JPH04502156A - 新規tnf―ペプチド - Google Patents
新規tnf―ペプチドInfo
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- JPH04502156A JPH04502156A JP2501455A JP50145590A JPH04502156A JP H04502156 A JPH04502156 A JP H04502156A JP 2501455 A JP2501455 A JP 2501455A JP 50145590 A JP50145590 A JP 50145590A JP H04502156 A JPH04502156 A JP H04502156A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
新規TNF−ペプチド
本発明は、腫瘍壊死因子(Tug+or Nekrose Faktor)(T
NF)から誘導された新規ペプチド、その製法及び薬剤としてのその使用に関す
る。
カールスウェル(Carswell)等によって(Proc。
Natl、^cad、Sci、US^ 72,3666、 1975)、前もっ
てミコバクテリア−菌株カルメツチーブニリン(Mycobacterien
−5tares Calgette−Guerin)(BCG)を感染させてお
いた、エンドトキシンテ処理された動物の血清が、マウスにおける種々の腫瘍に
出血性の壊死を引き起こすことが報告されている。
この活性は腫瘍壊死因子に起因した。またTNFは試験管内において多数の変態
細胞系(Zellinien)に対して静細胞又は細胞毒作用を示し、一方正常
なヒト及び動物の細胞系は、それによって影響されない(リンホカイン・レポー
ツ(Lymphokine Reports) 2巻。
235〜275頁、アカデミツク・プレス(^cadea+1cPress)
s 二x−ヨーク、1981)、最近、ヒトTNFについての生化学的特徴付は
及び遺伝子が文献に記載された(ネイチャー (Nature) 312. 7
24゜1984:J、Riot、Che+11. 260. 2345. 19
85 ; Nucl、^cids Res、 13 、 6361 、 198
5)。
これらのデータから、成人ヒトTNFについての次の蛋白質構造が誘導されうる
:
ValArgSerS費rSerArgThrProSerAspLysPro
VaIAl asIsVa l VaIAla^5nPr。
GInAIaGIuGIyGInLeuGlnTrpL@uAsnArgarg
^laAiMlaLeuLeu^1d^5nGlyVaIGILIL@LIAr
9ASpASnG1nLJuVaIVatProserGI LIGIyLeu
TyrLeuI l eTyr唐■■
GlnVaIL@uPheLysG1yG1nG1yCySProSerThr
H1sval LeuLeuThrHl 5Thr11豐Ser^rglle^
1 avaISerTyrG1nThrLysVaIASnL*uL@uS命r
Al a+ 1*LysserPr。
CysGI nArgGluThrProGIuGlyAl aGlual a
LysProTrpTyrGI uPro I 1eTyrk@u
G l yG 1 yVa I Ph@G l nL@uG l uLysG
1 yAspargLeuS*ra l aG 1 u 1P eAsnArg
ProAsp
TyrLeuASppMA+ aGl us命rG1yGl nVaITyrP
h@G1y 11 eI I eAl aLeu更に、ウシ、ウサギ及びマウス
のTNF−遺伝子が記載されている(Cold Spring Harbor
Symp、 Quant。
Biol、51 、 597 、 1986 )。
TNFはその細胞毒性のほかに、炎症性反応に関与する主因子の1つである。動
物モデルにおいて、敗血性ショックの際(サイエンス(Science) 22
9 、 869.1985)及びGVH症(Graft versus Ho5
tDisease) (J、Exp、Med、166、 1280. 1987
)の際に、TNFの関与を示すことができた。
ところで、著るしく低い分子量を有するペプチドが育利な特性を有することが判
明した。
本発明の目的は、式I:
X−A−B−Ty r−Y I
[式中AはSer、Val、Ile又はProであり、BはGly又はSerを
表わし、Xは基G−NH−CHM−CO−1G−NH−CHM−CO−W−1G
−R−NH−CHM−CO−又はG−R−NH−CHM−CO−W−4表わしか
つYli基−Z、−NH−CHQ−CO−Z、−V−NH−CHQ−Co−Z。
−NH−CHQ−Co−U−Z又バー V −N H−CHQ−Co−U−Zを
表わし、この際X及びYにおいて、Gは水素原子又はアミノ保護基を表わし、Z
はOH−又はNH2−基又はカルボキシル保護基を表わすか又はG及びZは一緒
になって共有結合又は基−CO−(CH2)a−NH−を表わし、この際、aは
1〜12の数であり、R,U、V及びWは1〜4個の天然に存在するα−アミノ
酸よりなるペプチド鎖でありかつM及びQは水素原子又は基−CH(CH3)2
、−CH(CHs ) −C2Hs 、Cs Hs 、CH(OH)二CH3、
又は−(CH2) b−T (この際すは1〜6の数を表わしかつTは水素原子
又は 0H−1CH30−1CH3S−1(CH3)2CH−1C6)(5−1
P−HO−Cs H4−1HS−1H2N−1HO−C〇−1H2N−C○−1
H2N−C(=NH)−NH−基を表わす)を表わすか又はM及びQは一緒にな
って−(CH2)C−S−S−(CHz)d−1−(CH2) e−Co−NH
−(CH2) f−又は −(CH2)e−NH−Co −(CH2) g−N
H−Co −(CH2) f−橋(この際C及びdは1〜4の数を表わし、e及
びfは1〜6の数を表わしかつgは1〜12の数を表わす)を表わす]のペプチ
ド並びに生理学的に認容性の酸とのその塩である。
式Iのペプチドは、L−アミノ酸から構成されているが、これは1〜2個のD−
アミノ酸を含有してよい。3官能性アミノ酸の側鎖は、保護基を有するか又は保
護されずに存在してよい。
生理学的に認容性の酸としては特に次のものが挙げられる;塩酸、クエン酸、酒
