JPH04501414A - 新規な4―置換アントラサイクリノンおよびアントラサイクリン配糖体、並びにその製造方法 - Google Patents

新規な4―置換アントラサイクリノンおよびアントラサイクリン配糖体、並びにその製造方法

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JPH04501414A
JPH04501414A JP1511359A JP51135989A JPH04501414A JP H04501414 A JPH04501414 A JP H04501414A JP 1511359 A JP1511359 A JP 1511359A JP 51135989 A JP51135989 A JP 51135989A JP H04501414 A JPH04501414 A JP H04501414A
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カブリ,バルテル
デ・ベルナルデイニス,シルビア
フランカランチ,フランコ
ペンコ,セルジヨ
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フアルミタリア・カルロ・エルバ・エツセ・エルレ・エルレ
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 辷#← 新規な4−置換アントラサイクリノンおよびアントラサイクリン配糖体、並びに その製造方法本発明は、アントラサイクリノン中間体およびそれから得られるア ントラサイクリン配糖体に関するものである。
本発明によれば、式(1): [式中、Rは16個まで、好ましくは4個までの炭素原子を育する直鎖もしくは 分枝鎖のアルキル、アルケニルもしくはアルキニル基を示し、これは必要に応じ (a)未置換またはたとえばアルキル、アルコキシもしくはニトロのような不活 性基により置換されたアリール基、(b)アルコキシ基、(C)トリアルキルシ リル基、(d)エステル基または(e)アミド基により置換される] の4−置換アントラサイクリノンが提供される。
式(I)のアントラサイクリノンは、抗腫瘍性アントラサイクリン配糖体を製造 する際の中間体である。したがって本発明はさらに、式(■): [式中、Rは上記に規定したとおりであり、R1は水素原子またはヒドロキシ基 である〕 を有するアントラサイクリン配糖体およびその医薬上許容しうる塩を提供する。
好適な酸付加塩は塩酸塩である。
式(I)のアントラサイクリノンおよび式CDC)のアントラサイクリン配糖体 は、位置C−4に炭素−炭素結合を有する。
基Rの定義において、アリール基は好ましくはフェニルである。アルキルおよび アルコキシ基は典型的にはそれぞれC1〜Cアルキルおよび01〜C4アルコキ シ基である。エステル基(d)は典型的には(C−04アルコキシ)カルボニル 基である。アミド基(e)は典型的にはカルバモイルである。アルキル、アルケ ニルもしくはアルキニル基は、連鎖中の1個もしくはそれ以上の炭素において前 記の基(a)〜(e)により置換することができる。
Rが示しうる好適な基はビニル(エチニル)、アリル(プロペニル、たとえば2 ′−プロペニル)、トリメチルシリルエチニル、トリメチルシリルビニル、フェ ニルエチニルまたはアルコキシカルボニルビニル基、たとえば2′−メトキシカ ルボニル−ビニルである。置換基は、好ましくはビニルもしくはエチニル基の2 ′−炭素原子およびアリル基の3′−炭素原子に結合する。
式(I)の好適化合物は 4−デメトキシ−4−エチニル−ダウノマイシノン、 4−デメトキシ−4−( 2’−メトキシカルボニル)−エチニル−ダウノマイシノン、 4−デメトキシ−4−トリメチルシリルエチニル−ダウノマイシノンおよび 4−デメトキシ−4−(2’−プロペニル)−ダウノマイシノンから選択される 。式(■)の好適化合物は4−デメトキシ−4−エチニル−ダウノマイシンおよ びその塩酸塩である。
一般式(I)の化合物は、式(■): [式中 RL は1〜10個の炭素原子を有し、適宜1個もしくはそれ以上のハ ロゲン原子により置換されたアルキル基、または適宜ハロゲン、アルキル、アル コキシもしくはニトロにより置換されたアリール基を示す] の4−スルホニルアントラサイクリノンから得られる。R′が示しうる好適な基 はトリフルオロメチル、4−フルオロフェニルおよび4−トリルである。温和な 条件下で炭素原子もしくは連鎖を位置C−4に導入して式(I)の化合物を生成 させるが、これ以外に式(I)の化合物を得るには全て化学合成によるしかない 。さらに、残余の官能基は全て反応により影響を受けず、C−7およびC−9に おける立体化学が完全に保存されることも注目される。
