JPH04501676A - 動脈瘤クリップを固定するための装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 動脈瘤クリップを固定するための装置 本発明は外科装置に関する。本発明による外科装置は特に神経外科に有用である 。

多くの外科手術において、人体へ器具を導入し、かつ接近困難な人体内部位でそ れらの器具を操作する必要がある。例えば、血管上の動脈瘤、特に大脳下面で動 脈瘤へ接近することは非常に困難である。動脈瘤は、それらを形成している血管 から分離するために動脈層のネックにわたってクリップを設置することにより処 置する。この手術は今日一対の特定採用された硬質の鉗子でクリップを保持し、 次いでそのクリップを動脈瘤のネック周辺に設置し、手動により該鉗子からクリ ップを解放して行う。器具の先端の小さな移動を行うために外科医による大きな 腕の運動が要求されるために、鉗子の硬性は脳内の限定された空間において問題 がある。運動の不精確さおよび手の震えは組織および血管へ思いがけない損害を 与える結果に繋がる。このことは脳組織へ接近した手術のときに特に望ましくな いことは明らかである。

本発明の第１形態による変形自在導管は、導管を形成するために端から端に設置 された複数の導管要素、導管の１端部で上記導管要素に固定されかつ上記導管要 素を相互に連続的に通過する少なくとも２の細長テンション部材、および隣接導 管要素を相互に付勢かつ係止して導管を硬質にする上記テンション部材を緊張さ せる手段から成る。３つのテンション部材が設けられ、それらが導管の回りに実 質的に均質に設置されているのが好ましい。

上記変形自在導管が他の従来設計の操作自在の内視鏡の一部を構成するのが好ま しく、この場合、本発明は特に神経外科に有用である。上記内視鏡は脳組織の最 小露出により接近することが通常困難である部位へ導入でき、かつ適正位置で上 記内視鏡管を上方移動させない硬度になる。

本発明の第２形態によるリモートアクチュエータは、導管、上記導管内で軸方向 へ可動するシャフト、上記導管および上記シャフトの少なくとも１から離脱でき る車軸に沿って上記導管および上記シャフトを駆動するドライブ、および上記導 管または上記シャフトのいずれかを軸方向へ移動させることのできる作動手段と から成り、その作動により使用時に上記導管およびシャフトは一方が上記アクチ ュエータを位置決めし、かつ相互に関連して運動する。

本発明の第２形態の好ましい態様は、外科器具を患者の手術部位へ導入して該器 具を作動させる外科装置に関し、導管、上記導管内で軸方向へ可動のシャフト、 軸方向へ上記導管を駆動する第１ドライブ、上記シャフトを軸方向へ駆動するた めに第１ドライブに操作自在に連結された第２ドライブから成り、上記第」およ び第２ドライブの少なくとも１は可動して上記導管またはシャフトのそれぞれと 係合および離脱し、それにより上記シャフトおよび導管はその１または相互が単 独で駆動できるようになっている。上記ドライブから遠位の装置の端部は上記導 管およびシャフトの軸方向の相対運動により外科器具を作動させることができ、 それにより、使用時に、上記装置の遠位端部を患者へ導入し、かつ第１および第 ２ドライブにより上記器具を手術部位へ移動でき、そこで上記導管およびシャフ トの相対運動により上記器具の作動を可能にする。

第３ドライブは第４および第２ドライブと独立に上記導管およびシャフトの一方 のみを軸方向へ操作自在に駆動して上記導管およびシャフトの相対運動を可能に する。

本発明の上記外科装置は内視鏡のごとき管内に使用される場合に有用である。内 視鏡それ自体は自然の孔からまたは切開により人体へ導入される。また、特に、 従来の操作自在内視鏡と共に使用するのが有利である。本発明の外科装置は、特 に、本発明の第１形態により変形可能な管内視鏡と共に使用するのが有用である 。この場合、上記導管およびシャフトは可撓性であるのが特に有利である。

