JPH04500974A - エマルションおよび非経口製剤としてのエマルション - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 エマルションおよび非経口製剤としてのエマルション本発明は、エマルションお よび非経口製剤としてのエマルションの使用に関する。

トリグリセリドニーエイコサペンタエノイル−１，３−ジオクタノイルグリコー ルは、米国特許４．４０７．０５２およびＳ、　Ｅ。

ボウスタニー等（Ｌｉｐｉｄｓ、　２２．７１１−１４（１９８４））に記載さ れている。また、このトリグリセリドの経腸使用のためのエマルションは開示さ れている。エイコサペンタエン酸はＥＰＡと略される。

前記のように、トリグリドは特に病人のための栄養素として重要として重要であ り、非経口栄養として使用でき、さらにＥＰＡ源として使用され今日まで知られ ている非経口エマルションよりもより良い生物学的利用性を示す２−エイコサペ ンエノイルグリコールのエマルションが必要とされる。

生物学的利用性に関しての極めて重要な臨床面は、静脈内に注入した場合代謝的 アシドリシスを引きおこすことが知られているＭＣＴ含有エマルションと比較し て代謝がより遅いことである。

不連続相として２−エイコサペンタエノイル−１，３−ジオタノイルグリセロー ルトリグリセリドを有し更に水性連続相を有する本発明に係るエマルションは、 それが非経口的使用用に製剤化されるという事実によって特徴づけられている。

当業者は原則的にはこのような処方をどのように構成するかについては知ってい るであろう。

驚くべきことに以下の内容が見出された。すなわち、本発明に係るエマルション はＥＰＡ源として用いられたこれまで知られている非経口エマルションよりもよ り秀れた生物学的利用性を示す。更に驚くべきことに、前記のトリグリセリドは 非経口栄養に適用した場合極めて有用なエネルギー源であることが判明したート リグリセリドのＥＰＡ酸部分は、リボ蛋白質リパーゼによるそれら分解に関し分 子内で最適位置にある。

驚くべきこまに、前記トリグリセリドは、液体製品並びに秀れた水和性を示す粉 末製品中の化合物のスムースな製剤化を可能とする物理的特性を示す。液体形に おいて、本発明の製品は例えば前記のトリグリセリドを含有する非経口製品の殺 菌を信頼性があり、容易かつ安定なものにする秀れた安定性を有する。

前記トリグリセリドは、リポ蛋白質リパーゼおよび内皮のリパーゼによるそれら の速やかな変換並びにリポリバエデミア（］　１ｐｏｌ　ｉｐａｅｄｅｍｉａ） の不安および副作用の回避の理由によりそのようなエマルション中に好都合に適 用される。従って、前記のトリグリセリドにおいて適用されるアラキドン酸は、 すみやかに分解され次いでこれによりエネルギ物質として有用な短鎖の酸を付随 的に必須脂肪酸に速陪かにかつ助動に支える。

非経口栄養製品中に前記のトリグリセリドを使用することは、更に特に好都合で ある。と言うのは、トリグリセリドの比較的に高極性が、それらの製造中に苛酷 な熱処理に委ねられるエマルションの安定性を高めることになるからである。

このようなエマルションの使用は、例えば術後の重病人の栄養に対して特に好都 合である。

本発明の製品の別の利点は、酸化に対してＥＰＡの安定性に関係があり従って多 不飽和油脂の酸化に関する問題が回避されるという点である。従って、本発明に 係る製品は、必須脂肪酸の他の源と比較して、改善された品質のＥＰＡを有する ＥＰＡ含有リパーゼの調製を可能ならしめることが判明する。効果のない栄養形 態に至る多不飽和油脂の有害プロセスは、従って酸化および多不飽和脂肪酸の重 合製品に帰因する胃腸の問題と通常関係している。このようなＥＰＡの酸化形態 は、感受性アミノ酸と相互作用することにより窒素吸収を妨害することができる 。これらの極めて好ましくない効果は、本発明に係るトリグリセリドを適用する ことにより減少あるいは回避される。