石酸、乳酸、燐酸、メタンスルホン酸、酢酸、蟻酸、マレイン酸、フマル酸、リ
ンゴ酸、コハク酸、マロン酸、硫酸、L−グルタミン酸、L−アスパラギン酸、
ピルビン酸、粘液酸、安息香酸、グルクロン酸、蓚酸、アスコルビン酸、アセチ
ルグリシン。
新規ペプチドは、開鎖であってもよ< (G=H,アミノ保護基、Z=OH,N
H2、カルボキシル保護基、M及びQは相互には結合していない)かつ特にジス
ルフィド−架橋されていてもよ< (G=H,アミノ保護基: Z=OHSNH
2、カルボキシル保護基:M十Q= −(CH2) c−3−S−(CH2)
d−) 、側鎖−架橋されていてもよ< (G=H,アミノ保護基、Z=OHS
NH2、カルボキシル保護基、M+Q=−(CH2)e−NH−CO−(CH2
)f−又は −(CH2) e−NH−Co −(CH2) g−NH−Co
−(CH2)f−)又は頭部−尾部−結合されて(G+Z=共有結合又は−〇〇
−(CH2) a−NH−)いてもよい。
この新規化合物は、ペプチド化学で公知の方法により製造できる。
すなわち、ペプチドは、逐次的にアミノ酸から又は適当な小さなペプチドのフラ
グメント結合によって構成することができる。この逐次的構成の際に、ペプチド
鎖は、C−末端から始まって、段階的に各々1個のアミノ酸を延長する。フラグ
メント結合では、様々の長さのフラグメントを相互に結合することができ、その
際、フラグメントは再び逐次的構成によってアミノ酸から又はその側でフラグメ
ント結合によって得ることができる。環状ペプチドは、開鎖ペプチドの合成によ
り高い希釈度で実施される環化反応によって得られる。
逐次的構成においても並びにフラグメント結合の場合でも、構成要素はアミド結
合の形成によって結合されなければならない。そのためには、酵素的及び化学的
方法が好適である。
アミド結合形成のための化学的方法は、ミューフ−(Mueller) 、メト
ーデン・デア・オルガニッシエン・ ヒ エ ミ − (Methoden d
er Organischen Chemie)XV/2巻、1−364頁、テ
ィーメ社(ThiemeVerlag) 、スツッツガルト、1974;ステワ
ルト(Stewart) 、ユング(Young) 、ソリッド・フェイ7.−
ペプチド・シンセーシス(Solid Phase PeptideSynth
esis) 、31−34.71−82頁、ピアス・ケミカル・カンパ= −(
Pierce Chemical Company)、ロックホルト(Rock
ford) 、1984 ;ボダンスキー(Bodanszky) 、クラウス
ナー(Klausner) 、オンデッティ(0ndetti) 、ペプチド・
シンセシス(Peptide 5ynthesis) 、85−128頁、ジョ
ン・ウィリー・アンド・ソング(John filey & 5ons)、ニュ
ーヨーク、1976及びペプチド化学の他の標準的論文に詳しく扱われている。
アジド法、対称及び混合無水物法、その場で生成された又は既成の活性エステル
及び結合試薬(活性剤)、特にジシクロへキシルカルボジイミド(DCC)、ジ
イソプロピルカルボジイミド(DIC)、1−エトキシカルボニル−2−エトキ
シ−1,2−ジヒドロキノリン(EEDQ) 、1−エチル−3−(3−ジメチ
ルアミノプロピル)−カルボジイミド塩酸塩(EDCI) 、無水n−プロパン
ホスホン酸、N、N−ビス(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)アミド燐酸ク
ロリド(BOP−CI )、ジフェニルホスホリルアジド(DPPA) 、カス
ドロ試薬(Castro’s Reagenz) (B OP ) 、O−ベン
ゾトリアゾリル−N、N、N’ 、N’ −テトラメチルウロニウムー塩(HB
TU) 、2.5−ジフェニル−2,3−ジヒドロ−3−オキソ−4−ヒドロキ
シチオフェンジオキシド(ステグリッヒス試薬(SteglichsReage
nz) ; HOT D O)及び1,1′−力ルボニル−ジイミダゾール(C
,D I )を用いるアミド結合形成が特に有利である。結合試薬を単独で又は
添加剤、例えばN、N’−ジメチル−4−アミノピリジン(DMAP)、N−ヒ
ドロキシベンゾトリアゾール(HOBt)、N−ヒドロキシベンゾトリアジン(
HOOBt)、N−ヒドロキシスクシンイミド(HOSu)又は2−ヒドロキシ
ピリジンと組合せて使用することができる。
酵素的ペプチド合成においては、通例、保護基を省略することができるが、化学
的合成のためには、両方の反応成分のアミド結合の形成に関与しない反応性官能
基の可逆的保護が必要である。化学的ペプチド合成では、文献で公知の3つの保
護基法が有利である:ベンジルオキシカルボニル(2)−11−ブチルオキシカ
ルボニル(Boc)−及び9−フルオレニルメチルオキシカルボニル(Fmo
c)−保護基法。各々、鎖を延長する構成要素のα−アミノ官能の保護基が特徴
である。3官能性アミノ酸の側鎖保護基は、必ずしもそれがα−アミノ保護基と
一緒に脱離されないように選択される。アミノ酸保護基に関する詳細は、ミュー
ラ−(Mueller) 、メトーデン・デア・オルガニツシ、ンーヒエミー(
Methoden der Organischen Che+aie)、X7
71巻、20−906頁、ティーメ社(Thiese Verlag) 、シュ
ツッツガルト、1974に記載されている。
ペプチド鎖の構成に用いる構成要素は、溶液中で、懸濁液中で又は例えばメリフ
ィールド(Merrifield)による J、A++er、Che(Soc、
85. 2149. 1963に記載されているような方法により反応させるこ
とができる。特に、ペプチドが逐次的に又はフラグメント結合により、Z−1B
oc−又はFmo c−保護基法の使用下で構成され、その際、反応成分が溶液
で反応に使用される方法、並びに前記のメリフィールド法と同様に、反応成分が
不溶性のポリマー担体(次に樹脂とも称せられる)に結合して反応に使用される
方法が有利である。その際、ペプチドは、典型的には、BOc−又はFmo c
−保護基法の使用下で逐次的にポリマー担体に接して構成され、その際、延長す
るペプチド鎖は、C−末端の所で、不溶性の慴脂部分と共有結合している(図1
及び2参照)。この作業法は、試薬及び副生成物を濾過によって除去することを
