JPH04500609A - 工業的応用条件下で安定性が減少した酵素変異体 - Google Patents
工業的応用条件下で安定性が減少した酵素変異体Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
工業的応用条件下で安定性が減少した酵素変異体(関連分野)
本発明は安定性が減少した酵素変異体およびその製造法に関する。
(関連技術および関連文献)
製パンに使用される小麦粉のほとんどは製粉所または製パン所でα−アミラーゼ
を添加されている。従来技術では菌類および穀類α−アミラーゼ調製物がパンの
容積を改良するのに使用でき、かつ、細菌性および穀物α−アミラーゼはパンの
柔軟化効果も有することが示されてきた。パンの硬化に関する研究でパンの保存
中のデンプン質の再結晶がパンの硬化をひき起こすことが示された。結果的にパ
ン柔軟化効果はベーキング工程の際のデンプン質の部分分解によって得られる。
α−アミラーゼの効果的な抗硬化作用はデンプン質の十分量がゼラチン化し加水
分解を受け得るまで生パン内で酵素が生存していることを必要とする(ミラー(
Miller)等、Food Technology ) 、1953年1月、
p、38)。
アスペルギラスオリザエ(Aspergillus oryzae)により産生
される菌類α−アミラーゼの熱安定性は低いのでベーキングの際にデンプンがゼ
ラチンし、酵素の攻撃を受け加水分解する時間にこの酵素は大部分が失活してし
まう、それゆえ菌類α−アミラーゼは過デキストリン化する危険なしにパンの容
積を改良するのに使用し得るがパンの柔軟性を改善するのは難かしい。
一方線菌性α−アミラーゼは高い熱安定性を特徴としており、ベーキングの際に
過剰のデンプンをデキストリン化し得る。過剰の酵素を添加したときそのパンは
ガム状でかつ粘性が増し消費者に受け入れられなくなる。細菌性アミラーゼはベ
ーキング工程でも部分的に生き残り、かつ特にパンをゆっくりと冷やす間にその
作用を持続しつづける。パンの適当な柔軟効果を上げるためには細菌性α−アミ
ラーゼの投与量および製パン工程の条件を非常に厳密にコントロールする必要が
ある。これら熱安定性酵素を使用する際の問題のため、製パン工業では細菌性ア
ミラーゼを一般に使用していない、パンの柔軟性の改善には容易に過デキストリ
ン化しないような中程度の熱安定性を有する酵素が最も通している。
この理由で菌類と細菌性α−アミラーゼの間の熱安定性を有する麦芽α−アミラ
ーゼが製パン工業で広く使用されている。しかし多くの麦芽調製物にはたんばく
賞分解性の副活性が存在するので望ましくない副反応を引き起こす、さらに麦芽
から調製した精製α−アミラーゼは製パンに使用するにはコストがかかり過ぎる
。
別の可能性はベーキング工程における菌類α−アミラーゼの低い熱安定性を改善
す・る方法を示した米国特許4320151および細菌性α−アミラーゼの高い
熱安定性を減少させる化学修飾法を示したヨーロッパ特許出@EP−A−027
3268が与えられている0両方の場合、生パンに使用する前にそれらの酵素は
中間の熱安定性が得られるよう修正しておかなくてはならない、米国特許に従う
と菌類α−アミラーゼは保護媒体中にこの酵素を溶解または分散させることによ
り熱分解から保護し得る一方、細菌性α−アミラーゼはヨーロンパ特許出願によ
ると生パンに使用する前アセチル化されなければならない、したがって製パン工
程のような工業的工程に直接使用するのに適した至適安定性を有する新しい酵素
の出現が望まれる。
(発明の概要)
本発明は工業的条件で低い安定性を示す変異体酵素を提供する。
この変異体酵素は野生型または天然の酵素の少なくとも1残基を置換することに
より得られる。
(図の簡単な説明)
第1図ニブラスミドPUCA++4の構造バチルスアミロリクエファシェンス(
Bacillus awylolique−facrens )のα−アミラー
ゼ遺伝子を含む2.2kbのBal U −BagHrフラグメントをpUc1
8のBamH1部位に挿入した。アンピシリン耐性遺伝子をAMPで示しである
。
第2図:α−アミラーゼ遺伝子のDNA配列pUCA■4の挿入物はバチルス・
アミロリクエファシェンス(Bacillus amylofaciens )
のα−アミラーゼをコードする1542ベースの単一の大きいオープンリーディ
ングフレームである。このアミノ酸配列は一文字コードで示しである。
第3図: pMaTBacのEcoRT −BamHIの配列部位3753のE
coR1部位はpMa5 8の部位3753にあるEcoR1部位に対応してい
る。
TACプロモーターは部位3753と3858の間に存在する。
α−アミラーゼ遺伝子は一文字コードのアミノ酸配列で示しである。
第4図ニア5℃、10分間のインキュベーション後の野生型(WT)および組合
せ変異体α−アミラーゼの残余活性変異体は第7表に示しであるものである。
第5図ニア5℃、10分間のインキュベーション後の野生型(WT)および変異
体α−アミラーゼの残余活性変異体は第8表に示した残基123における種々の
置換体である。
第6図二B、アミロリクエファシェンス(a曽ylol 1quefacien
s)H2DNA、5’および3′組込み体およびα−アミラーゼネガティブ株B
AM112の染色体地図。
(特定の態様の説明)
適当な安定性を有する酵素はたとえば古典的スクリーニング法または最近の遺伝
子およびたんばく賞工学技術によりスクリーニングまたは開発し得る。
望ましい酵素活性を有する生物または微生物のスクリーニングはたとえば微生物
またはその培養物上清からの酵素の単離精製、その生化学的性質の測定およびこ
れらの生化学的性質が特定の用途に適合するかどうかのチェックにより行なわれ
る。もし同定された酵素が天然の生物から得られないなら組換えDNA技術を用
いてその酵素をコードする遺伝子を単離し、この遺伝子を別の生物内で発現させ
、発現した酵素を単離精製し、それが目的に適するかどうかをテストする。
目的に適した新しい酵素を得る別の方法には既存酵素の修正がある。これは化学
的修正法で行なうことができる(1.スペントセン (Svendsen) 、
Carlsberg Res、Com5+un、4 4 (1976) 23
7−291)、−fflにこれらの方法は共通する側鎖の全ての受容基を修正し
てしまうか、または修正すべき適当なアミノ酸の存否に依存する点で非特異的す
ぎ、またその酵素が変性していない場合には反応しにくいアミノ酸を修飾し得な
い。
別に、コードしている遺伝子の突然変異誘発による酵素修正は上述のような非特
性がないので秀れていると考えられる。突然変異誘発はランダム突然変異誘発ま
たは部位指定突然変異誘発により行ない得る。
化学的変異原または変異性照射による微生物全体の処理によるランダム突然変異
はもちろん修正した酵素を生ずる。この場合これら特定で稀れな変異体を探す強
力な1沢技術を使用しなければならない、ランダム突然変異誘発により変異体酵
素を単離する可能性はコード遺伝子のクローニング後それをインビボ、またはイ
ンビトロでの変異および適当な宿主細胞での変異遺伝子の再クローニングによる
該酵素の発現により高くし得る。修正酵素の産生に適した宿主にはたとえば細菌
(大腸菌、バチルス)、イーストまたは菌類(アスペルギルス(Aspergi