したがって本発明は式(I)の4−置換アントラサイクリノンの製造方法を提供 し、この方法は式(Tl)の4−デメチル−4−スルホニル−13−ジオキソラ ニルダウノマイシノンを(i)式(I[[a) : H−R’ (Ha) [式中、R″は16個までの炭素原子を有するアルケニルもしくはアルキニル基 を示し、これは必要に応じ前記基(a)〜(e)により置換される] の不飽和化合物、または (ii)一般式(mb): MRY (II[b) Il m [式中、Mは金属原子を示し、Rは上記に規定したとおりであり、nおよびmは それぞれO〜4の範囲で変化しうるがnは0ではなく、Yはハロゲン原子または 1〜6個の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝鎖のアルキル基とすることができ るコの有機金属化合物と、 [式中、M′は遷移金属原子を示し、LおよびL′は同一または異なるものであ り、それぞれ陰イオンたとえばCI−もしくはCH3COO−または中性分子た とえば溶剤分子、モノ−もしくはジ−ホスフィン、ホスファイトまたはジアミン を示し、pおよびqは0〜4の範囲で変化するコの触媒量の化合物(以下、触媒 と云う)の存在下に反応させて[式中、Rは上記の規定による] の化合物を得、次いで13−オキソ保護基を酸加水分解によって除去することを 特徴とする。
式(IV)の化合物において、M′が示しうる好適な遷移金属原子はパラジウム もしくはニッケルである。Lおよび/またはL′が示しうる好適な基はキレート 形成性ジホスフィン、たとえば1.3−ジフェニルホスフィノプロパン、1.l ’−ビス−(ジフェニルホスフィノ)フェロセンおよび1.2−ビス−[N−+ 1−フェニルエチル)−N−(ジフェニルホスフィノ)アミノコエタンである。
典型的には、m+nは少なくとも1、たとえば1.2.3もしくは4である。し たがって式(IV)の化合物は遷移金属錯体、好ましくは遷移金属原子(たとえ ばパラジウムもしくはニッケル)と上記のようなキレート化剤との間の錯体であ る。遷移金属原子:キレート化リガンドのモル比は典型的には〕:1〜1:4で ある。
式(Ha)の化合物は、ヘツク型反応を行いうる不飽和化合物である。使用しう る好適な不飽和分子は、ヘソク型反応を行うコトカ知られたもノテあり(R,F 、Toek、 0+g、 Rexc+、27f!9112> 3451 、特に トリメチルンリルアセチレン、フェニルアセチレン、アルキルアクリレートおよ びビニルトリメチルシランである。
式(mb)の化合物につき、Mが示しうる好適な金属原子は錫、亜鉛、カドミウ ムおよびマグネシウムである、典型的にはnは1.2.3もしくは4である一方 、mは0,1,2.3もしくは4とすることができる。mとnとの合計はMの原 子価に依存する。Yがハロゲン原子である場合、これは塩素、臭素もしくは沃素 とすることができる。Yがアルキル基である場合、これはメチルとすることがで きる。
式(n)の化合物は、EP−A−02811268号およびヨーロッパ特許出願 第89303418.1号に記載された天然産ダウノマイシノンから製造するこ とができる。
したがって本発明、は、式(I)の化合物を良好な収率、並びに高い光学および 化学的純度にて、図式1に要約するようにダウノマイシノンから直接に合成する ことを可能にする。
本発明の方法は次のように行なうことができる。式(II)の化合物を適切な極 性溶剤に溶解させ、これを予め生成されたか或いは適する先駆体からその場で生 成された触媒の溶液に、ヘック型反応を行いうる不飽和化合物(ma)または式 (IIIb)の有機金属化合物の存在下および必要に応じ、たとえばトリアルキ ルアミンのような適当な塩基の存在下で、不活性雰囲気下に添加する。反応の温 度は0〜150℃、好ましくは30〜100℃であり、触媒は(n)に対して1 :1〜1 : 1G00G 、好ましくは1:20〜1 : 1000のモル比 で使用される。
図式1 %式%() このように得られた一般式(VI)の化合物は、C−Hカルボニルにおける保護 基を、たとえばトリフルオロ酢酸を用いて0℃にて45分間にわたり酸加水分解 して最終生成物(I)に容易に変換される。このように得られた式(I)の粗製 化合物は、溶離剤系としてクロロホルム:アセトン(95:5.マ/マ)を用い るシリカゲルカラムでのクロマトグラフィーによって精製することができる。
アリールハロゲン化物を用いる不飽和化合物のパラジウム触媒によるアリール化 (ヘツク反応)は古くから知られており、有機化学におけるその使用に関する多 くの論文および特許が刊行されている[s) R,F、 Hack、 Org、  R55ct、 27 (1982) 345;b) A、 5peIleer 、 1. Or(*aome1. Chel、 258(190) 101;  c)T、Jeller7. J、Chew、 Soc、Chew、Co+uua 、 (1984) 1287; d)L、 Crombie、 M、A、 Ho r@h*m、 Te1tshedroa Lef+、 28 (1987)4g 79]。一方、アリールスルホlネートをアリール他用化合物として使用するこ とに関しては、ずっと少ない論文しか科学文献に報告されていない[Q、Y、  Chen、 !、Y、 Yllll、 Te1口bedtonくはスルホネート と有機金属化合物とのパラジウムもしくはニッケル触媒によるカップリングは数 年間にわたり知られてしかしながら両種類の反応は、恐らく他の妨害性官能基が 存在するため、アントラサイクリン化学においては従来報告されていない。これ らの基の存在から生ずる問題、すなわち環への芳香族化、7−デオキシ誘導体の 形成、4−スルホニル誘導体の加水分解および/またはキノン部分の改変を本発 明の条件下で抑制することができる。