可能とし、従って中間生成物の再結晶は不必要となる。
保護されたアミノ酸は、任意の適当なポリマーに結合することができ、このポリ
マーはは、単に、使用溶剤中に不溶であり、かつ簡単な濾過を可能とする安定し
た物理的な形を有すべきである。このポリマーは、それに最初の保護されたアミ
ノ酸が共有結合によりしっかり結合されうる。1個の官能基を有すべきである。
この目的のためには、極めて様々なポリマー、例えばセルロース、ポリビニルア
ルコール、ポリメタクリレート、スルホン化ポリスチロール、スチロールとジビ
ニルペンゾールとのクロルメチル化コポリマー(メリフィールド−樹脂)、4−
メチルベンズヒドリルアミン−樹脂(MBHA−樹脂)、フェニルアセトアミド
メチル−樹脂(P am−樹脂)、p−ベンジルオキシベンジルアルコール−樹
脂、ベンズヒドリルアミン−樹脂(BHA−樹脂)、4−(ヒドロキシメチル)
−ベンゾイルオキシメチル−引脂、ブライボール(Breipohl)等による
樹脂(Tetrahedron Lett、28.565.1987 ; Fa
、BACHEM) 、HYCRAM−樹脂(Fa、0RPEGEN)又は5AS
RIN−樹脂(Fa、BACHEM)が好適である。
溶液中でのペプチド合成には、反応条件下で不活性であると実証される全ての溶
剤、特に水、N、N’ −ジメチルホルムアミド(DMF) 、ジメチルスルホ
キシド(DMSO) 、アセトニトリル、ジクロルメタン(DCM) 、1.4
−ジオキサン、テトラヒドロフラン(THF) 、N−メチル−2−ピロリドン
(NMP)並びに前記の溶剤の混合物が好適である。ポリマー担体でのペプチド
合成は、使用されたアミノ酸誘導体がそれに溶性である全ての不活性有機溶剤中
で実施されうる;しかしながら付加的に樹脂膨潤特性を有する溶剤、例えばDM
F、DCMSNMP、アセトニトリル及びDMSO,並びにこれらの溶剤の混合
物が有利である。
成果のある合成後に、このペプチドをポリマー担体から脱離させる。様々の型の
樹脂を脱離できる条件は、文献に公知である。最も一般的には、酸性及びパラジ
ウム−触媒脱離反応、特に液状の無水弗化水素中、無水トリフルオルメタンスル
ホン酸中、希又は濃トリ −フルオル酢酸中の脱離又は弱塩基、例えばモルホリ
ンの存在でTHF又はTHF−DCM−混合物中のパラジウム−触媒作用脱離が
使用される。保護基の選択に依り、これは脱離条件下で保持されたままであるか
又は同様に脱離される。ペプチドの部分的脱保護(lintschuetzun
g)は、一定の誘導体化反応(Derivatisierungsreakti
onen)又は環化を実施すべき場合に、重要になりうる。
新規のペプチドは、部分的に良好な細胞毒特性を示す。ペプチドの他の部分は細
胞TNF−受容体への高い親和性を有するが、細胞毒活性を有することはない。
すなわち、これはTNF−アンタゴニストである。
これは天然のTNFと競争して細胞のTNF−受容体に結合し、かつそうしてT
NF−作用を抑制する。新規ペプチドは、新生物疾患及び自己免疫疾患の治療に
並びに移植の際の感染、炎症及び拒絶反応の治療及び予防に使用することができ
る重要な薬剤であると実証される。個々のペプチドがいかなる作用を有するかを
簡単な実験により解明することができる。TNF−感受性細胞を用いてペプチド
の細胞毒性は、ペプチドの存在で細胞系をインキュベートすることにより測定さ
れる。第2の実験バッチ中で、細胞系を相応するペプチドと共にTNF一致死作
用量の存在でインキュベートする。それによってTNF−拮抗作用を実証するこ
とができる。更に試験管内結合実験により、細胞のTNF−受容体へのペプチド
の親和性が測定される。
新規ペプチドのそのアゴニスト(agonistische)又は拮抗(ant
agonistische)作用についての生物学的解明を次の試験系で行なつ
た:
1、TNF−感受性指標細胞に対する細胞毒性試験n、TNF−感受性指標細胞
に対する競争−細胞毒性試験、
II[、TNF−受容体を表現する指標細胞に対する競争−受容体結合試験。
1、 細胞毒性試験
新規ペプチドのアゴニスト作用評価は、TNF−感受性細胞(例えばL929、
MCF−7、A204、U937)へのその細胞毒作用に基づく。Fe29及び
MCF−7での試験を次のように実施した:1.3〜5X103個の新たにトリ
プシン処理した(trypsinierten) 、指数的生長状態にあるFe
29−細胞(マウス)もしくはMCF−7−細胞(ヒト)を有する培地100μ
lを、96一孔−平底−培養プレートの凹部にピペットで入れた。このプレート
を恒温器中で37℃で一夜恒温保持した。恒温器中の水蒸気で飽和された空気は
、CO25Vo1%を含有した。
このFe29−培地は、MEM Earle lx (べ−リンガ−(Boeh
ringer) 、マンハイム)500mj!。
熱で不活性化された(30分間、56℃)胎生子牛細潰(Fe2)50.1.L
−グルタミン(200mM)50ml、100×非必須アミノ酸5ml、l M
Hepes−緩衝液pH7,2(3mA’)及びゲンタマイシン(50諺9/
真1)50票lを含有した。
MCF−7−培地は、M E M Dulbecco I X (べ一リンガー
、マンハイム)500mj’、熱で不活性化された(30分間、56℃)FCS
looil、L−グルタミン5111及び100×非必須アミノ酸5mlを含有
した。
2、 次の日に、検査すべきペプチド−溶液100μlを細胞培養物に加え、か
つ連続して2回滴定した。付加的に若干の細胞対照(すなわちペプチド−希釈液
で処置されていない細胞培養物)及び若干のr h u−TNF一対照(すなわ
ち組換えヒトTNFで処理された細胞培養物)を共に用意した。培養プレートを
C025Vo1%を有する水蒸気飽和空気よりなる雰囲気中で37℃で48時間
恒温保持した。
3、 ペプチド−希釈液で処理した培養物中の生存細胞のパーセンテージをクリ
スタルバイオレット染色を用いて測定した。そのために、試験プレートをひっく
り返して凹部から液体を除去した。各凹部にクリスタルバイオレット溶液50μ
lをピペットで入れた。
クリスタルバイオレット溶液は次の組成を有した:クリスタルバイオレット 3
.759
NaC11,75g
エタノール 161.5票!