llus )がある、またこの場合適当な生物学的選択法が望しい変異体酵素を
選択するのに使用可能でなければならない、これらの生物学的選択法は必ずしも
工業的応用に適した酵素を直接選択する必要はない。
本発明は野生型酵素と少なくとも1つのアミノ酸が異なるアミノ酸配列を有する
酵素をコードする遺伝子の発現により得られ、かつ工業的条件下で低い安定性を
示す新しい変異体酵素を提供する。いくつかの変異体酵素は実験条件下でより低
い安定性を有することが知られているが、テスト条件下と応用条件下の差のため
に(温度、pt+、基質等)工業的条件下では安定性に小さな変化しか得られな
かった。まず我々は工業的条件下安定性が減少した変異体を得ることに成功した
。
1つ以上のアミノ酸の任意のアミノ酸による特異的置換を可能にする部位指定突
然変異誘発を用い性質を改良した酵素を構築し、選択し得る。
本発明の1つの特徴として同定された突然変異を組合せて望むように精密に安定
性を調節し得る。変異体酵素の安定性の微調整は適当な変異体を合せることによ
り可能となる。
たとえば熱安定性、pu安定性、攪拌時の安定性、または基質、塩、インヒビタ
ー等の化学物質存在下での安定性などあらゆる種類の酵素の安定性を変化させ得
る。
コード化遺伝子またはコード化遺伝子の融合体の突然変異誘発は酵素活性が変化
したα−アミラーゼ変異体を構築する技術としてすでに応用されてきている。最
近の特許出願において(EP0208491)、B、リチェニホルミス(lic
heniforsis )およびB、ステアロサーモフィラス(Stearot
hersophilus)由来の融合α−アミラーゼ遺伝子を構築することによ
り細菌性α−アミラーゼハイブリッド酵素の構築法が記載されている。 N、A
、スミルノヴy (Smirnova) 等 (Biological Abs
tractsS 8 7 、? (1989) 。
アブストラクト番号70127および70128)は実験室テスト条件下、熱安
定性の低いB、アミロリフエフアシアンス(amyloliquefacien
s )α−アミラーゼ変異体を構築した。このテスト条件は製パン条件とは全く
異なりpo値がかなり低く (pl+5−5.5)、一方デンプン含量および粘
性は非常に高いものである。
参照例に示したように、実験室テスト条件下で低い熱安定性を示した全ての変異
体α−アミラーゼが製パン条件で至適熱安定性を示したわけではない0本発明は
工業的条件下で望ましい安定性を示す変異体酵素の調製法を提供し製パンに最も
適した変異体を選゛訳する操作により変異体製パン酵素の調製法を例示している
。製パン酵素とは生パン製造に関する、または使用する酵素を意味している。
変異体酵素とは野生型酵素と1つ以上のアミノ酸が異なる酵素である。変異体酵
素をコードする遺伝子は野生型遺伝子と少なくとも1残基、好ましくは1〜10
残基が異なるDNA配列を有する。変異体酵素は微生物の醗酵工程およびそこか
らの酵素の単離精製により生産される0本発明に従かう変異体酵素は工業的条件
下望ましい安定性を存し、かつさらに化学修飾することなしに使用し得る。たと
えばこの変異体酵素は製パン条件下で低い熱安定性を存するα−アミラーゼであ
る。アミロース分解、ヘミセルロース分解、たんばく賞分解、脂肪分解または酸
化還元酵素活性を有する他の製パン酵素も同様にパンの質を同上するのに応用し
得る(たとえばA I B Technical Bulletin (198
0)νo1. II、10.1112のレヴユー参照)、熱安定性、pH1基質
特異性、活性など既存の酵素の性質は製パン酵素として応用するのに常に至適な
ものとは云えない0本発明は製パンへの応用により適したものにする既存酵素の
性質の至適化法を提供する。たんばく質工学を用いて製パン工程の1つで最も高
い活性を有する酵素を構築し得る0本発明の特徴の1つとして、製パン工程のう
ちのベーキング工程間ではα−アミラーゼ活性の大部分を保持し、かつその工程
の後には消失する至適安定性を有するα−アミラーゼが提供される。たんばく賞
工学により既存の製パン酵素を改良する別の例には変異体たんばく質分解酵素の
調製がありこの酵素は製ノくン工程の混合操作中に失活し、それゆえ混合のとき
だけ活性をもつ混合時間短縮剤として働く。
修正したα−アミラーゼは野生型酵素と少なくとも1つの選らばれたアミノ酸が
異なるアミノ酸配列を有している。上述の突然変異は後に詳細に説明されるよう
にバチルスアミロリクエファシェンス(Bacillus amyloliqu
efaciens)α−アミラーゼから得られる。たとえば野生型酵素と少なく
とも1つのアミノ酸がB、アミロリクエファシェンス(B、 aIIyloli
quefacjens)のアミノ酸番号113.114.116.123.16
3.164.166.238.316.322.345.349.356.38
6.394または398の部位または相同的α−アミロースの相同的部位で異な
るアミノ酸配列を有する細菌性α−アミロースがある。
アミノ酸番号123に変異をもつα−アミラーゼはうまく応用し得る。当業者は
適当な酵素がアミノ酸配列の他の部分に対応するアミノ酸に変異をもつものも同
様に得られることが理解できよう。
本発明の別の特徴として修正したα−アミラーゼのアミノ酸配列が少なくとも2
つのアミノ酸番号の個所で修正を受けている。
このことは単一の変異の各々の寄与以上に安定性を減少させた酵素を生ずる。こ
のように変異体α−アミラーゼは至適安定性をもつよう調製することができる。
修正したα−アミラーゼの生産に適した宿主には大腸菌、枯草1 (Bacil
lus 5ubtilis > 、バチルスリチェニホルミス(Bacillu
s Iicheniformis)およびバチルスアミロリクエファシェンス(
Bacillus amyloliquefaciens)がある、この遺伝子
は宿主に組込まれることが望ましい。
修正α−アミロースはたとえば製パン工程など工業的用途において性質の向上を
示す、変異体α−アミロースと合せて本明細書で用いられている改善した性質と
はベーキングにおける野生型酵素と比べてより低い熱安定性を意味している。
本発明に従かい変異体酵素は、ベーキング条件下における細菌性α−アミラーゼ
の熱安定性等、本来の酵素の安定性の注意深い生化学的研究と合せた野生型酵素
のlIaの注意深い考察とそれにつづく野生型遺伝子配列の合理的修正に基づき
設計される。工業的条件下での設計酵素の研究により至適性質を有する変異体が
同定される。
本発明の1つの特徴に従かいたとえばベーキング工程などの用途において低い安
定性を有する変異体α−アミラーゼは生パンまたは製パン(または関連産物)工
程で使用し得る。関連産物とは水および粉末穀物の混合物からなる生パンを焼い
てできる産物を意味する。
(材料と方法)
1、一般的クローニング技術
クローニング法はT、マニアチス(Maniatis)等のハンドブック、19
82、分子クローニング、コールドスプリングハーバ−ラボラトリ−; F、M
、オースベル(Ausubel )等、1987 、CurrentProto
cols in Mo1ecular Biology、ジョンウイリーアンド
サンズ社版、ニューヨーク:B、バーパル(Perbal) 、1988 、A