さらに本発明は式(IX)のアントラサイクリン配糖体またはその医薬上許容し うる塩の製造方法をも提供する。すなわち、(ij式(I)の4−置換アントラ サイクリノンを式(X)のハロ糖と反応させる。
Hal [式中、Halはハロゲン原子を示し、3′−アミノ基は保護されまたは保護さ れず、4′−ヒドロキシ基は保護されまたは保護されない] そして、もし、存在するならば、得られた生成物から各保護基を除去してR1が 水素原子である式(IX)のアントラサイクリン配糖体を得る。
(ii)必要に応じ、得られた式(IX)の前記配糖体をその医薬上許容しつる 塩に変換する。
(iii)必要に応じ、前記式(IX)の配糖体またはその医薬上許容しうる塩 を臭素化し、かつ得られた14−ブロモ誘導体を加水分解してR1がヒドロキシ 基である対応する式(IX) #の配糖体を生成させる。
(iマ)必要に応じ、R1がヒドロキシである式(IX)の前記配糖体をその医 薬上許容しうる塩に変換する。
好ましくは、式CI)のアントラサイクリノンを不活性有機溶剤中で不活性雰囲 気下に5〜30℃の温度にてかっ、トリフルオロメタンスルホン酸銀の存在下に 、工程(i)における式(X)のハロ糖と反応させ、必要に応じ、得られたアン トラサイクリン配糖体をメタノール性塩化水素で処理してその塩酸塩として工程 (ii)で単離し、必要に応じ、工程(iii )を臭素化および得られた14 −ブロモ誘導体の加水分解によって行ない、さらに必要に応じ、得られたアント ラサイクリン配糖体をメタノール性塩化水素で処理することによりその塩酸塩と して工程(1マ)で単離する。
したがって、R1が水素原子である式(IX)のアントラサイクリン配糖体は、 式(I)のアントラサイクリノンを式(X)のハロ糖と反応させて製造される。
式(X)において、Ha7は典型的には塩素原子である。3′−アミノ基を保護 する場合、保護基はトリフルオロアセチル基とすることができる。じ−ヒドロキ シ基を保護する場合も、保護基はトリフルオロアセチル基とすることができる。
式(I)のアントラサイクリノンと式(X)のハロ糖との縮合は一般に、トリフ ルオロメタンスルホン酸銀(トリフレート)の存在下に行なわれる。
アントラサイクリノンはたとえば二塩化メチレンのような不活性有機溶剤に溶解 させることができ、反応はたとえばアルゴンのような不活性雰囲気下で5〜30 ℃の温度、典型的には室温にて行なわれる。保護基は、たとえば0.IN水酸化 ナトリウム水溶液での処理による緩和なアルカリ加水分解にょつて除去すること ができる。好ましくは、アントラサイクリン配糖体は、メタノール性塩化水素を 用いて遊離塩基の処理により、その塩酸塩として単離される。
R1が水素原子である式(IX)のアントラサイクリン配糖体またはその塩の1 種は9.14−位置における臭素化および水性の蟻酸ナトリウムでの14−ブロ モ誘導体の加水分解によりR1がヒドロキシ基である対応するドキソルビシン誘 導体に変換することができる。臭素化および加水分解の条件は、典型的には米国 特許第4122076号または英国特許第A1217133号に記載された条件 である。
より詳細には、R1が水素原子である式(IX)の配糖体またはその塩の1種を クロロホルム中で臭素と反応させて、14−ブロモ誘導体を得、これから蟻酸ナ トリウム水性溶液による室温での48時間にわたる窒素下の加水分解の後に、R 1がヒドロキシである式(IX)の化合物が遊離塩基として得られ、これを無水 メタノール性HCj!で処理して、塩酸塩として単離する。
本発明は、式(■)のアントラサイクリン配糖体またはその医薬上許容しうる塩 を医薬上許容しうる希釈剤もしくはキャリヤと共に含んでなる医薬組成物を提供 する。慣用のキャリヤおよび希釈剤を使用することができる。組成物は常法で処 方し、投与することができる。
本発明の化合物は、治療によって人間もしくは動物を処置する方法に有用である 。これらは抗腫瘍剤として有用である。治療上有効量を患者に投与する。腫瘍の 成長を抑制するのに充分な量を投与することができる。腫瘍は結腸腺癌またはグ ロス白血病腫瘍であり得る。
以下、実施例により本発明を説明する。