37%ホルムアルデヒド
水 全量 500璽l
このクリスタルバイオレット溶液を、凹部中に20分間入れたままにしかつ次い
で同様に除去した。引続き、細胞に結合しなかった染料を除くために、プレート
を各々5回水中に浸漬することにより洗浄した。細胞に結合した染料を各凹部中
に試薬溶液(エタノール50%、氷l[0.1%、水49.9%)100μJを
添加することによって細胞から抽出した。
4、5分間のプレートの振動によって凹部中に一様に呈色した溶液が得られた。
生存細胞の測定のために個々の凹部中の呈色溶液の吸光度を540nmで測定し
た5、 それによって、細胞対照に対して、50%細胞毒性値を規定しかつ50
%細胞毒性となる試料希釈度の逆数を検査試料の細胞毒活性として調べた。
■. 競争−細胞毒性試験
ペプチドの拮抗性評価は、TNF−感受性細胞(例えばFe29、MCF−7、
A204、U937)へのrhu−TNFの細胞毒作用を競争するその特性に基
づく。Fe29及びMCF−7−細胞を用いる競争−細胞毒性試験を次のように
実施した:1、3〜5X103個の、新たにトリプシン処理され、指数的生長状
態にあるFe29−細胞(マウス)もしくはMCF−7−細胞(ヒト)を有する
培地100μlを、96一孔−平底−培養プレートの凹部にピペットで入れた。
プレートを恒温器中で37℃で一夜恒温保持した。恒温器中の水蒸気で飽和され
た空気は、C O 2 5 Vo1%を含有した。
Fe29−培地は、MEM Earle 1 x (ペーリンガー、マンハイム
)500m/,56℃で30分間熱で不活性化されたFCS50ml,L−グル
タミン(20 0mM) 5 0wsl, 1 0 0 X非必須アミノ酸5票
/,IM Hepes−緩衝液1)H7.2(3ml)及びゲンタマイシン(5
0++v/mjり 5 0μlを含有した。
MCF−7−培地は、MEM Dulbecco l x (ベーリンガー、マ
ンハイム)500m/,熱で不活性化された(30分間、56℃)FCS100
■z, L−グルタミン( 2 0 0 mM) 5 ml及び100x非必須
アミノ酸5■lを含有した。
2、 次の日に、検査すべきペプチド−溶液100μlを細胞培養物に添加し、
かつ連続的に2回滴定した。
次いでこの細胞培養物に、細胞培養物中の最終濃度において80−100%細胞
毒作用を有する培地中のrhu−TNF−希釈液100μlを添加した。更に若
干の細胞対照(すなわちペプチド−溶液で処置されていないかつrhu−TNF
−溶液で処置されていない細胞培養物)及び若干のrhu−TNF一対照(=r
huーTNFー溶液でのみ処置された細胞培養物)を共に用意した。次いで培養
プレートをC O 2 5 Vo1%を有する水蒸気飽和空気よりなる雰囲気中
で37℃で48時間恒温保持した。
3、 物質溶液で処置された培養物中の生存細胞のパーセンテージを、クリスタ
ルバイオレット呈色に依り測定した。そのために試験プレートをひつ(り返すこ
とによって凹部から液体を除去した。各凹部中にクリスタルバイオレット溶液5
0μlをピペットで入れた。
クリスタルバイオレット溶液は■.3に挙げた組成を有した。
クリスタルバイオレット溶液を凹部中で20分間放置しかつ次いで同様に除去し
た。引続き、細胞に結合しなかった染料を除去するために、プレートを各々5回
水中への浸漬によって洗浄した。細胞に結合した染料を各凹部中への試薬溶液(
エタノール50%、氷酢酸0.1%、水49.9%)100μlの添加によって
細胞から抽出した。
4、 プレートを5分間振動することによって各凹部中で一様の呈色溶液を得た
。生存細胞の測定のために各凹部中の呈色溶液の吸光度を540nmで測定した
。
5、 それによりて、細胞対照及びrhu−TNF一対照に対して、50%競争
値を規定し、かつ前もって準備したrhu−TNF−濃度においてrhu−TN
F−細胞毒性の50%競争となる試料濃度を、検査試料−の拮抗的活性として調
べた。
■、 競争−受容体結合試験
ペプチドの共働並びに拮抗作用は、後者がTNF−受容体に結合することを前提
とする。このことは、共働もしくは拮抗作用を有するペプチド及びrhu−TN
Fが、TNF−感受性指標細胞(例えばU937)への′I″NF−受容体での
結合を競争することを意味する。競争−受容体−結合試験を次のように実施した
=1、 検査すべきペプチド並びにrhu−TNF (=対照)の種々の濃度を
有する培地100μlを反応容器中にピペットで入れた。この培地は、PBS
(ベーリンガー、マンハイム)500m7.熱で不活性化された(30分間、5
6℃)FC3IO厘l及びアジ化ナトリウム100真9を含有した。
2、 引続き、125ヨードで標識したrhu−TNF (ポルトン(Bolt
on)によるラクトペルオキシダーゼ一方法)lngを有する培地 100μ!