practical Guide to Mo1ecular Cloning
、第2&W、ジツンウイリーアンドサッズ社版、ニューヨークに記載されている
ものを使用した。これらのハンドブックには組換DNA分子の構築および増殖法
、遺伝子ライブラリーの作製法、DNAの配列決定法および変異法およびDNA
分子の酵素的取扱い法が記されている。
2、化学的突然変異誘発
クローン化したDNAをインビトロで化学物質で処理しそのDNAに突然変異を
導入し得る。これらの突然変異がアミノ酸をコードしているトリプレットコドン
に生じたならばこの変異したクローン化DNAにより変異たんばく質が生成し得
る。
亜P−taナトリウムを用いた化学的突然変異誘発法はジョートル(Short
le )およびボスティン(BotsLein)によって報告されている(Me
thods Enzyw’o1.、] 983、上oo、457)、フォーク(
Folk)およびホフステタ−(Hofstetter)により好ましい方法が
報告されている(Cell、1983.33.585)、突然変異誘発の他の方
法はスミス(S■1th)により報告されている(Ann、 Rev、 Gen
et、、1985 %1度、423)、特に有用な方法はオースベル(Ausb
el)等により報告されている(上述)(第8章参照)。
3、ギャンブ二本1iDNAの突然変異誘発ギャップ二本鎖に基づく方法(クレ
ーマー(Kra■er)等、1984、Nucl、 Ac1ds Res、 1
2.9441)およびプラスミド(プラスミド/ファージハイブリッド)を用い
た。基本的にこの方法は抗生物質耐性マーカーを含むギャソプ二本鎖D N A
中間体および抗生物質に対する耐性を付与する遺伝子中にマンバー変異を有する
テンプレート鎖(+鎖)に鱈るものである。アニーリング後、インビトロギャッ
プフィリングおよびシーリング反応を介して変異原性オリゴヌクレオチドをギヤ
ツブ鎖に取り込ませる。生成した分子は目的の変異と抗生物質耐性の結合が保持
されているミスマツチ修復能欠損(Mut S)宿主のトランスホームに使用す
る。この株から単離した混合ファスミド集団をサプレッサーネガティブ宿主株中
で分離させる。トランスホーマントを抗生物質含有培地上にブレーティングし、
ギヤツブ鎖由来の子孫を選択する。
P、スタンセンズ(Stanssens )等により報告されたツインベクター
システムpMa/c 5−8 (“たんばく賞工学および部位指定突然変異誘発
”、1985、第24回ハーデン会議、プログラムと概要、^、R,ファースト
(Fersht)およびG、ウィンター(Winter)編)は以下の要素を含
んでいる。
posll−105;バクテリオファージfd、ターミネータ−pos121−
215;バクテリオファージfd、ターミネータ−pos221−307;プラ
スミドpBR322(pos 2069pos313−768;バクテリオファ
ージfd、複製オリジン(pos 5482−5943 )
pos772 2571;プラスミドpBR322、複製オリジンおよびβ−ラ
クタマーゼ遺伝子
pos 2572−2685 ; )ランスボゾンTn903pos 2719
−2772 ; )リプトファンターミネータ−(ダブル)
pos 2773−3729; )ランスポゾンTn9、クロラムフェニコール
アセチルトランスフェラーゼ遺伝子pos 3730−3803 ;多重クロー
ニング部位この配列は公表されている(スタンセンズ(Stanssens )
等、1987、E M B O−course、マーチンスリード;スタンセン
ズ(Stanssens )等、19 B 9 、Nucleic Ac1ds
Res、、上1.4441−4454>。
pMa型ベクターではヌクレオチド3409はGからAに変っており、pMc型
ベクターではヌクレオチド2238がGからCに変っており各々アセチルトラン
スフェラーゼ遺伝子およびβ−ラクタマーゼ遺伝子中にアンバーストップコドン
ができて各遺伝子が不活性になっている。
これら全ての配列はGenbank ” (ナショナルヌクレイフクアシソドシ
ーケンスデータバンク、NIHUSA)から入手し得る。
プラスミドpMc5−8は登録されている(03M4566)、突然変異誘発を
行うため目的のDNAフラグメントをpMa5 8の多重クローニング部位にク
ローニングする。つづいて目的DNAを含むpMa5−8とpMc5−8の間に
ギャップ二重鎖を構築する。
目的DNAを含む一本鎖のギャップに対し変異原オリゴヌクレオチド、低いレベ
ルのヌクレオチド取り込みミスをもつ長い合成オリゴヌクレオチド、化学物質ま
たはヌクレオチドの酵素的取り込みミスによる突然変異誘発を行う、詳細な説明
はオースベル(Ausubel )等、上述またはバーパル(Perbal)上
述を参照せよ。
インビトロ突然変異誘発の代替法としてUV光または化学物質または大腸菌のミ
ューチーター株を用いたインビボ突然変異誘発を使用し得る(ホーマー(Fow
ler)等、J、 Bacteviol、1986.1エエ、p、130)。
変異原性ヌクレオチドはアブライドバイオシステムズから入手し得る装置を用い
て合成し得る。
4.ヌクレオチドの酵素的取り込みによるランダム突然変異誘発pMa/pMc
ギャフブニ重鎖に対し最初ンヨートル(Shortle )等(Proc、 N
ath、 Acad、 of 5ience 79−1p−1588−1592
)およびカニンガム(Cunningham)およびウエルス(Hel1g )
(Prot、 Er+g、、1987、上、p、319)により報告された方法
、または好ましくはレトバーラ(Lehtovaara)等(Prot、 En
g、、1988.2、p、63)により報告された方法によりプライマー伸長お
よび取り込みミス突然変異誘発を行った。
この方法はポリメラーゼを制御して使用することに基づ<、4種のDNA分子を
pMa/pMcのギャフブニ重鎖のプライマー伸長により生成し、ギャップの中
でランダムであるが必ず既知の塩基(各々A、C,G、ZたはT)の前で停止す
るようにする。4種のDNAを正しい塩基を除いた別の取り込みミス反応で変異
をかける。この方法ではギャップ中の全ての個所に全ての型の塩基置換突然変異
を生成し得る。レソバーラ(Lethoνaara)の方法を修正してクレノー
DNAポリメラーゼの代りにンークエネースTN(ユナイテソドステーンバイオ
ケミカルコーポレーション、クリーブランド、OH)およびへMV逆転写酵素の
代りに10−〇しν逆転写酵素(B RL)を使用した。またより高1度の逆転
写酵素を使用するとしばしば連続的突然変異が生ずることが観察された。これは
不安定な酵素を作る上で都合がよいと考えられる。
一方車一部位の1襖を保証するためにレトバーラ(Leh tovaara)等
(上述)の方法を以下のように修正した。逆転写酵素バッファ中には3種ではな
く唯一個の取り込みミスヌクレオチドを存在させる。たとえばA特異的制限塩基
伸長混合物は各々250μ門dCTP、250μ−dGTPおよび250gM
dTTPを含む311別々の反応液中でインキュベートする。4種塩基特異的制
限伸長混合液全てに対し、総計12組の取り込みミス反応を行う。
42℃】、5時間のインキュベーション後、全4種デオキシヌクレオチドを0.