50m1のジオキサン中の1gの 4−デメチル−4−トリフルオロメタンスル ホニル−13−ジオキソラニルダウノマイシノン[(n)、R’ =CF3 ( 1,78ミリモル)の溶液に、不活性雰囲気下で順次に1.55m1のジイソプ ロピルエチルアミンと 0.3mlの酢酸と55■の1.1′−ビス−(ジフェ ニルホスフィノ)−フェロセン(0,097ミリモル)と20■の酢酸パラジウ ム(0,089ミリモル)と3.52gのビニルトリメチルシラン(35,2ミ リモル)とを添加した。この反応混合物を60℃にて1晩撹拌し、次いで0℃ま で冷却し、10%塩酸で酸性化し、次いで塩化メチレンで抽出した。有機相を蒸 発乾固させて粗製の4−デメトキシ−4−(2’−1リメチルシリル)エチニル −13−ジオキソラニルダウノマイシノン[(Vl)、R=CH冨CH〜s 1 (CH3) 31を得た。
’)I−NMR300MHt(CDCl2中):δ= 0.24 (9H,@) 、 1.47 (3)1. s)。
1、95 (IH,dd、 I=5、Q;14.6To)、 2.44(1B、 di=14.6Hx) 、 2.73(IH。
d、J:18.9) 、 3.18(I)1.dd、I:2.5;111.9) 、 3.29(18,s)、 3.8(IH。
d、J=6.6Hx)、 4.08(4H,s)、 5.2(IH,1,I;5 .QHx) 、 6j2(18,d、I=18.98w) 、 7.69(1B 、l、]=7.7Hx)) 、 7.80(IH,dd、l=1.0;7.7H +) 。
7.9G(1B、+l、I=18.9To) 、 8.24(I)1.dd、] =1.3;7.7To) 、 13.24(l)l、s)、 13.75(1M 、s)。
U、 V、 (EIOII中):λ=526 、492 、359 、256  、214nm ;1、 R,(KBrペレット) : v =3480. 16 12. 15115. 1575cm−’M、S、m#=510 (M+、ベー スビーク)クロロホルム/アセトン(容量で9:1)を用いるキーゼルゲル板F 254(メルク社)上でのTLC:Rf=0.72゜粗生成物[(VI)、R= CH=CH−8i (CH3)3]を6mlのトリフルオロ酢酸および0.4m lの水の中で0℃で45分間撹拌した。この反応混合物を150m1の水で希釈 し、塩化メチレンで抽出した。有機層を飽和重炭酸ナトリウムおよび水で中性に なるまで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、次いで蒸発乾固した。残留物をシリ カゲル上でのクロマトグラフ(溶離剤としてクロロホルム/アセトン、容量で9 5:5.)にかけて0.45g[(m)、R’ =CF3から64%〕の 4− デメトキシ−4−エチニルダウノマイシノンC(I)、R=CH=CH2] 。
(HP L C) 97.8%)を得た。
HPLC分析: カラム:メルク RP 1g/7μm (250X 4.2 mm)移動相: A −0,OIMへブタンスルホン酸ナトリウム10.02M燐酸 6アセトニ トリル 4 B−メタノール 7 アセトニトリル 3 濃度勾配=25分間かけて20%Bから70%Bまで流速: 1.5ml /  win 検出器: 254nm l;:おけルUVIH−ロR30011n!(CDC1 j中):δ=2.15(1■、 dd、 J・4.8;14.5To)。
2、35 (IL at、 l;2. tl;14.5Hx)、 2.42 ( 3B、 s)、 2.95 (11,d。
IH18,6Hx) 、 3.20 (1B、 dd、 J−2,O;1g、  6Hx) 、 3.75 (IL d、 IH5,7Ht)@。
4.53(ltl、s)、 5.3HIH,11)、 5.5111Ldd、1 1.4;11.Hx)。
5.64(1B、dd、IH1,4;17.3Hx)) 、 7.74−7.9 2(3H,m) 。
11.37(LH,dd、IH2,Q;7.5t(x) 、 L3.LB(18 ,s) 、 11’11(IH,s)。
[1,V、 (EIOH中):λ=525 、491 、356 、256 、 212am ;λ = 256cm m1! 1、 R,(K8rペレット) : v =3480. 1712. 1610 . 1575C!l−’[αコ” (c=0.1. ジオキサン中) =419 Q。
M、S、 l/!=394 (M” 、ベースビーク)クロロホルム/アセトン (容量で9:1)を用いるキーゼルゲル板F254 (メルク社)上でのTLC : Rf =0.67反応を実施例1に記載したように行なったが、パラジウム 用のリガンドとしてジフェニルホスフィノプロパン(40■。
0.097 ミリモル)を用いて粗製の4−デメトキシ−4−(2’−トリメチ ルシリル)エチニル−13−ジオキソラニルダウノマイシノン[(VI)、R= CH=CH−S i (CH3) 3]を得た。
この粗生成物[(Vl)、R=CH冨CH−3i (CH3) 3 ]を実施例 1に記載したようにトリフルオロ酢酸で処理して、シリカゲル上でのクロマトグ ラフィー(溶離剤としてクロロホルム/アセトン、容量で95:5)の後に0. 41g [(I[) 、 R’ =CF 3から58.3%]の4−デメトキシ −4−エチニルダウノマイシノン[(I)、R=CH=CH2]を得た()lP Lc911.2%)。
