−Tl r−Pro
−5er−Thr−s I 5−va l −Leu−G 戟@u−NH2
50、^e−Va l −Leu−Ph@−0rn−G I y−G I n−
G I y−Thr−Pro−5er−Thr−HI 5−ua I −L@u
−^5p−Thr−
l5−NJ
例51
Lys−Gly−Gln−Gly−Thr−Pro−3er−Thr−+1is
−Val−Leu−^OCF +toc −L ys (Z ) l:l−アル
コキシベンジルアルコール樹脂(置換約0.41mmol/g) 1.22y
(0,5mmolのバッチ量に相当)をAIbにより、それぞれ2謬−01の
Fwoc−Aoc−OHFmoc−Pro−OHFmoc−Leu −OHFm
oc −Thr(tBu)−OBFmoc−Val −OHFmoc−Gly−
0[+Fmoc−His(Trt)−OHFmoc−Gln−011Fmoc−
Thr(tBu)−0)I Fmoc−Gly−OffFmoc−5er(tB
u)−0[+
と反応させた。
合成が完了した後、ペプチド樹脂N末端を脱保護しくA、Ibによる工程2〜4
の実施)、かつ引続き真空中で乾燥した。この収量は1.63gであった。
AmによるTFA分離の後に得られた粗製ペプチドを脱ガスDMF中に溶かした
。NaHCO3147wv及びBOP462mvの添加後、室温で5日間撹拌し
た。その後蒸発乾固し、かつ粗製ペプチドをゲルクロマ)クラフィー (SEP
BADEXoLH20) テmllシf:。単離した単量体(105■9)をA
IIによりHFで脱保護しかつ中圧タロマドグラフィー(ArV参照:35〜5
5%A ; 0.25%量1n−1)で精製した。純粋生成物44菖9が得られ
た。
例51と同様にして次のものを製造することができる:
57゜Leu−Ph*−Lys−Gly−Gln−Gly−Tyr−Pro−P
ro−Thr−+1s−val−Leu第1図:ポリマー担体を使ったBoc保
護基法Boc=t−ブチロキシカルボニル保護基SG=側鎖保護基
R=二アミノ側鎖
第2図:ポリマー担体を使ったFmoc−保護基法Fmoc=9−フルオレニル
メチロキシカルボニル保護基SG=側鎖保護基
R=二アミノ側鎖
国際調査報告
PCT / EP 89 / 0146 ’i1国際調査報告
Claims (8)
- 1.式I: X−A−B−Pro−E−YI [式中、Aは、Gly、Ala、Serを表し、BはCys、TyrまたはTh rを表し、EはSerまたはProを表し、 Xは、基:G−NH−CHM−CO−、G−NH−CHM−CO−W−、G−R −NH−CHM−CO−またはG−R−NH−CHM−CO−W−を表し、かつ Yは、基:−Z、−NH−CHQ−CO−Z、−V−NH−CHQ−CO−Z− 、−NH−CHQ−CO−U−Zまたは−V−NH−CHQ−CO−U−Z−を 表し、 その際、XおよびYにおいて、 Gは水素原子またはアミノ保護基を表し、Zは、OH−またはNH2−基または カルボキシル保護基を表し、または GおよびZは一緒になって共有結合または基−CO−(CH2)a−NH−も表 し、その際aは数値1〜12であり、 R、U、VおよびWは1〜4の天然由来のα−アミノ酸からのペプチド鎖を表し 、 MおよびQは、水素原子または基: −CH(CH3)2、−CH(CH3)−C2H5、−C6H5、−CH(OH )−CH3、▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、表等があり ます▼または,−(CH2)b−T (ただし、bは数値1〜6を表し、Tは水素原子またはOH−、CH3O−、C H3S−(CH3)2CH−、C6H5−、p−HO−C6H4−、HS−、H 2N−、HO−CO−、H2N−CO−、H2N−C(=NH)−NH−を表す )を表すか、またはMおよびQは一緒になって−(CH2)c−S−S−(CH 2)d−、−(CH2)e−CO−NH−(CH2)f−または−(CH2)e −NH−CO−(CH2)g−NH−CO−(CH2)f−架橋基(ただし、c およびdは数値1〜4を表し、eおよびfは数値1〜6を表し、gは数値1〜1 2を表す)を表す]のペプチド、ならびに生理学的に認容性の酸とのその塩。
- 2.Gは水素原子またはアミノ保護基を表し、Zはヒドロキシ−またはアミノ基 またはカルボキシル保護基を表し、MおよびQは相互に結合していない請求項1 記載のペプチド。
- 3.Gは水素原子またはアミノ保護基を表し、Zはヒドロキシ−またはアミノ基 またはカルボキシル保護基を表し、MおよびQは一緒になって、−(CH2)c −S−S−(CH2)d−架橋基を表す請求項1記載のペプチド。
- 4.Gは水素原子またはアミノ保護基を表し、Zはヒドロキシ−またはアミノ基 またはカルボキシル保護基を表し、MおよびQは一緒になって、基−(CH2) e−NH−CO−(CH2)f−または−(CH2)e−NH−CO−(CH2 )g−NH−CO−(CH2)f−を表す請求項1記載のペプチド。
- 5.GおよびZは一緒になって共有結合または−CO−(CH2)a−NH−を 表す請求項1記載のペプチド。
- 6.疾患の治療に使用する請求項1から5までのいずれか1項記載のペプチド。
- 7.新生物性疾患および自己免疫疾患の治療ならびに感染、炎症および移植の際 の拒否反応の治療および予防のための請求項1から5までのいずれか1項記載の ペプチドの用途。
- 8.ペプチド化学で公知の方法により製造する請求項1から5までのいずれか1 項記載のペプチドの製法。
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