5mMとなるように添加し、反応をさらに37℃で少なくとも20分間インキュ
ベートする。さらにそのサンプルをウラシル含有DNA鎖に対してではな(pM
a/cベクターに基づく逆選択を用いるように修正を行ったレトバーラ(Leh
tovaara)等の方法に従って処理した。
5、変異体α−アミラーゼのJl1M
11MプラスミドルBacを宿す大腸菌WK6細胞を適当な選択試薬を含むBH
I培地で増殖する。−晩培養物10mjを遠心で落とし】層lの209Aスクロ
ース、1%M EDTAt容液に懸、濁する。
20℃で15分間のインキュベーション後再び細胞を遠心で落とす、細胞ペレッ
トをl■pのミリQ水に懸濁し0℃に10分間維持する。スフェロプラストを遠
心で落とした後α−アミラーゼを含む上清を2wrM CaCIB 、0.7m
M MgCftおよび2.5mM NaHCOi とする、必要なときはα−ア
ミラーゼを従来の生化学的手法で精製し得る。
6、α−アミラーゼ活性
α−アミラーゼ活性はファルマシアから市販されているフェードバス7″を用い
てルーチンに測定した。この方法ではバッファpH5,5における30℃、15
分間の色素標識デンプンの可溶化が分光学的に測定される。α−アミラーゼ活性
は内部標準として10000PU/gのアスペルギラスオリザエ(Asperg
il 1usoryzae)菌のα−アミラーゼ調製物を用いたフェードバスユ
ニット(P tJ)で表現される。1フエードバスユニットは製パン業界で用い
られているSKBユニット約10ユニットに等しい。
パンの中の残余α−アミラーゼ活性は若干異なる操作を用いて測定する。パン1
0gと40mlのバッファpH5,5からウェアリングブレンダーを1分間フル
スピードで使用してパン懸濁液を作る。そのパン懸濁fio、1〜1.0sj!
をフェードハステスト中30℃で一晩(18時間)インキュベートした。パン中
の残余活性はパン懸濁液中の無処理アミラーゼ活性を細菌性α−アミラーゼなし
で調製したコントロールのパンのパン懸濁液に添加した未処理酵素の活性と比較
して計算した。
7、応用(ベーキング)テストにおけるα−アミラーゼの熱的不安定性
選択したα−アミロース変異体の熱不安定性をパブローフベーキングテストで試
験した。パブローフは200g小麦粉(100%)、110mj’水(55%)
、3mg7スコルヒンel! (15ppsン、1.4gインスタントドライ
イースト(0,7%ファーミバンTM)、4g塩(2%)、3g砂糖(0,2%
)、IOB菌類α−アミラーゼP2゜。(22505KB/kg小麦粉)および
種々の量の野生型および変異体細菌性α−アミラーゼを混合して得られる150
gの生パンを焼いて作る。ピンミキサー中52r、p、m、で6分15秒間混合
した後生パンを子分けし、30℃で45分間ブルーフし、穴をあけた後再びもう
25分間ブルーフしてから型に入れた。
30℃で70分間の最後のブルーフを行った後その生パンを240℃のオーブン
で20分間焼きそのパンの容積をなたね種子置換法で測定した。スチーブンステ
キスチャアナライザーを用い、室温で72時間プラスチック容器中に保存してお
いたパブローフの中央からの2片のパンの柔軟性を測定した。パンの硬度の債は
直径1.0インチのプローブと0.5mm/secの圧縮速度を用いたときの2
c謡厚のパンスライスを5m++(25%)圧縮するのに必要な力(g)として
表現される0種々の細菌性α−アミロースサンプルの熱不安定性は過デキストリ
ン化を起こさない条件で至適パン柔軟性を得るのに必要なα−アミラーゼユニッ
ト(PU)数で表現したく硬度値の20〜30%減)。
8、細菌性α−アミラーゼ変異体のベーキング性能の評価1、パン容積の改善効
果
(変異体)細菌性α−アミラーゼのパン容積改善効果は操作法のうちCaC1!
、菌類α−アミラーゼおよびシラトニングを省くこと以外は先に述べたパブルー
フ製造法で測定した。
2、パン柔軟化効果
生パンを3500g小麦粉(100%)、196(1w1水(55%)、87.