実施例3.4−デメトキシ−4−(2’−メトキンカルボニル)実施例1に記載 したように反応を行なったが、反応体としてアクリル酸メチル(3,17m1. 35.2ミリモル)を使用し、粗製の4−デメトキシ−4−(2’−メトキシカ ルボニル)−エチニル−13−ジオキソラニルダウノマイシノン[(Vl)、R =CH=CH−COOCH3]を得た。
’l’l−NMR300MB2(CDCIK中):δ= 1.48 (3H,富 )、 1.98 (Ill、 dd。
IH5,1;14.7Hり 、2.46(111,di、IH2,O;14.7 Ht)、2.79(1[1,d。
IH18,9H!l 、3.24(IH,dd、IH2,1;1g、9Hz)、 3.34(1B、s)、3.87(48,s)、4.08(4H,s)、5.2 6(IH,dd、IH1,5;4.9Hx) 、6.24(IH,d。
1=15.9Hr)、7.75−7.80(2H,m)、8.36−144(1 1(、m)、8.72(IH。
d、IH15,9Hx)、13.35(IH,s)、13.54(11,s)  。
tl、 Y、 (EjO1l中):λ=527 、492 、347 、264  、2HI;λ = 2640m ma! 1、 R,(Kll+Illト) : v=34N、10G、INO,1575 cm−1Ca ] 20(c=o、 l、ジオキサン中) =+195゜M、S 、l/!=496 (M+、 ベースビーク)クロロホルム/アセトン(容量で 9:1)を用いるキーゼルゲル板F254 (メルク社)上でのTLc:Rr= a、441゜粗製の生成物[(VI)、R=CH=CH−COOCH3]を実施 例1に記載したようにトリフルオロ酢酸で処理して、シリカゲル上でのクロマト グラフィー(溶離剤としてクロロホルム/アセトン、客員で95:5)の後に0 .41g [(U) R’二CF3から50.8%〕の4−デメトキシ−4−( 2’−メトキシカルボニル)エチニルダウノマイシノン[(I)、R=CH=C H−COOCH3]を得り(HP L C97,8%)。
’H−NMR300Ml’!!(CDC13中):δ= 2. +6 (18, dd、 J□5. O;14.8Hり 。
2、36 (IL di、 J=2.2;14.88り、2.43 (3H,s )、2.95 (18,d。
J=18.8To)、3.211H,dd、J=2.2;1g、88xl、3. 75(IH,d、J=1.2H+)。
3.87(3)1.+)、4.55(IH,s)、5.34(1B、bt) 、 6.26(1B、d。
]−15,8Hs) 、7.80−7.90(2B、m) 、8.46(IH, dd、J=2.9;6.2Hx) 。
8.75(IH,、d、I=15.8Hs)、13..24(LH,s)、13 .53(ILs) 。
[1,V、fEIOH中):λ=4!13 、348 、265 、214am  ;[α]20(C・0.1.ジオキサン中)=+1.88゜M、S、m/+= 452 (M” 、 ベースピーク)クロロホルム/アセトン(容量で9=1) を用いるキーゼルゲル板F254 (メルク社)上でのTLC:Rf=0.61 実施例4.4−デメトキシ−4−(2’−メトキシカルボニル)エチニルダウノ マイシノン[(1)、R=CH=CH−COOCH3] 実施例3に記載したように反応を行なったが、溶剤としてジメチルホルムアミド (50ml)を使用すると共にパラジウム用のリガンドとして 1.2−ビス− [N−(1−フェニルエチル)−N−(ジフェニルホスフィノ)アミノコエタン (62■、0.097ミリモル)を使用して、シリカゲル上でのクロマトグラフ ィー(溶離剤としてクロロホルム/アセトン、95:5/)の後に0.34(2 ′−メトキシカルボニル)エチニルダウノマイシノン[(I)。
R=CH=CH−COOCH3コを得た(HPLC98,2%)。
実施例5.4−デメトキシ−4−トリメチルシリルエチニルダウノマイシノン[ (I) 、R−C=CS i (CH3)3 ]実施例1に記載したように反応 を行なったが、反応体としてトリメチルシリルアセチレン(5,9ml 、 3 5.2 ミリモル)を使用し、粗製の4−デメトキシ−4−トリメチルシリルエ チニル−13−ジオキソラニルダウノマイシノン[(Vl) 、 R=C=C− 8i(CH3)3]を得た。
’FNMR30G MH!(CDC13中):δ=0.35(9H,t)、 1 .48(311,s)。
1.99(Iff、dd、J:5.O;14.6Hr)、 2.47(1B、d 、I=14.68x) 、 2.78(IH。
d、119.0) 、 3.15(Ill、bs) 、 3.23(1)1.d d、I=2.0;19.0Hx)、 3.82(ill、b+) 、 4.08 (4H,+)、 5.28(IH,d、I=3.78x)、 7.72(IH2 【。
1=7.7Hs) 、 7.94 (1B、 d+l、 Iに1.4 :1.7 8り、 8.34 (18,dd。
1=1.4;7.7To)、13.22(Ill、+)、13.80(1B、+ ) 。