本発明に係るエマルションの好ましい態様は、トリグリセリド球体の平均直径が ５〜Ｉ０００ｎｍであり、さらにトリグリセリド球体の５％未満は５０００ｎｍ 超の直径を示す。このエマルションは非経口エマルションとして十分適合してお りかつ良好な生物学的適合性を示す。

本発明に係るエマルションの好ましい態様は、トリグリセリド球体の平均直径は ５〜１１０００ｎであり、さらにトリグリセリド球体の５％未満は５０００ｎｍ 超の直径を示し、さらに全エマルションの量に関するトリグリセリドの量は２〜 ３０重量％でアリ、さらに該エマルションは等張性となるグリセロールおよび０ ．２〜１０重量％の乳化剤を含有する。このエマルションは、非経口エマルショ ンとして極めて良好に適しておりさらに秀れた吸収性を示す。好ましい乳化剤は リン脂質である。

本発明に係るエマルションの好ましい態様は、トリグリセリドが少なくとも１０ ％、好ましくは少なくとも３０％、より好ましくは少なくとも５０％、更により 好ましくは７５％、最も好ましくは少なくとも９０％の純度を有することを特徴 とする。

トリグリセリドの純度が高ければ高い程、トリグリセリドの吸収はより有効であ る。

また本発明は、非経口製剤としての本発明に係るエマルションの使用を含んでな る。

非経口栄養製品を次の処方に従って製造した。

１０００−に対する組成 ■　脂質　１００．０ｇ ■　卵黄リン脂質（Ｌｉｐｏｉｄ　Ｅ８０）　１２．０ｇ■　グリセロール　２ ２．５ｇ ■　注入用水　１０００Ｗｄ！まで 製造手順 高剪断ミキサー（Ｕｌｔｒａ　ｔｕｒｒａｘ）を用い５００ｒｎ１の■中に■を 分散させ次いでＩおよび■を添加した。最後に、水（ｒＶ）を全量１０００ｒｎ ｌとなるまで加えた。

混合物全体を更に２〜３分間予備均質化した（ｕｌｔｒａ　ｔｕｒｒａｘ）。

プレエマルションを高圧ホモジナイザー（ＭＩＩＯミクロフルイダイザー、ミク ロフルーディクス社、ニュートン、マサチューセット）中で均質化した。製品は 、ミクロ流動化装置で５回処理した。製品温度を２０℃未満に保持するため、製 品を各サイクル毎に氷スラリー内を通過せしめた。リパーゼの酸化は、アルゴン 雰囲気下プロセスを実施することにより更にアルゴンで飽和した液体を用いるこ とにより防止した。

製品は適当な容器に納め、オートクレーブ中１２０ｔ：で２０分間殺菌した。

浸透圧＝水１　ｋｇ当たり３０４ｍ０５ｍ粒径（ｄ　２）＝　２８５ｎｍ リムラステスト＝　＜　４　Ｅｌ／ｒｎ１国際調査報告 ｌ　ＩｗＭｌ＾−−１−一ρＣＴ／ＤＫ　８９１００２３５国際調査報告　ＰＣ Ｔ／ＤＫ　８９１００２３５

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. １．非経口用に処方された、不連続相としてトリグリセリド２−エイコサペンタ エノイル−１，３−ジ（オクタノイル／デカノイル）グリセロールを含有しさら に水性の連続相を有するエマルション。
2. ２．トリグリセリド球体の平均直径が、５〜１０００ｎｍであり、かつトリグリ セリドの５％未満が５０００ｎｍ超の直径を示す、請求項１のエマルション。
3. ３．全エマルションの量に対しトリグリセリドの量が２〜３０重量％であり、さ らに該エマルションが等張化に対してのグリセロール並びに０．２〜１０重量％ の乳化剤を含有する、請求項２のエマルション。
4. ４．トリグリセリドか、少なくとも１０％、好ましくは少なくとも３０％、より 好ましくは少なくとも５０％、更により好ましくは少なくとも７５％、最も好ま しくは少なくとも９０％の純度を有する、請求項１〜３項のいずれに記載のエマ ルション。
5. ５．非経口製剤としての請求項１〜４のいずれかのエマルションの使用。