5g圧縮イースト(2,5%)、52.5g砂糖(1,5%)、70g塩(2%
)、210B菌類α−アミロースP2゜。(27003KB/kg小麦粉)、1
7.5gショートニング(0,5%) 、10 smg’yスコ7レヒンta(
30ppm) 、94.5IIgシスティン(27,5pp園)および種々の量
の野生型または変異体細菌性α−アミラーゼから調製した。ケンバースパイラル
ミキサー(スピード1の350回転とつづくスピード201200回転)による
混合後、900gの生パン片をまるめ、30℃で35分間ブルーフし、穴あけ、
型入れ34℃、65分間のプルーフし最後に220℃のオーブンで30分間焼い
た。パン容積はナタネ種子置換法で測定し、パンの粘性は4段階の消費者による
分類で判定した(0:粘性なし、過デキストリン化されていない; O/+ :
粘性なし、わずかにデキストリン化(最適性能);+:わずかに粘性、わずかに
過デキストリン化; +++ H非常に粘性あり、著しく過デキストリン化)、
パン硬度を測定するため中央部から2cm厚の2片のパンを直径1.5インチの
プローブ、圧縮深度5611(25%)および圧縮速度0.5mm/seeを用
いたスチーブンステキスチ中アナライザーで分析した。
本明細書で引用している全ての出版物および特許出願は各出版物または特許出願
が特別にかつ個別に参考として組込まれていると明示されているのと同様に参考
として組込まれている。
これまで述べてきたように本発明の明確化および理解を目的とした説明および例
によりある程度詳細に本発明を説明してきたが本発明の内容を見て請求項の精神
および範囲を逸脱することなしに特定の変化および修正を行ない得ることは当業
者にとって明白であろう。
以下に例を用い本発明をさらに説明する。
例 1
バチルスアミロリクエファシェンス(Bacillus a*ylolique
−faciens)α−アミラーゼ遺伝子の分子クローニングバチルス(Bac
illus) HI AM 1521株(ハートレー(Hartley) 、1
968、Biochemistry 7.2401−2408)の誘導体である
バチルスアミロリクエファシェンス(Bacillusamyloliquef
aciens) H2から単離した染色体DNAを制限酵素Be1]で消化しプ
ラスミドpUN121にルソン(Nillson)等、1983、Nuclei
c Ac1ds Res、土工、8019)のBc11部位にライゲーションし
た。このプラスミドはアンピンリン耐性遺伝子、テトラサイクリン耐性遺伝子お
よび01−リプレッサー遺伝子を有している。テトラサイクリン遺伝子の転写は
C1−リプレッサー遺伝子産物により■止される。外来DNAの01−リプレッ
サー遺伝子中の唯一のBc1]部位への挿入はテトラサイクリン耐性を活性化す
る。このことがアンビンリン/テトラサイクリン含有寒天プレート上での組換え
体のポジティブ選択を可能にする。このライゲーション混合物を大腸菌HB 1
01 (ATCC33694)にトランスホームした。アンピシリン/テトラサ
イクリン耐性コロニーについて0.4 g / 1のデンプン(メルク製)を補
ったLBプレート(オースベル(Ausubel)、上述)上でのα−アミラー
ゼ産生をテストした。増殖およびI、蒸気とのインキュベーシッン後、大きい透
明ハローを作るポジティブ大腸菌コロニーを選択してさらに特性を調べた。対応
するプラスミドpUNH2はバチルスアミロリクエファシェンス (Bacil
lus awyloli−quefaciens) H2由来の5.5kb B
cl I −Bcj! I挿入物を含んでいることが示された。ノーンクリーン
CBIO101から入手可能、ラジッラ、LA、USA)を用いpUNH2から
2.2kb・BgIII−BasHIフラグメントを単離し、pUc18 (フ
ァルマシア)のBamH1部位にライゲーションした。生成したプラスミドpU
c、A+4を第1図に示す、pUcAm4の挿入物をサンガー法で配列決定した
(Proc、 Natl、 Acad、 Sci、 USA、l 977゜ユ↓
、6463)、このDNA配列は31個のアミノ酸からなるシグナル配列と48
3個のアミノ酸からなる成熟たんばく質をコードする1542塩基長のオープン
リーディングフレームを明らかにした(第2図)、このたんばく質の配列はタキ
ネン(丁akkinenn)等により決定されたバチルスアミロリクエファシェ
ンスのα−アミラーゼ配列(J、Biol、 Chew、1983. 258゜
1007)と同一であった。
例2
突然変異誘発/発現ベクターpMaTBacの構築pUcAm4から2.2 k
b Sea l −BamHIフラグメントを取り出しシーンクリーン法で精製
した。このフラグメントをSmal −BamHlで消化したpMc5−8にラ
イゲーションした。生成したプラスミドpMcAmは大腸菌WK6 (CBS4
73.88)(ゼル(Zell) 、 R,およびフリフッ(Frizz) H
,J、、EMBOJ、1987,6.p、1809))ランスホーメーンヨンに
より得た。ファージM13KO7の感染後−末鎖pMcAsを製造業者(ファル
マシア)の指示に従って単離した。二本鎖プラスミドpMa5−8をSmalお
よびBamHIで消化し一本鎖DNA−にアニールすることによりギャップ二重
鎖を作った(クレーマーCKrawIer )等、Nucleic Ac1ds
Res、 1984 、 12 、 9441 ) @このギャップ二重鎖に
対し開始コドンから−18の部位にXba1部位を導入するように設計したオリ
ゴヌクレオチドを用いた部位指定突然変異誘発を行った(クレーマー(Kram
er)等、上述、ゼル(Zell)、 R,およびフリフッ(Fri tz)
H、J 、上述)、このオリリボヌクレオチドの配列は:
5 ’ −TTCCTCTCCCTCTAG ATT TCT TAT ACで
ある。
突然変異誘発後そのプラスミドをDAM−大腸菌(大腸菌GM48、ファバゲン
、アトレフチ)を介してから、そのEcoRI−Xbalフラグメントを部分消
化で取り除きtacプロモーターを1コピー含む合成EcoRI −Xba I
フラグメントと置換する。このフラグメントの配列は生成したpMaTBac
(CBS287.89)のα−アミラーゼをコードする挿入物とともに第3図に
示した。
このプラスミドはI PTG誘導可能なTacプロモーターの制御子大腸菌中で
α−アミラーゼを生成する。さらにこのベクターの挿入物はpMaおよびp M
c型DNA分子間の適当なギャップ二重鎖分子を作製することにより突然変異
を誘発し得る。各々の分子に対応する一本鎖DNAは供給元(ファルマシア社)
の指示に従かいファージM13に07を大腸菌WK6に感染することにより得ら
れる。
例3
(pMaTBacの亜硫酸による突然変異誘発)−末鎖のpMaTBacをKp
nl−Aparで消化したpMcTBacとアニールさせ、部位4915〜51
46 (第3図A−C参照)にギャップをもつヘテロ二重鎖を得る。このヘテロ
二重鎖に対し亜硫酸による突然変異の誘発を行う(実験参照)、大腸菌WKSM
u t S株(CBS472.88)(ゼル(Zell)、 R,およびフリ
フッ(Fritz)、H,J、、上述)へのトランスホーメーションおよびクロ
ラムフェニコール含有寒天プレート(25μg/ml)における選択後プラスミ
ドプールを単離し、大腸菌WK6へトランスホームした。生成したトランスホー
マントを2.OwIM CaCfg、25μg乙iクロラムフェニコールおよび
0.15sM I PTG(シグマ社)を含むBHI培地(ディフコ社)中37
℃で24時間生育させた。この上清の3つのサンプルを80℃で各々0.7およ
び14分間インキュベートし、その後そのα−アミラーゼ活性を検定した。これ
は各サンプル(5〜10μl)を0.2%のデンプンを含むBHIプレート上に
スポットし、55℃で1時間インキュベートした後、Iz温溶液3gIz/j!