U、 V、CEIOH中):λ=528 、494 、363 、269 、2 47 、214nm ;λ = 26hm m畠1 1、 R,(KBrペレット) : v =3540. 3410. 1615 . 1565CII+−’[αコ20(C・0.1.ジオキサン中) =+18 3゜M、 S、 m/r= 508 (M 、ベースピーク)クロロホルム/ア セトン(容量で9=1)を用いるキーゼルゲル板F254 (メルク社)上での TLC:Rf=O,li5粗生成物[(Vl) 、 R=Cミc−S 1 (C H3) 3 ]を実施例1に記載したようにトリフルオロ酢酸で処理して、シリ カゲル上でのクロマトグラフィー(溶離剤としてクロロホルム/アセトン、容量 で95:5)の後に0.12g [(II) 、R’ =CF 3から15%] の4−デメトキシ−4−トリメチルシリルエチニルダウノマイシノン[(I)、 R=CミC−8i (CH3)3]を得た(HPLC96,4%)。
’H−NIIR3[10jilt(CDCl2中):δ= 0.30 (9)! 、 l) 、 2.04 (IH,dd。
1=4.8;14.68+) 、 2.25(IH,d、I=14.6Hrl  、 2.34(311,+)、 2.69(IH,d、I=18.7H+) 、  2.91[H,dd、];1.4;1g、7H1)、 4.06(IH,d。
J・5.6)、 4.7HIH,sL 5.11(1)1. l、 I・4.2 8り 、 7.60 (II、 t。
]ニア、8HX)、?、80(IH,dd、’J=f、3;7.?Ht)、8. 03(18,dd。
11.3;7.7Hx)、12.1!2(IH,s) 、13.29(IH,s )。
U、 V、 (HOII中):λ=493 、366 、269 、246 、 222 、20411C1;λ = 269mm ax 1、R,(KB+ペレット) : ν=3490. 1715. 1615.  1565an−’に、S、m/x=464 (M+、ベースピーク)クロロホル ム/アセトン(容量で9:1)を用いるキーゼルゲル板F254 (メルク社) 上でのTLC:Rf=0.4450m1のジオキサン中の4−デメチル−4−ト リフルオロメタンスルホニル−13−ジオキソラニルダウノマイシノン[(II ) 。
R’ =CF3] (1,78ミリモル)の溶液に、不活性雰囲気下で順次に5 5■(0,097ミリモル)の151′−ビス−(ジフェニルホスフィノ)フェ ロセンと20■(0,089ミリモル)の酢酸パラジウムと 1.1ml (3 ,56ミリモル)のアリルトリメチル錫とを添加した。
この反応混合物を70℃にて1晩撹拌し、次いで0℃まで冷却し、さらに実施例 1に記載したように後処理して、粗製の4−デメトキシ−4−(2’−プロペニ ル)−13−ジオキソラニルダウノマイジノン[(Vl)、R=CH−CH=C H2]を得た。
’11−NMR30[I MHg(CDCl2中)=6= 1.47 (3B、  s) 、 1.98 (IH,dd。
J=5.0;14.7To)、2.45(II、dl、Jz2.O;14.7B x)、2.74(IH,d、1=18.9Hり、3.14(IH,s)、3.2 4(18,dd、I=2.2;1g、9HX)、3.78(]、LLl=6.H b)、4.06−4.12(6H,m)、5.00−5.21(2H,a)、5 .23−5.30(IH,m)、6.00−6.18(IH,i)、7.60− 7,75(21,m)、[31flH,ddl=1.9;7.4)1x) 、1 3.36(18,s) 、13.85ftH,s) 。
U、 Y、 (EtOH中):λ=523 、489 、339 、07 、2 54 、207Bm ;λ = 254Bm +14! 1、 R,[KB+ベレット) : シ=3470.3335. 1615.  1575(211−1(α120(c・θ、1.ジオキサン中) =015゜M 、 S、 11/!= 452 (M+、ベースピーク)クロロホルム/アセト ン(容量で9=1)を用いるキーゼルゲル板F254 (メルク社)上でのTL C:Rf=0.68粗製の生成物[(VI)、R=CH−CH=CH2]を実施 例1に記載したようにトリフルオロ酢酸で処理して、シリカゲル上でのクロマト グラフィー(溶離剤としてクロロホルム/アセトン、容量で95:5)の後に0 .51g [(II) 、 R’ =CF3から70%]の4−デメトキシ−4 −(2’−プロペニル)ダウノマイシノン[(1)、R=CH−CH=CH2] を得た(HPLC97,9%)。
’l1l−!IMR300MIJx(CDC13中):δ= 2.17 (1) 1. dd、 I・4.8;14.5Ht) 。
2、35 (IH,dj、 Jl12.0:14.5Hり、2.43 (3B、  s)、2.94 (11d。
J=18.7Hx)、3.19(LH,dd、I=2.!;1g、7Hx)、3 .77(IH,bs)、4.08−4.1H2H,m)、4.55(lJbs) 、5.02−5.H(28,m)、5.30−5.35(ILi)、6.04− 6.19(IH,m)、7.65(1[1,dd、J=1.8;7.7Hx)、 7.74(IH,t、 I=1. IHl、8.33 (III、 dd、 I n、 8;7.4H1) 、13.28 flH,s) 。