を反応容器に加えかつ混合した。非特異的結合(NSB)の測定のために、12
5ヨードで標識された rhu−TNF (培養基100μJ中125I−rh
u−TNF lng)を放射性標識されていないrhu−TNF (培養基 1
00μi中rhu−TNF200ng)の200−倍の過剰量と混合した。
3、 次いで2×106個のU937−細胞(ヒト)を有する培養基100μl
を反応容器にピペットで入れかつ混合した。反応容器(試験容量300μりを9
0分間0℃で恒温保持した。45分間後に反応装入物をもう一度十分に混合した
。
4、 恒温保持時間の経過後に、細胞を5分間1800rpm及び4℃で遠心分
離し、培地で3回洗浄し、定量的に計数管中に移しかつ細胞結合した放射能をク
リニ・ガンv−カウンター(C1ini Gamma Counter) 12
72 (LKB fallac)で測定した。
5、 非特異的結合に関する測定値の補正後に、総結合に対して、50%競争値
を規定しかつ前もって準備した125I−rhu−TNF−濃度で1251−r
hu−TNF−結合の50%競争をもたらす試料濃度を検査試料の競争活性とし
て調べた。
次の例で本発明を詳説する。プロピオン酸dgen)アミノ酸は、例中公知の3
文字−コードで略記されている。更に次の文字は以下の意味を表わす:Aad=
α−アミノアジピン酸、Abs=4−アミノ酪酸、Ac=酢酸、Ao c=8−
アミノオクタン酸、Ape=5−アミノペンタン酸、Hcy=ホモシスティン、
H1y=ホモリジン、0rn=オルニチン、Dap=2.3−ジアミノプロピオ
ン酸。
A、 一般的作業法
!、 請求項1によるペプチドの合成は、アプライド・ビオシステムズ社(Fi
rma APPL I ED B 10S105YSTEの全自動ペプチドシン
セサイザー(Peptidsynthesizer) Modell 430
Aで固相ペプチド合成の標準法を用いて行なりた。この装置はBoc−及びFm
o c−保護基法のために種々異なる合成サイクルを利用する。
a) Boc−保護基法のための合成サイクル1、 DCM中トジトリクロル酢
酸30%IXa分間2、DCM中トジトリクロル酢酸50%×17分間3、DC
M−洗浄工程 5×1分間
4、 DCM中ジイソプロピルエチルアミン5%IX1分間
5、NMP中ジビジイソプロピルエチルアミン5%1×1
7、 予備活性化保護化アミノ酸の添加(NMP/DCM中DCCI当量及びH
OB t1当量による活性化):ペプチド結合(第1部)1×30分間
8、DMS020%の容量割合にまで反応混合物へのDMSOの添加
9、 ペプチド結合(第2部) 1×16分間10、反応混合物へジイソプロピ
ルエチルアミン368当量の添加
11、ペプチド結合(第3部) IX7分間12、DCM−洗浄工程 3X1分
間
13、不完全な変換の際に結合の繰り返しく5.に戻る)14、DCM中無水酢
酸10%、ジイソプロピルエチルアミン5% IX2分間
15、DCM中無水酢酸10% 1×4分間16、DCM−洗浄工程 4×1分
間
17、1.に戻る
b) Fmoc−保護基法のための合成サイクル1、NMP−洗浄工程 1×1
分間
2、NMP中ピ中ソペリジン20% IX4分間3、NMP中ピ中ソペリジン2
0% 1×10分間4、NMP−洗浄工程 5X1分間
5、 予備活性化保護化アミノ酸の添加(NMP/DCM中DCCI当量及びH
OB t1当量による活性化):
ペプチド結合 lX61分間
6、NMP−洗浄工程 3×1分間
7. 不完全な変換の際に結合の繰り返しく5.に戻る)8、NMP中無水酢酸
10% IXg分間9、NMP−洗浄工程 3×1分間
10.2.に戻る
n、 Iaにより得られるペプチド樹脂の後処理Iaにより得られるペプチド樹
脂を、真空中で乾燥しかつテフロン(Teflon) −HF−装置(ペニンス
ラ社(Fa、PENlN5IJLA)の反応容器中に転移させた。スカベンジャ
ー(Scavenger) 殊にアニソール(1■l/樹脂g)並びにトリプト
ファン含有のペプチドの場合にはインドール系ホルミル基の除去のためにチオー
ル、殊にエタンジチオール(0、5ml/樹脂g)の添加後に、液体N2での冷
却下で弗化水素を凝縮導入(einkondensiert) させた( 10
ml/樹脂9)。混合物を0℃に加温しかつこの温度で45分間撹拌した。引
続き弗化水素を真空中で留去しかつ残留するスカベンジャーを除去するために、
残渣を酢酸エステルで洗浄した。ペプチドを30%の酢酸で抽出し、濾過しかつ
濾液を凍結乾燥させた。
ペプチドヒドラジドの製造のために、ペプチド樹脂(バムー(Pam−)又はメ
リフィールド樹脂)をDMF中に懸濁させ(15■l/樹脂g)かつヒドラジン
水和物(20当量)の混合後に2日間室温で撹拌した。後処理のために、樹脂を
濾別しかつ濾液を蒸発乾固サセタ。Hf1iを DMF/Et20 又It M
e OH/Et20 から結晶させた。
IIl、 Ibにより得られるペプチド樹脂の後処理Ibにより得られるペプチ
ド樹脂を真空中で乾燥させ、かつ引続いてアミノ酸組成に応じて次の分離法を行
なつた(Wade%Tregear、 Howard Florey F+ao
c −Workshop Manual、Melbourne 1985 )。
適当なTFA−混合物中のペプチド樹脂の懸濁液を、室温で所定の時間撹拌し、
次いで樹脂を濾別しがっTFA並びにDCMで洗浄した。濾液及び洗浄溶液を十
分に濃縮しかつペプチドをジエチルエーテルの添加により沈殿させた。水浴中で
の冷却後に沈殿を濾別し、酢酸30%中に入れかつ凍結乾燥させた。
■、 ペプチドの精製及び特徴付は
精製をゲルクロマトグラフ4−(SEPHADEPG−10、G−15/1 0
%HOAc ; 5EPHAD■
EX LH20/MeOH)及び引続イテ中圧クロマトグラフ イー (Mit
teldruckchromatographie) (固定相:HD−SIL
C−18,20−45μ、100A;移動相:A=0.1% T F A /
M e OH、B=0.1% TFA/820での傾斜)により行なった。
得られた最終生成物の純度は、分析HPLC(固定相:100X2.1mm V
YDACC−18,5μ、300 A ; 移動相= CH3ON/H2O−傾
斜、0.1%TFA、40℃で緩衝化)で測定した。特徴付けのためにアミノ酸
分析及びファストーアトムーボムバードメントー質量分析法(Fast −At
om −Boa+bardment −Massenspektroskopi
e)を利用した。
B、 特別な作業法
例I
H−^1a−^5n−Gly−Val−Glu−NR2Boc−Glu (OB
zl)−MBHA−樹脂(置換〜0.39mモル/g)1.28y(成分量0.