および7gKI/l)でプレートを発色させた。80℃における長時間インキュ
ベーシヨンの結果、野生型コロニーと比較してハローサイズおよび強度の減少を
示すコロニーを熱的不安定α−アミラーゼ変異体として選択した。
第1表に典型的実験で得られた変異の配列を示す、DNA配列決定はpMcTB
ac変異体の一本鎖DNAの単離後ギャップ領域の配列を決定することにより行
った。変異体pMcTBacプラスミドをBHI培地中大腸菌WK6株で増殖し
、浸透圧ショフク法で細胞周辺校のα−アミラーゼを放出させて酵素調製物とし
た(オースベル(Ausubel)等、上述、材料と方法)。
第2表にα−アミラーゼ変異体の至適投与量とベーキングの結果を示す。
パン容積は各ベーキング実験毎に異なり得るので、全ての実験で行ったコントロ
ール酵素調製物(野生型:WT)との相対値で比較した。このWT酵素は非変異
プラスミドpMaTBacを大腸菌WK6を用いて増殖させることにより調製し
た。
第 1 表
亜!Ar11突然変異誘発後の熱感受性α−アミラーゼ変異体変異体 アミノ酸
番号 ヌクレオチド変化 アミノIIl変化A8 394 CCG TCG P
ro 5er386 TACTAT Tyr TyrBIO345CCG TC
G Pro 5erE12 398 CCCTCCPro 5erG2 386
CCG CTG Pro Leu3 349 GCCGCT Aha Ala
322 ACA ATA Thr l1e4 345 CCG TCG Pro
5er6 322 ACA ATA 丁hr 1ie3]6 CAT TAT
)lis Tyr7 356 TCCT丁CSer Phe第 2 表
亜硫酸変異体α−アミラーゼを用いたベーキングテストA8 14 574
BIOS 596
E12 14 577
G2 8.5 591
7 11.1 550
例 4
(酵素的取込みミスによるpMaTBacの突然変異誘発)−末鎖pMaTBa
c (例2参照)をEcoRV −Kpn Iで消化したpMcTBacとアニ
ールし部位4018〜4915にギヤツプをもつヘテロ二重鎖を得た(第3図参
照)、このギャンブニ重鎖について実験セクノッンで述べた酵素的取り込みミス
による突然変異誘発を行った。
A制限のプライマー伸長後に得られるサンプルを3つに分け、逆転写酵素の存在
下各々dCTP、dGTPおよびdTTPとインキュベートした。37℃、10
分間のインキュベートの後4種すべてのdNTPおよびクレノーポリメラーゼお
よびT4−DNAリガーゼを用いて完全な二本鎖分子へと伸長させた。この分子
を大l!菌WKSMut株にトランスホームし、そのプラスミドブールを回収し
た。このプラスミドブールを大腸菌WK6株にトランスホームし、クロラムフェ
ニコール(25μg10+1)含有寒天プレートでコロニーを選択した。
生成した変異体について例3で述べた方法を用い熱感受性z −アミラーゼをス
クリーニングした。
第3表は典型的実験で得られたいくつかの熱感受性α−アミラーゼの配列を示し
ている。DNA配列はpMcTBac変異体の一本tADNAを単離後ギャップ
をシーケンシングすることにより決定した。
第4表は変異体α−アミラーゼの至適投与量およびベーキングテストの結果を示
している。
第3表
制限伸長後に得られた熱感受性アミラーゼ変異体A−AA” ヌクレオチド・
アミノ −12 116 GTCGACVAL ASP13 113 GTA
GGA VAL GLY114 ACT ACCT)IRTHR116GTCG
CCVAL ALA
14 163 TGG CGG TRP Al1G164 GAT GAG A
SP GLυ166 丁CCCCCSERPRO
1723877丁 CTT PIIE LEU25 116 GTCGCCVA
L ALA26 116 GTCGGCVAL II;LY29 113 GT
A GCA VAL ALA114 ACT ACG T[lil TO!?1
16 GTCGCCVAL ALA
第3表(続き)
A ’ AA ヌクレオチドヒ アミノ ゛ヒ制限
15 123 AGA TGT ARG CYS第4表
AまたはT制限伸長により得られたα−アミラーゼの12 13.4 525
13 19.5 564
15 >100 560
17 4.25 545
25 5.4 558
26 12.5 561
29 14.6 558
例5
(製パンにおける野生型および変異体B、アミロリクエファシェンスα−アミラ
ーゼの比較)
第5表においてパブルーフのパン容積改善効果を菌類、野生型細菌類および変異
体第15番B、アミロリクエファシェンス(amyloliquefacien
s) α〜アミラーゼについて比較した。
この結果から最大のパン容積を得るのに必要なα−アミラーゼユニソ)l&は菌
類、野生型B、アミロリクエファシェンス(amylo−1iquefacre
ns)および変異体第15番B、アミロリクエファシェンス(a+5yloli
quefaciens)α−アミラーゼについてはたいへん一致していた(〜5
0PU/200g小麦粉)、菌類または細菌変異体第15番α−アミラーゼを用
いたときパンの中味の過デキストリン化を起こすことなく約15%のパン容積の
増加が得られた。
しかしパン容積の改良のために野生型B、アミロリクエファシェンス(amyl
oliquefaciens) α−アミラーゼを用いたときは著しい過デキス
トリン化を起こして適当なパン容積の改善は見られなかった。
第6表では野生型および細菌変異体第15番(Arg123−Cys123)α
−アミラーゼのパン柔軟化効果を小麦粉瞳光り菌類α−アミラーゼ2703KB
を含む精パンの標準的処決で比較した。
第6表から野生型の細菌性α−アミラーゼは非常に有効なパン柔軟剤であること
が明らかである。至適パン柔軟効果は小麦粉kg当り3.9〜13PUの投与量
ですでに得られている。しかし、39PLl/kg小麦粉というわずかに高い投
与量ですでにパン中味の著しい過デキストリン化が観測される。変異体酵素で至
適パン柔軟効果を得るのに約74PU/kg小麦粉という高い投与量が必要とさ
れ、またパンの過デキストリン化が起こる前に740PU/kgが投与される。
したがってパン柔軟剤として野生型B、アミロリクエファシェンス(asylo
liquefaciens) a−アミラーゼの代りに変異体第15番を用いる
とき過デキストリン化の危険がかなり軽減される。
また、細石性変異体第15番α−アミラーゼの熱安定性の減少はパン中に残存す
るアミラーゼ活性からも明白である。野生型細菌性α−アミラーゼの大部分はベ
ーキング工程で生き残るが(50〜75%残存活性)、細菌性変異体第15番α
−アミラーゼを含む生パンから調製したパン中にはα−アミラーゼの残存は検出
できなかった。
例6
(種々の単一突然変異を合せることにょるα−アミラーゼの熱安定性の調節)