操作自在内視鏡を伴う本発明の上記装置の使用において、内視鏡を導入するため に患者の頭蓋または人体組織内に唯一の小孔を形成する必要がある。通常、本発 明の外科装置は頭蓋上の手術に使用される場合、上記装置と結合内視鏡の近位端 部を患者の頭蓋のまわりに輪型取り付は部上へ取り付ける。

これは上記外科装置と内視鏡を患者の頭蓋に関して不動に保持し、上記装置また は内視鏡の不本意な移動による損傷の危険を減少させる。

本発明の装置の遠位先端部へ取り付けられた外科器具は脳室からまたは大脳下面 の回りで操作できるようにその部位へ運ばれる。

このように、操作自在内視鏡を使用する外科器具の導入は現在使用されているも のより損傷の危険性の少ない技術の使用による手術を可能にする。例えば、内視 鏡と共に本発明を用いて基底動脈瘤の閉塞のために脳の回りに器具を導入する場 合、脳の収縮および脳組織の暴露は現在の方法の場合よりも少なくてすむ。

本発明の装置が操作自在型内視鏡と共に使用される場合、上記装置の遠位端部の 最終位置への接近移動は手に保持された器具に伴う手の震えを受けないように、 上記操作自在内視鏡の先端部はリモートコントロールされる。本発明の外科装置 の先端部は前進し、第１および第２ドライブ手段の使用により、手の震えを伴う ことなく、正確な手術部位に対して円滑に収縮する。上記外科器具の作動は第３ 駆動手段により達成される。この手段のいずれかは上記導管内で上記シャフトを 伸長または上記シャフトから上記導管を収縮して上記器具を作動させる。この作 動により、第１および第２駆動手段の一方または両者が上記導管または上記シャ フトの一方または両者から離れ、上記外科装置は全体として更に伸長または収縮 しないようになっている。光ファイバを上記内視鏡へ導入し、手術領域の直接観 察を可能にできる。これは上記器具の非常に精確な位置決めを補助する。

本発明の第３形態による患者の弁体内部位で血管へ動脈瘤クリップを固定するア プリケータは、導管内で軸方向へ可動するシャフト、および上記シャフトの端部 で設置された動脈瘤クリップを保持できるジヨウから成り、このジヨウは開放位 置へ弾力的に付勢され、かつ上記シャフトの軸方向運動により、上記ジヨウが上 記導管壁により開放が抑制される閉鎖位置と上記ジヨウが上記導管から自由にな る開放位置との間で上記導管に相対的に可動する。

本発明の第３形態による好ましい動脈瘤クリップアプリケータにおいて、上記シ ャフトおよび導管は本発明の第２形態による外科装置の一部である。

本発明のこの形態は特に頭蓋内の動脈瘤のクリップに有用であるが、同様に人体 の他の接近不可能領域内で有利に使用できる。

本発明は、また、第４形態として、本発明の第１形態による操作自在内視鏡およ び本発明の第３形態による好ましいアプリケータを有する動脈瘤をクリップする キットを予定している。

以下、下記図面を参照して本発明を更に説明する。図面において、 図１は本発明の態様による動脈瘤クリップを固定する装置の斜視図である。

図２ａ、ｂおよびＣは本発明の第１形態による内視鏡の概略断面図である。

図３は本発明の第１形態による内視鏡の第２態様の一部の概略断面図である。

図４は本発明の第２形態による外科装置の第１態様の一端部の概略斜視図である 。

図５は図４の装置の断面図である。

図６は本発明の第２形態による外科装置の第２態様の概略斜視図である。

図７は図４の装置の断面図である。

図８ａおよびｂは本発明の第３形態による動脈病クリップアプリケータの１態様 の概略斜視図である。

図９ａおよびｂは図８ａおよびｂのアプリケータの断面図である。

図１の装置は既知タイプのリモート操縦機構１４を有する操縦自在の内視鏡管を 含む。本発明による外科装置の可撓性導管４２は該内視鏡管内に設置されかつ軸 方向へ可動する。シャフト４４は該導管内に設置されかつ軸方向へ可動する。該 導管およびシャフトの同時または相互運動はハウジング２０内の機構により制御 される。ハウジング２０は下記に詳述する。上記シャフトの遠位先端部には従来 タイプの動脈瘤クリップ２４を血管２８の動脈瘤２６へ固定するための動脈瘤ク リップアプリケータ２２がある。このアプリケータ２２の作動は下記に言及する 。