5mモルに相当)を、Alaに依り、Bo c−Va l −0H1Boa−G
ly−OHSBoc−Asn−OH。
Boc−Aha−OH62mモルと反応させた。
合成終了後に、ペプチド樹脂をN−末端で脱保護しくAIaに依る工程1−3の
実施)、かつ引続いて真空中で乾燥させた;収量は1.35eであった。
こうして得られた樹脂0.79をAIIに依りHF−分離させた。粗生成物(8
1−g)をゲル濾過(SEPHADEXoG−10)及び中圧クロマトグラフィ
ー(ArV参照;A40−60%;0.25%ll1in−1)により精製した
。
例2
Ac −Leu −Ala−Asn −Gly −Val −Glu −OHF
moc−Glu (OtBu)−p−アルコキシベンジルアルコール樹脂(置換
〜0 、55 +11101/ 9)0.46q (成分量0.25mモルに相
当)をA I b !:依り、Fmoc−Val−OH,Fmoc−Ala−O
H,Fmoc−Gly−OH%Fmoc−Leu−OH,Fmoc−Asn−O
H各1mモルと反応させた。
合成終了後にN−末端をアセチル化した(AIbに依り工程2−4及び8−9の
実施)。得られるペプチド樹脂を真空中で乾燥させた;収量は0.54gであっ
た。
AI[Iに依るTFA−分離により得られる粗製ペブチ■
ド(129mg)をゲル濾過(SEPHADEX G−10)及び中圧クロマト
グラフィー(ArV参照:40−60%:0.25%5in−1)により精製し
た。純粋生成物671gが得られた。
例1及び2と同様にして次のものを製造することができる:
3、 H−Ala−^5n−Gly−Vat−GILI−OH4、Ac−^1ト
^111−G1y−Vat−Glu−OH5、Ac−Ala−^sn−Gly−
Val−Glu−MH26、H−Leu−^1畠−^5n−Gly−vat−G
lu−OH7、H−Ltu−^1ト^5n−G1y−Val−GILI−NH2
8、^c−L拳u−^1ト^5n−Gly−Val−GILI−NH29、H−
L仙−^1a−^5n−Gly−val−Glu−Leu−ON】0 ^c−L
仙−^lト^5n−Gly−Vat−Glu−Lau−OH11、H−Leu−
^1a−^5n−Gly−Vat−Glu−IJu−NH212、^c−Lau
−^1a−Asn−GIy−VaトGIU−Lau−NH213、14−Leu
−Lau−^1a−asn−Gly−vat−Glu−Leu−^rQ−OH1
&、紅−Leu−L@u−^1a−^5n−Gly−Vat−Glu−L@u−
arg−ON+5. H−Ltu−Leu−Ala−ASn−Gly−Vat−
Glu−Leu−^r9−NH2】6.^(−Leu−L@u−^1a−^5n
−Gly−Val−Glu−Leu−^r9−NH217、H−^1a−Leu
−L@u−^1−^sn−Gly−Vat−Glu−Lsu−Arg−OH18
、^C−^1a−L@u−Leu−^1−−^5n−Gly−vat−Glu−
Leu−^r9−NH2+9. H−Leu−^]a−^5n−Gly−Phe
−G】u−OH22、^c−Leu−L@u−^1a−川5−Gly−Val−
Glu−Leu−^r9−N14223、 AC−II!−^1a−^5n−G
ly−Val−Glu−NH2Boc−Cys (pMB)−MBHA−樹脂(
M換〜0.86mモル/g)0.57g(成分量0.5mモルに相当)を、Bo
c−G l u (OB z I) −OH。
Boc−Asn−〇H,BoC−Va l −OH。
Boc−Aha−OH,Boc−Gly−OH。
Bo c−Cy s (pMB)−OH各2mmoLとAIaに依り反応させた
。
合成終了後にN−末端をアセチルした(Alaに依る工程1−6及び14−16
の実施)。
得られたペプチド樹脂を真空中乾燥させた;収量は0.98gであった。
そうして得られた樹脂0.49gをAIIに依りHF−分離させた。凍結乾燥さ
せた粗生成物を0.1%の酢酸21中に入れかつ引続きアンモニア水で I)H
8,4に調整した。アルゴン雰囲気下で 0.01 nKa [F e (CN
) t;コー溶液を、帯黄緑色が15分間以上持続するまで、徐々に滴加した。
更に1時間後撹拌し、次いで氷酢酸で pH4,5に酸性化しかつ陰イオン交換
体(B I 0RAD■3×4A、塩化物形)の水性懸濁液1517を加えた。
30分後にイオン交換体樹脂を濾別し、濾液を回転蒸発器で100g/に濃縮し
かつ引続き凍結乾燥させた。
全ての使用溶剤は、遊離システィン基の場合による酸化を避けるために、前もっ
て窒素で飽和しておいた粗生成物をゲルクロマトグラフィー(S E PHAD
EX”G−15)により精製した。純粋な生成物87鳳9が得られた。
例24と同様にして、次のものを製造することができる(ペプチド酸の製造のた
めにPAM−II脂を使用した):
、Bo c−A 1 a−OH1Bo c−G l y−OH。
Boc−Lys (CI−Z−)−OH,Bo C−Asn−OH各2mモルと
反応させた。合成終了後にN−末端をアセチル化した(AIaによる工程1−6
及び14−16の実施)。得られたペプチド樹脂を真空中乾燥させた;収量は0
.86gであった。
Anに依るHF−分離の後に得られた粗生成物(272す)を脱ガス化DMF3