例3および例4で述べている変異体のいくつがは製パンに使用するには安定性が
高すぎることが分った。各変異体α−アミラーゼの個々のアミノ酸置換が知られ
ているので主通安定性/不安定性を有する変異体は個々のアミノ酸を合せること
により設計し得る。後者は変異したpMaTBacの適当な制限フラグメントを
交換するか、または部位指定突然変異誘発によりアミノ酸W換を行うことにより
行なわれる(材料と方法、セクション3)、第7表はいくつかの組合せを示して
いる。これらの組合せ変異体についいてその上清サンプルを75℃で1o分間イ
ンキュベーションし、ついでBHIデンプンプレートを用い55℃、1時間イン
キユベーシッンすることにより残存α−アミラーゼ活性を測定することでその安
定性をテストした(例3参照)。
非加艶WTおよび!異体α−アミラーゼの適当な希釈物を比較することにより残
存活性を測定した(第4図)。
すべての組合せ変異体;;対応する親変異体よりも熱的に不安定であることが分
る。それゆえ熱不安定性の微調整は適当な箪一部位変異体を組合せることにより
得ることが出来る。
第7表
組合せ変異体
・ ゛ の 4せ アミノ
34 R12+ 12 P398S
116D
35 R12+ 13 P398S
V113G/V116A
36 R12+ 14 P398S ”T163R/D164E/5166P
37 、 R12+26 P398S リ116G
38 7 + 12 5356F
す116D
39 7 + 13 5356F
V113G/V116A
40 7 +14 5356F
丁163111/D164E/5166P41 7+26 5356F
116G
°ゝこれらのα−アミラーゼ変異体の発現はおそらく不安定性またはプロテアー
ゼ感受性のために非常に減少している。
例7
(指定部位における種々のアミノ酸置換にょる熱不安定性の調節)例3および例
4で使用した方法でα−アミラーゼの安定性/不安定性に重要な残基部位が同定
されている。しかし突然変異誘発法の特性により特定の部位では限られた数の置
換しか期待できない、突然変異の範囲、すなわち安定性/不安定性の範囲を拡げ
るために安定性/不安定性に重要であることが分っている残基を全ての天然アミ
ノ酸に置換し得る。このことは問題とするコドンに4種のヌクレオチド混合物を
含むオリゴヌクレオチドを用いた部位指定突然変異誘発により行い得る(材料と
方法、セクション3参照)。
この目的のため以下の配列をもつ混合オリゴヌクレオチドを用残基123に変異
をもつ種々のα−アミラーゼを得た。Nは4種のヌクレオチドを示す(第8表)
。
例6と同し方法で残存活性を測定した(第5図)。
試験した全ての残基123変異体は野生型酵素(R123)よりも不安定であっ
たことが分る。さらに、部位123におけるアミノ酸変化は種々の熱不安定性を
伴うことが明らかである。それゆえ、例3および例4の方法により選択された部
位におけるランダム突然変異誘発を用い望ましい安定性/不安定性をもつ変異体
α−アミラーゼを選択または設計することが可能である。
第 8 表
単−残基部位におけるランダム突然変異誘発゛ アミノ
15 R123C
421?123)1
43 R123V
44 R123L
45 R123A
46 R123P
47 R123D
例8
(染色体の野性型α−アミラーゼ遺伝子の変異体遺伝子による置換)
変異体α−アミラーゼを生産するための発現ホストにおける再クローニングを選
択した。宿主には問題としているα−アミラーゼの親微生物が好ましい、しかし
、使用する前に内在するα−アミラーゼ遺伝子を不活性化または欠失させておか
なければならない0本例ではB、アミロリクエファシェンス(a@ylol j
quefaciens)のα−アミラーゼ遺伝子の欠失について説明する。
さらに、変異体α−アミラーゼ遺伝子をその遺伝子を有するプラスミド(たとえ
ばpUBllo)または染色体中に組込まれた遺伝子コピーから発現する。異種
DNAが宿主中に存在しないことから生産には後者の方が好ましい。
B、アミロリクエファシェンスの染色体性α−アミロースの不活性化はその遺伝
子中に熱感受性複製オリジンをもつプラスミド(pE194起源のpE194n
eo、EPO283075参照)の組込みによって行なった。染色体組込み体の
選択は関連抗生物質の存在下温度を上げてプラスミド複製不能条件にすることに
よって行った。このプラスミドは中央が欠失したα−アミラーゼ遺伝子1コピー
を含んでいた(第6図参照)0組換えは両隣りの配列で起こり得る。2つの異な
る隣接配列で組換えにより組込みおよび切除が起ったときだけα−アミラーゼ遺
伝子が起こることになる。これらの潜在的組込み体をアラトリコンビネーション
の刺激およびそのプラスミドの敦済のためネオマイシン非存在下37℃で増殖さ
せた。3つのα−アミラーゼネガティブクローンが得られた。その1つは染色体
地図を作ってより詳しく分析した。またそのα−アミラーゼネガティブクローン
の親組込み体を染色体地図で分析した。第6図に染色体組込みおよび切除の制限
地図を示す。
α−アミラーゼネガティブのB、アミロリクエファシェンス(amyloliq
uefaciens)株が得られ、BAM112と命名じた。この株はEcoR
VからHindnlまでの内部アミラーゼ遺伝子上の735bpの欠失がある。
α−アミラーゼ2ガテイブ株BAM112を用いて変異体α−アミラーゼを生産
した。まず変異体15(R123C)のコードDNAGp E 194neoに
クローン化しブロトプラストトランスホーメーシラン法を用いて(チャン(Ch
ang)およびコーエン(Cohen)、 1979 、 Mo1ecular
and General Genetics、168 。
111−115)、BAM112株にトランスホームした。変異α−アミラーゼ
遺伝子(R123C)の染色体組込みは50℃、20μg/alネオマイシン存
在下での選択後に行なった。いくつかの組込み体を卓翻し、両隣接配列で組換え
が起った後、123Cα−アミラーゼ遺伝子の組込みを選択し得る。第6図と同
様に染色体からプラスミドを切り出した。α−アミラーゼポジティブ、ネオマイ
シン感受性クローン、BAM115を選択し染色体地図で解析した。
例9(参考例)
N、 A、スミルノバ(Smirnova)等(Biological Abs
tracts、 87 。
隘7(1989)アブストラクト番号70127および7012B )で報告さ
れているB、アミロリクエファシェンス(amylolique−facien
s) α−アミラーゼ変異体TS141およびTS 191を実験室条件および
応用条件でテストした。例3で述べたプレートテスト法を用い、これら変異体の
熱安定性の低下を確認した。フェートバス法を用いpH5,5#よび6.5でT