図２ａ、ｂおよびＣに本発明の第１形態の態様を示した。

この態様の内視鏡は従来手段（図示せず）により操作可能である。この内視鏡は 端から端へ関節運動する複数の相対的に短い管状内視鏡で形成された変形可能な 内視鏡管１００を含む。

殺菌可能なプラスチック材料の可撓性スリーブ１０４は内視鏡管１００を覆い、 殺菌可能なプラスチック材料のライナー１０６は上記管に沿って並ぶ。スリーブ １０４およびライナー１０６は図２ａのごとく遠位端部内視鏡要素１０８に付加 されている。

このスリーブおよびライナは単一のプラスチック材から形成され、かつ内視鏡管 １００の内外面にわたって連続して延びる。

内視鏡管１００の遠位端部は自由端であり、近位端部はハウジング１１０内に保 持されている。上記可撓性スリーブ１０４の端部は輪状フレームまたは他の固定 部へ該スリーブを挟持するために設けられた該ハウジングの外側へ付設されてい る。

上記ハウジングは内視鏡管１００を通すために第１開口部１１１を１壁内に有す る。その反対壁は第２開口部１１３を有していて管１００への接近を可能にする 。中空ステム１１５は第２開口部１１３から第１開口部１１１へ延びる。近位端 部内視鏡管１１７は中空ステム１１５の端部に当該する。ライナ１０６は中空ス テム１１５の内面へ付設されている。内視鏡管１００の直径はいくつかの器具を 通過させるのに足りるだけの大きさである。

導管要素１０２は図２にその２つを示した３つのテンションワイヤ１１２により 一緒に結合されている。１つのテンションワイヤは省略できる。所望により更に 多くのワイヤを使用できる。テンションワイヤ１１２は各導管要素１０２の外面 上の目１１４を通過する。または、該テンションワイヤは該導管要素内の溝を通 過してもよい。各テンションワイヤ１１２の端部はスプリングモータ１１６のス ピンドルへ取り付けられている。

従来型のスプリングモータ１１６は螺旋巻ばね（図示せず）から成り、その内端 部は該モータのスピンドルへ取り付けられ、その外端部はハウジング１１０へ取 り付けられている。スプリングモータ１１６は、上記内視鏡が手術部位へ可動す るにつれてワイヤ１１２内で一定張力を維持するように作用する。このスプリン グモータは通常相互に同一であって、全テンションワイヤが実質的に同一の張力 下にあるようにする。

テンションワイヤ１１２を不動に保持するためにブレーキが設けられており、恒 常的張力下にある。このブレーキはハウジング１１０内にある。このブレーキは 各ワイヤ１１２のためにあり、湾曲した金属プレートで形成されたブレーキプレ ート１１８ハハウジング１１０内のステム１１５の回りで部分的にワイヤ１１２ 上へ延びる。プレート１１８の縁部１２０はステム１１５から弾力的に付勢され る。ワイヤ１１２のより厚い長手１２２はプレート１１８の弾力的付勢部下に横 たわる。

作動スリーブ１２４はブレーキプレート１１８の上にある。このスリーブはその 外面上に歯車１２８を介して係合されたラック１２６を有する。この歯車は車軸 （図示せず）上に取り付けられ、かつ該車軸上にハウジング１１０の外部へ取り 付けられた刻み付車により回転する。