13、82 (1B、 s) 。
U、 V、 (EtOH中):λ=4119 、339 、286 、254  、20ftHm ;λ = 254Bm ma! 1、 R,(KBrペレット) : v =3410. 1710. 1618 . 1575am−1[a ] ” (c=0. l、ジオキサン中)=÷15 2゜M、S、l/!=408 (11+、 ベースビーク)クロロホルム/アセ トン(容量で9:1)を用いるキーゼルゲル板F254 (メルク社)上でのT LC: Rf =0.78゜CH2CI 2 (80ml )中の4−エチニル −(4−デメトキシ)−ダウノマイシノン(0,4611g、1.2ミリモル) の撹拌溶液に、アルゴン下で室温にてCH212(10!l11)中のクロルダ ウノサミン(0,536g、1.5ミリモル)の溶液とE t 20 (12m 1 )中のAgCF35○3(0,398g、1.5ミリモル)の溶液とを同時 に10分間かけて添加した。30分後、0.144m1のピリジンを添加し、こ の反応混合物をシカライト上で濾過した。溶液を順次にMCl11%および水で 洗浄し、乾燥しく N a 2 S O4) 、次いで減圧下で乾燥した。
残留物をアセトン(20ml)で溶解させ、0℃まで冷却し、次いで0.075 M (100ml )のNaOHで処理した。1時間後、CH2Cl2と水とを 添加し、 pHを3%HC1により4に調整した。水相を分離し、1%NH4O Hにより 9H8まで処理し、次いでCH2Cl 2(3X100)で抽出した 。回収した有機相をNa25o4で乾燥し、減圧下で乾燥した。生成物をS i  Oカラムク1コマトグラフイ(CH2CIt 2 / M e OH/CHC 00H/H2O−180/25/2/3)によって精製した。
回収したフラクションを水で希釈し、pHを1%NH40I−1により8に調整 した。有機相を分離17、乾燥し、次いで減圧下で乾燥して0゜175gの遊離 塩基を得た。
最小量のCHCl3中で遊離塩基の溶液に、0.11m1のHCI/MeOH( 3N)を添加した。沈殿物を濾過し、エーテルで洗浄し、次いで乾燥して0.1 70gの標記化合物を得た(HPLC= 96.]、7%)。
3H−NMR200MHg(DiISO−d6) :δ(ppm) = 1.1 6 (3L d、 J=6.6Hr) 。
1.8H2H,m)、 2.12(2H,m)、 2’、27(3H,s)、  2.95(2H,bs) 、 3.39(IH,n)、 3.H(1[1,bs ) 、 4.2[11(、q、I=6.6L!1.4.92(11(、bs)  。
5.30(IH,bs) 、 5.52f3H,m)、 5.73(18,d、 J=17.268t)、 ?、85(3H。
ml、 8.28(IH,ld、J=7.05Hx、J=1.87Hx) 、  13.40(2H,bt)。
It、V、 (EtOH) : 523.6 、489.6 、354.8 、 258.4 、2N、2om 01fil== 258.4Bm 0 CHCl / M e OH/ CHCOOI4 / / H20(容量で8  : 2 : 0.7+ 0.3)を用いるキーゼルゲル板F254 (メルク社 )上でのTLC:Rf=0.83 4−エテールー4−(デメトキシ)−ダウノマイシン塩酸塩から米国特許第41 22076号に記載された手順により標記化合物を製造することができる。0, 2gの4−エチニル−4−(デメトキシ)−ダウノマイシン塩酸塩を無水メタノ ールとジオキサンとの混液に溶解する。l Omlの塩化メチレン中の1gの臭 素の溶液を米国特許第41220’16号に記載したように添加して、14−ブ ロモ誘導体を得た。この14−ブロモ誘導体を室温で48時間にわたり窒素下に て蟻酸ナトリウムの水性溶液により加水分解した。4−エチニル−4−(デメト キシ)−ドキソルビシンがかくして得られ、これを無水メタノール性塩化水素で 処理してその塩酸塩として単離した。
平成3年4月24日

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.式(I): ▲数式、化学式、表等があります▼(I)[式中、Rは16個までの炭素原子を 有する直鎖もしくは分枝鎖のアルキル、アルケニルもしくはアルキニル基を示し 、これは必要に応じ(a)未置換もしくは不活性基により置換されたアリール基 、(b)アルコキシ基、(c)トリアルキルシリル基、(d)エステル基もしく は(e)アミド基により置換される]の4−置換アントラサイクリノン。
  2. 2.Rが4個までの炭素原子を有する直鎖もしくは分枝鎖のアルキル、アルケニ ルもしくはアルキニル基を示し、これは必要に応じ前記基(a)〜(e)により 置換される請求の範囲第1項記載の化合物。
  3. 3.Rがビニル、アリル、トリメチルシリルエチニル、トリメチルシリルビニル 、フェニルエチニルもしくはアルコキシカルボニルビニル基を示す請求の範囲第 1項記載の化合物。