S141および野生型、酵素の活性を比較したときTS141変異体α−アミラ
ーゼはpH6,5で通常の活性をもつがp H5,5でそのほとんどの活性はほ
ぼ失なわれる。この理由でT S 141 (Asp”’ −Asn”’ )1
変異体α−アミラーゼはベーキングに適していない、製パンにおいてT S
191 (Glu”’ =Lys”’ )変異体α7 ミ7− セ(7)熱安定
性は至適柔軟効果に必要な投与量から判定した。応用条件下におけるこの変異体
酵素の熱安定性は野生型酵素の熱安定性と同しである。それゆえこの変異体は有
用発現型を示していない。
工=
Fig、 2A
CAGGCGACGGCAAAAGAAATGTrTACGC;TTGCGGA
GTATrGOCAGAATAATGCCGGGAAA3763 3773 3
783 3793 3&)3 3813GAATrCGAGCTCGAGCTT
ACTCCCCATCCCCC℃T■込CAATrAAEATCGGC’rCC
rATAFig、3B
54’13 5帖3 5463
AAGC’rAATAAAAAAACACCTCCAA−荏CGGGTATCA
GCTTGGA語GCCT1’TATTTTTrCAGCCGiTATGACA
AGGT′CGGCATCAGGiTGTCAgAAATACGGTX?uAT
八GgN鳴πC辺面知C−諒4Ag廟シ零πA♀潔CAACACt;CACGC
AGCCGGAATCTTTC需諭JTAAQCGGCGATC(iT^JCC
AATATGGATTcTrCATCGGGATCGCTGCmTAATCAC
AACGTGGQATCCFig、3C
組合せ変異体
%
wtE12 7 12 13 14 26343536 37 383940
410% 活性
R123変異体
%
wt 15 42 43 44 45 46 47際忽忽% 活性
5°組込み
3・岨込み
アウトリコンビネーシ叢ン
□−染色体性B、アミロリクエファシェンス DNA==コ′ネオマイシン耐性
遺伝子
一−−−−菅 プラスミド配列
Fig、6
国際調査報告
−、1’yiA、−T6− PCT/NL 90100091−副1−一綱^帥
鴫麹−I亀 Pl’:T/NI Qn/1WI91国際調査報告
Claims (25)
- 1.微生物発酵工程の産物であり、かつ工業的応用条件下対応する野生型酵素に 比べて安定性が低い変異体酵素。
- 2.野生型酵素の1つ以上の所定の突然変異によって得られ、結果的に工業的応 用条件下で安定性の減少を示す変異体酵素。
- 3.べーキング条件下でのバンの性状を改善する請求の範囲1または2記載の変 異体酵素。
- 4.べーキング酵素、好ましくは細菌性α−アミラーゼである請求の範囲1また は2記載の変異体酵素。
- 5.べーキング条件下対応する野生型酵素に比べ低い熱安定性を示す細菌性α− アミラーゼである請求の範囲1または2記載の変異体酵素。
- 6.野生型酵素と比較して1〜10個のアミノ酸が異なるアミノ酸配列を有する 修正酵素をコードする遺伝子の発現によって得られる請求の範囲1乃至5のいず れか1項記載の修正酵素。
- 7.野生型酵素のArg123をCys123に置き換えたアミノ酸配列を有す る請求の範囲5記載の修正細菌性α−アミラーゼ。
- 8.B.アミロリクェファシエンスの野生型α−アミラーゼのアミノ酸番号11 3、114、116、123、163、164、166、238、316、32 2、345、349、356、386、394または398または相同的α−ア ミラーゼの相同的部位の少なくとも1つのアミノ酸が異なるアミノ酸配列を有す る請求の範囲5記載の修正細菌性α−アミラーゼ。
- 9.前記α−アミラーゼがバチルスα−アミラーゼ、より好ましくはB.アミロ リクェファシエンスα−アミラーゼである請求の範囲7または8項記載の修正細 菌性α−アミラーゼ。
- 10.請求の範囲3乃至9のいずれか1項記載のバン改善性を有する変異体酵素 の使用を含む生バンまたは同様の産物の生産工程。
- 11.請求の範囲3乃至9のいずれか1項記載のバン改善性を有する変異体酵素 を含む生バンまたは同様の産物。
- 12.生バンヘの請求の範囲3乃至9のいずれか1項記載のバン改善性を有する 変異酵素の包含を含むバンまたは関連産物の生産工程。
- 13.請求の範囲12記載の工程により生産されるバンまたは関連産物。
- 14.請求の範囲1乃至9記載の変異体酵素を生産し得る微生物。
- 15.内在性α−アミラーゼの発現の消失または不活性により変異体細菌性α− アミラーゼの生産に適合させた微生物。
- 16.請求の範囲1乃至9のいずれか1項記載の変異体酵素をコードする遺伝子 を含む微生物、好ましくは細菌、イーストまたは菌類、より好ましくは大腸菌、 バチルスまたはアスベルギラス、好ましくは枯草菌、バチルスアミロリクェファ シエンス、またはバチルスリチェニホルミス。
- 17.野生型遺伝子と比べ1〜10残基が異なるDNAを有する請求の範囲1乃 至9記載の変異体酵素をコードする遺伝子。
- 18.第2図のDNA配列を有する野生型遺伝子と比べ1〜10残基が異なる細 菌性α−アミラーゼをコードする請求の範囲14記載の遺伝子。
- 19.請求の範囲17または18記載の遺伝子を含むベクターまたはプラスミド 。
- 20.請求の範囲19記載のベクターまたはプラスミドでトランスホームした微 生物。
- 21.請求の範囲14乃至16または20記載の微生物の発酵を含み、かつ場合 によっては生成した変異体酵素を分離または精製することを含む請求の範囲1乃 至9のいずれか1項記載の変異体酵素の生産法。
- 22.工業的応用条件下望ましい安定性を有する変異体酵素の調製法であって、 a)野生型酵素をコードする遺伝子の変異、b)安定性が変化した変異体の選択 、 c)野生型酵素に対する対応するアミノ酸置換の測定、および、 d)選択した各アミノ酸置換を合せた変異体酵素をコードする変異遺伝子の形成 以上a)〜d)のステップを含む方法。
- 23.工業的応用条件下望ましい安定性を有する変異体酵素をコードする遺伝子 をクローン化した微生物の調製法であって、a)野生型酵素をコードする遺伝子 のクローニング、b)野生型酵素をコードする遺伝子の変異、c)安定性が変化 した変異体の選択、 d)野生型酵素に対する対応するアミノ酸置換の測定、e)選択した各アミノ酸 置換を合せた変異体酵素をコードする変異遺伝子の形成、および f)適当な宿主における変異遺伝子の再クローニング、以上a)〜f)のステッ プを含む方法。
- 24.請求の範囲23記載の方法で調製した微生物の発酵を含む工業的応用条件 下望ましい安定性を有する変異体酵素の生産法。
- 25.活性成分として請求の範囲3乃至9のいずれか1項記載のバン改善性を有 する変異体酵素を含むバン改良組成物。
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