刻み付車の手動回転により、歯車１２８は作動スリーブ１２４をブレーキプレー ト１１８の弾性付勢縁部１２０に対して移動させ、それらをワイヤ１１２のより 厚い長手１２２へ付勢し、かつそのようにしてブレーキプレート１１８とステム １１５の外面との間に該ワイヤを保持して該ワイヤの移動を防止する。ブレーキ プレート１１８は図示されていない手段により歯車１２８を取り付ける車軸の回 転を防ぐ錠のごとく“オン”状態で、手動により係合自在に、錠止される。

図３の第２態様において、上記テンション部材は、例えば、直径２−３Ｍの比較 的厚い可撓性プラスチックケーブル１４０である。このプラスチックケーブル１ ４０はその近位端部により薄い部１４２を有する。上記厚い部および薄い部は傾 斜面１４４・で連結され、この傾斜面はブレーキプレート１１８の下にある。

この態様において、上記管は曲折し、ケーブル１４０の厚い部の１はブレーキプ レート１１８の端部下へ更に移動する。該ブレーキが作用すると、ブレーキプレ ート１１８の縁部１２０はケーブル１４０の傾斜面１４４を圧迫して該ケーブル の移動を阻止する。

他の態様のブレーキは、図示されていないが、各ワイヤ用としてカム部材を有し 、このカム部材はハウジング１１０の外部のレバーまたはホイールにより軸回転 自在であり、かつ該カム部材に作動可能に連結されている。該カム部材はそのカ ムが該ワイヤとの接触を絶つ第１の“オフ”位置と該カム部材がワイヤ１１２の より厚い長手１２２を圧迫してステム１１５の外面に対してそれを保持する第２ “オン”位置との間で軸回転自在である。

使用に際して、上記内視鏡は患者の身体へ導入されかつ従来法により手術される 部位へ駆動される。

図２ｂはこの位置を示し、患者の身体（図示せず）へ進入する時に曲折する管１ ００を有する。

内視鏡管１００の遠位端部が手術部位にあるとき、テンションワイヤ１１２は引 っ張られて各導管要素１０２を引っ張って隣接要素と接触し、それら端面は結合 するようになる。これは図２０のごとく管１００を硬質にし、その形状を維持し 、かつ管１００の硬質を維持し、上記ブレーキが働らいて上記ワイヤの張力が維 持される。

上記張力はスプリングモータ１１６のスピンドルの回転によりワイヤ１１２へ加 わり、該ワイヤを該スピンドルへ巻く。テンションワイヤ１１２の全てが略同− 張力下にあるのが望ましく、かつ単一ハンドル（図示せず）が周知法により各ス ピンドルへ操作自在に連結されてそれらを一緒に回転させるのが望ましい。

上記ワイヤの張力はスプリングモータ１１６のスピンドルを回転させるハンドル を反対方向へ回転することにより弛緩でき、それにより上記管を再度可撓性にす る。導管は操縦により曲折すると、複数のワイヤ１１２の一つにおける緩みがそ れぞれのスプリングモータ１１６により生じる。

このように、本発明のこの形態は可撓性であるので手術部位へ容易に移動できる 内視鏡を提供する。適正位置において、上記内視鏡は硬質となり、近位端部の移 動は遠位端部で殆ど障害とならない。本発明の第２および第３形態の外科装置お よび動脈瘤クリップアプリケータは第１形態の内視鏡と結合して使用するのが実 用的である。上記動脈瘤クリップアプリケータ以外の器具が使用されてよく、本 発明は脳室内外科、後高外科、下垂体外科、絨毛業切除術、および切除生検等の 他の多くの手術に有用である。本発明による内視鏡に使用できる器具例として吸 引洗浄、手術部位の可視検査、レーザ処置、および鉗子生検用の器具が含まれる 。