80mj中に溶かし、トリエチルアミン0.53露1を加えかつ一25℃でジフ
ェニルホスホリルアジド0.54mJを加えた。混合物を2時間−25℃で撹拌
し、2日間−25℃で、2日間4℃でかつ2日間室温で放置し、かつ引続いて濃
縮乾燥させた。粗製ペプチドをゲルクロマトグラフィー(SEPHADEX■G
−15)及び引続く中圧クロマトグラフィー(AIV参照; 5−25%; 0
.25%5in−1)により精製した。純粋な生成物5119が得らブライポー
ル(Breipohl)等による樹脂(バラヘム社(Fa、BACHEM))2
g(成分量1mモルに相当)を、AIbにより、Fmoc−Glu (OtBu
) −OH,Fmo c−A s n−OH,Fmo c−G ]u (OB
z 1)−OH,Fmo c−A ] a−OH。
Fmoc−Va 1−OH,Fmoc−Lys (Boa) −OH,Fmo
c−G 1 y−OH各4mモルと反応させた。合成終了後にN−末端をアセチ
ルした(AIbによる工程2−4及び8−9の実施)。ペプチド樹脂を真空中で
乾燥させた;収量2.71p。
AmによるTFA−分離によって得られた粗生成物(872す)480りを脱ガ
ス化DMF 500禦!中に溶かし、トリエチルアミン0.67■lを加えかつ
25℃でジフェニルホスホリルアジド0.67mA’を加えた。混合物を2時間
−25℃で撹拌し、2日間−25℃で、2日間4℃でかつ2日間室温で放置しか
つ引続いて濃縮蒸発乾固させた。粗ペプチドをゲルクロマドグ5フイー(SEP
HADEX■1.N20)l:より精製し、単離したモノマー(103冒9)を
HFでAnにより脱保護化しかつ中圧クロマトグラフィー(ATV参照;5−2
5%A;0.25%1lin−1)によッテ精製した。純粋な生成物68りが得
られた。
Fmoc−Glu (OtBu)−メリフイームドー樹脂1.04g(置換〜0
,4 B mmol/g) (成分量0.5mモルに相応)をArbにより、F
moc−Glu (OBzl)−OH,Fmoc−Asn−OH。
Fmo c−Ly s (Bo c)−OH,Fmo c−Val −OH,F
mo c−A I a−OHSFmo c−G ]]y−OH,Fmoc−Le
u−OH各2mモルと反応させた。
引続きt−ブチル−及びBoc−保護基を脱離させた(Alaによる工程1−6
の実施)。樹脂での環化は、NMP中でBOP 0.89v及びジイソプロピル
エチルアミン0.87mJの添加下で行なった(24時間)。ペプチド樹脂をN
−末端で脱保護しくAIbによる工程2−4の実施)かつ真空中で乾燥させた。
収量は1.359であった。
AIrによるHF−分離によって得られた粗生成物を■
ゲル濾過(5ephadex G −15)及び中圧クロマトグラフィー(AI
V参照;10−30%; 0.25m1l−1)によって精製した。純粋生成物
24■9が得られた。
例71.72及び73と同様にして次のものを製造することができるニ
ア4、^C−^ad−^5n−GIJ−Val−5y5−NH275、H−Gl
u−^1a−^5n−Gly−Val−Lys−OH76、Ac−Glu−^1
a−八5n−G1y−Va1−LIS−HH277、^c−Glu−^1a−A
sn−Gly−vat−Lys−OH78、Ac−Lys−Asn−Gly−V
al−G u−NH280、^c−Gu−^1ト^5n−Gly−Vat−Gl
u−Hy−NH281、AC−^5p−Ala−^Sn−Gly−Val−GI
LI−LJS−NM282、AC−^sp−^1身−^5n−Gly−vat−
Glu−Lys−OH83、^C−^sp−^1ト^1n−GIy−Val−G
lu−81y−NH284、^c−Orn−^1a−^5n−Gly−vat−
Glu−^5p−NH285、AC−LyS41a−ASn−Guy−Vat−
Glu−OH86、^C−LyS−^1a−ASn−Gly−Val−Glu−
asp−NH289、^c−H1y−^1a−^5n−Gly−val−Glu
−^5p−NH290、^C−^a(1−Ala−^5n−Gly−Vat−G
lu−Hy−NH291、^c−Aad−^1a−^5n−Gly−vat−G
lu−IJi−NH292、AC−Lys−Ala−Asn−Gly−Val−
G u−NH293、Ac−GW瓦;;可コLG1u−Leu−LyS−NH2
94、AC−IJs−IJtJ−^1a−^5n−Gly−Vat−Glu−G
1l−N14295、 AC−G u−xla−Asn−Gly−Val−G
lu−LeLI−LyS−NH296、AC−Ly’;−^1m−Asn−Gl
y−Val−Glu−Leu−G Ll−NH297、H−Asn−Ala−L
eu−Glu−^1a−^5n−Gly−Vat−LyS−IJLI−NH29
8、AC−G u−Gly−ASn−G17−Vat−L7S−NH299、A
C−Ala−Leu−Glu−AIa−ASn−Gly−Val−Glu−Ly
S−Ar9−Asp−NH2100、^C−^sp−^1a−H1s−Gly−
Val−Glu−LyS−NH21ot 、^c−tys−Ala−Asn−G
ly−PM−GILI−Glu−N82例103
Leu−^1a−^sn−Gly−Val−Glu−Leu−AbsFmo c
−G l y−p−アルコキシベンジルアルコール−樹脂1.47g(置換〜0