  4. 4.4−デメトキシ−4−エテニル−ダウノマイシノン、4−デメトキシ−4− (2′−メトキシカルボニル)−エテニル−ダウノマイシノン、 4−デメトキシ−4−トリメチルシリルエチニル−ダウノマイシノンおよび 4−デメトキシ−4−(2′−プロペニル)−ダウノマイシノンから選択される 請求の範囲第1項記載の化合物。
  5. 5.式(II): ▲数式、化学式、表等があります▼(II)[式中、R′は1〜10個の炭素原 子を有し、適宜1個もしくはそれ以上のハロゲン原子により置換されたアルきル 基、または適宜ハロゲン、アルキル、アルコキシもしくはニトロにより置換され たアリール基を示す] の4−デメチル−4−スルホニル−13−ジオキソラニルダウノマイシノンを (i)式(IIIa): H−R′′(IIIa) [式中、R′′は16個までの炭素原子を有するアルケニルもしくはアルキニル 基を示し、これは必要に応じ請求の範囲第1項に規定した前記基(a)〜(e) により置換される]の不飽和化合物、または (ii)一般式(IIIb): MRnYm(IIIb) [式中、Mは金属原子を示し、Rは請求の範囲第1項に規定したとおりであり、 nおよびmはそれぞれ0〜4の範囲で変化しうるがnは0でなく、Yはハロゲン 原子または1〜6個の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝鎖のアルキル基とする ことができる] の有機金属化合物と、 式(IV): M′LpLq′(IV) [式中、M′は遷移金属原子を示し、LおよびL′は同一または異なるものであ り、それぞれ陰イオンまたは中性分子を示し、pおよびqは0〜4の範囲で変化 する]の触媒量の化合物の存在下に反応させて、式(VI):▲数式、化学式、 表等があります▼(VI)[式中、Rは上記に規定したとおりである〕の化合物 を得、次いで13−オキソ保護基を酸加水分解によって除去することからなる請 求の範囲第1項記載の式(I)を有する4−置換アントラサイクリノンの製造方 法。
  6. 6.式(IIIb)の化合物の金属原子が錫、亜鉛、カドミウムもしくはマグネ シウムであり;式(IV)の化合物において、M′がパラジウムもしくはニッケ ルであり、LおよびL′がそれぞれCl−、CH3COO−、溶剤分子、モノ− もしくはジ−ホスフィン、ホスファイトまたはジアミンを示し;式(II)の出 発物質に対し式(IV)の触媒を1:1〜1:10000のモル比にて使用し; 反応温度が0〜150℃であり;粗製中間体(VI)をトリフルオロ酢酸を用い て0℃における45分間の酸加水分解により前記化合物(I)に変換し、得られ た式(I)の粗製化合物を溶離剤系としてクロロホルム:アセトン(95:5, v/v)を用いるシリカゲルカラム上でのクロマトグラフィーにより精製する請 求の範囲第5項記載の方法。
  7. 7.式(IX): ▲数式、化学式、表等があります▼(IX)[式中、Rは請求の範囲第1項に規 定したとおりであり、R1は水素原子またはヒドロキシ基である]のアントラサ イクリン配糖体またはその医薬上許容しうる塩。
  8. 8.(i)請求の範囲第1項に規定された式(I)の4−置換アントラサイクリ ノンを式(X)のハロ糖と反応させ、:▲数式、化学式、表等があります▼(X )[式中、Halはハロゲン原子を示し、3′−アミノ基は保護されまたは保護 されず、4′−ヒドロキシ基は保護されまたは保護されない〕 そして、もし、存在するのなら、得られた生成物から各保護基を除去してR1が 水素原子である式(IX)のアントラサイクリン配糖体を得; (ii)必要に応じ、得られた式(IX)の前記配糖体をその医薬上許容しうる 塩に変換し; (iii)必要に応じ、前記式(IX)の配糖体またはその医薬上許容しうる塩 を臭素化し、かつ得られた14−ブロモ誘導体を加水分解してR1がヒドロキシ 基である対応する式(IX)の配糖体を生成させ; (iv)必要に応じ、R1がヒドロキシである式(IX)の前記配糖体をその医 薬上許容しうる塩に変換することを特徴とする請求の範囲第7項記載の式(IX )を有するアントラサイクリン配糖体またはその医薬上許容しうる塩の製造方法 。
  9. 9.式(I)のアントラサイクリノンを不活性有機溶剤中で不活性雰気下に5〜 30℃の温度にてかつ、トリフルオロメタンスルホン酸銀の存在下に、工程(i )における式(X)のハロ糖と反応させ、必要に応じ、得られたアントラサイク リン配糖体を工程(ii)にてメタノール性塩化水素で処理してその塩酸塩とし て単離し、必要に応じ、工程(iii)を臭素化および得られた14−ブロモ誘 導体の加水分解によって行ない、さらに必要に応じ、得られたアントラサイクリ ン配糖体をメタノール性塩化水素で処理してその塩酸塩として工程(iv)で単 離する請求の範囲第8項記載の方法。
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