好ましい外科装置の近位端部は図４および５に示されている。該装置の遠位端部 は説明上省略されている。

導管４２とシャフト４４はハウジング２０内へ延びる。導管４２の端部は部分的 に切断されて溝を形成し、この溝内にシャフト４４の端部がある。導管４２は円 形セクションを有し、シャフト４４は四辺形セクションを有する。

溝４６の側壁面は各々数構に沿って軸方向へ延びる歯付ラック４８を有し、かつ シャフト４４の端部は数構の曝された面に沿って軸方向へ延びる歯付ラック５２ を有する。数構４６の基部はカットされた孔を有し、かつラック５２は孔５４と 反対のシャフト４４の表面に沿って軸方向へ延びる。

一対の第１駆動ホイール５８と中間の第２駆動ホイール６０はハウジング２０か ら上記導管およびシャフトを横切って延びる第１車軸６２上に取り付けられてい る。これらホイールはその外リム上に歯を有し、かつ上記一対の第１駆動ホイー ルが導管４２の溝部４６上のラックと係合し、同時に第２ホイール６０がシャフ ト４４の露片面上のラック５２と係合する設置および寸法になっている。車軸６ ２はハウジング２０の外部上に取り付けられた刻み付ホイール６４を有する。

ノブ６４の回転により、上記第１および第２駆動ホイールは回転して導管４２と シャフト４４の両者を一緒に軸方向へ移動させる。上記ホイールと導管およびシ ャフトとの間のギヤリングは上記シャフトおよび導管が一緒に相互から同一速度 で移動するように選択される。

車軸６２を上記ハウジングを横切って横方向へ慴動させることにより、上記ホイ ールは上記導管およびシャフト上のラックとの係合を解消する。

同様に、ハウジング２０を横切って延びる第２車軸６８上に設置された第３駆動 ホイール６６は該ホイールのリム上の歯が孔５４と反対のシャフト４４の表面上 のラック５６と係合するように該孔を通過する。

刻み付ノブ７０はハウジング２０の外部で第２車軸６８上に設置されている。刻 み付ノブ７０の回転により、第３ホイール６６は回転し、それによりシャフト４ ４は導管４２内で軸方向かつ該導管に相関して移動する。上記第１および第２駆 動ホイールを動はシャフト４４の運動に誘因しない。

本発明による外科装置の第２の好ましい態様において、異なる駆動装置が使用さ れる。この装置は図６および７に示されている。この態様において、導管４２と 同軸シャフト４４は第１態様においてハウジング２０内に設置されている。第１ 態様と同様に、導管４２の溝部４６はハウジング２０内の該導管の端部にカット アウェイにより形成されている。第１の好ましい態様において、溝４６の側壁の 端面およびシャフト４４の露出面は各々歯４８．５０の軸方向へ延びるラックを 有する。一対の第１駆動ホイール５８と第２駆動ホイール６０は第１態様と同様 に第１車軸６２上に設置されている。第１および第２駆動ホイールはそれらのリ ム上に歯を有し、かつ第１態様と同様に操作自在であって導管４２とシャフト４ ４を運動させ、かつ該導管とシャフト上のラックとの係合を解くべく移動する。

この態様において、導管４２の溝部４６の基部内に孔はない。

該導管の通路部４６の基部の外面はその上に軸方向へ設置された歯を有するラッ ク８０を有する。ハウジング２０を横切って横方向へ延びる第２車軸８４上に取 り付けられた第３駆動ホイール８２は溝４６０基部の外面上のラック８０と係合 する。

上記シャフトに相関して上記導管を運動させたい場合には、第１車軸６２を第１ 駆動ホイール５８と第２駆動ホイール６０とが導管４２とシャフト４４上のそれ ぞれのラック４８との係合を解くように運動させて、かつ第３駆動ホイール８２ を担持する第２車軸８４上のハウジング２０の外方へ取り付けた刻み付ホイール ７０を回転して駆動ホイール８２およびそのようにして導管４２を回転させる。