、68 mmol/ 9)、(成分量1mモルに相応)を、Arbにより、F
moc−Asn−OH,Fmoc−Leu−OH,Fmoc−Aha−OH,F
moc−Glu (OBz I)−0H,Fmoc−Abs−OH各4mモルと
反応させた。合成終了後に、ペプチド樹脂をN−末端で脱保護しくAIbによる
工程2−4の実施)かつ引続いて真空中で乾燥させた。収量は1.35gであっ
た。
AmによるTFA−分離によって得られる粗製ペプチド200myを脱ガス化D
MF200mf中に溶かした。NaHCO28419及びB OP 26419
(7)添加後に室温で一夜撹拌した。次いで蒸発乾固させかつ粗製ペプチドをゲ
ルクロマトグラフィー(SEPHADEX(H)LH20)により精製した。単
離したモノマー(74i9)をHFでAIIにより脱保護した。純粋な生成物6
2−qが得られた。
例103と同様にして次のものを製造することができる:
+04.^1a−^5n7G1y−Vat−Glu+05.Leu−^1a−^
5n−Gly−Val−Glu−Leu−^「9106、Aoc−^+a−As
n−Gly−Val−Glu+09.Leu−5er−^5n−Gly−Val
−GILI+12.Leu−^1a−^5n−Gly−Val−Glu第1図:
ポリマー担体を使ったBoc保護基法Boc =t−フチロキシ力ルポニル保護
基SG=側鎖保護基
R;アミノ酸側鎖
第2図:ポリマー担体を使ったFmoc−保護基法Fmoc =9−フルオレニ
ルメチロキシカルボニル保護基SG=側鎖保護基
R=二アミノ側鎖
閃 腔 fil 喜 報 牛
−Iゆい、A@Hcaユ、にテ/EP、 89101469国際調査報告
PC1/EP 89101469
Claims (8)
- 1.式I: X−A−Gly−B−YI 〔式中AはAsn、Asp又はHisであり、BはVal、Met又はPheを 表わし、Xは基G−NH−CHM−CO−、G−NH−CHM−CO−W−、G −R−NH−CHM−CO−又はG−R−NH−CHM−CO−W−を表わしか つYは基−Z、−NH−CHQ−CO−Z、−V−NH−CHQ−CO−Z、− NH−CHQ−CO−U−Z又は−V−NH−CHQ−CO−U−Zを表わし、 この際X及びYにおいて、Gは水素原子又はアミノ保護基を表わし、ZはOH− 又はNH2−基又はカルボキシル保護基を表わし又はG及びZは一緒になって共 有結合又は基−CO−(CH2)a−NH−を表わし、この際、aは1〜12の 数であり、R、U、V及びWは1〜4個の天然に存在するα−アミノ酸よりなる ペプチド鎖であり、かつM及びQは水素原子又は基−CH(CH3)2、−CH (CH3)−C2H5、−C6H5、CH(OH)−CH3、▲数式、化学式、 表等があります▼、▲数式、化学式、表等があります▼又は−(CH2)b−T (この際bは1〜6の数を表わしかつTは水素原子又はOH−、CH3O−、C H3S−、(CH3)2CH−、C6H5−、P−HO−C6H4−、HS−、 H2N−、HO−CO−、H2N−CO−、H2N−C(=NH)−NH−基を 表わす)を表わすか又はM及びQは一緒になって−(CH2)c−S−S−(C H2)d−、−(CH2)e−CO−NH−(CH2)f−又は−(CH2)e −NH−CO−(CH2)g−NH−CO−(CH2)f−橋(この際c及びd は1〜4の数を表わし、e及びfは1〜6の数を表わしかつgは1〜12の数を 表わす)を表わす〕のペプチド並びに生理学的に認容性の酸とのその塩。
- 2.式中Gが水素原子又はアミノ保護基でり、かつZはヒドロキシ−又はアミノ 基又はカルボキシル保護基であり、かつM及びQは相互には結合していない、請 求の範囲第1項に記載のペプチド。
- 3.式中Gが水素原子又はアミノ保護基でありかつZがヒドロキシ−又はアミノ 基又はカルボキシル保護基であり、かつM及びQは一緒になって−(CH2)c −S−S−(CH2)d−橋を表わす請求の範囲第1項に記載のペプチド。
- 4.式中Gが水素原子又はアミノ保護基でありかつZがヒドロキシ−又はアミノ 基又はカルボキシル保護基でありかつM及びQは一緒になって基−(CH2)e −NH−CO−(CH2)f−又は−(CH2)e−NH−CO−(CH2)g −NH−CO−(CH2)fを表わす、請求の範囲第1項に記載のペプチド。
- 5.式中G+Zが一緒になって共有結合又は−CO−(CH2)a−NH−を表 わす、請求の範囲第1項に記載のペプチド。
- 6.疾病の治療の際に使用するための、請求の範囲第1項から第5項のいずれか に記載のペプチド。
- 7.新生物疾患及び自己免疫疾患の治療並びに移植の際の感染、炎症及び拒絶反 応の治療及び予防のための請求項1から5のいずれかに記載のペプチドの使用。
- 8.ペプチド化学で公知の方法により製造することを特徴とする、請求項1から 5のいずれかに記載のペプチドの製法。
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1988
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1989
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