再び、図１を参照すると、本発明による外科装置の導管４２とシャフト４４は操 作自在内視鏡１２へ挿入される。この内視鏡それ自体は患者の身体へ自然の孔か らまたは切開により導入されることができる。神経外科の場合、アクセスは、通 常、切開手段および頭蓋内の小孔により可能である。操作自在内視鏡は患者の頭 を囲周する軸型フレーム上に取り付けられ、上記外科装置の制御ハウジングは同 様に不本意な運動に対して防御すべく取り付けられてよい。

本発明の外科装置の遠位端部を含む操作自在内視鏡１２の遠位端部は切開口へ導 入され、かつ手動、または従来の操作自在内視鏡の場合における操作等従来法に より手術部位へ接近させる。上記手術部位にほぼ達すると、該内視鏡を適所に保 持し、導管４２とシャフト４４を第１刻み付ホイール６４を回転することにより 上記手術の正確な部位へ一緒に移動する。上記装置により担持された上記器具が 適所につくと、該器具は上記シャフトと導管との相関運動により作動し、第２刻 み付ホイール７００回転により上記シャフトを単独または上記導管を単独で運動 させることができる。

本発明の外科装置は図８および９を参照して下記する動脈瘤クリップアプリケー タの新規設計と共に使用する場合に特殊使用できる。図８ａおよびｂは動脈瘤（ 図示せず）へ動脈瘤クリップ９０使用する場合の工程を示す。図９ａおよびｂは 図８ａおよびｂの断面図である。

上記動脈瘤クリップアプリケータはステム９４上に軸着されたジヨウ９２を有し 、それ自体は図４−７に示された型の外科装置のシャフトの遠位端部に取り付け られている。上記アプリケータのジヨウ９２は図８ｂと９ｂに示された開放位置 へ弾力的に付勢される。

図８ａおよび９ａのごとく、上記アプリケータが上記外科装置の導管４２内へ引 込まれると、上記ジヨウは導管４２の内壁によ、り開放を制限されるので上記ジ ヨウは閉鎖する。使用において、静脈瘤クリップ９０は該動脈瘤アプリケータの ジヨウ９２内に保持され、該動脈瘤アプリケータは操作自在内視鏡１２により該 動脈瘤の部位の近接位置へ導入される。

従来動脈瘤クリップ９０は２の脚９６を有し、該脚は所定位置にきたときに、相 互に対して弾性的に付勢されて該動脈瘤に接近する。上記クリップの脚９６は交 差し、かつループ、クリップ９０のハンドル９８を形成すべくまるく湾曲して相 互に結合する。該ハンドルループ９８が絞られ、閉鎖すると脚９６は離れ、該ハ ンドルが解放されると該クリップの弾性は脚９６を一緒に移動させる。

図８ａおよび９ａのごとく、動脈瘤クリップ９０が動脈瘤クリップアプリケータ の閉鎮ジヨウ９２内に保持されるとき、ハンドル９８は咳ジヨウ間に保持され、 脚９６を開放させる。該アプリケータは内視鏡１２の下の動脈瘤の部位へ導入し 、かつ脚９６と共に正確な位置、該動脈瘤のネックのいずれかの側部へ移動し、 第１刻み付ホイール６４０回転により導管４２とシャフト４４を一緒に適所へ移 動する。

上記クリップが適所へきたとき、上記ジヨウを第２刻み付ホイール７０の作用に より解放し、図８ｂおよび９ｂのごとく上記導管に関して上記シャフトを移動す る。図４および６に示された外科装置の第１態様を使用する場合、ここでは上記 シャフトと上記動脈瘤の相関連動は該シャフトの運動により達成されるが、上記 動脈瘤クリップアプリケータを作動してジヨウ９２を該動脈瘤クリップの終局位 置から少し離れた間隔で開放する。これは該ジヨウおよび該クリップの僅かな運 動が作動中に加わることによる。図４ふよび５の該導管が該アプリケータの作動 により僅かに引っ込められる第２態様の場合、該クリップは作動直前に動脈瘤の ネックのまわりの所望の精確な位置へ設置される。

ジヨウクリップがわずかに所望位置から外れる場合、上記ジヨウを該クリップを 固定するために使用する方向と反対方向へ第２刻み付ホイール７０を操作するこ とによりその回りで閉鎖する。そこで、上記アプリケータを刻み付ホイール６４ の使用により移動し、かつ、再度、該クリップを動脈瘤の回りで解放するように 作動する。

導管４２の遠位端面は導管４２へ出入りするときにジヨウ９２の操作を円滑にす るために内方へ傾斜している。

内視鏡１２は上記動脈瘤クリップアプリケータの外科手術を可能にして手術部位 を観察できる光ファイバを担持するのが有利である。他の外科器具がその手術を 補助するために内視鏡１２へ導入されてもよい。

国際講査餉失 ′−・町■−＾−５１１ｇｍ＋馴Ｎ＋Ｉ　ＰＣＴ／ＧＢ　８９１０１３８９国際 調査報告 ＧＥＩ　８９ＣＨ３Ｆ１９

Claims (23)

【特許請求の範囲】
1. １．導管を形成するために端から端へ設置れた複数の導管要素、上記導管の１端 部で上記導管要素へ固定されかつ上記導管要素相互を連続的に通過する少なくと も２の細長テンション部材、および上記テンション部材を引っ張って上記隣接導 管要素を相互に対して付勢かつ係止させて上記導管を硬度にする手段からなるこ とを特徴とする変形可能な導管。
2. ２．上記導管の回りに実質的に均等に３のテンション部材が設置されている、請 求項１の変形可能な導管。
3. ３．記テンション部材を引っ張る手段は上記導管の１端部で各テンション部材と 連結されたスプリングモータから成り、上記それぞれのテンション部材の１端部 が上記それぞれのスプリングモータのスピンドルへ取り付けられている、請求項 １または２の変形可能な導管。
4. ４．上記導管要素が延びるハウジング、上記ハウジングは２の両壁の各々に開口 部を有する、上記ハウジング内で上記１の開口部から他の開口部へ延びる中空シ ャフト、上記導管要素は上記シャフトと共同に伸長しかつ上記他の開口部を通過 する、および上記導管要素に関して上記テンション部材を固定保持するために上 記各テンション部材に連結されたブレーキから成る、上記請求項のいずれか１の 変形可能な導管。
5. ５．上記各テンション部材は上記ハウジング内で上記導管要素の外面へ延び、か つ上記それぞれのブレーキは上記テンション部材上へ圧迫されかつそれを上記要 素へ付勢して上記部材を上記要素に関して運動させる、請求項４の変形可能な導 管。
6. ６．各ブレーキは上記導管および上記それぞれのテンション部材の回りに部分的 に延びるプレート、上記プレートの少なくとも一部は上記テンション部材および 導管要素から弾力的に付勢されて離れる、および上記プレートが上記テンション 部材上へ移動してそれを上記導管要素に対して付勢する位置と上記プレートが上 記テンション部材上へ移動しないオフ位置との間で可動するブレーキアクチュエ ータから成る、請求項５の変形可能な導管。
7. ７．上記アクチュエータが上記導管要素の回りへ延びるスリーブであり、かつ上 記プレート上でそれを上記導管要素の方向へ付勢して上記テンション部材上へ移 動するオン位置から上記スワーブが上記プレート上にないオフ位置上へ可動する 、請求項６の変形可能な導管。
8. ８．上記ブレーキはそれが上記テンション部材へ移動してそれを上記導管要素に 対して付勢するオン位置とそれが上記テンション部材上に移動しないオフ位置と の間で回転自在のカムである、請求項５の変形可能な導管。
9. ９．上記請求項のいずれか１による変形可能な導管から成る操作自在の内視鏡。
10. １０．導管、上記導管内で軸方向へ可動するシャフト、上記導管を軸方向へ駆動 する第１ドライブ、上記第１ドライブへ操作可能に連結されて上記シャフトを軸 方向へ駆動する第２ドライブから成り、上記第１および第２ドライブの少なくと も１がそれぞれ上記導管または上記シャフトと係合、離脱可能であり、それによ り上記シャフトおよび上記導管はそれらの１および１または他が単独に駆動する と駆動し、上記ボライプから離れた上記装置の端部は上記導管と上記シャフトの 相聞運動により作動ずる外科器具を担持でき、それにより使用時に上記装置の遠 位端部が患者へ導入されかつ上記第１および第２ドライブにより上記器具が上記 導管および上記シャフトの相関運動により作動できる手術部位へ運動することを 特徴とする外科器具を患者の手術部位へ導入しかつ上記器具を作動させる外科装 置。
11. １１．上記導管および上記シャフトは可撓性である、請求項１０の外科装置。
12. １２．上記導管と上記シャフトの１のみを軸方向へ駆動するために上記第１およ び第２ドライブを独立に作動できる第３ドライブを更に有し、それにより上記導 管と上記シャフトの相関運動が上記外科器具を作動させる、請求項１０の外科器 具。
13. １３．上記各ドライブ手段はた回転自在の歯車および上記歯車により係合する上 記導管または上記シャフトのそれぞれの上に設置されラックを有する、請求項１ ０，１１または１２の外科器具。
14. １４．上記第１ドライブ手段は単一車軸上に２の歯車および上記導管上に２のラ ックを有する、請求項１３の外科器具。
15. １５．上記第１および第２ドライブ手段の上記歯車は上記歯車がそれぞれのラッ クと係合する係合位置とそれらがそれらのそれぞれのラックから離脱する離脱位 置との間で可動する単一車軸上にある、請求項１３または１４の外科器具。
16. １６．上記導管の退位端部の領域は上記シャフトを露出する溝であり、かつ上記 第１ドライブの歯車または各歯車は上記溝の側壁と係合し、かつ上記第２ドライ ブの歯車ば上記溝内で上記シャフトと係合する、請求項１２から１５のいずれか １の外科器具。
17. １７．上記溝の壁は上記第３ドライブの歯車が上記シャフトと係合する孔を存す る、請求項１６の外科器具。
18. １８．上記第３ドライブの歯車が上記溝の基部と係合する、請求項１６の外科器 具。
19. １９．上記ドライブば手動操作できる、請求項１０から１８のいずれか１の外科 器具。
20. ２０．導管内で軸方向可動ずるシャフトおよび上記シャフトの１端部に設置され た動脈瘤クリップを維持するためのジョウから成り、上記ジョウが上記導管壁に より開放が抑制される閉鎖位置と上記ジョウが上記導管から自由になる開放位置 との間で、上記導管に相関する上記シャフトの軸方向運動により、上記ジョウは 開放位置へ弾力的に付勢されかつ可動することを特徴とする患者の身体内部位で 血管へ動脈瘤クリップを固定するためのアプリケータ。
21. ２１．上記導管と上記シャフトは請求項１０または１９のいずれかによる外科器 具の導管またはシャフトであって、上記ジョウは上記装置のシャフトの遠位端部 に設置されている、請求項２０のアプリケータ。
22. ２２．請求項９による操作可能な内視鏡および請求項２１によるアプリケータか ら成ることを特徴とする動脈瘤をクリップするためのキット。
23. ２３．導管、上記導管内で軸方向可動するシャフト、上記導管および上記シャフ トの少なくとも１から離脱できる軸に沿って上記導管または上記シャフトを駆動 するドライブ、および作動のために上記導管または上記シャフトのいずれかを軸 方向へ運動させる手段から成り、それにより使用時に上記導管および上記シャフ トは上記アプリケータを位置決めするものとして、かつ作動のために相互に関連 して運動することを特徴とするサモートアクチュエータ。